2024年03月28日 10:22
「選抜高校野球・準々決勝、星稜5−0阿南光」(28日、甲子園球場) 星稜が阿南光を投打に圧倒し、石川県勢初となる春ベスト4へと進出した。 阿南光の先発は、ここまで2試合連続で2桁奪三振をマークしていたエース・吉岡ではなく、2年生右腕の大坂。初回、2死一塁から、二盗で得点圏へ走者を進めると、4番・萩原が三遊間突破の適時打で先制した。 続く二回にも、先頭・能美が三塁打で出塁すると、続く専徒が右前打を放ち2点目を挙げた。さらに連打で1点を加えると、阿南光は吉岡にスイッチ。この後、併殺打の間に1点を加え、4−0と序盤から主導権を握った。 四回には四球で出塁した先頭の能美が1死後、二盗、三盗を決め、中島の右前打で5点目のホームを踏んだ。 投げては、今大会初先発となった2年生右腕の戸田が好投。キレのある速球に変化球を制球良く低めに集めて阿南光打線を寄せつけず、9回を2安打完封勝利をマークした。
2024年04月28日 11:36
「ソフトバンク−西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクは牧原大成内野手の出場選手登録を抹消した。
牧原大はこの日試合前練習に参加していた。小久保監督は詳細を伏せたが、その途中に何らかのアクシデントがあった模様だ。
牧原大は今季チーム全23試合のうち22試合にスタメン出場していた。打率.280、0本塁打、4打点の成績を残していた。
その牧原大に代わって三森大貴内野手を登録した。三森は開幕1軍だったが、今月2日のロッテ戦の試合前シートノックの際に右手を負傷し、右示指末節骨骨折と診断されていた。当初は全治4週間とされたが、19日のウエスタン・広島戦から復帰していた。
2024年04月28日 11:33
フロリダ大の二刀流左腕、カグリオーンが26号満塁弾を放った
“大谷翔平2世”として注目を浴びているフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手が27日(日本時間28日)、アーカンソー大戦で26号満塁弾を放った。6日から23日(同7日から24日)にかけて9試合連続を含む11戦11発。2試合は本塁打なしも今度はグランドスラムと、注目度は増し続けている。
「2番・投手」として先発出場すると、1-1の同点で迎えた4回、2点を勝ち越すと2死満塁のチャンスで打席が回ってきた。カウント1ボール2ストライクから低めの球をヒョイと手首を返しながらスイング。軽く打ったようにしか見えないが、グングン伸びる打球はあっという間に中堅スタンドに吸い込まれた。
これには放送席も「軽く打って打球速度は106マイル(約170キロ)。私の場合ゴルフボールを打ったって106マイル出せるか分からないのに」「彼は置きに行っただけなのに、飛距離405フィート(123メートル)」と大興奮。ファンも「(満塁でも)歩かせるべきだった」「いったい今、どうやって打った?」「この男、たった今片手で満塁HRを打った」と驚きを隠せない様子だった。
また、投手としては4回3失点で、5回以降も指名打者として出場を継続。試合前の時点で9試合に登板して5勝0敗、防御率3.86の成績を残している。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 11:05
地元紙のハリス記者がホッケー殿堂訪問時に…レジ係に伝えられた一言
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)から敵地でブルージェイズとの3連戦に臨んでいる。昨年12月にはブルージェイズが大谷獲得間近という誤報が流れ、その翌日にドジャースと契約合意。そのような経緯から打席でブーイングを受けているが、番記者までブラックジョークの洗礼を浴びていた。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は、自身のX(旧ツイッター)に「ホッケーの殿堂から挨拶。ショウヘイ・オオタニはブルージェイズと契約しなかったからこの中には入れないと、レジ係の人が私に言ってきた」と投稿。野球と関係ない競技の施設での出来事だったようだ。
ブーイングを受けた球場だけでなく、街中にまで広がる大谷への冷遇にファンも反応。「もはや永遠にネタになりそうな大谷さん」「やりすぎだが、おもしろいな」「めっちゃ擦るじゃん」「大谷翔平が出入り禁止なのは世界中でここだけ」「大谷くん何にも悪いことしてないのにずっとネタにされるねこれ」との声があがっている。
