2024年04月26日 18:18
NYポストのヘイマン記者が「オオタニは神秘のベールを脱ぐべき」とする記事を執筆 ドジャース・大谷翔平投手は27試合でリーグ3位の打率.358、同2位の39安打、同3位のOPS1.089をマーク。新天地で上々のスタートを切った。一方で元通訳の水原一平容疑者が大谷の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約25億円)以上を不正に送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追される事態となった。米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は「オオタニは神秘のベールを脱ぐべき」と記事で主張している。 記事はまず大谷を絶賛。「誰も見たことのない才能であり、今後も見ることはないだろう」とし、入団したドジャースとは「最高の組み合わせだ」と述べている。だが、1つだけ小さな懸念があるとして、「オオタニがこれほど謎に包まれた存在でなければ、状況はさらに良いものになるかもしれない」と指摘している。 大谷は最も注目される選手だが、「スタッツと野球を愛している以上のことはまだ知らない」とも。真美子夫人との結婚についても「史上最も注目されている野球選手が、チームメートに交際を知られる前に結婚していた」と解説する。 また、大谷は「賭博スキャンダルの単なる被害者に過ぎなかった」とした上で、「より多くの人を信頼して話をしていれば、かつての親友に傷つけられることもなかったかもしれない」と主張。3月25日(日本時間26日)に声明文を読み上げたが、大谷が泥棒と疑われる人物をなぜ接近させたのか、常に行動を共にしている人物がスポーツイベントに特異な関心を寄せていることになぜ気づかなかったのかと「いまだに不思議に思っている人もいるようだ」と言及している。 一方で、ドジャースの他の選手たちは、大谷が魅力的なチームメートであることを示唆しており、このような一面を見られれば「素晴らしいことだ」とも語る。5月9日に水原容疑者の罪状認否は5月9日(同10日)に行われる予定で、MLBが形式的な調査を終えた後、大谷はさらに話すだろうとヘイマン氏は予測。「それまで待ってみよう」と語っている。 こうしたヘイマン氏の主張に、ファンは「ギャンブルの問題が完全に解決し、収束するまで、彼は沈黙を守る必要があるんじゃない」「静かで、プロフェッショナルで、選手としての仕事をこなす方がずっといい」などと声を寄せている。最近は試合前に取材対応することもあり、24日(同25日)の敵地ナショナルズ戦開始前には14分間話した。今後はどのような展開になっていくだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月07日 07:40
パドレスのスアレス、13試合に登板して1勝0敗10セーブ、防御率0.66の成績
パドレスのロベルト・スアレス投手が、ナ・リーグ最強の守護神と言っても過言ではない成績を残している。ここまで13試合に登板して1勝0敗10セーブ、防御率0.66。セーブ機会の失敗なしで、11セーブでリーグ1位のライアン・ヘルズリー(カージナルス)とは1差。日米でのタイトル獲得も視野に入れる。
メジャー3年目の今季、守護神の地位を実力で掴み取った。オープン戦の時点ではクローザーを固定されていなかったが、松井裕樹投手らとの争いを制した。元々、球種は少なくフォーシームとシンカーの直球とチェンジアップのみ。4月3日から22日(同4日から23日)にかけ、79球連続で“速球”を投じて圧倒した。
マイナーリーグでの経験もなかった苦労人。メキシカンリーグからソフトバンクを経て2020年に阪神に加入すると、守護神として2年連続で最多セーブに輝いた。2021年オフにパドレスに移籍し、2022年オフには5年4600万ドル(約70億4000万円)で契約延長。無名だった右腕が、アメリカンドリームを掴んだ。
