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2023年06月01日 05:00
アリエン・ロッベン、フランク・リベリ、マヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー……。かつてドイツの巨人バイエルン・ミュンヘンでプレーした宇佐美貴史は、サッカー史に名を残す名手とロッカールームを共にした経験を持つ。 スーパースターの一挙手一投足を間近で目にしていた宇佐美によれば、彼らはピッチ外でも異端児だったようだ。現在はガンバ大阪でキャプテンマークを巻く31歳が、バイエルン時代の印象的なエピソードを披露してくれた。 ――◆――◆―― ピッチ内外で一番強烈だったのは、リベリとロッベンかな。2人ともキャラが強烈。ぶっ飛んでて、クレイジーみたいな。ロッベンはけっこう孤高のカリスマという感じですね。一匹狼で自分のやるべきことに集中して、めちゃくちゃストイックで、あんまりブレない。だからチームメイトにも敵を作っちゃう、でも結果を出すからみんな認めてましたね。 リベリは仲の良い選手たちと群れるし、いたずら好きやし、話してるレベルも半端じゃない。ここでは到底話せないような話とかもしてるし。試合後にリベリがロッベンを殴っちゃったみたいなのもありましたね。【PHOTO】現地番記者が選ぶ「過去20年のバイエルン・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り! オランダの英雄ロッベンは、今年4月にフルマラソンで3時間切りを達成。現役引退からおよそ2年が経つなかでの偉業で、世界中を騒然とさせたが、元チームメイトの宇佐美に驚きはなかった。――◆――◆―― ロッベンとリベリの凄いところですよね。守備をしないみたいなイメージがあったかもしれませんが、2人ともめっちゃ走れるんですよ。チームのフィジカル練習なんてしたら、2人で一生走ってますからね。 その当時から持久系も凄かったですね。ロッベンはフィットネスというか、アスリートとしての肉体が半端じゃなかったです。あれくらいできるだろうなっていう。だから僕はマラソンの話を聞いても凄いなあというのはなかったです。当時から体力が凄かったんで。ちょっとマラソンのトレーニングをしたら、それくらいの記録を出せるだろうなあと記事を見て思いましたね。取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月26日 19:44
韓国サッカー界に激震をもたらした五輪予選敗退ショック。その余波は計り知れない。
現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで開催され、韓国はインドネシアと対戦。退場者が出て10人となりながらも追いつき、2対2で延長戦、PK戦にまでもつれ込んだが、これを10対11で落とす。韓国が五輪出場を逃すのは1984年のロサンゼルス大会以来40年ぶりで、連続出場記録は「9」で止まった。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
国内のファンやメディアから猛批判を受けるなか、大韓サッカー協会(KFA)が「五輪サッカー本大会に進めなかった点について」と題した謝罪文を公式HP上で発表した。「本日行なわれたU-23アジアカップの準々決勝で敗れ、パリ五輪の本大会に進めなかったことについて、ファン、選手、そして国民の皆様に深くお詫び申し上げます」と記した。
さらに「コーチングスタッフも選手も連続五輪出場を目ざしてベストを尽くしましたが、残念ながら目標を達成することができませんでした」と伝え、「サッカー代表チームを育成・支援する大韓サッカー協会に全責任があることは十分承知しており、あらためて頭を下げてお詫び申し上げます。今後、選手や指導者の育成、代表チームの運営体制を精査し、今日のような失敗が二度と繰り返されないよう、改善策を探っていきます」と続く。
そして最後に「当面の課題である代表監督人事を成功させ、現在進行中の2026年北中米ワールドカップ・アジア予選で好ゲームを披露し、国民に喜びをもたらすことができるよう最善を尽くします」と約した。
今年3月にU-23代表監督を務めたファン・ソンホン氏をA代表の暫定監督に指名。最終予選前の大事な時期に準備不足を招いたとの批判もあり、ユルゲン・クリンマン前代表監督の人事に絡んだチョン・モンギュ会長がまるで責任を取っていない点など、KFAを巡る非難は後を絶たない状況となっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 19:35
まさかの敗退劇に韓国サッカー界が揺れている。
