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2024年04月27日 08:20
50メートルを6秒6で走破、女子代表では不動の1番打者として活躍 女子野球界きってのスピードスター、読売ジャイアンツの田中美羽外野手は小学生の頃、将来の話になると決まって言っていたことがある。 「とりあえず、私、ビッグな女になるね!」 当時を振り返りながら「そんな勢いだったんです。生意気にも」と愛嬌たっぷりに笑う。さらには「小学6年生の時には、欲張りなんですけど、アスリートとアナウンサーの二刀流をするって言って、卒業アルバムには野球のユニホーム姿でアナウンサーっぽいポーズを取る写真が載っているんです」と恥ずかしそうに明かすが、小学校卒業から14年、侍ジャパン女子代表の1番打者としても活躍する田中はビッグに描いた将来と違わぬ道を歩んでいる。 6歳から野球を始め、中学では女子硬式野球チームのオール京急に所属。横浜隼人高の女子野球部を経て、日本大に進学後は女子硬式野球チームのアサヒトラストでプレーした。2020年に埼玉西武ライオンズ・レディースへ移籍。3シーズンを過ごした後、2023年に同年から本格始動した読売ジャイアンツの一員となり、2シーズン目を迎える。 とにかく野球が大好き。50メートルを6秒6で駆け抜ける快足で、ずっと白球を追っていたい。だから、少しでも成長できるように日々の努力は惜しまないし、試合に出るためだったらポジション変更も厭わない。思わず口をついた「できます!」の言葉から始まった外野のキャリア 西武でプレーした2021年のある日、練習試合の前に新谷博監督から声を掛けられた。 「外野できるか?」 正直に言うと、ほとんど経験はなかった。だが、田中の口をついたのは「できます!」の言葉だった。 「ずっと内野で勝負していたんですけど、チームとして内野手がほぼ決まっていた。でも、自分も試合に出たかったので『できます!』って言っちゃいました。そうしたら『じゃあ、レフト守れ』って言われて、『うわっ、どうしよう』と(笑)」 ポジショニングも不慣れなまま、打球の飛び方だけをイメージしながら、その日はなんとか守り切った。「とにかく試合に出てアピールしないと何の意味もない」と、そこから内野の練習に加え、外野の勉強を始めた。当初は内野へのこだわりもあったが、「外野で時間を長く費やせば費やすほど、好きになってきたんです。奥深さというか、魅力を感じるポジションなんですよね」と楽しそうに話す。 「守備範囲が広いので、最初の数歩でボールが捕れるか捕れないかが決まってしまう。あと、女子野球に関して言えば、ライトゴロが発生することもある。ヒット性の打球を自分でアウトに変えられるワクワク、ゾクゾク感があるんです」 2018年に初めて代表入りした「第8回 WBSC女子野球ワールドカップ」では二塁を任されたが、5年ぶりに選出された2023年「第9回 WBSC女子野球ワールドカップ・グループB」では不動の1番打者として左翼を守った。「内外野どちらでも守れることが自分の武器にもなった。特に短期決戦の世界大会では生きると思います」。出場メンバーに選出された今年7月の「W杯ファイナルステージ」では、スピードとユーティリティ性を存分に生かしながら大会7連覇を目指す。女子野球を広めるため「できることは全部やってみたい」 女子野球の魅力を多くの人に伝えたい。読売ジャイアンツや女子代表チームでプレーする姿を見た子どもたちが「野球、面白そう」と競技を始めるきっかけになればうれしいが、選手ではなくても「女子野球に関わりたい」「女子野球を観に行ってみよう」と思う人を1人でも多く増やしたい。そのためにはどうしたらいいのか。頭の中は「やりたいこと」で溢れる。 「試合で良いプレーをして認知度が高まるなら最高ですけど、女子野球はまだまだマイナー競技。どうやったら知ってもらえるのかを学びながら、自分からもっと動きたいですね。野球教室や子どもたちと触れ合う機会には喜んで参加したいですし、SNSもしっかり使っていきたい。できることは全部やってみたいです!」 