2024年06月28日 09:23
オリックス・宮城大弥「改めて野球の楽しさに気づけたと思います」 ■オリックス 3ー1 ソフトバンク(27日・京セラドーム) 感情が自然と出た、渾身のガッツポーズだった。オリックスの宮城大弥投手が27日、本拠地・京セラドームでのソフトバンク戦に先発登板し、5回85球2安打無失点の投球で今季3勝目を掴んだ。 「ピンチの場面でもしっかりと投げ切ることができた。自分の役割という部分は果たせたのかなと思います」 冷静に振り返る22歳左腕だが、マウンド上では闘志をむき出しにしていた。5月上旬に「左大胸筋の筋損傷」の診断を受けて戦線離脱。地道なリハビリ生活を経て、この日は50日ぶりの1軍マウンドに戻ってきた。 「1日でも早くチームの力になれるように(現実を)受け入れながら。最初は正直、面白くない日々でした。全く投げられないですし、キャッチボールや普通の練習ができない。投げられるようになってから、改めて野球の楽しさに気づけたと思います」 初回に3点の先取点をもらうと、スコアボードに「0」を並べ続けた。復帰戦は5回85球の力投。中嶋聡監督は「3回、4回……。4回かなと思っていた。(85球は)行っちゃいけないくらいの球数。本当はやっちゃいけないのかなと思いました」と奮闘に感謝した。 球数について宮城は「監督と話し合った結果でした。(患部は)全く今も問題ない。再発しないようにだけ」と前を向いた。ただ指揮官は「(宮城は)投げたくてしょうがないスタンスですので。そこはわかってましたけど、こっちがストップをかけないといけないところだと思います」と思いやる言葉を発信し続けた。「ここで終わるような選手たちではない」…中嶋監督の思い 力いっぱいボールを投げられる喜びを表現したのは、4回のピンチを凌いだ場面だった。3点リードの4回2死一、二塁。この日70球目に選択したのはチェンジアップ。カウント3-2からの8球目を低めに投げ切り、甲斐を空振り三振に仕留めると、左拳を強く握って絶叫した。 「最後の最後で1番のベストボールというか……。その打席の中で良い球が(思ったところに)行って結果につながった。0と点を取られるでは雰囲気も違う。粘れてよかったなと思います」 サードを守っていた西野真弘内野手は「僕らは(宮城から)すごく気迫を感じました。実際の気持ちは本人にしかわからないですけど、ああいう姿を見ると『怪我してしまった』『(1軍を)離れていて悔しい』という気持ちを感じました。本当に気持ちがすごく伝わってきた」と“男気”を感じていた様子だった。 さらに「(宮城が)帰ってきてくれて1試合目で勝ち星がついて、僕らとしても良かった。宮城も苦しい思いをして、ようやく帰ってきてくれたので……。やっと帰ってきてくれて(患部を)ぶり返すのは本人も僕らも……みんなが嫌だと思っている。(首脳陣と宮城が続投を決め)それで勝ててよかった」と連敗を2で止めたエースに頭を下げた。 セカンドを守っていた安達了一兼任コーチも「久々の登板で、より一層の気持ちが入っていたと思います。(山本)由伸もそうでしたけど宮城にも同じことを感じることがあって、プライベートと同じような感じで、試合中も会話ができるんです」と“自然体”の左腕を絶賛した。その言葉通り、4回のピンチを凌いだ直後にはベンチで安達に向かって「セーフ」と両手を広げる姿も見られた。 連敗を止め、借金は4。指揮官は「ここで終わるような選手たちではない」と強調。必死に戦うプレーヤーたちを信じ続けるだけだ。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年06月30日 22:48
「ロッテ7−0オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの石川歩投手が先発し、5回75球を3安打無失点。2022年8月31日・ソフトバンク戦以来669日ぶりの勝利投手となり、お立ち台で4度も「絶景で〜す!」と決めゼリフを叫んだ。