一方、大谷は26日(同27日)の初戦、初回の第1打席で7号ソロ。試合後には「僕がブルージェイズのファンだったら、普通にブーイングすると思いますし、野球、スポーツの一環かなと思います」と理解を示すコメントを残している。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 10:26
昨年12月にブルージェイズ移籍間近の誤報、打席でブーイングを浴びている
ドジャースの大谷翔平投手は、26日(日本時間27日)から敵地でブルージェイズとの3連戦に臨んでいる。
2024年04月28日 10:01
昨年オフ、FAとなっていた大谷のブルージェイズ移籍騒動が勃発した
ドジャース・大谷翔平投手はエンゼルスからFAとなっていた昨年オフに「ブルージェイズ移籍間近」と報じられたた。結局は誤報だったが、一部米メディアによって、ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられたことで、日米を巻き込んだ大騒動となった。26日(日本時間27日)から、ブルージェイズとの今季初カードとなる3連戦を迎えたことで、地元紙で改めて当時の“背景”が報じられた。
ドジャースの地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「『彼はブルージェイズの一員になる』。ショウへイ・オオタニがトロントへ飛ばなかった日の裏側」の見出しでコラムを掲載した。去年の12月8日(同9日)、トロントをベースにしているフリーランスの写真家で、ブルージェイズファンのカルロス・オソリオ氏がSNSをスクロールしていた際に大谷に関するメディアの憶測を見つけ、空港へ向かった時の本人の話として紹介した。
カリフォルニア州のオレンジ・カウンティからトロントへ向かうプライベートジェットを追跡する投稿から始まった。オンラインの探偵たちは、それが大谷をブルージェイズとの面談または契約に連れていく飛行機に違いないと推測。その後、「MLBネットワーク」の1人のレポーターが複数の匿名ソースからの情報として「ショウへイ・オオタニは今日トロントに向かっている」と断言した。
オソリオ氏は好奇心が掻き立てられ、さらに自身のブルージェイズ・ファンの血が騒ぎ、行動に出た。ロイター社の編集者たちにメールを送り、予想される大谷の到着を写真に納めるためにトロントのピアソン空港に車で行く話を持ち掛けた。彼は複数のカメラマンとサインを求める人たちとともに、その飛行機が現地午後4時23分に着陸するのを見届けた。大谷がまもなく目の前に現れると期待していた。
「大変だ、さあ来るぞ。僕らが最初にオオタニの写真を撮ることができる」飛行機から降りてきたのはTVパーソナリティのハージャベック氏だった
オソリオ氏は駐機場に向かいながら気持ちを昂らせた。しかし階段を下りてきたのはカナダの実業家でTVパーソナリティのロバート・ハージャベック氏だった。飛行機は同氏のプライベート・ジェットで、当然ながら大谷は乗っていなかった。
オソリオ氏は飛行機に大谷が乗っていないことが分かった時、悔しさを募らせた。さらに最近、オソリオ氏が当時の心境を振り返ったという。「ロバート(・ハージャベック氏)がこの飛行機から降りて車に乗るのを見るのにちょうど間に合った。それだけだったんです」と“空振り”に終わったことを自嘲気味に語った。
「その飛行機をしっかり調べていたら、もしかしたら、ハージャベックとその飛行機だと分かったかもしれません」。オソリオ氏は笑い、「ですが、あまりに気持ちが盛り上がっていて。(大谷が)乗っているに違いない。彼が来る。彼がブルージェイズの一員になる。僕らはワールドシリーズを制覇する、という感じでね」と続けた。
これが昨年12月に起こったトロント移籍騒動の“背景”だという。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 10:00
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に谷繁元信氏が出演し、巨人のドラフト1位・西舘勇陽について言及した。
谷繁氏は西舘について「キャンプを見た時にまず最初に先発じゃないなと思ったんですね」と話し、「やっぱりショート、1イニング全力で行くとかなり強いボールを投げられる」と分析。
「スライダー、フォーク、僕の経験で言うとドラゴンズ時代の浅尾に似ているなとすごく感じて、阿部監督ともその時にちょっと話したんですけど、阿部監督もそういう起用法にしようかなという雰囲気はありましたけどね」と現役時代の11年にリーグMVPを獲得した浅尾拓也に似たタイプの投手と評価。
