2024年04月28日 00:54
4月27日に開催されたプレミアリーグ第35節で、降格圏の18位に沈むルートンは、12位のウォルバーハンプトンと敵地で対戦。橋岡大樹は右ウイングバックで2試合ぶりに先発した。 鋭い出足を見せたルートンは開始6分、バークリーがペナルティエリア手前で右足を一閃。強烈なシュートを枠に飛ばすが、GKジョゼ・サの好守に遭う。 さらに13分には、橋岡のクロスにモリスがヘッドで合わせるも、上手くミートできず。力ないシュートをジョゼ・サに難なくキャッチされる。 21分にはスルーパス1本でファン・ヒチャンに抜け出され、ペナルティエリア内からシュートを浴びたものの、頼れる守護神カミンスキが決定機を防ぐ。 ただ39分、リーグ戦10ゴールを挙げている韓国代表FWに再びエリア内に侵入されると、深い切り返しからのシュートで被弾。ブロックに入ったメンギの足に当たった後、橋岡の股を抜け、ゴールに吸い込まれた。 【PHOTO】まさにスタジアムの華!現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! 0−1で折り返すと、後半開始直後の50分にデザインされたショートコーナーから、トティにヘッドで叩き込まれ、あっさりリードを広げられる。 プレミアリーグ残留へ、最低でも勝点1を持ち帰りたいルートンは、まずは1点を返したいところだが、勢いに乗るウルブス相手になかなかチャンスを作れない。 状況の打開を目ざし、66分に最初の選手交代で橋岡とクラークを下げ、ウッドローとベリーを送り込む。すると、80分にCKの流れからモリスの豪快なボレー弾が生まれ、ようやく1点を返す。 しかし反撃はここまでで、6分のアディショナルタイムを含めて同点弾までは奪えず。1−2で競り負け、3連敗を喫した。 翌日にマンチェスター・シティと今節を戦う、勝点1差で17位のノッティンガム・フォレスをかわし、降格圏脱出とはならなかった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 09:43
今シーズンの序盤にブレイクの予兆を見せたストライカーが帰ってくるかもしれない。
5月8日の湘南ベルマーレの公開練習で、強烈なシュートを次々とお見舞いし、存在感を放った選手がいた。今年でプロ3年目を迎えるFW鈴木章斗だ。
鈴木章は、J1第2節の京都サンガF.C.戦(2−1)で今季初ゴールを挙げてチームを勝利に導くと、翌々節の浦和レッズ戦(4−4)で2得点をマーク。開幕4試合で3得点と、目に見える結果を出していた。
好調を維持していたが、4月22日のトレーニング中に負傷。左膝窩筋損傷で離脱を余儀なくされる。同24日のルヴァンカップ1stラウンド2回戦のブラウブリッツ秋田戦(1−2)から、5月6日のJ1第12節のサガン鳥栖戦(2−1)までの4試合を欠場していた。
鈴木章が欠場した4試合すべてで、ポジションを争う福田翔生がゴールを記録。ルキアンや阿部浩之、石井久継、ディサロ燦シルヴァーノらを含めた熾烈な競争が巻き起こるなか、この20歳が復帰となれば、攻撃力のさらなる活性化が予想される。
【厳選ショット】湘南が逆転勝利で最下位を脱出し残留圏へ!敗れた鳥栖は19位に後退|J1第12節 湘南 2−1 鳥栖
鈴木章は、現在のコンディションを次のように明かす。
「順調ですね。いつでも行ける状態なので、あとは使ってもらえるかどうかだけ。怪我は、自分が思ったよりもすぐに治りました」
チームは前節の鳥栖戦でホーム初勝利。重要なゲームに関われなかったもどかしさを感じたという。
「鳥栖戦を上から観ていて、自分が喜びの輪の中にいない悔しさがあった。ルヴァンの秋田戦から連戦だったなかで、ひとりでも多く選手が関われていれば、疲労も軽減されたんじゃないかという気持ちもある。また、試合を観て、自分だったら決められたんじゃないかという場面もあった」
福田の活躍も「良い刺激になった」という鈴木章。5月11日の次節・FC町田ゼルビア戦で、5試合ぶりの出場を果たせるか。背番号29の復活に期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月10日 09:30
