2024年04月25日 10:48
男子テニス、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は24日、「しっかりと戦える状態」にないと感じた場合は、最多14回の優勝を誇る今年の全仏オープン(French Open)には出場しないと述べた。 今週出場するマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)の会見で、「これからの3週間で何が起こるかは分からない。戦い続けるし、パリ(全仏オープン)でプレーするために自分がやらなくてはならないと思うことをやる」としつつ、「今の状態なら出場しない。もしパリがきょうだったらコートには上がらない。それが現実。しっかりと戦えるという手応えがある場合にのみパリでプレーする」と発言した。 ナダルは股関節のけがで昨季の大半を棒に振り、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、筋肉系の問題ですぐさま再離脱し、今シーズンはここまで5試合のみの出場となっている。今季のクレー初戦となった前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は2回戦敗退。マドリード・オープンでは25日の1回戦で16歳のダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch、米国)と対戦する。 マドリード・オープンに向けては「100パーセントでプレーできる状態ではないが、あす試合をする準備はできている。マドリードで最後にもう一度プレーすることが自分にとっては大切」と語った。 その一方で、現役最後になる可能性があるとして迎えている今シーズンは、これまで思い描いたようにはいっていないとも話し、「数週間前はツアーでもう一度プレーできるかも分からなかった」「完璧ではない。でも少なくともプレーはできているし、自分にとってとても大切ないくつかの大会で楽しむことができている。コートの上でおそらく別れを告げられるという事実は喜べる」と述べた。 状態については、技術ではなく「体の制限」に問題があると説明。「この1年半から2年はいろいろなことがあった。体の感覚が自分の望む形での戦いを許してくれていない」とコメントした。 ■関連記事 ・大坂なおみ、クレーで2年ぶり白星 マドリードOP快勝発進 ・フェデラー、涙の現役引退 盟友ナダルとダブルスで幕 ・ナダル、全仏で「死力尽くす」 復帰戦バルセロナOPは2回戦敗退
2024年05月04日 13:05
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は3日、男子シングルス準決勝が行われ、フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)は、対戦した大会第30シードのイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)が第1セット3-3の場面で背中の問題を理由に途中棄権したことを受け、決勝に進出した。
オジェ・アリアシムは、準々決勝でも対戦予定だった第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が股関節のけがで試合前に棄権し、さらに3回戦もヤクブ・メンシク(Jakub Mensik、チェコ)の途中棄権で勝ち上がっていた。
今大会は開幕前に世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が欠場を表明すると、シナーの他にも第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)がレへチカとの準々決勝を途中棄権するなど、痛手が続いている。
また、世界ランク3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)も同日、右前腕のけがを理由に次週行われるマスターズ1000(ATP Masters 1000)のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)を欠場すると発表した。
3試合しか完全に戦わず、キャリア初のマスターズ決勝に駒を進めることになったオジェ・アリアシムは「クレイジーだ。過去に同じ経験をした選手がいるか分からないが、自分としては奇妙な状況だ」と驚きを口にしつつ、棄権を強いられたレへチカに同情した。
決勝では第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)と対戦する。
ルブレフは第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を6-4、6-3で下し、通算5度目のマスターズ決勝進出を果たした。
ルブレフは今大会まで4連敗中だったが、今大会ではアルカラスを準々決勝で破るなど立て直し、これで5連勝としている。試合後には「(今週は)間違いなくメンタルの調子が断然良く、感情を正しい方向に持っていきながらプレーできている。それが決勝進出につながったと思う」と手応えを口にした。
オジェ・アリアシムとの通算成績は4勝1敗で勝ち越しているが、5試合中4試合でフルセットにもつれている。直近の対戦となった2月のABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2024)では、ルブレフが3本のマッチポイントをしのいで勝利している。
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2024年05月04日 12:12
男子テニス、世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は3日、右前腕の痛みが続いていることを理由に、次週のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)を欠場すると発表した。
四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るアルカラスにとっては、全仏オープン(French Open 2024)の開幕を26日に控える中での今回の打撃となった。
X(旧ツイッター)への投稿で「マドリード(・オープン<Mutua Madrid Open 2024>)の後、少し痛みを感じ、腕に違和感がある」と明かし、「残念ながらローマ(イタリア国際)ではプレーできなくなった。回復して100パーセント痛みがなくなるよう休養が必要だ」と説明した。
アルカラスは同じけがでモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)も欠場している。
3連覇が懸かったマドリード・オープンには出場したが、1日の準々決勝でアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)に6-4、3-6、2-6で敗れ、大会でのマッチ連勝は14でストップ。その前日のヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)との4回戦でも3時間近くプレーしていた。
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2024年05月03日 09:12
