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2024年04月28日 09:17
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(8-6)、6-3で大会第10シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、3回戦に進出した。 今季限りで引退する意向を表明しているナダルは、最後の出場になるとみられるマドリード・オープンで勝ち残りを果たしたが、最高の状態に戻るまでにはまだ「時間が必要」だと語った。 デミノーとは2週連続の対戦で、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)では敗れていたが、見事な内容でその借りを返した。3回戦ではペドロ・カチン(Pedro Cachin、アルゼンチン)と対戦する。 しかし、試合後のインタビューでは、本調子には「まだ遠い。時間が必要だ。2時間以上プレーしたことには大きな意味がある」と話し、「とにかく一歩ずつ。後はここから体がどう回復するかだ」と続けた。 第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は世界ランク118位のチアゴ・モンテイロ(Thiago Monteiro、ブラジル)に4-6、4-6で敗れた。チチパスはモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)で優勝すると、前週のバルセロナ・オープンでも準優勝し、クレーコートでは直近11戦でわずか1敗だったが、まさかの初戦敗退となった。 第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-0、6-3でロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)に完勝し、同じイタリア人選手に対する無敗記録を13に伸ばしている。 第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は2-6、6-4、6-4でマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)に逆転勝ちし、3回戦へ駒を進めた。 ■関連記事 ・1か月ぶり復帰のアルカラス、マドリードOP連覇に向け初戦突破 ・ナダル、米国の16歳下しマドリードOP初戦突破 ・ナダル「今の状態なら出ない」 全仏OP出場は不透明
2024年05月12日 10:43
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は1-6、3-6のストレートで大会第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に敗れた。それでも試合後には、全仏オープン(French Open 2024)出場に気持ちが傾いていると話した。
クレーコートの王ナダルは、ここ2年は度重なるけがに悩まされ、世界ランキングも305位まで下降。最多14回の優勝を誇る全仏オープンについては、戦えると感じたときだけ出場すると話していた。
そして、初対戦のホルカシュにストレートで敗戦というこの日の負け方は、全仏オープン出場に疑問符が付くものだったが、ナダルは「ご想像の通り、まだはっきり決断はできていない。それでも今の気持ちと、どちらに近いかを口にするなら、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)出場に向けて全力を尽くすと言うだろう」と語った。
「肉体的にはかなり問題があるが、おそらくまだ自分のテニスキャリアで最も重要な大会に出場しないと言うほどではない。今後の状況次第だ。あした、あさって、1週間後の自分の気持ちがどうなっているかだ」
一方、イタリア国際はこれが最後の出場になる可能性が高く、二度とプレーしないのは「98パーセント」確実だと話している。
トマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)との3回戦に駒を進めたホルカシュは、「このサーフェスで彼ほどの成績を残す選手はもう現れないだろう。結局のところ、彼はテニス以上の存在だ」とコメントした。
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2024年05月12日 10:31
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は11日、出場中のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)で頭に水筒が当たった件で、「大丈夫」だと強調した。
ジョコビッチは10日の2回戦に勝利した後、会場のコートでファンサービスに応じていた際、頭を水筒が直撃してその場にうずくまった。大会主催者は、ボトルは観客が客席から誤って落としてしまったものだと説明していた。
ジョコビッチはX(旧ツイッター)で「心配のメッセージをありがとう。今回の件はアクシデント。自分はホテルで氷のうを当てて休んでおり、大丈夫だ。また日曜日(12日)に会いましょう」と報告。その後行われた練習には自転車用のヘルメットを被って登場し、「きょうは準備してきた」とジョークを飛ばした。
ジョコビッチは12日の3回戦でアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)と対戦する。
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2024年05月12日 09:32
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-4でジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)を下し、大会連覇へ向けて初戦を突破した。
前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制した第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)はマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)に5-7、6-4、7-5、第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に6-7(1-7)、6-4、6-4でともに逆転勝ちした。