現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで開催され、韓国はインドネシアと対戦。退場者が出て10人となりながらも追いつき、2対2で延長戦、PK戦にまでもつれ込んだが、これを10対11で落としてしまう。韓国が五輪出場を逃すのは40年ぶりで、連続出場記録は「9」で止まった。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
当然、韓国のファンやメディアからは怒りの声が続出。やはりチームを率いたファン・ソンホン監督を糾弾する向きが強く、元韓国代表のレジェンドは窮地に立たされている。韓国メディア『イーデイリー』は「1994年に裏切り者となったファン・ソンホンは、2024年にふたたび裏切り者となった」と題した記事を掲載している。
同メディアは「これだけ波瀾万丈のキャリアを歩んだレジェンドもいないだろう」と指摘しつつ、ファン・ソンホン監督の足跡を紹介。1994年アメリカ・ワールドカップで韓国代表は“悲願の初勝利”を目ざした。グループリーグ第3戦となったボリビア戦は過去最大のチャンスだったが、ここで決定機をことごとく外したのが26歳のエースだったファン・ソンホン氏。試合は0−0で終了し、帰国後の同氏を待っていたのは途轍もないバッシングだったという。
それでも、セレッソ大阪や柏レイソルでも活躍したストライカーは8年後にリベンジを果たす。2002年日韓ワールドカップでは母国をベスト4に導く原動力となり、不動の名声を掴んだ。
『イーデイリー』は「ファン・ソンホンは英雄のまま現役を引退し、指導者となってからも順風満帆だった。浦項スティラーズでの手腕が評価され、最高の韓国人監督のひとりと称えられる。そして五輪代表監督に抜擢されたのだ」と説明したうえで、「昨年の杭州アジア大会で金メダルを獲得するなど盤石だったが、今回の大失態は韓国サッカー史に消えない汚点を残した。相手は明らかに格下で負けたことのないインドネシア。衝撃であり、悲劇であり、惨事である」と断じた。
さらに『イーデイリー』は「屈辱的敗退の理由はいくつかあるが、監督が責任を回避することはできない。1994年のワールドカップから30年後、彼はまたしても韓国サッカー界の裏切り者となったのだ。まさに不運の伝説。韓国サッカー界でこれほどの不幸に見舞われたレジェンドはいない」と評した。
ファン・ソンホン監督は今年3月、暫定的にA代表の監督を務めた。更迭されたユルゲン・クリンスマン前監督の穴を埋め、ワールドカップ予選を戦うチームを救うべく承諾したが、五輪代表にとっては最終予選を前にしたきわめて重要な時期でもあった。
この点について『イーデイリー』は「強欲だったと言わざるを得ない。大事な合宿で不在となり、西アジアのチームを視察する機会も逸した。多くの専門家は理不尽だと異を唱えたものの、ファン・ソンホンが聞く耳を持たなかったのだ。結果的にA代表の暫定指揮は毒となった。誰のせいにもできない。なぜなら彼自身が選択したことなのだから」と論じている。
最後に同メディアは「30年前は名誉を挽回するまでに8年を要したが、今回も時間がかかりそうだ。裏切り者から英雄に戻る道を、彼はいかにして模索するのだろうか」との一文で締めくくっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 19:34
前回のニュースでお伝えした、スペインサッカー連盟の会長選挙と自浄能力ゼロ問題に新たな展開があった。
容疑者を新会長にはできない
あの後、ルイス・ルビアレス前会長の息が掛かったペドロ・ローチャが会長選挙に出馬。予想通り、評議員の圧倒的な支持を得て正式に候補となる一方で、他の候補たちは評議員の支持を集めることができず、出馬を断念。ローチャが新会長になるのも時間の問題かと思われたが、その直前にルビアレスを中心とする汚職スキャンダルの容疑を掛けられてしまった。つまり、ローチャ自身が容疑者となってしまったわけで、さすがに容疑者を新会長にするのはまずいということで、新会長選びはストップしていた。
連盟にはこれ以上打つ手がなく、監督官庁であるスポーツ高等委員会(CSD)が介入せざるを得なくなったのだが、これにFIFAが嚙みついた。政府の介入は民間の団体である連盟の独立性を揺るがす、という理由である。
これ、理屈としてはよくわかる。
あなたの会社の社長選びに役所が口を挟み、子飼いの新社長を就任させる、なんてのは私的自治の原則に反している。国家による統制であり、横暴である。
FIFAの規定によれば、国家が介入した連盟の代表やクラブは、FIFAとUEFA主催のコンペティションから追放されるペナルティを科される。つまり、今夏のEURO 2024とパリ五輪の参加資格を失うということで、加えて2030年のポルトガル、モロッコとの共同開催によるFIFAワールドカップの決勝戦の舞台がマドリッドである可能性も低くなった、と言われている。
臨時の監視委員会を設置?