今季限りでパリ・サンジェルマンを退団する可能性が示唆されているフランス代表FWキリアン・エムバペ。
パリ・サンジェルマンとの契約は今季限りとなっており、以前から噂になっていたレアル・マドリーに加入する可能性が高いと伝えられている。
10代でフランス代表をワールドカップ優勝に導いたストライカーは、今季もフランス・リーグアンで圧倒的な力を発揮したものの、クラブの目標であるチャンピオンズリーグ優勝には手が届かなかった。
『Besoccer』によれば、今回そのキリアン・エムバペの去就について話したのはかつてフランス代表の中心的なディフェンダーとして活躍したマルセル・デサイー。
『BeIN Sports』の解説者としてチャンピオンズリーグのコメンテーターを務めていたデサイーは、エムバペについて以下のように語っていたとのこと。
「もしサッカーをビジネスと考えるのであれば、私なら3億5000万ユーロ(およそ584.6億円)をもらってサウジアラビアに行く。そして来年26歳で戻ってきて、ワールドカップ2026に行くよ。
確信できないからだよ。レアル・マドリーがキリアン・エムバペにとって完璧な場所であるのかどうかがね。
レアル・マドリーにはヴィニシウス・ジュニオールがいる。ジュード・ベリンガムがいる。エムバペが求めるようなナンバーワンの立場になれるとは思わないよ」
パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」
キリアン・エムバペはパリ・サンジェルマンでクリストフ・ガルティエ監督の下ワントップで起用された際に不満を述べていたこともあり、ある程度ポジションが限られるタイプでもある。
レアル・マドリーは前線にヴィニシウス、ロドリゴ、ベリンガムなどウインガーやシャドーの人材が多いため、デサイーは「エムバペにとって最適な場所ではないかもしれない」と感じているようだ。
2024年05月10日 08:40
イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、「イタリア代表MFジョルジーニョと契約を更新した」と公式発表した。
2023年1月にチェルシーからアーセナルへとやってきたジョルジーニョ。現在32歳とベテランになっているが、レギュラーとサブの両面で中盤の貴重な選手として起用されている。
今シーズンは公式戦35試合に出場し、そのうちスタメンは13回のみであるものの、途中からプレーしても安定したパフォーマンスでチームに貢献している。
Officially official ✍️ pic.twitter.com/ky82lcY1T6— Arsenal (@Arsenal) May 9, 2024
契約期間についてはクラブから公式に明かされていないものの、メディアでは2025年6月30日までの1年間、そしてさらに1年延長のオプションが入っていると伝えられている。
アーセナルは今季限りでムハンマド・アル・ナーニーやトーマス・パーテイが退団するとも伝えられており、来季に向けては重要な契約更新となりそうだ。
今回契約を更新したジョルジーニョは以下のように公式サイトでコメントを発表している。
「このファミリーの一員になれることはとても光栄なものだから、残れて本当に嬉しいよ。家族も幸せだし、ここで本当に落ち着いている。そしてこれからさらに多くのことが起こるだろう。
正直に言えば、クラブや監督と話すことはあまりなかったよ。ここで本当に気分良く過ごせているからね。
彼らは僕に感謝してくれていて、もっと長くここにて欲しいと思ってくれている。それを知ることができるのは、自分にとってとても重要だ。
アーセナルでもっともっとやるべきことがあるんだ。そう感じているというのが、ここに留まることを決めた理由だ。
チェルシーからここに来てから、アーセナルのサポーターから大きな歓迎を受けてきた。それは大きな意味を持つよ。多くの愛情とサポートを与えてくれているし、僕は彼らにもっと多くのものを返したいと思う。
