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2024年05月23日 07:59
5月22日に開催されたルヴァンカップ1stラウンドの3回戦で、前回王者のアビスパ福岡は柏レイソルと敵地で対戦。1−1で迎えたアディショナルタイムにセットプレーから失点し、1−2で敗れた。 福岡の長谷部茂利監督は、次のようにゲームを振り返る。 「先制もされましたし、試合の内容はほぼ自分たちが悪かったと思います。攻守に渡って自分たちの色が出せなかった」 1点ビハインドで迎えた後半の立ち上がりに、井上聖也のゴールで同点に追いつき、交代カードを切りながら反撃の機運を高めたが、「それ以外はほとんど良くなかった」という。 前回王者としての責務を果たせなかったことを悔やんだが、もう一度、気持ちを引き締め直す。 「前年度チャンピオンとして早々に負けるということは、そぐわないというか...自分たちも、世間の皆さん、サッカーファンに対しても実力がないということを表わしてしまった。これから残りの公式戦、天皇とリーグ戦で自分たちの存在意義をもう一度示していく。とにかく、今日は本当に良くなかった時間帯、プレーが多かった、長かったと思います」 【PHOTO】日立台に集結し選手たちを熱くサポートしたアビスパ福岡サポーター! 福岡はこれで公式戦3連敗。指揮官は柏戦後のロッカールームで、選手たちにどんな言葉を投げかけたのか。 「自分たちの共有が少し欠けているのかなと。心がつながっていないような素振りがそこかしこに見える」とし、試合中のミスをいかに声を掛け合ってフォローできるか、選手ごとに狙いがズレていたら、どうコミュニケーションを取って意識を合わせていけるか、「当たり前ですが、チームとしてそういうところが欠けているのではないか」と伝えたという。 ルヴァンカップの敗退を発奮材料として、指揮官が指摘した課題を修正したい。福岡は中2日でJ1第16節のアルビレックス新潟戦を敵地で行なう。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月16日 16:45
川崎フロンターレは6月16日、J1第18節でヴィッセル神戸と国立競技場で対戦し、0−1で敗れた。
43分に先制を許す展開のなか、相手ゴールに迫るシーンを何度も作ったが、最後まで1点が遠く、リーグ3試合ぶりの黒星となった。
試合後、鬼木達監督はフラッシュインタビューで反省の弁。次のように語った。
「前半からもっとアグレッシブに前へ前へ行かなきゃいけなかったと思います。0−1だったので、当然、チャンスはあるはずなので、そこでより大胆に攻めなきゃいけなかったと。攻めのところですね。そこの姿勢がもっと必要だったと思っています」
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また、多くの好機を創出しながら、ゴールネットを揺らせなかった点にも言及した。
「自分たちの中ではチャンスが多かったと思っていない。やはりもっともっと決定的なものを作らないといけないですし、そこの思い切りの良さ、最後のところも負けている状況でもっとシンプルにクロスを上げたりとか、ゴール前に入っていくとか、そういうことも多くできたと思う。そこの頭をもっと研ぎ澄ませなきゃいけないし、結局それをやらせるのは自分の仕事ですので、自分の力不足を痛感しました」
川崎の次節は22日に行なわれ、敵地でアルビレックス新潟と相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 16:38
セルティックは3連覇を達成した。ただ、ブレンダン・ロジャーズ体制の1年目は、アンジェ・ポステコグルー監督が率いたそれまでの2シーズンほどの支配ぶりではなかっただろう。
その影響は古橋亨梧にも及んだ。ポステコグルーの下でゴールを量産したが、ロジャーズの就任でチームのスタイルが変わったこともあってか、リーグ戦で14得点だった。公式戦19得点は堂々の数字であり、大一番での活躍は評価されている。だが、立場が変わったとの指摘は後を絶たない。
『FootballFanCast』は6月15日、セルティックの2024-25シーズンの「夢のスタメン」と題し、ロジャーズ体制2年目のレギュラー候補を紹介した。旗手怜央と前田大然が名を連ねたのに対し、古橋はまさかの選外となっている。
フィジカルの問題で2023-24シーズンに苦しんだ旗手について、同メディアは「クラブと代表で40試合を欠場したが、前年はセルティックでクオリティを示している」と報じた。
「26歳のマエストロはポステコグルーのラストシーズンにリーグ戦32試合で6得点・8アシスト。日本代表は当時の調子に戻るためにケガのないシーズンとなることを願っているだろう」
