2024年06月27日 05:41
韓国で驚きの事件が発生した。 トッテナムに所属する韓国代表の主将ソン・フンミンの実父、ソン・ウンジョン氏が児童虐待の容疑で告訴されたという。6月26日に韓国メディアが一斉に報じた。 『SPOTV NEWS』などによれば、ソン・ウンジョン氏が監督・運営を務める「SONアカデミー」で、監督や複数のコーチから、所属する子どもに対して、体罰や暴言などがあったという。 ソン・ウンジョン氏は、「SONアカデミー」の公式チャンネルを通じて、次のように説明した。 「私たちに関するメディア報道へのアカデミーの立場を申し上げます。最近、アカデミーのトレーニングの途中であった私の暴言と所属コーチの体罰(ランニングで20秒以内に入らないと、うつ伏せの状態でプラスチックのコーナーフラッグの棒で太ももを1回叩く)について告訴が行われ、現在は調査が進行中です」 【画像】告訴されたソン・フンミンの父ソン・ウンジョン氏 ソン・ウンジョン氏は「まず、心の傷を受けた子どもとその家族の方々に深い謝罪の意を伝えます。また、このような議論を引き起こし、国民の皆さんには申し訳ございません」と謝罪したうえで、「告訴人の残りの主張事実は真実とは異なる部分が多いため、これに対して私たちアカデミー側は事実関係を歪曲したり隠したりせず、加減なく明らかにして捜査に積極的に協力しています」と主張。こう続けている。 「事件発生後、私たちアカデミー側は告訴人側に謝罪し、事態の円満な解決を図ろうと努力しました。ただし、告訴人側から数億ウォン(数千万円)の合意金を要求され、その金額はアカデミーが到底受け入れられず、残念ながら合意に至りませんでした。現在、私たちは別途の合意なしに正確な事実関係に基づいた公正な法的判断を待っています」 韓国国内を騒がせている事件の行方が注目される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 14:20
デンマーク代表を率いるカスパー・ヒュルマンド監督が、29日に行われたEURO2024・ラウンド16のドイツ代表戦での判定に苦言を呈した。同日、ドイツ誌『kicker』がコメントを伝えた。
C組を2位で通過したデンマークは、A組を首位通過したホスト国のドイツと激突。デンマークは後半開始早々、セットプレーの流れからヨアキム・アンデルセンがこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らした。しかし、VARによるレビューの結果、直前のプレーでトーマス・デラネイのつま先がオフサイドラインを越えていたとして得点は認められなかった。
すると52分、マイケル・オリヴァー主審のオンフィールドレビューによってアンデルセンのハンドを取られてPK献上。これをカイ・ハフェルツに決められてドイツの先制を許すと、68分にジャマル・ムシアラの追加点を浴び、0−2で敗れたデンマークはベスト16で姿を消すことになった。
試合後に『ZDF』のインタビューに応じたヒュルマンド監督は、まずデラネイのオフサイド判定に疑問を投げかけた。「私たちは“1センチメートル”について話している。それ(オフサイド)は本当に疑いようのない真実なのだろうか? ビデオの再生時間をそんなに正確に決めることはできるのだろうか?」と語り、“ボールが蹴られた瞬間”が正確ではない可能性を指摘した。
また、「私たちは腕を動かさずにサッカーをすることはできない」と、アンデルセンのハンド判定への不満も口に。ダヴィド・ラウムのクロスに「至近距離」で対応したアンデルセンがとっさに避けることは不可能だったと主張し、「それらは試合にとって決定的な、2つの馬鹿げた判定だ」と嘆いた。
一方でヒュルマンド監督は、「ドイツは素晴らしいプレーをした。私はそのチームが好きだし、ユリアン・ナーゲルスマン監督の手腕も気に入っている」と言葉を続け、勝者に対しては素直に賛辞を送った。
デンマークを下したドイツは、5日25時から行われる準々決勝で、スペイン代表vsジョージア代表の勝者と対戦する。
【試合ハイライト動画】ドイツ 2−0 デンマーク
2024年06月30日 14:00
EURO2024で決勝トーナメントに進出したイングランド代表。
