2024年06月15日 21:12
能登半島復興支援チャリティー大会が赤く染まった。日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」(15日、北海道・北海きたえーる)で、ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(27)がまたも流血に見舞われた。 拳王、アレハンドロとの「オール・レベリオン」で、ゲイブ・キッド&デビッド・フィンレー&YO―HEYと対戦。翌日のノア横浜BUNTAI大会の初防衛戦で迎え撃つゲイブと最後の前哨戦となった。 9日後楽園大会の前哨戦で大流血させられた清宮は、額にテープを巻いて登場。この日も試合そっちのけでゲイブに襲撃され、場外に連れ込まれる。清宮もエルボースマッシュで応戦したが、額の傷口にかみつかれると、そのままテープをはぎ取られてしまう。額からは鮮血が滴り落ちた。 リング上ではアレハンドロが捕まる苦しい展開が続く中、タッチを受けた清宮はゲイブをコーナーに追い詰め、頭部にナックルを連打。顔面を赤く染めたGHC王者は完全に覚醒モードだ。 だが、試合は再びアレハンドロがゲイブに捕まり、パイルドライバー3連発から清宮に見せつけるようにレッグトラップパイルドライバー。アレハンドロはピクリとも動かなくなり、レフェリーが試合を止めた。 試合後、怒りが収まらない清宮は錯乱状態。「やってくれたな! あんなきたねえヤローに絶対、流出させねえ! 俺がノアを守る。これまで悪行全部清算して、アイツの首をへし折ってやる!」と吐き捨てた。 一方、拳王は「この大会はATだろ! 力と勇気を与えるんだろ? ふざけんじゃねえぞ。こんな戦いで能登の人たちが元気になるのか? なめんじゃねえぞ。俺は今日、能登の人たちのために戦ったつもりだ。コスチュームを売って、30万円も寄付してきた」。大会趣旨とは全く異なる試合展開になったことを問題視した。 前回5月6日のAT(日本武道館)メインでは勝利で飾ったものの、ゲイブに襲撃され、王座挑戦を許した清宮。またもATの舞台で屈辱を味わわされる結果となった。
2024年06月21日 23:15
炎の飛龍ことドラディションの藤波辰爾(70)が、師匠の故アントニオ猪木さん(享年79)との伝説の一戦を振り返った。
東京・京王百貨店新宿店で26日まで開催されている「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」では期間限定で「アントニオ猪木酒場」が復活。21日にはゲストで藤波が登場し、1988年8月8日の新日本プロレス横浜文化体育館大会で行われた王者・藤波と猪木さんのIWGPヘビー級選手権の映像を見ながらトークショーを行った。
札止めとなる6070人の観衆を集めた同試合は、一進一退の攻防が続き、60分フルタイムドロー。藤波が防衛に成功したが、プロレス史に残る名勝負として語り継がれている。藤波は「この試合にはプロレス、戦い、エンタメという要素が全て詰まっている。1つの教科書になっている」と、この一戦の重要性を強調した。
試合を見終えるや「これは僕の宝物ですね。猪木さんの存在は薄れない。こういったものは残していきたい」と師匠への思いを明かした。最後は「元気がなくなったら猪木展に来てください! 1、2、3、ダーッ!」と拳を突き上げてイベントを締めくくった。
2024年06月21日 21:55
「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)
元UFC世界ヘビー級王者で、PRIDEや新日本でも活躍したジョシュ・バーネットが、主宰する米プロレス団体の日本旗揚げ戦を翌日に控えた21日、都内で記者会見を行った。ジョシュはメインイベントで現IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーと一騎打ちを行う。
ジョシュは「選手としては非常に興奮しているし、プロモーターとしては神経質な面もある」と告白。「ビジネスとして成功させたいが、お金よりも、強い印象を残して、もう一度見たいと多くの人が思う大会にしないと意味がない。今まで見たことがないような大会にして人の心をインスパイアさせて、それぞれの人生が豊かにならないと意味がない」と開催の意義を訴え、「年に1回、特別な大会として開催したい」と、日本大会の継続を願った。
