2024年04月27日 07:23
今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任を探しているリヴァプール。 『Mirror』は、リヴァプールはクロップの後任としてアルネ・スロット監督と口頭合意したと報じた。クロップ監督もスロット氏が後任になることを歓迎している。 「私は彼のチームのプレースタイルが好きだし、ナイスガイだという話しか聞こえてこない。大いに気に入っているよ。ナイスガイ、いい監督、彼が解決策になるならクラブにとって楽しみなことだ。最高だね、本当にいいことだと思う」 1位は約40億円!プレミアリーグで「いま最も給料が高い監督」10人とその年俸 45歳のスロット監督は2021年からフェイエノールトを指揮しており、契約は2026年まである。 『Daily Mail』によれば、リヴァプールがスロット監督やスタッフ陣を引き抜くためにフェイエノールトに支払う違約金は1300万ポンド(22億円)以上になりうるとのこと。
2024年05月08日 00:10
2人ともすでに欧州を離れたが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの熱意はまだ落ちていないように思える。メッシはアメリカのインテル・マイアミ、ロナウドはサウジアラビアのアル・ナスルで大暴れ中だ。
30代後半に入ってもパフォーマンスレベルが落ちていないのはもちろん、高いモチベーションを維持しているのも凄いところだ。この部分についてリヴァプールで活躍した解説のジェイミー・キャラガー氏は、互いを意識する強烈なライバル関係が2人をモンスターに変えたとの持論を展開する。
「彼らは間違いなくお互いを向上させた。 どちらかが結果を出せば、もう一方も同様だ。だから彼らは決して休むことができなかった。もしハットトリックを達成しても、次の日にはもう一人がハットトリックを達成しに行くだろうといつも感じていたのではないかな。彼らは常にお互いを完全に上回らないといけなかった」
「通常、バロンドールを2、3回受賞する選手は絶対的な神と見なされる。しかし、この2人はどちらもそれ以上の数を受賞した。ロナウドがここにいなかったら、メッシはおそらくバロンドールを12回受賞していただろうと思う」
「この二人ほど長くトップを走る選手を見たことがない。もしかしたら、2、3 年彼らのレベルに到達できる選手もいるかもしれないが、彼らと同じくらい長く続けるような選手が再び見られるかどうかは分からないね」(『Football365』より)。
今後のサッカー界でこれほどハイレベルなライバル関係を見ることはもう無いかもしれない。2人が同じ時代に揃ったことがとてつもない奇跡なのだろう。
2024年05月08日 00:00
ジローナを率いるミチェル監督が、改めてクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場を成し遂げた胸中を明かした。7日付で、スペイン紙『アス』が伝えている。
カタルーニャの覇権を手中に収めたことを印象付ける、バルセロナへのシーズンダブルを以て、欧州最高峰の扉を開いた。クラブ創設からの94年の歴史の中で、4度目のラ・リーガとなった今シーズンは、第7節で首位に立った後も勢いは衰えることなく、1年を通して最大のサプライズであり続けた。そして、就任3年目のミチェル監督が率いるジローナは4試合を残して、初のチャンピオンズリーグ(CL)出場を確定させたのだ。
この大躍進を語る上で欠かせないのが、シティ・フットボール・グループ(CFG)という存在だろう。2017年にCFG傘下に加わったジローナは、マンチェスター・シティを彷彿とさせるスタイルや有望な若手選手の発掘・獲得など、同グループの利点を活かしてメキメキと台頭。スペインのラジオ局『カデナ・セル』の番組に出演したミチェル監督は「ジローナは3年前までセグンダにいた…。プリメーラで過ごした期間は4年だ。これらの偉業は歴史に残るに違いない。サポーターは皆、セグンダB(3部)、セグンダとチームを見てきた」としつつ、「多くのフットボール関係者から、より多くの祝福を受けている。我々のモデルは魅力的で、成功したこと以上に、その取り組みについての称賛もね」と語っている。
4日のラ・リーガ第34節バルセロナ戦は、まさにジローナを象徴するようなゲームに。同試合では1−2ビハインドから3ゴールを決めたわけだが、とにかく今シーズンは逆転勝利や撃ち合いが多く、実際に3点以上を挙げた試合は『13』にまで上り、2〜3試合に1回のペースである。先のバルセロナ戦について「前半を終えた時点では、勝てるとは思っていなかった」と率直に告白したミチェル監督は「試合は変わるもの。マドリーは何度、シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンは何度、カムバックしてきたか? (このスコアは)我々のチームが最後まで頑張ったことをよく物語っている」と称賛。ただ「ベルナベウの時だけは、いつだってチャンスがなかったよ。彼らには4点リードを許した。でもそれ以外の試合では、このチームは前進する。総得点はマドリーと1点差だ」と振り返った。
