2024年06月15日 09:02
2024年1月11日、ベトナム1部のハノイFCの指揮官に就任し、今年5月には月間最優秀監督賞も受賞した岩政大樹監督。未知の土地で注目を集める男へのインタビューのパート2をお届けする。 ――◆――◆―― ――初挑戦となる異国の地で結果を残しています。ベトナムサッカーに風穴を開けられたとの想いもあるのでは? 「風穴...そうかもしれませんね。ベトナムリーグの外国人枠は『3人』ですが、その3選手をどう起用するかというと、ベトナムの多くのチームは前線に外国人をふたり並べ、それ以外はセンターバックにひとりか、ボランチにひとり活用するのが主流です。そして、フィジカルで優位性を持てる外国人選手にパスを入れ、小柄なベトナム人選手がこぼれたボールを拾って戦う形が多い。 それが悪いわけではないし、そうせざるを得ないような外的な要因もたくさんあります。たとえばグラウンドが悪いとか、すぐに結果を出さないとクラブ、サポーター、メディアに認められないとか、実際にその戦い方が手っ取り早いとか。 しかし、僕がここに来て思ったのは、ベトナム人選手を活かしたサッカーがしたいということ。そして、それができるということ。それに、普段のチームでロングボール主体のサッカーをしているのに、代表でいきなり違うことをやろうとしても、なかなかできない。 外国人が判断してプレーをして、それに合わせてベトナム人選手が周りを動いていくサッカーだと、ベトナム人の判断力は育たないし、それが代表チームや、この国のサッカーのためになっているとは思えなかったんです。加えて、うちには技術的に優れた選手が揃っていた。だからこそ、このサッカーを思い切って作りました。 今はこうやって結果が出始めて、順位も就任時の8位から3位まで上がってきたので、周りの空気はだいぶ変わってきました。他のチームでは得点の7割を外国人選手が挙げていますが、僕のチームではベトナム人選手が8割の得点を取っている。そういう部分でも、周りの見る目が変わってきているなと感じます」 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! ――改めて、ここまで結果を残せた要因は? 「確かにピッチ内外で様々な難しさはあったけれど、それよりも大きかったのは、僕の提示がどうこうより、選手たちがこのサッカーをやりたいっていう思いがあったこと。やっぱりプレーするのは選手たちだし、具体的に提示するものは鹿島の時とはだいぶ変えていますが、上手く進められているのは、選手たちがいてこそ。 僕が就任した時、うちには技術面に優れた選手が多く、相手を動かし、意図的に崩していくようなサッカーをやりたいと感じている者たちがいた。これまではそうしたサッカーをやる機会がなかったようだけど、今はそれに取り組めるのが嬉しいみたい。それで実際に勝ててもいるので、選手たちはすごく楽しいんだろうなと思います。それが今の結果の要因ですね」 ――選手たちも楽しみながらプレーできていると。 「自分たちでボールを動かすサッカーって、選手たちにとってもやっぱり楽しいわけですよね。こういうパスを出せば相手をこう動かすことができ、相手をここに動かしたら自分たちの狙ったスペースを作れて、そのスペースを利用してこのように攻撃するんだよって、ずっとビデオなどで見せていると、選手たちは嬉しそう。当然、勝てばみんな良いんだろうけど、勝ち方によって感じ方は異なる。 そういう面では、選手たちが本当に意欲的に取り組んでくれました。分析のビデオなどで説明していると、試合に出ていない選手も食い入るように見てくれている。こうやってサッカーを考えるんだとか、こういう仕組みなんだと気付くことって、発見だし、選手としての“幅”にもなる。4月までは勝ったり負けたりを繰り返していたけど、勝ち負けに関わらず、できたところ、できなかったところを具体的に伝えながら進めると、だんだん選手たちがサッカーを理解し始めた。 最終的に今月(5月)の連勝が始まった試合で、修正したところがうまくハマり、チームのモデルがひとつ固まったと感じています。そこから4連勝につながった。どの試合も本当に素晴らしいし、どこに見せても恥ずかしくない内容だったと思いますね」 【第2回終了/全3回】 取材・文●平 龍生(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月22日 18:30