そうしたなか、23歳のアンソニー・ゴードンが試合とは関係ないアクシデントに傷だらけになっていた。
彼は家族に向けたビデオメッセージを撮影していた際、乗っていた電動自転車を急停止すると空中に投げ出されたそう。
なんでもフロントブレーキとリアブレーキを間違えたが事故の原因だったとか。
そんなゴードンは、『Daily Mail』のカメラマンから補助輪とヘルメットをプレゼントされていた。
「家族に見せるために手早くビデオを撮ろうとしたんだけど、いつの間にか顔から床に突っ込んでいたんだ。かすり傷や切り傷程度でいまは痛みはないよ。
電動だから普通のより明らかに速い。それにイギリスではフロントブレーキは右側にあるんだ。
だから、スピードを落とすために左を押そうとしたら、次の瞬間…スローダウンではなく完全に止まってしまったけれど、自分は止まらなかった。10フィートも宙に浮いて、顎から落下した。
(怪我をした後も)そのまま走り続けたよ。自転車に乗り終わって、キャンプに戻ったときに、絶対に痛いやつを塗らなきゃいけなかった。それが一番きつかったね」
幸いにも大ケガにならずに済んだ彼は、「この物語の教訓は、僕らは携帯電話を使いすぎているということ。スマホなしでその瞬間を楽しむという教訓さ」とも話していた。
信じられないような怪我で離脱した10名とその理由
そんなゴードンは今大会でゴールを決めたら、電動自転車セレブレーションをやるとか。
2024年06月30日 13:40
現地時間6月29日に開催されたコパ・アメリカのグループステージ第3節(A組)で、前回王者のアルゼンチンはペルーと対戦。2−0で快勝を収めた。
ここまで2連勝で、すでにグループステージ突破を決めているアルゼンチンは、絶対的エースのリオネル・メッシが欠場。そんななか、2ゴールを奪う活躍を見せたのが、2戦連発中のFWラウタロ・マルティネスだ。
まずは47分、アンヘル・ディ・マリアの絶妙な浮き球パスに抜け出すと、相手GKの頭上を抜いて鮮やかにネットを揺らす。さらに86分にもロングボールに反応し、技ありのループシュートを決めてみせた。
【動画】ラウタロがペルー戦で圧巻の2ゴール!
アルゼンチン人ストライカーの見事な2発にSNS上では、「ループの神」「フォワードのお手本」「ファーストタッチもシュートも完璧」「エグすぎる、最高」「得点王取れそう」「待望のストライカー」「芸術すぎる」「コパはラウタロの大会やな」などの声が上がった。
3戦連発と絶好調のラウタロは、今大会のゴール数を4に伸ばした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 13:19
横浜FCは30日、ブラジル人DFガブリエウと契約更新したことを発表した。
2024年06月30日 13:00
史上初となる6大会目のEUROを戦っている39歳のポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド。同僚である41歳のDFペペは史上最年長出場記録を樹立した。
かつて2人とともにポルトガル代表でプレーしたマニシェは、『AS』のインタビューでこう話していた。
「(経験といえば、かつてのチームメイトであるペペとクリスティアーノがまだ代表にいますね)
感動的だよ。彼らはハイパープロフェッショナルなやり方で自分自身をケアしている。プロフェッショナルとして尊敬されるからこそ、ここまでこれたのだろう。休息、仕事、食事…。彼らは若手のお手本だ。
(彼らと一緒にプレーしたときのことを覚えている?)
そうだね。驚きはない。彼らのメンタリティは変わらない。常に日々向上するメンタリティを持っていた。
(クリスティアーノは今季サウジアラビアで35ゴールを決めたが、EUROではまだ得点がない)
彼は得点することだけに集中している。それが彼のチャレンジ。彼はチームのためにより組織的な仕事をしており、難易度がより高くなったのも事実だ。それは代表チームにとって大きな助けになる。中東では違うんだ。彼はEUROで確実にゴールを決めるだろう。ゴールは決めようと思っても決まらないし、何も考えなければ決まるものさ。
(ポルトガル人にメッシかロナウドかは聞かない方がいい?)
