2024年05月23日 07:40
今シーズン終盤になって調子を上げている日本代表MF鎌田大地に対し、2つのクラブが関心を強めているという。 『Corriere della Sera』によれば、その一つはなんと現在鎌田が所属しているラツィオにとって最大のライバルであるASローマ。 今季ジョゼ・モウリーニョ監督を解任してダニエレ・デ・ロッシ氏を新指揮官に据えたクラブは、新たな体制の下で選手の入れ替えを進める予定だという。 特にモウリーニョ体制で獲得されたものの影響力を発揮できなかったレナト・サンシェズやフッサーム・アウアールらに変わる中盤の選手を求めており、その候補の筆頭として鎌田に注目しているとか。 鎌田とラツィオの契約は今季限りとなっているため、夏のマーケットでは移籍金が発生せずに獲得が可能な状況である。 また『Il Messaggero』によれば、鎌田大地には現在イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスからの打診があるという。 クリスタル・パレス側は年俸350万ユーロ(およそ5.9億円)を提示して鎌田の引き入れを狙っているとのこと。 それを受けて鎌田側はラツィオに対して給与が増額された新しい条件を要求しており、交渉を進めているという。 もしラツィオが給与の増額を認めなければ、鎌田はフリーでクリスタル・パレスに移籍することを検討する可能性があるとも。 クリスタル・パレスは鎌田がアイントラハト・フランクフルトに所属していたときに監督を務めていたオリヴァー・グラスナー氏が率いており、その関係もあって獲得を検討していると言われる。 鎌田大地も続け!「フランクフルトを経てビッグクラブ行き」のスター10名 鎌田は3月に就任したイゴール・トゥドール監督の下で活躍を見せており、本人はラツィオへの残留を希望していると伝えられる。 ラツィオのSDを務めるファビアーニ氏も「鎌田の側近は彼が100%ここに残ると保証してくれたが、その考えが変わるかどうかはわからない。我々は待っている状況だ」と話しているそう。
2024年06月16日 17:45
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」に出演。S級ライセンスについて語った。
Jリーグのクラブで監督を務めるためには、S級ライセンスの保持が義務付けられている。自身も取得し、ガンバ大阪で監督経験を持つ宮本会長は、その意義を強調。運動生理学や心理学など、サッカー以外の知識を学ぶと「選手を守るところに繋がる。そういう観点では、すごく必要だと思っています」と説明する。
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「監督って試合や練習を作るだけが仕事ではなくて、『この選手とこの選手が出ているけど、この選手は出ていない』とか。チームマネジメントやメディア対応をどうするのかとか。多分、戦術などの部分は50%で、それ以外の仕事が、たくさんあるんですよね。そういう所をひっくるめて、ちゃんとやれるという判断があれば、議論にはなるかなと思います」
一方、S級ライセンス取得にかかる時間や費用などの観点から、J3の監督就任には不要にするルールや、選手時代の実績によって取得を優遇する措置は考えていく必要があるとして、制度が変更される可能性は「十分あります」と断言した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 17:25
レアル・ソシエダの久保建英は、プレミアリーグの強豪トッテナムからの関心が取り沙汰されている。
周知の通り、スパーズを率いるのは、元横浜F・マリノスの指揮官で、セルティックでも日本人選手を重用したアンジェ・ポステコグルー監督だ。すでに5000万ユーロ(約85億円)のオファーを出したとの報道もある。
そんななか、韓国のメディアはトッテナムの主将を務める同国のスター、ソン・フンミンと久保の共闘に期待を膨らませているようだ。
『Xpors News』は「ソンとクボのデュオの誕生がますます見えてきた。トッテナムが契約解除金に近い第1オファーはすでに拒否」と題した記事を掲載。「トッテナムで、日韓両国を代表するスターたちが同じ釜の飯を食う可能性が生じた」と伝えている。
「スペインメディアのムンド・デポルティボが15日、トッテナムがクボの獲得に非常に関心を持ち、すでに最初のオファーをしたと伝えた。トッテナムはクボに設定された契約解除金6000万ユーロ(約102億円)に近い5000万ユーロでオファーをしたが、ソシエダがこれを断った」