自身にとっても初のCLとなることから、「アンフィールドの雰囲気を体感してみたい」と高揚感を口にしていたミチェル監督。だが、来シーズンを迎える前にやってくるのが、夏の移籍市場だ。10位で終えた昨シーズン終了後は主力選手を数名引き抜かれたが、比べ物にならないほどの注目を集めた今シーズンは大幅な入れ替えが起こり得る可能性も。特にDFミケル・グティエレス、FWサヴィオ・モレイラ、FWアルテム・ドフビクらは引く手数多だろう。同指揮官は「それはとても心配なこと。3年間積み上げきたものが、新しいメンバーでスタートするとなれば、当然リスクがある」と吐露。続けて「彼らがチャンピオンズリーグとラ・リーガのために残ってくれることを願っているよ。特にリーグ戦のことを忘れると、とても苦しむことになるんだ。チームに対する帰属意識を持った選手、そしてケーキの飾りとなるような選手の到着も必要としている」と述べている。
今シーズンのラ・リーガに旋風を起こしたジローナ。果たして、欧州へと進出する来シーズンは、どこまで躍進を遂げるのだろうか。
2024年05月08日 00:00
11日からスタートするAFCチャンピオンズリーグの決勝。ここまで勝ち上がってきた横浜F・マリノスは、UAEの名門であるアル・アインとホーム&アウェイで対戦する。
注目されていることの一つが、横浜のハリー・キューウェル監督とアル・アインのエルナン・クレスポ監督の対戦であるという事実。彼らは2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で戦ったリヴァプールとミランのメンバーだったのだ。
20年前の「イスタンブールの奇跡」を成し遂げた選手の1人であるキューウェル氏。今回はその際に0-3から追いついてPK戦で勝利したリヴァプールのメンバーを振り返ってみよう。イェルジー・デュデク
国籍:ポーランド
現在:解説者、タレント、レーシングドライバー
ヒゲがトレードマークだったポーランドの名ゴールキーパー。フェイエノールトから2001年にリヴァプールへと加入し、4シーズンに渡ってレギュラーを務めた。
このチャンピオンズリーグ決勝ではPK戦で不可思議なダンスをしてキッカーを翻弄し、3つのシュートを防ぐことに成功。勝利に大きく貢献している。
この次のシーズンはペペ・レイナが加入したためにバックアップの立場となり、2007年にレアル・マドリーへと移籍した。
現在はポーランドで解説者を務めているほか、タレントとしてのテレビ出演やレーシングドライバーとしての活動も。スティーヴ・フィナン
国籍:アイルランド
現在:不動産業
2003年にフラムから加入したアイルランド代表の名サイドバック。地味ながらも右サイドで職人肌のプレーをする選手として知られ、ラファエル・ベニテス監督からは絶大な信頼を受けた。
このチャンピオンズリーグ決勝ではスタメン出場するも、太腿の負傷によってハーフタイムで交代となり、逆転劇に参加することはできなかった。
2008年に退団後はエスパニョールとポーツマスでプレーして現役を引退。その後は表舞台から離れ、弟のショーンとともに不動産会社でのビジネスを行っていたという。
ただその関係は後に崩壊し、2019年に会社は破産。600万ポンドものお金を奪われたとして弟を訴えたものの、その裁判は敗訴している。ジェイミー・キャラガー
国籍:イングランド
現在:解説者
キャリアの序盤はサイドバックとしてプレーしていたが、このラファエル・ベニテス監督政権下でセンターバックとしてブレイクしたジェイミー・キャラガー。
絶大な信頼を受けてプレーし、このミラン戦では素晴らしいディフェンスやインターセプトを見せた。このシーズンのクラブ年間最優秀選手賞も受賞している。
リヴァプール一筋でプレーし、2013年に現役引退。その後はメディアでコメンテーターとして売れっ子になり、ユーモア溢れる解説やレポートでサッカー界を盛り上げている。
ギャリー・ネヴィルやティエリ・アンリ、マイカー・リチャーズなど様々なコメンテーターとうまくコンビを組める連携力に定評がある。サミ・ヒーピア
国籍:フィンランド
現在:指導者
フィンランド代表で長く活躍した長身センターバック。1999年にウィレムIIからリヴァプールに加入し、10年にわたって最終ラインの重要なキーパーソンとなった。
スピード不足が批判されることもあったが、ジェイミー・キャラガーを相棒にしたことでパフォーマンスが高まり、このシーズンは非常に堅実な守備を見せた。