自分のできるかぎりのことを周りの人々に捧げたい。それはときにハグであったり、言葉であったり、なにかを示すことだったり…。どんなときでも助けたいと思っているだけだ。ここにいる誰もが僕に信頼を寄せてくれるし、僕はいつでも彼らのためにここにいるんだ」
これがアーセナルの獲得候補!噂に上がる「7名の意外なプレーヤー」
なお、アルテタ監督は「ジョルジが新契約を結んでくれたことを嬉しく思うよ。このチームにとって非常に重要な存在だし、優れたリーダーシップと、周りの全員を向上させられるプレースタイルと能力を備えた模範的な人物だからね」と話しているそうだ。
またスポーツディレクターのエドゥは「彼はプロフェッショナリズムでアーセナルの目指すべきところを示してくれている人物。クラブの全員が彼とともに戦えることに興奮している」と人格面にも高い評価をしているkとおを明かしているよう。
2024年05月10日 08:34
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝セカンドレグの2試合が9日に開催された。
2024年05月10日 08:13
ブライトンの三笘薫は今シーズン、8月のリーグ最優秀ゴールを決めるなど出だしは良かったものの、故障やコンディション不良に苦しみ、何度か戦線を離脱。現在も腰を痛めて、今シーズン中の復帰は難しい状況だ。
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫のドリブル弾
そんななか、英メディア『GiveMeSport』は「2023−24シーズンのプレミアリーグで最も失望させた選手16人」をランキング形式で発表。三笘を9位に選んだ。
この記事に反応したのが、韓国メディア『マイデイリー』だ。「ソン・フンミンとの比較は不可、みんなが欺かれた。ブライトンの日本人アタッカーがプレミアリーグで最も失望した選手に選定された」と報じている。
「今季のプレミアリーグで期待以下の活躍だったブライトンのアタッカー、ミトマが英国の現地メディアから酷評を受けた」
同メディアは「BBCの解説者、(ガース・)クルックス氏は昨シーズンのミトマに対して『トップクラスの選手に必要なすべての要素を備えている。ミトマはソン・フンミンに似た選手だ。パスの視野が優れており、相手を恐れない』と絶賛したが、ミトマは今シーズン、失望の姿を見せた」と続けた。
自国の大エースとは比較にならないという見解だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 08:10
今季限りでの現役引退を発表したフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が、チーム関係者を招いての食事会を開催したようだ。ドイツ紙『Bild』が伝えている。
同紙によると、8日(現地時間)の夕方頃に長谷部と主将のセバスティアン・ローデが幹事役となってフランクフルト近郊の町エッシュボルンにあるイタリア料理店にて食事会が開かれ、チームメイトやクラブの会長ら首脳陣が参加。ともに今季いっぱいで現役を退く長谷部とローデのこれまでの労をチーム関係者全員がねぎらったようだ。
フランクフルトは、残り2節となった今季のブンデスリーガで現在6位につけていて、11日に行われる次節ボルシアMG戦に勝てば来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権が確保できるという状況にある。
仮にボルシアMG戦で引き分け以下の結果に終わったとしても、ホームでの最終節ライプツィヒ戦が残っている。しかし、フランクフルトは今週でEL出場を確実にして、次週ライプツィヒ戦に長谷部とローデが出場できる状況を作り出すことを新たなモチベーションにしている。同クラブの新鋭ファレス・チャイビ(21)も『Bild』の取材に対して以下のようにコメントしている。
「ライプツィヒとの試合でハセやゼップル(ローデの愛称)が少しでも長くプレイできるために、ボルシアMG戦で勝ち点3を取ることが大事になる。今週勝てれば大きなプレッシャーから解放されて、落ち着いた状態で最終節を迎えられるからね」
