2024年06月30日 17:18
ソトは今オフFA…ヤ軍以外の注目球団の1つとして、NY紙はド軍を挙げた ヤンキースのフアン・ソト外野手は今オフにFAとなる。25歳の天才打者の去就は注目の的で、米紙「ニューヨーク・ポスト」はヤンキースを離れる場合の移籍先を予想。ドジャースを2番手に挙げている。 ソトは2018年にナショナルズでメジャーデビュー。2019年には打率.282、34本塁打、110打点で世界一に貢献し、短縮シーズンの2020年には首位打者を獲得した。2022年途中にパドレスへ移籍。今季はヤンキースへ移籍し、3100万ドル(約49億8700万円)で契約した。年俸調停権を持つ選手としては、大谷の3000万ドル(約48億2700万円)を抜き、史上最高額となった。 ヤンキース1年目の今季はここまで打率.302、20本塁打、60打点、出塁率.434、OPS1.004をマークしている。記事によると、シーズン中の再契約の可能性は低いが、ソトはヤンキースでのプレーを楽しんでおり、ヤンキースもソトの活躍に満足している。オーナーのハル・スタインブレナー氏が米メディアに“生涯ヤンキー”にしたいと語ったのも「当然だろう」としている。 ソトはヤンキース残留を想定していると、某球団のGMは示唆したという。「チーム状態が良いことや、資金力があることなどがが理由だろう」としているが、記事は「FAでは予想通りに事が運ぶとは限らない」とも。ヤンキース以外で注目すべき球団として2番目に、大谷翔平投手が所属するドジャースを挙げた。 記事はドジャースについて「常に脅威だ」と指摘。「オフの14億ドル(約2252億円)の散財で資金が尽きたと思ってはいけない。少なくとも、球界最大で最高のプレーヤーを獲得できるチャンスを逃すことはほとんどない」と解説している。ちなみに1番手にはメッツを挙げている。 ソトはFAについては多くを語っておらず、「楽しくなりそうだ」ということには同意しているそうだ。果たして残留なのか、他球団へ移籍するのか、そしてどんな契約になるのか。天才打者の周辺は早くも騒がしくなっている。(Full-Count編集部)
2024年07月02日 16:00
「マイナビオールスターゲーム2024」(23日・エスコンフィールド、同24日・神宮球場)のファン投票の最終結果が2日、発表され、阪神の才木浩人投手(25)と岩崎優投手(33)、近本光司外野手(29)が選出された。
才木は先発部門で初選出。「ファン投票で選んでいただいたので、すごくありがたい気持ちです」。幼少期には藤川球児とカブレラの直球勝負に心を躍らせた。次は自分が夢を与える番。「初球はカーブでいこうかな」と冗談で笑わせながら、「真っすぐ勝負できたらと思っているので、三振を取りたい」と宣言した。
対戦したい打者にはソフトバンクの近藤を挙げた。交流戦では本塁打を浴びた好打者。「真っすぐを打たれてるので、真っすぐでやり返したい」と闘志を見せた。
また、中継ぎ部門で岩崎が選出。球宴は4年連続4度目となった。「ここまで個人的にはすごいいいシーズンというわけじゃないんですが、そんな中、投票していただいて感謝しています」。対戦したい打者には才木と同じく近藤を挙げ、「交流戦で対戦して、すごい粘られてしまったので、対戦があったら1球で終われたらいいなと思います」と話した。
近本は外野手部門で5度目の選出。19年にはサイクル安打も記録している。「プレーで楽しませられるように頑張りたい」と力強い。話したい選手にはDeNAの筒香を挙げ「日本球界に復帰されて、ちゃんと話す場面がなかったので時間があれば話ができれば」と熱望した。
2024年07月02日 15:54
独立リーグ・火の国サラマンダーズは2日、中川拓真選手(21)がヤクルトへの入団が内定したことを発表した。
中川は豊橋中央高から2020年にドラフト5位でオリックに入団。3年間、2軍で計80試合に出場するも2023年オフに戦力外通告を受け退団。その後は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに入団。今季はここまで29試合に出場し、104打数31安打、打率.298、2本塁打、15打点の成績を残していた。
