2024年06月28日 06:00
DeNA5―4巨人(セ・リーグ=27日)――DeNAが今季初のサヨナラ勝ち。 延長十回、宮崎がソロ本塁打を放った。巨人は八回に岡本和の2ランなどで追いついたが、最後はケラーが一発を浴びた。 ◇ 延長十回、DeNAの宮崎が放った打球が左翼スタンドに吸い込まれると、本塁付近に歓喜の輪ができた。巨人の敗戦が決まる一発を浴びたのは、6番手でこの回から登板したケラー。だが振り返れば、先発の井上が浴びた2発の本塁打が痛かった。 狭い横浜スタジアムで好調なDeNA打線と対戦するにあたり、「低めに集めることが一番、長打のリスクが低くなる」と心していたが、思い通りにはいかなかった。 味方が1点を先取して迎えた三回、一死から桑原に高めのカットボールを捉えられ、左中間席への同点ソロとされた。そして四回。一死一塁で迎えた佐野に対し、真ん中高めに浮いたフォークボールを右翼席に運ばれた。4回5安打3失点でのノックアウトだった。 武器はスピンの利いた直球。ただ、杉内投手チーフコーチによれば、この日は「直球が走っていないように見えた」という。変化球を使って緩急で直球を生かすことを求めたが、その変化球が浮いたところを捉えられた。阿部監督は試合後、「操れないボールを見切って違う球種でいったりとか、そこは勉強」と諭した。 ローテーション投手は、本調子でない時でもいかに試合を作るかが大事になる。5月30日のソフトバンク戦、ロングリリーフで好投してチャンスをつかんだ。この日が3戦連続の先発だった左腕にとって、乗り越えたい課題だ。 「今日のことをしっかり反省して次につなげていきたい」と井上。今季初めて浴びた2本塁打を無駄にせず、ステップアップに生かしたい。(浜口真実)
2024年07月01日 09:00
昨季4勝に終わった巨人・菅野智之だが、今季は既に昨季を上回る6勝を挙げる。
6月16日の日本ハム戦以来となる先発となった菅野は6月30日の広島戦、毎回のように走者を背負うピッチングも要所を締めて5回まで無失点に抑える。3−0の6回に先頭の野間峻祥に内野安打、一死後、小園海斗にライト前に運ばれたところで降板。後を受けて登板した高梨雄平が坂倉将吾に適時二塁打を浴び、菅野は5回1/3・74球を投げ、1失点。その後、リリーフ陣がリードを守り切り、菅野は6勝目を手にした。
今季ここまでの菅野の投球をショウアップナイター解説陣はどう見ているのだろうかーー。
6月6日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ロッテ』で解説を務めた若松勉氏は「去年のピッチングのことを考えたら非常にボールも速くなっていますし、キレが良くなっている。特にアウトコースのスライダー。これを今年はびっしりと決めているので、出したり、引いたりして三振をとっている。今年は良いですよね」と絶賛した。
6月13日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 楽天−巨人』で解説を務めた田尾安志氏は「去年に比べたらボールが良いですよね。また蘇ったなという印象として強いですね」と評価すれば、6月14日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 日本ハム−巨人』で解説を務めた江本孟紀氏は「いい時の菅野の状態。失投、抜け球が少ない」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月01日 08:55
◆ 3年連続10本塁打
いよいよ7月に突入する。昨季球団では1986年の落合博満氏以来となる本塁打王のタイトルを獲得したロッテのポランコは、昨季6月終了時点で8本塁打だったが、7月以降の3カ月で18本のアーチを描いた。今季も夏場にポランコの一発にかかる期待は大きい。
6月最後の試合となった30日のオリックス戦、6−0の8回無死走者なしの第5打席、「下から投げてくる投手なので、簡単ではないけど、いい当たりをしようと思って振ったらホームランになってくれたわ!」と、村西良太が1ボール2ストライクから投じた118キロのチェンジアップをマリーンズファンの待つ右中間スタンドへと放り込んだ。
