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2024年05月22日 12:41
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」に出場していたフランシスコ・アキラ(24)が左膝負傷のため、残りの公式戦を欠場することが発表された。 Bブロックにエントリーしたアキラは、18日の東京・八王子大会で石森太二から2勝目をあげたが、同戦の終盤に左膝を負傷してしまった。19日名古屋大会では負傷の影響から精彩を欠き、ドリラ・モロニニーに敗れ3敗目。公式戦がなかった21日姫路大会は欠場していた。 そしてこの日、新日本はアキラの負傷の回復状況が芳しくなく、治療に専念するために今後のBOSJシリーズ全戦を欠場することを決定。22日大阪大会で予定されていた高橋ヒロム戦をはじめ、全公式戦が不戦敗となることを発表した。これによりアキラのBOSJは2勝7敗(うち不戦敗が4)で終了となった。
2024年06月16日 06:00
女子プロレス「マリーゴールド」で、新設されるスーパーフライ王座を巡る戦いがスタートした。
55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる同王座の初代王者決定トーナメント1回戦が15日の京都・KBSホール大会で行われ、翔月なつみ(35)と松井珠紗(24)が決勝戦(7月13日、東京・両国国技館)進出を決めた。
ゼイダ・スティール(20)と対戦した翔月は、ダイビングダブルフットスタンプで快勝。もう1試合は、松井がマイラ・グレース(31)をヨーロピアンクラッチで下した。
勝利は当然とばかりに翔月は「約束通り、1回戦勝ってやりましたよ」と豪語するや「次の松井が本命だと思っているんで。翔月なつみにはシングルでかなわない、というところをお見せできると思う。全然まだまだ実力を出し切ってないので、楽しみにしておけ、松井!」と自信をみなぎらせた。
翔月は2012年1月に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)相手にスターダムマットでデビュー。13年4月には同期の宝城カイリ(同カイリ・セイン)とゴッデス王座を戴冠した実績がある。再びベルトを巻くことができるか注目だ。
2024年06月16日 05:00
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシングWBA世界バンタム級7位・那須川天心(25)の弟でキックボクサーの那須川龍心(18)が、15日に開催されたキックボクシング団体「RISE」のエディオンアリーナ大阪大会で塚本望夢(18)を破り、RISEフライ級王座挑戦権を手中にした。
龍心はアマとプロで2戦2敗の塚本と激しく競り合い、判定2−1でリベンジ。「勝たないと次はないと思った。ホント勝てて良かった」と安堵(あんど)し、「7月20日に天心の試合があるので、応援してあげてください」と呼びかけた。
リングサイドから大声で応援し続けた天心は「声がかれました。男として成長したなと思います」と笑顔。次戦へ向けて「しっかりつなげてくれたので、僕も勝ちます」と兄弟での白星リレーを誓った。
2024年06月16日 05:00
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」(15日、北海道・北海きたえーる)で、新日本プロレスのグレート―O―カーンが同大会の改革案を提示した。
今大会には新日本、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDT、大日本プロレス、スターダムの6団体が参加し、能登半島復興支援チャリティー大会として行われた。オーカーンはジェフ・コブ、樋口和貞と組んでボルチン・オレッグ、大岩陵平、遠藤哲哉組と対戦。遠藤に玉座を決めるなど、チームをけん引し勝利に貢献した。
しかし、オーカーンの本番はここからだった。何とバックステージで10分超に及ぶ大演説を展開。「AT、プロレス連盟、余は大賛成だよ、全てのレスラーを処刑して支配するのが、この余の目標だ。弱いレスラーをいたぶるのも、生きてるヤツとバチバチしばき合うのも、樋口みてえなトンパチそうなヤツと組むのも、とても愉快でいいじゃねえか。ただしだ。もっとやり方はいろいろあるんじゃないか?」と、ATの改善点を語り始めた。