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また、前田については、「監督が仕事ぶりをいかに評価しているかを考えれば、マエダはメンバー入りするかもしれない」と、指揮官からの信頼が厚いと伝えている。
「保持時・非保持時の双方における卓越した仕事ぶりから、監督は彼がいれば選手2人分のようと評した」
一方、CFのポジションには、シーズン後半戦でレンタル加入したアダム・アイダを選出。買い取りが必要だが、古橋以上の決定力を評価した。
「アイダは決定率が27%、一方でキョウゴは14%のみ。ゴール前での決定力から、完全移籍が実現すれば、前線をけん引する夢の補強となるかもしれない」
現状や年齢もあってか、この夏は日本帰国の噂も出回った古橋。サポーターから愛される日本人ストライカーは、新シーズンもセルティックのエースとして活躍できるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 16:05
キリアン・エムバペが代表キャプテンを務めるフランス代表がEURO初戦に臨む。
センターバックと右サイドバックでプレーできるインテルDFバンジャマン・パヴァールも今大会のメンバーに選ばれている。彼は『L'Équipe』のインタビューでこんな話をしていた。
「(予選では右SBとして起用されたが驚いた?今EUROではあまりプレーできそうにない?)
スタートは最高だった(笑)いまや左にいる、ベンチのね(笑)
それは監督の選択さ。自分は監督が求めるものに順応している。メンタル的にもフィジカル的にも準備はできている。気分はいいし、準備は整っているよ。
(監督に中央で起用してくれるよう説得したのはいつか)
分からないけれど、監督は僕がこのポジションのほうが好みだとずっと分かっていた。
とはいえ、代表チームが一番さ。このユニフォームを着ることを誇りに思っている。
監督から声がかかれば、どちらのポジションでもプレーする準備ができているよ」
予選当初は右SBとして起用されていたが、ディディエ・デシャン監督にCBでの起用を直訴したようだ。
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今年3月のドイツ戦では左CBとして先発起用されたパヴァールだが、いまはベンチの左側と自虐を口にしていたとか。
2024年06月16日 16:04
イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)が、アルバニア代表戦を振り返った。
2024年06月16日 15:56
サッカーイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)などでプレーしたケビン・キャンベル(Kevin Campbell)氏が、短い闘病の末に死去した。54歳。元所属クラブのアーセナルとエバートン(Everton)が発表した。
キャンベル氏は1985年にアーセナルのアカデミーに加入し、1988年にトップチームデビュー。228試合に出場して59ゴールを挙げ、リーグ1回、FAカップ(FA Cup)1回、欧州カップウィナーズカップ(UEFA Cup Winners' Cup)1回、リーグカップ(England Football League Cup)1回の優勝を果たした。
エバートンでは164試合に出場して51ゴールを挙げ、1998-99シーズンには5試合で9ゴールを決めてチームの残留に貢献した。1999-00シーズンのリバプール(Liverpool FC)対エバートンのマージーサイドダービーでは決勝ゴールを奪取。それから22年にわたり、エバートンは敵地でのダービー勝利から遠ざかった。エバートンでは初の黒人主将も務めた。
アーセナルは「大いに愛されたわれわれの元所属選手、ケビン・キャンベルの死の知らせに、クラブの全員が打ちのめされている」と発表。エバートンも「とりわけ人気が高く、大いに愛されたクラブの元ストライカー、ケビン・キャンベルの逝去を知って、クラブの誰もが悲しんでいる」と悼んだ。
キャンベル氏は他に、レスター・シティ(Leicester City)、レイトン・オリエント(Leyton Orient)、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)、トラブゾンスポル(Trabzonspor)、ウェストブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)、カーディフ・シティ(Cardiff City)でプレー。2005年に移籍したWBAは、クリスマス時点で最下位だった状況から初めてプレミア残留を果たしたチームになった。