メジャーでも無双状態のかつての守護神に日本のファンも反応。SNS上では「レベル違う」「変化球の握り方忘れたのか?」「真っすぐだけでゴリ押すようになったバケモノ」「ストレート縛りしてる大偉人」「ストレートしか投げずにこれやからな、意味不明」「スアちゃんえぐいわ」との声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年05月07日 07:30
◆ 復帰初戦でチームを救う逆転3ラン
筒香嘉智が横浜スタジアムに1673日ぶりに帰ってきた。19年のCS以来の慣れ親しんだグラウンド、そしてかつての定位置だったレフトへ向かう背番号25に、ベイスターズファンの大きな声援が送られた。
出場選手登録されて即、“6番・レフト"でスタメンに名を連ねた筒香は、第1打席となった2回、1アウト2塁からヤクルト先発の石川雅規と対峙し、5球を全て見送りフォアボールで出塁。チャンスを広げることに成功すると、その後京田陽太の犠牲フライで一時逆転のホームを踏んだ。
第2打席も1アウト2塁のチャンスで出番が回ってくると、この日9球目を初めてスイング。いい感じで捉えた打球だったがひと伸び足りず、白球はセンター・西川遥輝のグラブに収まった。
2点差に開いた7回、1アウトランナーなしからこの日3回目の打席に入ると、ヤクルト3番手の星知弥の高めの150キロストレートを左中間フェンスに弾き返し悠々とセカンドへ。スタジアムのボルテージが一気に上がる中、続く伊藤光は三遊間を抜き、さらに代打の大和に期待が集まったが、残念ながらサードゴロで筒香が本塁でアウトとなり、反撃ムードも萎んでしまった。
しかしクライマックスはここからだった。再び2点ビハインド、2アウト1-2塁とホームランで逆転の場面で打席に入った筒香は、エスパーダの投じた初球のストレートを狙いすましたように振り抜くと、打球は右中間スタンドへ吸い込まれていった。千両役者はベンチに向かってひと吠えすると、一塁を回ってもガッツポーズ。痛快な一打で逆転勝ちを収め、ベイファンの熱気は試合後も色濃く残っていた。
試合後筒香は「ファンの皆様の前で、このベイスターズのユニフォームを着てプレーできて、感謝の気持ちでいっぱいです」とまずお礼。決勝の一打には「前の宮崎さんがフォアボールで出塁してくれましたので、まだ点差もありましたし、強い打球を心がけていました」と冷静に振り返った。久しぶりの古巣には「ベンチにも活気があって、みんなが試合に集中してると思いますし、 どんどん、どんどん強くなっていくチームだと思います」と太鼓判を押し「今日は今日で、また明後日に向けていい準備をしたいと思います」と気を引き締めていた。
三浦監督も「やってくれましたね。さすがです。やっぱり独特のオーラというか、打席での雰囲気というかね、もう球場全体の、ファンの方の期待感というものを、しっかりと結果で応えてくれましたね」と絶賛。
久々の一軍ながら「今日の結果ももちろんそうですけども、打席での存在感っていうかね、雰囲気がね、ベンチから25番を見ていると、ほんとにどっしりしてる」と感心し「その中でボールを見ながらね、無理に強引なところもなく、しっかりと打つべきボールを待って。最後の打席なんて、本当に1発で仕留めたっていうところが、さすが筒香だなと思いました」と脱帽していた。
復帰初戦でチームを救ってみせた筒香嘉智。存在感で、そして結果で、愛する横浜を高みに導く。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年05月07日 07:20
元阪神のジョンソン…ブレーブスは「日本語を話せる人がいない」
日本を離れてから5年が経っても、一度宿った猛虎魂が消えることはなかった。5日(日本時間6日)の敵地・ドジャース戦で、ブレーブスのクラブハウスで遭遇した元阪神のピアース・ジョンソン投手に話しかけられた。「お久しぶりです」。流ちょうな日本語は健在だった。