(笑)。彼らのことを尊敬しているし、彼らのような選手は他にいない。でも、アルゼンチン人がメッシを選ぶのと同じように我々ポルトガル人はクリスティアーノを選ぶ。あんな同胞がいることを誇りに思う。彼は違いを生み出し、すべての記録を塗り替える」
ロナウドとペペの大ベテラン2人を超プロフェッショナルと絶賛していた。
タトゥーを彫っていない世界最強のスター11人
そのうえで、ロナウドはゴールだけに注力しているが、チームとしての仕事もこなしているために難易度が増していると感じているようだ。
2024年06月30日 12:45
ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)に所属する日本代表GK鈴木彩艶が、BS-TBS系列で放送されたスポーツドキュメンタリー番組「アスリートDays」にVTR出演。食事面について語った。
浦和の下部組織出身である鈴木は、2021年にトップチームに昇格。23年の8月にSTVVに移籍した。日本代表には22年に初招集され、先のアジアカップでは森保ジャパンの全5試合に出場した。
そんな21歳は現在、ベルギーでは自炊中心の生活を送っているという。栄養士の指導を受け、自身でメニューを考えて料理に励む。番組内で鈴木は「海老とブロッコリーのガーリック炒め」「鶏むね肉と野菜のゆかり焼き」「ほうれん草の味噌汁」「炊き込みご飯」を作り上げた。
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こうした食生活を送るなかで、栄養面で刺激を受けたサッカー選手はいるのか。番組のスタッフに問われると、こう答えた。
「一番は三笘(薫)選手です。知識が凄いので、みんな彼に聞いて、彼がOK出したら大丈夫でしょ、みたいな感じなので。本当に凄いと思います」
森保ジャパンが誇るアタッカーは、食生活の知識でも仲間から一目置かれているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 12:40
サッカーのコパ・アメリカ(2024 Copa America)は29日、グループAの試合が行われ、アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)の負傷欠場をものともせず、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)の2ゴールで2‐0とペルーを下し、3連勝を飾った。
メッシが右太ももの痛みを訴えて欠場したアルゼンチンは、リオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督がベンチ入り禁止処分を受ける中、先発を9人入れ替えた。
間に合わせの布陣ながらもアルゼンチンは一方的な試合展開で常に優位に立ち、ハーフタイム直後にはアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のスルーパスに抜け出したマルティネスが、相手GKの頭上を抜く冷静なシュートを決めて先制。さらにマルティネスは86分、ロングパスを受けると再びループシュートから追加点を挙げた。
これで組首位通過が決まったアルゼンチンは、7月4日に行われる準々決勝でグループBの2位チームとの対戦が決定。相手はエクアドルかメキシコになると見込まれている。
同組のもう1試合ではカナダがチリと0‐0で引き分け、8強入りを決めた。
勝ち上がるには勝利が必要なチリだったが、わずか27分でガブリエル・スアソ(Gabriel Suazo)が2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、厳しい戦いを強いられた。
カナダは準々決勝でB組を首位で突破したチームと対戦する。
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2024年06月30日 12:33
川崎フロンターレは30日、2020シーズンをもって現役を引退した中村憲剛氏(川崎フロンターレFRO)の引退試合を開催することを発表した。
2024年06月30日 12:30
23-24シーズンはコール・パルマーにとって飛躍の年となった。
少年時代から過ごしたマンチェスター・シティを後にし、チェルシーでの冒険を決断したパルマー。わずか1年でこれからが楽しみな若手からプレミアリーグを代表する選手にまで成長を遂げたと言っていい。
リーグ戦では34試合に出場し、22ゴール11アシストを記録。シティのアーリング・ハーランド(27ゴール)に次ぐ、得点ランク2位となり、プレミアリーグの最優秀若手選手賞を受賞した。チェルシーでの活躍が認められたパルマーは昨年11月にイングランド代表デビューを飾ると、現在開催中のEURO2024のメンバー入りも果たした。
プレミアリーグ初ゴールを記録してから、EUROのメンバー入りまで驚異的な成長スピードを見せたパルマーだが、シーズン終了後退任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督の存在が大きかったという。
「(ポチェッティーノの解任について聞かれると)残念だ。彼は私を信頼してくれて、私たちは良い関係を築いてきた。彼だけでなく、彼のスタッフ全員ともね。彼が退任したときは、本当にがっかりしたよ」
「彼はただ私にチャンスと自由を与え、『君のやりたいことをやれ』と言ってくれた。彼と一緒に働いたことがある人、選手たちと話をしたが、彼らは彼が若い選手たちと働くのが大好きだと言っていたので、それはピッタリだと思った」
「彼の存在がおそらく私がここにいる主な理由だろう。他の監督だったら、チェルシーで私がやったような自由とチャンスは与えられなかっただろうからね。(今シーズンは)予想していたよりもずっとうまくいった。もちろん自分にできることは信じていたが、そこまで行って、あんなに早く影響力を発揮できるとは思っていなかった」(英『Evening Standard』より)
シティでは思うような出場時間を確保できなかったパルマーだが、チェルシーでは試合を重ね、チームのエースにまで成り上がった。もちろんパルマーの才能や覚悟も大きく影響しているだろうが、ポチェッティーノなしではEUROのメンバー入りもできなかったと語った。
来シーズンはエンツォ・マレスカがチームを指揮することになるチェルシー。シティの下部組織やアシスタントコーチとして指導を受けたこともあるパルマーは再び新体制を迎えるチェルシーでも変わらぬ存在感を見せることができるか。
2024年06月30日 12:30
EURO2024の初戦で鼻骨を骨折したフランス代表FWキリアン・エムバペ。
負傷患部を保護するフェイスマスクを初めて着用した25日のポーランド戦ではPKによるゴールを決めた。
ただ、エムバペはフェイスマスクの形状を変えたようだ。それがこちら。Les Bleus se préparent pour lundi...
