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2024年04月24日 07:00
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は、U-23韓国代表戦の翌日、4月23日にトレーニングを実施。練習後、大畑歩夢がチームのエースストライカー細谷真大について言及した。 細谷は今大会、ここまでのグループステージ3試合でいまだノーゴール。第2節のUAE戦では74分からピッチに立ち、再三にわたって訪れた決定機をモノにできないなど、苦しんでいる。 これまで、この世代の代表で攻撃を牽引してきたFWの現状をどう見ているか訊かれた大畑は次のように答えた。 【PHOTO】U-23日本代表の韓国戦出場16選手&監督の採点・寸評。守備陣で唯一の及第点だったのは... 「身体の強さだったり、守備でも後ろからセンターバックを消しながら追うとか、急に現れて、ボールを最後は奪い切るところだったり、ゴールに一番近いところで最後は決めるだけというところが彼の武器。 やっぱり彼もゴールが欲しいところでなかなか取れてないと思う。でも自分が出たらそこの動き出しはフォワードを見ているので、そこは自分と一緒に出たら生かしてあげたいというのはあります」 グループステージを2位で通過した日本の次戦は25日に行なわれ、準々決勝で開催国のカタールと対戦する。大畑とのホットラインから細谷の復活弾は生まれるか、注目だ。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 09:53
ジュピラー・プロ・リーグ プレーオフ2第7節が3日に行われ、ウェステルローとシント・トロイデン(STVV)が対戦した。
STVVでは、日本代表GK鈴木彩艶と同MF伊藤涼太郎が先発。DF小川諒也は58分から途中出場した。なお、MF藤田譲瑠チマとMF山本理仁は、同日に行われたU−23アジアカップ決勝に出場したため不在。元日本代表FW岡崎慎司は負傷欠場した。
8分、伊藤がSTVVに先制点をもたらす。ペナルティエリア手前でパスを受けると、右足を振り抜いて鋭いシュートを放つ。相手GKはボールに触ったものの止めることができず、ボールはゴールに吸い込まれた。
しかし、32分にジョーダン・ボスの強烈な一撃でウェステルローに追いつかれると、STVVは後半開始早々に逆転を許してしまう。それでも69分、STVVが試合を振り出しに戻す。伊藤が敵陣中央から針の穴を通すような縦パスを供給。これを受け取ったアドリアーノ・ベルタッチーニは飛び出してきた相手GKをかわし、右足でゴールへ流し込んだ。
後半アディショナルタイムの終盤、小川にアクシデントが発生。空中でヘディングした後に着地を失敗して右手首を負傷し、STVVは残り時間を10人で戦うことになった。試合は2−2のまま終了し、STVVは直近5試合で3分2敗と勝利から遠ざかっている。
次節は12日に行われ、STVVはメヘレンと対戦する。
【試合ハイライト動画】伊藤涼太郎が1G1A ウェステルロー 2−2 シント・トロイデン
2024年05月04日 09:42
ブンデスリーガ2部第32節の2試合が3日に行われた。
ドイツ北部の大都市を二分する“ハンブルガー・シュタットダービー”が開催。6年ぶりの1部復帰に希望をつなぎたい4位ハンブルガーSV(HSV)と、勝てば14年ぶりの1部復帰が確定する首位ザンクト・パウリが激突した。
お互いにチャンスを生かせずにスコアレスのまま試合終盤を迎えると、85分にコーナーキックの流れからロベルト・グラッツェルが押し込んでHSVが先制に成功する。アウクスブルクからHSVに期限付き移籍中のMF奥川雅也は86分からピッチに立つと、後半アディショナルタイム5分に相手のレッドカード誘発とPKを獲得する大仕事。しかし、PKキッカーを務めたルドヴィト・ライスのシュートは相手GKにコースを読まれて止められた。それでも、1点を守り切ったHSVが勝利し、1部2部入れ替え戦に出場できる3位フィニッシュの可能性を保つとともに、宿敵が目の前で自動昇格を決めることを阻止した。
自動昇格の可能性を残す3位デュッセルドルフは、ニュルンベルクとホームで対戦。デュッセルドルフの日本代表MF田中碧とMFアペルカンプ真大はフル出場し、ニュルンベルクの日本代表MF奥抜侃志は途中出場した。デュッセルドルフはフィンチェント・フェルメイのドッペルパック(1試合2ゴール)で前半に2点を奪うと、56分に1点を返されたものの、72分に再びリードを広げ、3−1で勝利した。2位ホルシュタイン・キールとの暫定勝ち点差を「2」に縮めるとともに、4位HSVとの勝ち点差「4」を維持し、3位以上でのフィニッシュに王手をかけた。
FW町野修斗が所属する2位キールは、5日にヴェーエン・ヴィースバーデンと敵地で対戦する。キールは勝てば首位に浮上する。
そして、次節はキールとデュッセルドルフが直接対決。ザンクト・パウリはホームでオスナブリュックと対戦し、勝てば自力での昇格が決まる。HSVは敵地でパーダーボルンと対戦する。
ブンデスリーガ2部の暫定順位表と今後の対戦カードは以下の通り。
