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2024年04月18日 15:00
ブラジル1部CRフラメンゴとキットサプライヤーのadidasは17日、地元リオデジャネイロのレディース・ファッションブランド「FARM Rio」とコラボレーションしたプレマッチ・ジャージを発表した。 このアイテムは、同ブランドと本格的にコラボした2024コレクションの一部。他にもレディースのジャケットやTシャツなども同時に発表されたが、ここでは男女用の両アイテムが登場したプレマッチ・ジャージのみをご紹介する。 CR Flamengo × FARM Rio 2024 adidas Pre Match Jersey フラメンゴ × FARM Rio 2024 adidas プレマッチ・ジャージ 2024コラボ・コレクションの一環でリリースされた鮮やかなプレマッチ・ジャージ。アイテムは男女別に発売されたが、本コラボは基本的にレディース向けとなる。 女子チームはおそらく試合を限定してウォームアップ時に着用すると思われるが、男子チームについては現時点で不明だ。 見ての通りとても鮮やかなデザインで、クラブのホームタウンであるリオデジャネイロで見られる花・植物などのボタニカル柄の中に、クラブの愛称でもある“Urubu(ハゲタカ)”を重ねるように描く。 プレマッチ・ジャージも含め、今回のコラボ・コレクションでは熱帯植物やハゲタカ、あるいは都市リオデジャネイロの特徴といった要素を、各デザインに落とし込んでいる。 このアイテムは三者のコラボということで、背面首元にadidas、フラメンゴ、FARM Rioのトリプルネームタブを装着し、スペシャルな雰囲気に。 FARM Rioは、1997年に2人の女性がリオデジャネイロで立ち上げたファッションブランド。地元リオの文化を感じさせる絵柄を、少しレトロに表現するデザインが特徴だ。 今では世界から注目されるファッションブランドに成長し、adidasをはじめ大手企業とのコラボアイテムも数多い。また、フラメンゴとは今回が2015年以来2度目のコラボとなる。 2023年のサッカー界で「最強のコラボ・ユニフォーム」5選 FARM Rioとコラボの鮮やかなプレマッチ・ジャージは、adidasブラジルのオンラインストアで販売中。
2024年05月01日 20:36
ブレンビーの鈴木唯人に注目が集まっている。
鈴木は、昨年の夏に清水エスパルスからブレンビーに加入。チームの中心として活躍しており、4月21日に行なわれたミッティラン戦(2−1)で見事な2ゴールを決めると、28日のノアシェラン戦(1−1)でも先制ゴールを奪って2戦連発。直近では6試合で6ゴール・4アシストと絶好調だ。
デンマークメディア『Bold.dk』によると、そんな日本人アタッカーを視察するために、マンチェスター・シティ、リバプール、トッテナム、レアル・ソシエダ、アヤックスなど、欧州の12クラブがスカウトを派遣していたという。
【動画】鈴木唯人が鮮やかなコントロールショットで先制弾!
そんななか、リバプールの専門メディア『Liverpool.com』は、「リバプールのスカウト活動が明るみになり、スポーツディレクターがスズキの移籍の可能性を認めた」と報道。以下のように見解を示している。
「現時点で、スズキはリバプールでプレーする準備が整っていないかもしれないが、エキサイティングで将来有望な選手だ。もし彼の獲得を巡って争奪戦が起きるなら、リバプールはエンドウに頼み込んで、このU-23日本代表選手と接触し、他のチームではなくアンフィールドに来るように説得を試みるべきだろう」
果たして南野拓実、遠藤に続く日本人3人目のリバプール移籍はあるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 20:24
北海道コンサドーレ札幌は5月1日、「トップチーム、移動時のファンサービスについて」と題した声明を発表した。
「トップチームの遠征移動時におきまして、ファン・サポーターの皆様へお願いがあります」として、「現在、トップチームのアウェイゲームへの遠征などチームの移動時に、公共交通機関(空港や駅)やホテル等の施設で、選手がファンサービス(サインや写真撮影)を求められるケースが増えております」と報告。
【PHOTO】札幌ドームでの開幕戦に駆け付け、選手を後押しし続けた北海道コンサドーレ札幌サポーターを特集!