🇫🇷🇧🇪#FiersdetreBleus pic.twitter.com/EVy9FrSSQF
— Equipe de France ⭐⭐ (@equipedefrance) June 29, 2024
試合で着用したもの(下記写真)と比べてみると確かに違う。
『RMC』によれば、これまでのフェイスマスクはより空気が通る形状になっていたが、エムバペは練習中に違和感を覚える場面もあったという。
新しいマスクは、より顔の輪郭にフィットするようになっており、顔に密着して動きにくいため不快感が少なくなったとのこと。
エムバペも装着!フェイスマスクをつけてプレーした世界のスター6人とその姿
ベルギーとの決勝トーナメント1回戦ではNEWマスクのエムバペがピッチに登場しそうだ。
2024年06月30日 12:29
デンマーク代表のGKキャスパー・シュマイケルが判定に苦言を呈している。
現地時間6月29日に行なわれたEURO2024のラウンド16で、デンマークはホスト国のドイツと対戦。0−2で敗れた。
スコアレスで迎えた48分、トーマス・ディレイニーのシュートのこぼれ球をヨアキム・アンデルセンが押し込む。先制かと思われたが、VARチェックの結果、直前のプレーがオフサイドを取られてゴールとはならない。
その直後には、オンフィールドレビューの末に自陣ボックス内でアンデルセンがハンドを取られてPKを与えてしまう。これをカイ・ハバーツに決められると、68分には、ロングボールに抜け出したジャマル・ムシアラに追加点を奪われた。
【動画】物議を醸すデンマーク幻の先制弾!
デンマークメディア『DR』によると、GKシュマイケルは試合後にジャッジに対してこう見解を示している。
「プロサッカー選手になって20年以上になるが、もはやルールが分からない。プレーするリーグによって捉え方が違うようだ。決めるのはレフェリーの気持ち。これまで同じようなプレーがPKにならなかったゲームもあった」
デンマーク守護神は基準の違いに納得していないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 12:19
[J1第21節]川崎 1−1 広島/6月29日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
3戦連続のドローだ。
2024年06月30日 12:10
アルゼンチン代表は30日に行われたペルーとのコパ・アメリカ第3戦に2-0で勝利した。ラウタロ・マルティネスの2ゴールで勝利し、3連勝で決勝トーナメント進出を飾った。
37歳になったリオネル・メッシはベンチスタートになり、最後まで出場せず。メッシは26日に行われたチリとの第2戦で右内転筋に違和感を覚えて試合中にマッサージを受けたもののフル出場。
『TyC Sports』によれば、試合の2日後に検査を受けた結果、筋肉に小さな傷があったものの、深刻な損傷ではなかったという。ただ、悪化を防ぐためにペルー戦では温存されたとのこと。
アルゼンチンは4日に準々決勝を戦う。メッシの起用はこの9日間で回復しているかを見定めることになるようだ。
ラウタロもペルー戦後に「彼が僕らにとって、僕にとって、そしてこのチームにとってどんな存在であるかは分かっている。彼は我々のキャプテンだ。彼は今日ここにいないこと(欠場)でとても苦しんでいる」とメッシについて話していたそう。
メッシが1位じゃない!コパ・アメリカ2024の「最高年俸選手TOP10」
なお、グループAはアルゼンチンとカナダが突破を決め、チリとペルーが敗退している。
2024年06月30日 11:50
日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダ。
日本のヤスダグループが胸スポンサーになった影響で、5月に来日したチームは7月にも再来日する。
