2024年03月28日 13:00
EURO2024に向けたテストマッチとしてブラジル代表、ベルギー代表と対戦したイングランド代表。 0-1、2-2という結果に終わり、勝つことができなかったが、この2戦で十分なインパクトを残した人物がいる。MFコビー・メイヌーだ。まだ18歳という若さではあるが、今季所属先のマンチェスター・ユナイテッドで台頭し、今では中心選手の1人となった。 今回の代表には追加招集となり、初のA代表となったが持ち前の冷静さで、限られた出場時間の中でも十分なインパクトを残した。代表指揮官のガレス・サウスゲイトも同選手への称賛を惜しまなかったが、この2試合中盤で一緒にプレイしたMFデクラン・ライスもメイヌーのことを絶賛している。 「彼がユナイテッドでプレイするのをテレビで見るたびに、彼はどの試合でもチームの最高の選手だった。トレーニング中に彼が見せる落ち着きや、狭いエリアでのちょっとしたタッチは、18歳にしては本当に素晴らしい」 「友達に『メイヌーってどんな選手?』とよく聞かれた。彼は本当に、とても素晴らしい選手だ。私は彼にキャリアを楽しんでもらいたいと思っている。彼にあまりプレッシャーをかけすぎないことが非常に重要だと思う。彼は世界最大のクラブの一つに所属し、今はイングランドにいる。私たちはただ、彼の才能を開花させたいだけなのだ」 「彼はとても冷静だ。私はトッププレイヤーでありながら、人としての資質がすべて揃っていない18歳をたくさん見てきた。しかし彼はとても冷静で、それが彼について私が学んだ最初のことだ。彼の可能性は無限大だ。できれば彼と一緒にイングランド代表として多くの試合に出場できることを楽しみにしている」(英『90min』より) イングランド代表の中盤にはコナー・ギャラガー、ジョーダン・ヘンダーソン、ジェイムズ・マディソンなど他にも素晴らしい選手はたくさんいる。しかしこの2戦でメイヌーが見せたパフォーマンスはここに割って入るのに十分な出来だった。6月開幕のEUROメンバーに18歳メイヌーがサプライズ招集されるのか、注目だ。
2024年04月27日 14:39
勝負の世界で生きる監督たちには「勝利のコーディネート」があるのかもしれない。
たまに、ベンチ前で血気盛んに指示を送る監督の服装に注目が集まることがある。例えば、イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督はスーツ姿に「ジレ」を合わせるのがトレードマークとして話題を集めた時期がある。圧倒的な勝率と唯一無二の個性を誇ったチェルシー時代のジョゼ・モウリーニョ監督は、愛用していた「ロングコート」が歌のタイトルにまでなったほどだ。
そして今、再びプレミアリーグでとある指揮官の服装が話題になっている。エバートンを率いるショーン・ダイシ監督(52歳)だ。昨年1月、降格圏に沈むチームを救うべくマージーサイドにやってきた無骨なイングランド人指揮官は、何とかチームを残留に導くと、今季も財政問題を抱えるチームで奮闘している。
勝ち点剥奪で降格のピンチに
今季エバートンは財務規定違反によって2度に渡る勝ち点剥奪処分を科せられ、現状で8ポイントが没収されて異議申し立てを行っている状況だが、それでも今月24日のリバプールとのマージーサイド・ダービーに2-0で勝利し、残留を手繰り寄せようとしている。
それにしても苦しいシーズンだ。ポイント剥奪処分だけでなく、12月からはクラブワースト記録となるプレミアリーグで13試合も未勝利が続き、チームは矢面に立たされた。今月に入って約4カ月ぶりに勝利を収めるも、2度目の勝ち点剥奪処分を受けた直後のチェルシー戦では0-6という大敗を喫して集中砲火を浴びた。
降格の不安が背後に忍び寄り、プレミアリーグで一度も降格を経験していないどころか、70年間もトップリーグに在籍し続けているクラブに暗雲が立ち込めたのだ。そこでダイシ監督が動いた。今月15日のチェルシー戦の後、選手を集めてまずは自分の落ち度を認めたという。そのうえで、こう告げて奮起を促した。
「また今年もか。新しい監督がやってきて、監督交代の勢いで結果を残して、みんなで『やったー』と喜ぶんだろ。だが私はこのチームを去らない。ここで戦う。もし監督交代を望むのなら、君たちは上層部に掛け合えばいい。だが私は誰のせいにもせず、ここで戦う」