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2024年05月12日 08:45
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、女子シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は第10シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)を6‐3、6‐3で下し、16強入りを決めた。
2024年05月11日 11:34
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は10日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)はノーシードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に5-7、6-2、4-6で敗れた。
世界ランキング9位のジャバーは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)で8強入りして復調傾向にあると思われたが、この日は2時間17分に及ぶ激戦の末に初戦敗退。今季は慢性の膝のけがの影響もあって不振が続き、現時点で負け越しとなっている。
一方、第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)はケイティ・ボリネッツ(Katie Volynets、米国)に4-6、6-3、6-2で逆転勝ち。第5シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は、予選勝者のバーバラ・グラチェバ(Varvara Gracheva、フランス)に6-2、6-2のストレートで快勝した。
大会連覇を目指していた世界4位のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、イリーナ・カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu、ルーマニア)との初戦に臨む予定だったが、体調不良を理由に試合前に棄権した。
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2024年05月11日 11:05
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は10日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-1でコランタン・ムテ(Corentin Moutet、フランス)に快勝して初戦を突破したが、試合後にファンサービスをしている際に頭に硬いプラスチック製の水筒が当たるアクシデントがあった。
ジョコビッチはコートを退場する際にサインを書いていたところ、客席から落ちてきたボトルが頭を直撃した。ジョコビッチはその場にしゃがみ込み、セキュリティースタッフに囲まれながら自力で会場を後にした。大会側がメディアに公開した動画では、ボトルは観客が誤ってジョコビッチの頭の上に落としてしまったように見えた。
イタリアテニス連盟(FITP)の広報担当はAFPに対し、ジョコビッチは滞在先のホテルに戻り、頭からは軽い出血があったが縫うなどの処置は必要なく、大会を棄権する可能性はないと明かした。また、ボトルはジョコビッチの注意を引こうとしたファンが落としたものとみられると話し、防犯カメラの映像を確認中だとした。
大会側も「(ジョコビッチは)懸念されるほどの状態ではない」とコメントを発表した。
ジョコビッチは3回戦で第29シードのアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)と対戦する予定。
その他の試合では、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-0、6-4でアレクサンダー・ブキッチ(Aleksandar Vukic、オーストラリア)にストレート勝ち。西岡良仁(Yoshihito Nishioka)は5-7、4-6で第8シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れた。
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2024年05月11日 09:06
男子テニス元世界ランキング3位で、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)覇者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は10日、今季限りでの引退を発表した。
30歳のティエムは、長引く手首のけがなどを理由に挙げ、現役生活は浮き沈みがあったが「信じられないような旅」だったと振り返った。引退については「慎重」に「ずっと前から」検討していたと明かしつつ、「(決断には)非常に満足しているし、これから待ち受ける全てのことが楽しみ」と語った。
新型コロナウイルスの影響で無観客で行われた20年の全米オープン決勝でティエムに敗れたアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は「彼は偉大なチャンピオン。ビッグ3を相手の得意なサーフェスで倒すことができた数少ない選手だ」とティエムをたたえつつ、「自分はツアーにおける親友の一人を失うことになる。個人的にはそれが一番大きい」と引退を惜しんだ。
ティエムは、手首のけがで一時9か月間ツアーを離脱し、22年6月には世界ランクを352位まで落とした。キャリア通算では17勝を記録。全仏オープン(French Open)で2度、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で1度準優勝し、シーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals)でも2度準優勝した。
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2024年05月10日 10:55
