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2024年04月17日 23:10
未だ無敗を維持し、圧倒的な力で今季のブンデスリーガを制したレヴァークーゼン。MVP候補に挙げるべき選手は多くいるが、やはり10番を背負って11ゴール10アシストの成績を残している20歳のMFフロリアン・ヴィルツが印象的だろうか。 ヴィルツは2022年に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を経験しており、そこから完全復活を果たしている。自慢のテクニックにはさらに磨きがかかっているが、ブンデスリーガ公式は力強さも増したとフィジカル面の成長を称える。 ヴィルツには細身なテクニシャンとのイメージがあるかもしれないが、今季のブンデスリーガでは全体7位となる319回のデュエル勝利数を記録しており、同サイトも守備面での貢献を評価する。 さらにスプリント回数は全体3位となる850回、走行距離ランキングも全体5位の315.6kmを記録している。ちなみにこの走行距離ランキングでは1位が同じレヴァークーゼンからMFグラニト・ジャカ(339.7km)、2位がDFアレハンドロ・グリマルド(327.9km)となっていて、アロンソ率いるチームはハードに戦える集団でもある。 また少しマニアックな数字かもしれないが、同サイトはヴィルツが今季のブンデスリーガで1位となる41回ものワンツーパスを成功させていると伝えており、ヴィルツがワンツーで敵陣深くへ侵入していく光景はよく見られるものだ。パスを出した後に動くことが徹底されているため、レヴァークーゼンのパスワークは流れるように繋がっていく。ヴィルツの動き出しを囮に、左サイドを駆け上がるグリマルドへパスを通すパターンも見慣れたものだ。 ヴィルツはこの完成度でまだ20歳だ。10番を背負ってチームをブンデスリーガ制覇へ導いたことは何よりの自信となったはずで、大怪我を乗り越えてドイツサッカー界をリードする存在へと進化した。
2024年04月30日 21:40
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日先発した浦和MFサミュエル・グスタフソンは中盤の底でボールを配球しながら、攻守の切り替えに応じて立ち位置を調整して全体のバランスを取っていた。この日は堅守速攻を得意とする名古屋に序盤で押し込まれるシーンもあった。
背番号11は「序盤は(名古屋が)我々を押していましたね。相手が上回っていました。ただし20、25分くらいから我々のローテーションと我々の戦術がハマってきて、今度は相手側に困難を与え始めました。チャンスを作り始めて、相手は疲れ始め、強度が落ちてきていました。序盤と前半の最後のほうとは全く違う展開になってきましたね。どのように対人戦に構えるかという良い要素を我々が見せられたと思います」と総括した。
名古屋戦では元日本代表MF中島翔哉が左ウイングで先発。繊細なボールタッチで相手をいなし、軽やかなステップとドリブル、精度の高いパスでチームの攻撃をけん引した。中島のボールを受ける位置を見ながらグスタフソンがスペースを生めるように献身的なサポートをするなど息の合った連係を見せるシーンも散見された。
「以前もそうですし、どんどん一緒にプレーしてお互い関係性を深めています。彼は素晴らしいクリエイティブなサッカー選手なので、そんな選手とプレーするのは楽しいですね。いいコンビネーションが生まれたりと。もちろんそれもバランスを取らないといけません。常に形はキープしなきゃいけないですね。ボールを失ったときのことも考えなくてはいけない。ただし本当に(相手が)対人できたので、相手はピッタリときたので。ただし自分的にはああいう場面でシャープに決められたと思いますし、アシストもできたと思います。もうちょっとそこら辺は向上していきたいですね」と中島との連係に手応えを得ていた。
前節のガンバ大阪戦で今季初となる2連敗を喫してしまったが、強敵名古屋の勝利はチームにとって上位進出のきっかけとなりそうだ。
グスタフソンは「ガンバ戦も悪くはなかったと思います。ただしちょっと違う形の失点をしてしまった。もちろん向こうも違う形でディフェンスしてくるので、最終的にはやはり結果が色々と左右してくる。毎週我々は成長するのみです。そしてここ最近のホームゲームは良かったので。アビスパ、鳥栖、ガンバ戦も悪くなかったし、きょうも良かった。継続して、チームが良くなっていければと思います」と見据えていた。