スタッフたちには練習法から試合準備、チームミーティング、選手選考などすべてを見直そうと声を掛けた。そして500試合以上の監督キャリアを誇る指揮官も、自分を変えることにした。チェルシーに大敗を喫した6日後のノッティンガム・フォレストとの残留争い直接対決で、ダイシ監督はジャージ姿でピッチに現れたのだ。負ければフォレストに追い抜かれ、待ったなしの17位まで順位を下げることになる大一番で、監督から活を入れられた選手は奮起した。見事に2-0の勝利をつかみ、1週間前に痛烈な批判を浴びたチームとは思えないほど「We love you Everton」のチャントをサポーターから送られたのだ。
「『これで何か変わるかも』と思った」
試合後、服装について質問を受けたダイシ監督は「やはり私の服装が話題になったね」と返した。
「別にドラマチックな話ではないんだ。私は昔から監督はスーツとネクタイを着用すべきだと思ってきた。ジャージ姿に変えたら試合に勝てるなんて思っていない。でも、スタッフや選手に色々と変えることを指示したのだから、自分も少し変えようと思ったんだ。もしかすると『これで何か変わるかも』と思ってね」
フォレスト戦での2ゴールはどちらもボックス外からのミドルシュート。1点目を決めたMFイドリッサ・ゲイエは、それまでボックス外から100本シュートを放ち、決まったのはこれがわずか2度目。エバートンの2得点のゴール期待値は合わせて「0.06」だったという。ありえない話だが「何か変わるかも」と思ってスーツを脱いだ効果が出たのかもしれない。
さらに3日後のリバプール戦でも闘志あふれるプレーで優勝争いを演じる宿敵を撃破。もちろん指揮官は「ジャージを着たから勝てたわけではない」とジャージ効果を否定したが、当分はジャージを着続けることになりそうだ。
Photo: Getty Images
2024年04月27日 14:36
白熱のタイトルレース終盤戦に向け、セルティックとブレンダン・ロジャーズ監督に朗報だ。 地元メディアによると、ハムストリングの負傷で戦列を離脱した前田大然が早期復帰を期待されている。宿敵レンジャーズとのダービーマッチにも間に合うかもしれない。 ロジャーズは今月、ケガで離脱を余儀なくされた前田について、数週間様子を見る必要があると明かしていた。 だが、英紙『Daily Mail』によると、ロジャーズは今週の質疑応答イベントで、前田が大きく回復していると明かしたという。前田は「医学的な予想を裏切る」回復ぶりで軽いトレーニングに戻っているとのことだ。【動画】宿敵とのダービーで前田大然が衝撃の22秒弾!
セルティックは4月28日に敵地でダンディーと対戦するが、この試合での復帰は難しい様子。だが、Daily Mailは来週のチーム復帰が見込まれ、5月4日に予定されているホームでのハーツ戦には間に合うかもしれないという。ハーツ戦を終えると、セルティックはレンジャーズとのオールドファームに臨む。3ポイント差の宿敵との天王山に前田が出場できれば心強いだろう。セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「彼の復帰はロジャーズのオプションに大きな後押しとなる」と、前田復帰に期待を寄せた。「ほかのウインガーが本当にステップアップできず、今は好調でないだけになおさらだ。マエダができるだけ早くチームに戻るのを誰もが願っているだろう」以前、指揮官が今季中の復帰に悲観的な見解を示した前田だが、セルティックのサポーターは日本の韋駄天ストライカーが再びピッチを駆ける姿を見るのを楽しみにしているはずだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 14:30
U-23日本代表は、パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップの準決勝でイラクと激突する。
今大会のイラクはタイとの初戦に敗れるもタジキスタンとサウジアラビアを撃破して決勝トーナメントに進出。そして、準々決勝ではベトナムを1-0で下した。