チェルシーは今夏の移籍市場で左サイドバックの強化を図るようだ。
アメリカ『HITC』によると、チェルシーは今夏、ACミランに所属するフランス代表DFテオ・エルナンデスの獲得を目指すという。同クラブの新指揮官に就任したエンツォ・マレスカ監督は自身の戦術にテオ・エルナンデスが適合すると確信しており、クラブに加えることを熱望しているようだ。
今季セリエAでは31試合に先発出場し、5ゴール4アシストと正にクラブの象徴として活躍し続けたテオ・エルナンデス。しかし、ACミランと同選手の現行契約は2026年までとなっているにもかかわらず、同メディアによると、契約延長交渉は未だ進んでいないとのこと。また、選手自身は移籍も視野に入れており、以前から今夏での移籍が噂になっている。
そんなテオ・エルナンデスは、左のサイドバックを主戦場とする選手。獲得を狙うチェルシーには、同ポジションにイングランド代表DFベン・チルウェルやスペイン代表マルク・ククレジャが在籍しているが、果たして移籍は実現するのだろうか。今後の動向から目が離せない。
2024年06月22日 18:26
2024年6月22日、FC町田ゼルビアがアビスパ福岡と引き分けたあと、黒田剛監督が会見に応じた。シーズン全体の半分、前半戦の19試合を終えて町田は暫定首位。同日の浦和レッズと鹿島アントラーズ戦の結果次第で2位になる可能性もあるが、福岡戦が終わったタイミングで前半戦の感想を訊かれた黒田監督は次のように答えた。
「FC町田ゼルビアとしてJ1初参戦。目標はあえて高く掲げてここまでやってきましたが、選手たちの奮闘、成長が著しく、首位争いをできていることに驚きを隠せない一面もあります。ただ、スタッフ、ファン・サポーターなど、クラブを支えてくれる方々が背中を押し、みんなで町田を盛り上げようということが我々の励みになっていて、いろんな人たちの力を借りながら首位争いをできているところにありがたみを感じています」
さらに黒田監督は「予想外ではありますが、我々はブレずにこのまま進みたい」と言った。J1リーグで12勝3分4敗と、初参戦でこの成績は立派のひと言だろう。引き分けかけた試合をいくつか勝ちにできた事実がこの結果に繋がっているが、いわゆる勝負強さについて黒田監督は「日頃の鍛錬の成果」と述べた。
「練習時間、内容のボリュームは他クラブよりも多くやっている。そういったものがあって、後半の最後に取り切る力が選手たちに宿っていると思います。これからも最後に取り切る、走り切るチームを作りたいと考えています」
決してフロックではない町田の快進撃。「1本中の1本」に代表されるように、黒田監督の言葉にインスパイアされた選手たちがどう成長していくのか。楽しみだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年06月22日 18:25
国際サッカー連盟(FIFA)は6月20日、最新のFIFAランキングを発表した。この結果に伴い、2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選会を前に、ポット分けが確定した。
一時はアジア4位(ポット2)転落の危機にあった韓国は、FIFAランク22位で、17位の日本、20位のイランとともにポット1に入った。だが、最終予選に向けて、危機感を強めているようだ。
韓国メディア『OSEN』は「ポット1の韓国、まだ爆弾が多い」と見出しを打った記事を掲載。「韓国はFIFAランキングでアジア3位を守った。これで日本とイランは避けたが、伏兵が少なくない」と伝えた。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット
同メディアは「少なくとも最も厳しい相手である宿敵の日本と伝統的に弱かったイランと対戦することはない。イランのアウェーに行くことがないという点だけでも嬉しい」としつつも、「もちろん気を緩めるのは早い」と強調。各ポットで注意すべきチームを挙げている。
まずポット2については、「当然、簡単なチームはない」とし、オーストラリアは「アジアカップのベスト8で韓国を崖っ淵に追い詰めた」、カタールは「アジア杯で、大会2連覇を達成した」、イラクは「中東の強豪で韓国を苦しめる戦力を備えた」と紹介した。
