2024年07月04日 11:20
ドイツ検察は3日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族を恐喝したとして起訴された男2人が、家族のプライベート写真を入手できる状況にあったと発表した。 独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察によると、捜査官が調べたデータには「シューマッハ家のプライベートに関する写真ファイル」が含まれていたという。 先月逮捕された容疑者は、シューマッハ家の代理人に接触して「公開されたくないと思われる」ファイルを入手したとして、「オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した」とされている。また、容疑者はうそではないことを示すために一家に「個別のファイル」を転送していたという。 現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。 ■関連記事 ・シューマッハ家を恐喝し大金要求、独当局が親子の男2人逮捕 ・元F1王者シューマッハ氏の家族、AI偽インタビュー訴訟に勝訴 ・シューマッハ氏の腕時計が競売に、合計約7億円で落札
2024年07月06日 15:45
前週の24F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)でレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が物議を醸す衝突をした問題で、マクラーレンのザック・ブラウン(Zak Brown)最高経営責任者(CEO)は5日、レッドブルには競技規則への敬意が欠けていると批判した。
先月30日に行われたオーストリアGP決勝では、総合3連覇中のフェルスタッペンが64周目にノリスと接触してともにパンクに見舞われた。フェルスタッペンは事故の原因をつくったとして10秒ペナルティーを科された後、5位でフィニッシュしたが、ノリスはリタイアに終わった。
米国出身のブラウン氏は、第12戦英国GP(British Grand Prix 2024)を控えた記者会見で、レッドブルがフェルスタッペンに対してホイールトゥホイールの競り合いにおいて「何が限度であるか」を認識させていなかったと指摘した。
さらには、「レッドブルのような最高のチームのリーダーがそれをあおっていたのは、無線の会話を聞けば分かる」として「失望させられた」と述べるなど、レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表を痛烈に皮肉った。
「ピットウオールにいるわれわれは皆、ドライバーに対して、何をすべきか、何をしてはならないか、そしてレースで何が起きているか伝える責任がある」
「従って、われわれはレギュレーションを尊重しなければならない。財務規定や、コース上の競技面の問題、(フェルスタッペンの)父親との問題といった事柄でこれまでも敬意を欠くような場面を見てきた。そうしたやり方でレースをするべきではないと思う」
ノリスはレース当日の夜、友人でライバルでもあるフェルスタッペンの「無謀」なドライビングを批判していたが、4日には怒りを収め、これからも固い友情を維持して激しいレースを続けていくと話していた。
しかし、マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラ(Andrea Stella)氏は、フェルスタッペンを処分しなかったスチュワードと国際自動車連盟(FIA)を批判した。
ブラウン氏もそれに同調し、「マックスとランドは期待通りに『つばぜり合いを演じていた』が、それは誰かが規則に反することをマックスに伝えるまでのことだった。スチュワードが注意を促す機会が失われていた」「われわれはドライバーに対し、何が正しくて何が間違っているか導く必要がある。もっと早く対処されていれば、あの事故は起きなかっただろう」と述べた。
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2024年07月06日 10:53
ドイツ検察は5日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族に対する恐喝事件に関連し、独警察が一家の元警備員(52)を逮捕したと発表した。
この元警備員は、シューマッハ家のプライベート写真を公開しない代わりに数百万ユーロを要求して先月19日に逮捕された親子2人の共犯者だった疑いが持たれている。
独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察は、元警備員が独ビュルフラート(Wuelfrath)で4日に逮捕されたと公表。「容疑者は以前、シューマッハ家の警備員として働いており、他にもプライベート写真のデジタル化などの仕事を任されていた」と明らかにした。
容疑者親子のうちの一人は、この元警備員が「恐喝に使われたデータ」を渡す見返りに手数料を受け取る約束だったと証言しており、それが今回の逮捕につながった。
親子はシューマッハ家の代理人に接触し、「公開されたくないと思われる」ファイルにアクセスできると脅していたとされている。また、うそではないことを示すために一家に「個別のファイル」を転送していた。
検察によると、事件の捜査は現在も続いている。恐喝の罪で有罪が確定すれば、容疑者3人は最長で禁錮5年が科されるという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
今回の事件について、ドイツの捜査当局にはスイス当局から情報がもたらされていた。
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2024年07月05日 16:28
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するハース(Haas F1 Team)は4日、19歳の英国人ドライバー、オリバー・ベアマン(Oliver Bearman)を来季から起用すると発表した。契約は「複数年」となっている。
今季第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2024)でフェラーリ(Ferrari)から出走したベアマンは、7位入賞という見事なF1デビューを飾った。
ベアマンは現在フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員で、フェラーリのリザーブドライバーでもあり、フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)にプレマ・レーシング(Prema Racing)から参戦している。
ハースの小松礼雄(Ayao Komatsu)代表は、「オリバー・ベアマンのような才能ある若手ドライバーにF1最初のフルタイムシートを用意できて興奮している」「彼はフェラーリ・ドライバー・アカデミーの指導の下、信じられないほど成熟したドライバーに成長した。サウジアラビアGPに出走するため間際に呼び出されたとき、世界がそれを目の当たりにした」と述べた。
ベアマンは3月、サウジアラビアGPで虫垂炎にかかったカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)の代役を務め、フリー走行3回目のみを走っただけながら予選で11番手に入ると、決勝では7位に入った。
これにより来季のF1では、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とジョージ・ラッセル(George Russell)、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)にベアマンが加わり、4人の英国人ドライバーが争うことになる。
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2024年07月05日 15:19
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は4日、今季第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)で衝突したマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)との友情関係の修復を歓迎した。
2024年07月04日 11:20