「例えばだ。昼と夜の興行に分けて、それぞれ別の団体の選手がバランスよく出るのはどうだ? 今大会に全日本は宮原(健斗)だけだよな? 他にも連盟に加わってるのに、ドラゴンゲートとか女子のヤツらも全然出てないよな? しかも、カードが何個も増やせない。だったら、昼と夜に分けて、もっと多くのレスラーが出られるようにしたらいいんじゃないか?」と2部制の導入を提案。
さらにATの原点に返り、団体同士の対抗戦よりもオールスター戦色を強めることを主張した。「もっともっと楽しい、そういう雰囲気にした方がいいんじゃないかな? 振り切った方がいいよ。何でもやるなら振り切った方がいい。まぁ、そっちの方が毎度毎度ATやるよりも、意味合いも新鮮さも違ってくるだろう?」
また、連盟の会長は坂口征二・新日本プロレス相談役が務めているが、オーカーンは「公平を期すならばだ、例えば東京スポーツでもいい。ベースボール・マガジン社でもいい。何だったらアマチュアのレスリング協会でもいい。第三者がトップに立って、公平なリングをつくるべきじゃないか? じゃなかったら、そもそものバランスが悪い」と組織のあり方にも提言。
カード編成についても「ファン投票で選ぶっていうのはどうだ?」と主張し、チケット面では「無料席を用意したっていい」と、小中学生や被災地出身者などに無料で観戦する機会を与えることを提案した。
この日の観衆は2156人(主催者発表)で、会場には空席が目立った。今年2月に新日本が同会場で集客した5355人の半分以下にとどまった格好だ。オーカーンは「いいか、今、プロレス界全体で魅力がないから人が集まらないんだ。ALLがTOGETHERしてこの客数だって思われたら、プロレスで元気なんかよ、まず与えられねえんだよ」と指摘。
中身はともかくとして、バックステージコメントとしては異例の長さに、報道陣は聞くだけで疲れ果てていた…。
2024年06月15日 22:44
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」では、メインで防衛戦を行ったスーパーフライ級王者の大崎一貴(27)=OISHI=の他にも5人のRISE王者が出場し、王者6人のそろい踏みとなった。
2024年06月15日 21:35
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」が行われ、昨年の54キロ世界トーナメントを制した田丸辰(とき=22)=トライハード=がジョン・ヒョヌ(24)=韓国=を1回35秒でKOした。三日月蹴りからの膝蹴りで秒殺し「こんなに早く倒せるとは」と自分でも驚いていた。
3月のビッグマッチ「エルドラド」では、メインでRISE世界バンタム級王者・志朗(30)=ビーウェルキックボクシング=との頂上対決に臨んだが、1ラウンドに偶然のバッティングで志朗の鼻骨が折れて無効試合になり「モヤモヤする気持ちで終わった」。
田丸は「もう一回白黒つけたいんで、9月にメインでやりましょう」と、9・8横浜BUNTAI大会での再戦を要求。
「負けるわけないですもん。調子よすぎるというか、自分が負けるところが想像つかない。もっともっと駆け上がって、(自分を)本物のRISEの顔にしたいと思っている」と、絶好調ぶりをアピールした。
伊藤隆・RISE代表も「6月30日の志朗の試合結果を踏まえて、9月のBUNTAIでやりたい」と、決着戦を認める構えだった。
2024年06月15日 21:24
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」が15日に北海道・北海きたえーるで開催された。
日本プロレスリング連盟発足記念大会の第2弾となる今大会には、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDT、大日本、スターダムの6団体が参加。能登半島復興支援チャリティー大会として行われた。しかし前回大会(5月6日、日本武道館)同様、会場は空席が目立ち、動員は2156人にとどまった。
同会場では今年2月に新日本プロレスが2連戦を開催。初日が3231人、2日目が5355人を動員していた。2日目大会と比較すると、この日のATは半分以下となるだけに、集客面では課題が残る結果となった。
2024年06月15日 21:18