近年、高校や大学レベルでは女子野球チームが増えた。特に女子高校野球では夏の全国大会決勝戦が甲子園で開催されるようになった。「うれしいですよね。うれしい半面、いいな〜って(笑)」と羨ましさを隠さないが、もっと自分が羨むような環境を次世代のために整えていきたいとも話す。 「決勝まで行けば、甲子園で試合ができる。明確に達成したい目標があると、選手一人一人が『もっと上手になりたい』『もっと練習しよう』と能動的に取り組めるので、すごく良い環境になってきたと思います。私たちは子どもたちが野球を続けたい、ジャイアンツのユニホームを着てプレーをしたい、と思えるような環境をもっと作っていきたいと思うし、そのためにプレーし続けていきたいと思います」祖父から受け継いだ野球愛、ジャイアンツで手渡された背番号は… 溢れる野球愛は祖父譲りだという。祖父は大のジャイアンツ党で、田中家のテレビには常に巨人戦が流れていた。「ジャイアンツが勝つと機嫌が良いし、負けそうになると負ける姿は見たくないとテレビを消してしまう(笑)。東京ドームにもいつも祖父が連れていってくれました」。おかげで田中家は全員ジャイアンツファン。それでも「祖父はいつも応援してくれて、ライオンズに入った時も喜んでくれたんです。いつかジャイアンツにも女子チームができて、あのユニホームを着られたらいいねって言いながら」。そして今、田中が身にまとうのは紛れもない、読売ジャイアンツのユニホームだ。 「ジャイアンツに女子チームができる少し前に祖父は亡くなりました。祖父の願いもあったし、私の中に強い思い入れもあったので、女子チームができると聞いた時、トライアウトに挑戦することにしたんです。運良く合格して移籍が決まり、宮本(和知)監督からいただいた背番号が8番。実は祖父が原辰徳前監督の大ファンだったんです。なんだかすごい巡り合わせだなって。祖父の想いもこもっていると思うので、私にとってすごく思い入れのあるユニホームになっています」 背番号8のついたジャイアンツのユニホームを着てプレーする姿を、祖父に直接見てもらうことはできなかった。しかし、「私の姿をきっと見ていてくれると思います。応援もしてくれているけど、不甲斐ないプレーをしたら怒ってくれているんじゃないかなって思うんです」と、その存在を近くに感じている。 15年ほど前にタイムトラベルし、小学生の田中に「将来、背番号8のついたジャイアンツのユニホームを着るようになるんだよ」と伝えても「そんなこと、あるわけない」と笑い飛ばされるかもしれない。ただ、事実は小説よりも奇なり。読売ジャイアンツの8番を背負いながら“ビッグな女”への道を歩み続ける現実がここにある。(佐藤直子 / Naoko Sato)
2024年05月09日 05:00
◆ 上沢直之がマイナー降格
現地時間8日、ボストン・レッドソックスはニック・ピベッタ投手が負傷者リストから復帰することを発表。これに伴い、上沢直之投手(30)がマイナーへ降格となった。
上沢は3Aウースターで今季の開幕を迎え、同4月28日にメジャー初昇格。同5月2日のジャイアンツ戦でMLBデビューを果たし、2回をパーフェクトに抑えて無失点。さらに翌日のツインズ戦にも連投し、2回1失点という投球。ロングリリーフとして2試合に登板し、計4イニングで防御率2.25、3奪三振という成績だった。
上沢に代わって昇格するピベッタは、2番手として開幕ローテーションに入っていた先発右腕。今季は2試合に先発し、1勝1敗。計11回を投げて防御率0.82、13奪三振をマーク。2戦目の後に右肘を痛め、同4月9日から負傷者リスト入り。同5月2日には3Aウースターでリハビリ登板を行い、3回4失点という投球だった。
2024年05月09日 04:48
球団発表…先発右腕ピベッタが復帰
レッドソックスは8日(日本時間9日)、上沢直之投手のマイナー降格を発表した。代わってニック・ピベッタ投手が負傷者リストから復帰した。
30歳の上沢は1月11日(日本時間12日)に日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約。招待選手としてメジャーキャンプに参加していたが、開幕直前に金銭トレードでレッドソックスに移籍していた。