スウェーデンのアシストマシーン!浦和獲得のグスタフソンの真価
チームは来月3日午後4時に川崎フロンターレとアウェーで対戦する。
2024年04月30日 21:17
日本代表を率いる森保一監督は30日、約1カ月にわたるヨーロッパ視察から帰国。空港で取材に応じた。
6月にFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選第5節、第6節の2連戦を控える日本代表は、6日にミャンマーとアウェー、11日にシリアとホーム(広島)で対戦する。すでに4連勝(1試合は没収試合で日本の勝利扱い)で2次予選突破を決めているため、この2連戦はチャレンジできる場にもなる。加えて、U−23日本代表がパリオリンピック2024本大会の出場権を獲得したため、本大会前の大切な強化試合ができるU−23日本代表との選手選考の兼ね合いも生じる。
森保監督はAFC U23アジアカップカタール2024も視察したが、大岩剛監督と大会中は話していないとしつつ、「山本昌邦ナショナルチームダイレクター通じていろいろな話をしていますし、日本のサッカー、日本代表、サッカーファミリーとして、オリンピックでメダルを取るためにいい連携、サポートができれば」、「日本が勝つことが我々にとっても一番うれしいことですし、オリンピックで結果を出せるように、最大限協力、サポートしていきたい」と、U−23日本代表の強化を優先する意向を示した。
日本代表ではU−23日本代表世代である久保建英や鈴木彩艶がすでにA代表で活躍中。また、24歳以上のオーバーエイジもオリンピック本大会で招集可能となる。オリンピック本大会は選手招集について所属クラブの派遣義務がないため、実際にどこまで招集できるかは不透明だが、東京オリンピック時はオーバーエイジ含めて本大会を見据えて、A代表と活動期間が重なる6月の代表ウイークを優先して活用した過去がある。
「日本サッカー協会として今後こういう形になっていくと思う」と話した森保監督は、「課題を話していき、今後監督が変わったりする中でも、招集の優先順位であったり、評価の優先順位を決めていくことはあっていいと思っています。1回1回、話し合いながらではなく、土台となるルールがあれば、スムーズにいろいろと決めることができる」と、今後の日本サッカーのためにもA代表とオリンピック代表の招集ルールを定めていくべきという考えを明かしている。
予選突破が決まっており、A代表としてはチャレンジが可能なタイミングかつ、オリンピック代表優先となるのであれば、6月のA代表のメンバー構成も気になるところ。新戦力の発掘や成長を期待したい選手を呼ぶことも考えられるが、「可能な限り選手や戦術を、今後に向けて試していきたい」としつつ、「試しすぎて、(最終予選が始まる)9月に良いパワーを持てないことも考えられるので、そこはこれまで招集してきた選手たちを中心に積み上げを考えながら、新たなチャレンジができる部分はチャレンジしたい」と、あくまでも継続がベースにあると話した。
2024年04月30日 20:23
青森山田高の3年生だった松木玖生(FC東京)は、こんな言葉を残していた。
「3年後の五輪は狙っています」。東京五輪が終わって約1週間。「まずはチームで結果を残すことが第一優先」としつつ、インターハイが行なわれた福井の地で、はっきりと自身のビジョンを口にしていた。
東京五輪の試合はほとんどテレビで観戦。なんとなく見るのではなく、同じポジションに自分が入った場合を想定しながら、真剣な眼差しで見入った。今思えば、この頃からパリに向けた“松木玖生”の物語はスタートしていたのだろう。
時は経て2024年4月。松木はカタールの地にやってきた。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに大岩ジャパンのメンバーとして参戦し、副キャプテンという大役を担いながら、中盤の要としてチームのために走り続けている。
グループステージ初戦の中国戦(1−0)では、鮮やかなボレーで開始早々に先制点を決めた。準々決勝のカタール戦(4−2)と準決勝のイラク戦(2−0)でも先発出場。カタール戦では戦術的な理由と警告を1枚もらっていた影響で前半のみの出場だったが、勝てば五輪行きが決まるイラク戦は80分までピッチに立った。