『yalla.live』などによれば、ラディ・シュナイシル監督と今大会3ゴールを決めているアリ・ジャーシム(7番)はこう話していたそう。
ラディ・シュナイシル監督
「準々決勝では、東アジアと西アジアの対決が見られた。西アジアとアラブ人は我々だけだ。我々はパリ五輪出場権を獲得するために努力する。日本は非常にレベルが高く、優秀な選手が揃っているので、これからはさらに難しい」
イラク代表MFアリ・ジャーシム
「日本は大陸最高のチームのひとつなので、我々は非常に集中しなければならない。 五輪出場権獲得に向けて対決に集中したい」
20歳のアリ・ジャーシムは、1月に行われたアジアカップでイラクが日本を2-1で下した試合にも出場している。
累積警告で日本戦に出場できないキャプテンのムンタダル・モハメドは「これから日本戦のことを考えるが、選手全員が責任を持って頑張ってほしい」と話していたとのこと。
U-23日本代表、奮起が求められる3名
なお、準決勝のもうひと試合は、インドネシア対ウズベキスタン。
2024年04月27日 14:23
4月27日に開催されるJ1第10節で、セレッソ大阪は横浜F・マリノスとホームで対戦する。
2024年04月27日 14:15
札幌は4月27日、J1第10節で湘南とホームで対戦している。
23分に青木亮太がニアを撃ち抜く鮮烈なショットで先制点を奪えば、42分に近藤友喜が右CKからヘディングシュートを叩き込む。
【動画】青木亮太が先制弾! 近藤友喜が追加点!
今季は開幕から5連敗を含む6戦未勝利と大きくつまずいた札幌だが、7節・G大阪戦で今季初白星を掴むと、以降は2戦連続ドロー。3戦無敗で迎えた湘南戦では、前半だけで2点をリード。複数得点は今季初だ。
復調の兆しを見せている札幌。2勝目を挙げられるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 14:00
Jリーグと同様に春秋制で行われてきたスウェーデン1部リーグは今年で創設100年目を迎えた。
そうしたなか、25日のハルムスタード対ハンマビー戦後のこんなシーンがあった。 この投稿をInstagramで見る discovery+ sport Sverige(@discoverysportse)がシェアした投稿
泣いていたハルムスタードDFベロン・クルトゥルスを抱きしめていたのは、相手DFエドヴィン・クルトゥルス。16歳のベロンと24歳のエドヴィンは兄弟。ベロンにとってはプロデビュー戦でもあった。
『Aftonbladet』によれば、後半34分からピッチに立った弟ベロンはこう話していたそう。
「涙が溢れてきたんだ。僕にとって全てである兄とデビュー戦で対戦する…堪え切れなかった。
試合前に色々話していたんだ。兄と僕は様々なシナリオを立てていた。監督のおかげで出場することできた。
6月で17歳になるけれど、僕はまだクソガキだよ(笑)。兄は僕にとって全て。家族全員とても仲がいいけれど、最も尊敬するのがエドヴィンなんだ。僕らはポジションが同じだし、プレースタイルもほぼ一緒。だから、彼から一番学んだ。
(兄に抱きしめられて)涙が溢れた。試合に勝った後に兄とハグすることができた。それでもう堪えられなかった。
(両親が観戦にきており)ハッピーな顔と気まずい顔があったよ。僕のことはハッピーだけど、エドヴィンのことは悲しい。でも、僕のことを誇りに思ってくれている。エドヴィンのこともね。
彼は僕をすごく応援してくれた。試合前に『出場したら、リラックスして自分のプレーをしろよ』と言ってくれた。ああいう兄貴がいると、とても力強い」
尊敬する兄とプロデビュー戦で戦えたことに感極まっていたようだ。
漢字やカタカナのタトゥーを体に彫っている世界のスター5人
一方、首に戦という漢字のタトゥーがある兄エドヴィンは、こう話していた。
「彼の出場を願っていたよ。彼がデビューしたこと、その場に立ち会えたことは特別に嬉しいこと。彼のことが嬉しい。彼はそれにふわさしかったし、もっとチャンスが得られればいいね。
(弟は)若くて、野心的な選手で多くを望んでいる。でも、いまは地に足をつけて、ハードワークをして、チームの先輩から学ぶことが大事だ。