そして、「チーム移動の妨げになってしまう他、公共交通機関・宿泊施設をご利用される他のお客様や、施設にもご迷惑となってしまいますので、安全面に配慮し、上記の場などでの対応はお断りさせていただきます」と伝えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 20:08
日本サッカー協会(JFA)は5月1日、U-23日本代表が2−0で勝利したイラク戦のPlayer of the Match(POM)に、藤田譲瑠チマが選ばれたと発表した。同賞はファン投票によって選出される。
大岩剛監督が率いる日本は、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準決勝でイラクと対戦。勝てば8大会連続の五輪出場が決まる一戦を2−0で制した。
藤田は4−3−3のアンカーで先発し、28分に細谷真大、42分には荒木遼太郎の得点をアシスト。決定的な仕事以外でも、巧みなパスワークでリズムを生み、献身的にセカンドボールを回収するなど、攻守に躍動した。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
そんな藤田のPOM選出を伝えたJFAの日本代表公式Xには、「ワイも藤田選手に投票したで」「要所、要所で輝いていました」「チマちゃんおめ」「間違いなくチマが1番やばかった」「チマくんおめでとうございます」といった声が上がった。
大岩ジャパンの立ち上げからチームを支えてきた男が、パリ行きの切符が懸かる大一番で特大の輝きを放った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 20:00
アトレティコ・マドリードがスロベニア代表GKヤン・オブラクの売却を検討しているようだ。
2024年05月01日 20:00
2023-24シーズンも最終盤を迎えている欧州サッカー。ドイツのブンデスリーガでは先日、バイアー・レヴァークーゼンが悲願の初優勝を決めている。
残りは3節。いまだ無敗を維持するレヴァークーゼンが史上初の無敗優勝を達成するのかどうかや、CL4強に勝ち残っているバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントの戦いぶり、さらには欧州カップの出場圏争いに残留争いと見所はまだまだ多い。
そうしたなか、新しい未来のテレビ『ABEMA』は1日、5月のブンデスリーガ放送スケジュールを発表している。
■第32節
「シュトゥットガルトvsバイエルン」/キックオフ時間:5月4日(土)午後10時30分〜(ABEMAプレミアム)
「ケルンvsフライブルク」/キックオフ時間:5月5日(日)午前1時30分〜(無料)
「フランクフルトvsレヴァークーゼン」/キックオフ時間:5月6日(月)午前0時30分〜(無料)
■第33節
「フライブルクvsハイデンハイム」/キックオフ時間:5月11日(土)午後10時30分〜(無料)
「バイエルンvsヴォルフスブルク」/キックオフ時間:5月13日(月)午前0時30分〜(ABEMAプレミアム)
「ボーフムvsレヴァークーゼン」/キックオフ時間:5月13日(月)午前2時30分〜(無料)
■第34節
「ウニオン・ベルリンvsフライブルク」/キックオフ時間:5月18日(土)午後10時30分〜(無料)
「フランクフルトvsライプツィヒ」/キックオフ時間:5月18日(土)午後10時30分〜(無料)
「レヴァークーゼンvsアウクスブルク」/キックオフ時間:5月18日(土)午後10時30分〜(無料)
シーズン無敗がかかるレヴァークーゼンと、現在7位につける堂安律所属のフライブルクの残り3試合が、全試合無料生中継に!
『ABEMA』では、生中継する試合のハイライトを試合終了後から30日間無料で楽しめるほか、「ABEMAプレミアム」であれば、試合終了直後から7日間、いつでも見逃しフルマッチが楽しむことが可能。
また、試合情報・選手情報などを観戦しながら確認できる「試合データ」を利用することができ、さらにスマートフォン、PC、タブレット、テレビなどライフスタイルに合わせて場所にとらわれず視聴することができる。
Jリーグとレヴァークーゼンでプレーした5名
ワールドカップ以来『ABEMA』でサッカーを観ていないという方は、奇跡とも言えるシャビ・アロンソ監督率いる今季のレヴァークーゼンだけでもチェックしてみてはいかが?
