2023年03月29日 17:33
男子プロゴルフツアーの今季国内開幕戦、東建ホームメイトカップが30日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で行われる。石川遼(カシオ)が29日、インコース9ホールの練習ラウンド後に取材に応じ、今季の抱負に「コツコツ」を3度繰り返した。プロ16年目のシーズンも、自身の理想に近づくためのゴルフ道を探求していく。 2020年春から大幅なスイング改造に取り組んでいる。今年もぶれずに突き詰める覚悟だ。「じっとコツコツと。昨日と今日では代わり映えないかもしれないですけど、そういう時期が今必要かなという感じ。落ち着いて、コツコツ積み重ねていくということを引き続き今年もやっていく」と話した。好スコアと根拠が密接に結びついたプレーを目指していく。 オフの間はトレーニングが中心で、18ホールのラウンドは3月に入ってから開始した。「オフはあっという間だった。もう始まっちゃうんだという感じ」。開幕戦から、ドライバーはキャロウェイのトリプルダイヤSを投入予定。昨年末から試し、「打感が柔らかくなって、音が小さくなっている。これは僕にとってはすごくポジティブ材料」と、好感触を得ている。 予選ラウンドは昨年大会覇者の香妻陣一朗、21年大会覇者の金谷拓実と同組になった。「2人とも本当にうまいし、今年もきっと上位でやる選手たち。楽しみだし、やっぱり優勝争いを一緒にしたい」。昨年まで2年連続予選落ちも、18年には首位発進から2位に入っている。よりよい明日を迎えるため、目の前の一打に集中する。
2024年04月27日 11:25
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第2日(26日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第2ラウンドが行われ、初日3オーバーの99位と出遅れた渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算1オーバーの45位に浮上し、2戦連続で予選通過した。
10番から出ると、15番パー5でバーディーを先行させた。後半は5番で第2打をピン手前4メートルに運び、2つ目のバーディー。6番で1メートル強のパーパットを外し、初ボギーを喫した。7番パー3はバンカーにつかまったが、第2打をピンそばに運んでパーをセーブ。8番で第2打を2・5メートルに運んでバーディーを奪った。
ラウンド後は中継局WOWOWのインタビューに答え、「チャンスも多からず、少なからず(の一日)だった。パー5で1個しかバーディーを取れず、苦しい一日だったが、何とかボギーを1個で抑えられて良かった」と振り返った。
初日の出遅れから巻き返すのは前週のメジャー、シェブロン選手権と同じパターン。「この2日間、もう少し上位にいられたら、自分にとってもプラスになるが、スタートダッシュでつまずいた分、難しい2日目を迎えることが最近多い」と分析した。それでも「残り2日(プレーが)できるのは、自分にとっては大きなことなのでしっかり頑張ります」と上位を目指す週末へ意気込んだ。
2024年04月27日 11:25
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第2日(26日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第2ラウンドが行われ、西郷真央(島津製作所)が3バーディー、3ボギーで連日の71で通算イーブンパーの31位で、日本勢最上位となった。
ともに99位から出た渋野日向子(サントリー)と古江彩佳(富士通)は、そろって69をマークし、1オーバーの45位で並んだ。71の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は2オーバーの61位で予選を通過した。
稲見萌寧(Rakuten)は71、吉田優利(エプソン)は75で、ともに5オーバーの105位となり、予選落ちした。
2024年04月27日 09:00
〝なっち先生〞こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。
そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載! 記憶に残るのはナイスショットよりもマナー!
