2024年06月09日 11:03
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のジェームス・ボウルズ(James Vowles)代表が8日、フェラーリ(Ferrari)を今季限りで離れるカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)の獲得に強い興味を持っていることを認めた。 活況を呈しているドライバーの移籍市場で、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が来季からフェラーリに加入するため、サインツもフリーとなる。 ボウルズ代表は、来季のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)のパートナー候補を話し合う際には「カルロスがわれわれのナンバーワンのターゲットだ」とコメント。サインツの移籍先としてはウィリアムズの他にメルセデスやレッドブル(Red Bull)、ザウバー(Sauber)もうわさに上っている。 ボウルズ代表はサインツについて、「彼はレースで勝てるドライバーで、昨年のシンガポールGP(Singapore Grand Prix 2023)では見事な走りでマックス(・フェルスタッペン<Max Verstappen>)を破った。しかもそのときが初めてではない」とコメント。 「物事の進め方に知性があり、論理的で、信じられないほど素早い。どのチームであっても、カルロスのようなドライバーがいれば幸運だろう」 ボウルズ代表は、来季のドライバーの顔ぶれは今後4週間でもっとはっきりするはずだと予想している。ウィリアムズがサインツを獲得できれば、近年のチームの苦戦ぶりを考えると大手柄で、代表の言葉通りであれば、サインツにとっての母国レースである23日決勝の第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)で決まる可能性もある。 サインツがウィリアムズに加入した場合、ローガン・サージェント(Logan Sargeant)が来季のシートを失う。 ■関連記事 ・ラッセルがPP、フェルスタッペンと同タイムの接戦制す カナダGP ・セルヒオ・ペレス、2026年までレッドブルとの契約延長 ・ハミルトンがフェラーリに電撃移籍 今季限りでメルセデス離脱
2024年07月04日 11:20
ドイツ検察は3日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族を恐喝したとして起訴された男2人が、家族のプライベート写真を入手できる状況にあったと発表した。
独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察によると、捜査官が調べたデータには「シューマッハ家のプライベートに関する写真ファイル」が含まれていたという。
先月逮捕された容疑者は、シューマッハ家の代理人に接触して「公開されたくないと思われる」ファイルを入手したとして、「オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した」とされている。また、容疑者はうそではないことを示すために一家に「個別のファイル」を転送していたという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
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2024年07月01日 16:46
世界ラリー選手権(WRC 2024)第7戦、ラリー・ポーランド(ORLEN 80th Rally Poland 2024)は30日、最終日が行われ、総合2連覇を果たしているトヨタ(Toyota)のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)が優勝を飾った。
セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)がレッキ(コースの試走)中に事故に遭い、急きょ出場が決まったロバンペラは見事なドライビングを見せ、19ステージ中8ステージを制して通算13勝目を挙げた。
2位にはエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が入り、トヨタ勢がワンツーフィニッシュを飾った。3位にはフォード(Ford)のアドリアン・フルモー(Adrien Fourmaux、フランス)が続いた。
総合争いでは今大会4位に入ったヒョンデ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)が首位を守り、15ポイント差でエバンスが2位につけている。
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2024年07月01日 13:25
ロードレース世界選手権、第8戦オランダGPは30日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が大会3連覇を飾った。
ポールポジションからスタートしたバニャイアは完ぺきなレースを見せ、現在総合首位に立つプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)を2位に抑えた。
前日のスプリントレースも制していたバニャイアは記憶に残る週末を勝利で飾り、総合3連覇を目指す中でマルティンとのポイント差を10に縮めている。
3位には、10番グリッドから見事な走りを見せてポジションを上げたドゥカティのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が入った。
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2024年07月01日 10:00
24F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)は30日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が優勝。
2024年06月30日 11:09
24F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)29日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)はチームの地元で圧倒的な好調ぶりを維持し、スプリント制覇に続いてポールポジションも獲得した。
今季総合首位に立つ王者フェルスタッペンはベストラップ1分4秒314を記録し、2番手に入ったマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に0秒404差をつけ、レッドブル・リンク(Red Bull Ring)で通算4度目のポールを手にした。予選で4戦ぶりトップに立ったフェルスタッペンにとっては、通算40回目のポールポジションとなった。
3番手にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が入り、以下フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、メルセデスAMGのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が続いた。ピアストリは一時3番手に浮上したものの、トラック制限を超えたためタイム抹消となった。
8番手はレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、9番手はハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、10番手はアルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)となった。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14番手だった。
予選に先立って行われたスプリントでフェルスタッペンは、ノリスの気持ちのこもったアタックを抑え込んで勝利を飾った。
序盤にノリスの逆転を許したフェルスタッペンだったが、トップの座を奪い返すと最終的にはピアストリに4秒以上の差をつけた。序盤のスピードがその後影を潜めたノリスは、フェルスタッペンから5秒以上遅れて3位でフィニッシュした。