直近のリーグ戦3試合で出番のなかった長谷部がフランクフルトサポーターの前で最後の雄姿を見せられるかどうかは、今週末のボルシアMG戦の結果が大きく影響してくる。果たしてフランクフルトはレジェンドに最後の舞台を用意することができるのだろうか。
2024年05月10日 08:00
2023-24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグが9日に行なわれ、アタランタとレヴァークーゼンが決勝へと進出した。
ドイツ・ブンデスリーガを無敗のままで優勝したシャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼンは、イタリア・セリエAの強豪ローマとの試合に臨んだ。
レヴァークーゼンがファーストレグで2-0と勝利していたカードであったが、43分と66分にローマがPKでゴールを決め、アグリゲートスコアで2-2と追いつく展開に。
ところが82分にジャンルーカ・マンチーニのオウンゴールでレヴァークーゼンが1点を取り返すと、さらにアディショナルタイム7分にヨシップ・スタニシッチが追加点。
この結果、アグリゲートスコア4-2という結果でレヴァークーゼンが決勝戦へと駒を進めることになった。
今シーズンをスタートさせてからブンデスリーガでもカップ戦でも一度も負けていないレヴァークーゼンは、この奇跡の同点劇で実に49試合無敗という凄まじい記録を達成している。
なお、このあとレヴァークーゼンは12日と18日にブンデスリーガを戦い、その後22日にヨーロッパリーグ決勝、25日にDFBポカール決勝に臨む予定だ。
また、もう一つの準決勝ではアタランタとマルセイユが対戦。ファーストレグでは1-1の引き分けで終わっていたが、セカンドレグは大きな差がつくことになった。
前半30分にアデモラ・ルックマンがアタランタに先制点をもたらすと、52分にはマッテオ・ルジェリが追加点。さらにアディショナルタイムにエル・ビラル・トゥレが3点目を決め、アタランタが3-0と勝利した。
レヴァークーゼンで「細貝萌がともにプレーしたスゴい10選手」
この結果、22日夜に行なわれるヨーロッパリーグ決勝はレヴァークーゼンとアタランタが対戦することとなった。
レヴァークーゼンの「49試合無敗」という結果はまだ続くのか、それともアタランタがこの記録を止めるのか。
2024年05月10日 07:45
東京ヴェルディのDF林尚輝が5月9日、自身のXを更新。
2024年05月10日 07:30
実力を考えれば当たり前なのかもしれないが、今のインテル・マイアミは全てがFWリオネル・メッシを中心に動いている。
ここまでリーグトップとなる10ゴール9アシストを記録しており、チームもイースタン・カンファレンスの首位だ。36歳を迎えているものの、メッシの前ではMLSのDF陣も無力化される。
スペイン『as』も昨年14位に沈んだインテル・マイアミを激変させたメッシの影響力を絶賛していて、今年はこのままリーグの頂点に届くかもしれないと期待をかける。
「このペースで続ければ、チームは素晴らしい成績でシーズンを終えることになるだろう。メッシが君臨していることで、チームは負けることが何なのかを知らない状態だ。インテル・マイアミはメッシであり、メッシはインテル・マイアミだ」
まだ気が早いが、同メディアはMLSのシーズン最多得点記録もメッシなら塗り替えられるかもしれないと注目している。
これまでの記録は、2019年にロサンゼルスFCに在籍していたメキシコ人FWカルロス・ベラがシーズン34ゴールを記録している。メッシが12試合消化時点で10ゴール奪っていることを考えると、不可能な数字ではないか。チームメイトのFWルイス・スアレスも同じ10ゴールを奪っており、2人には個人記録の期待もかかっている。
2024年05月10日 07:20
パリ五輪男子サッカー競技の最後の出場権をかけた予選の大陸間プレーオフが9日に行なわれ、ギニア代表が本大会への切符を掴んだ。
対戦したのはU23アジアカップを4位で終えたインドネシア代表と、アフリカ予選で4位となっていたギニア代表。