■ブンデスリーガ2部 上位暫定順位表
1位 ザンクト・パウリ(63/+23)
2位 ホルシュタイン・キール(61/+24)※1試合未消化
─────自動昇格圏─────
3位 デュッセルドルフ(59/+31)
────入れ替え戦出場圏────
4位 ハンブルガーSV(55/+18)
※()内は勝ち点/得失点差
※勝ち点で並んだ場合、(1)得失点差、(2)総得点、(3)当該チーム同士の対戦成績の順に最終順位を決定
■ブンデスリーガ2部 今後の主な対戦カード
【第32節】
▼5月5日(日)
ヴィースバーデン vs キール
【第33節】
▼5月10日(金)
パーダーボルン vs HSV
▼5月11日(土)
キール vs デュッセルドルフ
▼5月12日(日)
ザンクト・パウリ vs オスナブリュック
【最終節】
▼5月19日(日)
HSV vs ニュルンベルク
デュッセルドルフ vs マクデブルク
ハノーファー vs キール
ヴィースバーデン vs ザンクト・パウリ
【試合ハイライト動画】熱狂の一戦はHSVに軍配! ハンブルガーSV 1−0 ザンクト・パウリ
2024年05月04日 08:58
レアル・ソシエダでプレーする日本代表MF久保建英。今年2月に契約を2029年まで延長したが、移籍の噂は絶えない。
そうしたなか、Xのフォロワー数12万以上を誇る『Sam C』は「今日午後、リヴァプールが久保の移籍についてレアル・ソシエダに接触したと関係者が語った。契約解除料は6000万ユーロ(99億円)」と伝えた。
リヴァプールはエースに君臨してきたエジプト代表FWモハメド・サラーの去就が不透明になっており、この夏にサウジアラビアに移籍する可能性がある。彼の後釜として久保を狙っていると伝えられてきた。
「リヴァプール移籍を本当に後悔している5人のスター」
一方、ソシエダのイマノル監督は久保のリヴァプール移籍説について、「彼は(ソシエダで)続けたがっている。関心については知らない」と語っている。この夏も久保の去就は注目を集めそうだ。
2024年05月04日 08:48
プレミアリーグ第36節が3日に行われ、ルートン・タウンとエヴァートンが対戦した。
2024年05月04日 08:35
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
後半アディショナルタイムにはPKの大ピンチが到来したが、GK小久保玲央ブライアンが圧巻のセーブを見せて、チームの危機を救っている。
一方、同点に追いつくチャンスを逸してしまったのは、途中出場だったMFウマラリ・ラクモナリエフ。
『Championat』などによれば、20歳の彼はこう話していたそう。
「初日から優勝を目標に臨んだ。今日勝って、優勝して帰国したかった。残念ながら、神の力によって、そうする幸運に恵まれなかった。
ウズベキスタンの全国民に何千回も繰り返し謝罪する。僕らはチャンピオンになりたかっただけ。それ以外には何もない。
僕らとともにあると感じてさせてくれてありがとう。神のご加護のもと、オリンピックで僕らが目指している最高の結果を記録することで、再び皆さんに喜んでもらえるよう努力する」
国民にPK失敗を詫びていたようだ。
「なぜかPKの成功率が低い」7名のスーパーストライカーたち
五輪初出場となるウズベキスタンは本大会でグループCに入り、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と対戦する。
2024年05月04日 08:33
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎が浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合後にチームメイトたちと喜びをともにしていたのは左SBを務めたファンウェルメスケルケン際と、CFで先発したバフェティンビ・ゴミスだ。
今季加入したファンウエルメスケルケンは甲府のアカデミーから長くオランダで活躍し、海外経験も豊富で英語も堪能。
そのため、元フランス代表FWのゴミスとも英語でコミュニケーション。仲の良さが光るが、浦和戦後にもサポーターへ挨拶した後には何やらふたりで話していた姿も印象的だった。どんな会話をしていたのか、試合後、ファンウエルメスケルケンは笑顔で教えてくれた。
「勝点3自体を取ることが大切だったので、それが取れて良かったねということ。バフェ(ゴミス)もこれから試合にどんどん絡んでコンディションを上げていきたいねという話もしていました。
バフェは今年(リーグ戦で)初先発ですよね? そのなかでお陰様でバフェを経由して点が生まれていたので、チームとしても良い形でバフェにも結果をもたらすことができたんじゃないかなと。ハッピーなことをふたりで話していました。日々コミュニケーションは取っていますし、試合後もいつもいろいろ会話をしていますね」
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
ここ数試合、左SBとして安定した働きを見せるファンウエルメスケルケンと、調子を上げてきた印象のゴミス。