2024年05月01日 19:40
少しステップアップが早すぎたか。昨夏にフランクフルトからパリ・サンジェルマンへ移籍したフランス代表FWランダル・コロ・ムアニの1年目はほろ苦いものとなっている。
ここまで全コンペティション合わせて9ゴールは決めているものの、PSGはコロ・ムアニ獲得へ7500万ユーロ+ボーナス1500万ユーロの移籍金を費やしたとされているため、この移籍金額に見合う結果ではないだろう。
最近は出番も限られていて、チャンピオンズリーグ準々決勝のバルセロナ戦は1stレグと2ndレグ合わせても2分間しか出番がなかった。センターフォワードでは絶対的エースのキリアン・ムバッペに加え、同じく夏に加入したゴンサロ・ラモスもいる。ウイング起用も可能だが、そこにはウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラがいる。
仏『Foot365』によると、サンテティエンヌやレンヌでプレイしたフレデリク・ピキオンヌ氏はFW5番手くらいまで序列が変わってしまったと現状を不安視している。
「残念なことに、コロ・ムアニは完全に自信を失いつつある。例えばバルコラのような選手とは異なり、今季の彼は進歩していない。残念なことに、彼は現在PSGのアタッカーの中では5番手くらいだ。チームのスーパーサブになる可能性はあるけど、先発は難しい」
コロ・ムアニは2022年の夏にフランスのナントからドイツのフランクフルトへ移籍し、そこでのブレイクからフランス代表入り。2022年のワールドカップ・カタール大会では大会途中より貴重な戦力となり、アルゼンチンとの決勝にも出場した。
そこから昨夏のPSG移籍が実現しており、驚くほどのスピードでステップアップを果たした。それだけのポテンシャルはある選手だが、PSGでは出番確保に苦戦している。2022年からの大ブレイクにブレーキがかかってしまい、今季はやや我慢のシーズンか。
2024年05月01日 19:39
ラツィオにおける鎌田大地の株は右肩上がりだ。来季の残留を望む声も増え続けている。
夏に鎌田は今季いっぱいまでの1年契約を結んだ。しかし、選手が行使可能な延長オプションがついており、決断が注目されている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では出場機会に恵まれず、退団は不可避とも言われていた。だが、イゴール・トゥドール監督が就任してからは状況が一変。先発出場が続き、チームの中心的な役割を担うようになった。指揮官から絶賛されているのは周知のとおりだ。
クラブのクラウディオ・ロティート会長は、トゥドール監督が鎌田を「将来への支え」にしたとして、「彼がラツィオに残ると決めなければならない」と、選手に決断をうながした。
イタリアのメディア『TUTTOmercatoWEB』も4月30日、来季に向けてラツィオは改革していく予定と報じ、「それだけに、カマダ残留で中盤を確保することは、ひとつ問題を少なくして未来を計画するために重要」と伝えている。
OBからも残留希望の声が届いた。
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
ジャンカルロ・オッディは『Radiosei』で「(鎌田のことは)とてもうれしい」と述べている。
「ようやく本物の選手であると示してくれた。様々な適応の問題を抱えたが、彼のことはその経歴だけでも分かる。ラツィオに残るなら、私はうれしいね」
一方、『cittaceleste』によると、オジェニ・オナジも『Tag24』で「トゥドールの就任以降、カマダはよくやっている。監督は彼をとてもあてにしていると思う」と話した。
「日本人ミッドフィルダーには残留を決断してほしい。今の彼は試合に出ており、自信があって、素晴らしい成長ぶりだ。クラブと合意しなければいけないのはもちろんだが、残ると決めることもあり得るだろう」
トゥドールの下で鎌田が生き生きとしているのは誰もが認めるところだ。来季以降も水色のユニホームを着る彼を見ることはできるのか。決着のときが迫りつつある。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 19:10
ミランの新指揮官候補にブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が浮上しているようだ。
2024年05月01日 19:08
サンフレッチェ広島で就任3年目を迎えたミヒャエル・スキッベ監督の手腕について、MFの川村拓夢は次のように述べていた。
「ミーティングでの言葉で心を掴まれるというか、選手のモチベーションを高める術に長けています」
練習メニューはルーティン化されており、そこから感じ取れるのはGKの大迫敬介曰く「相手ではなく、結局は自分たちの(アグレッシブでハードな)サッカーができれば絶対に勝てる」という信念だ。
大迫は言う。
「守備が堅いチームがいたり、それこそFC町田ゼルビアみたいに確かなスタイルを持って戦うチームもいますが、そういう相手を対策するのではなく、自分たちのスタイルをどこまで表現できるか。なので、練習で相手の対策はしないですし、試合前日も広島のスタイルを貫くトレーニングをするので、そこはスキッベ監督の流儀なのかなと思います」
そんなスキッベ監督はオンとオフの使い分けがはっきりしていて、「オフをたくさんくれます」(大迫)。
「2オフ、3オフの後はきつい練習をバンバンやりますけど、メリハリのコントロールはすごく上手」と大迫はそう話していた。
川村も「そこですね、やっぱり」と同調する。
「連戦でも2日オフになるケースもあります。選手を信頼してくれているというか、2オフちゅうも僕たちは試合に向けて準備しますからね。監督との信頼関係が良い雰囲気を作る要因だと思っています」
スキッベ監督の下、広島が団結力のあるチームになっているのは間違いない。
【記事】「スピード、重さに加え、駆け引きも入ってくる」「GKとしては対応が難しい」広島の大迫敬介がそう絶賛した選手は?