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」が行われ、メインイベントでは王者・大崎一貴(27)=OISHI=に政所仁(25)=トライハード=が挑戦したRISEスーパーフライ級タイトルマッチが行われた。
今大会唯一のタイトルマッチとなった一戦は、序盤から政所がカーフキックで大崎の左脚に大ダメージを負わせたが、大崎はプレスをかけ続けて顔面とボディーの打ち分けとカーフで追い上げていく。中盤以降は大崎ペースで、最後の打ち合いも優勢で終えて、判定3−0で防衛に成功した。
記者会見に“ブラックパンサー”ベイノアに背負われ、左脚をアイシングして現れた大崎は「危ない攻撃もあった。1ラウンドから(カーフを)効かせられて、めちゃくちゃ痛かった」と打ち明けつつも、政所が5回戦に慣れていないと踏んで「どんどん1ラウンドから前に出て削っていく作戦ではあった。後半のラウンドで倒せたらいいなという作戦を立ててもらって練習していた」と、思惑通りの展開だったことを明かした。
今後は弟のRISEバンタム級王者・大崎孔稀(24)ともども、アジア最大の格闘技団体「ONE」参戦を目指すことを宣言。「日本人がいっぱい出ていて皆負けてるんで、僕たちがRISEのチャンピオンとして乗り込んで、あそこのベルトをRISEに持ってきたい」と意気込んだ。伊藤隆・RISE代表も「交渉中」だと認めた。
敗れた政所は「完敗ですね。何もできなかった。勝つだけでいいのに魅せて勝とうと変な欲が出てしまって、全部ゴチャゴチャになった。悔しいより情けない。(今後は)全く考えられない」と落胆。それでも「あきらめたくはないんで。絶対にやり返すんで」と、立ち直りを誓っていた。
2024年06月15日 21:12
能登半島復興支援チャリティー大会が赤く染まった。
2024年06月15日 21:12
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」が15日、北海道・北海きたえーるで開催され、新日本プロレスの内藤哲也(41)がノアのジェイク・リー(35)との初一騎打ちを制した。
内藤は新日本の4月後楽園大会でジェイクの襲撃を受けて因縁が勃発。前回大会(5月6日、日本武道館)での6人タッグ戦ではフォール負けを喫してしまったことを受け、札幌決戦でAT史上初めてメインイベントでシングルマッチが組まれることになった。
試合が動いたのは20分過ぎだ。FBS(串刺しビッグブーツ)かわして反撃に出た内藤はバックエルボーを連発。スイングDDTからコリエンド式デスティーノをさく裂させるが、正調デスティーノを阻止されるとハイキックを浴びてしまう。
その後も一進一退の攻防からのど輪落としを浴びた内藤は、コーナーへのパワーボムから再びFBSを狙われる。しかしこれをカウンターの浴びせ蹴りで迎撃すると、エスペランサ、バレンティアと得意技を連発して再び攻勢に出た。
なおも粘るジェイクのハイキックをかわすと、レインメーカー式バックエルボーから延髄蹴り一閃。最後はついにデスティーノをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上で内藤は「ブエノスノーチェス、札幌! 今回のAT、会場に来てくださったたくさんのお客様に感謝いたします。いつもATのエンディングは出場選手がリングに集まってくるんだけどね…今日は誰も来ないな。でもきっと我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのパレハは来てくれることでしょう」とマイクアピール。これに呼応して鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHI、ティタンが登場した。
内藤が「今回のATは、能登半島の皆様に届けるためのAT。ここで皆様に大合唱を、北陸の皆様に届けましょうよ」と呼びかけ、最後は代名詞の「デ・ハ・ポン!」大合唱で大会を締めくくった。
バックステージでは「初めてのシングルマッチ、俺は楽しかったよ。ジェイク・リー選手も楽しかっただろ? また遊ぼうぜ。だからジェイク・リー選手、また対戦できるその日までトランキーロ、あっせんなよ」とジェイクとの再戦にも意欲。ともあれ今回で第5回目を迎えたATは、制御不能な千両役者が主役を務め上げた。
2024年06月15日 19:45
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」が15日、北海道・北海きたえーるで開催され、全日本プロレスから唯一参戦の宮原健斗(35)が独特の存在感を放った。