通算では、代表でプレーしたことのない選手では最多となるプレミアリーグ83ゴールを挙げた。
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2024年06月16日 15:47
アルネ・スロット新監督の下で新シーズンを迎えるリバプールは、夏の補強が注目されている。以前から新戦力獲得のうわさが絶えないポジションのひとつが、遠藤航がプレーする守備的MFだ。
リバプールが興味を示していると言われるひとりが、ヨーロッパリーグを制したアタランタのエデルソン。英メディア『FootballFanCast』は6月15日、遠藤を上回るパフォーマンスが期待されるとして、エデルソンを獲得すべきとの見解を示した。
同メディアは「今夏、エンドウを売るべきではない。クロップ退陣後のリバプールが複数の大会で競っていくためには、彼がもたらす層の厚さは重要だ」としつつ、エデルソン獲得を勧めている。
「だが、日本代表選手はモビリティと積極性に欠ける。リーグを通じてアーセナルやシティといったチームと競い、タイトルを追い求める妨げとなるだろう」
「エデルソンは洗練された、もっとダイナミックなスタイルをもたらすはずだ」
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さらに、FootballFanCastは「エンドウにも強みはある。だが、キャリア終盤に差しかかり、シンプルに、エデルソンと同じレベルの数字を生み出すことはできない」と続けた。
「エンドウのほうがエデルソンよりパスで優れているように見えるが、これはリバプールのシステムだったからというところが大きい。シュツッツガルトでは2022-23シーズンにパス成功率80%」
最後に、同メディアは「エンドウのスキルを貶めるものではない。昨夏の驚きの加入以降、彼は賢明な補強だったと証明した」としつつ、「最終的に、リバプールには昨季の成功に基づいて築き、成長において次のステップを踏み出す必要がある。成功するための武器をスロットに与える必要がある」と締めくくった。
「エデルソンを獲得すべきだ。3700万ポンド(約74億円)なら、ファンが後にお買い得だったと振り返るような取引となるかもしれない」
遠藤を貴重な戦力のひとりと評価しつつ、新たな6番の獲得を求める声は少なくない。スロット・リバプールはこの夏、日本代表キャプテンの競争相手を手に入れるのか。その動きが注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:35
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、6月16日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」に出演。日本代表のマッチメイクについて語った。
国際親善試合の相手について、宮本会長は「強豪国にしたいとは常に思っています」とコメント。敵地に向かう旅費などの経費も考慮しながら、「(森保一監督の)意向をちゃんと取り入れた対戦相手とやれるようなことは意識しているところです」とし、指揮官からは南米やアフリカの強い国との対戦のリクエストがあったと明かす。
そのうえで、ヨーロッパ勢はネーションズリーグがあるため、マッチメイクが難しく、昨年9月にドイツ戦とトルコ戦が実現したのは、幸運だったという。
「ヨーロッパの国とはやれないという前提ですね。たまたま、ドイツやトルコとできたのは、向こうでドイツとトルコがその公式戦がなかった。なので、上手くハマったのでできました」
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宮本会長は、交渉に要する時間にも言及。昨年9月のドイツ戦は、相手にとって、2022年のカタール・ワールドカップで森保ジャパンに1−2で敗れた“リベンジマッチ”の状況だったが、対戦に向けた話し合いはW杯より前から行なわれていたと説明した。
また、日本国内での開催では、国際サッカー連盟(FIFA)が選手を守る目的で定めるレギュレーションも障壁になると紹介。同じ週に行なわれる2試合は、5時間以内で着ける場所に限定され、大陸間の移動も禁止されていると言う。
一方、ポジティブな要素として、「(日本と戦いたいという)声はすごく届くようになってきています」と述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:30
最高だった広島の新スタ カシマは家族や友人と!