記者にとってはロッキーズ時代の昨年以来、1年ぶりの再会だった。「虎」の文字が入った記者の名刺を見せた甲斐があったのか、覚えているようだった。話題はすぐに阪神のことに。阪神は4日(同5日)の時点で16勝11敗でリーグ首位に立っている。
記者が「阪神は去年日本一に輝いて、今年もリーグ首位に立っているよ」と伝えると、もちろん知っているという表情。それ以上に気になるのはライバルの存在。「ジャイアンツが2位でしょ?」と問いかけてきた。思えば、昨年も「巨人ファンは『アッチイケ』」と話していた。ジョンソンがNPBに在籍していた2019年は10勝15敗と巨人に負け越し、リーグ優勝も譲った。あの悔しさを今でも覚えている。
2018年12月に阪神と契約。2019年には58試合に登板し、40ホールド、防御率1.38という好成績をマークし、再びメジャーの舞台に返り咲いた。その後はパドレス、ロッキーズ、そして昨年トレードでブレーブスに移籍。3球団を渡り歩いた。
わずか1年の在籍でも沢山の日本語を覚えている。「ありがとう」「元気してますか?」「またね」。パドレス時代はダルビッシュ有投手、ロッキーズ時代は日本人トレーナーが在籍していたが「ここには日本語を話せる人がいないんだ」。日本語が使えなくて残念そうにする助っ人はそういないだろう。
今季は4日(同5日)に右肘の張りで15日間の負傷者リスト(IL)入り。13登板で2勝1敗、防御率3.00をマークしながら無念の離脱となった。それでも「すぐに戻ってくるよ」と笑顔。猛虎魂を胸に持ってメジャーでも腕を振る。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月07日 07:10
藤田宗一氏は1997年ドラフト3位でロッテ入団…エースに浴びた洗礼
元ロッテ、巨人、ソフトバンクでリリーフ一筋600試合に登板したサウスポー、藤田宗一氏は、西濃運輸(岐阜県大垣市)から1997年ドラフト3位でロッテに入団した。
2024年05月07日 07:00
◆ 「ストレート系を真ん中近辺に投げ込む失投は……」
オリックスは6日、敵地での楽天戦に4−2で快勝。「5番・一塁」でスタメン出場したレアンドロ・セデーニョは先制本塁打を含む4打数1安打3打点の活躍だった。
0−0の同点で迎えた3回、一死から失策と安打などで二死二・三塁とこの試合初めての得点機を創出すると、打席には対楽天戦.385と無類の相性を誇るセデーニョが向かう。
前の打席では併殺に終わっていたセデーニョだったが、ここでは初球の緩いカーブを見送ってから2球目の真ん中高めの148キロ直球を一閃。左翼席に飛び込む6号3点本塁打を放ち、チームに大きな3点の先制点をもたらした。
その後は援護を受けた先発の曽谷龍平が自己最長の7.2回を投げて自責を2点に抑える力投を見せると、9回はマニー・マチャドが締めてオリックスは勝利。4月19日以来となる本塁打を放ったセデーニョについては、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題になった。
出演した笘篠賢治氏は「ホームラン自体が久しぶりだったんですけどね、得意球団に対する攻撃は良いですよね」と切り出すと、続けて「これからイーグルスは対策を練らないといけませんし、これから暑くなればなるほど外国人選手はグングン上がってきますから。どこまで打ってくれるのか楽しみですよね」と語り、今後ますます状態は上がってくるとの見立てを示した。
また同じく出演した大矢明彦氏は「キャッチャーは真ん中高めに構えているのに……」と相手バッテリーを分析すると、続けて「外国人にストレート系を真ん中近辺に投げ込む失投は絶対にまずい。ボールならボールにする。すごい中途半端で、打たれるとでかいのよね。これはバッテリー反省しないといけない」と捕手仕込みの洞察力を活かしてコメント。悔いの残る場面だったと振り返るとともに、失投を一撃でものにしたセデーニョの打棒を称賛した。