コンペに参加したときなど、知らない人とプレーするときって緊張しますよね……。「とにかく同伴者に迷惑をかけたくないんです!」という理由から、私のもとにレッスンを受けにくる人もいらっしゃいます。その心意気と意欲はとてもいいと思いますが、ゴルフは“ミスのスポーツ〞とも呼ばれています。誰にだってプレーがうまくいかないときがあり、それが1日続いてしまう日もあるかもしれません。しかし、コースで練習したとおりにいかなくてもミスから学ぶことは多いので「勉強できた、知識が増えた」とポジティブシンキングでゴルフを楽しんでください。
それよりも、ゴルフにはナイスショットやナイススコアを出すこと以上に大切なことがあります。スポーツの世界における流儀といえば、なんといってもスポーツマンシップを守ることです。スポーツマンシップとは、一緒にプレーする相手を思いやり、ルールを守り、公正なプレーを行なうことが根本的な姿勢です。そのためには、冷静でいることが大切。タイガー・ウッズはミスショットのあと、怒りを10秒間爆発させてもいい、という自分のルールを作っています。11秒後には冷静な自分に戻るようにメンタルを切り替えているのです。
これは自分自身のためだけはでなく、同伴者に対してもメリット大です! 18ホールが終わったあとに同伴者は、あなたのミスやスコアはほとんど覚えていません。記憶に強く残っているのはプレー中の立ち振る舞いで、スポーツマンシップに則ったプレーをすれば、あなたを「清々しい好プレーヤーだ」と認定してくれます。
私も競技者のころは「タイガーと同じでは追いつけない! タイガーよりも短い5秒ルールで気持ちを切り替える!」という意識をもってトレーニングを行なっていました。このトレーニングを習慣化したことが今では日常生活でも多いに役立っています。イライラしたり不安でいることよりも冷静な態度でいると、成功のチャンスがグッとアップしますよ。
大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。
2024年04月27日 08:00
2020-21年の賞金女王・稲見萌寧が昨年、復活優勝を成し遂げた要因のひとつに新コーチ・柳橋章徳の存在があった。
2024年04月27日 07:45
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第3日(27日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
前日に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドが終了。62をマークした佐藤大平が通算10アンダーで、ヤニク・パウル(ドイツ)らと首位に並んだ。
67の木下稜介、68の吉田泰基が7アンダーで7位につけた。
67で回った木下裕太が6アンダーとし、68で回った中島啓太、川村昌弘らとともに12位。
金谷拓実、幡地隆寛は5アンダーで19位、蟬川泰果は3アンダー50位で決勝ラウンドに進出。
石川遼は3オーバー、137位で予選落ちした。
2024年04月27日 07:00
ワッグル編集部員が気になるギアを、コースを毎月レポート。率直な生の声を参考に、みなさんも打ってみて、回ってみて! ピン G430 MAX 10K Spec ●ロフト角/9、10. 5、12度●体積/460cc●ライ角/59. 5度●重さ・長さ/約302g・45.75インチ(ALTA J CB BLACK・フレックスSR)●シャフト/ALTA J CB BLACK、PINGTOUR 2.0 CHROME ほか●価格/10万4500円
発表会時の室内試打からいい手応えを感じたので、コースに出て「G430 MAX 10K」を打ってきました。ガーミンアプリのクラブセットに「PING 10K」と入力し、平均と最大飛距離を計りながらラウンド。
その結果、平均飛距離がいつもより10ヤードも伸びていました! ミスヒットしても大きく曲がらないから、飛距離ロスが少なかったのはデータを見るまでもなく感じましたが、とくにチーピンがフェアウエイの幅で収まってくれるので、ライのいいところを通って前へと進んでいく。
このドライバー、ヘッドが大きくタテヨコ合わせて1万超えの高慣性モーメントと深重心が売りなので、アベレージ向けの印象でしたが、左へのミスが怖いハードヒッターにも恩恵がありそう。左だけでなく右にもブレない、低スピンの高打ち出しだし、マッチするゴルファーのフトコロの広さ、どんだけ~! じつは全ゴルファー向け!? 大浪松之介 ベストスコア75
甥っ子と茨城のグランドゴルフに行った。午前中回り放題で400円。1日回り放題の食事付なら700円。ランチして回り放題のほうが断然お得、と思って700円払ったあとに食券の券売機を見たら、ラーメンやパスタ、カレーが700円前後だった。食事したらグランドゴルフがタダになるのと同じじゃん!笑
いかがでしたか? ぜひ、スコアアップに繋がる「G430 MAX 10K」を手に取ってみてください!
問合せ ピンゴルフジャパン clubping.jp
イラスト=成田草介
2024年04月27日 06:05
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
連日の日没サスペンデッドで、第2ラウンドは11人がホールアウトできなかった。37位で出た佐藤大平(30)=クリヤマホールディングス=が9バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに浮上した。ツアー未勝利のプロ9年目が、日欧共催大会で悲願をかなえる。
佐藤のアイアンショットが切れに切れた。後半8番で170ヤードを2メートル、9番は152ヤードを1メートル半に運び連続バーディー締め。「一打一打、必死にやっていた。ビッグスコアで自分でもビックリ」。62をたたきだし、リーダーボードの一番上に名前を載せた。
優勝争いの末に3位だった開幕戦で、ショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かり納得。即刻今週につなげた。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続ける30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれたら」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)
2024年04月27日 06:00
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、34)=フリー=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー、64で首位と1打差2位と好発進した。
2024年04月27日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。自家用車のタイヤを買い換えたことを報告しました。 安田プロの母親も絶賛!!そのタイヤの正体とは?
