©sports-topics.net 2024
2024年04月18日 05:00
心不全で死去した大相撲の元横綱・曙太郎さん(享年54)のプロレスラーとしての素顔は…。2001年に角界を去った後、格闘技戦を経て05年にプロレス初参戦。3冠ヘビー級王座を獲得するなど全日本プロレスを中心に活躍した。当時、ともにリングに上がっていたカズ・ハヤシやケンドー・カシンがプロレスラー・曙さんの天才ぶり、さらに3冠戦も戦った船木誠勝が、生前の曙さんが語っていたある本音を明かした。 曙さんがプロレス転向当初、練習相手を務めた一人がカズだった。「横綱までいった人なのに、ゼロから学ぼうという姿勢で僕が恐縮してしまうくらいでした」と謙虚な姿勢を振り返る。そして「よく練習をさせていただきましたけど、受け身とかもすぐに覚えていましたね」と当時の驚きを語った。 また2014年のチャンピオン・カーニバルで対戦するなどしたカシンは曙さんの人となりを「偉ぶらないですよね。みなさんおっしゃる通り、謙虚な感じがしました」と話す。レスラーとして「最高の部類に入るんじゃないかと思います。あの体で動けましたから。最初からプロレスに順応していてキャリアが浅いのになんでこんなにできるの?って感じでした」と評価。その理由を「言われたことを素直に聞くからだと思います。一つの道を極めたのに、また一から覚えようという気があった。それがなかったの小川直也じゃないですかね。曙さんは受け身の練習とかも相当やったんだと思います。小川直也はそもそも受け身を…(以下略)」とあさっての方向に流れ弾を放ちながら分析した。 曙さんの訃報後、関係者がこぞって語ったのが謙虚さと優しさだ。その裏側を語るのが船木。13年3月に3冠王者として曙さんを返り討ちにするなどリングでやり合った一方、巡業に出れば浜亮太を加え飲みに出る、文字通りの戦友だった。その友について「いつも寂しがっていた記憶がありますね」と意外な言葉を口にしてからこう続けた。「ひと一倍、体が大きいので…。だから横綱になれたんですけど、それを本人はすごく気にして、人に恐怖を与えないように気を使っているんだなと、当時近くにいたからこそ感じました」 体格で恵まれているからこそ、他人に恐怖感を与えないよう気遣っていると感じたという。それを物語るエピソードとして「酔っぱらうと『俺なんか、外に一歩出たらバケモノ扱いだから』って言うんですよ」と明かす。そして「特に相撲を辞めた時に見られ方の差を感じたんだと思う。だから格闘技の世界に戻ってきたと思います。格闘技をやっていればバケモノじゃないという。そういうのを気にしていた人だなと思いました」と続け、周囲から「横綱」と慕われるに至った優しさの裏の本音を語った。 最後に船木は「夜中までずっと笑って飲んでいましたね。それが楽しくて…」。大横綱であり名レスラーだった曙さんの冥福を祈った。
2024年05月01日 08:43
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は4月30日、都内で会見し「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6人の入団、さらに「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)就任を発表した。
会見では、各選手に背番号がつくことが発表。今後、背番号がトレードマークになる。
背番号は以下の通り。
1:ビクトリア弓月
3:林下詩美
7:高橋奈七永
8:桜井麻衣
9:天麗皇希
10:ジュリア
11:風香AP
13:ゼイダ・スティール
17:MIRAI
23:大平ひかる(リングアナ)
24:マイラ・グレース
28:翔月なつみ
31:ホジラ
33:松井珠紗
39:青野未来
51:後藤智香
64:ロッシー小川社長
70:石川奈青
86:鈴木八郎取締役
89:CHIAKI
会見後にロッシー小川社長と風香APが囲み取材に応じた。プロレス界で背番号といえば、ジャパンプロレスを退団し1987年に新日本プロレスへUターンした「長州軍団」がジャージーに背番号を付けていたことが思い出される。