圧倒的な強さでパ・リーグを3連覇したオリックスだが、今季は開幕からここまで4位に沈んでいる。森友哉や西川龍馬などの主力が不振にあえぐ中、打率・本塁打・打点で軒並み好成績を維持するセデーニョの働きは非常に大きい。上位進出へ、今後もセデーニョのバットに注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】曽谷8回途中2失点の力投で楽天戦2勝目!/5月6日:楽天−オリックス戦の試合ハイライト
2024年05月07日 07:00
本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ドジャース ー マーリンズ(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場する。今季初の3戦連発11号に期待がかかる。
前日5日(同6日)の本拠地・ブレーブス戦では初回無死一塁から先制の9号2ランを放ち、第2打席に左前打、第3打席に中前打。さらに8回無死の第4打席では、今季自己最長となる飛距離464フィート(約141.4メートル)の特大弾を放った。今季初の1試合2発と4安打で本塁打はメジャートップに並んだ。
さらに打率も.364でメジャー単独トップに浮上。4月29日(同30日)から5月5日(同6日)の間で21打数11安打で打率.524、3本塁打、7打点、出塁率.583、長打率.952、OPS1.536をマークし、通算8度目、ナ・リーグでは初の週間MVPに輝いた。
マーリンズの先発は24歳のロデリー・ムニョス投手。今季メジャーデビューすると2試合で1勝0敗、防御率2.45をマークしている。(Full-Count編集部)
2024年05月07日 06:50
◆ らしさ全開の老練な投球を大矢氏が解説
ヤクルトは6日、敵地でのDeNA戦に5−6で敗戦。先発した石川雅規は、5回92球2失点の内容で勝ち投手の権利を持ったまま降板したものの、今季初白星はお預けとなった。
この日の石川は2回に犠飛などで2点を先制されたものの、直後に味方が逆転するとその後は落ち着いた投球でスコアボードに「0」を刻んでいく。
勝利投手の権利がかかる5回のマウンドでは一死から度会隆輝に3イニングぶりに安打を浴びたが、1番の桑原将志を外角のシンカーを泳がせて中飛に打ち取ると、二死から度会を牽制で刺してこの回も「0」に。結局この日はここで交代となり、5回92球2失点、3安打1四球の内容でリードを保ったまま降板した。
その後は8回に逆転されて白星もフイになった石川だったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「石川らしい粘りのあるピッチングだったと思いますよ」と44歳の大ベテランの投球を高評価した。
また今年勝てば史上初となる23年連続勝利が記録されるだけに白星への期待が大きくなるが、大矢氏は「5回の勝利投手の権利なんかさらさら思っていないんじゃないかな」と胸中を推察すると、続けて「石川投手の場合は自分で責任を持って投げている。チームに主導権を与えたまま、自分の仕事をやりきるっていうね。その辺を感じさせてもらいました」とコメントし、自身の記録よりも目の前の試合に全力を注ぐ投手としての矜持を見せたと解説した。
現在リーグ最下位に沈むヤクルトは、チーム防御率がセ・リーグ最下位と投手陣の安定感に課題を抱えており、石川にも記録以上の役割が求められている。22年以来の優勝に向け、今後も石川の投球に注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】これぞベテランの味!石川雅規の牽制テクニックをもう一度!