「ふたりの関係性からのゴールを見たいですね」と投げかけると、「本当にバフェの得点を僕がアシストしたいので、それができるよう頑張りたいです」と話し、ファンウエルメスケルケンはスタジアムを後にした。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 08:24
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を果たした。
この試合、リードする展開で終了のホイッスルが鳴る直前、ピッチ上ですでに涙を流していたのがGK小久保玲央ブライアンだ。その涙は、試合中にかけられたチームメイトからの言葉がきっかけだった。
小久保は、1−0で迎えた90+8分に相手に与えたPKをストップ。キッカーのラクモナリエフが右足でゴール左に放ったシュートを読み切り、横っ飛びでセーブした。
その後、駆け寄ってきた選手たちに称えられたことで、様々な思いが押し寄せ、涙がこぼれたのだと言う。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
「チームのみんなが駆け寄ってくれて、『俺ら信じてたよ』って。自分的にPKはあんまり自信がなかったけど、PKの前にもみんなが背中を押してくれて、『ブライアンなら止めれるでしょ』と。いろんな選手からの言葉を信じて、自分の思った方向に飛べた。それで、自信持ってセーブできたので、感情的にもやっぱりちょっときちゃいました。
あとはこのチームでの活動が終わってしまうだったり、アジアのチャンピオンになるために日本国民の人が応援してくれているとかで、自分的にすごく感情的なってしまいました」
ビッグセーブでチームをアジア王者へと導いた小久保は、「本当に優勝できて嬉しい」と喜びを噛みしめていた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 08:15
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
2024年05月04日 08:08
カタールで開催されていたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)は、日本の優勝で幕を閉じた。
現地5月3日に行われた決勝で、大岩ジャパンはウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイム1分に山田楓喜がミドルシュートを突き刺し、1−0で勝利を収めた。
今大会の結果、日本、ウズベキスタン、そして3位のイラクが五輪出場権を獲得。4位のインドネシアはギニアとのプレーオフに回る。
グループステージで日本に勝ちながらも、準々決勝でインドネシアに敗れ、10大会連続出場を逃した韓国のメディア『マイデイリー』は「韓国に負けた日本が優勝、韓国が敗れたインドネシアが4位。韓国は衝撃の脱落」と見出しを打った記事を掲載。日本の勝ち上がりについて、次のように綴った。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
「グループリーグで韓国に敗れたが、復活して頂上制覇に成功した。準々決勝ではホームのカタールに4−2で逆転勝利し、準決勝ではイラクを2−0で破った。そして、ウズベキスタンを撃沈してアジア1位となり、パリ五輪への出場権を獲得した」
一方、韓国については、「4強にさえ上がれなかった。ベスト8のインドネシア戦で衝撃的な敗北を受け、荷物をまとめた。10回連続のオリンピック本選行きに挑戦したが意志を成し遂げることができなかった」と伝えている。
日韓の明暗が色濃く分かれたトーナメントとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 08:04
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
トレーニングでの姿を知っているからこそグッとくるものがあった。
J1の11節、川崎がホームで浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合終了間際に家長昭博がダメ押しの3点目を決めた瞬間、喜びの輪とは別の場所で、そっとチームのために動く男がいた。
この日、第2GKとしてベンチ入りを果たした早坂勇希である。
川崎アカデミー出身で、桐蔭横浜大を経て、2022年に川崎に加入。ただGKは試合のメンバー入りへ2枠しかない特別なポジションである。プロ3年目、新型コロナウイルスの影響もあってベンチメンバーが揃わなかった2022年の23節の浦和戦で、フィールドメンバーとしても用意した場面を除き、リーグ戦ではベンチ入りを果たせずにいた。
それでも前節の広島戦(△2−2)のウォーミングアップ中に腰を痛めたチョン・ソンリョンが今節も欠場。広島戦に続いて上福元直人がファインセーブを連発したなかで、第2GKに指名されたのが早坂であった。