昭和時代の人気アイドルグループ「おニャン子クラブ」の会員番号も思い起こさせる「背番号」にロッシー氏は「背番号はね、背番号で覚えてもらうっていう。だから、もう今サインにも背番号を書くように言ってるんですよ。『何番は誰々だ』って覚えてもらって、背番号のTシャツが欲しいとか、グッズが欲しいとか。なんか野球はそれが当たり前じゃないですか。野球とは違うんですけど、そういうイメージが付いたらなと思って」と狙いを明かした。
背番号は全員の希望で決まったことを明かし「MIRAIは、17 番だったんです。大谷翔平の。岩手県出身ってことで。まだエースナンバーの18番は空いてますよ?(笑)」と告白していた。
また、5・20後楽園ホールでの旗揚げ戦の全カードを今月5日に発表することを明言。ロッシー氏は「もう全部できてます。我々も含めてプロレスファンもそうですが、アクトレスガールズはあまり見たこと無いと思うんですよね。だから、新しいスターが誕生するのかどうかっていうのも 1つの楽しみじゃないですか?何の予備知識も少ないんで」と話した。記者からは「さらなる隠し玉はあるでしょうか?」と聞かれ「ロッシー「いや、それで行きますよ。……今、何人だ?あぁ、また今後も参戦に名乗りを上げる選手も出るかもしれないんでなんとも言えないですけど」と煙幕を張った。
2024年05月01日 07:39
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は4月30日、都内で会見し「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6人の入団、さらに「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)就任を発表した。
風香APと6選手は、4月15日の旗揚げ会見で「マリーゴールド」を設立したロッシー小川氏に入団を直訴していた。この行動は様々な波紋を呼んだが風香APは「旗揚げ会見では想像以上のスキャンダラスな騒ぎになってしまいましたが、今日からはまた地に足をつけて頑張っていきたいと思います!」と決意を明かした。
会見後にロッシー小川社長と風香APが囲み取材に応じた。風香APは、入団の経緯を「アクトレスで限界を感じていたりとか、プロレスラーになりたいと悩んでいた選手から相談があって。そのタイミングで小川さんの新団体はスターダムから来た5人しかいないっていうのを聞いて、ちょっとビビビッと来たところがあって相談させていただいて。小川さんの方からは、簡単に『来たら?』という話ではなくて、本当にアクトレスにとって良いような提案もしてくださったので、それを持ってアクトレスガールズに相談に行こうと思ったところ……ちょっと話し合いが決裂してしまって。それで、もう完全にこっちの所属になった感じです」と打ち明け、アクトレスの坂口敬二代表と話し合ったことも明かした。
この発言を受けたロッシー氏は「私も実はこの前の会見の後に(坂口代表と)会って話をしているんですよ。とりあえず穏便に話は進みまして。その結果とかも報告できればなと思っています」と話した。記者からは「いわゆる“引き抜き”では無かったと」と聞かれ、風香APは「全然そういう感じではなくて。どこまで言って良いのかアレなんですけど、小川さんはアクトレスにいたままダブル所属という形で『プロレスをこっちで預かっていいんじゃない?』というみんなが良くなる提案をしてくださったので、その相談をしに行きたかったんですけど、その段階で『今の体制のままではやっていけないです』と言ったところで、『じゃあ解散や!』という話になって話ができなくなってしまって。その後私も冷静に話す機会があったので、今はもうわだかまりも無いんですけど、あの時点ではお互いどうすることもできなかったなと思うので。いろんな憶測もあるけど、多分真実はそれとは全然違うところにあるし、私も悩んだけど、選手はもっともっと苦しんでいたと思うので。もしかしたら今後いろんなことが表に出るかも知れないけど、それまでは憶測で誹謗中傷をしないで待って
てほしいなと思います」と打ち明けていた。