/
ベテランの味、そして技
\
粘りに粘って試合を作る
石川雅規に通算186勝目の権利
<本日の投球内容>
回数:5
球数:92
安打:3
三振:0
四球:1
失点:2
⚾プロ野球(2024/5/6)
🆚DeNA×ヤクルト
📱Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/JJBEzFTnOG- DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 6, 2024
2024年05月07日 06:50
田尾安志氏は難病「心アミロイドーシス」と闘いながら評論活動を続ける
中日、西武、阪神で活躍した元外野手で、楽天初代監督も務めた田尾安志氏は現在、国指定の難病「心アミロイドーシス」と闘いながら野球評論家として活動している。
2024年05月07日 06:40
◆ 「本当に横浜劇場というか……」
DeNAは6日、本拠地でのヤクルト戦に6−5で勝利。「6番・左翼」でスタメン出場した筒香嘉智は、逆転本塁打を含む3打数2安打3打点の活躍だった。
1673日ぶりにNPB一軍の舞台に臨んだこの日の筒香。2回に迎えた注目の第1打席では冷静に球を見極めて四球で出塁すると、凡退を挟んで7回の第3打席では一死走者無しから外角高めの直球をはじき返しフェンス直撃の二塁打でチャンスメークに躍動する。
そして迎えた8回裏、佐野恵太の適時打で2点差に迫りなおも二死一・二塁の場面だった。一打逆転の場面で打席に立った筒香は、エスパーダの投じた初球を鋭く振り抜くと打球はグングンと伸びてそのまま右翼席へ。昇格即スタメンで放った1発は、日本に横浜の主砲の帰還を印象付ける逆転3点本塁打となった。
その後は9回を森原康平が締めて逆転勝利を飾ったDeNA。同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「8回に筒香まで回ったらって始まった時に思ってたんだけど……」と逆転本塁打について切り出すと、「回してくれたんですよね。フォアボールでね。あれがすごく嬉しくて……筒香にとって印象深いホームランですよ」と語り、筒香はもちろん、四球で繋いだ宮粼敏郎の渋い働きも称賛した。
同じく出演した笘篠賢治氏も「本当に横浜劇場というか、何度見ても鳥肌が立つバッティングですよね」と同場面を称えると、続けて「メジャーに挑戦して、どちらかと言うとみんな帰ってくると体に近いポイントで捉える印象なんですけど、(筒香は)前で捉えていますよね」と打撃技術を解説。
帰国後の短い期間で日本仕様のスイングに戻した主砲の技術力を分析し、同場面での一発のすごみを違った角度から指摘した。
筒香の活躍でセ・リーグ同率2位に浮上したDeNAは、7日を挟んで本拠地で首位の阪神との3連戦を控えており、まだまだ気が抜けない試合が続く。強力打線に欠けていた“左の長距離砲”という最後の1ピースを埋めた筒香は、5年ぶりの日本球界でどこまで数字を積み上げていくのか。
大矢氏は最後に「横浜に帰ってきてくれてよかったよね」とかみしめるようにコメントして締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】横浜に輝く大砲の一撃!2位浮上!/5月6日:DeNA‐ヤクルト戦の試合ハイライト
2024年05月07日 06:30
◆ 「良く調整しましたよね」
ロッテは6日、西武戦との試合(ZOZOマリン)に8−1と快勝。種市篤暉が7回を無失点に抑え今季2勝目を挙げた。
種市は初回、先頭の金子侑司に二塁打を浴びるも、後続を打ち取り無失点で切り抜けると、その裏にソトの2ランで援護点をもらう。3回以降もストレート、落差の大きいフォークで西武打線をねじ伏せ、スコアボードに0を並べていく。
種市は7回111球、3安打6奪三振、無失点と見事な投球を見せ2勝目をマーク。また「単純に流れを変えたかった」と、この試合では自主トレを一緒に行ったことのあるメッツ・千賀滉大のグローブを使いマウンドへ上がっていた。
種市の投球について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の大矢明彦氏は「相変わらずフォークが良いですね。安定したピッチングでしたし、『2点・3点の援護があれば勝てますよ』くらいの落ち着きが見てとれましたね。この試合では自分の力を充分に発揮できたと思います」と高評価した。