いきなりですが、昔の選手である私からすると、いまの選手がとても羨ましいです。
2024年06月16日 15:09
スペイン代表FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)が、クロアチア代表戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、スペイン代表はクロアチア代表と対戦。29分にモラタが先制点を決めると、32分にはファビアン・ルイスが追加点をマーク。さらに、45+2分にはヤマルのクロスにダニエル・カルバハルが合わせてリードを広げ、このまま3−0で勝利を収めた。
1ゴールを挙げ、勝利に貢献を果たしたモラタは試合後、「このような大一番に僕たちを応援してくれるたくさんのファンが来てくれると違いははっきりとわかる。サポーターは素晴らしかったよ。本当にいいスタートを切ることができたので彼らには感謝している」とファンたちへの感謝を口にしながら、次のように試合を振り返った。
「いいプレーができたと思う。素晴らしい代表チームに大きなプレッシャーをかけることができた。これは試合開始からすべての試合に臨む際のお手本だ。最初のチャンスは乾いたピッチでボールが素早く動かず、それがコントロールに影響して逃してしまった」
「2度目のチャンスはパスを出す通路が中央にできたと思っていた時に訪れた。ファビアンは必要なところにパスを出してくれると思っていたよ。そして、素晴らしいアシストの後、ファビアンは自ら素晴らしいゴールも決めたね」
そして、「後半に交代する前には打撲を負ってしまった」ことも明かしたモラタ。「このように打撲を負った際には慎重になった方がいい。でも、イタリア戦は問題ないと思うよ」と19日に行われる次節には影響がないことを強調した。
【ハイライト動画】スペイン代表vsクロアチア代表
2024年06月16日 15:09
ヴィッセル神戸は6月16日、J1第18節で川崎フロンターレと国立競技場で対戦。武藤嘉紀が先制ゴールを挙げた。
43分、アタッキングサードでの武藤との繋ぎから大迫勇也がサイドに展開。これを受けた酒井高徳が、ペナルティエリア右から鋭いグラウンダーのクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだ武藤が、左足で合わせてネットを揺らした。
【動画】酒井高徳のスーパークロス→武藤嘉紀が冷静フィニッシュ!
試合を中継したDAZNで解説を務めた、神戸のOBで日本代表の古橋亨梧は、今季5ゴール目を挙げた武藤を「良いポジションを取っていましたね。良い準備をしていたと思いますし、高徳さんを信じて走っていたと思います」と称えた。
また、酒井のアシストについては、「シュートじゃないのかな(笑)」としつつも、「本当に良いボールでしたね」と絶賛した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 15:00
プレミアリーグが閉幕し、来季に向けた選手編成が活況を迎える中、遅れを取っている印象があるのがマンチェスター・ユナイテッドです。5月25日に行われたマンチェスター・シティ戦に勝利し、FA杯のタイトルを獲得すると同時に来季のヨーロッパリーグ出場権を得たエリック・テン・ハーグ監督でしたが、続投要請を待ち続ける苦悩の日々となりました。
昨年12月にユナイテッドの共同オーナーに就任したサー・ジム・ラトクリフは、プレミアリーグ史上ワーストとなる8位で終えたチームを改革するべく、今月に入り指揮官候補との面談を続けていました。テン・ハーグ監督と別れを告げることを前提に……。
当初は元チェルシー指揮官のグレアム・ポッターをリストアップしたものの実績不足を理由に役員会議で総意に至らず白紙に。次いでイングランド代表ガレス・サウスゲイト監督に興味を示しましたが、EURO2024決勝翌日にチームが始動すること、またイングランド協会との契約が年内いっぱいまであることがネックとなり見送りに。さらに、フランス・モナコで休暇を取っている元バイエルン指揮官トーマス・トゥヘルにコンタクトを取り接触しましたが、1年間の休養宣言を告げられ就任要請を断念する事態に。キーラン・マッケナにもアクションしましたが、現所属イプスウィッチとの契約を4年延長したことで、かつてコーチを務めていたクラブに復帰する可能性も消滅してしまいました。最後に候補として名前が報じられたマウリシオ・ポチェッティーノに関しては、ライバルでもあるチェルシーでの職を解任された人材にオファーするのはプライドが許さないということで実現しませんでした。