そうしたなか、『Mundo Deportivo』は、「久保はサッカー界にとどまらない金脈だ。600万ユーロ(10.3億円)以上になるヤスダとの契約の立役者であり、ユニフォームを最も売る人物」という記事を伝えていた。
「久保建英はピッチ上でドリブルや魔法を繰り出すだけではない。このアタッカーは彼に報酬を支払うクラブにとって、一種の経済的な金鉱でもある。
川崎出身の久保の日本や世界での人気は、プロモーションやマーケティング、ひいては収入面でソシエダに恩恵をもたらしている。久保はピッチでゴールを決め、財政にも貢献する。
クラブは具体的な数字を示さないが、紛れもない現実がある。ソシエダのショップで最も売れているユニフォームは、TAKEの名前が入った「14番」である。
日本人選手のシャツの売れ行きは絶え間ない。そして、スタジアムには、試合のチケットとアイドルの公式ユニフォームを買う日本人たちがいる。アノエタの周辺やスタンドに日本人が溢れかえっているのを、スタジアムの常連たちは目撃してきた。
さらに、久保の存在は、ソシエダがヤスダのような支払い能力のある企業とスポンサー契約を結ぶ決め手となった。クラブでは彼らを戦略的パートナーと呼んでいる。
昨季は胸スポンサーやさまざまなメディアに広告を掲載し、600万ユーロ以上の貢献をしている。5月と7月に日本で開催される親善試合は、このつながりの対価である。
さらに、ソシエダはSNS上で最も急速に成長しているクラブのひとつとなっている。どこまでが久保のおかげかはわからないが、昨年3月にはTikTokの再生回数が5000万回に到達し、世界で5番目に多いスペイン語圏のクラブになった」
久保はピッチ上だけでなく、ピッチ外での財政面でもソシエダに恩恵をもたらしてるとのこと。
大谷翔平は世界1位じゃない!1年あたりの世界最高給アスリート王
ただ、7月の再来日はプレシーズンに影響を与えるもので、イマノル監督は気に入らないかもしれないとも現地では伝えられている。
2024年06月30日 11:40
現在EURO2024を戦うスペイン代表では16歳のバルセロナFWラミン・ヤマル、21歳のアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズ、22歳のバルセロナMFペドリなど若手が大活躍しており、今のスペインはとにかく若手が充実している。
先日発表されたパリ五輪を戦うU-23スペイン代表にも、17歳のバルセロナDFパウ・クバルシ、今のEUROメンバーにも入っているMFフェルミン・ロペス(21)、ビジャレアルMFアレックス・バエナ(22)、アラベスFWサム・オモロディオン(20)ら注目の逸材が入っており、こちらも楽しみだ。
そんな中、影が薄くなってしまっている選手としてスペイン『Mundo Deportivo』が取り上げたのがMFガブリ・ベイガだ。
先月22歳になったばかりのガブリ・ベイガも、本来はパリ五輪のメンバーに入るべき逸材だ。2022-23シーズンにはスペイン1部のセルタでリーグ戦11ゴール4アシストと活躍し、世代をリードする1人と期待されてきた。
しかしガブリ・ベイガは昨夏にセルタからサウジアラビアのアル・アハリへの移籍を選択。何かとブームなサウジアラビア移籍だが、若手が向かうことには賛否両論ある。ガブリ・ベイガの決断も話題を呼んだが、結局ガブリ・ベイガの影は薄くなってしまった。
今季は怪我の影響もあったが、サウジアラビアでリーグ戦18試合に出場して4ゴール3アシストと地味な結果に。怪我明けということもあってか、パリ五輪を戦うメンバーにも入っていない。
現在は新シーズンへ向けてスペインに戻ってトレーニングを続けているようだが、このままサウジアラビアで才能が霞んでしまうのであれば勿体ない選手だ。