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同メディアは、「クボは右ウイングで主にプレーするため、昨シーズンに失望させたトッテナムの右サイドの攻撃を強化する適切な選択肢になりうる」と主張。左サイドとトップでプレーし、17ゴール・10アシストをマークしたソン・フンミン以外の攻撃陣が振るわなかったと指摘した。
そのうえで、「デヤン・クルセフスキは以前のシーズンに比べて残念な活躍で不十分な評価を受け、ブレナン・ジョンソンもスコアポイントに対するプレーの影響力が低い点が指摘されている。クボがトッテナムに合流した場合、右サイドのアタッカーの競争に火がつくものとみられる」と見解を示している。
果たして、日韓スターの共闘は実現するだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 17:22
菅原由勢が6月16日、地元の愛知県で小学生を対象に行なわれたサッカークリニックに参加した。
「本物だーー!」
よく晴れた日曜の昼過ぎ、日本代表のスーパースターがグラウンドに姿を見せると、大歓声が上がった。
大人気の主役は「本物です(笑)」と挨拶。100人近いちびっ子たちのハートをがっちり掴んだ後、およそ1時間、一緒にトレーニングした。
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その間、菅原は「サッカー始めてどれくらい経つの?」「めちゃくちゃ上手いやん!」「俺の練習になるわ」「リフティング何回出来る?俺は小4の時に2000回くらいできたかな」などと常に声を掛け、とにかく楽しそうにコミュニケーションを取る姿が印象的だった。
最後は自らの手で空気を入れて調節したボールを使い、プロの技を披露。正確で力強いパスやロングキック、FKで度肝を抜かせた。
笑顔が絶えない、非常に充実した凱旋イベントとなった。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年06月16日 16:45
川崎フロンターレは6月16日、J1第18節でヴィッセル神戸と国立競技場で対戦し、0−1で敗れた。
2024年06月16日 16:38
セルティックは3連覇を達成した。ただ、ブレンダン・ロジャーズ体制の1年目は、アンジェ・ポステコグルー監督が率いたそれまでの2シーズンほどの支配ぶりではなかっただろう。
その影響は古橋亨梧にも及んだ。ポステコグルーの下でゴールを量産したが、ロジャーズの就任でチームのスタイルが変わったこともあってか、リーグ戦で14得点だった。公式戦19得点は堂々の数字であり、大一番での活躍は評価されている。だが、立場が変わったとの指摘は後を絶たない。
『FootballFanCast』は6月15日、セルティックの2024-25シーズンの「夢のスタメン」と題し、ロジャーズ体制2年目のレギュラー候補を紹介した。旗手怜央と前田大然が名を連ねたのに対し、古橋はまさかの選外となっている。
フィジカルの問題で2023-24シーズンに苦しんだ旗手について、同メディアは「クラブと代表で40試合を欠場したが、前年はセルティックでクオリティを示している」と報じた。
「26歳のマエストロはポステコグルーのラストシーズンにリーグ戦32試合で6得点・8アシスト。日本代表は当時の調子に戻るためにケガのないシーズンとなることを願っているだろう」
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また、前田については、「監督が仕事ぶりをいかに評価しているかを考えれば、マエダはメンバー入りするかもしれない」と、指揮官からの信頼が厚いと伝えている。
「保持時・非保持時の双方における卓越した仕事ぶりから、監督は彼がいれば選手2人分のようと評した」
一方、CFのポジションには、シーズン後半戦でレンタル加入したアダム・アイダを選出。買い取りが必要だが、古橋以上の決定力を評価した。
「アイダは決定率が27%、一方でキョウゴは14%のみ。ゴール前での決定力から、完全移籍が実現すれば、前線をけん引する夢の補強となるかもしれない」
現状や年齢もあってか、この夏は日本帰国の噂も出回った古橋。サポーターから愛される日本人ストライカーは、新シーズンもセルティックのエースとして活躍できるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 16:05
キリアン・エムバペが代表キャプテンを務めるフランス代表がEURO初戦に臨む。
センターバックと右サイドバックでプレーできるインテルDFバンジャマン・パヴァールも今大会のメンバーに選ばれている。彼は『L'Équipe』のインタビューでこんな話をしていた。
「(予選では右SBとして起用されたが驚いた?今EUROではあまりプレーできそうにない?)