大会を終えたばかりのインドネシア代表は、そのスケジュールの影響もあって怪我人も発生し、さらにジャスティン・ハブナーなど数名の選手がクラブから派遣を断られていた。
一方のギニア代表は昨年夏に予選を終えて以来ほとんど試合をしておらず、新しいメンバーでこのゲームに臨まなければならない立場だった。
その中で先手を取ったのはギニア代表だった。29分にペナルティキックでイライクス・モリバ(ヘタフェ)が先制点を決め、リードを奪う。
さらに78分にギニアは再びペナルティキックのチャンスを得るも、それをアルガシム・バーが決められず、スコアは0-1のままとなった。
これによってなんとか追加の失点を逃れたインドネシアは最後までチャンスを伺ったものの、追いつくことはできなかった。
日本代表、五輪で「オーバーエイジ招集された12名の選手」
その結果、1-0で勝利したギニア代表がパリ五輪男子サッカー競技の最後の出場権を獲得することに成功している。
開会式よりも先んじて7月24日に開幕するパリ五輪男子サッカー競技は、開催国のフランス、北中米のアメリカとドミニカ共和国、ヨーロッパのスペイン、イスラエル、ウクライナ、アフリカのモロッコ、エジプト、マリ、ギニア、オセアニアのニュージーランド、南米のパラグアイとアルゼンチン、アジアの日本、ウズベキスタン、イラクが出場する。
2024年05月10日 07:00
チャンピオンズリーグ準決勝でドルトムントと対戦したパリ・サンジェルマンは、2戦合計0-2で敗北。ドルトムントも優れたチームだが、CL優勝候補に挙げられていたわけではない。PSGにとっては決勝進出のチャンスかと思われていただけに、この結果はショックが大きいだろう。
何よりの衝撃は、1stレグと2ndレグを合わせた180分間で1点も奪えなかったことだ。PSGは1stレグで14本、2ndレグでは実に30本ものシュートを放っており、合計44本もシュートを打って無得点だったことになる。
このシュート数44本という数字は、データサイト『Opta』がデータを取り始めた2003-04シーズン以降、CL1stレグ&2ndレグで無得点に終わったチームの中で最多の本数だという。ポストに当たる不運もあったが、エースのキリアン・ムバッペを擁しながら1ゴールも奪えなかったショックは大きい。
英『BBC』によると、解説を務める元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏はドルトムントの守備戦術を称える一方で、ムバッペにもっと違いを作って欲しかったとハイレベルな要求をしている。
「ドルトムントを大いに称賛しなければならない。ドルトムントはムバッペ相手に1対1の状況を作らなかったのだから。ただ、スーパースターとはチャンスを見つけるものだ」
ムバッペには今夏の退団話があり、PSGはムバッペ抜きで新シーズンを戦う可能性が高いだろう。ムバッペ在籍時にCLを制覇出来ていないのは残念だが、ムバッペが退団する場合は新たな道を模索していかなければならない。
同メディアも「PSGでは新たな時代が幕を開けようとしている」と今後に注目しているが、ドルトムント戦に先発したメンバーの平均年齢は24歳157日とかなり若かった。これは2008-09シーズン以降では、CL準決勝で最も若いスタメン平均年齢だという。
自国フランスの若手を成長させつつ、スーパースターに依存しない形でのチーム作りも悪くないはずだが、果たして悲願のCL制覇に届く日はくるのか。
2024年05月10日 07:00
【「MLSで奮闘するサムライ守護神」直撃インタビュー前編(全3回)】
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ――。
2024年05月10日 06:31
昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤は当初、イングランドではほぼ無名の存在だったため、シーズン中盤からの活躍ぶりは驚きを与えた。リバプールが獲得寸前でチェルシーに奪われたモイセス・カイセドよりも格安でいい補強だったとの声も少なくない。