安田プロは「先日、ダンロップ様のタイヤVEURO 『VE304』に履き替えました」とコメントし、タイヤと自身の写真を公開しました。
「VE304」は高い静粛性を実現するためにノイズの発生源となる溝とピッチ配列を最適化。路面からの振動や騒音を効果的に低減し、滑らかで静かな快適な車内空間を実現しています。安田プロもその効果を実感しているようで「後部座席に乗っていても、とても静かで快適です!」「いつも試合の移動で長距離運転してくれる母も、疲れが出ないと絶賛してました」と新しいタイヤを絶賛しました。
最後に「タイヤをご検討の方は、是非チェックしてみてください!」とコメントした安田プロ。小学生のころからゴルフ道具はダンロップを愛用していましたが、タイヤもダンロップがお気に入りのようです。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。第1Rの続きから再開され、日没のため4組11人が競技を終えられなかった。37位から出た佐藤大平が62をマークし、ヤニク・パウル(ドイツ)らに並んで首位に浮上。川村昌弘(30)=JCR Pharmaceuticals=は日没サスペンデッドとなっていた第1Rを4アンダーの6位、引き続きプレーした第2Rは4バーディー、2ボギーの68で回った。
欧州ツアーを主戦場とする川村が、暫定10位の好位置につけた。14番グリーンから第1Rを再開し、22ホール少々を回った一日に「終盤は疲れた。良くもなかったけど、悪くもなかった」とさばさばした表情で振り返った。
18年末に欧州ツアーのQT突破後、5年以上同ツアーで戦うパイオニア。直近1年で日本選手が3人も優勝していることに「移動や環境になじめば、日本の選手はゴルフがうまいので驚きはしない」と見解を示す。昨今の円安には「物価はいつも驚く。ご飯とかは安くてクオリティーが高い。そういう意味では日本は最高ですね」と世界中を股にかける“旅人”ならではの視点で話した。
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。第1Rの続きから再開され、日没のため4組11人が競技を終えられなかった。2月末からのアジアンツアー「ニュージーランド・オープン」でプロ初優勝を果たした幡地隆寛(30)=ディライトワークス=は第1R後半の8番から再開し、同Rは2オーバーの130位の出遅れ。第2Rは8バーディー、1ボギーの63で回り、暫定で17位に浮上する猛チャージをかけた。37位から出た佐藤大平が62をマークし、ヤニク・パウル(ドイツ)らに並んで首位に浮上した。
これが世界で戦う幡地のゴルフだ。順延から再開された第1R終了後、次の18ホールは63の大爆発で、130位の大出遅れから17位に急浮上。2月末からのアジアンツアー・ニュージーランドオープンを制した力は伊達じゃなかった。
昨季ツアー4位の平均309ヤードを誇る飛ばし屋。だが、この日はパターがさえた。「去年の秋に変えて、自信を持ってパッティングできるようになった」と、特注でセンターシャフトにしたスコッティキャメロンの「ファントムX」を武器に3番から圧巻の5連続。4番は20ヤードからのお見事チップインだったが、それ以外は3〜5メートルをきっちり沈めた。
ツアー唯一の日欧共催。元々海外志向が強い幡地の頭の中には、岡山・作陽高の後輩が開拓した欧州経由、米国行きの“久常ルート”もちらりと浮かぶ。ジュニア時代は米国での試合に出場し「コースの広さや難しさ、本当に何も歯が立たなかった」。22年には米下部ツアーのQTに出場するも出場権を得られず、「アメリカには悔しい思い出しかないので、やっぱりそこに挑戦したい」と力が込めた。
猛チャージで週末は面白い位置に飛び込んだとはいえ、首位とは5打差。「(優勝を)意識してもしょうがないんで、まずは明日も良いゴルフをできるように」。2日連続の大爆発で、夢につなげる欧州制覇を狙う。
◆幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)1993年6月30日生まれ。広島県三原市出身。10歳からゴルフを始め、ゴルフ部のある岡山県作陽高に進学。同校の後輩には渋野日向子や久常涼らがいる。東北福祉大4年の15年には関東学生選手権を制し、同年12月にプロ転向。20〜21年シーズンには平均飛距離ツアー1位の313ヤードを記録した。188センチ、98キロ。
2024年04月26日 19:09
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
37位で出たツアー未勝利の佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに立った。
2024年04月26日 19:08
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
2週連続優勝中の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は5バーディー、2ボギーの69で、3アンダーで首位と6打差の25位で発進した。