全日本は連盟加盟団体ながら前回大会(5月6日、日本武道館)、そして今大会にも所属選手の出場が予定されていなかった。しかし、ここで立ち上がったのが宮原だ。自ら連盟に足を運んで参戦を打診すると、出場が緊急決定。新日本・棚橋弘至とノア・丸藤正道とのトリオで、新日本「Just 5 Guys(J5G)」のSANADA&タイチ&上村優也と対戦した。
元気が有り余っている宮原は、入場時からハラスメントめいたしつこさで「ケント」コールを要求。フロントキックが棚橋に誤爆してしまい、ブーイングを浴びてしまったものの、自身がパートナーを窮地に陥れておいて「タナハシ」コールを観客に求めるというマッチポンプぶりで会場を沸かせた。
独り相撲の達人の域に近づきつつある宮原は、上村にブラックアウトを発射。さらにSANADAに対しては、丸藤の虎王との合体でブラックアウトをさく裂させた。勝利を確信した宮原はJ5Gのセーブ阻止にだけ専念するが、何とここで棚橋がSANADAのオコーナークラッチで丸め込まれ、3カウントを奪われてしまう。
2人から目を離していた宮原は試合終了のゴングを自軍の勝利と勘違いし、高々と両手を上げるも、棚橋が敗れたことを知りぼう然…。さらに空回りはバックステージでも続く。
「今日はAT! 俺を中心に集まった3人だ。業界最前線を走る俺ら3人で今日この札幌から皆さまに元気を与えるためだけに集まった。結果は関係ない。見てる人が俺ら3人からエネルギーを受け取ったはずだ」と豪語。
丸藤から「満足したか?」と問われると「当たり前よ。常に満足よ。ねえ、棚橋さん?」と答えたが、棚橋に「宮原、俺はまだ満足してないぞ」と語りかけられると「よっしゃあ! それを俺らずっと追い続けてるからな。100点なんて味わったことないですよね? 棚橋さん。俺らはプロレス人生で」とアッサリ撤回するなど、最後までデタラメな宮原ワールドは全開だった…。
2024年06月15日 18:42
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」で、ボクシングWBA世界バンタム級7位・那須川天心(25)=帝拳=の弟でRISEフライ級1位の那須川龍心(18)=チームテッペン=が3位の塚本望夢(18)を破り、RISEフライ級王者・数島大陸(21)=及川道場=への挑戦権を事実上、手中にした。
龍心は2020年12月にアマ、昨年2月にプロで敗れている塚本と「正直、どちらが勝ってもおかしくない内容」で激しく競り合い、判定2−1でリベンジ。「勝たないと次はないと思った。ホント勝てて良かったです」と安堵(あんど)し、「僅差で勝ち切れたのはチームテッペンのみんなのおかげです」と感謝した。
本部席の伊藤隆代表に「次は決定でいいですかね?」と呼びかけると、伊藤氏もうなずき、挑戦が確実になった。「このままじゃ数島選手に勝てないと思うので、めっちゃ強くなって帰ってきます!」と宣言した後で、昨年出演したABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」の夏休み編(7月21日から)に出演することを報告。「しっかり彼女作って、めっちゃ強くなって帰ってきます!」と言い直した。
また、リングサイドでは天心が応援しており、龍心は「7月20日に天心の試合があるので、応援してあげてください」と呼びかけた。
大声で応援し続けていた天心は「声がかれました。でもすごいいい試合しました。ずっと負けていて、やっとのリベンジで、しっかり勝つことが大事なので。男として成長したなと思いました」と龍心をねぎらい、「次はしっかりタイトルを取ってほしい」とエール。「しっかりつなげてくれたので、僕も次はしっかり勝ちます」と、兄弟での白星リレーを誓った。
龍心が勝った次の試合では、数島がスドロー・ソージョートンプラシン(20)=タイ=にKO勝ち。リングサイドの龍心に向かって「やりましょう!数島はひと味違うというところを見せるので」と挑戦を受諾し、リングインした龍心と拳を合わせていた。
2024年06月15日 18:40
女子プロレス「スターダム」勢が、北の大地で躍動だ。
2024年06月15日 17:44
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER」が15日、北海道・北海きたえーるで開催され、新日本プロレスの海野翔太(27)が腰の負傷のため緊急欠場した。