女子テニスでツアー4勝を誇る32歳のカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)が現役を引退したと、イタリアテニス連盟(FITP)が8日に発表した。
2024年05月10日 10:04
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は9日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は予選勝者のジズー・バーグス(Zizou Bergs、ベルギー)を4-6、6-3、6-4の逆転で退け、2回戦に進出した。
けがから復活途上のナダルは、気持ちのこもったプレーで本来の姿の片りんを見せたが、全仏オープン(French Open 2024)の開幕が近づく中でサーブに苦しむなど、自身の四大大会(グランドスラム)での基準にはまだまだ届いていないように見えた。
2回戦では世界ランキング9位のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)が待ち受けており、改善が必要な内容だった。
この日はバーグスに終始押し気味に試合を進められながらも3時間近いフルセットの末に初戦を突破した。おそらく最後の出場になるとみられる全仏オープンまであと2週間半となる中で、試合後には本人も「体を限界まで追い込めるということを証明する必要がある」と話し、けがの「不安」を考えてはいられない段階に来ていると強調。「リスクを取る必要がある。以前よりは挑戦する準備ができていると感じる」と語った。
四大大会(グランドスラム)通算22勝のナダルは、けがの影響で昨シーズンのほとんどを棒に振り、現在の世界ランクは305位まで落ちているが、イタリア国際では歴代最多となる10回の優勝を誇っている。
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2024年05月10日 09:26
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は9日、女子シングルス2回戦が行われ、3年ぶりの出場の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-2で大会第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)に快勝し、3回戦へ駒を進めた。
第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂だが、コスチュークよりも格上と思わせるプレーを披露し、雨による中断もあった試合を1時間11分で制した。クレーコートでトップ20の選手を下すのは、これが初めてとなった。
試合後のインタビューでは、「コート上で何があろうと、例えば娘は自分をずっと愛してくれるとか、コート外のことが変わることはないと思う」とし、「きょうは、それが示せたと思う。このメンタリティーを維持していきたい」と語った。
大坂は次戦、第10シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)と顔を合わせる。両者は2018年のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)決勝が過去唯一の対戦で、そのときは大坂が勝利している。
2回戦から登場した主なシード選手では、第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が6-0、6-2でベルナルダ・ペラ(Bernarda Pera、米国)を一蹴。第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)も6-3、6-3でマグダレナ・フレッフ(Magdalena Frech、ポーランド)にストレート勝ちを収めた。
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2024年05月09日 09:41
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は8日、男女シングルス1回戦が行われ、女子で3年ぶりの出場となった元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は7-6(7-2)、6-1で世界ランク45位のクララ・ビュレル(Clara Burel、フランス)を下し、2回戦に進出した。
試合を通じてウイナー27本、エース8本、サービスブレーク4回を記録し、1時間24分でストレート勝ちを収めた。
世界50位以内の選手にクレーコートで勝利するのは、2019年の全仏オープン(French Open 2019)でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)に勝って以来となった。
次戦は3回戦進出を懸け、第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)と顔を合わせる。過去唯一の対戦となった2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)では大坂がフルセット勝ちを収めている。
男子の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)もセバスチャン・オフナー(Sebastian Ofner、オーストリア)を6-3、2-6、7-6(7-4)で下し、初戦を突破した。
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2024年05月08日 12:04
女子テニス、世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が7日、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)の自身初戦を前に、過密日程に対する見解を口にした。
2024年05月06日 17:22
テニス、四大大会(グランドスラム)今季初戦の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)男子シングルスを制したヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が5日、全仏オープン(French Open 2024)について、完調に戻った場合に限り出場すると話した。