国内ツアーでの3週連続優勝は2007年の全美貞(韓国)、19年の鈴木愛の2人だけ。初優勝から3週連続Vなら史上初の快挙となる。この日は前半に3バーディーと快調にスコアを伸ばしたが、後半に入り12、14番とボギー。それでも終盤に15番パー5でバーディーを取り、最終18番パー3は2メートルを沈めてバーディー。「前半はすごく良かったが、後半はミスパットもあってもったいなかった」と振り返った。
それでも、最後は良い形で締めくくり「明日につながるかと思います」と気持ちは前向き。残り2日へ「トップも伸びていて、全体的にスコアが出ている。自分もそういう(伸ばす)チャンスがあると思うので、明日いいスコアで回れるように頑張りたい」と視線を上げた。
2024年04月26日 18:41
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(26日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第2ラウンドが行われ、日没のためサスペンデッドで11人がホールアウトできなかった。3打差の37位から出た佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギー、62をマークし、通算10アンダーで暫定首位タイに浮上。サム・ベアストー(英国)、セバスティアン・ソーデルベリ(スウェーデン)、ヤニク・パウル(ドイツ)とともにトップに立った。
首位からスタートした吉田泰基(東広野GC)は15ホールを終え、8アンダーの5位。昨季日本ツアー賞金王で、今季欧州1勝の中島啓太(フリー)、川村昌弘(JCR Pharmaceuticals)はともに68で、6アンダーの12位から逆転を狙う。開幕戦を制した金谷拓実(Yogibo)は5アンダーの19位。蟬川泰果(アース製薬)は3アンダーで50位。
アマチュアの中野麟太朗(早大)は71と落とし、1アンダーの81位。石川遼(カシオ)は3オーバーの138位で予選落ちが確実となった。27日午前6時20分から競技再開が予定されている。
2024年04月26日 17:17
「男子ゴルフ、ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーを主戦場とする川村昌弘(30)=JCR Pharmaceuticals=が、日没サスペンデッドとなっていた第1Rを4アンダーの6位。引き続きプレーした第2Rは4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで暫定10位付近につけた。
午前6時半からの競技再開に、「なんせ朝が早くて眠たかった」。1日22ホールと少々をラウンドする長丁場で、第2Rは伸ばし切れなかっただけに「何も良くなかったけど、めちゃくちゃ悪くもなかったので。終盤は疲れてアイアンもピンに絡まなかった」と話した。
2018年の欧州ツアーQT突破後、同ツアーのシードを6季連続で維持。年間20試合以上を戦う中でも母国開催は年に1度で、ファンにとってはプレーする姿を見られる貴重な機会。「日本で応援してくれる人にとっては、もう渾身(こんしん)の試合。自分も本当に祈る気持ちで『ここだけは頼むぞ』という感じなので」と普段よりもプレッシャーが掛かる一戦で、まずは上位で予選を通過できたことにホッとした表情を浮かべた。
ここ1年は欧州ツアーでの日本選手の活躍も目立つ。昨年9月のフランス・オープンを制した久常涼や星野陸也、中島啓太が勝利を挙げた。ただ、先に長く同ツアーでプレーする川村は「移動とか環境になじめば、日本の選手はゴルフがうまい。全然驚きはしないですし、『普通にそうだよね』という感覚です」と後輩たちの活躍を見ている。
ただ、海外で活躍するには必要なことがあるという。ひとつは世界のコースへの対応力。「国が変わるとコースが変わる。日本だったら(コースの特色に大きな差があるのは)北海道と沖縄くらいかなと思うんですけど」。
もうひとつは「ゴルフ以外のことに“グッと”来ちゃうと難しい」。食事や生活面など、コース以外での対応力が必要なのだという。「好き嫌いがある子だったら(食事を)探すのも大変だと思う。自分は楽しめてますけど。若いうちに来れば楽しいと思いますよ」とひょうひょうとした表情で語る。
実際、3月のヒーロー・インド・オープンを制した中島啓太は、世界で戦うためにゴルフ以外にも努力と苦労を重ねていた。今週もDPワールドツアーのテレビインタビューには通訳を介さず答えているが、「自分でやっていかないといけないところ」と、さも当然な表情。優勝したインドの大会期間中には「毎晩お腹を壊した」と体重を3キロ落としたが、「でもちゃんと食事は取っていたんですよ」と体力を必死に維持しているようだった。
世界での戦いには過酷な側面があることは間違いない。それでも、欧州で優勝した3人は「楽しめてると思いますよ」と川村は見る。「やっぱりあとはゴルフするだけになっちゃえば、みんなゴルフはうまい」と本領を発揮できているからこそ、後輩たちの勝利にはおどろかなかったわけだ。