火の国サラマンダーズ・野島雄大代表取締役社長は球団を通じ「中川拓真選手のNPB球団復帰を大変嬉しく思います。一度NPB球団を離れるとなかなか復帰が難しいと言われる中で彼の復帰に向けての強い想い、努力が身を結びました。チームの重要な戦力としてこれまで一緒に戦ってくれ、正直、いなくなるのは痛い部分もあります。しかし、彼の復帰に刺激を受けたサラマンダーズの選手たちが益々活躍してくれると思うのでこちらのことは心配せず、東京ヤクルトスワローズさんで思いきり野球に打ち込んでください。まだまだ若く伸び代のある中川選手です。さらに成長し、熊本の星、村上宗隆選手と共にグランドで躍動する姿を見れる日を楽しみにしています」とコメントした。
2024年07月02日 15:49
「楽天−オリックス」(2日、はるか夢球場)
楽天のドラフト6位ルーキー・中島大輔外野手(青学大)が2日、1軍に合流。初昇格となる。
今江監督は「ファームでもしっかりやってますし、キャンプでも見ているので、どれくらいやってくれるのかは分かってます」と期待。ただ、「まずは1軍に慣れることは大事だと僕は思う。今日は(相手先発が)曽谷で対左ということもあるので、スタメンでは使わないです。使える場面があれば使いたい」と即スタメン起用はしないとした。
中島自身は「うれしいという気持ちが一番。緊張して、まだ実感ないですね」と笑顔で話し「現状の自分の力を試せる機会だと思うので思い切ってやりたい」と力を込めた。
中島はファームでここまで61試合に出場し、打率・284、1本塁打、10盗塁を記録している。
2024年07月02日 15:15
菊池雄星は今季17試合に登板して4勝8敗、防御率4.18
メジャー6年目を迎えているブルージェイズの菊池雄星投手が、トレード候補となっていると米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイテンゲール記者が報じている。
2024年07月02日 14:35
激怒した投手を諭すかと思いきや…自らのプレーを謝罪
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のまさかの“謝罪”に同僚も驚いている。6月28日(日本時間29日)の敵地・ブルージェイズ戦では、内野の守備に対して声を荒げた投手にベンチで声をかける様子があった。キャプテンとして叱ったのではないかと話題となっていたが、真実は違ったようで、右腕が説明している。
先発したストローマンは同点の6回、無死一塁から右方向へ打球を運ばれ、二塁手・トーレスの横を抜けて右前打を許した。その後死球で満塁とすると、遊ゴロで併殺を捕れず、マウンドで声を荒げた。
矛先は二塁から一塁へ転送し、打者のゲレーロJr.をアウトにできなかったトーレスに向けられていたようで、ストローマンは続く打者に四球を与えて降板。ベンチに戻っても怒りは収まっていないようだった。
その後、守備を終えたジャッジがストローマンのもとへ向かい、話しかける様子が中継でも長時間映された。チームリーダーとして諭しているのかと思いきや、ジャッジは5回先頭のカイナーファレファが放った中前打について、自らの処理がもたついたことを謝罪していたという。
試合後に取材に応じたストローマンは、ジャッジとの会話について「ジャッジは漢だ。彼はイニングの最初に飛んだボールをもう少しいい形で処理したかったと、私に伝えたんだ。気にしてすらいなかったよ」と、まさかの謝罪に驚いた表情を見せていた。
ストローマンのコメントをうけ、ネット上では「ジャッジは嫌いになれない」「アーロンは素晴らしい人間性とキャプテンシーの持ち主だ」「ジャッジはジーターのようだ」「完璧に対処した」「本物のキャプテン」「ジャッジは全ての面において素晴らしい」と称賛の声があがっていた。(Full-Count編集部)
2024年07月02日 14:25
「日本ハム−ロッテ」(2日、エスコンフィールド)
日本ハムは今夏、エスコンフィールドで開催する「北海道肉祭り 2024 in F VILLAGE」をスタート。2日はザンギと唐揚げを取り上げた「ザンから祭り by 桜姫」が始まり、関係者向けに試食会が行われた。
北海道内はもちろん、岩手、群馬、愛知、兵庫、広島、大分など全国から10店舗がキッチンカーで出店。大谷翔平投手の故郷でもある岩手から出店している「奥州いわい」では手羽元と手羽先の「二刀流唐揚げ」を用意するなど、ご当地唐揚げをPRした。
試食会には杉浦投手、生田目投手、元ファイターズガールで、Fビレッジアンバサダーの滝谷美夢さんも参加。生田目は「おいしいです。ジューシーですね」と舌鼓。杉浦は「なかなか回るのは大変だけど、ここに来れば各地の唐揚げが食べられてありがたいですね」と話した。滝谷さんも「いろんな種類の唐揚げが食べられていいですね」と笑顔を見せた。
ちなみに「ザンギ」と「唐揚げ」の違いは?