2009年にリヴァプールを離れてからはレヴァークーゼンへと移籍し、2年後に現役引退。その後は指導者へと転身している。
フィンランド代表とレヴァークーゼンで指導を行ったあと、ブライトンやFCチューリッヒで監督を務めたもののあまり成功しておらず、2020年にFCハカでアシスタントを務めたあとは現場から離れている。ジミー・トラオレ
国籍:マリ
現在:指導者
フランスで生まれたマリ代表ディフェンダー。190cmを超える身長ながら高いテクニックを備え、身体能力と攻撃力と不安定さを兼ね備えた魅力あふれる選手であった。
1999年にラヴァルから加入し、数年後に主力として定着。リヴァプールで活躍できた期間は短かったが、この2004-05シーズンはリーグ26試合に出場している。
このチャンピオンズリーグ決勝ではパオロ・マルディーニのゴールに繋がるフリーキックを与えてしまったが、120分をフル出場して逆転に貢献した。
2014年にMLSのシアトル・サウンダーズで現役引退し、そのままアメリカで指導者に。現在はガーナに本拠地を置く育成機関「ライト・トゥ・ドリーム・アカデミー」のマネージャー。シャビ・アロンソ
国籍:スペイン
現在:指導者(レヴァークーゼン監督)
伝説的なリーガ2位を成し遂げたレアル・ソシエダの一員として大ブレイクし、2004年にリヴァプールへとステップアップしたプレーメーカー。
ラファエル・ベニテス監督の高い信頼を受けてボランチから攻撃を司り、スティーヴン・ジェラードとともに素晴らしいコンビネーションを見せた。
このチャンピオンズリーグ決勝では61分にペナルティキックを任され、一度GKジーダに弾かれたものの自ら押し込んでゴール。リヴァプールに同点ゴールをもたらした。
現在はレヴァークーゼンの監督を務めており、今シーズンはなんと無敗でブンデスリーガを制覇することに成功した。ルイス・ガルシア
国籍:スペイン
現在:解説者
バルセロナからやってきた万能アタッカー。左利きながらも両足を使え、サイドから様々な形で攻撃に絡む選手だった。リヴァプールでのプレーでスペイン代表にも選出されている。
この2004-05シーズンにシャビ・アロンソとともに獲得され、攻撃の中心選手として活躍。チャンピオンズリーグでもいくつも素晴らしいプレーを見せ、優勝の立役者の一人になった。
怪我もあって2006-07シーズンに出場機会を減らし、その後はアトレティコ・マドリーへ移籍。さらにギリシャやメキシコ、インド、オーストラリアでのプレーを経て現役を引退している。スティーヴン・ジェラード
国籍:イングランド
現在:指導者(アル・イティファク監督)
リヴァプール伝説のキャプテンであるスティーヴン・ジェラード。サミ・ヒーピアからアームバンドを受け継ぎ、チェルシーからの巨額オファーを断って愛するクラブに残った。
この2004-05シーズンは怪我に苦しんだものの、中盤戦で復活。このチャンピオンズリーグ決勝では後半にヘディングシュートを決め、逆転の足がかりを作った。そしてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
2015年までリヴァプールを長く支えたあと、アメリカにわたってLAギャラクシーで引退。そして指導者としてリヴァプールの下部組織でデビューし、それからグラスゴー・レンジャース、アストン・ヴィラ、アル・イティファクと指揮している。ヨン・アルネ・リーセ
国籍:ノルウェー
現在:指導者
モナコから2001年に加入したノルウェー代表選手。強烈な左足のキックを武器に、サイドバックとサイドハーフの両方をこなすことができた貴重なプレーヤーであった。
ラファエル・ベニテス監督の下では特に重用され、このチャンピオンズリーグ決勝では中盤でスタメン起用。後半にジェラードのヘディングをアシストしている。
2008年にリヴァプールを離れてからはローマやフラムなど様々なクラブでプレーして2017年に現役引退。
それからはノルウェーで指導者や解説者を務めており、昨年まではアヴァルドスネスというクラブの女子チームの監督をしていた。さらにその男子チームで短期間現役復帰して試合にも出場している。ハリー・キューウェル
国籍:オーストラリア
現在:指導者(横浜F・マリノス監督)
そしてこの試合でシャドーストライカーとして先発出場していたのが横浜F・マリノス監督のハリー・キューウェル。
チームに攻撃的な意思を伝えるための起用だったが、彼自身は筋断裂のために前半24分で交代を余儀なくされてしまい、リヴァプールファンからブーイングを受ける羽目になってしまった。
そして彼と交代でピッチに入ったウラジミール・シュミチェルはこの試合でリヴァプールの2点目を決めたほか、PK戦でも勝利を決めた4人目のキッカーを務めている。ミラン・バロシュ
国籍:チェコ
現在:現役(FKヴィガンティチェ)
横浜F・マリノス、「歴史上最強の外国人選手」はこの5名!