そのイラク戦では、繋ぎの部分でいくつかミスがあり、相手をファールで止めるシーンもあったが、試合を通じて安定したプレーを披露。この日はインサイドハーフで荒木遼太郎(FC東京)とコンビを組んだため、攻撃に比重を置く“10番”の役割ではなく、“8番”のポジションで攻守の繋ぎ役を全う。中盤でタフに戦い、球際の勝負で相手を凌駕した。
豊富な運動量を武器にボックス・トゥ・ボックスで動き回り、強烈なミドルシュートも放った。相手を脅かす一撃は、一度や二度ではなかった。
そして、イラクに勝利。まずは最初の関門を突破し、パリ五輪出場への最低限の通過点をクリアした。奇しくも試合翌日の4月30日は、21歳の誕生日でもあった。
松木は「ホッとした。今日は勝った喜びを噛み締めたい」と語り、「最高の誕生日を迎えることができました。ここまで来られたのは自分の力だけではない。スタッフ全員、チームメイトも含めて、最高のプレゼントを送ってもらったので、次は自分が期待に応えていきたい」と、ウズベキスタンとの決勝に向けて気を引き締め直した。
【PHOTO】U-23日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。藤田が圧巻の2アシスト、安定感抜群の高井も高評価
3年前にパリ五輪出場という目標を掲げた松木。プロではルーキーイヤーからFC東京でポジションを掴み、31試合で2ゴールを奪った。翌年も主軸としてプレーし、今季はキャプテンに就任。代表では、高3の10月に飛び級でU-23アジアカップ予選に出場し、翌年3月には大岩ジャパンの立ち上げ遠征となるドバイカップのメンバーにも選ばれた。
U-20日本代表でもキャプテンとして活躍し、昨季は3月にU-20アジアカップ、5月にはU-20ワールドカップに出場した。
特にU-20日本代表での体験は唯一無二で、自身初の世界大会では多くの学びがあった。1勝1敗で迎えたグループステージ最終戦は、イスラエルに1−2で逆転負け。数的優位に立ちながらも残り15分で2失点。土壇場でノックアウトステージ進出がほぼ潰えた結果に対して、松木は次のように話していた。
「やっぱり勝負に対する気持ちや、最後に足が伸びてくるところは、日本と海外の差。まだ終わっていないですけど、しっかり個人個人が自チームに帰った時に見つめ直して、レベルアップしていけるようにしていきたい」
最終的にチームは他グループの結果を受け、グループステージ敗退で帰国の途についた。しかし、真剣勝負の場で得た経験は今に生きている。厳しい戦いを味わってきたからこそ、今大会は心に余裕を持ってプレーができていたからだ。
「今大会、自分はすごく気持ちの面で楽にいけている。それはU-20のアジアカップやワールドカップを経験したからこそで、自分にとってのプラスアルファの部分」
紆余曲折がありながら、定めたチェックポイントを通過した。しかし、今大会はまだ終わっていない。アジア・ナンバーワンの称号を掴む戦いが残っている。松木は3年前の言葉を踏まえ、決勝に向けて想いを紡いだ。
「ずっと選ばれたいと思っていたし、やっぱり自分は本当にこの年代で優勝をしたい。その想いがありながら、自分が考える過程では最高のところまで来ているので、あとは目に見える結果にこだわっていくだけ」
泣いても笑っても、あと1試合。全ての力を出し切り、松木は結果を求めて最後の戦い、ウズベキスタンとの決勝戦に挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月30日 20:00
29日イングランド実質2部チャンピオンシップのレスター・シティはプレストンに3-0で勝利し、13-14シーズン以来、8度目の優勝を決めた。
2024年04月30日 20:00
細貝萌、原口元気の古巣でもあるドイツ2部ヘルタ・ベルリンとキットサプライヤーのNikeは28日、デザインに懐かしさを覚えるスペシャルユニフォームを発表した。男女チームがそれぞれ1試合限定で着用する。Hertha Berlin 2023-24 Nike Special Edition
ヘルタ・ベルリン 2023-24 Nike スペシャルエディション ユニフォーム
日本の色名でいう“藍色”に近いブルーとホワイトのボーダー柄に、一目で懐かしさを覚える人もいることだろう。今回のデザインは、1990年代末期に登場した二つのユニフォームに着想を得ている。
ヘルタは1963年に創設されたブンデスリーガ1部のオリジナルメンバーだが、その後は降格(一時期は3部にまで転落している)と昇格を繰り返すエレベータークラブとなる。