ドイツ検察は3日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族を恐喝したとして起訴された男2人が、家族のプライベート写真を入手できる状況にあったと発表した。
独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察によると、捜査官が調べたデータには「シューマッハ家のプライベートに関する写真ファイル」が含まれていたという。
先月逮捕された容疑者は、シューマッハ家の代理人に接触して「公開されたくないと思われる」ファイルを入手したとして、「オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した」とされている。また、容疑者はうそではないことを示すために一家に「個別のファイル」を転送していたという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
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2024年07月01日 16:46
世界ラリー選手権(WRC 2024)第7戦、ラリー・ポーランド(ORLEN 80th Rally Poland 2024)は30日、最終日が行われ、総合2連覇を果たしているトヨタ(Toyota)のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)が優勝を飾った。
セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)がレッキ(コースの試走)中に事故に遭い、急きょ出場が決まったロバンペラは見事なドライビングを見せ、19ステージ中8ステージを制して通算13勝目を挙げた。
2位にはエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が入り、トヨタ勢がワンツーフィニッシュを飾った。3位にはフォード(Ford)のアドリアン・フルモー(Adrien Fourmaux、フランス)が続いた。
総合争いでは今大会4位に入ったヒョンデ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)が首位を守り、15ポイント差でエバンスが2位につけている。
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2024年07月01日 13:25
ロードレース世界選手権、第8戦オランダGPは30日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が大会3連覇を飾った。
ポールポジションからスタートしたバニャイアは完ぺきなレースを見せ、現在総合首位に立つプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)を2位に抑えた。
前日のスプリントレースも制していたバニャイアは記憶に残る週末を勝利で飾り、総合3連覇を目指す中でマルティンとのポイント差を10に縮めている。
3位には、10番グリッドから見事な走りを見せてポジションを上げたドゥカティのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が入った。
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2024年07月01日 10:00
24F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)は30日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が優勝。
2024年06月30日 11:09
24F1第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)29日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)はチームの地元で圧倒的な好調ぶりを維持し、スプリント制覇に続いてポールポジションも獲得した。
今季総合首位に立つ王者フェルスタッペンはベストラップ1分4秒314を記録し、2番手に入ったマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に0秒404差をつけ、レッドブル・リンク(Red Bull Ring)で通算4度目のポールを手にした。予選で4戦ぶりトップに立ったフェルスタッペンにとっては、通算40回目のポールポジションとなった。
3番手にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が入り、以下フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、メルセデスAMGのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が続いた。ピアストリは一時3番手に浮上したものの、トラック制限を超えたためタイム抹消となった。
8番手はレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、9番手はハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、10番手はアルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)となった。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14番手だった。
予選に先立って行われたスプリントでフェルスタッペンは、ノリスの気持ちのこもったアタックを抑え込んで勝利を飾った。
序盤にノリスの逆転を許したフェルスタッペンだったが、トップの座を奪い返すと最終的にはピアストリに4秒以上の差をつけた。序盤のスピードがその後影を潜めたノリスは、フェルスタッペンから5秒以上遅れて3位でフィニッシュした。
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2024年06月28日 13:17
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルピーヌ(Alpine F1)は27日、ピエール・ガスリー(Pierre Gasly)との契約を延長したと発表した。新たな契約期間については明らかにされていない。
28歳のガスリーは昨季、アルファタウリ(AlphaTauri、現RB)から2025年までの契約でアルピーヌに加入した。アルピーヌでの最高成績は昨季のオランダGP(Dutch Grand Prix 2023)で記録した3位で、今季のドライバーズ選手権では15位に沈んでいる。
アルピーヌではエステバン・オコン(Esteban Ocon)が今季限りで退団することになっており、チームはガスリーの新たなチームメートについても「追って」発表するとした。
一方、アストンマーティン(Aston Martin F1)も同日、カナダ人ドライバーのランス・ストロール(Lance Stroll)との契約を更新したと発表した。
ストロールはチームを通じて、「2025年以降も残留する」と明らかにした。2020年を最後に表彰台からは遠ざかっている中、今季のドライバーズ選手権では現在11位につけている。
25歳のストロールは2019年に、父親で大富豪のローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)氏が当時のレーシングポイント(Racing Point)を買収した際にチームに加入。その2年後に、チーム名はアストンマーティンとなった。
アストンマーティンはすでに通算2度の総合優勝を誇る42歳のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とも2026年まで契約を延長している。
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2024年06月28日 10:42
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で総合3連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は27日、来季も所属チームのレッドブル(Red Bull)に残留すると明言した。