「オストラヴァのマラドーナ」と呼ばれたチェコの名ストライカー。2002年にバニク・オストラヴァからリヴァプールへと加入した。
マイケル・オーウェンやエミール・ヘスキーが退団した2004-05シーズンは彼が非常に重要な存在となり、このチャンピオンズリーグ決勝でも先発出場。3-3の同点となったあと、85分までプレーしてピッチを去っている。
ちなみにチャンピオンズリーグのトロフィーをセレモニー中に落として凹ませたのは彼だと言われている。
母国で39歳までプレーを続けたあと、2020年に現役を引退。しかしそのあとFKヴィガンティチェに加入して再びピッチに戻っており、プレーを続けているようだ。
2024年05月07日 23:10
シーズン途中よりOBのダニエレ・デ・ロッシを指揮官へ招聘し、印象的な戦いを見せるローマ。
2024年05月07日 23:00
新たなブラジルのスター候補生がスペインにやってくる。今夏、レアル・マドリードへの移籍が決まっている現在17歳のエンドリックが、ブラジルの放送局『TV Globo』の番組である『Conversa com Bial』のインタビューに応じた。
インタビューの中で世界最高峰の名門レアル・マドリードでプレイすることについて「ピッチにプレッシャーを持ち込むのは恐ろしいことだ。とても重苦しく感じる」とし、だからこそ「軽くて、幸せで、本当の子供のように(プレッシャーを)感じないようにプレイする必要がある。弟のノア(4歳)のように、何もプレッシャーを感じないよ」と語った。
「遊園地にいる子供のようにね。(パルメイラスの指揮官である)アベルが僕に言ったように、ディズニーに行かなければならない、子供だから楽しまなければならないと。僕はそのアドバイスを人生の糧とした。ピッチに立てば、そこは僕の遊び場なんだ」
また、3月に未来の本拠地となるサンティアゴ・ベルナベウで行われたスペイン対ブラジルで挙げたゴールは「素晴らしいゴールだった」と振り返った。
「ゴールを決めてスライディングしているとき、目の前にスペイン代表のシャツを着たファンがいて、スペイン語が少しわかるんだけど、そこで僕を待っていてくれたんだ。僕はエンドリックなんだ。ゴールを決めたときから、このイメージが頭の中にあったんだ」
レアル・マドリードに所属するヴィニシウス・ジュニオールのようにこれまで多くのブラジル人選手達がトップスターとしてスペインの地で活躍しファンを楽しませてきた。来季から多くの期待の中でレアル・マドリードでデビューするエンドリックはどのようなプレイを見せてくれるのだろうか。
2024年05月07日 21:56
U-17女子ワールドカップの予選を兼ねたU-17女子アジアカップのグループステージ第1節で、日本はタイとインドネシアのバリ島を舞台に対戦した。
かつてモンテディオ山形でプレーした白井貞義監督が率いる日本は、立ち上がりから押し込み、次々にビッグチャンスを作るも、なかなかゴールを奪えない。
36分にはゴール前でFKを獲得。木下日菜子が左足でファーにクロスを送り込むが、そのままラインを割ってしまう。43分に辻あみるがペナルティエリア内から放ったシュートもインパクトを欠き、GKにキャッチされる。
【PHOTO】U-17女子W杯をかけた大会!U-17アジアカップに出場する選手&監督を一挙公開!