スタートは最高だった(笑)いまや左にいる、ベンチのね(笑)
それは監督の選択さ。自分は監督が求めるものに順応している。メンタル的にもフィジカル的にも準備はできている。気分はいいし、準備は整っているよ。
(監督に中央で起用してくれるよう説得したのはいつか)
分からないけれど、監督は僕がこのポジションのほうが好みだとずっと分かっていた。
とはいえ、代表チームが一番さ。このユニフォームを着ることを誇りに思っている。
監督から声がかかれば、どちらのポジションでもプレーする準備ができているよ」
予選当初は右SBとして起用されていたが、ディディエ・デシャン監督にCBでの起用を直訴したようだ。
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今年3月のドイツ戦では左CBとして先発起用されたパヴァールだが、いまはベンチの左側と自虐を口にしていたとか。
2024年06月16日 16:04
イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)が、アルバニア代表戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、イタリア代表はアルバニア代表と対戦。試合開始わずか23秒でミスからネディム・バイラミに大会史上最速弾となる先制点を許したものの、11分にCKの流れからアレッサンドロ・バストーニが頭で同点弾を決めると、16分にはニコロ・バレッラがこぼれ球をダイレクトで叩き込み、勝ち越しに成功した。このまま試合は終了し、イタリア代表が2−1で逆転勝利を収めた。
得点には絡まなかったものの、最も危険な選手だったとしてこの試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出されたキエーザは試合後、「チームとパフォーマンスにとても満足している。アルバニアは非常に手強い相手で質と量を兼ね備えていた」と難しい一戦であったと振り返った。
一方、「今後は試合を終わらせる術を学ばなければならない。そうしなければ、試合の最後の数分間で経験したように常に危険にさらされることになってしまう」と反省点も口にした。
「彼らのゴールの後の反応は素晴らしかった。前半には多くのチャンスを作った。厳しい一撃だったが、僕たちの反応は素晴らしかったから、ポジティブな衝撃だったと思う。それでも、さっき言ったように多くのチャンスがある時にもっと得点をしなければならない。試合終了間際には追いつかれる危険があり、それは残念なことだ。なぜなら、僕たちは完全に勝利に値していたからね」
苦しみながらも白星スタートとなった前回大会の王者であるイタリア代表は次節、19日にスペイン代表と対戦する。
【ハイライト動画】イタリア代表vsアルバニア代表
2024年06月16日 15:59
2024明治安田J1リーグ第18節が16日に行われ、ヴィッセル神戸と川崎フロンターレが対戦した。
2024年06月16日 15:56
サッカーイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)などでプレーしたケビン・キャンベル(Kevin Campbell)氏が、短い闘病の末に死去した。54歳。元所属クラブのアーセナルとエバートン(Everton)が発表した。
キャンベル氏は1985年にアーセナルのアカデミーに加入し、1988年にトップチームデビュー。228試合に出場して59ゴールを挙げ、リーグ1回、FAカップ(FA Cup)1回、欧州カップウィナーズカップ(UEFA Cup Winners' Cup)1回、リーグカップ(England Football League Cup)1回の優勝を果たした。
エバートンでは164試合に出場して51ゴールを挙げ、1998-99シーズンには5試合で9ゴールを決めてチームの残留に貢献した。1999-00シーズンのリバプール(Liverpool FC)対エバートンのマージーサイドダービーでは決勝ゴールを奪取。それから22年にわたり、エバートンは敵地でのダービー勝利から遠ざかった。エバートンでは初の黒人主将も務めた。
アーセナルは「大いに愛されたわれわれの元所属選手、ケビン・キャンベルの死の知らせに、クラブの全員が打ちのめされている」と発表。エバートンも「とりわけ人気が高く、大いに愛されたクラブの元ストライカー、ケビン・キャンベルの逝去を知って、クラブの誰もが悲しんでいる」と悼んだ。
キャンベル氏は他に、レスター・シティ(Leicester City)、レイトン・オリエント(Leyton Orient)、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)、トラブゾンスポル(Trabzonspor)、ウェストブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)、カーディフ・シティ(Cardiff City)でプレー。2005年に移籍したWBAは、クリスマス時点で最下位だった状況から初めてプレミア残留を果たしたチームになった。
通算では、代表でプレーしたことのない選手では最多となるプレミアリーグ83ゴールを挙げた。
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2024年06月16日 15:47
アルネ・スロット新監督の下で新シーズンを迎えるリバプールは、夏の補強が注目されている。以前から新戦力獲得のうわさが絶えないポジションのひとつが、遠藤航がプレーする守備的MFだ。
リバプールが興味を示していると言われるひとりが、ヨーロッパリーグを制したアタランタのエデルソン。英メディア『FootballFanCast』は6月15日、遠藤を上回るパフォーマンスが期待されるとして、エデルソンを獲得すべきとの見解を示した。
同メディアは「今夏、エンドウを売るべきではない。クロップ退陣後のリバプールが複数の大会で競っていくためには、彼がもたらす層の厚さは重要だ」としつつ、エデルソン獲得を勧めている。
「だが、日本代表選手はモビリティと積極性に欠ける。リーグを通じてアーセナルやシティといったチームと競い、タイトルを追い求める妨げとなるだろう」
「エデルソンは洗練された、もっとダイナミックなスタイルをもたらすはずだ」
【PHOTO】ドイツで開幕したEURO2024を華やかに彩る各国の美女サポーターを特集!