レッドブルにとってホームグランプリとなる今週末の今季第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)に向けた記者会見で、報道陣からチームに残留するかどうか問われ、「イエス」「以前にも話した通りだ。すでに来年のクルマに取り組んでおり、作業に集中している。それはつまり、このチームのためにドライブするという意味だ」と答えた。
レッドブルは今季序盤、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表が女性への不適切行為で告発される騒動が起き、フェルスタッペンがチームへの信頼を失ったのではないかという見方も出ていたが、少なくとも現時点ではそうした臆測に終止符が打たれることになった。
一方、通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が来季フェラーリ(Ferrari)へ移籍することが決まっているライバルチームのメルセデスAMG(Mercedes AMG)にとっては、以前にトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表がフェルスタッペンをハミルトンの後任候補筆頭に挙げていた中で、大きな打撃になるとみられる。
フェルスタッペンは「自分が今いる場所にとても満足しているし、すでに来年に向けてクルマに施せることに集中している」と語った。
今季のフェルスタッペンは、ここまでの10レースで計7勝を挙げてドライバーズ選手権のトップを独走しており、2位につけるマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に69ポイント差をつけている。
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2024年06月26日 15:14
世界ラリー選手権(WRC)に参戦するトヨタ(Toyota)は25日、セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)とコ・ドライバーのバンサン・ロンデ(Vincent Landais)がラリー・ポーランド(ORLEN 80th Rally Poland 2024)の準備を進める中で事故に遭い、病院に搬送されたと発表した。
2024年06月25日 09:16
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏(55)の家族を恐喝した疑いで、親子の男2人が逮捕されたと、ドイツ検察が24日に公表した。
独西部ブッパータール(Wuppertal)の検察によると、容疑者はシューマッハ家の代理人に接触して「公開されたくないと思われる」ファイルを入手したとして、「オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した」とされている。また、機密文書にアクセスした証拠として、一家に「個別のファイル」を転送していたという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
今回の事件について、ドイツの捜査当局にはスイス当局から情報がもたらされていた。
別件で執行猶予中だった容疑者親子は、今月19日にフランクフルト南部のグロースゲーラウ(Gross-Gerau)にあるスーパーマーケットの駐車場で逮捕された。当局は容疑者の自宅など8か所を家宅捜索し、「複数のデータ記憶装置」を押収。有罪が確定すれば、最長で禁錮5年が科されると述べた。
シューマッハ家は先月、人工知能(AI)を使って同氏の偽インタビューを作成した独タブロイド誌との訴訟に勝訴した。
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2024年06月24日 09:24
24F1第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)は23日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝。序盤の動きと「積極的な戦略」が決定打となってポールポジションから出たマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)を退け、総合リードをさらに拡大した。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3位に入り、昨季のメキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2023)以来となる表彰台に上がった。メルセデスのもう1台ジョージ・ラッセル(George Russell)が4位に入った。
フェルスタッペンはこれで大会3連覇を達成。過去2シーズンと比べれば接戦だったが、重要な場面で勝ち筋を見つけ出すのは常にフェルスタッペンに見える。今季7勝目、キャリア通算61勝目を挙げ、2016年に18歳で初優勝したスペインGPでは通算4勝目となった。
レースは4番手から出たラッセルが抜群のスタートを見せ、長いストレートの先の第1コーナーで先頭に立ち、これにフェルスタッペン、ノリス、ハミルトンの順で続いた。しかしその2周後、フェルスタッペンは優勝につながる美しいオーバーテークでラッセルを抜き返して1秒以上の差をつけると、そのままトップを守り切った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は19位に終わった。
レッドブルのホームレースとなる次週のオーストリアGP(Austrian Grand Prix 2024)を前に、フェルスタッペンは総合順位で2位のノリスに69ポイント差をつけている。今大会でファステストラップも獲得したノリスは、5位だったフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)と2ポイント差の2位に浮上した。
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2024年06月23日 10:18
24F1第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)は22日、予選が行われ、「生涯最高のラップ」を出したマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がポールポジションを獲得した。
ノリスは1分11秒383の最速タイムをマークし、2021年のロシアGP(Russian Grand Prix 2021)以来2回目となるポールポジションを獲得。レース後には「絶対に自分のベストラップだ。完璧にこなさないとならないのは分かっていたが、おそらく生涯最高のラップが出せた」と話した。
マクラーレンではこの日のフリー走行3回目の前、チームのモーターホームで火事が起こる騒ぎがあり、ノリスもストレスがあったことを認めた。一方でザック・ブラウン(Zak Brown)チーム代表は、スタッフ1人が病院へ運ばれたが、すでに退院し、全員が無事であることを報告している。
レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)はポールポジション獲得が確実かに見えたが、僅差で2番手となった。2016年のこの大会でGP初優勝を飾ったフェルスタッペンは、大会3連覇を目指している。
メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3番手、ジョージ・ラッセル(George Russell)が4番手に入った。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手、同僚のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が6番手となった。
アルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が7番手に食い込んだ。以下はレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、アルピーヌのエステバン・オコン(Esteban Ocon)、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)の順となった。ペレスはカナダGP(Canadian Grand Prix 2024)でのペナルティーにより決勝は3グリッド降格となる。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は17番手だった。
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