また記者からは「アクトレスガールズでは、あらかじめ決めている試合展開をリハーサルをしたものをエンタメとして見せて来ました。それは通常のプロレスとはまた違った技術が問われていたのでしょうか」と聞かれた風香APは「女子プロレスって闘いなのでアドリブの部分があると思うんですけど、その部分をなくして、本当に全部台本で決めてプロレスみたいなことをやっていて。だから、全然違うかって言ったら、技とかも同じだし、ロープワークも同じ、受け身も同じなので全然違うわけではないです。けど、相手がなにするかわからない緊張感っていうのは今まで味わったことがないと思うので、そこはこれから順応するのが難しいのかなと思うけど、全然別物ではなかったと思うので」と告白し「プロレス」への適応を「楽しみです!」と期待していた。
2024年05月01日 07:19
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は4月30日、都内で会見し「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6人の入団、さらに「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)就任を発表した。
風香APと6選手は、4月15日の旗揚げ会見で「マリーゴールド」を設立したロッシー小川氏に入団を直訴していた。この行動は様々な波紋を呼んだが風香APは「旗揚げ会見では想像以上のスキャンダラスな騒ぎになってしまいましたが、今日からはまた地に足をつけて頑張っていきたいと思います!」と決意を明かした。
続けてロッシー氏から各選手へ団体のジャージーが贈呈された。会見で青野は「私が輝くためにここに来ました。リングの上で認めてもらえるように頑張りたいと思います。マリーゴールドの象徴になれるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
翔月も「私は本気でプロレスに向き合ってきたからこそ、大きな決断をここでしました。あとはリングで見てもらうしか無いと思っているので、今できることを精一杯して旗揚げ戦に挑みたいと思っています」と明かし、松井は「私はこのマリーゴールドで最高のプロレスラーになります!」と決意。天麗は「私が一番に、ここでトップになります」と意気込み後藤も「旗揚げ戦で必ずいい試合を見せます」と掲げCHIAKIは「21世紀最強のプロレスラーを目指して頑張りたいと思います!パッション!」と燃えていた。
マリーゴールドは今月20日に後楽園ホールで旗揚げ戦を行う。前売りチケットは完売状態でファンの期待と注目が高まっている。
2024年05月01日 06:00
時は来た。
2024年05月01日 06:00
WWEの戸澤陽(38)が、所属ユニット「アルファ・アカデミー」のゴタゴタに巻き込まれている。
チャド・ゲイブル、オーティス、戸澤、マキシン・ドゥプリのお調子者ユニットは26日の「WWEドラフト」でロウ残留が決まったが、サミ・ゼインの持つインターコンチネンタル王座取りに失敗したリーダーのゲイブルが狂暴化。ゼインと遺恨関係になると、先週のロウでは仲間の戸澤らを罵倒して、ユニットには不穏な空気が流れている。
29日(日本時間30日)のロウ(ミズーリ州カンザスシティー)で戸澤は、アルファ・アカデミーのオーティスと組み、世界タッグ王者の「オーサム・トゥルース」ことミズ&Rトゥルースに挑戦。試合前にはゲイブルから、オーティス、スーパーモデル風ルックスで人気急上昇のマキシンとともに説教を受けた。「トザワ! もし今夜踊ったら、どうなるか、わかってんだろ! さっさとベルト、取ってこんか!」と昭和の体育会系のノリで一喝され、完全に委縮してしまった。
念願の王座戦でも、いつもの元気がない。トゥルースのバックドロップを浴びて、エプロンではミズのビッグブーツをまともにくらった。ベテランコンビの優勢を、オーティスのエルボードロップで逆転。すかさず交代した戸澤は、コーナー上段から得意の高角度ダイビングセントーンを放った。
ところが、ミズに下からヒザで迎撃され、背中に大ダメージを負ってしまう。ミズのスカルクラッシングフィナーレこそ巻き投げで回避したものの、ミズのスカルクラッシングフィナーレとトゥルースのフェースバスターの合体技で顔面から叩きつけられた。いいところなく、3カウントを奪われ、王座取りは失敗に終わった。
この日は相棒のマキシンもキャンディス・レラエを攻め込みながら、変型フェースクラッシャーでフォール負け。これで、ゲイブルの爆発は必至の状況だ。アルファ・アカデミーはリーダーで指導者の変心によって崩壊寸前…。果たして、かつての「お調子者ユニット」は今後、どうなるのか?