要所を締める投球を披露した。初回は2死三塁から西川を144キロ直球で見逃し三振と、無失点スタート。2−0の三回には、2四球などで2死一、二塁と走者を背負ったが、太田を右飛に打ち取った。五回は2死から四球を与えたが、最後は森を中飛に仕留め、この日の仕事を終えた。「緊張もしましたし、あまり思ったより状態は良くない中でなんとか粘れたかなと思います」と振り返った。
降板後は吉井監督と握手を交わした。指揮官は「技術は天下一品。きょうは後輩たちも良い勉強になったんじゃないかな」と話し「故障明けというのはいろんなことを思い出すと思うんですけど、ここまで諦めずによく頑張った。うれしかったです」とベテランの復活を喜んだ。
右腕は昨季の開幕投手に指名されていたが右肩のコンディション不良のため回避し、プロ10年目にして初めて1軍登板なしに終わった。昨年10月には右肩の手術を受け、育成選手契約となっていた。今季はイースタン・リーグで8試合に登板し2勝0敗、防御率1・08の成績を残し、今月24日に支配下復帰した。
2024年06月30日 22:16
○ ロッテ 7 − 0 オリックス ●
<10回戦・ZOZOマリン>
ロッテの友杉篤輝と小川龍成が30日のオリックス戦、7回の打席でチャンスメイクをし得点に繋げた。
4−0の7回一死走者なしで8番・友杉が、才木海翔が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートをライト前に運ぶと、続く9番・小川が1ストライクからの2球目をセンター前に弾き返し、一塁走者の友杉は一気に三塁へ進塁。続く岡大海のレフト線を破る当たりで三塁走者・友杉に続き、一塁走者・小川も長駆ホームインで2点を加えた。
得点に繋がらなかったが、7−0の8回二死走者なしから友杉が四球、続く小川も四球でチャンスを作った。
友杉と小川はバットだけでなく、守備でも二塁・小川、遊撃・友杉の二遊間コンビは投手陣を支え、5月14日のオリックス戦から6月1日の阪神戦にかけての11連勝では大きく貢献した。
吉井理人監督は「彼ら2人打率が一緒くらいですごい競い合っているので、いい感じで2人成長しているかなと思っています」と評価した。この試合後、友杉の打率が.240、マルチ安打をマークした小川は打率.244となった。
取材・文=岩下雄太
2024年06月30日 22:00
ソフトバンク10―3日本ハム(パ・リーグ=30日)――ソフトバンクが大勝した。
四回に栗原のソロで先行し、その後も正木や近藤の適時二塁打などで得点を重ねた。モイネロは3連勝。日本ハムはこのカード6連敗。
◇
楽天2―1西武(パ・リーグ=30日)――楽天が連敗を4で止めた。三回に辰己の犠飛で追い付き、七回には内野ゴロの間に1点を勝ち越した。西武は9安打で1点止まりの拙攻が響き、4連勝ならず。
◇
ロッテ7―0オリックス(パ・リーグ=30日)――ロッテが2カード連続の勝ち越し。石川歩は5回3安打無失点で、2022年以来2季ぶりの白星を挙げた。オリックスは山下が3回6安打3四死球と乱調だった。
2024年06月30日 21:45
「ロッテ7−0楽天」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・石川歩投手が2022年9月13日・日本ハム戦以来656日ぶりに1軍で先発し、5回75球を3安打無失点の好投を披露。
2024年06月30日 21:34
「ロッテ7−0オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスは今季10度目の完封負けを喫し、1日で5位に逆戻り。首位ソフトバンクとのゲーム差は16・5となった。
先発の山下が自己最短の3回6安打3失点でKOとなった。