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は2日、女子シングルス準決勝が行われ、連覇を狙う大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は1-6、7-5、7-6(7-5)で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を下し、決勝に進出した。
第1セットを落とし、さらに第2セットもブレークダウンとなったところからの大逆転勝ち。決勝では2年連続で第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と対戦することが決まった。
ルバキナ相手には直近4戦3敗だったが、クレーでの初対戦を勝利で飾った。「どうやったか分からないが、なんとか第2セットで踏ん張ることができた」と振り返り、「タフな試合だった。彼女は素晴らしい選手。今夜は信じられないようなテニスができた」と話した。
世界ランキング1位のシフィオンテクは第18シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に6-1、6-3で快勝した。
シフィオンテクはサバレンカに過去6勝3敗と勝ち越しているが、昨年のマドリード・オープン決勝ではフルセットで敗れている。
この日は試合を通じてアンフォーストエラーの数はわずか8本とほぼ完璧な内容を披露し、キーズにほとんど付け入る隙を与えなかった。WTA 1000ではこれが通算11回目の決勝進出。試合後のオンコートインタビューでは「きょうは非常に安定した試合ができてとても満足している」と手応えを口にした。
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2024年05月03日 08:41
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は第30シードのイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)を相手に第1セットを4-6で落としたところで途中棄権した。
2024年05月02日 12:29
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は1日、女子準々決勝が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)はミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)を6‐1、6‐4で下し、4強入りを決めた。
サバレンカは17歳のアンドレーワを相手にブレークポイントを握られることなく、35本のウイナーをたたき込んで79分で勝利。苦しむことなく、大会のマッチ連勝を10に伸ばした。
サバレンカは準決勝で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)との対戦が決定。ルバキナは4‐6、7‐6(7‐4)、7‐5でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に勝利した。
第2セットでゲームカウント2‐5から巻き返したルバキナは、最終セットでも2度マッチポイントをしのいで逆転勝利。これでルバキナは今季6度目となる4強入りを果たしている。
サバレンカはルバキナとの直接対決でこれまで5勝3敗としているものの、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)決勝で敗れるなど、直近の4試合では3敗を喫している。クレーコートでの対決は今回が初めてとなる。
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2024年05月02日 10:16
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は1日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6‐4、3‐6、2‐6で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)に敗れ、連覇の望みと大会マッチ14連勝が途切れた。
モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)の出場を見送り、右前腕のけがから1か月ぶりの復帰戦となっていたアルカラスは、ルブレフの奮起を抑えきることができず、男子としては初となる大会3連覇を逃した。
世界ランクトップ3との対戦で直近5連敗、アルカラスとの直接対決は0勝1敗としてこの日を迎えていたルブレフだったが、力強いテニスを見せて番狂わせを演じた。
ルブレフは準決勝で、第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との対戦が決まった。フリッツは、第21シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)を6‐1、3‐6、6‐3で退けている。
一方で第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、右臀部(でんぶ)の負傷により棄権を申し出た。フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)と対戦予定だったシナーは、今週臀部の問題に悩まされていたと明かしている。
シナーは今季30試合中28勝を挙げ、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)やABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2024)、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)でタイトルを獲得していた。
今後はイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)に臨み、今季四大大会(グランドスラム)第2戦の全仏オープンテニス(French Open 2024)に向かう予定となっている。
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2024年05月01日 14:09
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は30日、11月にスペイン・セビリア(Seville)で行われる決勝ラウンドの組み合わせが発表され、日本は1回戦でルーマニアと対戦することが決まった。勝てば準々決勝で第2シードのイタリアと激突する。
前回王者のカナダ、イタリア、オーストラリア、チェコの上位4シードは準々決勝からの登場となる。大会は今回からグループステージが廃止され、ノックアウト方式で行われる。
決勝ラウンドの組み合わせは以下の通り。
■1回戦(11月12〜14日)
ドイツ対英国
スロバキア対米国
スペイン対ポーランド
日本対ルーマニア
■準々決勝(11月15〜17日)
カナダ対ドイツと英国の勝者(準々決勝1)
オーストラリア対スロバキアと米国の勝者(準々決勝2)
スペインとポーランドの勝者対チェコ(準々決勝3)
日本とルーマニアの勝者対イタリア(準々決勝4)
■準決勝(11月18〜19日)
準々決勝1の勝者対準々決勝2の勝者
準々決勝3の勝者対準々決勝4の勝者
■決勝(11月20日)
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2024年05月01日 11:47