そんなヘルタが4度目の1部昇格となったのが1997-98シーズン。この昇格シーズンは11位とまずまずの成績で終えるが、翌98-99シーズンは3位でフィニッシュと大躍進し、初のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めている。この2シーズンのユニフォームで今回のような“藍色ボーダー”を採用していた。
97-98、98-99の2シーズンでの活躍によりヘルタは首都ベルリンのクラブとして認知され、ファンクラブの会員数やシーズンチケットの売り上げが急速に増加したという。
今回の特別ユニフォームはアイコニックな色とボーダーで、そんな時代の空気感をも演出。おそらくはどちらか特定のシーズンを再現したというわけではなく、この両シーズンをイメージしたものと思われる。
久々に登場した円形のエンブレムや、シャツ前面右下のエンブレムタブなども、90年代末期の2つのユニフォームを再現。ちなみのその時代のユニフォームは、現在でもファンの間で非常に人気が高い。
今季「特別ユニフォームを着て、ホームで負けた」欧州の6チーム
このユニフォームは、今季ホーム最終戦となる5月11日の第33節カイザースラウテルン戦で選手が着用する。女子チームも5月24日の試合で着用予定だ。
なお、一般向けには発表当日の4月28日にクラブ公式オンラインストアで発売となったが、すぐに完売している。
2024年04月30日 19:30
現在マンチェスター・ユナイテッドは6位で勝ち点は54、残り試合4試合全勝したとしても現在4位のアストン・ヴィラの勝ち点が67のためトップ4入りは不可能だ。今シーズン途中から共同オーナーに就任した幼少期からユナイテッドファンのサー・ジム・ラトクリフ氏がこの順位に満足できるわけもなく、今シーズン終了後は改革の夏が始まる様相だ。
ユナイテッドは1部の若手選手を除き同クラブに所属する選手全てのオファーを検討するようだ。英『The Telegraph』が伝えている。
今回の報道で例外となったのは、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人で、来季以降この3人を中心に据えチームを構築していくという。
非売品とされているのは上記3人のみで、以前から売却の噂が出ていたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに加え、キャプテンのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスやイングランド代表DFハリー・マグワイアなどユナイテッドで地位を確立している選手もオファー次第では売却の可能性があるようだ。
この方針は補強資金を捻出するためのもので、近年厳格化しているプレミアリーグの「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」に関係している。選手を売却することで、本規則に抵触することなく同クラブの補強資金を調達することが狙いのようだ。
例年にない変化が訪れるのは間違いないが、来季に向けてユナイテッドはどのような夏を過ごすことになるのだろうか。
2024年04月30日 19:20
英『Manchester Evening News』によると、プレミアリーグの優勝を争うマンチェスター・シティの守護神GKエデルソン・モラエスに重傷の可能性があるようだ。
28日に開催されたプレミアリーグ第35節ノッティンガム・フォレスト戦に先発出場したエデルソンだが、前半16分にDFウィリー・ボリーと接触して負傷。左肩を痛め、ピッチ上に倒れ込んでいた。
前半の45分間こそ出場していたものの、後半開始からGKシュテファン・オルテガと交代していた。試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、エデルソンの状態について、「状態は良くないようだ。明日、ドクターに診てもらう」とコメント。エデルソンは試合後に左腕に固定具をつけて会場を後にする姿も確認されており、長期離脱は避けられないようだ。
守護神は途中交代してしまったマンCだが、この試合はDFヨシュコ・グヴァルディオルとFWアーリング・ハーランドの得点もあり、2-0で完封勝利。消化試合が1試合少ない中、暫定で首位に立つアーセナルと勝ち点1差の2位につけている。
2024年04月30日 19:13
サッカー界の“嫌われ者”は誰なのか?