「先発としてゲームを作ることができませんでした。三回までしか投げられずに降板となってしまい、チームに申し訳ない」。初回は安打や四死球で2死満塁のピンチを招き、ドラフト1位・上田(明大)に右翼方向へ2点適時打を献上。1回だけで計37球を投じる形となった。三回にも田村の犠飛で1点を失い、この回限り79球でマウンドを降りた。
打線は相手先発・石川歩の前に苦戦。初回は2死三塁のチャンスを作ったが、西川が見逃し三振。その後もチャンスらしいチャンスを作ることができず、リリーフ陣からも得点を奪うことはできなかった。
2024年06月30日 21:33
「ロッテ7−0オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは完封リレーで、2カード勝ち越しを決めた。22年9月13日以来の先発マウンドに上がった石川歩が669日ぶりとなる復活の白星を挙げた。
石川歩は初回、2死三塁のピンチを招いたが無失点。2−0の三回にも2死一、二塁と走者を背負ったが、最後は太田を右飛。五回も無失点に抑え、この日の仕事を終えた。5回75球を3安打無失点の好投で、2022年8月31日・ソフトバンク戦以来の勝利をマークした。
打線も石川歩の好投を後押しするように、奮起した。初回2死満塁からドラフト1位・上田(明大)が右前へ2点適時打を放ち先制。3−0の六回、1死一、三塁からは藤原が左前適時打を放ち、今季初打点とした。
4−0の七回には、1死一、三塁から、岡が左翼線へ2点適時二塁打を放ち、プロ野球新記録となる8試合連続二塁打を達成した。八回にはポランコがダメ押しの10号ソロ。リリーフ陣もオリックスに得点を許さず、投打がかみ合っての快勝となった。
2024年06月30日 21:13
ロッテの藤原恭大が30日のオリックス戦、今季初打点となる適時打を放った。
藤原は3−0の6回一死一、三塁の第4打席、本田仁海が2ボール2ストライクから投じた5球目の外角のストレートを逆らわずにレフトへ弾き返した。
藤原は球団を通じて「石川さんの一軍復帰戦だったので、何とかいい流れを保ったまま終盤を迎えたかったので、一本出て、いい結果になってくれて良かったです!」と喜んだ。
2024年06月30日 21:12
「ヤクルト6−5阪神」(30日、神宮球場)
阪神は5−1の八回、3番手・桐敷以降の救援陣が打ち込まれて一挙5失点。
2024年06月30日 21:09
ロッテの岡大海が30日のオリックス戦でプロ野球新記録となる8試合連続二塁打を放った。
岡は4−0の7回一死一、三塁の第5打席、才木海翔が投じた初球のフォークを振り抜くと、「チャンスだったので、とにかくランナーを返すことだけを考えていきました」と、打球は三塁線を破る2点適時二塁打となった。
プロ野球新記録となる8試合連続二塁打を記録した岡は球団を通じて「金子(金子誠一軍戦略コーチ)コーチ、近藤(近藤健介選手)の記録を抜けたことは素直に嬉しいです。引き続き頑張りたいと思います!」と喜んだ。
2024年06月30日 21:01
「ロッテ−オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの岡大海外野手が、4−0の七回1死一、三塁から左翼線へ2点適時二塁打を放ち、プロ野球新記録の8試合連続二塁打を達成した。
「チャンスだったのでとにかくランナーをかえすことだけを考えていきました!金子(戦略)コーチ、(ソフトバンク)近藤の記録を抜けたことは素直にうれしいです。引き続き頑張ります」とコメントした。
岡は29日のオリックス戦で7試合連続二塁打を放ち、金子誠(日本ハム)と近藤健介(当時日本ハム、現ソフトバンク)が持つプロ野球記録に並んでいた。
2024年06月30日 20:57
試合前の時点で打率.297、5本塁打、9盗塁とブレーク…OPS.851はリーグ2位
■ロッテ ー オリックス(30日・ZOZOマリン)
ロッテの岡大海外野手が30日、ZOZOマリンで行われたオリックス戦で、プロ野球新記録となる8試合連続二塁打をマークした。2009年の金子誠(日本ハム)と2021年の近藤健介(日本ハム、現ソフトバンク)の7試合を更新した。