FA杯決勝前には、シティ戦の結果がどのようなものになろうともテン・ハーグ体制は終焉を迎えると報じられていましたが、契約解除を撤回し指揮官続投という形で落ち着いたのでした。シーズン最終戦のシティ戦のパフォーマンスが高評価だったことも一因ですが、MFコビー・メイヌーやFWアレハンドロ・ガルナチョといった19歳の若手選手の成長を促したことも査定を上げることに繋がりました。また、GKアンドレ・オナナやFWラスムス・ホイルンド、MFメイソン・マウントといった主力として活躍が期待された選手の負傷離脱があったこともエクスキューズできる要因でした。
今夏、指揮官人事では迷走しましたが、世界屈指の人気クラブであり潤沢な資金力を誇るクラブですから、間違いなく魅力的な選手層を編成してくれるはずです。新シーズンのマンチェスター・ユナイテッドの完全復活に期待しています。
文/西岡 明彦
※電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)第294号、6月15日配信の記事より転載
2024年06月16日 15:00
かつてアーセナルやエヴァートンなどでプレーしたFWケヴィン・キャンベル氏が54歳で亡くなったと両クラブが訃報を伝えた。
2024年06月16日 14:38
ダイレクトで蹴ったロングパスは、前線の味方に文字通り一直線。最後尾のGK大迫敬介が鮮やかすぎるフィードでゴールを演出した。
サンフレッチェ広島は15日、2024明治安田J1リーグ第18節で東京ヴェルディをホームに迎えた。試合開始2分にFW加藤陸次樹の得点で先制すると、47分と62分にFWピエロス・ソティリウが追加点を決め、82分にはFWドウグラス・ヴィエイラがダメ押しゴール。試合終了間際に東京Vの意地の一発を浴びたが、4−1で勝利した。大迫はフル出場し、守備で見せ場は少なかったが、圧巻のロングパスで3点目をお膳立て。チームの公式戦5連勝に貢献した。
62分、相手のロングボールが流れると、ペナルティエリアから飛び出した大迫がダイレクトでボールを蹴り返す。最後尾から低弾道フィードを最前線の加藤に送り、一気に広島の攻撃に転じた。
「狙い通りだった。相手もちょっとディフェンスラインを上げていたので、その裏にひっくり返すようなボールを蹴ろうと思っていた。思った以上にいいボールがいった感じだったけど、でもムツくん(加藤)がいるのはわかっていたので、そこに蹴るイメージはしていた」(大迫)
守護神の鋭いフィードを受けた加藤はターンしながら華麗なトラップで前を向き、ゴール前にラストパス。これをソティリウが流し込んでゴールネットを揺らした。大迫は、「僕はもうパスを出しただけ。決めたのはピエロスだけど、9割ぐらいムツくんのゴールだし、本当にあのターンができるはムツくんだからこそ」と先輩のプレーを絶賛した。
加藤は、「大迫は最近の代表戦でも似たようなキックをしていて、練習のときも実は同じようなキックをしていた」と守護神からのパスを予測していた。
「パスが来るかなと思って、あえて相手の前ではなく、後ろに立っていた。そうしたら本当に綺麗に飛んできて、俺もびっくりして。もう前を向けばほぼキーパーと一対一だったし、トラップも綺麗に決まったので良かったです」(加藤)
大迫は11日に行われたFIFAワールドカップ26アジア2次予選のシリア代表戦で、日の丸を背負って広島の新本拠地『エディオンピースウイング広島』でプレー。45分には相手のプレッシャーを受けながらも、冷静にダイレクトで低弾道のフィードを送り、攻撃の起点になっていた。
その試合の前日にはシリア代表との戦いを見据えて、「(相手が前に)出てきた裏のスペースを逆についていければ、ひっくり返せるチャンスはあると思うので、うまく相手を見ながらプレーしていきたい」と話しており、まさに狙い通りのプレーだった。