「オープン戦の時はそこまでストレートの力、走りが良くなくて、どうするのかなと思ったら、楽なあたりから1イニングを投げさせて、すぐ全力で行ったら1イニングをかなりいけるなと。そこからすぐに勝ちゲーム、大勢を繋がる前に任せましたよね」。
西舘はプロ初登板となった3月29日の阪神戦で1回を無失点に抑えると、4月25日の中日戦にかけて10試合連続無失点、ホールドをマーク。4月26日のDeNA戦でプロ初失点、プロ初黒星を喫したが、ここまで11試合、0勝1敗10ホールド、防御率2.79の成績だ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月28日 10:00
昨年エスコンフィールド北海道が誕生し、プロ野球12球団のうち4球団の本拠地が天然芝の球場(甲子園は内野全面土)となっている。変わりゆく球場文化の中で天然芝、人工芝両方を本拠地としたことのある楽天の監督、選手にそれぞれの特徴と違いを聞いた。
◇ ◇
現役時代ロッテ、楽天でプレーした今江監督は楽天に移籍後、天然芝に苦労した経験を持っていた。人工芝のメリットとしては、イレギュラーバウンドがほとんどないこと。「(打球の)イメージができるので楽でした。天然芝は、神経と頭を使うので疲れます。(雨上がりでなくても気温差などで)ぬれていることもあるし」と語った。
ここ最近は人工芝も、より天然芝に近づけるため、柔らかいものになっている。指揮官は「体的に疲れは減るけど、ゴムチップが多くて意外にイレギュラーしたり。足を取られたりする」と変化を感じていた。
同じくロッテから移籍してきた鈴木大は「人工芝は照り返しが強いので、夏場は下からの熱があるし、足の疲れは全然違う」と疲労度に差があるとした。さらに人工芝でも球場ごとに特徴があるといい「京セラドームは難しい。(打球の)跳ね方が強いので、前に行くのか、後ろに引くのか一瞬の判断が問われます」と一概に人工芝だからといって、気が抜けるということでもないようだ。
また、中日から移籍の阿部も「人工芝の方が体的にはきつい」と疲労度には差があると明かした。それでも「難しさで言うと天然芝ですね。(打球が)どういうふうに跳ねるとか、死ぬとか気は使いますよね」と気を張るのは天然芝。さらに阿部の場合は、本拠地が屋内から屋外に変わったこともあり「雨だったら全然違うし、ドームでは天候に左右されることはなかった」。内、外野両方を守る中での苦労も多いようだ。
西武から移籍した浅村は「(天然芝は)雨も影響するし、イレギュラーもする。打球が違いますね」と特徴を説明。ただ、「僕はどっちだからといって、疲れは感じない」と人工芝であろうが、天然芝であろうが疲れの感じ方に差はないと話した。
「体の疲労=人工芝」、「頭、精神的な疲労=天然芝」と感じていることが多い印象。芝生が選手の体力面、プレーに大きく関わっている興味深い話を聞くことができた。(デイリースポーツ・滋野航太)
2024年04月28日 09:00
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に谷繁元信氏が出演し、巨人のルーキー・佐々木俊輔について言及した。
2024年04月28日 08:41
大谷翔平の右前打は192キロ、ゲレーロJr.の二塁打は189.3キロだった
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2回の第2打席で打球速度119.2マイル(約191.8キロ)の右前適時打を放った。3回にはブルージェイズのスター選手として活躍するブラディミール・ゲレーロJr.内野手が約189.3キロの二塁打を放っていたが、これが“本日最速”でないことで、地元記者も「とんでもないな」と脱帽した。
大谷は2回2死一、三塁のチャンスで、5球目に投じられた98.2マイル(約158.0キロ)の直球を捉えると、強烈な打球を右前へ運んだ。119.2マイル(約191.8キロ)の当たりは自己最速で、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、2015年以降の球団最速も更新した。
この一打がいかにとてつもないかを示す出来事が試合中にあった。2021年に球宴に出場し、48本塁打を放ってタイトルを獲得したブルージェイズの英雄、ゲレーロJr.が3回に左翼へ放った二塁打の打球速度が117.6マイル(約189.3キロ)を記録。つまり大谷がその上を更に行ったことになる。