4月28日(同29日)に昇格し、2日(日本時間3日)のツインズ戦でデビュー。2回をパーフェクトに抑え、レッドソックスの選手で(MLBデビュー戦で2回以上投げ1人の走者を出さなかった)のは、1958年4月20日(同21日)にマークしたアル・シュロルに続いて2人目の記録だった。
翌日のツインズ戦では2回を投げて2安打1失点。7日(同8日)の試合では登板はなかった。
またロミー・ゴンザレス内野手の復帰に伴い、ザック・ショート内野手がDFA(事実上の戦力外)となった。(Full-Count編集部)
2024年05月09日 01:00
本拠地・マーリンズ戦で「2番・指名打者」で出場
■ドジャース ー マーリンズ(日本時間9日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場する。2戦ぶり12号に期待がかかる。
前日7日(同8日)の同カードでは、7戦ぶり無安打。2打数無安打2四球で日本選手初の4戦連発とはいかなかったが、チームは6連勝を飾った。
ここまで打率.365、11本塁打、OPS1.131はメジャートップとなっている。また、デーゲームでは14試合で打率.415、4本塁打、OPS1.257と絶好調だ。
マーリンズの先発は24歳の左腕ライアン・ウェザース投手。今季は7試合に登板し、2勝3敗、防御率4.54。大谷を2打数無安打1三振に抑え込んでいる。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 22:45
「DeNA2−6ヤクルト」(8日、横浜スタジアム)
高津ヤクルトが連敗を「2」でストップ。
2024年05月08日 22:39
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
広島が接戦を制して阪神に連勝し、3位に浮上した。3カードぶりの勝ち越しで勝率5割復帰。甲子園では、これで4連勝を飾った。
打線は三回に中村健が2年ぶりの一発となる先制ソロ。同点の八回は4番・小園がゲラから勝ち越しの右前適時打。さらにこの日1軍昇格即スタメンの末包が左前適時打を放って、大きな2点を奪った。先発・大瀬良は7回4安打1失点で、今季初勝利。六回は2死で佐藤輝を空振り三振に斬って通算1000奪三振を達成した。
試合後の新井監督の一問一答は以下の通り。
−大瀬良投手に白星を、という思いで打線が八回に勝ち越し。
「ねえ、そういう野手全員の気持ちが入った攻撃だったと思いますね」
−小園も末包も、よく打った。
「よく打ったと思いますね。何と言ってもきょうは大地(大瀬良)のピッチングですね。本当に素晴らしいピッチングだったと思うし、自分が見ていて今年まだ登板はそんなに多くないけど、今年一番いいピッチングだったと思いますよ。あとアツ(会沢)もね。前回対戦した時とガラッと配球を変えて、素晴らしいリードだった」
−2番に起用した二俣が2四球。中村健にも一発が出て末包も適時打。起用した若手がそろって活躍した。
「マティ(二俣)もよく粘ってね。すごくいいもの見せてくれたし、ケント(中村健)もナイスホームランだったし、スエ(末包)もマルチ安打といいところで打ってくれて。若い選手もみんないいものを見せてくれて、いい1日でしたね」
−勝率5割復帰。
「まだまだそこは、あまり意識していない。1試合1試合ですね」
2024年05月08日 22:37
ソフトバンク3−1日本ハム(パ・リーグ=8日)――ソフトバンクが4連勝を飾った。
同点の四回、三森の適時打で勝ち越した。オスナは日米通算200セーブ。日本ハムは三回以降の無安打が響いて今季初の3連敗。
◇
楽天4−1オリックス(パ・リーグ=8日)――楽天が連敗を3で止めた。二回に石原の右前打に敵失が絡んで同点とし、三回は押し出し四球で勝ち越した。オリックスは失点につながる2失策が痛かった。
2024年05月08日 22:33