2024年05月01日 19:00
アイスランドサッカー協会(KSÍ)とキットサプライヤーのPumaは3月、アイスランド代表の新ユニフォームを発表した。インターナショナルマッチウィーク後の発表ため、現時点でA代表まだ試合で着用していない。Iceland 2024 Puma Home
アイスランド代表 2024 Puma ホーム ユニフォーム
2024新ホームユニフォームは、アイスランド伝統のブルーを基調色に、“うねり”のような独特なデザインが特徴的。襟部分や袖口にレッドとホワイトの2色を配し、ユニフォーム全体がアイスランド国旗の3色で構成されている。
この独特なグラフィックはアイスランドの風土を表現したもの。「火と氷の国」と呼ばれるアイスランドだが、“氷”とは国土の約11%を覆う氷河を意味する。
前面のデザインは、ヴァトナヨークトル氷河、ラングヨークトル氷河などをモチーフに、アイスランドという国の特徴を描いたものだ。Iceland 2024 Puma Away
アイスランド代表 2024 Puma アウェイ ユニフォーム
新アウェイユニフォームはアッシュグレーを基調とし、各部に配したチャコールとオレンジで「火と氷の国」の“火”を意味する火山とそのエネルギーを表現したデザイン。偶然にもこのユニフォームの発表直前に、アイスランド南西部の街で大規模な噴火が発生した。
予選敗退のため、6月に開幕する欧州選手権(EURO2024)への出場は叶わなかったアイスランド。
今回発表となった新ユニフォームのA代表初着用は、6月に行われるフレンドリーマッチ2試合(イングランド戦、オランダ戦)となる可能性が高い。そして9月から始まるUEFAネーションズリーグより本格的に着用開始となる。
40年超えも!PUMAと「90年代以前から」契約が続く3つの代表チーム
「火と氷の国」を表現したアイスランドの2024新ユニフォームは、各国のPumaオンラインストア他で販売中。
2024年05月01日 18:30
今年1月にリヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を発表して以降、様々な人物の名前が後任候補として挙がっていたが、ここへ来てフェイエノールトのアルネ・スロット監督の就任が有力視されている。
もしもスロット監督が本当にリヴァプールで指揮を執ることになった場合、リヴァプールのシステムは現在の[4-3-3]から同監督がフェイエノールトで採用している[4-2-3-1]に変わると多くのイギリスメディアは予想している。そして、この指揮官交代に伴うシステム変更は、日本代表MF遠藤航のチーム内での立ち位置にも影響を及ぼす可能性がある。
遠藤は、昨年夏にシュツットガルトからリヴァプールに加入。昨年11月頃からアンカーと呼ばれる中盤の底の位置で先発出場する機会が増え、今季はここまで公式戦40試合に出場している。
しかし、イギリス紙『THE Sun』は、アレクシス・マクアリスターとトレント・アレクサンダー・アーノルドの組み合わせがダブルボランチ採用時のファーストチョイスになると予想し、遠藤については「アンカーとして今季は印象的な働きをしているが、システム変更でダブルボランチになったら外される選手の一人かもしれない」としている。
また、イギリス衛星放送『SKY』のピーター・スミス記者も同メディアのウェブページ上に掲載した記事の中で、遠藤が来季も引き続きリヴァプールで主力として活躍できるかどうかは定かではないと指摘している。
「リヴァプールのアンカーは、今季のこのクラブに関する大きな話題の一つだった。エンドウとマクアリスターがこの役割をシェアしてきたが、スロットはダブルボランチをよく採用するし、エンドウがこのポジションについての長期的な解決策なのかという疑問もある。守備的なミッドフィールダーが今夏の移籍市場でのターゲットになるだろう。」
今季は多くの試合で先発出場しているが、誰が監督をやってもレギュラーとして起用されるほどの確たる地位はまだ築いていない。それが遠藤に対する現地メディアの評価なのかもしれない。