しかし、だ。じゃあ自浄能力ゼロの連盟を放置しろ、というのか?
アンヘル・ビジャール、ルビアレスと二代連続で会長が汚職で逮捕された後に、汚職の容疑者を新会長に選べというのか? FIFAとUEFAが責任を持って、品行方正で清廉潔白な人物を送り込んでくれるというのか? 汚職スキャンダルなら“親分格”の両団体にそんな人物がいるのかは、はなはだ疑問である。
折衷案として、CSDは臨時の監視委員会の設置を決めた。
この監視委員会は上位機関として連盟の行動をチェックする。メンバーはサッカー界、法曹界、経済界の重要人物で、ビセンテ・デル・ボスケ元スペイン代表監督の参加が噂されている。空位を避けるためにローチャの新会長就任は認める。ただし彼には連盟の代表権のみを与え、それ以外のいかなる決定権も与えない。12月に現任期の満了を経て新会長の選挙が行われ、それにはローチャは出馬させない。この12月の新会長選挙の終了を見届け、監視委員会は解散する。
監視委員会設置についてはFIFAの承認を受けたとCSDは言っているが、FIFA側のリアクションはまだ。ローチャの権限を制限するとか選挙に出馬させないというのは、不当な国家権力の介入と言えば言えるわけで、まだまだ揉めるかもしれない。
Photo: Getty Images
2024年04月26日 19:08
U-23韓国代表は現地4月25日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝でインドネシアと対戦。
2024年04月26日 18:25
捲土重来を目ざす大宮が、J3唯一の無敗で首位を快走中だ。
ここまで10試合を戦い、7勝3分の勝点24。今季から加入し、さっそくチームの顔となった元日本代表FW杉本健勇が「欲を言えば勝点30を取りたかったけど、いろいろなプレッシャーもあるなか、開幕して最初は硬かったのが、みんなよくここまでやっていると思う」と振り返る。自身は10試合すべてで先発すると7試合はフル出場し、5ゴール、2アシストと攻撃の柱を担う。
大宮は昨季、クラブ設立25周年の節目でJ3に降格した。2016年にはJ1で5位になったこともあるだけに、残念すぎる結果だった。そこから這い上がるため、今季は“J3優勝、J2昇格”を掲げて1年での復帰を誓う。新任の長澤徹監督は「今年の大宮は限界まで戦う。これだけは約束します」と新体制発表で言い切った。
その言葉どおり、スタートダッシュに成功した。
好調の軸として目を向けたいのは、守備面だろう。昨季はJ2で2番目に多い71失点を記録し、長澤監督はチーム始動時から「当事者」を意識させてきた。71失点のうち、数本でも防げていれば結果は違っていたかもしれない。「シュートと一緒で『一番、最後の対応はどうなの?』」と選手に問い掛けながら整備を進め、現在はJ3で2番目タイに少ない6失点だ。
【PHOTO】熱い応援でチームを支える大宮アルディージャサポーター
たとえば、プレシーズンの沖縄合宿では、柔らかいボールを使うなどして特訓を重ねた。大宮U-18から昇格したルーキーで主力を張る市原吏音は「シュートする選手に一歩でも近づいてプレッシャーを掛ける、ずっと避けないで身体に当てるとキャンプから叩き込まれた」と明かす。「最後に自分たちも当てる自信はある」とまでになった。
「ボックスディフェンス」(濱田水輝)にも、よりこだわっていると浦上仁騎は言う。
「元々、できる選手はいるけど、(ディフェンスについて)免疫がついていない選手もいた。練習から落とし込んだことで、『この選手がそういうディフェンスするんだ』『できるんだ』というシーンもあったし、それは確実に練習の効果だと思う」
さらに、攻撃陣も加わって守備に奔走している。