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は30日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は第11シードのベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)に4-6、6-0、6-2で逆転勝ちし、2年連続の準決勝進出を果たした。
2024年05月01日 10:04
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は30日、男子シングルス4回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は5-7、4-6で大会第30シードのイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)に敗れた。
37歳のナダルは今季限りで引退する意向を表明しており、最多5回の優勝を誇るマドリード・オープン出場も今回が最後になるとみられる。
試合後のインタビューでは「幸せだ。非常に特別な一週間になった。とても前向きで、感動的だった。もう一度このコートでプレーするチャンスを得られた」と語った。
コートでは特別セレモニーも行われ、ナダルが優勝した年と「ありがとう。ラファ」と書かれた垂れ幕が掲げられた。
客席から家族も見つめる中、ナダルは「これはジョークだよ。来年戻って来るんだから」と冗談を飛ばしつつ、「キャリアを通じて自分を支えてくれたみんなに対し、ありがとうという言葉しかない。まだ終わっていないが」とコメント。「ここで皆さんがくれたものはギフトだ」と感謝し、「自分の愛する仕事をできたのはラッキーだった。この人生を送れていることも最高に幸運だと感じる。これ以上を求めることはできない」と続けた。
一方のレへチカは、最後のマドリード・オープン出場となるナダルに勝利するのは「ほろ苦い」気分だとしつつ、「彼のような伝説的な選手と同じコートに立つことができたのは信じられない。夢のようだ」と語った。
第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-4、6-7(5-7)、7-6(7-4)で第23シードのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に競り勝ち、大会での連勝を最長タイの14に伸ばして8強入りした。
第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は5-7、6-3、6-3で第16シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に逆転勝ちし、今季のマスターズ1000(ATP Masters 1000)全4大会で準々決勝に進出している。
第5シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は4-6、5-7でフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)にストレート負け。勝ったオジェ・アリアシムが、4強入りを懸けて全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者のシナーと激突する。
第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は第17シードのアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)を7-6(7-3)、6-4で退け、これで全てのマスターズ1000で8強入りを果たしたことになった。
第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は第21シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)に3-6、4-6で敗れた。
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2024年04月30日 09:33
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は29日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-0でサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)に完勝し、8強入りを果たした。
シフィオンテクは最初のゲームを落としてから12ゲームを連取し、ソリベストルモを一蹴した。準々決勝では第11シードのベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)と対戦する。
全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は同胞のマディソン・キーズ(Madison Keys)に6-7(4-7)、6-4、4-6で敗れた。
ガウフは7度のブレークを喫したほか、13本のダブルフォールトを犯し、試合後には「サーブをキープできなかったことが響いた」と嘆いた。「サーブは改善中で、多くのマイナーチェンジを施しているところ」としつつ、「調子がいいときは間違いなく武器になるし、あとは安定感を高めるだけ」と話した。
勝利したキーズは、準々決勝で第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)と顔を合わせる。2022年大会を制したジャバーは第9シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)に6-0、6-4で快勝した。
この日が17歳の誕生日だったミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)は第12シードのジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)を7-6(7-2)、6-4で破り、準々決勝に進出した。
次戦は前回大会の4回戦で敗れた第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)と再戦する。大会連覇を狙うサバレンカは第13シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)を4-6、6-4、6-3で下した。
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2024年04月30日 08:59
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は29日、男子シングルス3回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-7(5-7)、6-3で世界ランク91位のペドロ・カチン(Pedro Cachin、アルゼンチン)を下し、4回戦に進出した。
今季限りで引退する意向を表明しているナダルは、これが最後のマドリード・オープン出場になるとみられており、3時間を超える激戦の後にはカチンから記念にウエアの交換を頼まれていた。
試合後のインタビューでは浮き沈みのある内容だったと振り返りつつ、「今は楽しめている。あす起きてどうなるか見てみよう。ホームでのプレーには大きな意味がある。夢を見続けるために、とにかく自分のベストを尽くすだけだ」と話した。