この本塁打がポランコにとって、「まずは体が元気でシーズン通して試合が出来ていること神様に感謝しています!後はとにかく練習、努力の積み重ねやで!今シーズンも前半戦だけで10本は目標にしていたから打てて良かったわ!パワー」と、巨人時代から含めて3年連続二桁本塁打となった。
◆ 逆方向の意識
昨季は6月終了時点で8本塁打だったが、今季は昨季を上回る10本塁打。ポランコは6月、4本塁打をマークした。
現在の自身の打撃の状態について「少しずつ上がってきている。交流戦最後の1週間から少しずつ良い結果、良い形で打席に入っている。そのまま行けばいいと思います」と話したように、交流戦最終週となった6月11日のDeNA戦以降、12試合に出場して、打率.316(38−12)、4本塁打、9打点。6月26日の楽天戦では1試合に2本の本塁打を放った。
試合前の打撃練習を見ていると、ティー打撃では福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチからマンツーマンで打撃指導を受けていることが多い。
「福浦さんだけでなく、村田さんともよく3人で話をしながら、自分は(体が)開きやすいので、体が開かないようにもっと足を使って、逆方向に打つようなスイングをしようという話でそれを福浦さんを含めて、村田さんとも練習しています」。
6月26日の楽天戦、第1打席にライトへ本塁打を放ち迎えた2−0の3回無死一塁の第2打席、岸孝之が2ボール2ストライクから投じた5球目の外角のストレートを「ストレートに対してしっかりイメージが出来ていたし、狙っていた球に上手くコンタクトすることが出来たわ!パワー!」と、逆方向への一発。この本塁打こそ「逆方向への練習をやり出して、その結果で楽天戦のホームランに繋がったと思います」と、練習で取り組んできた成果を発揮する一発となった。
これからポランコの大好きな夏を迎える。「今の練習を続けてハードワークをして、ルーティンを守って、結果が出続けられるような練習を続けたいと思いますし、それができるとチームのためになるので、それをやっていきたい」。この夏も、チームを勝利に導く一発を数多く放っていく。
(グレゴリー・ポランコ選手通訳=千葉ロッテマリーンズ・ラファエル・フェルナンデス通訳)
取材・文=岩下雄太
2024年07月01日 08:37
オラクルパーク右翼後方の海に“スプラッシュ・ヒット”を待つ50隻以上の船
【MLB】ジャイアンツ 10ー4 ドジャース(日本時間1日・サンフランシスコ)
ドジャース・大谷翔平投手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地・ジャイアンツ戦で5打数無安打3三振に終わった。右翼後方の海にはオラクルパーク名物の「スプラッシュ・ヒット」を待つ船が50隻以上。SNSでは「すごい数」「待ちすぎてて草」「50隻以上……すご」と驚きの声が上がっている。
オラクルパークの右翼後方には、サンフランシスコ湾が広がっている。海に飛び込む特大アーチは「スプラッシュ・ヒット」と呼ばれている。カウントはジャイアンツ所属選手のみだが、日本選手ではビジター選手含めて記録した人はこれまでにいない。
期待されるのは大谷の特大アーチだ。前日6月29日(同30日)には大谷のユニホームを着用したファンが船に乗り待機。6月30日は日曜日ということもあり、試合前から50隻以上の船が待ち構えていた。
大谷は「1番・指名打者」で出場したが、5打数無安打に終わり、今季のオラクルパークでのドジャース戦は終了。“スプラッシュ・ヒット”とはならなかったが、同地区のライバルとは今後も対戦していく。“日本選手1号”を放つのも時間の問題だろう。(Full-Count編集部)
2024年07月01日 08:00
6月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏が、首位を独走するソフトバンクについて言及した。
2024年07月01日 08:00