続いて、「ポット3もサウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダンの一つになるのは脅威だ」と、アジア杯のラウンド16でPK戦にもつれ込む接戦を演じたサウジと、同大会で1分け1敗だったヨルダンを警戒した。
ポット4では、元韓国代表監督のパウロ・ベントが率いるUAEについて、「韓国をよく知っている監督だけに同組に属すれば、面倒な相手になりうる」と指摘。「オマーンとバーレーンも中東の砂風を誇るチームだ」と綴った。
記事は、「どうやら最も心配のないところはポット5だ」とし、「中国、パレスチナ、キルギスは韓国に比べると、2ランクは差がある。中国遠征は厳しいかもしれないが、韓国は昨年11月、中国で3−0の大勝を収めた記憶がある」と主張している。
同メディアは、「むしろ最下位であるポット6が伏兵だ。北朝鮮と『シンテヨン・マジック』のインドネシアが属しているためだ」とし、こう続けている。
「韓国はカタールW杯の2次予選で北朝鮮と同組になった経験がある。当時、金日成競技場で開かれた試合は0−0で終わった。平壌遠征に行ったソン・フンミンは帰国後、『思い出したくないほどひどい悪口もあった』『まず怪我をしないようにしようと考えた』と首を振った。南北対決が最悪のシナリオである理由だ」
さらに、「恐ろしく成長しているインドネシアも厳しい相手になるかもしれない。インドネシアは混血選手たちの帰化政策とシン・テヨン監督の指導力をもとに東南アジア最強に浮上した。カタールのアジア杯では史上初めて16強に進出し、U-23アジア杯でも8強で韓国を倒した」と見解を示している。
果たして韓国はどの5か国と対戦するのか。注目の組み合わせ抽選会は6月27日に開催される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月22日 18:00
無敗でブンデスリーガ初優勝を達成したレヴァークーゼンに次ぐ2位で今季を終えたシュツットガルトだが、その躍進を支えた主力選手達が相次いで移籍しかねない事態になっている。
2024年06月22日 18:00
様々なメディアで見かける大久保嘉人。10年前はJ1の川崎フロンターレに所属していた。
当時の大久保はJリーグでゴールを量産しており、3年連続で得点王を獲得。
2014年のブラジルW杯では、アルベルト・ザッケローニ率いる日本代表にサプライズ選出され、大きな話題となった。
そんな大久保の10年前の姿を紹介する。大久保の10年前
10年前の大久保は32歳。川崎フロンターレで、主力選手として活躍を続けていた。
当時の代表監督ザッケローニは、海外組を中心に選手を招集しており、大久保は完全に構想外。
Jで結果を出していても、代表には呼ばれない。大久保自身、2度目のW杯への希望は捨てていなかったが、諦める覚悟はできていた。
しかしザッケローニは、W杯のメンバーに大久保をサプライズ選出。構想外の大久保を呼ばざるを得ない状況になった結果だった。
W杯直前の親善試合でゴールをあげ、本戦での活躍が期待された大久保。出場機会は与えられたが、思うような活躍はできず、日本は2敗1分で予選敗退した。
期待通りのプレーはできなかったものの、大久保は「Jリーグで活躍すれば日本代表になれる」ことを証明したのである。
海外の選手が注目される中、大久保の存在が当時の国内選手に希望を与えたと言っても過言ではない。大久保の成績
大久保は2013年、2014年、2015年と、史上初の3年連続でJリーグ得点王を獲得しており、191得点のJ1最多得点記録は、未だに破られていない。
セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、FC東京、ジュビロ磐田、東京ベルディと国内で多くのチームに在籍した。
J1合計477試合に出場し、J2やカップ戦を含むと、国内で221得点。2021年には、プロデビューした古巣のセレッソ大阪で引退した。大久保のエピソード
大久保は負けん気の強さから、気性の粗さが目立つ選手だった。得点を量産する一方で、イエローカードは104枚とJ1最多。
レッドカードは12枚で、日本人最多の記録も保持している。ラ・リーガのマジョルカ在籍時には、対戦相手のベッカムに肘打ちをして一触即発となった。
現在は笑顔が印象的で、多くのメディアで見かける大久保。豊富な経験を元に、サッカーの楽しさを伝え続けている。
2024年06月22日 18:00