スコアレスで折り返すと、51分にようやくスコアを動かす。唯一前回大会を経験している眞城美春が、ゴール右隅への絶妙なコントロールショットで突き刺した。
頼れるキャプテンのゴラッソで勢いに乗ると、65分に榊愛花、69分に津田愛乃音と立て続けに追加点を奪取。一気にリードを3点に広げる。
その後も果敢に次の点を狙い、87分に津田が打点の高いヘッドでダメ押しのゴール。白井ジャパンは4−0でタイに大勝し、白星発進した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月07日 20:39
FC岐阜は7日、GK茂木秀の負傷を報告した。
今回の発表によると、今月3日の明治安田J3リーグ第12節AC長野パルセイロ戦で負傷した茂木の診断結果は、左アキレス腱断裂とのことだ。翌4日に手術を実施したことを併せて伝えている。なお、全治は明かされていない。
1999年1月15日生まれの茂木は現在25歳。2017年にC大阪でプロキャリアをスタートさせると、FC町田ゼルビアや水戸ホーリーホックなどを経て、2023年にFC岐阜に加入。今シーズンは開幕から正守護神として君臨し、ここまでのJ3リーグで12試合に出場していた。
2024年05月07日 20:34
スイス1部セルベッテに所属する常本佳吾が日本とスイスの違いを語った。
2024年05月07日 20:30
スペインの大手紙『MARCA』の公式Xが5月7日、アビスパ福岡に所属するFWシャハブ・ザヘディのスーパーゴールを取り上げた。
同メディアが注目したのが、J1第11節のガンバ大阪戦(1−0)で決めた超豪快な一発だ。22分、自陣でパスを受けたザヘディは敵GKの位置を確認すると、迷わずに左足を振り抜き、超ロングシュートを打ち込んだ。
【動画】「70メートルの素晴らしい一撃」スペイン大手紙が称えた福岡FWザヘディのゴラッソ
『MARCA』は「FIFAが注目すべき」とこのゴールを紹介し、次のように称えている。
「プスカシュ賞の候補となり得る70メートルの素晴らしい一撃。日本のアビスパ福岡のストライカー、シャハブ・ザヘディがガンバ大阪戦で見事なゴールを決めてみせた」
日本で生まれたゴラッソが、海外でも称賛を浴びているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月07日 20:17
5月6日、湘南ベルマーレはJ1第12節でサガン鳥栖とホームで対戦し、2−1で勝利した。
今節は、U-23日本代表の一員として、カタールで行なわれたU-23アジアカップに出場し、優勝という形で今夏のパリ五輪出場に尽力した田中聡の復帰戦だった。
同大会では、グループステージ突破が決まったあとの韓国戦のみの出場に留まった田中。鳥栖戦では後半のスタートから、茨田陽生に代わって3−5−2のアンカーに入ると、代表活動で思うように試合に絡めなかった鬱憤を晴らすかのように、持ち味のボール奪取力で相手の攻撃の起点を次々と潰し、チームの10試合ぶりの勝点3に貢献した。
田中はカタールでの戦いをこう振り返る。
「チームとしては、優勝できたし、すごく良かった。心の底から、良いチームだったと言えます。ただ、個人としては、ここ数年で最も悔しい経験だった。代表に選ばれて、あんなに試合に絡めなかったのは初めてだったので」
【厳選ショット】湘南が逆転勝利で最下位を脱出し残留圏へ!敗れた鳥栖は19位に後退|J1第12節 湘南 2−1 鳥栖
パリ五輪の登録枠は、18人+バックアップメンバーの4人(怪我人が出た場合に初戦が始まるまでに選手の入れ替えができる枠)。同ポジションに藤田譲瑠チマや山本理仁、松木玖生、川粼颯太ら実力あるライバルがひしめくなか、田中が五輪出場を果たすには、湘南でのさらなるアピールが必要と言える。
クラブでの今後の戦いに向け、田中は次のように意気込む。
「アピールの場は湘南しかないので、Jリーグでもっと活躍しないといけません。今日(鳥栖戦)も、もっとやらなければいけなかった。ベンチスタートだったのは、監督が配慮してくれたんだと思いますし、ありがたいことではありますが、相手の木村(誠二)選手をはじめ、カタール帰りですぐにスタメンで出ていた選手もいたので、最初から出たい気持ちもありました。やっぱり点に絡みたいし、守備のところも修正していきたいです」
田中はカタールで味わった悔しさを糧に飛躍を果たし、パリ行きの切符を掴めるか。湘南でより一層の存在感を放てば、U-23日本代表の大岩剛監督へのアピールだけでなく、現在17位と苦しむチームの浮上にもつながるはずだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月07日 20:13