先日、マンチェスター・ユナイテッドのFWアントニー(24歳)の試合後の振る舞いが物議を醸した。
2024年04月30日 19:12
ミランに所属するDFシモン・ケアーのシーズン終了後の退団は決定的なようだ。29日、デンマークメディア『Bold.dk』が報じている。
「シモンはロッソネロを去ることになるだろう。両者が選択を共有している。議論の余地はない」と、シモン・ケアーの代理人を務めるミケル・ベック氏が語った。現在35歳の“おとぎの国の守り人”は、母国のミッティランでプロキャリアを始めた後、ヴォルフスブルクやリール、セビージャやミランなど6カ国9クラブに在籍。また、2009年にデビューを果たしたデンマーク代表では主将として牽引するとともに、同国代表歴代最多出場数の保持者でもある。
2020年1月に加入したミランでは、ここまでクラブ公式戦通算120試合に出場。また、2020−21シーズンには8年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献し、翌2021−22シーズンには11年ぶりのスクデット戴冠をも経験した。ここ2シーズンは負傷に悩まされ続けた中、現行契約が満了を迎える今夏にミランでの冒険を終えることを決断したことを明かした同選手の代理人は「彼が4年以上もプレーすることを愛してやまなかったクラブとの別れとしては、自然なタイミング」とし、以下のように述べている。
「シモンは何年も前から、いつかミランでプレーしたいと言っていたよ。実際に、キャリアで最も多くの試合に出場したクラブはここだ」
「彼はミランをイタリアサッカー界のトップに戻すことを望み、それを実現させた。2022年にスクデットを獲得し、昨年にはチャンピオンズリーグ準決勝に進出したようにね」
なお、新天地については「彼はキャプテンとしてEUROを戦い、それから来年のことを決めることになる」と、まずはデンマーク代表として出場するEURO2024に集中するようだ。
2024年04月30日 19:00
昨季より続いてきた怪我による長期離脱を乗り越え、ローマにFWタミー・エイブラハムが戻ってきた。
4月より復帰していたが、ついに28日のナポリ戦で得点を記録。セリエAでは実に1年ぶりのゴールで、昨年4月23日のミラン戦で決めた一撃が最後となっていた。
伊『Tuttomercato』によると、エイブラハムも復帰後初ゴールに手応えを口にしている。現在のローマではロメル・ルカク、パウロ・ディバラが前線の中心となっているが、イングランド代表のエイブラハムも重要な戦力だ。
「今年の初めからこの瞬間を夢見てきた。重傷から復帰したんだ。(ナポリ戦は)勝利に繋がるゴールではなかったけど、チームメイトや家族と祝うよ」
5月2日にはヨーロッパリーグ準決勝1stレグでレヴァークーゼンと対戦する。未だ無敗を維持しているレヴァークーゼンは強敵だが、エイブラハムは無敗記録を止めたいと意気込む。
「良い試合になるだろう。僕は挑戦が好きだ。レヴァークーゼンはリスペクトされるべきチームだし、彼らは並外れたことをしてきた。でも、僕たちが彼らの無敗記録を破りたいと思っている」
エイブラハムにもチャンスは巡ってくるはずで、この一戦が事実上のファイナルと言っても大袈裟ではない。ローマのダニエレ・デ・ロッシ、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソと青年指揮官のバトルにも注目で、その一戦を前にエイブラハムにゴールが生まれたのは大きい。
2024年04月30日 19:00
日本対イラク戦の前半28分、藤田譲瑠チマのパスから相手のマークを振り切り、先制点を決めた細谷真大(写真・長田洋平/アフロスポーツ)
4月30日(日本時間)におこなわれた、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジア杯準決勝で、日本はイラクを2-0で破り、決勝に進むとともに8大会連続の五輪出場を決めた。
試合開始から有利に試合を運ぶ日本は、キャプテン藤田譲瑠(じょえる)チマが、長短織りまぜたみごとなパスで試合をコントロール。その藤田が、前半28分と同42分にアシストを記録し、折り返す。後半はやや大味な試合となったため、お互いにチャンスがあったが、日本が要所を締めて、そのまま逃げ切った。