また、連続安打も11試合に伸ばした。試合前の時点で6月は20試合に出場し、打率.348、出塁率.410、OPS.932。今季ここまで66試合の出場し、打率.297、5本塁打、9盗塁とチームを牽引している。OPS.851は近藤に続いてリーグ2位だ。
2013年ドラフト3位で、明大から日本ハム入団。2016年には41試合の出場ながら、打率.374とブレークして日本一に貢献した。2018年7月にロッテにトレード移籍。定位置奪取には至っていなかったが、32歳にして覚醒の気配だ。(Full-Count編集部)
2024年06月30日 20:25
巨人3―2広島(セ・リーグ=30日)――巨人が3カードぶりの勝ち越し。
2024年06月30日 20:22
ロッテは30日、9月6日・楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)で、千葉県・木更津が生んだヤンクロックバンド・氣志團が来場し、試合前にセレモニアルピッチを行うと発表した。五回終了後にはグラウンドでパフォーマンスを行う。
氣志團の綾小路翔は「千葉ロッテマリーンズを愛するみなさん、We are 氣志團です。聞くところによると、ZOZOマリンスタジアムでわれわれの楽曲、ワンナイトカーニバルを踊ってくれているそうですね。それを聞いて俺達が行かないわけにはいけない!ということで、9月6日のALL FOR CHIBA FESに参戦します!みんなで一緒にマリーンズを応援しましょう!そこんとこ夜露死苦!機械犬(メカドッグ)!ワンワン!ZOZOマリンに来ないか?」とコメントした。
2024年06月30日 20:16
ロッテは30日、9月6日楽天戦(ZOZOマリンスタジアム 18時00分試合開始)に千葉県・木更津が生んだヤンクロックバンドの氣志團が来場し、試合前にセレモニアルピッチを行うことになったと発表した。
当日はセレモニアルピッチのほか、5回裏後グラウンド内でパフォーマンスを行います。当日は「ALL FOR CHIBA FES」と題し、千葉のグルメや物産品の販売、ふるまいなどホームタウン・千葉の魅力がいっぱい詰まったイベントを開催。
▼ 氣志團 綾小路翔さん コメント
「千葉ロッテマリーンズを愛するみなさん、We are 氣志團です。聞くところによると、ZOZOマリンスタジアムで我々の楽曲、ワンナイトカーニバルを踊ってくれているそうですね。それを聞いて俺達が行かないわけにはいけない!ということで、9月6日のALL FOR CHIBA FESに参戦します!みんなで一緒にマリーンズを応援しましょう!そこんとこ夜露死苦!機械犬(メカドッグ)!ワンワン!ZOZOマリンに来ないか?」
2024年06月30日 20:10
「ロッテ−楽天」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・石川歩投手が2022年9月13日・日本ハム戦以来656日ぶりに1軍で先発し5回75球を3安打無失点。2022年8月31日・ソフトバンク戦以来約2年ぶりの勝利投手の権利を手にマウンドを降りた。
初回、2死三塁のピンチを背負ったが、西川を144キロの直球で見逃し三振に仕留め無失点スタート。2−0の三回には2四球を与え2死一、二塁としたが、冷静に腕を振り太田を右飛に打ち取った。
五回は2死から福田に四球を与え、悔しい表情を浮かべたが、マウンドで捕手・田村と話した後、森は中飛とし無失点とした。
右腕は昨季の開幕投手に指名されていたが右肩のコンディション不良のため回避し、プロ10年目にして初めて1軍登板なしに終わった。昨年10月には右肩の手術を受け、育成選手契約となっていた。
今季はイースタン・リーグで8試合に登板し2勝0敗、防御率1・08と、手術から復帰。今月24日に支配下復帰した。