「一回目は白いユニホーム(浦和戦のフィールドプレーヤーのセカンドユニホーム)でJリーグのベンチ入りでした。ただ、ACLで経験(ベンチ入り)していましたし、ホームでこれだけ多くの方が入ったのは初めてでしたし、独特な雰囲気ではありましたが、声援が本当に背中を押してくれました。だからこそ自分にできること、声がけだったり、終盤のできる限りのことを一つひとつやるだけだったので、そういう意味では今日はすごく良い一日だっと思います」
“自分のためにできること”。それが冒頭のシーンなどであり、3点目の直前からを足を気にしていた同期のDF佐々木旭(流通経済大出身)に声をかけ続け、ゴールが決まった瞬間にはそっと近づき、檄を飛ばしたのである。
「僕の立場からすれば、ベンチから声をかけることしかできないと言いますか、できる限りのことはそれしかないと思ったので、旭が足に違和感を感じたというか、足を攣っていたのかもしれないですが、そこは感じていたので、そこへのコーチングだったり、旭が水を取りに来た時に、もう(時間が)ないから気持ちで乗り越えろと。
そのひと言で旭がどれだけ頑張れたか分かりませんが、そのひと言で変われれば良いなという気持ちで、得点の喜びもありつつ、もうちょっだから頑張れと。旭は最後まで闘う姿勢を見せてくれていたので、声をかけられて良かったなと思います」
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
その姿はまさに彼の真骨頂である。トレーニングに真摯に取り組み、選手寮ではまとめ役として、仲間たちと会話をかわす。記者陣とのコミュニケーションも実に誠実で、まさに好青年である。
もっとも、彼がこれほどチームのために働くことができ、準備を怠らずにいられるのは、チョン・ソンリョン、上福元直人、そしてアカデミーの先輩でもある安藤駿介の背中があってこそでもある。今回のベンチ入りに関してもこう胸を張った。
「常に100パーセントでトレーニングをしていますし、いつ、どんな、スクランブルが起きても準備はできているので、今回はソンリョンさんが前節、腰の痛みが出ていたので、ひとり(メンバーが)変わるだろうなと思っていましたし、カミくん(上福元)がああやって素晴らしいパフォーマンスを前節してくれたので、何があっても良いように準備をしていました。ここは安藤さんだろうが、自分だろうが、良い準備はできているので、そこはキーパーチームとして、トモさん(石野智顕GKコーチ)含め、全員が良い準備をできています」
この日は3点目のシーンだけでなく、佐々木が勝ち越し弾を決めた際には、早坂のもとにいち早く抱き着きに走った姿も印象的で、試合後には、桐蔭横浜大出身の4人(早坂、山田新、橘田健人、山内日向汰)でサポーターの前に立てたことも、微笑ましい光景であった。
「近年、桐蔭の選手がフロンターレに多く入ってきているので、自分だけが(メンバーに)入れなかった悔しい想いは常にしていました。ミキさん(山根視来/現ロサンゼルスギャラクシー)がいた時に、揃いたかったという想いも正直ありますが、こうやって揃うことができたのは、桐蔭にも良いニュースだと思いますし、ここからは自分がどう変えるか。メンバー入りではなくスタメンで出場して90分間やれたら一番良いですし、満足せず、全員でピッチの上で勝利を掴めるようにやっていきたいです」
改めてレギュラー枠がひとつしかないGKは特別なポジションである。それでもチームワークを大切にし、いつくるか分からないチャンスに備えて準備をし続ける。その大切さを早坂の姿から感じ取ることができたゲームであり、彼のさらなる成長に期待したくなる場面の連続でもあった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 07:59
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
パリオリンピックの本大会出場権を掴み取り、8大会連続出場を決めた。
優勝セレモニーで、控えGK山田大樹が見せた振る舞いも話題になっている。荒木遼太郎の背番号13が入ったユニフォームを着こんでいたのだ。
途中出場だった荒木は山田楓喜の決勝点を演出したが、その前に相手GKとの接触で頭部を痛めるようなシーンがあった。
その後もプレーを続けた荒木だが、アディショナルタイムにストレッチャーでピッチ外に運ばれるとセレモニーにも姿を見せず。
2002年1月8日生まれの山田大樹と2002年1月9日生まれの荒木は、2020年に鹿島アントラーズでデビューした同期(山田はユースから昇格、荒木は東福岡高から入団)。
赤い彗星、東福岡高校出身のサッカー選手「最強の5人」
荒木は今季からFC東京にローン移籍したが、山田は同期の絆を示していたようだ。ただ、荒木の容態も気になるところで、続報を待ちたい。
2024年05月04日 07:40
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げた。
2024年05月04日 07:22
[U-23アジア杯・決勝]U-23日本 1−0 U-23ウズベク/5月3日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されたU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を飾った。