カナダ地元紙「トロント・スター」のコラムニスト、マイク・ウィルナー氏はX(旧ツイッター)で、ゲレーロJr.の打球速度を大谷翔平が上回るハイレベルな争いに言及。「ところで、その117.6マイルの打球が今日の試合の最速でないことは、とんでもないな」と脱帽していた。
2021年に大谷と本塁打王を争ったゲレーロJr.の一打が、改めて大谷のポテンシャルの高さを示した。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 08:13
アイスホッケー殿堂の柱になぜか大谷翔平の写真
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からカナダ・トロントで行われているブルージェイズ戦に出場している。昨オフFAになった際に最後まで交渉を行ったチームの一つで、打席に立つたびにブーイングが響く中、米記者は街中の超有名スポットでも“出禁”にされていたと伝えた。
米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者が自身のX(旧ツイッター)で公開したのは、トロント市内の超有名スポット、アイスホッケーの殿堂での光景だ。柱には、少々風体の怪しい人たちの写真とともにドジャースのユニホームをまとった大谷の写真も貼られている。
ハリス記者は「ホッケーの殿堂からこんにちは……ブルージェイズと契約しなかったため、ここではショウヘイ・オオタニは出禁だとレジ係が教えてくれた」と状況を説明。トロントの街中でも、大谷への厳しい仕打ちが続いているようだ。
大谷は昨オフFAとなった際、ブルージェイズとも入団交渉を行った。さらにドジャース入りを発表する前日には、米国の記者が大谷はトロントへ向かったという内容の“誤報”を発信し、ファンがネット上で飛行機を追跡する大騒動に。大谷を獲得できるという希望を抱かせたことが原因で、このカードでは初戦から大谷が打席に立つたびにブーイングが続いている。
(THE ANSWER編集部)
2024年04月28日 08:10
西武のドラ6村田がDeNAとの2軍戦で初本塁打を放った
西武のドラフト6位ルーキー、村田怜音内野手が27日、CAR3219フィールドで行われたイースタン・リーグのDeNA戦に「6番・三塁」で出場。2回に“プロ1号”となるソロを放った。まだ出場5試合目ではあるが、9打数6安打の打率.667の暴れっぷりに、ファンは「希望の星すぎる」と期待を寄せている。
196センチ、110キロで「レオのガリバー」の愛称を持つ村田は0-1の2回1死、DeNA・吉野光樹投手の直球を捉えると、打球は左中間フェンスを軽々と越えた。「自分の結果としては練習でやっていることを試合で試せて、いい形として結果につながったのでよかったです。2ボールだったのでまっすぐ一本でセンターに打ち返そうという意識でいきました。完璧でした」と汗をぬぐった。
長打力が持ち味で「ゆくゆくはホームラン王とか、そういうのが獲れるようなバッターになりたいんですけど、そんなに大きな目標を掲げることなく、まず1年目は着々とやるべきことをしっかりやって、それが結果につながっていけばいいと思います」と、初々しく語った。
皇學館大では1年秋から4番を務め、3年秋には打率.484、4本塁打、15打点の成績でリーグMVP。4年春にも打率.500、3本塁打、15打点で2度目のリーグMVPに輝いた。大学通算では25本塁打を放っている。1軍は最下位に苦しんでいるだけに、将来の大砲に対してSNS上には「そろそろ上がってきそう」「どっしりと成長して欲しい」「希望の星すぎる」「ファームで爆発中」「たまんねえ」と期待の声が寄せられていた。
村田は昨年11月の新入団選手発表会では「プロで対戦したい選手」を問われると、ロッテの佐々木朗希投手をあげた。「同世代の顔と言われる選手。自分が打ち砕いて2001年(生まれ)世代の顔になりたいです」と宣言し、大きな拍手を浴びていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 08:02
今季最速の158キロ直球を自己最速191.8キロで右前打に
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ブルージェイズの菊池雄星投手は27日(日本時間28日)、本拠地・ドジャース戦で6回4失点で今季2敗目を喫した。
2024年04月28日 08:00
「中日4−6広島」(27日、バンテリンドーム)