遠藤航(リバプール)が6月22日、出身地の横浜でサッカーイベント「遠藤航カップ」を開き、ゲストの町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)と共に小学生と交流した。
10チームに分かれて試合を行なった後の閉会式では、質問コーナーが設けられ、子どもたちが森保ジャパン戦士2人に次々に質問。そうしたなか、「街クラブでも日本代表になれますか?」と問われると、中学時代は部活動でプロを目ざしていた遠藤は、自身の経験を踏まえ、こう語った。
「僕も小学校は普通の地元のクラブでやっていて、中学校は部活、高校から湘南ベルマーレのユースチームに入りました。ベルマーレ知ってる? ベルマーレのユニホーム(を着てくれている人)何人かいたもんね。街クラブでやっててもサッカー選手になれた人はいるし、僕は部活でしたけど、部活でやっててもサッカー選手になれる人はいると思うので、とにかく頑張ってやっていけばサッカー選手になれると思います」
【動画】遠藤の愛息が同僚キッズたちを翻弄→激しいタックルを受ける
また、「海外でプレーしていて一番当たりが強かった選手は誰ですか?」と訊かれた際には、「誰だろう...うーん...」と熟考。そのうえで、プレミアリーグで2年連続得点王に輝いたマンチェスター・シティのエースと、リバプールのチームメイト2人を挙げた。
「ハーランドは強かったかな。チームメイトだったらやっぱりファン・ダイクじゃない? コナテとかも強いけど。そう、強いのはハーランドとか、ファン・ダイク、コナテあたりかな」
この問いには町田も回答。三笘薫(現ブライトン)もユニオンSGに在籍した2021-22シーズンに共闘した、デニズ・ウンダフ(23-24シーズンはシュツットガルトに期限付き移籍)だと伝えた。
「シュツットガルト(のユニホーム)を着ている人がいたので...ウンダフっていうフォワードがシュツットガルトにいるんですけど、分かる? 元々ユニオンでチームメイト。ウンダフはすごい身体が強くて、今ドイツ代表でユーロに出てます。強かったですね」
イベント会場では、2人の話からも分かるように、遠藤の所属クラブである湘南、シュツットガルト、リバプールのユニホームで駆けつけたファンが数多く見受けられた。
この状況を受け、去就でも注目を集める町田は「ユニオン含め、今後僕のユニホームが増えてくれるといいな」と飛躍を誓った。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年06月22日 17:52
ドイツで開催されているEURO2024を戦っているイングランド代表が苦しんでいる。
6月20日に行なわれたグループCの第2節・デンマーク戦では、ハリー・ケインのゴールで先制したものの、34分にモーテン・ヒュルマンに強烈なミドルシュートを決められて同点弾を献上。そのまま1−1で引き分けた。
これで1勝1分となり、勝点4でグループ首位をキープ。もっとも、初戦のセルビア戦は1−0で勝利したものの試合内容は悪く、デンマーク戦でも負けなかったのが幸運だったと言っていい。ファンやメディアから不満と批判の声が上がっている。
開幕前には優勝候補に挙げられていたイングランドには、プレミアリーグのスター選手たちが揃っている。彼らが代表チームでクラブと同じレベルのパフォーマンスを発揮できないのは理解しがたい。
デンマークのMFクリスティアン・エリクセンは、試合後のインタビューでイングランド代表の選手たちを「別格」と評していたが、これはチームの実力ではなく、選手個人に関することである。
【動画】ケインの先制弾&デンマークMFの圧巻ゴラッソ
そして最も批判を浴びているのは、ガレス・サウスゲイト監督だ。優れた選手が多すぎて、指揮官は誰を起用すべきか分かっていない。デンマーク戦では初戦に続いてボランチにトレント・アレクサンダー=アーノルドを起用したが、またしても後半早々に交代させており、上手くいっていない。
また攻撃の中心で、指揮官のお気に入りでもあるケイン、フィル・フォデン、ブカヨ・サカを一気に代えた。その理由を「前線にエネルギーが必要だと考えた」と話していたが、私は見ていて退屈で平均的なチームに変えてしまったように感じた。
また、2戦ともに先制点を奪っているが、追加点を狙って畳み掛けるのではなく、後ろに引いてしまうという評判が定着しつつある。