前半はウズベキスタンに主導権を握られ、ボールを持てても相手の守備を崩しきれず。フィニッシュで終われないままスコアレスで終わる。
後半途中、交代カードを切ったことをきっかけに持ち直すと、終盤の90+1分に決勝弾。高井幸大がボールを奪って持ち運び、巧みなヒールで繋ぐ。藤田譲瑠チマがダイレクトで縦パスを送り、荒木遼太郎がはたくと、これ受けた山田楓喜がペナルティエリア中央で左足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅に決めた。
終了間際にはペナルティエリア内で関根大輝のハンドをとられ、PKを献上も、GK小久保玲央ブライアンがスーパーセーブ。1点を守り抜き、アジア王者としてパリ五輪へ臨むこととなった。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「7」
序盤から相手の攻勢を受ける展開で、試合内容は決して満足のいくものではなかった。しかし、この舞台の決勝でしっかりと勝ち切った結果は称えられるべきで、チーム採点も高めの評価となった。
前半は中盤の藤田譲瑠チマ、山本理仁、松木玖生が激しいマークに遭い、なかなか前を向けなかった。そのため、前線の選手に良いパスが入らず、シュートは相手のビルドアップのミスから生まれた佐藤恵允の1本のみだった。
これまでグループステージ、準々決勝、準決勝と戦ってきた相手には感じなかったスピード、強さ、上手さがウズベキスタンにはあった。長い時間、相手の個の能力に圧倒された印象だ。
ただ、後半の途中から投入した荒木遼太郎、平河悠、川粼颯太、山田楓喜が躍動してチャンスを作り出せるようになり、その山田楓が決勝点。大岩剛監督の采配が見事に的中した。
MOMは決勝ゴールを挙げた山田楓と悩んだが、終了間際にPKを止め、もうひとりのヒーローとなったGK小久保を選んだ。相手の攻勢を受けるなかで安定したセービングを見せ、終了のホイッスルが鳴る直前には涙を流していた正守護神を高評価。決勝点の起点となり、無失点に抑えた高井も高く採点した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 07:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップが閉幕した。
優勝の日本、準優勝のウズベキスタン、3位のイラクまでが本大会出場確定。4位のインドネシアはアフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフで出場を目指す。
そのインドネシアは韓国人のシン・テヨン監督が率いているが、準々決勝では韓国を撃破。ベスト4にも進めなかった韓国は40年ぶりに五輪出場を逃した。
韓国紙『My Daily』は、「韓国に負けた日本優勝、韓国に勝ったインドネシア4位。韓国は衝撃敗退」と伝えている。
「日本はグループステージで韓国に負けたが、復活して覇権奪還に成功した。シン・テヨン監督率いるインドネシアは4位。グループステージで優勝候補のオーストラリアを押し退けて2位に入ると、準々決勝では韓国を下して台風の目に。韓国は準決勝にも進めず。インドネシアに衝撃敗戦を喫した後、荷物をまとめることになった。10大会連続の五輪出場という目標は達成できず」などと報じていた。
日本人vs韓国人!市場価値が最も高い8人を比べるとこうなる
衝撃敗退となった韓国は、兵役免除がかかるアジア競技大会と五輪との間の選手育成のジレンマをかかえており、ファン・ソンホン監督が育成改革を提起している。また、国内では、「韓国を破ったインドネシアのように二重国籍選手を誘致する方法を考える時期に来ている。『両親が韓国人の選手』だけにこだわるのは世界的な潮流ともそぐわない」として二重国籍選手の解禁を提唱する声もある。
2024年05月04日 06:51
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝でウズベキスタンを1-0で下して優勝を遂げた。
同大会はパリオリンピックのアジア最終予選も兼ねている。優勝した日本は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することが決まった。
グループBはアルゼンチン、モロッコ、イラク、ウクライナ。
グループCはウズベキスタン、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国。
グループAはフランス、アメリカ、ニュージーランド、そして、残り1か国はインドネシア対ギニアの大陸間プレーオフの勝者となる。
パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人
日本は7月24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦。グループステージの上位2チームが準々決勝に進み、8月9日に決勝が行われる(3位決定戦は8日)。