(試合後のハグで)彼は感情的になっていた。僕もすごくうれしかった。彼はこのためにずっと闘ってきたからね」
2024年04月27日 13:46
久保建英が所属するレアル・ソシエダは、現地4月26日の金曜日に開催されたラ・リーガの第33節で首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0−1で敗れた。
29分にアルダ・ギュレルの一撃で先制を許したソシエダは、その3分後に久保のゴールがファウルで取り消されるなど、1点に泣いた。
この試合を放送した『U-NEXT』の公式Xが、久保のフラッシュインタビューを紹介している。
「残念だよ。勝ちに値したと思う。こんな雨の中、(マドリーのチャンピオンズリーグを考慮した)日程変更もあって、クソみたいなことしかないとファンのことを思うとね」
【動画】久保がマドリー戦で幻のゴ―ル
そう切り出した22歳は「ファンのサポートはとても近く感じた。彼らのことを思うと残念だ」と続けた。
チームとして、ゴール前での精度を欠いていたかとの質問には、「わからない。僕はネットを揺らした。僕たちは2、3回明確な決定機があった。正確性よりも運が足りなかったと思う」と回答している。
「相手には1、2回くらいしか決定機はなかった。僕たちは6、7回あったと思う。支配して上回っていたのは僕たちだ。ここでのプレーのやり方を忘れてしまったようだった。大事なのは結果だ」
チャンピオンズリーグに備えて、大幅なターンオーバーをしたマドリーを相手にボールを支配しながら、一発に沈む形となってしまった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 13:39
日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールは、2024−25シーズンから、現在フェイエノールトを率いるオランダ人指揮官アルネ・スロット氏の新監督就任が濃厚となった。
2024年04月27日 13:30
レヴァークーゼンを無敗のままブンデスリーガ初優勝に導いたシャビ・アロンソ監督。
現役時代にプレーしたリヴァプールやバイエルン・ミュンヘンが次期監督に招聘したがっていたが、本人はレヴァークーゼンへの残留を決めた。
『TZ』によれば、バイエルンの名誉会長であるウリ・ヘーネス氏は、こう話していたそう。
「彼が断ったのは人格があるからだ。他のクラブには行かないだろう。
妻からすぐにこう言われたよ。『彼に人格があるなら、来ないわ。もし、品格がなくて(オファーを)受け入れるなら、彼はあなたにとって適切な監督ではない』とね。そして、いつものように彼女は正しかった。
アロンソからはこう言われた。『我々は傑作を作り上げました。多くの選手は僕がいるからと来てくれたたんです。いま、このクラブを去ることはできません』とね」
アロンソはレヴァークーゼンに来てくれた選手のためにも退団はできないと忠義を貫いたそう。ヘーネスの妻であるズザンネさんは彼の人格を見抜いていたとか。
魅惑の大型移籍を断って、忠誠を誓い続けた8人の戦士
なお、アロンソはマルセイユの監督就任も断ったことがあるが、マルセイユの会長は「彼に会いに行ったら、エレガントにノーと言われたよ。40メートルのロングフィードを繰り出していた現役時代さながらのエレガントさでね」と拒否されたにもかかわらず感謝しそうになったと話している。
2024年04月27日 13:29
4月27日、テレビ朝日系列で放送されたサッカー専門番組「ラブ!!Jリーグ」で、ベルギー1部のシント=トロインデンに所属するMF山本理仁が、幼少期の驚きの“特訓”について語った。
山本は現在、大岩剛監督が率いるU-23日本代表の一員として、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに参戦中。ここまで日本の全4試合に出場し、チームの準決勝進出に貢献している。
そんな22歳は同番組で「パリ世代の司令塔」と紹介され、VTRで出演。パリ五輪での目標に金メダル獲得を掲げ、自身の強みはゲームコントロールやゴールにつながるパスだいうレフティは、子ども時代のこんなエピソードも明かす。
【動画】山本理仁が高精度CKで同点弾を演出!