2024年05月01日 18:23
サンフレッチェ広島が9年ぶりのJ1制覇を果たすために何が必要か。
2024年05月01日 18:03
レスターがイングランド人FWジェイミー・ヴァーディとの契約延長を画策しているようだ。4月30日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在37歳のヴァーディはアマチェアや5部リーグでのプレーを経て、2012年に当時チャンピオンシップ(2部)に所属していたレスターへ加入した。すぐさま前線の主軸に定着しプレミアリーグ昇格に貢献すると、2015−16シーズンには公式戦通算38試合の出場で24ゴール7アシストを記録。リーグ得点王に輝く大活躍で、元日本代表FW岡崎慎司(現:シント・トロイデン)らと共に“奇跡の優勝”の原動力となった。
その後もレスターで活躍を続けるヴァーディは、ここまで公式戦通算463試合に出場し190ゴール66アシストをマーク。37歳となった現在でも得点力は衰えておらず、在籍12年目の今シーズンも20ゴールを挙げ、チームのチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。そんな同選手の現行契約は今年の6月末までとなっており、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。
今回の報道によると、レスターはヴァーディとの契約延長に向けた交渉を既に開始しているとのこと。クラブはこれまでの貢献と今シーズンのパフォーマンスを高く評価し、新たに2025年6月末までの新契約を提示するべく準備を進めているという。また、来年1月で38歳となる同選手もキャリア続行に意欲を示しており、慣れ親しんだクラブでのプレー継続を前向きに検討しているようだ。
なお、現在レスターは収益と持続可能性に関する規則(PSR)に違反した疑いがあるとしてプレミアリーグから告発されているが、ヴァーディの契約延長交渉に支障をきたす可能性は低いと『デイリーメール』は指摘している。来たる2024−25シーズン、37歳の元得点王がプレミアリーグの舞台へ帰ってくるのか。今後の動向に注目が集まる。
2024年05月01日 18:00
2005年、ドルトムントは過剰な投資と経営戦略の失敗により経営破綻寸前まで追い込まれた。しかし、この危機が若手選手の育成を重視するクラブへ方針を転換するきっかけとなった。
ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが旗振り役となった改革は、ユルゲン・クロップとラース・リッケンの参画により加速する。2008年にトップチームの監督に就任したクロップは積極的に若手選手を抜てきして数々のタイトルをもたらし、時を同じくして入閣したリッケンはアカデミー改革を通して育成環境の充実を図った。2010-11シーズンに9シーズンぶり7度目のブンデスリーガを果たしたドルトムントで主力を担った選手の多くは23歳以下だった。ロベルト・レヴァンドフスキや香川真司、イルカイ・ギュンドアン、マッツ・フンメルス、さらにアカデミー育ちのマリオ・ゲッツェ、マルセル・シュメルツァー、ヌリ・シャヒンといった選手たちはクラブの哲学を象徴する存在だ。
ドルトムントの選手育成には大きく分けて2本の柱がある。レヴァンドフスキや香川のような有望な若手選手を世界中から幅広くスカウティングし、ワールドクラスへと羽ばたくチャンスを与えることが1本目。そして、ユースアカデミーから継続的に優秀なタレントを輩出することが2本目だ。そのためなら投資は惜しまない。
ポーランドリーグの得点王でしかなかったレヴァンドフスキや、日本の2部リーグでプレーしていた香川が、ドルトムントでの活躍を経た後にどんな選手になったかは今更言うまでもない。近年ではジュード・ベリンガムや、アーリング・ハーランド、ジェイドン・サンチョなどがドルトムントで飛躍のきっかけをつかみ、世界トップクラスの選手へと成長を遂げた。クリスティアン・プリシッチやピエール・エメリク・オーバメヤン、ウスマン・デンベレなどもドルトムントからステップアップしていった選手と言える。若手を積極的に実戦で起用し、ブンデスリーガやUEFAチャンピオンズリーグといったハイレベルな環境を経験させながら伸ばしていくという方針も有望なタレントを惹きつける魅力になっているはずだ。