フィールドプレーヤーではただ1人、開幕からフル出場する小島幹敏は「守備の時にすごく活気がある」と実感。「健勇君や(藤井)一志らフォワードがめちゃくちゃ距離を走っている。プレスバックもそうだけど、福島戦でサイドの(中野)克哉がゴール前まで戻ったり。それがすごいし、球際も含めて原点に返ったような根底というか、大事なところの質が上がっている気がする」。
「賞賛を浴びるのは点を取った人になるが、僕らの世界では意外に逆だから」と長澤監督。「勝負を決めるプレーは反対側にある。そこも理解はして、価値を持ってやっているとは思う。ミーティングでちゃんと褒めているから大丈夫です」と目を細めた。ハイプレスを仕掛けつつも、水際はしっかりと守り抜く頼もしさがある。
攻撃面では、チームはJ3で4番目に多い17得点をマークし、毎試合で先制点を奪っている。チームトップスコアラーの杉本は「ゴールに目が行きがちだけど、シュートブロックなどは守備の選手がたくさんやってくれている」と堅守に感謝。「その分も前は点を取らないといけない」と、フィニッシュだけでなく、ポストプレーやチャンスメイクなどでも走り回る。
このほか、泉柊椰や中野誠也、藤井に泉澤仁と攻撃陣が点を決めた一方、守備陣も良い働きを見せ、17得点中6得点がDFの選手たちのゴールだ。濱田、市原が決めたセットプレーだけでなく、SBの茂木力也と下口稚葉の得点は攻撃参加したからこそ。攻守にわたって助け合い、相乗効果を生み出しながら戦えていることの影響は大きい。
また、メンタル面の向上も好調の下支えになっている。杉本はこう話す。
「目の前の相手に負けないというところや、この試合に絶対勝つとか、そういう気持ちの部分、闘志みたいなものが、僕はもっと『出せ、出せ』と思っていて、個人個人で徐々に出てきている。やはり本当にチームが活気づくんですよ。そういう選手がいると燃える。一人ひとりの要求も増えてきているし、良いと思う」
小島も続く。「1点差で勝っている時や、ラスト10分などの雰囲気がすごいんですよ。ヒリヒリ感が」と嬉しそう。「カウンターを食らいそうなミスがあったら、めちゃくちゃ『おい!』みたいな感じで何人かが怒るみたいな。良い雰囲気だなと思う。俺もちょっと言っていますよ。勝ちに対しての雰囲気がすごく良くて、それが今、良いなって」。
長澤監督は10試合を一区切りとし、そこでの戦いぶりで立ち位置が決まるとしていた。選手たちが手応えを深めて首位に立ち、長澤監督は「自分たちは自分たちのやるべきことを、というところで上を見なくていいという感じかな。自分たちに集中していける」とする。「この次の10試合がまたすごく大事になるので、しっかり戦っていきたい」とした。
キャプテンの石川俊輝は「チームとしても個人としてもそうだけど、まだまだ過程」と甘んじることはない。下口は「テツさんはしっかり戻ることやボールに寄せることなど、難しいことではなくて『当たり前のことをどれだけ追求できるか』というところを求めている」と、今後も妥協なく突き詰めるつもりだ。
元ポーランド代表のシュヴィルツォクや泉澤、富山貴光と負傷離脱していたアタッカーも戻ってきた。攻撃力アップが期待でき、大宮の脅威は増していくだろう。
まずは4月27日に敵地で行なわれる次節の3位・今治との上位対決が大切。古巣戦になる下口は、「『この試合がラストなんだ』というぐらいの気持ちでと、長澤監督に話してもらった。どれくらいの気持ちを懸けられるか」と集中を保つ。
残りは28試合。ここから先も応援歌のタイトルのように、“無敵大宮”のまま目標達成へと突き進んでいきたい。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
2024年04月26日 18:14
アフリカで前代未聞の珍事が発生したようだ。25日、イギリスメディア『BBC』が驚きをもって報じている。