「“下剋上チャレンジ”みたいのをやっていて。その公園で一番上手いやつを見つけて、チャレンジしに行く、みたいな。ほぼ毎日、連れて行かれて。ペルー人の集団がゴールを立ててやっていて。そこにお父さんが『行ってこい』って1人、ぶち込まれて」
相手は30歳ぐらいの大人で「めちゃくちゃ怖かったですけど、サッカーは対人なので。挑むという姿勢は、絶対に活きているんじゃないかなと思います」と成果を強調した。
型破りな鍛錬法に、番組でMCを務めるEXITのりんたろー。さんは「無理でしょう」、霜降り明星のせいやさんは「意味が分からんて」と驚いた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 13:00
28日、プレミアリーグ第35節でトッテナムVSアーセナルのダービーマッチが行われる。
前節では3位から優勝を狙うリヴァプールがエヴァートンとのダービーを0-2で落としており、優勝争いから一歩後退した。ダービーには特有の難しさがあり、現在首位に立つアーセナルにとっても今回のダービーは危険な一戦となるだろう。
英『Daily Mirror』は大一番を前に、トッテナムFWソン・フンミンに注目している。トッテナムも怪我人の問題などで調子を崩した時期があったが、それでもアンジェ・ポステコグルーの下で積極的なサッカーを展開している。ソン・フンミンの決定力も相変わらず高く、ポステコグルー特有の攻撃スタイルが機能すればアーセナルも苦戦することになるかもしれない。
ソン・フンミンも決戦へモチベーションを高めており、若手も多いトッテナムにとって大事なゲームだと語る。
「チームにとっては良いテストになると思う。僕たちは非常に若いチームで、まだ少し経験が浅いところがある。重要なのはプレイスタイルで、自分たちのプレイにこだわっていかないとね。アーセナル戦はとても良いテストだ。世界最高のチームの一つとの対戦だからね」
アーセナルは首位に立っているが、2位マンチェスター・シティの方が1試合消化が少ない。有利なのはシティの方と考えることもでき、アーセナルは絶対に勝ち点を落とせない。必勝のダービーとなるが、トッテナムのホームで迎える今回のダービーを制するのはどちらか。
2024年04月27日 13:00
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップがカタールで行われている。
2024年04月27日 12:56
現地4月26日に開催されたラ・リーガの第33節で久保建英が所属する6位のレアル・ソシエダが首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0―1で敗れた。
悔やまれるのが幻のゴ―ルだ。3試合ぶりにスタメン出場を果たした久保は、28分に1点を先制されて迎えた32分、ボックス内でエデル・ミリトンをかわして右足でシュート。鮮やかにネットを揺らす。
しかし、オンフィールドレビューの後、その前にアンデル・バレネチェアのファウルがあったとして取り消しとなった。
【動画】久保がマドリー戦で幻のゴ―ル
日本代表MFは、マドリーとの今季最初の対戦でもオフサイドでゴールを取り消されており、またも“幻のゴ―ル”となった。
これにファンも落胆。スペインや日本のファンから次のような声が上がった。
「なんでや」
「ふざけんな」
「幻ゴール多すぎ笑」
「不運すぎる」
「悔しすぎる幻のゴール」
「ゴールはVARで幻になって残念だった」
「幻のゴールが悔やまれる」
「彼のゴ―ルが許されなかったのはとても不運だった」
今シーズン8点目はお預けとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 12:38
パリ五輪を目ざす大岩ジャパンが発足したのは、2022年の3月。その頃のMF山田楓喜(東京V)は、“日の丸”にはあまり縁のない選手だった。しかし、そこから駆け上がり、今では欠かせない1人になった。
チームの立ち上げ合宿も、直後に実施された海外遠征でも選外。22年6月にウズベキスタンで行なわれたU-23アジアカップではメンバー入りを果たしたが、追加招集で巡ってきたチャンスだった。
大会では、右ウイングのポジションで質の高いクロスなどを見せていたが、ゴールやアシストに絡むシーンは限定的。決定力にも課題を残し、ミドルシュートを打ってもなかなか枠に飛ばなかった。