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月01日 05:00
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
元K−1 WORLD GPスーパーバンタム級王者・武居の挑戦を受ける王者モロニーが30日、都内で公開練習を行った。武居の変則スタイルや強打封じに自信を見せ、「記憶に残る一夜にしたい。娯楽性のある面白い試合、観客がモロニーの試合を早くまた見たいと言う試合をしたい」と抱負を語った。
視察した武居陣営の八重樫東トレーナーは「一本のとがったものを作ってきた。それをぶつける。ここを突いていこうという数少ない穴はある」と攻略法の存在を明かした。
2024年05月01日 05:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の番付を発表し、入幕3場所目の大の里(23)=二所ノ関=が新小結に昇進した。幕下付け出しデビューから所要6場所は、同5場所の逸ノ城に次いで昭和以降2位のスピード記録となる。大関琴ノ若(佐渡ケ嶽)は横綱で祖父のしこ名である琴桜に改名した。元大関で再小結の朝乃山(高砂)は21年秋場所以来の三役復帰。欧勝馬(鳴戸)と時疾風(時津風)が新入幕を果たした。
大名跡が孫によって50年ぶりに復活した。「琴桜」の名が番付に載るのは実に1974年名古屋場所以来。千葉県松戸市の部屋で会見した琴ノ若改め琴桜は、小学生の頃に祖父と交わした大関昇進でしこ名継承という約束を果たし「先代に対して一つ約束を守れたのはよかった」と喜んだ。
ただ「今までやってきたことを積み重ねてやっていかなきゃいけない。自分は自分」と己を貫く構え。「先代に追いつけるように。もちろん、優勝を目指してやっていかないと」と、綱とりと初Vへの意欲を示した。
「心」の文字が入った新しい化粧まわしも披露。横綱昇進後の三つぞろえを見据えたとも映るデザインだが、師匠で父の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「秘密です。ご想像にお任せします」とニヤリと笑い、期待をうかがわせた。
2024年05月01日 05:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の番付を発表し、入幕3場所目の大の里(23)=二所ノ関=が新小結に昇進した。
2024年05月01日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」で、全日本女子プロレス式地獄の合宿がよみがえる。
同団体はスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」を退団し、参戦を表明していた青野未来、皇希改め天麗皇希(あまれい・こうき)、澄川菜摘改め翔月なつみ、松井珠紗、後藤智香、CHIAKIの入団を発表。スターダムを退団したジュリア、林下詩美ら7選手と合わせ所属が13人となった。
想定以上の大所帯で旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)を迎えることになったロッシー小川代表は「プロレスファンはアクトレスガールズをあんまり見たことがないと思うから、どんな新しいスターが誕生するのかっていうのが一つの楽しみじゃないですか」と期待をかけた。
旗揚げまでに団体の士気も高める。「昭和を終わらせない」と豪語する小川氏は、全女時代の古き良き伝統を復活させることを決意。「旗揚げ戦の前に、昭和の主要団体がやっていた合宿をやりたいと思う。みんなの気持ちを一つにするために女子プロレス名物を復活させる」と明かした。
全女時代に広報を務めた小川氏は八丈島、新島、伊豆、サイパンなどで行われた合宿に同行。1週間の合宿で空手家の山崎照朝氏から指導を受けたクラッシュ・ギャルズ(長与千種&ライオネス飛鳥)が急成長を遂げる姿を目の当たりにした。
「合宿では選手同士を見比べられるわけだから、そこで鍛えられる選手は多かった。特にクラッシュ・ギャルズは他の選手が休んでる時でも2人だけ練習部屋に残ってひたすら練習していたのが印象的だった。下田美馬がよく股割りやって泣いてたな…」と振り返った。
候補地には九十九里浜や湘南を挙げる。「海岸で走ったり、跳んだり、肩車でランニングしたり…。何年たっても、その時代を象徴する写真に合宿の風景は入るじゃないですか。全女にしろ、アントニオ猪木にしろ、合宿の写真は後世に残る名物でもあるので」。新たなスターが誕生するのか注目だ。