そんななか、「サプライズではなかった」と主張したのが、リバプールOBのディトマー・ハマン氏だ。リバプールの地元メディア『Liverpool Echo』でこう発言している。
「彼が来たとき、必ずしもビッグネームが必要だったわけではない。カイセドを1億数千万ユーロで獲得できなかったのは幸運だったかもしれない。なぜなら、彼(エンドウ)がどれほど優れた選手であるかを知っていたからだ」
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
元ドイツ代表MFは、「私がずっと言っていたのは、彼は非常に規律正しく、技術的にとても才能があり、両足を使え、絶対的なチームプレーヤーであるため、何人かの人々を驚かせると思うということだ」と称賛。こう続けている。
「私はまったく驚かないよ。おそらくプレミアリーグのペースに慣れるために、リズムに乗るまでに数週間か数か月かかったが、私をまったく驚かせていない。彼は一流の役者だよ」
日本代表MFはプレミアリーグでも活躍できる――。そう確信していたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 05:55
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズは5月9日、アントワープを1−0で下し、110年ぶりにベルギーカップを制した。この試合唯一のゴールを奪ったのは日本代表CB町田浩樹。前半アディショナルタイムに、右CKをニアでCFグスタフ・ニルソンが頭で反らしたボールを、ゴール中央に走り込んで得意の左足で仕留めた。
【PHOTO】SNSフォロワー数が1670万超! スイス女子代表のブロンド美女、アリシャ・レーマンが魅せる厳選ショット集をお届け!
「ニアでグスタフが触った瞬間に、『あそこにボールが来そうだな』となんか感じるものがあって入っていったら、本当にボールが来た。本当に良かった」
試合の均衡を破る値千金のゴールに、殊勲の町田はベンチ前に疾走し、味方にもみくちゃにされてからテレビカメラにポーズを決め、さらにゴール裏のサポーターに向かってユニホームのクラブエンブレムを示した。
「いや、もう興奮していたんであんまり覚えていない。100年ぶり(ママ)なんでね、サポーターも待ち望んでいたカップだったと思います。ああいう状況の中で先制点を取れたのは嬉しい」
決勝ゴールに喜びを爆発させた町田だったが、この大舞台にあまり昂ることなく試合に入ったようだった。
「僕自身、落ち着きすぎていて、『もっと熱量が欲しいな』くらいの感じでした。決勝戦だから『熱く来るものがあるのかな』と思っていたんですが、経験を重ねたせいか冷静すぎた。そういうときに限ってゴールを決められる」
クールに熱く戦った決勝戦。優勝の喜びを町田はしみじみと語る。
「鹿島アントラーズでリーグ戦(Jリーグ)、天皇杯、アジアチャンピオンズリーグと、僕は(タイトルを)3回獲っているんですけれど、どれもベンチ外だったり、ベンチで試合を見ていたりしたんで、初めてピッチの上で優勝を経験することができましたので良かった。それを自分でもぎ取れたのでね。アメージングですね(笑)。初めて自分の手で獲れたタイトルなんで感慨深いです」
アントワープの誇る俊敏なアタッカー陣のドリブルを止めたり、MFから前線へのパスをカットし続け、本職の守備でもしっかり結果を残した。
「周りが助けてくれました。みんな守備でハードワークして頑張っていた。僕だけじゃないです」
3CBシステムの左を務める町田は、81分から左ウイングバックにポジションを移した。
「俺もさすがにビビりました(笑)。1回、30分だけ(左ウイングバックを)やったことがあるんですが、今回は完全に守り切るという意図でやったんだと思います。準決勝のクラブ・ブルージュ戦(第2レグ。ユニオンは1−2で敗れたものの、後半アディショナルタイムの町田のゴールが効いて2試合合計3−2で決勝進出を決めた)で、僕が点を取ったときは左ウイングをやりました。まさか俺が左ウイングをやるとは思いませんでしたね。今回は監督の守り抜く意図を感じ取れたので、(アントワープに)放り込まれたんですけれど、守り切れて良かったです」