前日は「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」(26日まで京王百貨店新宿店)の初日を観覧。「自分を誰かと比較して生きることはあまりしないようにしている。特に猪木さんは偉大すぎて、自分がちっぽけに感じてしまう。昨日の展示を見ても非常に多くの功績を残されていて感動し、偉大さを再確認した。特にすごいと思ったのは、現代のようにネット社会でない時代にプロレスという新しいものを持ち込んで、誰もが面白さを理解できるものを表現していたこと。僕も触発されたし、アフターライフ(死後の世界)でお会いできたら、弟子としてどのくらいのことができたか認めてもらえたらうれしい」と、猪木さんへの思いを熱く語った。
現IWGP王者モクスリーとの一騎打ちについては「非常にチャンスだと思っている。プロレスで最強は誰かと証明するチャンスでもあるし、公式にベルトに挑戦する権利を得られるかもしれないチャンスでもある。ベルトは誰が持っているかが非常に重要で、モクスリーは僕の強さを最大限に引き出してくれると思う」と、勝って挑戦に持ち込むことを狙っていると公言。
モクスリーのストロングポイントについては「一番すごいと思うのは、絶対にあきらめない心だ。どんなことがあっても簡単に諦めないし、どんなに最悪な状況でも、少しでも前進していればチャンスはあると思っているのが強い。チャンスは与えられるものではなく自分でつかむものだと分かっていて、そこに向かって常に前進しているのが一番強いところだと思う。レスリングのバックボーンもあるし、技術が本当に多岐にわたっていて素晴らしい。どんな技を出してくるか予測できないところも、彼の本当に強いところだと思う」と説明した。
また、ジョシュは以前、モクスリーのことをインタビューで「アーバン・コンバット・ザク」とガンダムのモビルスーツに例えて表現したが、この日、自身のことはいろいろな武器を持っているということから、OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するケンプファーに例えていた。
2024年06月21日 21:47
女子プロレス「スターダム」の若手主体興行「NEW BLOOD」のタッグ王者・羽南(19)&飯田沙耶(27)が、4度目の防衛に成功した。
「NEW BLOOD 13」(21日、東京・ニューピアホール)で昨年3月にデビューしたさくらあや(27)と同年12月にデビューした玖麗さやか(23)を迎え撃った。
新人らに奇襲攻撃を仕掛けられた王者組だったが、好連係ですぐに形勢逆転に成功。飯田が玖麗を連続チョップでけん制すると、羽南とのサンドイッチ攻撃で圧倒した。最後は飯田が玖麗をラリアートで打ち抜き、3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った飯田は「防衛したぞ! 2人がこんなにタッグ力高いと思ってなかったよ。お前らのおかげで体が熱い。燃えたよ」と新人の健闘をたたえ、羽南も「これからあなたたちが私たちを脅かす存在になってください」とエールを送った。
すると突然リング上にフューチャー王者の吏南とJUST TAP OUTの稲葉あずさ組、月山和香、HANAKO組に加えて、この日スターダム初参戦したアイスリボンの咲蘭が登場。一気に3組から挑戦を表明された飯田は「こんなにみんなが挑戦してきてくれて、あっしはうれしいこってよ! 新しい世代が欲を出している姿は求めていた理想の景色だよ」と感慨深い表情を浮かべつつ「まだまだNEW BLOOD大会続けるしかないですよね?」と同大会開催の継続を岡田太郎社長に要請した。
羽南&飯田は、翌日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会で葉月&コグマの保持するゴッデス王座に挑戦する。V4を達成し、王座戦に勢いをつけた羽南は「NEW BLOODタッグとゴッデス、史上初のタッグ2冠チャンピオンになりたいと思います!」と宣言した。
2024年06月21日 21:25
お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、9月2日に2回目の自主興行を東京・後楽園ホールで開催すると発表した。