バルセロナのFWヴィトール・ロッキの去就が、早くも宙に浮いているようだ。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
チーム最小プレータイムの選手、これが加入を半年間前倒したサッカー王国の“新たな神童”の現状だ。移籍金3000万ユーロ(約47億円)にインセンティブで獲得した19歳に対して、クラブ側はブラジルのスタイルから欧州、バルセロナのスタイルに適応するにはある程度の時間を要することを理解し、最大限のサポートを行なった。が、トップチームデビューを飾った今年1月からここまでの公式戦25試合のうち、13試合出場・プレータイムは計310分にとどまることに。『アス』は、「バルセロナは、彼が欧州へと飛び立つのが早く、いくつかの点で未熟と考えている」とした上で、「現チームに居場所がないという意見で一致している」と指摘。レンタル移籍が最善の解決策と見出していることを明らかにした。
実際にセビージャとベティスがレンタル獲得に興味を抱いているとされる中、同選手は少なからず不満を募らせているとのこと。報道によると、プレーさせるつもりがないのなら、なぜ加入を6カ月も早めたのか理解できていないという。加えて、「ここ数週間、彼の失望が増しているだけではなく、周囲の人々は『シャビが彼を無視しており、監督と円滑なコミュニケーションを取れていない』と主張している」と、根も葉もない憶測が飛び交っていることを併せて伝えている。
また、スペインのラジオ局『Rac1』にて、ロッキの代理人を務めるアンドレ・キューリー氏が同選手の去就について言及。バルセロナ側がレンタル移籍を検討しているのに対して、同氏は「彼は残るか、(クラブに)売却させるかのどちらかだ」と場合によっては、退団に向けた交渉を始めることを示唆している。
まさかの半年で、“ブラウグラナ”での冒険を終える可能性が出てきたロッキ。果たして今夏、双方の決断はいかなるものになるのだろうか。
2024年05月07日 19:57
オランダリーグ6位のNECは5月6日、敵地でのエクセルシオール戦を3―0で快勝。
2024年05月07日 19:45
ドルトムントは現地5月7日、チャンピオンズリーグの準決勝・第2レグでパリ・サンジェルマンと敵地で対戦する。エディン・テルジッチ監督が前日会見で意気込みを語った。
クラブの公式サイトによれば、指揮官は1−0で勝利したホームでの第1レグに関して、「勝利できた要因は、激しさをピッチで表現できたからだ」と振り返る。
続けて、「ここまで来たからには、より良い結果を出したい。(第2レグも)必要であれば、あと20キロは走るよ。偉大なことを成し遂げるのなら、敬意と勇気、回復力を持って喜びをもたらさなければならない」と気合を入れた。
【PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
先勝を許しているパリSGのリベンジを警戒する。
「彼らには優勝という使命がある。セカンドレグでは、彼らは前回以上に上手く戦ってくるだろう。我々も改善しなければいけないことがたくさんある」
フランス王者を退き、11年ぶりのファイナル進出を決められるか。雌雄を決する一戦は、日本時間で8日の4時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月07日 19:27
浦和レッズは7日、同クラブに所属するMF早川隼平がファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍をすることを発表した。移籍期間は5月8日から2025年1月31日まで。早川は5月9日の練習より合流予定で、契約により期限付き移籍期間内に両クラブが対戦する公式戦には出場することができない。
早川は2005年12月5日生まれの現在18歳。埼玉県出身の左利きアタッカーで、これまでジュニアユース、ユースと浦和のアカデミーで育った。2種登録された2022シーズンは公式戦でのベンチ入り機会こそあれど出番は得られなかったものの、昨季のJリーグYBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦でプロデビューを飾る。以降、昨季は明治安田J1リーグで11試合出場、JリーグYBCルヴァンカップで8試合出場1得点、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会で1試合出場を記録。2023−24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のピッチにも立った。また、昨年8月には浦和とプロ契約を締結。JリーグYBCルヴァンカップでは大会史上最年少の17歳10カ月でニューヒーロー賞に輝いた。