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2024年06月28日 13:17
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルピーヌ(Alpine F1)は27日、ピエール・ガスリー(Pierre Gasly)との契約を延長したと発表した。新たな契約期間については明らかにされていない。
28歳のガスリーは昨季、アルファタウリ(AlphaTauri、現RB)から2025年までの契約でアルピーヌに加入した。アルピーヌでの最高成績は昨季のオランダGP(Dutch Grand Prix 2023)で記録した3位で、今季のドライバーズ選手権では15位に沈んでいる。
アルピーヌではエステバン・オコン(Esteban Ocon)が今季限りで退団することになっており、チームはガスリーの新たなチームメートについても「追って」発表するとした。
一方、アストンマーティン(Aston Martin F1)も同日、カナダ人ドライバーのランス・ストロール(Lance Stroll)との契約を更新したと発表した。
ストロールはチームを通じて、「2025年以降も残留する」と明らかにした。2020年を最後に表彰台からは遠ざかっている中、今季のドライバーズ選手権では現在11位につけている。
25歳のストロールは2019年に、父親で大富豪のローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)氏が当時のレーシングポイント(Racing Point)を買収した際にチームに加入。その2年後に、チーム名はアストンマーティンとなった。
アストンマーティンはすでに通算2度の総合優勝を誇る42歳のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とも2026年まで契約を延長している。
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2024年06月28日 10:42
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で総合3連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は27日、来季も所属チームのレッドブル(Red Bull)に残留すると明言した。
レッドブルにとってホームグランプリとなる今週末の今季第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)に向けた記者会見で、報道陣からチームに残留するかどうか問われ、「イエス」「以前にも話した通りだ。すでに来年のクルマに取り組んでおり、作業に集中している。それはつまり、このチームのためにドライブするという意味だ」と答えた。
レッドブルは今季序盤、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表が女性への不適切行為で告発される騒動が起き、フェルスタッペンがチームへの信頼を失ったのではないかという見方も出ていたが、少なくとも現時点ではそうした臆測に終止符が打たれることになった。
一方、通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が来季フェラーリ(Ferrari)へ移籍することが決まっているライバルチームのメルセデスAMG(Mercedes AMG)にとっては、以前にトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表がフェルスタッペンをハミルトンの後任候補筆頭に挙げていた中で、大きな打撃になるとみられる。
フェルスタッペンは「自分が今いる場所にとても満足しているし、すでに来年に向けてクルマに施せることに集中している」と語った。
今季のフェルスタッペンは、ここまでの10レースで計7勝を挙げてドライバーズ選手権のトップを独走しており、2位につけるマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に69ポイント差をつけている。
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2024年06月26日 15:14
世界ラリー選手権(WRC)に参戦するトヨタ(Toyota)は25日、セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)とコ・ドライバーのバンサン・ロンデ(Vincent Landais)がラリー・ポーランド(ORLEN 80th Rally Poland 2024)の準備を進める中で事故に遭い、病院に搬送されたと発表した。
2024年06月25日 09:16
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族を恐喝した疑いで、親子の男2人が逮捕されたと、ドイツ検察が24日に公表した。
独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察によると、容疑者はシューマッハ家の代理人に接触して「公開されたくないと思われる」ファイルを入手したとして、「オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した」とされている。また、機密文書にアクセスした証拠として、一家に「個別のファイル」を転送していたという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
今回の事件について、ドイツの捜査当局にはスイス当局から情報がもたらされていた。
別件で執行猶予中だった容疑者親子は、今月19日にフランクフルト南部のグロースゲーラウ(Gross-Gerau)にあるスーパーマーケットの駐車場で逮捕された。当局は容疑者の自宅など8か所を家宅捜索し、「複数のデータ記憶装置」を押収。有罪が確定すれば、最長で禁錮5年が科されると述べた。
シューマッハ家は先月、人工知能(AI)を使って同氏の偽インタビューを作成した独タブロイド誌との訴訟に勝訴した。
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2024年06月24日 09:24
24F1第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)は23日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝。序盤の動きと「積極的な戦略」が決定打となってポールポジションから出たマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)を退け、総合リードをさらに拡大した。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3位に入り、昨季のメキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2023)以来となる表彰台に上がった。メルセデスのもう1台ジョージ・ラッセル(George Russell)が4位に入った。
フェルスタッペンはこれで大会3連覇を達成。過去2シーズンと比べれば接戦だったが、重要な場面で勝ち筋を見つけ出すのは常にフェルスタッペンに見える。今季7勝目、キャリア通算61勝目を挙げ、2016年に18歳で初優勝したスペインGPでは通算4勝目となった。
レースは4番手から出たラッセルが抜群のスタートを見せ、長いストレートの先の第1コーナーで先頭に立ち、これにフェルスタッペン、ノリス、ハミルトンの順で続いた。しかしその2周後、フェルスタッペンは優勝につながる美しいオーバーテークでラッセルを抜き返して1秒以上の差をつけると、そのままトップを守り切った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は19位に終わった。
レッドブルのホームレースとなる次週のオーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)を前に、フェルスタッペンは総合順位で2位のノリスに69ポイント差をつけている。今大会でファステストラップも獲得したノリスは、5位だったフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)と2ポイント差の2位に浮上した。