30日の4回戦では第30シードのイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)と対戦する。1週間前の練習試合では敗れているレヘチカに勝つことができたら驚くかという質問に対しては「イエス。きょうの試合を経てなおさらだ。(レヘチカは)非常に高いレベルでプレーしていて、とても強力なサーブもある」とコメントした。
2回戦では、すでに世界11位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)というランキング上位の選手からも勝利を挙げているが、レへチカのボールは「一段上」だと表現した。
第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は世界72位のパベル・コトフ(Pavel Kotov)に6-2、7-5でストレート勝ち。第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は第25シードのセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)を5-7、7-6(7-4)、6-3で退けた。
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2024年04月29日 12:21
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は28日、女子シングルス3回戦が行われ、連覇を狙う大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-1、6-7(5-7)、6-4で19歳のロビン・モンゴメリー(Robin Montgomery、米国)を下し、16強入りを果たした。
2024年04月29日 09:50
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-3、6-3でチアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)を下し、16強入りを果たした。
連覇を狙うアルカラスは今大会が右前腕のけがからの1か月ぶりの復帰戦で、この日も腕にはスリーブを着用していたが、自身初戦となった2回戦のアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko、カザフスタン)に続いて快勝。母国の熱狂的なファンの前で再び素晴らしいパフォーマンスを発揮し、全仏オープン(French Open 2024)を前に良い状態にあるように見える。
本人も試合後のインタビューで「きょうはどうなるか少し不安があったかもしれない。チアゴはハードヒットをしてくる選手で、前腕が耐えられるか分からなかった」と明かしつつ、「きょうは試金石だった。違和感もなく、最高の感触。ここからは良くなっていくだけ」と手応えを口にした。
4回戦では昨年の決勝で対戦した第23シードのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)と対戦する。
第4シードで、2018、21年大会王者のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、7-5でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)にストレート勝ち。第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を7-6(12-10)、6-4で退けた。
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2024年04月28日 10:37
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は27日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-1でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)に快勝した。
前回準優勝のシフィオンテクは、今大会で今季3度目のWTA 1000制覇を目指す。4回戦では地元期待のサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)と対戦する。
2022年大会覇者で第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は7-5、2-6、6-4のフルセットで第32シードのレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を退け、16強入りした。
全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)も6-4、6-1で第32シードのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)を下し、4回戦へ駒を進めた。
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2024年04月28日 09:17
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(8-6)、6-3で大会第10シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、3回戦に進出した。
今季限りで引退する意向を表明しているナダルは、最後の出場になるとみられるマドリード・オープンで勝ち残りを果たしたが、最高の状態に戻るまでにはまだ「時間が必要」だと語った。
デミノーとは2週連続の対戦で、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)では敗れていたが、見事な内容でその借りを返した。3回戦ではペドロ・カチン(Pedro Cachin、アルゼンチン)と対戦する。
しかし、試合後のインタビューでは、本調子には「まだ遠い。時間が必要だ。2時間以上プレーしたことには大きな意味がある」と話し、「とにかく一歩ずつ。後はここから体がどう回復するかだ」と続けた。
第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は世界ランク118位のチアゴ・モンテイロ(Thiago Monteiro、ブラジル)に4-6、4-6で敗れた。チチパスはモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)で優勝すると、前週のバルセロナ・オープンでも準優勝し、クレーコートでは直近11戦でわずか1敗だったが、まさかの初戦敗退となった。
第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-0、6-3でロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)に完勝し、同じイタリア人選手に対する無敗記録を13に伸ばしている。
第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は2-6、6-4、6-4でマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)に逆転勝ちし、3回戦へ駒を進めた。
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