華々しいルーキーイヤーを過ごしたが、今季に入ってからは公式戦での出場機会は得られていない。ベンチに入ったのも、2024明治安田J1リーグ第9節のガンバ大阪戦(●0−1)と、JリーグYBCルヴァンカップ2回戦のガイナーレ鳥取戦(○5−2)のみだった。
期限付き移籍に際し、早川は浦和を通してコメントを発表。新天地で飛躍を遂げ、再び浦和のユニフォームに袖を通すことを誓った。
「このたび、ファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍をすることになりました。今シーズンは、みなさんの前でプレーすることができず、非常に悔しいです。最高のスタジアムの、最高のファン・サポーターのみなさんの前でもう一度プレーするために、必ず成長して帰ってきます」
また、岡山を通しては「ファジアーノ岡山のファン・サポーターの皆さん、はじめまして。浦和レッズから育成型期限付き移籍してきました早川隼平です。早くチームに馴染み、掲げているJ1昇格を達成するために全力で戦います。一緒に戦いましょう。よろしくお願いします」と意気込んだ。
現在、浦和は2024明治安田J1リーグ第12節終了時点で、5勝2分5敗で勝ち点「17」を獲得し、暫定9位につけている。
一方、早川の新天地となる岡山は、2024明治安田J2リーグ第14節終了時点で、6勝5分3敗の勝ち点「23」で5位となっている。自動昇格圏内の2位につけるV・ファーレン長崎とは勝ち点が「6」離れている状況だ。
2024年05月07日 19:21
サンフレッチェ広島は6日、明治安田J1リーグ第12節で名古屋グランパスをホームに迎え、2−3で敗戦。今季初黒星を喫した。
越道草太が吠えた。2点を追いかける23分、ペナルティエリア前で右CKのこぼれ球に反応。「最初はワンタッチで打とうと思ったけど、一回トラップして力を抜いて腰を捻りました。いつもは力が入るけど、声援のおかげで落ち着いて打てました」。右足シュートをゴール左隅に突き刺し、苦しい雰囲気を切り裂く反撃の一撃。2年目の20歳MFが喜びを爆発させた。「あんまり覚えていないけど、鳥肌が立って、気づいたら吠えていました」と笑みをこぼし、記念すべきプロ初ゴールとなり「率直にうれしかった」と喜んだ。
広島はミヒャエル・スキッベ監督が「最初の15分は本当にまずかった」と話したように、立ち上がりに不安定な守備から2失点。そこから越道のゴールで1点を返し、48分にDF中野就斗の同点ゴールで2点差を追いつく意地を見せたが、最後は相手のカウンターからオウンゴールを許して敗れた。越道は、「自分たちのサッカーができてチャンスも多かったけど、そこでしっかり決め切らないと、こういう結果になってしまう。自分を含めて決定力不足は課題なので、そこは意識しないといけない」と振り返った。
前節に続いて左ウイングバックで先発出場した越道は、元広島の名古屋DF野上結貴とマッチアップ。「ガミさんが自分のところに来ていてやりづらかった」と明かし、「個人的には仕掛けてクロスが入れられなかったので、自分の長所である縦突破を活かして仕掛けてクロスでアシストをしないといけない」と自身の課題を挙げた。
67分には左足の痛みを訴えてピッチに倒れ込み、担架で運ばれて無念の途中交代となった。スキッベ監督は「それほどひどくないと思う。前半にひざを打撲してしまい、プレーしているうちに固まってしまった状態だった」と説明。本人は試合後、左ひざにテーピングをして自ら歩いており、「まだわからないけど、大丈夫だと思う」と明かした。
広島は今季リーグ戦12試合目で初黒星を喫し、5試合勝利から遠ざかる結果となった。新スタジアムでの公式戦で初黒星となり、昨季からのリーグ戦連続無敗記録も17試合でストップした。
移動と試合が続いた過密日程が終わり、次節は中8日の15日に行われる鹿島アントラーズとのホームゲーム。リフレッシュして挽回へ。越道は「初ゴールはうれしいし、自信がついたので次節もゴールを狙っていきたい。試合に勝てていないので、次は勝つゴールを決めたい」と意気込んだ。
取材・文=湊昂大
【動画】試合ハイライト