「巨人3−2広島」(30日、東京ドーム)
ベンチへ向け、力強く右拳を突き出した。広島・坂倉将吾捕手が劣勢の中、チームを鼓舞する適時二塁打を放ち、鯉党のボルテージを上げた。「(この球を打つという)決めを持って(打席に)入って、良い感じに打てた。それはそれで良かったなと思います」と反撃の一打を振り返った。
3点を追った六回だ。先頭の野間が一塁内野安打で出塁。1死後、小園が右前打で好機を拡大した。打席に坂倉を迎える場面で敵将は“左キラー”の高梨を起用してきた。
ここ2年の対戦では10打数無安打。分の悪い相手に対し、「初球から振ると決めていた」と積極的に立ち向かった。初球はファウルも、2球ボールが続いたあとの4球目。内角低めのシュートを右翼線に運び、二走・野間を迎え入れた。「チャンスでしたし、良いヒットになった」とクールに汗を拭った。
悔やんだのは先頭で迎えた八回の第4打席。1ストライクからケラーの直球を高々と打ち上げ、一邪飛に倒れた。「打ち損じたというか、やられたという打席だった」。追い上げムードが漂っていただけに、表情をゆがませた。
6月は41打数6安打、打率・146と苦しんだが、締めの試合で意地のタイムリーをマークした。「月も変わりますし、出たところで良い仕事ができればいい。状態もちょっとは良くなってきているので頑張りたい」と坂倉。7月の戦いで巻き返しを狙う。
2024年07月01日 07:40
三塁を狙った周東、爆肩を披露した万波…エスコンフィールドが沸いた
■ソフトバンク 10ー3 日本ハム(30日・エスコンフィールド)
日本ハム・万波中正外野手vsソフトバンク・周東佑京外野手。日本球界随一の強肩と俊足が30日の一戦(エスコンフィールド)でぶつかり合い、ファンも大注目。「これぞプロの戦い」「激アツバトル」「足も肩もエグい」と声を上げた。
8回2死一塁でソフトバンク・栗原が一、二塁間を破る右前打。一走・周東は二塁を蹴って三塁へ向かった。前進しながら捕球した万波は三塁へレーザー送球。際どいタイミングになったが、判定はセーフとなった。
周東はこの日も1盗塁を決め、今季24個。3度目の盗塁王へひた走っている。一方、万波はリーグ断トツの8補殺。超一流同士がぶつかり合った“名勝負”だった。
「DAZN」が公式X(旧ツイッター)に動画を投稿すると、ファンは続々反応。「痺れました」「両方凄い」「最高峰のバトル」「周東じゃなかったらアウトですね」「万波のストライク送球も凄い」「トップレベル」「激アツ展開だった」「超人対決」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)
2024年07月01日 07:36
6月は打率.293、12本塁打、24打点で終了、通算5度目の月間MVPの候補に
【MLB】ジャイアンツ 10ー4 ドジャース(日本時間1日・サンフランシスコ)
ドジャースの大谷翔平投手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場したが、5打数で5試合ぶりの無安打に終わった。チームは4-10で大敗した。
初回先頭は一ゴロ。得点圏に走者を置いた3回2死二塁、5回2死二塁はいずれも空振り三振に倒れた。右腕ビブンズのボールになる変化球を振らされた。8回先頭は右飛に打ち取られた。9回2死二塁は空振り三振。1試合3三振は6月6日(同7日)の敵地・パイレーツ戦以来今季4度目だった。
打率.316、26本塁打、67得点、長打率.635、OPS1.034はリーグ“5冠”をキープ。62打点はリーグ3位でトップのフィリーズ・ボームと6差となった。
得意の6月はこの日で終了。99打数29安打の打率.293、12本塁打、24打点、3盗塁の好成績を残した。日本選手最多を更新する通算5度目の月間MVP受賞の有力候補となっている。(Full-Count編集部)
2024年07月01日 07:30
◆ ファンから『え、また電車乗るの?』
小笠原慎之介は6月23日の阪神戦(倉敷)で、7イニングを無失点に抑えて1カ月ぶりの白星を手にした。
2024年07月01日 07:30
○ ロッテ 7 − 0 オリックス ●