「北海道ザンギ神島屋」によると「中国の鳥の唐揚げ『炸鶏(ザーギー)』が北海道渡ってきて『ザンギ』というなど諸説あります。北海道は寒いので、タレにつけ込んで味がしっかり目なのが特徴ですね」−だそうです。
なお、「ザンから祭り」は7日まで開催。12日〜17日までは「十勝肉祭り」、8月10日〜12日までは「超シャウ祭り」を開催する。
2024年07月02日 13:16
ロッテは2日、アンディ・マーティン(23)と育成契約を結んだことを発表した。背番号は「138」。22年までロッテでプレーしたレオネス・マーティンの弟で、今季は茨城アストロプラネッツに在籍していた。
球団を通じて「まず私を信じ、夢を実現させてくださったマリーンズに感謝します。優勝を目指して戦う準備はできています。また兄のレオネス(22年まで在籍したレオネス・マーティン選手)がチームに在籍していた期間、彼を支えてくださったマリーンズファンの皆さまにも感謝いたします。私も兄がプレーしたZOZOマリンスタジアムに立って、最高のファンの皆さまの前でプレーできることを楽しみにしています」と、コメントした。
2024年07月02日 13:08
ロッテがアンディ・マーティンの獲得を発表、背番号138
ロッテは2日、アンディ・マーティン外野手と育成契約を結んだと発表した。
2024年07月02日 12:43
オリのドラ6・古田島成龍は24登板で11ホールド、防御率0.42をマーク
ルーキーの歴史的活躍を支えた“魔球”に称賛の声が集まっている。オリックス・古田島成龍投手は6月28日のソフトバンク戦でプロ初失点。NPB新記録となる初登板からの連続無失点記録更新は果たせなかったが、快投を支える原動力となった“武器”は、データからも凄まじい威力が証明されている。
取手松陽高、中央学院大、日本通運を経て昨年ドラフト6位で入団。開幕1軍入りを果たすと、4月6日のロッテ戦でプロ初登板して1イニングを無失点。その後も快投を続け、6月23日の西武戦も無失点に抑え、初登板からの連続無失点は22試合に。広島・栗林良吏投手、楽天・宮森智志投手に並ぶプロ野球記録に並んだ。28日のソフトバンク戦で、柳町達外野手に適時打を浴びて初失点を喫したものの、その後はまたゼロを並べている。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、ストレートの平均球速速147.2キロはパ・リーグ全体でも40位と決して速い部類ではない、しかし、ストレート100球当たりの失点増減を示す指標「wFA/C」は3.95。20投球回以上の投手では、平良海馬投手(西武)、宮城大弥投手(オリックス)を抑えて堂々の12球団1位だ。
快投を続けるルーキーの“魔球”に、ファンも興味津々の模様。「ストレートえぐない?」「惚れ惚れする威力」「ホップしてる感じがする」「レベルが違う」「投げ間違いがないんだよね」「この順位でほんとよく獲れたなぁ」と称賛の声があがっている。
昨年までパ・リーグ3連覇を果たしているオリックスは、6月終了時点でリーグ5位となかなか調子が上がっていないが、25歳ルーキーの奮闘は浮上への起爆剤となるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
2024年07月02日 12:18
球団カメラマンのジョン・スーフー氏が捉えた1枚
【MLB】ジャイアンツ 10ー4 ドジャース(日本時間1日・サンフランシスコ)
ドジャース・大谷翔平投手の珍しい表情にファンが注目している。1日(日本時間2日)、球団カメラマンのジョン・スーフー氏がインスタグラムを更新。大谷がサムズアップしている写真が投稿されると、「これ刺さる」「なんでしょうこのブラックジャック感」とコメントが寄せられた。
同氏は6月30日(同7月1日)に敵地で行われたジャイアンツ戦の写真を10枚投稿。1枚目は試合前に投球練習を行う大谷で、他には試合の様子やファンが楽しんでいる様子も投稿されている。その中でも話題を呼んでいるのが、4枚目に映った大谷だ。