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
広島の末包昇大外野手(27)が1軍合流後、即スタメン入りで2安打1打点をマークし、存在感を放った。
「5番・右翼」で出場すると、四回には今季初安打となる二塁打を左翼線へ放つ。そして八回。小園が勝ち越し打を放った直後の2死二塁で打席を迎えた。初対戦のゲラに対して「バットを短く持って、真っすぐに絞っていた」と内角高めの155キロに反応。バットを折りながらも、左前に運び、貴重な追加点を生み出した。「小園が良い状態で回してくれたので、流れに乗れました」と振り返った。
今季は4番候補筆頭として開幕を迎えるはずだった。しかし、キャンプイン直前の1月末。ノック中に左膝を負傷。左膝内側半月板損傷と診断され、戦線を離脱。当初は開幕1軍入りを目指しリハビリに励んでいたが、打撃の状態がなかなか上がらず、ファームでの調整が続いていた。
7日のウエスタン・阪神戦で今季1号を放ち、1軍昇格が決定。この日の活躍でようやくチームの戦力に加われたことに安堵(あんど)の表情を浮かべ「状態は悪くなかった。一本出て開幕できた」と汗を拭った。
2024年05月08日 22:32
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
阪神は広島に連敗して2位・巨人と0・5ゲーム差に詰め寄られた。
2024年05月08日 22:28
巨人4−1中日(セ・リーグ=8日)――巨人が2カード連続で勝ち越した。
一回に坂本の犠飛で先制。八回に長野の満塁走者一掃三塁打で突き放した。堀田は六回途中無失点。中日は反撃が遅かった。
◇
◇
ヤクルト6−2DeNA(セ・リーグ=8日)――ヤクルトは3連敗を免れた。一回、オスナ、村上、長岡の適時打で先制し、六回に押し出し四球などで加点した。吉村は2連勝。DeNAは勝率5割を切った。
◇
◇
広島3−1阪神(セ・リーグ=8日)――広島が接戦を制した。同点の八回、小園、末包の連続適時打で2点を勝ち越した。大瀬良は7回1失点。阪神は打線が精彩を欠き、好投の大竹を援護できなかった。
2024年05月08日 22:27
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
阪神の坂本誠志郎捕手がヒヤリとする場面があった。
1−1の八回、2死二塁から小園が一、二塁間を破った。森下からバックホームされたが、送球はやや三塁側にそれ、ボールを追いかけた坂本と二塁から突っ込んできた二俣が激しく交錯した。
一瞬、甲子園には悲鳴がわき起こったが、両者ともすぐに立ち上がってプレーを続行。試合後は荷物を抱えてクラブハウスへ戻る様子も見受けられ、問題はない様子。チームに欠かせない扇の要だけに、大事に至らなかったことが不幸中の幸いだ。
2024年05月08日 22:00
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
甲子園が最も揺れた場面は同点の七回表、2死三塁だった。終盤の勝ち越し機で広島・新井貴浩監督は9番・大瀬良に代打を出さず、打席に送り込んだ。
この采配に甲子園のスタンドはざわついた。大瀬良は6回を1失点に抑え、球数は95球。昨オフに右肘手術を受けており、ここで交代も十分に考えられた。実際にヒーローインタビューで大瀬良自身も「正直、代わるのかなと思っていた」と語ったほどだ。
代打を送らなかったことで広島ファンよりも阪神ファンのどよめきの方が大きかった。広島はビジターで先攻。先に得点したい思いはあったはずだ。それでも新井監督は我慢。大瀬良は三振に倒れ無得点に終わったが、あえて打席に送り込んだ理由を説明した。
「あれは1アウト三塁とか、そういうビッグチャンスの状況だったら代打を出していました。2アウト三塁になったんだけど、あそこはビッグチャンス以外は大地で行くと決めていたので」
仮にチャンスを生かせなくても「大地で終わっても次の回は先頭のアキ(秋山)からというのもあったので。あと大地の今日のピッチングというのを見て判断しました」と説明した指揮官。その読み通り、大瀬良は七回裏を三者凡退に抑え、八回に小園、末包の連続タイムリーで2点を勝ち越し。大瀬良は今季初勝利をつかんだ。