課題を挙げ出したらきりがないが、いつも通りのプレーができていない選手が多いのも心配だ。2023-24シーズンのプレミア年間最優秀選手であるフォデンは、ほとんど存在感がない。さらにデンマーク戦でゴールを奪ったエースであるケインでさえ、彼の仕事ぶりやチームへの貢献を批判されている。
この状況を改善できなければ優勝は難しそうだ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
2024年06月22日 17:44
昨季限りで現役を引退した南雄太氏が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。
2024年06月22日 17:40
チェルシーは今夏の移籍市場でも若手獲得に尽力するようだ。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーは今夏の移籍市場でバルセロナに所属する18歳FWマルク・ギウの獲得を目指すという。
マルク・ギウは今季のアスレティック・ビルバオ戦で、17歳291日にしてトップチームデビューを果たし、その試合でゴールも挙げた逸材。また、バルセロナのセカンドチーム、バルセロナアスレティックでは、今季16試合に出場し、6ゴール4アシストを記録するなど、バルセロナの将来を担う選手として期待されている。
そんなマルク・ギウの獲得を狙うのがチェルシー。バルセロナ側は現在、同選手の移籍を防ぐために最善を尽くしているとのことだが、未だ新契約についての議論はされていないという。
また同氏によると、マルク・ギウのリリース条項は600万ユーロとなっているとのこと。現時点では、チェルシーだけでなく、バイエルン・ミュンヘンも同選手に対して興味を示しているようだ。
バルセロナが誇る18歳の新星は今夏の移籍市場で移籍することとなるのなろうか。今後の動向から目が離せない。
2024年06月22日 17:30
チェルシーは来季から新指揮官にイタリア人のエンツォ・マレスカ監督を迎え入れることが決まっている。
21日、チェルシーに所属するスペイン代表DFマルク・ククレジャが新指揮官について語った。『Hayters TV』が伝えている。
「マレスカ監督が新たな指揮官に就任したことに非常に満足しています。彼は今季、レスター・シティで素晴らしい成績を残しました。本当に素晴らしい監督だと思います。来季はチェルシーで良いシーズンを過ごせるよう共に努力していきたい」
新指揮官への信頼を口にし、来季への意気込みも語ったククレジャ。そんな同選手だが、現在開催中のEURO2024では、スペイン代表の一員として大活躍。今季序盤から中盤にかけては怪我などもあり、出場機会が与えられない時期が続いていたが、終盤戦に進むにつれて出場時間が急増。結果的にはクラブのヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場権獲得にも大きく貢献していた。
以前からチェルシーは、今夏の移籍市場で他クラブからのオファーの内容次第ではククレジャの売却も検討するとの報道がされているが、現時点では具体的な話はないとのこと。今季終盤の勢いをそのままに、来季もチェルシーでの活躍が期待されるところだ。
2024年06月22日 17:30
初挑戦のJ1で首位を走るFC町田ゼルビアは6月22日、シーズン前半戦の最後となる第19節でアビスパ福岡とホームで対戦。0−0で引き分けた。
勝点39。試合終了時点で首位の座をキープした。キャプテンの昌子源は「偶然ではなく、必然でこの位置にいると思います」と、試合後のフラッシュインタビューで語る。
「近い目標では首位ターンだった。後半戦に向けて、また連戦があるので、全部勝てるようにやっていきたい」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
また黒田剛監督は前半戦の総括を問われると、次のようにコメントした。
「選手、サポーター、クラブ、本当に三位一体でしっかりと強化してきた成果でもあり、出来過ぎと言ってもいいくらいの結果ですけども、これに満足することなく、もう一回、チームを作り直して、後半戦に入っていきたい」
町田の躍進はどこまで続くか。後半戦の戦いにも注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月22日 17:11
ロナウジーニョが、現セレソンを見限った!