8大会連続で五輪出場を決めた日本は、パリ五輪では1968年メキシコ五輪以来のメダル獲得を目指す(同五輪では銅メダルを獲得)。“最強ジャパン”を作るため、日本サッカー協会は、2023年から24歳以上の特別枠オーバーエイジ(OA)の人選を進めてきた。
1996年のアトランタ大会から始まったOAを、日本は有効に使ってきたが、出場する代表は23歳以下と若いため、守備でリーダーシップを取れる選手を中心に選ぶ傾向にあった。実際、2021年に延期された東京大会では、OA3枠すべてを吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航(わたる)と、守備的な選手でそろえた。
その傾向は、今回も同じかもしれない。まずあげられるのが、冨安健洋と板倉滉のA代表レギュラーコンビだ。W杯などで世界の名だたるFWらと互角な勝負を演じてきたし、長くコンビを組んでいることも五輪代表には好影響を与えるだろう。また、DFは町田浩樹も絡んでくることが予想される。五輪は、W杯の23人と比べ登録が18人と少ないため、ユーティリティさが求められる。町田は身長190cmながらサイドバックもできるため、18人枠には打ってつけの選手となる。
もうひとりは、A代表のキャプテンを務める遠藤航が有力。今季、リバプールで見せた圧巻のプレーは説明不要のことで、必ずや五輪代表に好影響を与える。彼ら3人が入ることで、サッカーではたいへん重要なセンターラインの強化が可能になる。
また、本来であれば攻撃的な選手、たとえば三笘薫らの名前があがってもおかしくなさそうだが、今回、協会ではほとんど議論にあがっていないそうだ。なぜなら、今回の五輪代表は攻撃陣がタレントぞろいなのである。しかも、そのほとんどを今予選に呼べなかったのだ。
真っ先に名があがるのが久保建英だろう。「えっ?」と思う方もいるかもしれないが、彼はまだ22歳で、OAではない。彼は東京五輪の3位決定戦で、メキシコに破れた際に号泣。「次こそメダルを」の思いも強く、その点は、大岩剛監督も久保の意思を確認しているという。
また「10番を背負える選手が多いことも特長」と、ベテランのサッカーライターは語る。
「オランダのスパルタでともにプレーする斉藤光毅と三戸舜介、デンマークのブレンビーに所属し、直近の6戦で6発の鈴木唯人と、攻撃センスが光る人材が多い。彼らが同時に出場となれば、どんな相乗効果が得られるのか、大きな期待となります。またアタッカーではドイツ・ボルシアの福田師王、ドイツ・バイエルンからポルトガルのポルティモネンセにレンタル中で、ボランチとして活躍する福井太智(たいち)も、ぜひメンバーに加えたい選手です。
今予選ではメンバーがそろわず、8大会連続出場が危ぶまれました。でも、選ばれた23人はたくましく戦い、出場権を獲得しました。彼らにも『自分たちが予選を勝ち抜いた』という自負がありますから、みすみすポジションを明け渡す気持ちはないはず。そうしたチーム内の戦いが続けば、1968年以来のメダル、さらに金への期待は高まってきます」
出場危機から一転、メダル候補に。逸材たちがそろった日本五輪代表が、パリの地で輝くことを期待したい。
2024年04月30日 19:00
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、名古屋は1-2で7試合ぶりに黒星を喫した。
2024年04月30日 18:30
28日に行われたボーンマス戦を0-3で落としてしまったブライトン。昨季はプレミアリーグで6位に入り、今季はヨーロッパリーグ決勝トーナメントを戦うなど指揮官ロベルト・デ・ゼルビの下で充実の日々を過ごしていたのだが、ここ最近は結果が出ない。
昨夏にMFモイセス・カイセド、アレクシス・マクアリスターがそれぞれチェルシーとリヴァプールに引き抜かれ、最終ラインの重要戦力だったDFリーヴァイ・コルウィルも所属元のチェルシーへ戻るなど、主力が抜けてしまった影響があるのは確かだ。
そこに加えて崩しのキーマンであるFW三笘薫も怪我で離脱していて、デ・ゼルビもチーム構築が難しくなっているのだろう。