事件の舞台となったのは、アフリカ各国のクラブが参戦するCAFコンフェデレーションズカップ。アフリカ王者を決めるCAFアフリカチャンピオンズリーグの下位にあたる大会で、欧州サッカー連盟(UEFA)で言うところのヨーロッパリーグ(EL)のような位置付けとなっている。この大会の準決勝ファーストレグにおいて、試合への出場を拒否したチームが3−0の勝利扱いとなる前代未聞の事態が発生した。
USMアルジェ(アルジェリア)とRSベルカンヌ(モロッコ)の顔合わせとなった準決勝は、現地時間21日にUSMアルジェの本拠地でファーストレグが開催された。しかし、RSベルカンヌの選手たちが19日にアルジェリアに入国した際、ファーストレグで着用予定だったユニフォームが税関職員によって没収。これを受け、RSベルカンヌの選手たちは試合開始時間になってもロッカールームに留まり続け、遂にピッチへ姿を現すことはなかったという。
没収理由はユニフォームのデザインとのこと。RSベルカンヌが着用予定だったユニフォームには、西サハラの係争地域を含むモロッコの拡張地図がプリントされており、これをアルジェリアへの政治的挑発と捉えた税関が没収に踏み切ったようだ。なお、RSベルカンはこのデザインが施されたユニフォームをシーズン通して着用しており、過去のアフリカサッカー連盟(CAF)主催の大会でも使用していたようだ。
CAFは25日、準決勝ファーストレグを没収試合とすることを発表。USMアルジェやアルジェリアサッカー連盟(AFF)の対応が不適切だったとして、同試合はRSベルカンヌの3−0での勝利扱いとなった。なお、追加制裁の可能性を検討するため、同事案は懲戒委員会に付託されたとのこと。現地時間28日のセカンドレグは予定通り開催される見込みだという。
アルジェリアとモロッコの両国は長らく緊張関係が続いており、2021年にはアルジェリア政府が国交の断絶を発表している。
2024年04月26日 18:00
アメリカ4部リーグ相当のUSLリーグ2に所属するサンフランシスコ・グレンSCは3月、新サプライヤーLexaによる2024シーズンのユニフォームを発表した。
最近のサッカーユニフォームからは完全に消えていた、アイルランドのビールブランド「Guinness(ギネスビール)」。このロゴマークが2024年にアメリカで“復活”し、マニアックなユニフォーム好きの間で密かに話題を呼んでいる。 San Francisco Glens SC 2024 Lexa Home
サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa ホーム ユニフォーム
キットサプライヤーと胸スポンサーのどちらも新契約となった2024ユニフォーム。注目はやはり胸のGuinnessロゴだ。ちなみに昨年までは同じくビール系の「Carlesberg」ロゴを付けていた。
ユニフォームとGuinnessロゴといえば、イングランドのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)が着た1980年代のユニフォームが最も有名だろうか。
実は、これまでに同ブランドのロゴを付けたチームはQPRやコーク・シティ(アイルランド)などで、その数は極めて少ない。おそらく2000年代以降のサッカーユニフォームでは、今回のサンフランシスコ・グレンが初めてのGuinnessロゴではないかと思われる。San Francisco Glens SC 2024 Lexa Away
サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa アウェイ ユニフォーム
新アウェイユニフォームはオフホワイトを基調とし、ホームと同じように印象的なグラフィックを施している。この独特な模様の正体は、ケルトの象徴であるケルティック・ノットだ。
クラブはアイルランド系アメリカ人のアマチュアクラブとして創設され、アイルランドとつながりが深いスコットランドの名門セルティックとも友好関係にあるという。ホームユニフォームの色がグリーンである理由も、ここにあるようだ。