<10回戦・ZOZOマリン>
「まず本当、試合に勝ちたいという気持ちが一番で、その中で、記録が達成できたらいいなという気持ちでいきました」。
「なかなか、こういう記録というのは縁がなかったので、一つでもこういう記録ができて、すごくうれしかったです」。
ロッテの岡大海が6月30日のオリックス戦でプロ野球新記録となる8試合連続二塁打を達成した。
岡は4−0の7回一死一、三塁の第5打席、才木海翔が投じた初球のフォークを振り抜くと、打球は三塁線を破る2点適時二塁打となった。
「ほんと、うれしかったですし、あの4打席目のあの打球で達成できなかったら笑い物になっちゃうなと思ったので、よかったです」と喜んだ。
7試合連続二塁打は、金子誠コーチ、近藤健介(ソフトバンク)と並んでいた。金子コーチの記録を抜いて、岡は「試合終わってから『抜かれたか』と言われたので、偉大な金子さんの記録を抜くことができて、とてもうれしいです」とニッコリ。
吉井理人監督は「すごいですね。金子コーチと『バントさすか』とか言ってたんですけど、しっかり打ってくれましたね」と冗談を交えながら、称えた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月01日 07:30
ポルシェジャパン株式会社は、新型ポルシェタイカンの新ビジュアルを公開
ポルシェジャパン株式会社は28日、ドジャースの大谷翔平投手と新型ポルシェタイカンの新ビジュアルを公開した。革ジャン姿で鮮やかなカラーのポルシェに腰かける写真を投稿し、「何をしても絵になる男」との声があがっている。
ポルシェジャパンとは2022年8月にアンバサダー契約。鮮やかなミントグリーンのポルシェにレザージャケット、黒のパンツ、そして黒のスニーカーを履いた大谷が腰かけている。腕を組み、こちらをクールな表情で見つめている。
大谷とポルシェと言えば、ドジャースで昨年まで背番号「17」を着けていたジョー・ケリー投手のアシュリー夫人に感謝の印としてプレゼントして話題に。デーブ・ロバーツ監督にもおもちゃを渡すなど、何かと話題を提供している。
新ビジュアルを見たファンも、SNS上で反応。「カッコよすぎて」「小細工なしのカッコよさ」「車がエモい」「乗ってみたい」「似合う」「これまたイケメン」「昭和の映画俳優さんですか」「素敵すぎ」との声が寄せられている。(Full-Count編集部)
2024年07月01日 07:10
笘篠誠治氏は入団3年目に米留学も…開幕早々に大怪我
西武で15年間プレーし、高い守備力と走塁技術で黄金時代を支えた“名脇役”の笘篠誠治氏は、入団3年目の1985年はカリフォルニア 州に本拠地を置くサンノゼ・ビーズの一員として過ごした。しかし開幕早々、試合中に顔面を複雑骨折して緊急手術。Full-Countのインタビューでは当時の壮絶な体験を告白した。
大阪・上宮高から入団3年目、春季キャンプ中に「終わったら今年はアメリカに行ってこい」。過去には秋山幸二や工藤公康も経験した、提携球団への野球留学を命じられた。ビーズはどこの傘下でもない独立したチームだったという。
異国の地での開幕早々、ジャイアンツとの1A戦で大アクシデントに襲われた。一塁走者だった笘篠氏は味方の二ゴロで二塁へ。ダブルプレーを狙った二塁手だったが、ベースカバーに入った遊撃手へ地面スレスレの低い送球となってしまった。遊撃手はバランスを崩しながら捕球し、そのまま一塁へ転送を狙ったが、目の前には笘篠氏が走り込んでいた。
「まさにスライディングをしようとしたところでした。向こうもなんとか無理な体勢から投げたところで、その瞬間に“ヤバい!”と。手でブロックしたかったけど間に合いませんでした。下から突き上げるように顔面にぶつかりました」
至近距離からの顔面直撃。「奥歯は吹っ飛びました。血が止まらない。グラウンドを汚してはいけないと、口の中からボタボタと垂れる血を、両手を皿のようにして受けながら退場しました」。