何よりの問題は、とにかくアウェイゲームに弱い。今回0-3で敗れたボーンマス戦もアウェイゲームで、リーグ戦では直近12試合のアウェイゲームで白星が1つしかないのだ。それも降格が決まったシェフィールド・ユナイテッド相手に奪った白星1つだけで、他は4分7敗とかなり苦しい状況だ。
順位は12位まで後退していて、早々に上位争いから漏れてしまった。三笘にもバルセロナなどビッグクラブ移籍の噂もあり、指揮官デ・ゼルビの引き抜き話も継続中だ。昨季の奮闘は見事だったが、今夏にもブライトンは1つの正念場を迎えることになりそうだ。
2024年04月30日 18:20
今夏の移籍市場で中盤の強化を図るリヴァプールは、昨夏に続き再びブライトンからMFを獲得する可能性があるようだ。
『Caught Offside』によると、リヴァプールは今夏の移籍市場でブライトンに所属する20歳のMFカルロス・バレバの獲得を目指している。リヴァプールの他にも、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドといった英ビッグクラブも熱視線を送っているという。
現在20歳のバレバは、昨夏退団したモイセス・カイセドやアレクシス・マクアリスターの穴を埋めるため、ロベルト・デ・ゼルビ監督によってフランスのリールから引き抜かれたカメルーンの逸材である。豊富な運動量と高いボール奪取能力、そしてドリブルで持ち運ぶ能力とキープ力の高さを活かして、プレミアリーグ初挑戦ながらブライトンで好印象を残し続けている。
そんなバレバだが、今季は公式戦33試合に出場しており、その活躍にプレミアリーグビッグクラブも注視しているとのこと。同メディアによると、ブライトンは今夏の移籍市場でバレバに対しては5500万ポンド以上のオファーを要求しており、金額次第では移籍を受け入れる可能性があるという。
弱冠20歳のカメルーン生まれのスター選手には多くの選択肢があると思われるが、リヴァプールに移籍するかどうかはユルゲン・クロップ監督の後継者として噂されているアルネ・スロット氏に左右される可能性が高い。
2024年04月30日 18:10
プレミアリーグに新たな財務規定が導入される可能性があるようだ。
英『BBC』によると、プレミアリーグに所属するクラブの最新会合にて、各クラブに一律の支出上限を設けるという新たな財務規定の導入が議題になったという。リーグ側が提案した新規計画の策定について、既に16クラブが賛成票を投じたとのこと。反対した主なクラブはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アストン・ヴィラとなっており、チェルシーは投票を棄権した模様。6月の年次総会にて具体的な案が各クラブに提示され、承認が得られた場合に限り、25-26シーズンから適用される見通しだという。
同メディアが報じた新たな財務規定の内容とは、賃金や移籍金、代理人手数料といった各クラブの支出に上限を設けるというもの。上限額を設定する上で重要となるのが、プレミアリーグが管理する放映権料と商業的契約を合わせた収入の最低金額であり、この収入が最少であるクラブの金額を基準として、支出上限はその約5倍に設定される見込み。なお、22-23シーズンのプレミアリーグにおいて、テレビ収入が最も少なかったのは1億360万ポンド(約204億円)で現在2部のサウサンプトンだったという。
プレミアリーグでは現在、過去3シーズンの損失額の上限を1億500万ポンドに制限する「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」が採用されている。今期はエヴァートンとノッティンガム・フォレストがこの財務規定に違反し、勝ち点を剥奪されている。しかし、PSRに対して現地では「PSRが収益の多いクラブを優遇している」という批判の声も挙がっており、同メディアによると、これを受けたプロサッカー選手協会(PFA)は、支出上限を設ける財務規制について「選手の給与に『厳しい』上限を設け、いかなる措置にも反対することを常に明確にしている」との見解を示しているようだ。