また同番組に出演した笘篠賢治氏は「前回は四球が7個あって内容が悪かったんですよ。そういった中でこの試合ではコントロールが非常に良かったですし、腕も良く振れていました。風の強い中での登板でしたけど、良く調整しましたよね」と前回登板で課題だったコントロール面を評価した。
最後に、他の選手のグローブを使用してプレーすることについて大矢明彦氏は「私は他の人のは使ったことないですね。人それぞれ自分の型がありますからね。でも種市は千賀からもらったグローブをずっと大事にしていて、本人も気に入ってたんでしょうね」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月07日 06:20
◆ 「予測がつかない野球をしてくる」
日本ハムは6日、首位・ソフトバンクとの試合(みずほPayPay)に4−9と敗れるも、攻撃の中で“新庄野球”の浸透が垣間見える場面があった。
3−4と1点ビハインドで迎えた4回、先頭の6番・上川畑大悟が中安で出塁し、無死一塁とすると7番・松本剛が打席に。松本は初球をプッシュバントでファウル、2球目と3球目はバントの構えでボール、4球目はバントの構えをせずヒッティングに切り替え、見事にライト前にヒットを放った。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて、この松本剛の一打席が話題に。
番組に出演した解説者の笘篠賢治氏は「各選手が細かいことを考えながら戦っているなと。その象徴的な場面がこの松本剛の打席でしたよね。バントの構えをしたり、しなかったりというところで、言われてやるのでは無くて、自分自身が色んなことを考えて打席の中で工夫をする。こういったところがチームに浸透している。“自分たちで考えてやって良いんだよ”という新庄監督の教えが非常に出たシーンだったなと思いました」と松本剛の一打席を分析した。
最後に笘篠氏は「今後、日本ハムと対戦するチームはますますやりにくくなると思いますね。本当に予測がつかない野球をしてくるチームですから」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月07日 06:10
◆ メンタル面の強さを評価
ソフトバンクは6日、日本ハムとの試合(みずほPayPay)に9−4と快勝。
2024年05月07日 06:00
「阪神(降雨中止)広島」(6日、甲子園球場)
広島・新井貴浩監督(47)が6日、坂倉将吾捕手(25)の現状打破に期待を寄せた。予定されていた阪神戦(甲子園)は雨天中止となり、チームは室内練習場で調整。ここまで24試合に出場して打率・184、2本塁打、7打点と苦しむ若鯉に対し、「乗り越えられる選手」と復調を願った。また、得点力不足にあえぐ攻撃陣には「私が我慢しないといけない」と強調した。
一進一退を繰り広げるチーム状況にあっても、新井監督の表情は普段と変わらなかった。雨天中止決定後、甲子園の室内練習場で行われた野手陣の打撃練習を笑顔で追いながら、若手選手とはジョークを交えて談笑。その中で、開幕から状態の上がらない坂倉については変わらぬ信頼を寄せた。「見た感じでも少しずつ良くなっている」と兆しを感じ取る。
坂倉はここまで24試合で打率・184、2本塁打、7打点。4月27日・中日戦の第2打席で左前打を放って以降は15打席連続無安打と苦しんだ。ただ、3日と5日のDeNA戦ではともに1安打を放ち、徐々に上昇曲線を描きつつある。
指揮官は「やっぱり、ちょっとしたことで無意識のうちに(打撃が)崩れていくというのは僕も経験がある。それだけデリケートなもの」と改めて打撃の難しさを説明。ただ、現在直面している壁を自らの手で打開できる選手だと信じている。
捕手専任で迎えた2年目のシーズン。リード面で投手陣をけん引していく日々の苦労、捕手というポジションの重責は監督自身も承知している。「去年、捕手に戻ってまだ2年目。リードのことで頭がいっぱいという部分もあると思う」としつつ「もちろん、そこを乗り越えていかないといけないし、乗り越えられる選手だと思っています」と背中を押した。
坂倉自身は「(試合に)出ている以上は結果を残さないといけない。出たくても出られない人がいるわけだし。そういうところで責任はあります」と自覚をにじませた。そして、どんな形でもチームに貢献していく思いを増幅させた。