前回大会(5月6日、日本武道館)ではメインイベンターも務めた海野は、この日の第4試合で大岩陵平、遠藤哲哉と組んでジェフ・コブ、グレート―O―カーン、樋口和貞組と対戦予定だった。しかし大会直前になって腰の負傷で緊急欠場。代わりにボルチン・オレッグの出場が決定した。
海野はSNSを更新し「朝から先程までは絶好調に元気でした。会場ついてから、ウォーミングアップをして練習中でのギックリ腰です。その後サイン会の準備をしてるところにトドメの一撃が入り動けなくなりました。午前中はジムに行ったり体動かしても問題ありませんでした。現在1ミリも動くことができません」と状況を説明。「サイン会、試合を楽しみにしてくださった北海道の皆様、ご迷惑おかけしまして誠に申し訳ございませんでした」とファンにお詫びの言葉をつづった。
2024年06月15日 17:30
日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER」が15日、北海道・北海きたえーるで開催され、アンドレザ・ジャイアントパンダが大きなインパクトを残した。
アンドレザは2017年10月にアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」でデビューした。地元で開催されたATで、まさかの初参戦が実現。北海道・登別市を拠点とするプロレス団体「EMMA」の代表・斗猛矢とタッグを結成し、新日本プロレスの矢野通、本間朋晃組と対戦した。
300センチ500キロという驚異の巨体を誇るアンドレザがリングインと同時に巨大化すると、会場からは大きなどよめきが起きた。ゴングが鳴ると圧倒的な体格差を生かして試合を優位に進めたが、相手は百戦錬磨の新日本勢。笹を持った本間に引き付けられている間に、背後から矢野の急所攻撃を浴びる。さらには本間のこけしロケットでダウンまで喫してしまった。
カウント9で立ち上がったアンドレザは、2人にヘッドバットを見舞い、まとめてボディープレスで潰して反撃に出る。ところがヘッドバットが誤爆してしまい、そのまま斗猛矢が矢野に丸め込まれ、3カウントを奪われた。
試合後のリング上では敵味方関係なくヘッドバットを連発して退場。バックステージでは新根室プロレスのオッサンタイガーが「悔しいですね、すごく。新日本のリングということで、憧れてたリングにジャイアントパンダと上がれたということで大変光栄に思っております。(能登半島)復興支援のイベントということで、被災地の方に少しでも元気を与えられていたのならよかったのかなと思います」と感慨深げな表情で試合を振り返った。
一方で対戦した矢野は「ダメだって、あれはダメだろ。デカすぎるって、怖いって。なんで俺だけあんなにやらされるんだよ。ところどころ何か入ってたと思うよ。固かった固かった固かった痛かった! 怖かった!」とトラウマを植え付けられていた…。
2024年06月15日 17:08
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪)
ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」で、RISEで2008年にデビューしてから昨年まで数々の名勝負を残して来た麻原将平(39)=パウンドフォーパウンド=の引退セレモニーが行われ、往年の名キックボクサーたちが出席した。
麻原は空手の正道会館出身で、RISE軽量級の主力としてイ・ソンヒョン、裕樹らと死闘を展開した。近年はRISE以外にも参戦し、ホーストカップ初代スーパーライト級王座にも就いた。戦績は26勝(8KO)18敗1分。
この日は武蔵氏、TOMO(森知行)氏、長島☆自演乙☆雄一郎氏、裕樹氏、RISEの伊藤隆代表ら往年の名キックボクサーたちが、セレモニーで花束を贈呈した。
麻原は「18歳で格闘技を始めて、全力で格闘技を頑張ってきました。プロになって16年、いろんな団体でいろんな選手といろんな舞台で戦ってきました。RISEでデビューして、最後にこうやってRISEで引退できることを光栄に思います。今は大阪でキックボクシングのフィットネスジムをオープンしています。一人でも多くの人にキックボクシングの楽しさや素晴らしさを伝えたいと思います」とスピーチ。テンカウントゴングとコールを聞き、四方に深々と頭を下げて、リングに別れを告げた。