そんなクラブが、アイルランドが世界に誇るビールブランドのGuinnessとパートナーシップを締結。ケルトの色濃いユニフォームデザインも納得である。
Guinnessも!酒スポンサー大国のイングランドで「ビールの胸ロゴ」を付けた8つのチーム
新ユニフォームは女子チーム用も同時に発表となった。デザインは基本的に男子用と同じだが、アウェイは襟なしのVネックを採用している。
Guinnessロゴのみならず、美しいアイリッシュデザインもユニフォームファンに好評。2024年の隠れ名作候補となりそうな新ユニフォームは、クラブの公式オンラインストアで5月31日まで予約を受け付けている。
2024年04月26日 17:20
「課題解決力を身につける必要がある」
4月20日のJ1第9節・ヴィッセル神戸戦(0−1)で今季初先発を飾った34歳は、冷静に課題を見つめている。
2024年04月26日 17:07
まさに死闘だった。
4月25日に行なわれたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝で、インドネシアは韓国と対戦。常に先行する展開も追いつかれ、2−2で突入したPK戦を11−10で制し、ベスト4に進出した。
どちらに勝利が転がってもおかしくない接戦で凱歌をあげた。インドネシアメディア『CNN Indonesia』は、「U-23アジアカップでインドネシアが韓国を破った際にVARが役に立った3つの瞬間」と題した記事で、試合を振り返る。
「インドネシア代表チームとVARの関係は、まるでジェットコースターのようだった。実際にVARの判定が、インドネシアが準決勝に進むための“助っ人”となった。韓国に対して有利となるVAR の瞬間が、1つだけではなく、少なくとも3つはあった」
【動画】韓国FWがセレッソ戦士を踏みつけて一発レッド
記事では、恩恵を受けた3つの瞬間を以下のように挙げた。
「1つ目は、韓国が8分にイ・ガンヒが決めたゴールだった。このクイックゴールは、VARレビューに基づいて、韓国の選手がオフサイドポジションにいたため、主審ショーン・エバンスによって認められなかった」
「2つ目は、途中出場のイ・ヨンジュンがジャスティン・ハブナーへのファウルでレッドカードを受けた時だった。U-23アジアカップで韓国の得点王となったストライカー、イ・ヨンジュンは当初イエローカードを受けたが、VARが介入し、エバンス主審がオンフィールドレビューで確認した後、レッドカードに変更した」
「3つ目は、ジャスティン・ハブナーのPKが主審によってやり直しと判断された時だった。ジャスティンはPKを失敗も、韓国のゴールキーパー、ペク・ジョンボムの違反があったため、やり直しが決定。VARのレビューに基づいて、キックが行なわれる前にペク・ジョンボムの両足がゴールラインから離れていたため、ジャスティンのPKはやり直された。PK戦でインドネシアの5人目のキッカーを務めたジャスティンも、無事に任務を終えることができた」
現代サッカーに導入されたテクノロジーの助けはあったかもしれないが、それでも優勝候補を相手に最後まであきらめず、死力を尽くしたインドネシアの戦いぶりは印象的だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 17:06
U-23韓国代表は現地4月25日、カタールで行なわれているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準々決勝でインドネシアと対戦。退場者を出したなか、2−2で持ち込まれたPK戦で敗れ、五輪への連続出場が「9回」で途絶えた。
対戦したインドネシアを率いるのは元韓国代表のMFで、同国の代表監督も務めた経験があるシン・テヨン監督だ。
【PHOTO】U-23日韓戦の会場を華やかに彩った韓国女子サポーターを特集!
韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、そうした経緯を踏まえ、「インドネシアファンの嘲笑」と題した記事を掲載。SNS上でインドネシアのファンから次のような声が上がっていると報じた。
「君たちが捨てた監督に粉砕された気分はどうだ?」
「勝っても負けても、インドネシアのファンは監督に卵を投げない」
「インドネシアは弱くない」
「ありがとう」
同メディアは「その批判に何も言えない」と綴っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 16:55
インテルが主力選手との契約延長に向けた動きを強めているようだ。25日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現地時間22日に行われたミラノ・ダービーに2−1で勝利し、3シーズンぶりのセリエA優勝が決定したインテル。ここまで33試合を消化しての戦績は27勝5分1敗で、1−2で敗れた昨年9月のサッスオーロ戦以降はリーグ戦で実に27試合無敗を維持。5試合を残してのスクデット獲得は、昨シーズンのナポリや2018−19シーズンのユヴェントスらと並ぶセリエA最速タイ記録となっているようだ。
今回の報道によると、セリエA制覇という重要目標を達成したインテルは、主力選手との契約延長交渉を再開する予定とのこと。2026年6月末で現行契約が満了となるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとイタリア代表MFニコロ・バレッラとの交渉を優先的に進めるようだ。選手サイドとの交渉は過去数カ月に渡って行われてきたものの、現時点で新契約の締結には至っておらず。しかし、クラブ側はリーグタイトルを獲得したことで選手との絆がより一層深まったと考えており、合意に自信をのぞかせているようだ。
一方で、2025年6月末に現行契約が満了となるオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースについては、今シーズン終了後の去就が不透明だという。既に昨年秋の時点で新契約が提示されたものの、選手サイドがこれを拒否したとのこと。クラブ側は昨年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へフリートランスファーで移籍したスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルと同様の事態は何としても避けたいと考えており、契約延長が見込めない場合には、移籍金が発生する今夏のタイミングで売却に踏み切る可能性が高いという。
なお、新シーズンに向けての補強については、ポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミとナポリ所属のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキの加入が濃厚と報じられている。
2024年04月26日 16:04
4月27日、湘南ベルマーレはJ1第10節で北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦する。
2024年04月26日 16:02
ニューカッスルに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスの契約に設定されている契約解除条項には有効な期間が存在しているようだ。
現在26歳のギマランイスは2020年1月に母国のアトレチコ・パラナエンセからリヨンに完全移籍。すぐにチームの主力に定着し、公式戦通算71試合に出場。また、2020年11月にブラジルA代表でデビューを飾り、これまで20試合に出場しているほか、2021年夏には東京オリンピックにも参戦し、全6試合に出場して母国の金メダル獲得に貢献した。
2021年10月にサウジアラビア政府系ファンドに買収され、世界屈指の資金力を手にしたニューカッスルへと2022年1月に完全移籍すると、今シーズンはここまで公式戦45試合出場で4ゴール8アシストを記録するなど、中心選手としてチームを牽引している。
そんなギマランイスは昨年10月に2028年6月30日までとなる新契約を締結したものの、ニューカッスルはプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に遵守する必要があることから、資金捻出のために売却される可能性も浮上しており、イギリス紙『テレグラフ』ではマンチェスター・シティやアーセナル、パリ・サンジェルマン(PSG)などから関心が寄せられていることも報じられている。
なお、ギマランイスの契約には1億ポンド(約195億円)の契約解除金が設定されていることも伝えられているものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、これが有効となるのは5月の最終週から6月の最終週の初めまでと期間が設定されているという。