只事ではない緊急事態に、スタンドにいた観客が「俺の車を使え!」。グラウンドに鍵を投げ込んだという。トレーナーが拾い、その車を借りて病院へ向かった。「血がどんどん流れてくるからバスタオルで顔を押さえながら。貸してくれた車は錆びついていて、ボンネットには穴が空いていて、“本当に走るの?”みたいな車でした。でも、本当にありがたかったです」と笑った。復帰後はアメリカンフットボールのヘルメット着用でのプレー指令も…
病院に到着したものの、受付まで1時間待たされ、やっと来た看護師にトレーナーが状況をすると「X線の用意をします」。検査室に入れたのは、そこから1時間後。入室してからも結局、検査を受けるまで1時間待たされた。その結果、「骨が粉々になっている。手術しないとダメ」と通達された。顎から右のこめかみの辺りにかけて、複雑骨折していた。
通訳兼引率係として一緒に渡米していた西武の和田博実2軍バッテリコーチが試合後に病院に駆けつけ、「どうする? ここ(カリフォルニア州フレズノ)で緊急手術するか? それともサンノゼに戻って手術するか?」。幸いにも2日後に和田コーチの夫人が渡米する予定で術後の面倒も見てもらえるとのことで、拠点を置くサンノゼで手術を受けることにした。
「分かった。じゃあ、帰る手続きをする。ただ、頬に穴が空いて歯が見えているから、そこだけ今縫ってもらえ」と和田コーチ。「直撃の衝撃で、私の八重歯が頬を貫通していたんです。1センチくらいの穴があった。口を閉じていても歯が見えていたんです」。笘篠氏はその場で麻酔なしで縫合してもらったという。
怪我した翌日にセスナ機でサンノゼに戻り、さらにその翌日に手術を受けた。本来ならこめかみから大きく開いて手術を行う予定だったが、笘篠氏がプロ野球選手であることを知った執刀医は「日本でテレビに映る可能性があるのか」。外側に大きな手術痕が残らないように口の右端を切って開き、口の中から手術してくれたという。
手術から約2か月。笘篠氏は遊撃手としてグラウンドに戻ったが、イレギュラーバウンドの打球が当たることを危惧し、アメリカンフットボールのヘルメットを被りながらのプレーを指示された。
「ヘルメットについている装具のせいで、ちょうどボールがグラブに入るタイミングが見えなくて、2回くらいエラーしたんです。もう、頭にきてヘルメットを脱いでベンチに放り投げた。『怪我したら自分の責任だから』と言ってプレーを続けました」
アメリカで過ごした壮絶なプロ3年目だった。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年07月01日 07:09
7月1日前に31本塁打はルースの30本を抜き球団新記録
【MLB】ヤンキース 8ー1 ブルージェイズ(日本時間1日・トロント)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が6月30日(日本時間7月1日)、敵地・ブルージェイズ戦で今季31号2ランを放った。
2024年07月01日 07:00
○ ロッテ 7 − 0 オリックス ●
<10回戦・ZOZOマリン>
「ぴしゃっとはあんまいかなかったですけど、なんとか、耐えることができてよかったです」。
ロッテの石川歩が6月30日のオリックス戦に先発し、5回・75球を投げ、3被安打、3奪三振、無失点に抑え、669日ぶりに白星を手にした。
昨年10月24日に右肩を手術し今季から育成選手となった石川は、6月24日に支配下選手に復帰。6月30日のオリックス戦で今季初先発を果たした。石川はストレート、変化球のコンビネーションでオリックス打線に的を絞らせず5回無失点に抑えた。
石川はお立ち台でお馴染みの「絶景です!」を4連発。リハビリ期間中は「リハビリ期間長かったんですけど、なんとかいいピッチングしたいと思って、はい、上がりました」と振り返った。
吉井理人監督は「久しぶりの登板だったと思うんですけど、石川らしい、素晴らしいピッチングだったと思います」と評価し、今後の登板については「故障上がりなので、間隔あけながら、先発で使っていきたいと思います」と明かした。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月01日 07:00
◆ 得点圏に強いスーパーユーティリティ!