世界ランキング2位のシナーは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を右股関節のけがにより途中棄権すると、ホーム大会である今週のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)も、回復が間に合わないため欠場すると4日に発表した。
ローマで記者会見に臨んだシナーは、「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に出場するのは、100パーセントフィットしているときだけだ」と話し、「(けがについて)詳しく語るのは避ける。当初はそれほど深刻ではないと思っていたが、検査の結果、よくないということが分かった」と明かした。
「一つ確かなのは、100パーセント回復しなければ離脱が続くということだ。キャリアの3年をふいにしたくはないからね」
「(欠場は)つらいが、体を完全に回復させるのが最も重要なことだ」
今季28勝2敗の成績を残しているシナーは、離脱期間は「1週間か、1週間と半分」になると言及。「あまり時間はないし、パリへ向けて理想的な準備ができるわけではないが、プレーできる状態になるために全力を尽くすのは間違いない」と続けた。
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2024年05月06日 10:47
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は5日、男子シングルス決勝が行われ、大会第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)が4-6、7-5、7-5でフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)との激戦を制し、「毎日死にかけていた」という体調不良とも戦いながら今季2勝目を挙げた。
1月の香港オープン(Bank of China Hong Kong Tennis Open 2024)を制したルブレフだが、その後は苦しんで今大会が始まるまでは4連敗を喫していた。
それでも今大会では調子を取り戻し、準々決勝で大会2連覇中のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)を撃破。わずか1セットしか落とさずに決勝へたどり着くと、この日は1セットを先行されたところから逆転勝利を収めた。マスターズ1000(ATP Masters 1000)はこれで2勝目となった。
しかし優勝後には、今週は常に体調不良を抱えながらのプレーだったことを明かし、助けになってくれたドクターを称賛した。
「この9日間、僕がどういう状態だったかを知っていたら、優勝できるなんて誰も想像できなかっただろう」と話したルブレフは「毎日死にかけていた。夜も眠れず、ここ3、4日間は寝られていなかった」と話した。
一方のオジェ・アリアシムは、準々決勝では対戦相手のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が負傷棄権し、準決勝もイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)がけがで途中棄権したため、自身初のマスターズ1000決勝へ勝ち上がってきた。
迎えた決勝では全力を尽くし、ビッグサーブを武器にサービスエース14本を決めて厳しい状況を乗り越えようとしたが、最終セットのルブレフがサービスゲームでわずかに3ポイントしか落とさない中で、自身も粘り強くサービスキープを続けていたものの、第12ゲームでブレークを許して力尽きた。
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2024年05月05日 11:45
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は4日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が7-5、4-6、7-6(9-7)で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)との3時間11分の死闘を制し、優勝を果たした。
シフィオンテクは最終セット1-3から巻き返し、計3本のマットポイントをしのいで大会初制覇。昨年大会の決勝でサバレンカに敗れたリベンジも果たした。キャリア通算20勝目、WTA 1000通算9勝目。これで決勝では7連勝で、今季マッチ30勝はエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と最多で並んだ。
両者ブレークで始まった決勝は、第1セット第11ゲームでサバレンカが2度目のブレークを喫し、直後のゲームをキープしたシフィオンテクが61分で獲得。第2セットはサバレンカが取り返し、迎えた最終セットも、これが今大会5度目のフルセットマッチとなったサバレンカが先にブレークして3-1とリードした。だが、シフィオンテクは直後にブレークバックに成功すると、5-6で迎えた自身のサービスゲームで2本のマッチポイントをしのぎ、熱戦の決着はタイブレークに突入。タイブレークでは互いに1本ずつマッチポイントをしのいだ末に、最後はサバレンカのバックハンドがアウトになり、シフィオンテクが勝利を決めた。
シフィオンテクは試合後、「これでも女子のテニスがつまらないと言う人はいるのでしょうか」と話し、「今までで一番激しくてクレイジーな決勝だった」と振り返った。
惜しくも敗れたサバレンカも、連覇を果たした1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)後は不振に陥っていたが、今大会で長丁場の連戦をこなし、本来の調子を取り戻したと手応えを口にした。
準決勝では、シフィオンテクと自身と並び「ビッグ3」に数えられるルバキナも撃破。この日の敗戦は「なかなか受け入れがたい」と悔しがりながらも、ライバル2人に対して良い戦いができたと胸を張り、「お互いに毎年レベルを上げていければと思う。いわゆるビッグ3の一角になれて本当にうれしい」「努力して成長を続ける大きなモチベーションになるし、その立ち位置を維持しながら、彼女たちになるべく多く勝ちたい」と前を向いた。
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