そんなニュースが、おそらく日本にも届いたのではないだろうか。
2024年06月22日 17:03
2024年6月22日、J1リーグで首位のFC町田ゼルビアがホームのアビスパ福岡戦に臨んだ。前節の横浜F・マリノス戦と10人が同じスタメン(変更点はMFの柴戸海→仙頭啓矢のみ)で戦った町田は、ドリブラーの紺野和也を出場停止で欠く福岡に対して立ち上がりから果敢に攻めた。
4-4-2システムでコンパクトな陣形を保つ、もはやお馴染みの戦い方で主導権を握ろうとした町田は10分までに複数の得点機を作った。今季負傷から復帰したFWのエリキが本来のスピードを取り戻している印象で、ポストプレーが得意なオ・セフンとはまた違った持ち味で攻撃を活性化していた。
ただ、15分以降は崩しの局面でノッキングするシーンもあり、我慢の時間帯が続いた。オ・セフンが前線にいれば、彼にボールを当てて打開する手もあるが、その韓国代表FWは福岡戦でメンバー外。筑波大との天皇杯2回戦でミッチェル・デューク、ナ・サンホが負傷した事情もあって、町田は交代で変化を出すのも難しかった。
前半途中から福岡に攻め込まれる時間帯が徐々に増えていくなか、後半に入ると町田は平河悠の個人技を頼りに膠着状態を打破しようとするが、相手の守備も堅い。平河に、藤尾翔太、エリキが絡んだ68分のチャンスもモノにできなかった町田は結局、スコアレスドローで勝点1を得るに止まった。
率直な感想を述べれば、”ハイタワー” オ・セフン不在の影響が大きかった。最前線でなかなかボールをキープできず、時間を作れない一方で、守備時にボールを奪う位置が低く、そこからスピーディに展開するケースがこの日は少なかった。
負傷者続出のなか厳しいやり繰りを強いられている。そんな印象を抱かせる試合にでもあった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年06月22日 17:00
ヴァンサン・コンパニを新監督に迎えたバイエルン・ミュンヘンは、既にシュツットガルトから日本代表DF伊藤洋輝を獲得するなど、無冠に終わった今季からの巻き返しに向けて戦力補強を着々と進めている。
こうした中、バイエルンがインテル所属のトルコ代表MFハカン・チャルハノールの獲得を検討しているとドイツ紙『Bild』が伝えている。
チャルハノールは、2021年6月にACミランからインテルに加入。今季から中盤の底の位置でプレイするようになり、リーグ戦では13ゴール3アシストを記録した。右足での正確無比なキックを武器にする欧州屈指の司令塔型のミッドフィールダーだ。
バイエルンがチャルハノールに関心をしめしている理由は、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャをめぐるフラムとの交渉が難航していることにあるようだ。昨年に続いてパリーニャ獲得をめざしているバイエルンは、既にフラムに対して2度の獲得オファーを提示したものの、いずれもフラムから拒否されていて交渉成立の目途は立っていない。こうした中、パリーニャの獲得に失敗した時の代替案としてチャルハノールの存在がバイエルン内部でクローズアップされていると『Bild』は報じている。
チャルハノールは2027年6月末までインテルとの契約が残っていて、さらに選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『transfermarkt.de』によるとチャルハノールの市場価値は4500万ユーロ(約77億円)となっている。そのため、バイエルンが照準をパリーニャからチャルハノールに切り替えても巨額の資金が必要になるのは間違いないだろう。
2024年06月22日 17:00
コパ・アメリカに参戦しているカナダ代表は、27歳の審判員ダイロン・パウリーさんが亡くなったことに哀悼の意を表した。
彼はGKとしてプレーした元選手であり、古巣のアトレティコ・オタワもファンのお気に入りだった彼が亡くなったと訃報を伝えた。
『CTV』によれば、エドモントンでのバイク事故で死亡したという。縁石にぶつかった後にコントロールを失い、その場で死亡が確認されたそう。警察は、他の車両は関与しておらず、速度も要因とは考えていないというが、捜査を続けている。
試合中にけいれん発作…ピッチ脇の壁に叩きつけられた23歳選手が事故死
地元警察によれば、今年起きた死亡事故14件のうち4件はバイク関連のもので、この4年の同時期よりも多いという。「いつもシーズン初めには砂利道の事故があり、致命的になることもある。これは異常な出来事」と関係者は話している。