黄色のグラブを強くたたいた右拳を握りしめ、大きくほえた。「(ガッツポーズは)自然と出ましたね」。赤く染まった左翼スタンドからの「森下コール」を背に受け、堂々とマウンドを降りる。広島・森下暢仁投手が7回5安打1失点の力投。バンテリンドームでは22年7月以来の白星となる、今季2勝目を挙げた。
ギアを上げたのは4点リードの七回。先頭の細川への四球から1死一、三塁のピンチを招いたが、ここからが見せどころだった。まずは村松を内角高めの直球で空振り三振。続く代打・福永には、カウント2−2からのカットボールで空を切らせると咆哮(ほうこう)。「なんとか0で抑えたいという気持ちで投げていた」と汗を拭った。
前回20日の巨人戦(東京ドーム)では今季初勝利を手にするも、6回1/3で12安打を許し、球数も105球に達していた。しかし、この日は二回から六回までの各イニングを15球以内で片付ける省エネ投球。7回を93球で投げきり「四球を少なくいけたのが良かった」とうなずいた。
5連戦の初戦を託した新井監督は「要所を締めてのナイスピッチングだった。5連戦の頭で7回まで投げてくれて」と評価した。チームは勝率5割に復帰し「何とか粘り強く戦っているので、明日も勝ってもらいたい」と森下。背番号18の熱投が、貯金生活突入への足掛かりとなる。
2024年04月28日 08:00
「阪神5−4ヤクルト」(27日、甲子園球場)
阪神は前日に4失策を犯した木浪聖也内野手に代わって先発した小幡竜平内野手が、適時打を含む2安打と起用が当たった。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「小幡が機能した」と絶賛。
◇ ◇
流れを引き戻す見事な働きだ。小幡が岡田監督のスタメン起用に応えた。疲れも見えた木浪を休ませられたことだけでなく、前日26日のヤクルト戦で連勝が止まりチームに重い空気が漂いそうな中、小幡が機能した。
特に五回は昨年の強いタイガースの攻撃パターンのひとつだった。8番打者が出塁して、9番の投手が犠打で走者を送り、1番・近本がかえす。この日は小幡の中前打の後、大竹が投犠打で攻撃リズムを作り、近本の逆転2ランへつながった。
いつ出番が回ってくるか分からない中でも準備を怠らない努力のたまものだろう。小幡と木浪を比べると守備面での総合力は互角だといえる。打撃面で課題のあった小幡だが、辛抱強く技術を磨いて、この日のチャンスを生かした。
二回のタイムリーを含めて小幡は2安打。岡田監督の期待に応えた。同時に前日3失策の木浪も、この日の欠場をプラスにしてくれるはずだ。これからチームにとって大事なのは連敗しないこと。サブメンバーの活躍による勝利は何よりもチームを活性化させる。
2024年04月28日 08:00
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に谷繁元信氏が出演し、DeNAのドラフト1位・度会隆輝について言及した。
度会はオープン戦で12球団トップの打率をマークし、開幕戦でプロ初本塁打を放つと、翌日には本塁打を含む4安打2打点と好スタートを切った。開幕3連戦を終えた時点で打率.385をマークしていたが、徐々に打率が下がり、4月24日終了時点には打率.202まで下がった。それでも、プロ入り後初めて8番で出場となった26日の巨人戦で満塁本塁打を放つなど、3安打4打点の大暴れ。ここまで23試合に出場して、打率.227、3本塁打、11打点、2盗塁の成績だ。
谷繁氏は「チームについてのプレッシャー、自分が打たなかったら勝ちが近づかないとか、凡打で点が入らなかったところのプレッシャーを徐々に感じていると思うんですよ」とし、「キャンプ終わってオープン戦で首位打者取ったじゃないですか、3月と4月の頭が多分ピークだったと思うんですよ。体も疲れがいい具合に取れながら開幕を迎え、連戦ですからメンタル的な体力、肉体的な体力もそうですし、誰にも波がある。下がってしまうのはしょうがないと思うんですよ」と話した。
「社会人で3年間やっているとはいえ、毎日試合がないじゃないですか。それに対しての準備もしなきゃいけないし、これも経験で徐々に波が大きいのを小さくしていく。一流選手になるとどんどんそれができていくのでね」と続けた。
谷繁氏は今後度会に期待することについて「これからまだまだ壁があると思いますから、そこをとにかく早く破って、球界を代表するような外野手になってもらいたい。その前にベイスターズが久しく優勝できていないので、優勝できるために力になってもらいたい」とエールを送った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)