階段を背景に、両手の親指を立てたサムズアップでパシャリ。目はやや虚ろな様子で、軽く被った帽子の下からは前髪があふれている。ファンからも「珍しい表情」「あまり見ない表情だけどこれはこれで良いーーー」「お茶目な紳士」「前髪かわいい」「前髪長いな」「珍しい表情、かっこよき」と様々な反応が寄せられている。
この試合で大谷は5打数無安打3三振と不発だったが、1日(同2日)に発表されたオールスター戦(7月16日・アーリントン)の先発出場野手を決める2次投票の中間結果では、得票率61%を集めて4年連続の選出が濃厚な展開。また、同日には、MLB公式サイトが発表した6月の「チーム・オブ・ザ・マンス」の指名打者部門に選出されるなど、6月を終えて82試合でリーグ1位の打率.316、26本塁打、OPS1.034と好調だ。(Full-Count編集部)
2024年07月02日 12:06
3日の試合は「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として行われる
ドジャースは2日(日本時間3日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦を「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として開催する。試合前にはモデル、歌手などとして活躍するAnna Ayaさんがパフォーマンスを行う予定で、ファンも「とても興奮」「レッツゴー!」と注目している。
同日は日本の文化や伝統称える「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」で、場内では限定のフードも楽しめる。試合前にはギタリストのMIYAVIさんや、DJ CREWさんらがパフォーマンスを行う。
Anna Ayaさんもライブパフォーマンスを行う予定で、自身のインスタグラムでは「いよいよ明日です! 頑張ります!」と綴った。ファンからも「おめでとう! 頑張れ!」「素晴らしいです」「美しいアンナ」とエールが寄せられている。
身長168センチのAnna Ayaさんは2004年生まれの19歳。ロサンゼルスを中心に活躍している。(Full-Count編集部)
2024年07月02日 11:36
メジャー初先発のビベンズが大興奮
【MLB】ジャイアンツ 10ー4 ドジャース(日本時間1日・サンフランシスコ)
ドジャース・大谷翔平投手から三振を奪った右腕のリアクションが注目を集めている。
2024年07月02日 11:10
2度のHR王デービスは2021年に引退も2023〜2032年まで後払い金を手にする
7月1日(日本時間2日)は、多くの元選手にボーナスや後払い金が支払われる日となっている。米メディアはオリオールズがクリス・デービス氏に900万ドル(約14億5300万円)を支払ったと報道。ファンからは「彼は高笑いをしながら銀行に向かっているだろう」「野球選手の給料はばかげている」と皮肉る声が殺到した。
デービスは2008年にレンジャーズでデビュー。2011年シーズン途中に上原浩治との交換トレードでオリオールズに移籍し、2013年には53本塁打、138打点で2冠王となった。2015年にも47本塁打を放って2度目の本塁打王に。しかしその後は怪我や不振に悩まされ、2016年以降は打率が1割後半のシーズンを何度も過ごすなど、不良債権と叫ばれる中でユニホームを脱いだ。
2016年から7年総額1億6100万ドル(約260億円)の契約を結んでおり、2037年まで15年間に渡って後払い分を受け取る体系となっている。2023〜2025年が大谷の年俸の4倍にあたる916万ドル(約14億8000万円)、2026〜2032年が350万ドル(約5億7000万円)、2033〜2037年が140万ドル(約2億3000万円)と期間によって金額は変わるが、合計5900万ドル(約95億円)全てが支払われる頃にはデービスは51歳になっている。