アカデミーからも数々のタレントが輩出されている。自身も17歳でブンデスリーガデビューを果たし、1997年にはドルトムントでチャンピオンズリーグ優勝の立役者となったリッケンはクラブの育成方針について「ドルトムントのアカデミーは大きな遊園地ではない。選手たちを甘やかすつもりはないが、週に70時間から80時間かけて彼らに寄り添っていく」とブンデスリーガ公式サイトのインタビューの中で語っている。ドルトムントではアカデミーのために2000万ユーロ(現在のレートで約34億円)を投資し、トップチームの練習場に隣接する形で最新の設備を備えたトレーニングセンターを建設。最新のスポーツ科学に基づいたサポートを受けられる施設で若い選手の成長をサポートしている。
「サッカーは人生におけるサッカー以外の部分にもたくさんのものを与えてくれる。チームプレー、リスペクト、苦境から立ち上がる力などの重要な価値観を育み、世界について多くのことを学べる。我々の目標は、サッカー以外の分野でも人生における成功をつかめる若者を育成することだ」
このリッケンの言葉を裏づける取り組みの一つが、「タレントコーチ」の採用だ。ドルトムントでは映像分析やそれに基づいたフィードバック、課題作成、日常生活の世話などを担う人材を配置し、U-17からトップチームの若手まで幅広く継続的なサポートを提供する。ベリンガムもタレントコーチの助けによって飛躍できた選手の1人だ。17歳でバーミンガムからドルトムントに加入した若者を担当したのは、23-24シーズン終了とともにドルトムントを離れることが決まったオットー・アッドだった。現在レアル・マドリードでまばゆい輝きを放つイングランド代表MFは英紙『ガーディアン』のインタビューでタレントコーチの存在価値について次のように語っている。
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2024年05月01日 17:50
今季後半戦より評価が激変した選手の1人に挙げられるのがアーセナルFWカイ・ハフェルツだ。
前半戦はインサイドハーフで起用されることが多かったが、最近は最前線に入る機会が増えている。得点数も増えており、先日行われたプレミアリーグ第35節のトッテナム戦でも1ゴール1アシストと躍動。2月からだけで8ゴール5アシストと驚異の成績を残している。
英『The Guardian』もハフェルツのパフォーマンスを絶賛するが、その中でスポットを当てたのがフィジカルの強さだ。ハフェルツは193cmとサイズのある選手だが、どちらかといえばエレガントな足下のテクニックで勝負するタイプのアタッカーとの印象が強いかもしれない。
しかし、ハフェルツはその高さを活かしたフィジカル勝負でも強さを発揮できる。このトッテナム戦だけで8回もの空中戦勝利数を記録していて、今季全体ではリーグ戦で全体10位となる92回もの空中戦勝利数を記録しているのだ。この特長的にも最前線起用は合っていると言えよう。
同メディアはハリー・ケインのようにプレイしているとハフェルツのことを表現し、何でもできる万能選手と称賛する。
「彼はハリー・ケインのようにプレイした。時には深い位置まで落ちて巧みにパスを繋ぎ、ゴールを背にしてボールを持つこともあった。いったい彼はどんな選手なのか。本当のところは誰にも分からないかもしれない。ドイツのドログバか?彼はビッグゲームを好んでおり、フィジカルバトルも苦にしていない」
チェルシーで活躍したドログバのような筋骨隆々なタイプではないものの、ハフェルツも体を張ったプレイが出来るのは確かだ。シーズン途中よりハフェルツの最前線起用に舵を切ったアーセナル指揮官ミケル・アルテタの判断は大正解だったと言える。