2024年06月21日 20:50
女子プロレス「スターダム」の元ハイスピード王者・星来芽依(22)が、迷える黒虎スターライト・キッド狩りに燃えている。
22日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会でキッドとの一騎打ちを控える星来は、前夜の若手主体興行「NEW BLOOD 13」(東京・ニューピアホール)で3月にデビューしたばかりの新人・梨杏と対戦した。
ハイスピード戦士を目指すと宣言している梨杏を相手に、スピード感のある動きで翻弄。力の差を見せつけ、最後は顔面にドロップキックを2連発決めて3カウントを奪った。
試合後、星来は「自分と同じくハイスピードの道を目指しているってことなんで、今回は梨杏を狩らず、またの機会に取っておこうかなって思ってます」と成長に期待をかけた。
星来は2021年8月に長与千種率いる「マーベラス」を退団し、昨年4月にスターダムのリングで復帰。復帰戦で隣に立ったのがキッドだ。その黒虎は今年4月に極悪ユニット「大江戸隊」を追放され、いまだ所属ユニットが決まらない状態が続いている。
黒虎との初シングルへ機運を高めた星来は「キッドさんは身長は同じくらいだし、組んでも楽しかったですよ。明日はキッドさんの顔面をドロップキックでぶち抜いて、頭の中を芽依でいっぱいにしてやろうと思います」と予告。注目のシングルマッチになる。
2024年06月21日 19:58
「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)
元UFC世界ヘビー級王者で、PRIDEや新日本でも活躍したジョシュ・バーネットが主宰する米プロレス団体の日本旗揚げ戦に出場する元IWGP、GHC、WWEタッグ王者のデイビーボーイ・スミスJr.が21日、都内で記者会見を行った。スミスは船木誠勝と一騎打ちを行う。
スミスは「ロサンゼルスでジョシュ、エリック・ハマーとともに、本当に厳しい練習をしてきた。明日はベストを出し尽くせた方が勝つと思う。とにかくパワフルなものを見せたいし、技術もしっかりあるところを見せたい。例えば打撃なら打ちまくるのではなく的確な一発を当ててKOできる技術を見せたい」と意気込みを示したが、一方では船木マニアであることが発言から明らかになっていった。
船木とは5年前にリアルジャパン(現ストロングスタイル)の後楽園ホール大会でタッグ対決(船木、KENSO組−スミス、スーパー・タイガー組)しており、「ミスター船木さんは侍の心を持っていて、非常に危険な相手。その時はグリップが強くてコントロールがうまいなと思った」と尊敬の念を隠さず。
その約1年前、大阪でのランチタイムミーティングが初対面だったといい、「その時に感じたオーラと対戦した時のオーラが全く違って、エネルギーが本当に違ったので驚いた。それはヒクソン・グレイシーが語っていたことととても似ている気がする。普段とリングのオーラが全く違うところにすごみを感じた」と振り返った。
最も印象に残っている船木の試合を聞かれると「もちろんたくさん見てきた」という中から「すごく古い試合だが」と前置きして、若手時代の船木が長期の欧州修行中に行ったデイヴ・フィンレー戦を挙げ、「フットワークがすごく軽快で速くて非常に驚いた。技術もオールラウンダーで、最高のプロレスラーだなと思った」と説明。さらに鈴木みのる戦、ケン・シャムロック戦、鈴木秀樹戦、ヒクソン・グレイシー戦を見てきたと熱く語っていた。
2024年06月21日 19:16
「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)
元UFC世界ヘビー級王者で、PRIDEや新日本でも活躍したジョシュ・バーネットが主宰する米プロレス団体の日本旗揚げ戦で、関根“シュレック”秀樹と対戦する元UFC世界ライトヘビー級王者クイントン・“ランペイジ”ジャクソンが21日、都内で記者会見を行った。
ランペイジが日本で戦うのは、現時点で最後のMMAマッチとなっている2019年12月のエメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来だ。