「(結果が)早く数字に表れてくれればいいけど、そんなに甘い世界でもない。今できることを、しっかり全うして。自分が思うようなことが打席でできているかを大事にしながら。その中でチームバッティングに対応していければ」と誓った。
チームは28試合で6度の完封負け。攻撃陣が苦戦を強いられているが、新井監督はどっしり構えてこれまで通り選手を送り出す。「完封負けが多く得点できていない、投手陣に負担が掛かっているというのは野手自身がみんな感じている。やっぱりここは我慢ですね。私が我慢しないといけない」と強調した。甲子園からの反攻へ。チームにとっても坂倉にとっても重要な戦いが始まる。
2024年05月07日 06:00
現地時間5月5日(日本時間6日)、地元放送局「スポーツネットLA」によるブレーブス戦中継中に、ドジャース・大谷翔平選手(29)の意外な一面が明かされた。
レポーターのキルステン・ワトソン氏はこの日がメキシコのお祭り「シンコ・デ・マヨ」だったため、メキシコの酒・テキーラを使用するカクテルであるマルガリータについて何人かの選手に聞いたという。
好きなマルガリータの種類について、ムーキー・ベッツ選手はストロベリー、キケ・ヘルナンデス選手はスパイシーなキューカンバーマルガリータなどと答えたが、ワトソン氏が特に気に入ったのは大谷の回答だったという。ワトソン氏が「あなたの好きなマルガリータは何ですか?」と聞くと、大谷は「ピザ」と答えたというのだ。この話を聞いた実況のジョー・デービス氏と解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は爆笑し、しばらく試合そっちのけでピザの話に興じていたという。
カクテルのマルガリータとピザのマルゲリータを間違えてしまったかのような大谷のこの回答。SNS上でこの様子が拡散されると、さまざまな感想が飛び交った。
《この野球少年が賭博してたかもって疑惑あったのが笑う》
《お酒に興味ないもんねぇ 全米が母化するわこりゃ》
《さすがっwwお酒には興味ない もしやわかっててのピザ返答?》
《大谷が夜遊びなんかしてない真面目な選手と説明するのにこれだけ分かりやすい話は無いかもしれんな》
野球ニュースサイト「Full-Count」は、大谷のこの発言はジョークであり、「自分には(マルガリータはアルコールが)強すぎる」と語ったと報じている。世間にホームラン級の笑いを巻き起こした大谷のボケ。ジョークのセンスも一流のようだ。
2024年05月07日 06:00
中日2―0巨人(セ・リーグ=6日)――中日は一回、細川の適時二塁打で先行。
三回にも細川の適時打で1点を加えた。梅津は六回途中無失点で今季初白星。巨人は散発5安打で今季5度目の零封負け。
◇
大型連休初日のミーティングで、巨人の阿部監督は選手たちに語りかけた。「簡単にポコポコ打てるものじゃない。そこをみんなで我慢してやるしかない」。しかし、打線の状態は、なかなか上向いてこない。中日との3連戦初戦で喫した敗戦は、連休期間に限っても3度目の零封負けだ。
2点を追う終盤の八回に好機が訪れた。マウンドには快速右腕の松山。先頭の小林に代わり、長野が代打で送られた。外寄りの速球を捉えると、打球は右翼線への二塁打となり、ベンチが沸き立った。
しかし、ここからが続かない。代打の大城卓が初球の直球を狙ったが左飛に打ち取られ、増田大は2球目のフォークボールを引っかけて三ゴロ。続く丸も4球連続のフォークの前に、空振り三振に倒れた。
チームの総得点は82で、リーグ5位にとどまっている。1試合平均では2・48点で、投手陣が2失点に抑えないと勝利には届かない計算だ。打線は「水物」。ならばと、監督は得点機をいかに数多く作るかに腐心し、犠打やチーム打撃の重要性を説く。しかし、この日は好機らしい好機も、思うように作れなかった。
昨季に打撃3部門でキャリアハイを記録した大城卓は打率1割台と低迷し、出番も減らしている。「チーム全体として粘り強くやっていくしかない」と大城卓。本来は打てる捕手であるはずの選手会長が乗ってこないのも、得点力不足を招いている。
阿部監督は試合後、痛めていた膝を悪化させた梶谷と中山に代わり、秋広と新人の泉口友汰(NTT西日本)を昇格させると明かした。昨季は中軸も担った秋広は今季初の一軍だ。重苦しい雰囲気を一掃する起爆剤がほしい。(平山一有)