まだユニオンはベルギーリーグ優勝の可能性を残している。昨季、一昨年とプレーオフ終盤で涙を呑んだ。今季はレギュラーシーズンを首位で終えながら、プレーオフで4連敗を喫してしまい、優勝争いから脱落しかけた。
「ダントツの首位だったのにプレーオフで4連敗して3位まで落ちてしまい、選手たちでいろいろ話し合いました。かなり難しい時期でしたね。そこからアントワープに2連勝し、アンデルレヒトと0−0で引き分け、今日はカップ戦で優勝しました。下がってきたところからチームの士気が上がってきているのは、本当に良い。あの4連敗はチームとして無茶苦茶苦しんだんで。練習中、チームメイトが揉め合ったり…。そういうのを乗り越えてのタイトルなんで、チームのみんなも嬉しいし、本当に良かったと思います」
ユニオンの立ち直りを報じるベルギーメディアで話題になったのが、ブレシン監督が選手たちにマイケル・ジョーダンやペップ・グアルディオラの映像を見せたこと。
「今日の試合前は全員、激しく戦っているところをハイライトして(モチベーションビデオを見せた)。4連敗しているときにはジョーダンの『何千試合負けてきた。何千本もシュートを外してきた』という有名なビデオを見たこともありましたね」
町田自身はミーティングでは発言こそしなかったが、チームのWhatsAppグループに長文のメッセージを送ってチームの団結を促したという。
ユニオンがプレーオフで復調し、カップ戦を制した過程で、町田はスーパープレーを披露している。それは4月28日、ホームの対アントワープ戦(4−1)。37分、ハーフウェイライン近くの左サイドライン際から町田は左アウトフロントで、グラウンダーのスルーパスをCFニルソンに通し、1−1の同点ゴールをアシストした。
――あれはとてもCBとは思えぬ凄いスルーパスでしたね
「そうですね。ボールがこぼれてきた瞬間、相手のDFが動くのが見えたので、アウトサイドでうまく出したら、グスタフ(ニルソン)がうまく決めてくれました。彼が決めてくれなかったらアシストがつかなかったので良かったです」
――あのプレーは町田選手のベストプレーの一つ?
「そうですね。アウトサイドで思い通りに蹴れた。結構、距離もありましたね。3バックなんで、流れの中で攻撃に関わっていく回数は多いんですが、この2年間ぐらい、俺はセットプレーから点を取れていませんでした。このカップ戦で入れた2ゴールは共に足なんで、ヘッドで決めたい。ちょっとヘディングで決めろよ、という感じです」
ベルギーでスピードも高く評価されている町田は、攻守にハイレベルなパフォーマンスでユニオンをカップ優勝に導き、虎視眈々と狙う1935年以来のリーグ戦優勝に向けて、チームの鍵を握る存在だ。
取材・文●中田 徹
2024年05月10日 05:32
鹿島アントラーズやシャルケで活躍した内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に、元日本代表DFの栗原勇蔵氏がゲスト出演。現役時代の笑撃エピソードを暴露した。
横浜F・マリノスのレジェンドが披露したのが、現在も同クラブに所属するGK飯倉大樹が犯したこんな“失態”だ。
「冬場だったんですけど、水風呂のめちゃくちゃ冷たい水を、当時コーチだった、後に監督になる樋口(靖洋)コーチに思いっきりぶっかけて、すごく温厚な樋口さんがブチギレて。『お前、なにしとるんや』って」
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
栗原氏は「飯倉はすごくいい奴なんだけど、空気を読めないところがあって。中澤(佑二)さんとかがふざけて、空気を読んで樋口さんに水をかけてるのを日頃から見てて、自分も行けると思って、冬場の超冷たい水を掛けた」とまさかの行動の経緯を明かした。
栗原氏が「飯倉水かけ事件」と題したこの秘話に、内田氏は大爆笑していた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部