「その時は体調がとても悪く、米国で体調を戻すのに4年近くかかった。診断ミスがあって、適正でない薬を処方され、体重を増やすようアドバイスされたのに、結果的には真逆のことをするべきだったことが分かった。長期間、適正でない薬を投与されていたので、代謝を上げて薬を抜くために非常に時間がかかった」と、医療過誤に遭ったことを告白。
「武士道などに興味を持っていたので、日本で試合をするのは楽しみ」と今回、日本に戻れたことを喜んだ。
ジョシュとの関係については「とても古い友達で、15年くらい前は一緒に練習するスパーリングパートナーだった」と説明。「しばらく連絡を取っていなかったけど、日本で試合をしないかというメッセージが来て、速攻で返事して、日本で試合できるなら絶対に戦いと決めた」という。
ブラッドスポーツはロープと3カウントがない過酷なルールだが、ランペイジは「自分にはそれ以上のルールは必要ない。ただKOするだけ」と明快に述べ、シュレック戦については「とにかくデカくてタフガイだと聞いている。互いのタフさを見せつけられたらと思っている。パワーはすごいと聞いてるが、俺よりすごいかどうか、明日は楽しみにしている。俺は25年近くMMAをやってきて、俺の歩いてきた道は誰もが歩めるものではないと思うので、対戦相手が誰でも全く関係ない」と、自負と自信をにじませつつ話した。
今大会には2001年7月にPRIDEで名勝負を演じた桜庭和志も参戦する。ランペイジは「初めて対戦した時は2週間のショートノーティスだったし、米国では1ラウンド5分が主流なのに、PRIDEは1ラウンド目が10分あった。いろんなことが初めてだったし、自分も経験が少なかった」と敗因を語ったが、再戦については「桜庭さんのベリービッグファンなので、再戦よりファンとして桜庭さんの試合を見る方がうれしい」と否定的だった。
2024年06月21日 18:45
プロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)で関根シュレック秀樹(50)と激突する元UFC世界ライトヘビー級王者のクイントンランペイジジャクソン(46)が、復活への思いを明かした。
2024年06月21日 17:45
女子プロレス「アイスリボン」は21日、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(56)が、23日の後楽園ホール大会で行われる王者・岩谷麻優vs藤本つかさのIWGP女子王座戦で立会人を務めると発表した。
2度のIWGPヘビー級王座戴冠実績を持つ永田は、2002年4月に同王座を初戴冠。03年4月に当時の最多連続防衛記録を「V10」を樹立し、「ミスターIWGP」と呼ばれた。
12年に棚橋弘至が「V11」、18年にはオカダ・カズチカ(現AEW)が「V12」を果たし記録を更新したが、IWGPの歴史で大きな功績を残した選手の一人だ。
当日は全6試合が行われ、IWGP女子王座戦は第4試合で行われる。ミスターのアイスリボンマット登場で、一層注目を集めそうだ。
2024年06月21日 13:03
新日本プロレスの鷹木信悟(41)が、AEWとの合同興行「Forbidden Door」(30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)でブライアン・ダニエルソン(43)との「オーエン・ハート杯トーナメント」1回戦に臨むことが決定した。
両者による1回戦は19日(日本時間20日)の「AEW DYNAMITE」で発表されていた。鷹木とブライアンの対戦は、2010年7月のドラゴンゲートUSAフィラデルフィア大会以来実に14年ぶり。当時は29分を超える激闘の末に鷹木がクロスフェースで敗れており、雪辱戦となる。さらに同戦に勝利すれば、トーナメント準決勝ではかつてドラゴンゲートのリングでも活躍したPACとの対戦が実現する。
同トーナメントの優勝者は8月25日(同26日)に英ロンドン・ウェンブリースタジアムで開催されるビッグイベント「ALL IN」で、AEW世界王座(現王者はスワーブ・ストリックランド)に挑戦できる。大舞台への切符を目指し、まずは禁断の扉で日米ドラゴン対決に臨む。
2024年06月21日 08:38
◆ストロングスタイルプロレス「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.29」(20日、後楽園ホール)観衆1818=超満員=