さらに、FootballFanCastは「エンドウにも強みはある。だが、キャリア終盤に差しかかり、シンプルに、エデルソンと同じレベルの数字を生み出すことはできない」と続けた。
「エンドウのほうがエデルソンよりパスで優れているように見えるが、これはリバプールのシステムだったからというところが大きい。シュツッツガルトでは2022-23シーズンにパス成功率80%」
最後に、同メディアは「エンドウのスキルを貶めるものではない。昨夏の驚きの加入以降、彼は賢明な補強だったと証明した」としつつ、「最終的に、リバプールには昨季の成功に基づいて築き、成長において次のステップを踏み出す必要がある。成功するための武器をスロットに与える必要がある」と締めくくった。
「エデルソンを獲得すべきだ。3700万ポンド(約74億円)なら、ファンが後にお買い得だったと振り返るような取引となるかもしれない」
遠藤を貴重な戦力のひとりと評価しつつ、新たな6番の獲得を求める声は少なくない。スロット・リバプールはこの夏、日本代表キャプテンの競争相手を手に入れるのか。その動きが注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:35
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、6月16日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」に出演。日本代表のマッチメイクについて語った。
国際親善試合の相手について、宮本会長は「強豪国にしたいとは常に思っています」とコメント。敵地に向かう旅費などの経費も考慮しながら、「(森保一監督の)意向をちゃんと取り入れた対戦相手とやれるようなことは意識しているところです」とし、指揮官からは南米やアフリカの強い国との対戦のリクエストがあったと明かす。
そのうえで、ヨーロッパ勢はネーションズリーグがあるため、マッチメイクが難しく、昨年9月にドイツ戦とトルコ戦が実現したのは、幸運だったという。
「ヨーロッパの国とはやれないという前提ですね。たまたま、ドイツやトルコとできたのは、向こうでドイツとトルコがその公式戦がなかった。なので、上手くハマったのでできました」
【PHOTO】20年ぶり広島市で代表戦!エディオンピースウイング広島に集結した日本代表サポーター!
宮本会長は、交渉に要する時間にも言及。昨年9月のドイツ戦は、相手にとって、2022年のカタール・ワールドカップで森保ジャパンに1−2で敗れた“リベンジマッチ”の状況だったが、対戦に向けた話し合いはW杯より前から行なわれていたと説明した。
また、日本国内での開催では、国際サッカー連盟(FIFA)が選手を守る目的で定めるレギュレーションも障壁になると紹介。同じ週に行なわれる2試合は、5時間以内で着ける場所に限定され、大陸間の移動も禁止されていると言う。
一方、ポジティブな要素として、「(日本と戦いたいという)声はすごく届くようになってきています」と述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:30
最高だった広島の新スタ カシマは家族や友人と!