中日は30日、本拠地でのDeNA戦に3−0で勝利。「4番・中堅手」でスタメン出場したオルランド・カリステは4打数3安打1打点の活躍だった。
金曜のDeNAとのカード初戦から細川成也に代わり4番に入っているカリステ。この日は第1打席こそ遊ゴロに倒れたものの、続く4回の第2打席では二死から中安打を放つと、6回にはまたも二死から二安打でチャンスメークに躍動する。
チームは要所であと一本が出ず0−0の投手戦が繰り広げられていたが、それでも7回についに待望の先制点が入りなおも二死一・二塁で迎えた第4打席では低めのチェンジアップをさばき、ダメ押しの適時左二塁打をマークした。
その後は2投手の継投で逃げ切り勝利をおさめた中日だったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では新4番として猛打賞を放ったカリステの活躍が話題に。
「5月はちょっと苦しんだんですけど(月間打率.212)……」と出演した館山昌平氏は切りだすと、続けて「この6月は月間打率3割超えで。なにより実は得点圏で5割なんですよね」と反則級の勝負強さに注目。
「やっぱり得点圏に強いというところで、得点能力を上げるために4番に据えたんじゃないかなと思いますね」と立浪監督の狙いを語り、見事に期待に応えたドミニカンを称えた。
開幕前に主砲として獲得された中田翔が不振で2軍調整を余儀なくされる中での抜擢なだけに、番組MCを務めた岩本勉氏も「中田抹消、もうカリステ頼みっていうところです」とカリステにかかる責任を語ると、これには同じく出演した大矢明彦氏も「そうですね、もう便利な選手でね、どこでも守るし、どの打順でも打つ」と類稀なユーティリティ性に熱視線を送る。
この日も試合途中で中堅から左翼にポジションを変更するなど、持ち味を存分に発揮したが、大矢氏はその中でも「1番いいのはとにかく一生懸命やって、走る事もそうですし、どこを守らされても文句を言わない。最初キャンプの時はショートにほかの外国人を取って使わない感じだったんですけど、我慢してここまで来たんでね。積極性、野球に対する姿勢は見習いたいな」と語り、器用なプレースタイルにナイスガイぶりを強く称賛した。
現在ヤクルトと同率5位に位置する中日だが、上位進出へ向け、頼れる男が再び本領を発揮している。頼れるクラッチヒッターとして活躍を続けるカリステから今後も目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】幹也&カリステの適時打で連敗ストップ!/6月30日:中日-DeNA戦ハイライト
2024年07月01日 06:50
◆ 「野球の怖さを知りましたよね」
阪神は30日、敵地でのヤクルト戦に5−6で敗戦。先発の西勇輝が6回1失点の好投も実らず、終盤に4点差をひっくり返され、連敗を喫した。
4点リードの8回、桐敷拓馬がマウンドに上がるも、二死一・二塁のピンチを招くと、ヤクルトの主砲・村上宗隆に中前適時打を浴び1点を返される。
ここでベンチは桐敷に代えて漆原大晟を送り込むも、漆原は四球で満塁にピンチを拡大してから、長岡秀樹に直球を捉えられ、走者一掃の同点適時二塁打を浴びるまさかの展開に。なおも後続に安打を浴びたところで昨季セーブ王の岩崎優が火消しに来たものの、代打・山田哲人に痛恨の勝ち越し左適時打を許してしまった。
中盤まで主導権を握りながらもまさかの逆転負けを喫した阪神について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「野球の怖さっていうのを知りましたよね」と総括した。
続けて8回の逆転シーンを「後手後手っていう形になった」と評し、投手交代のタイミング、起用を疑問視。「4点差で桐敷が行ったのでね、まぁ桐敷でなんとか行って9回4点差でどうしようといった感じで。ほぼ勝ったと思ったゲームだと思ったんですよ」とベンチの胸中を推測した。
しかしこれを「やはり油断があったと思いますよ」とし、「そうなので、後から出てくるピッチャーが余裕無いまんま出さざるを得ないっていう形になった」と分析。ベンチ全体でアクシデントへの対応が後手になった事が、リリーフ陣の準備不足に繋がったと采配に“喝”を入れ締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】悪夢の8回に4点差ひっくり返される……/6月30日:ヤクルト-阪神戦ハイライト