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)は20日、後楽園ホールで「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.29」を開催した。
セミファイナルのタッグマッチでSareeeが関口翔と組んでタイガー・クイーン、青木いつ希と対戦。前回の3・21後楽園大会に続くSareeeとクイーンのタッグ対決。前回はパートナーだった本間多恵がクイーンに敗れたSareeeは、雪辱を期そべく館内に鈍い音が響きわたるほどの強烈な胸へのエルボーでクイーンを追い込んだ。
一方のクイーンは空中殺法で逆襲。最後はクイーンのパートナーの青木がジャパニーズ・オーシャン・バックドロップホールドで関口を破り、クイーン組が勝利した。
試合後、クイーンはSareeeへ「いつかシングルやりたい」と明かせば、またも敗れたSareeeは「ごめんね、助けにいけなくて」と関口に謝ると「悔しいですね」と唇をかみしめた。
さらに「タッグとはいえ負けているので。前回『シングルやりたい』って言ったんですけど、なかなかシングルが組まれないので、次こそちょっとシングルを組んでもらいたい。ここまでお互いに熱くなっているので。これは一騎打ちをやりたいと思います」と次回9月26日の後楽園大会での一騎打ちを要求していた。
◆6・20後楽園ホール全成績
▼メインイベント レジェンド選手権60分1本勝負
○挑戦者・村上和成(15分19秒、顔面蹴り→片エビ固め)王者・間下隼人●
▼セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負
タイガー・クイーン、○青木いつ希(13分29秒、ジャパニーズ・オーシャン・バックドロップホールド)Sareee、関口翔●
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
○スーパー・タイガー、船木誠勝、関本大介(13分27秒、顔面へのソバット→片エビ固め)ダーク・ウルフ●、将軍岡本、関根“シュレック”秀樹
▼3WAYマッチ30分1本勝負
○ダーク・ウナギ(8分06秒、ジャックナイフ式エビ固め)ダーク・チーター●
※残り1人は、ジャガー横田
▼タッグマッチ30分1本勝負
○ザ・グレート・サスケ、日高郁人(10分10秒、日高の野良犬キックからの首固め)アンディー・ウー●、阿部史典
▼シングルマッチ30分1本勝負
○ダーク・タイガー(10分07秒、首固め)藪下めぐみ●
2024年06月21日 05:00
大相撲夏場所を右膝のケガで全休した小結朝乃山(高砂)が20日、都内の部屋で稽古し、幕下と16番連続で相撲をとった。
2024年06月21日 05:00
お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、古巣の先輩・岩谷麻優に宣戦布告だ。
ウナギは20日に初代タイガーマスク率いる「ストロングスタイルプロレス」後楽園大会でダーク・ウナギの試合を視察。この日、ジャガー横田、ダーク・チーターとの3WAYで勝利したダーク・ウナギを見て「いつかアイツをぶっ潰してやる」と会場の端でリングをにらみつけていた。その後、取材に応じたウナギは23日のアイスリボン後楽園に向け「もちろん勝ちます。それよりまさか岩谷麻優と再会できるなんてラッキー」と笑顔を見せた。
同大会でウナギはトライアングルリボン王者の真白優希に、紫雷美央との3WAYで挑戦する。この試合がセミファイナルで行われることが決定。自身の試合の直前、第4試合にはIWGP女子王者の岩谷がアイスリボンの藤本つかさを迎え撃つ。ウナギは「『え、IWGPより自分の試合が後ろなの!?』って思った。だって岩谷麻優対藤本つかさってビッグマッチをメインでやる人たちですよ?」と動揺。しかし「ある意味チャンス」と舌なめずりをすると「スターダムでは岩谷の王座戦より自分の試合が後にやることなんてなかったし。プロレス界が変わってきてる。こうなったらやるしかない」と意気込んだ。
スターダム参戦当初、試合後に同じ「コズミック・エンジェルズ」で戦っていた白川未奈とともに岩谷に激怒されたこともあったという。ウナギは「『自分のことを恥ずかしいと思ってほしい』ぐらいに言われた。あの時の目が怖すぎたし、岩谷麻優が背負っているものの大きさを知ったし、『プロレスラーとしてあの人を超えないと』っていう思いが生まれたんだよね」と振り返り「なので今回は絶好のチャンス。ここでウナがベルトを取って見せつけてやります」と拳を握った。