思うようなアピールはできなかった。それでも山田はひたむきにサッカーと向き合ってきた。当時所属していた京都では、練習場に誰よりも早く姿を見せ、グラウンドを去るのは最後。「報われるためにやっているわけじゃない。普通に楽しいから。ずっとボールを蹴りたいから蹴っている」。やらされている感覚はなく、楽しみながらボールを蹴っていた。
午前練習が終わると、午後は長澤徹ヘッドコーチ(現・大宮監督)と一緒に、パス&コントロールなどの基礎トレーニングに没頭した。そうした地道な積み重ねが徐々に実を結び、気がつけば代表の常連に。代えがきかない選手となり、期限付き移籍で今シーズンから加わった東京Vでは、開幕から好調をキープして結果を残してきた。
横浜との開幕戦(1−2)、4節・新潟戦(2−2)では、自慢の左足で直接FKを叩き込む。京都で出場機会を掴んでからの2年間で3ゴールしか挙げられていなかったが、今季は7節・柏戦(1−1)でのゴールも含め、すでに3得点を記録している。
大岩ジャパンでもプレースキッカーとして重宝され、インカーブの正確なクロスを武器に主軸の1人に数えられるまでに。その一方で、ゴールという目に見える結果を残せていなかったが、待望の瞬間がようやく訪れる。
現在、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)。日本は準々決勝でホスト国のカタールと相まみえた。山田は4−3−3の右ウイングで先発すると、開始わずか65秒でネットを揺らす。
右サイドの高い位置からプレスをかけると、相手DFのバックパスが中途半端な形で目の前にこぼれた。
「プレスで前からハメるというのは、ずっとみんなで言ってきた。相手の隙をついて、自分のところにこぼれてきた。そこはシュートの選択肢しかなかったです」
そのボールをかっさらうと、3タッチ目で左足を振り抜いた。
「キーパーの立ち位置がおかしかったので、ニアがガラ空きやった。思い切りそっちにシュートを打ったら、そのまま入ったので良かった」
【動画】自慢の左足でズドン! 山田楓喜の大岩J初ゴール
欲しかった代表での初得点。「今年に入って、流れのなかから左足で決めたのは初めて。しかも代表での初ゴールなので、自分としてもチームとしても乗っていける」。取れそうで取れなかったゴールが生まれ、笑みを浮かべる。
試合は以降、一進一退の展開となり、最終的に延長戦の末に4−2で勝利したが、山田が決めた先制点の価値は大きい。
「こういう大事な試合で先制点という大事なゴールを挙げられたのは、自分にとってもすごくプラスになるし、これからどんどん点を取っていける」
だが、これで終わりではない。パリ五輪出場を決める戦いが目前に迫っているからだ。29日の準決勝の相手はイラク。大会前最後の練習試合で戦った相手に対し、どんなプレーを見せるのか。
「腐らずにやれるのが自分の一番の特長。もちろん苦しい時もありましたけど、こういう大きい舞台で、点を取れる自信があったので、ずっと続けてこられた。まだまだこれからも腐らず、もっともっと積み上げていきたい」
良い時も悪い時もブレずに努力を重ねてきた背番号11は、勝てばパリ行きの切符が掴める大一番でも、楽しみながら結果を求めてピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月27日 12:30
日本代表として歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、アメリカと海外でのプレー経験も豊富だ。
その吉田は、Tokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「一般の社会と比べるとは難しいんですが、サッカーでいうとミスしてもみんな謝らないんですよね、特に欧州では。謝っちゃうと負けみたいな。謝って認めちゃうとどんどん自分のせいにされるみたいなところがあるんですけど。
僕はどっちかというと、割りと自分が悪いと思ったらすぐ謝るし、自分が悪くないと思ったら絶対に最後まであきらめないという信念でやっております。
そうすることによって、誠実な人だという評価も得られるし、頑固だと、『こいつ、面倒くせぇな』、『怒らせたら、面倒くせぇな』という評価も得られるので。海外で戦うためにはそういうのをオススメしております」
欧州では自分を守るためにミスしても謝らない傾向にあるとか。
海外日本人、欧州から見た市場価値が最も高い11人
吉田はサンプドリア時代にキャプテンだったファビオ・クアッリャレッラと大喧嘩した経験を明かしたこともある。その際には「それも自分が間違ってないっていうことを反論できるかどうかってすごい大事」「自分は絶対悪くないと思ったら、絶対戦わなきゃいけない」と語っている。