これ以降は、ニューカッスルに移籍金額を決める権利が発生する模様で、1億ポンド以上が要求されることが予想されている。このため、関心を寄せているクラブはギマランイスを確実に獲得するためには迅速に行動する必要があると見られているが、果たして同選手は今夏にニューカッスルを離れることはあるのだろうか。
2024年04月26日 16:00
現在プレミアリーグ5位につけるトッテナム。アストン・ヴィラと最後のCLの1枠を争っていること、さらに優勝争いをしているマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールとシーズン終盤にすべて対戦することで、今季の行方を握るチームとなっている。
しかし、スパーズ自身は優勝争いに加わることができなかった。序盤はアンジェ・ポステコグルーの超攻撃的なサッカーを火を吹き、一時は首位に立つなど勢いを見せていたが、ケガ人が重なったこともあって徐々に失速。4位争いのライバルであるアストン・ヴィラを4-0で破ったかと思えば、先日はニューカッスルにいいところなく0-4で敗れるなど不安定さが目に付く。
元トッテナムのDFであるパスカル・シンボンダ氏は、来季スパーズがなんらかのタイトルを獲り、リーグの優勝争いに絡むためにいくつかのポジションに補強が必要だと語っている。英『football.london』が伝えた。
「来季、トッテナムはトロフィーを獲得しなければならないと思う。それが特別なものを築きはじめる方法だ。FAカップであろうとカラバオカップであろうと、タイトルに挑戦することができる。我々とトップ3との差は実際にはそれほど大きくないと思う」
「この夏、チームを強化することは非常に重要だ。厚みを加える必要がある。まず第一に、後ろの質をもう少し高める必要があると思う。おそらく1人か2人のセンターバックだ。そしてミッドフィールダーを追加する。クロード・マケレレのような選手は攻撃のことを考えず、バック4を守ることだけを考えてくれる」
「そうなれば、あとは前線だ。昨夏にハリー・ケインが去ったときに失ってしまった、シーズンに20〜25ゴールを決める選手を連れてくる必要がある。オリー・ワトキンズは非常に優れていて、力強い。彼はゴールがどこにあるか知っている」
ジオバニ・ロ・チェルソ、ピエール・エミール・ホイビュルク、セルヒオ・レギロンなど放出候補といわれる選手が何人かおり、同メディアによればすべて売却に成功すれば1億ポンドほどの資金を捻出できるという。シンボンダ氏はセンターバック、守備的MF、ストライカーの3ポジションを補強ポイントとして挙げたが、来季スパーズは3強に迫るほどのスカッドを手にすることができるだろうか。
2024年04月26日 15:58
ラツィオの鎌田大地は以前からブンデスリーガ復帰のうわさが後を絶たない。新天地候補のひとつと言われるのが、板倉滉や福田師王が所属するボルシアMGだ。
しかし、クラブ幹部によると、鎌田を獲得することはないかもしれない。
イタリア『Corriere dello Sport』紙によると、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDは、ドイツ『Sportbuzzer』で「カマダが素晴らしい選手なのは疑いがない」と話している。
「そのクオリティで我々を助けられるかもしれないのは確かだ。しかし、彼のサラリーはその考えを絵に描いた餅とする。多くの収入が生まれない限り、ボルシアMGに出せる額ではないからだ」
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
昨年夏、フランクフルトを契約満了で退団し、ラツィオに加入した鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず。2024年になってから出番が激減し、契約が延長オプションつきの1年ということもあって、今夏の再度のフリー移籍が取りざたされてきた。
だが、3月にサッリが辞任すると、後任のイゴール・トゥドール監督は鎌田を重用。就任からリーグ戦全試合で鎌田をスタメンに起用している。状況が好転したのを受け、鎌田の去就はさらに注目されているところだ。一時は退団の意向をクラブに伝えたとも言われたが、鎌田自身は何も決まっていないと話している。
ラツィオはフェリペ・アンデルソンが今季限りで退団することを発表。ルイス・アルベルトも契約解消を申し入れたと明かしており、主将チーロ・インモービレの去就も合わせ、近年の主力だった選手たちがこぞっていなくなるかもしれない。
新体制が好発進したことで、トゥドールによる改革を進めていくとも言われるラツィオ。鎌田にとっては、シーズン終盤戦が今後を大きく左右する可能性もある。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部