2024年06月21日 05:00
プロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(22日、東京・両国国技館)で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(AEW)と対戦する元UFC世界ヘビー級王者ジョシュ・バーネット(46)がベルト強奪を予告した。
バーネットが主催する同イベントは日本初開催。ロープのないリングで試合が行われ、3カウントはなくKOなどで決着がつく。2021年4月に2人は戦い、モクスリーにレフェリーストップ勝ちを収めている。バーネットは20日に取材に応じ「これはリマッチになる。前回試合をした時は頭を踏みつけて勝った。今回も同じことになるだろう」と勝利への自信を見せた。
4月の新日本米シカゴ大会で、モクスリーは内藤哲也からベルトを奪取。4度防衛に成功し、次のAEWとの合同興行(30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)で、再び内藤とのタイトルマッチに臨む。バーネットは「モクスリーは本当に強いチャンピオンで、4度防衛に成功するのは予想ができた。今回の試合は防衛戦ではないけど、勝って自分がベルトを取れるぐらい強いことを証明したいし、自分のベルトになる日もくるかもしれない。もしかしたらブラッドスポーツで、俺がそのベルトを奪ってしまうかもしれない」と不敵な笑みを浮かべる。
自身は03年1月に、永田裕志が持っていたIWGPヘビー級王座に挑戦したが敗れている。「自分がチャレンジできるベルトは、全て取ってみたい気持ちはある。永田選手に挑戦した時も自分は強かったけど、まだ若くてプロレスに慣れてない部分もあった。それに比べたら(今は)経験が豊富で、その時よりも強くなっている」と腕をぶした。
バーネットは、この日から始まった「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」(東京・京王百貨店新宿店)に来場。亡き師のためにも、日本のリングでモクスリー撃破となるか。
2024年06月20日 22:51
平成のテロリストこと村上和成(50)が、人生初のベルト取りに成功した。
20日の東京・後楽園ホールで初代タイガーマスク(66=佐山聡)率いる「ストロングスタイルプロレス」のレジェンド王座戦が行われ、王者・間下隼人に挑戦した。
村上は2021年8月から「左坐骨神経損傷」で長期欠場を余儀なくされたが、昨年10月にノアのリングで復帰。その後はストロングスタイルプロレスなどで暴れ回り、観客を沸かせてきた。
試合が始まるとケンカファイトで圧倒し「坊ちゃんカモン」と挑発するも、場外で客席に投げ飛ばされると激怒。怒り狂った村上は顔面をぶん殴り、パイプイスで脳天を打ち抜き額を割った。その後も大流血の間下を場外で引きずり回すと、顔面を踏み付けた。
10分過ぎ、間下のフロントハイキックで形勢逆転を許す場面もあったが、最後はアゴを蹴り上げ3カウントを奪った。
マイクを持った村上は「一言だけ。俺は佐山聡の一番弟子だ。よく覚えておけよ」と言い捨てリングを去った。するとリングに現れた元王者のスーパー・タイガーに「おい村上! 最後の一言は聞き捨てならん! ご託はいらねえんだよ。必ず取り返してやるよ」と宣戦布告された。
1995年に格闘家としてデビューして以来、初めて王座を獲得した。村上は「強いか弱いか。どれだけ責任を持ってリングに上がっているか。その結果がお客さんの心を撃ち、おまけのベルトをもらいました」と堂々と語った。腰に巻かれたベルトを見つめると「僕の中では初めて巻いたベルトです。重いなとは感じますが、ただただ20年あまり佐山さんと(アントニオ)猪木さんの言葉を信じ、それを貫いた結果です」と感慨深い表情を浮かべた。
今後について「これからも目の前に来るヤツをぶちのめします。それが佐山さん、猪木さんから習ったことです。俺にはそれしかないです。それが俺の生きざまです。それがなくなったらいつでもリングを降ります」と宣言し控室へ消えていった。