いきなりですが、昔の選手である私からすると、いまの選手がとても羨ましいです。
2024年06月16日 15:09
スペイン代表FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)が、クロアチア代表戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、スペイン代表はクロアチア代表と対戦。29分にモラタが先制点を決めると、32分にはファビアン・ルイスが追加点をマーク。さらに、45+2分にはヤマルのクロスにダニエル・カルバハルが合わせてリードを広げ、このまま3−0で勝利を収めた。
1ゴールを挙げ、勝利に貢献を果たしたモラタは試合後、「このような大一番に僕たちを応援してくれるたくさんのファンが来てくれると違いははっきりとわかる。サポーターは素晴らしかったよ。本当にいいスタートを切ることができたので彼らには感謝している」とファンたちへの感謝を口にしながら、次のように試合を振り返った。
「いいプレーができたと思う。素晴らしい代表チームに大きなプレッシャーをかけることができた。これは試合開始からすべての試合に臨む際のお手本だ。最初のチャンスは乾いたピッチでボールが素早く動かず、それがコントロールに影響して逃してしまった」
「2度目のチャンスはパスを出す通路が中央にできたと思っていた時に訪れた。ファビアンは必要なところにパスを出してくれると思っていたよ。そして、素晴らしいアシストの後、ファビアンは自ら素晴らしいゴールも決めたね」
そして、「後半に交代する前には打撲を負ってしまった」ことも明かしたモラタ。「このように打撲を負った際には慎重になった方がいい。でも、イタリア戦は問題ないと思うよ」と19日に行われる次節には影響がないことを強調した。
【ハイライト動画】スペイン代表vsクロアチア代表
2024年06月16日 15:09
ヴィッセル神戸は6月16日、J1第18節で川崎フロンターレと国立競技場で対戦。武藤嘉紀が先制ゴールを挙げた。
43分、アタッキングサードでの武藤との繋ぎから大迫勇也がサイドに展開。これを受けた酒井高徳が、ペナルティエリア右から鋭いグラウンダーのクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだ武藤が、左足で合わせてネットを揺らした。
【動画】酒井高徳のスーパークロス→武藤嘉紀が冷静フィニッシュ!
試合を中継したDAZNで解説を務めた、神戸のOBで日本代表の古橋亨梧は、今季5ゴール目を挙げた武藤を「良いポジションを取っていましたね。良い準備をしていたと思いますし、高徳さんを信じて走っていたと思います」と称えた。
また、酒井のアシストについては、「シュートじゃないのかな(笑)」としつつも、「本当に良いボールでしたね」と絶賛した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:00
プレミアリーグが閉幕し、来季に向けた選手編成が活況を迎える中、遅れを取っている印象があるのがマンチェスター・ユナイテッドです。5月25日に行われたマンチェスター・シティ戦に勝利し、FA杯のタイトルを獲得すると同時に来季のヨーロッパリーグ出場権を得たエリック・テン・ハーグ監督でしたが、続投要請を待ち続ける苦悩の日々となりました。
昨年12月にユナイテッドの共同オーナーに就任したサー・ジム・ラトクリフは、プレミアリーグ史上ワーストとなる8位で終えたチームを改革するべく、今月に入り指揮官候補との面談を続けていました。テン・ハーグ監督と別れを告げることを前提に……。
当初は元チェルシー指揮官のグレアム・ポッターをリストアップしたものの実績不足を理由に役員会議で総意に至らず白紙に。次いでイングランド代表ガレス・サウスゲイト監督に興味を示しましたが、EURO2024決勝翌日にチームが始動すること、またイングランド協会との契約が年内いっぱいまであることがネックとなり見送りに。さらに、フランス・モナコで休暇を取っている元バイエルン指揮官トーマス・トゥヘルにコンタクトを取り接触しましたが、1年間の休養宣言を告げられ就任要請を断念する事態に。キーラン・マッケナにもアクションしましたが、現所属イプスウィッチとの契約を4年延長したことで、かつてコーチを務めていたクラブに復帰する可能性も消滅してしまいました。最後に候補として名前が報じられたマウリシオ・ポチェッティーノに関しては、ライバルでもあるチェルシーでの職を解任された人材にオファーするのはプライドが許さないということで実現しませんでした。
FA杯決勝前には、シティ戦の結果がどのようなものになろうともテン・ハーグ体制は終焉を迎えると報じられていましたが、契約解除を撤回し指揮官続投という形で落ち着いたのでした。シーズン最終戦のシティ戦のパフォーマンスが高評価だったことも一因ですが、MFコビー・メイヌーやFWアレハンドロ・ガルナチョといった19歳の若手選手の成長を促したことも査定を上げることに繋がりました。また、GKアンドレ・オナナやFWラスムス・ホイルンド、MFメイソン・マウントといった主力として活躍が期待された選手の負傷離脱があったこともエクスキューズできる要因でした。
今夏、指揮官人事では迷走しましたが、世界屈指の人気クラブであり潤沢な資金力を誇るクラブですから、間違いなく魅力的な選手層を編成してくれるはずです。新シーズンのマンチェスター・ユナイテッドの完全復活に期待しています。
文/西岡 明彦
※電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)第294号、6月15日配信の記事より転載