そんな日本代表での経験も活かし、今度は広島のサポーターの前で圧巻のフィードを披露。大迫はビルドアップを課題としてきたが、鮮やかなキックで確かな成長を見せつけた。
加藤は、「(大迫は)代表で何度もやっているので、(劇的に)変わることはないと思うけど、唯一言えるのはキックに自信を持ってきているなってすごく感じる」と代表活動から帰ってきた守護神の成長を実感。ほぼアシストのようなプレーで得点に絡んだ大迫は、「2−0っていう勝っているけどヒヤヒヤするスコアで、本当に大事な3点目の起点になれたのは良かった」と胸を張った。
この試合で24歳GKは、J1通算150試合出場を達成。だが、5月にキャプテンのDF佐々木翔がその倍のJ1通算300試合を達成したばかりだったため、大迫は「ああいう数字を見ているので、まだまだ少ないなって感じです」と謙虚に話し、「さらに上を目指すために、この連戦は本当に大事なゲームになるので、チームで戦っていきたい」とすでに次戦に目を向けた。
取材・文=湊昂大
【試合ハイライト動画】広島 4−1 東京V 大迫が起点の3点目は4:49〜
2024年06月16日 14:20
日本代表の伊藤洋輝は6月13日、シュツッツガルトからバイエルンに移籍することが発表された。
ドイツの強豪は2年連続でアジア人DFを加えたかたちだ。昨年夏はナポリのリーグ優勝に貢献し、セリエAの年間最優秀DFに輝いた韓国代表のキム・ミンジェを獲得している。
伊藤の加入で、バイエルンの最終ラインにアジア人コンビが誕生するのか注目される。ただ、キムのドイツでの1年目は決して順風満帆だったわけではない。それだけに、伊藤加入後のバイエルンに残るかどうかは分からないとの見方もある。
イタリアのメディア『CalcioNapoli24』は6月13日、「ヨナタン・ターのような別のCBの獲得でレバークーゼンと交渉している一方で、彼がバイエルンに加入したことは、放出に関しても興味深いシナリオにつながるかもしれない」と報じた。
「その意味で、キムの状況は要チェックだ。契約は2028年までだが、ドイツでの1年目で完全に納得させられておらず、この夏のマーケットで市場に出されるかもしれない」
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック
イタリアでは2022-23シーズンの活躍が記憶に新しい。それだけに、古巣ナポリにキムが戻る可能性を巡る噂も取りざたされている。
だが、CalcioNapoli24は「直近で再びナポリに復帰との話もあったが、現時点でナポリにとってホットな名前ではないようだ」と、アントニオ・コンテ監督が就任したナポリがキム獲得を予定していないと報じた。
伊藤とキムは共闘するのか、ポジションを競うのか、それとも別々の道へ向かうのか。さらなる夏の動きがあるのか注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月16日 14:00
今シーズンの戦いを終えた日本代表選手たちは、つかの間のオフを満喫している。
ボルシアMGでプレーする板倉滉は代表戦のために帰国したが、15日に大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場で行われ、ABEMAで放送された格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」を観戦していたようだ。
Instagramに田丸辰選手、大雅選手との3ショットを投稿し、「おめでとうー 初観戦 かっこよかった」と綴っていたのだ。
田丸選手は「最高すぎました!応援ありがとうございました」、大雅選手も「来てくれてめちゃくちゃ嬉しかった!ありがとう」と返信していた。 この投稿をInstagramで見る 大雅 Taiga🇯🇵(@taiga_814)がシェアした投稿
2人はこの日行われた試合にそれぞれ勝利している。
驚くべき筋肉をつけたサッカー選手10名、その「変化」を見る
なお、板倉と大雅選手は同じ神奈川県出身の27歳(田丸選手は22歳)。