2024年04月30日 22:25
「WWEドラフト」が29日(日本時間30日)のWWEロウ(ミズーリ州カンザスシティー)で行われ、キング・オブ・ストロングスタイル中邑真輔(44)は、古巣のスマックダウン復帰が決まった。
ロウ、スマックダウン、NXTによるブランド間の選手移動「WWEドラフト」は、26日のスマックダウンに続く開催。中邑の移籍はこの日の第3ラウンドで、WWE殿堂者でJBLとの名タッグ「APA」で知られるロン・シモンズ(ファルーク)が発表した。
中邑は2016年のWWE入り以来、NXTからスマックダウンで戦ってきたが、1年前のドラフトで初めてロウに移籍。昨秋には当時の世界ヘビー級王者セス・ロリンズにPPV大会で連続挑戦し、一気に存在感を高めてきた。このところ連敗が続いていたが、古巣に戻って心機一転となる。
特にスマックダウンの最高峰王者で、統一WWEユニバーサル王者のアメリカン・ナイトメアコーディ・ローデスは昨年末から「次のいけにえ」に指名し、抗争を繰り広げてきた。4月17〜20日の「WWE LIVE」英国遠征では連日、コーディと一騎打ちするなど、挑戦への下地はできている。
今回のドラフトで日本人選手はイヨ・スカイ、アスカ、カイリ・セイン、戸澤陽がロウ所属となり、中邑だけがスマックダウン所属となった。古巣の青いブランドに戻ったキング・オブ・ストロングスタイルの新たな物語に注目が集まる。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年04月30日 22:00
ノアのビッグマッチ「WRESTLE MAGIC 2024」(5月4日、東京・両国国技館)で、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)の持つGHCヘビー級王座に挑戦する清宮海斗(27)が、方舟マットの中心に舞い戻る。
14日の後楽園大会では、関係が悪化していた拳王とシングルで対戦。ここに勝利して勢いに乗ると、22日の新宿大会で行われたジェイク・リーとの次期挑戦者決定戦を制し、王座返り咲きに王手をかけた。
大一番を控え、30日の調印式に出席した清宮は「めんどくせえヤツらを片づけてようやくGHCヘビー級のベルトの前にたどり着きました」と晴れやかな表情。昨年3月にベルトを失ってから他団体にも積極的に上がった経験を踏まえ「1年前、自分がこのベルトを失ってからノアの外に出てプロレス界トップとの差を痛感してきました。俺がノアをさらなる高みに引っ張っていきます。誰もが認めるチャンピオン・ワグナーを倒して、両国でノアの中心に立ちます」と誓った。
対するワグナーは、清宮の活躍を認めつつ「あなたはこのベルトを高めてくれた。だけどワグナーがより高いレベルに上げていく」と譲らない。そして「あなたは最高のライバル、若くて素晴らしい選手。もう何年も一緒に戦っているから知ってます。でも今は僕の時代。5月4日の両国でもワグナーの時代は続く。3世代目として日本で戦い、誰よりも上をいくチャンピオンを目指します」と宣言。
王者は終始落ち着いた様子で「なぜ僕が戦士なのか。なぜアステカ戦士なのか。それ以上に、なぜチャンピオンであるのかをしっかりと見せてあげます」と自信をのぞかせた。
2024年04月30日 22:00
ノアのビッグマッチ「WRESTLE MAGIC 2024」(5月4日、東京・両国国技館)で大巨人石川修司(48)の挑戦を受けるGHCハードコア王者のニンジャ・マック(34)が防衛を誓った。
2024年04月30日 21:33
「WWEドラフト」が29日(日本時間30日)のWWE・ロウ(ミズーリ州カンザスシティー)で行われ、イヨ・スカイ&アスカ&カイリ・セインのユニット「ダメージCTRL」はスマックダウンからロウに移籍することになった。
ロウ、スマックダウン、NXTによるブランド間の選手移動「WWEドラフト」は、26日のスマックダウンに続く開催。ダコタ・カイを加えた悪女4人はリーダーのベイリーをユニットから追い出し、女子戦線で存在感を示してきたが、CCO(最高コンテンツ責任者)トリプルHの妻、ステファニー・マクマホンがこの日のロウに登場し、第1ラウンドでダメージCTRLがロウ所属になると発表した。