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2024年06月23日 10:18
24F1第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)は22日、予選が行われ、「生涯最高のラップ」を出したマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がポールポジションを獲得した。
ノリスは1分11秒383の最速タイムをマークし、2021年のロシアGP(Russian Grand Prix 2021)以来2回目となるポールポジションを獲得。レース後には「絶対に自分のベストラップだ。完璧にこなさないとならないのは分かっていたが、おそらく生涯最高のラップが出せた」と話した。
マクラーレンではこの日のフリー走行3回目の前、チームのモーターホームで火事が起こる騒ぎがあり、ノリスもストレスがあったことを認めた。一方でザック・ブラウン(Zak Brown)チーム代表は、スタッフ1人が病院へ運ばれたが、すでに退院し、全員が無事であることを報告している。
レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)はポールポジション獲得が確実かに見えたが、僅差で2番手となった。2016年のこの大会でGP初優勝を飾ったフェルスタッペンは、大会3連覇を目指している。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3番手、ジョージ・ラッセル(George Russell)が4番手に入った。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手、同僚のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が6番手となった。
アルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が7番手に食い込んだ。以下はレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、アルピーヌのエステバン・オコン(Esteban Ocon)、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)の順となった。ペレスはカナダGP(Canadian Grand Prix 2024)でのペナルティーにより決勝は3グリッド降格となる。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は17番手だった。
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2024年06月17日 11:11
第92回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2024)は16日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)50号車が優勝し、チームは大会連覇を達成した。
2024年06月16日 09:15
第92回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2024)は15日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で決勝がスタートし、サッカー元仏代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏がスターターを務めた。
今大会で未知数となっているのは6月中旬にもかかわらず天候で、気温は15度と肌寒く、グリニッジ標準時(GMT)16日の午後2時(日本時間同11時)のフィニッシュまでに、雨の予報が出ている。
冬服に身を包んだジダン氏はスターターとして、金色で「24」と記された仏国旗を振った。
スタートから6時間が経過する中でフェラーリ(Ferrari)83号車がトップに立ち、ポルシェ(Porsche)5号車が2位、トヨタ(Toyota)8号車が3位につけている。
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2024年06月14日 13:10
第92回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2024)は13日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で最終予選の「ハイパーポール」が行われ、ポルシェ(Porsche)6号車がポールポジションを獲得した。
キャデラック(Cadillac)の2台が2、3番手に続いたが、2番手に入った2号車は5月のスパ・フランコルシャン6時間耐久レース(6 Hours of Spa-Francorchamps 2024)でアクシデントを起こしたとして5グリッド降格のペナルティーを科されているため、3番手だった3号車が決勝では2番手からスタートする。
50年ぶりに復帰した昨年大会で優勝したフェラーリ(Ferrari)勢は3、4番手から連覇を狙う。アルピーヌ(Alpine)35号車が5番手で、降格ペナルティーのキャデラック2号車が6番手から発進する。
決勝はグリニッジ標準時(GMT)15日午後2時(日本時間同午後11時)に開始予定で、今年はサッカー元フランス代表の名選手ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏がスターターを務める。
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2024年06月10日 09:40
24F1第9戦、カナダGP(Canadian Grand Prix 2024)は9日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が大会3連覇を達成し、総合トップの座をさらに固めた。
ここ3レース中2レースは優勝を逃していたフェルスタッペンだったが、今大会では戦える強さを取り戻し、さらに戦術的なレースでチームの卓越した作戦にも助けられ、3秒879差でマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)を下した。
2番手からのスタートだったが、セーフティーカー介入が2回起こる荒れ気味の展開の中、時には運にも恵まれ、これでカナダGPは3年連続の優勝。通算ではGP60勝目に到達した。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が3位に入り、速さを見せたがフラストレーションのたまるレースとなった同僚ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を上回った。終盤ラッセルに抜き返されたハミルトンは、レース後に自らを批判している。
フェラーリ(Ferrari)の2台は完走できず、2週間前のモナコGP(Monaco Grand Prix 2024)で感動的な母国グランプリ初優勝を飾ったシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は、優勝したフェルスタッペンとの差が56ポイントに拡大した。
マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が5位、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が6位に入り、以下は地元期待のアストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)、RBのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、アルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)が続いた。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14位。雨と晴れが交互に訪れるコンディション変化の中で、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、フェラーリとウィリアムズ(Williams)の2台はリタイアを強いられた。
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