勝ちをつけてあげたい思いもあったか?の問いに「もちろん。当然ね、それはありました。自分もあったし、野手もそう思っていたと思いますよ」と新井監督。野手の気持ちを奮い立たせる大瀬良続投で阪神に連勝。勝率5割に復帰し、3位に浮上した。チームを「家族」と形容するなど、選手のモチベーションを大切にする新井采配。その一端が垣間見えたようなゲームだった。
2024年05月08日 21:48
「ソフトバンク3−1日本ハム」(8日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(29)が2点リードの最終回を打者3人できっちり片づけて今季9セーブ目。
2024年05月08日 21:45
「阪神1−3広島」(8日、甲子園球場)
広島・新井監督は菊池涼介内野手のプレーを大絶賛。「すごいね!本当に。あの体勢であの速さで、あの強さであのボールを投げる。これはキクにしか絶対できないプレー」と評した。
1点リードの三回だ。近本、中野の連打で同点に追いつかれ、なおも無死一塁の場面。ノイジーが放った打球は三塁線を襲ったが、小園が膝をつきながらバックハンドでうまく処理して二塁へ送球。ボールを受けた菊池は中野のスライディングをかわしながら、前へダイブするような形で一塁へ送球。どうやって投げたと思いたくなるようなワンプレーで見事にアウトにした。
岡田監督がリクエストを申請したが、判定は覆らずダブルプレーに。映像がビジョンで流されると阪神ファンも思わずタメ息をもらすしかなかった。勝ち越しのピンチを断ち切ったことで大瀬良はリズムに乗り、右肘手術を乗り越えての今季初勝利を手にした。
「自分の中では日本一のセカンドと思っている。すごいとしか言いようがないプレー」と新井監督。勝率5割に復帰し、3位に浮上した。
2024年05月08日 21:38
「中日1−4巨人」(8日、バンテリンドーム)
中日が連敗でカード負け越し。6カード連続で勝ち越しがなく、ヤクルトと並んで5位タイとなった。
打線が巨人・堀田を打ちあぐねた。序盤二回まで打者6人で抑え込まれると、三回2死二塁の好機では大島が凡退し無得点。四回以降、毎回安打が飛び出す展開も決定だが放てず、スコアボードにはゼロが並んだ。九回に1点をかえし、なおも2死一、二塁と攻め立てたが、最後は木下が空振り三振に倒れた。
先発の小笠原は初回に1死満塁から犠飛で先制点を許すも、以降は粘りの投球。巨人打線を二回から七回まで無得点に封じ込めた。7回5安打1失点と先発の責任を果たしたが、2番手の藤嶋が八回に炎上。2死満塁から長野に右中間を真っ二つに破られる3点三塁打を許して本拠地は静まりかえった。
中日は4月にリーグ10勝一番乗りを果たすなど快進撃を見せたが、勢いは失速し今季ワーストタイの借金2。ヤクルトに並ばれ5位タイとなった。
2024年05月08日 21:31
「DeNA2−6ヤクルト」(8日、横浜スタジアム)
高津ヤクルトが連敗を「2」でストップ。最下位脱出へ、5位・中日と並んだ。史上最年少200号へ王手をかけていた村上にメモリアルアーチは出なかったが、チームとして2桁安打を放つなど打線が活発に得点を続けた。
初回からヤクルト打線がつながった。DeNA先発・石田健の立ち上がりを攻めて、塩見、丸山和、オスナの3連打で先制点を奪取。さらに村上も適時打で続き、長岡にも適時打が飛び出した。5本の集中打で3得点を奪うなど、強打の打線が先制攻撃に成功した。
大きな援護をもらった先発・吉村だったが、二回は京田に、三回は牧に適時打を浴びた。筒香フィーバーにわく敵地&さらに強力になったNEW打線を警戒していたが、ストライクとボールがはっきりするほど制球に苦しんで5回に115球を要する内容。苦しみながらも2失点にまとめ、中継ぎ陣に託した。
六回は山本がピンチを背負いながらも無失点。七回は6日の同戦で筒香に決勝3ランを被弾するなど乱調だったエスパーダが三者凡退に抑えた。