イヨは2022年7月にメインロースター昇格後、ロウを中心に活躍したが、1年前のドラフトでベイリー、ダコタとともにスマックダウンに移籍。「マネー・イン・ザ・バンク」覇者となり、一気に最高峰のWWE女子王者にまで上り詰めた。だが7日の祭典「レッスルマニア40」でベイリーに敗れ、同王座から陥落。19日のスマックダウンではダコタが「イヨがすぐにでも王座を取り戻しにいく」と宣言したものの、WWE女子王座はスマックダウン管轄のベルトだ。ロウ所属となるイヨは今後、ロウ最高峰の女子世界王座(現王者はベッキー・リンチ)が標的になる。
イヨは自身のX(旧ツイッター)を更新し、ロウのイメージカラーの真っ赤なキャップを手にした写真を投稿。「#MondayNightIyo」の文字とともに「このハッシュタグを再び有効にする時が来たのね?」とポストした。最高峰王座陥落から心機一転、マンデー・ナイト・イヨがロウでの復活に意欲を示した。
一方、WWE女子タッグ王者のアスカ&カイリは、次回PLE「バックラッシュ」(4日=日本時間5日、フランス・リヨン)でビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルの挑戦を受ける。挑戦者組はビアンカに続き、ジェイドもスマックダウン所属で決まった。WWE女子タッグ王座には両ブランドに出場できる特権があるが、カブキ・ウォリアーズが仏決戦でベルトを落とすと、その特権を失い、ロウ専属のメインロースターとなることが決まっている。スマックダウンのビアンカ&ジェイドにベルトが渡れば、当然ロウからベルト奪回に動くのは厳しくなるということ。それだけに、仏決戦はタイトル死守を義務付けられた大一番となった。
今回の移籍はイヨ、アスカ、カイリの今後にとって大きな影響を与えそうだ。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年04月30日 21:28
「ボクシング・ライト級8回戦」(30日、後楽園ホール)
日本ライト級2位の浦川大将(27)=帝拳=が、日本スーパーフェザー級4位、東洋太平洋14位の神足茂利(27)=M・T=とメインイベントで対戦し、6回1分52秒、TKOで再起戦に勝利した。
浦川は昨年11月4日の日本ライト級挑戦者決定戦で、三代大訓に判定負け。三代は今年4月9日の日本ライト級タイトルマッチで王者の仲里周磨に判定勝ちし、新王者となっている。
この日の浦川は1回、「いつもの練習で出ている」という左ジャブでいきなりダウンを奪った。3、4回と右を効かせる場面を作り、5回に打ちおろしの右フックで2度目のダウンを奪取。6回にも右を効かせ、ラッシュでレフェリーのストップを呼び込んだ。
浦川は「結果は良かったかもしれないけど、いい内容ではなかった」と、TKO勝ちにも反省しきり。三代戦後は「自分のいいところを出せずに負けたので。練習も何していいんだろうという時期もあった。いいイメージがないまま2〜3カ月過ごした」といい、この半年を「長かったです」と振り返った。この試合まで「変えたというより、プラスしたのと、もっと磨いていくイメージ」で練習してきたという。
現在は三代が王者、自身は2位につけており、再起にも成功したが、「ありがたいコースができているけど、このままじゃまた同じ内容になると思うので、もっとやっていかないと。今はあまり大きいことは言えない。やっていかないと、このままじゃ安心できないので、頑張ります」と、さらなる強化を誓った。
2024年04月30日 20:13
元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(66)が立ち上げた女子プロレス新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」が30日に元アクトレスガールズ6人の入団を発表。その中にはかつてスターダムで活躍した翔月なつみ(35)の姿もあった。
2012年1月に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)相手にスターダムでプロレスデビュー。13年4月には宝城カイリ(同カイリ・セイン)とのコンビでゴッデス王座を戴冠した。その後はケガの影響もあり同年7月に退団。21年からはアクトレスで澄川菜摘の名で活動していた。
マリーゴールド入団に伴い「プロレス界に戻るなら絶対に、小川さんにつけてもらったこの名前に戻したいと思っていた」と、再び「翔月なつみ」に戻すことを決意。「ゴッデスを取った後、すぐに辞めてしまい(このリングネームで)活躍という活躍ができなかった」という心残りもあったからだ。
「名付け親である小川さんのもとで、またこうやって翔月なつみという名前で活動できること、本当に心からうれしく思っています」。思い入れのある名前を再びリングに響かせる。