米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」がオリオールズのデービスへの支払いについて伝えると、「彼は全額募金をすべきだ」「彼は一瞬だけ素晴らしい選手だったけど、あとはずっと駄目だった」「彼は勝ち組だ」「史上最悪の契約!」とコメントが並んだ。
後払いはMLBでは多い契約形態で、ドジャース・大谷翔平投手も後払いの契約を結んでおり、2023年12月の契約時には大きな注目を集めた。他にもイチロー氏が同様の形でマリナーズと契約を結んでいる。(Full-Count編集部)
2024年07月02日 11:00
多くの野球ファンには好評の交流戦18試合。ところが阪神ファンにはキツイ3週間になることが多い。筆者がファンになってからの10年で6回の負け越し。その6回すべてで10位以下に沈んだ。そして今年も例外なく苦しかった。大きな要因は打線の絶不調。こうなると「常にDH制があればなぁ」なんて思ってしまう。
以前にも当コラムで触れたけど、世界のプロ野球で指名打者制度を導入してないのはNPBのセ・リーグのみ。敢えて投手を打席に立たせる理由って何なのだろう?筆者がファン目線から3つの理由を考えてみた。
DH制だとベンチワークの種類、回数が減る?
投手交代が絡む代打の選択など、醍醐味とも言える場面がなくなってしまう。野球とは身体能力だけではなく頭も使って勝つスポーツだ。
投手安打によるダメージの大きさ?
守備側とすれば「アウトで当たり前」の投手に出塁を許すと「流れ」が大きく変わる。応援していても贔屓の投手が打つと確かに盛り上がる。
昔のルールはイジらない方がいい?
そもそも野球は10人ではなく9人でやるスポーツ。投手は「投げて」「守って」そして「打つ」。そう考えるファンも多いことでしょう。
◇ ◇
ただ筆者は、個人的にの理由には賛成できません。投手の役割分担がハッキリしている現代野球で、先発完投は非常に困難。そんな状況で先発投手たちは、球種や投球の引き出しを増やして少しでも長いイニングを投げようしています。にも関わらず、打順の巡りでマウンドを降りるなんてもったいないと思うんです。
ちなみに今年の交流戦でセ球団のDHが残した数字は…。筆者の調べによると、好成績はDeNAだけ。ビジター9試合で38打数11安打の打率・289、5本塁打。他の5球団は計45試合で打率・195の3本塁打。お世辞でも「DHが機能した」とは言えません。なお、パ6球団のDHは同期間に打率・240。打点に注目するとセの20を大きく上回る33を記録しています。
この結果を見ると「セでもDH制度導入を」という機運は上がりそうにありません。DH制度導入に大賛成の筆者はガッカリしてますが、皆さんはいかがでしょうか。
◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。
2024年07月02日 10:20
マニー・ラミレス氏は2026年まで後払い契約…3.3億円が支払われた
MLB通算555本塁打を放ったマニー・ラミレス氏は現在52歳だが、2001年から2008年途中まで在籍したレッドソックスから1日(日本時間2日)、203万3628ドル(約3億2800万円)が支払われたと米メディアが伝えた。契約後払いの今年度分が振り込まれたという。ドジャース・大谷翔平投手が今季受け取る年俸200万ドル(約3億2300万円)より高い額となる。
米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)に「2024年年俸:マニー・ラミレス氏:203万3628ドル←今日支払い、ショウヘイ・オオタニ:200万ドル」と記した。通算2574安打を放ち、2004年には本塁打王に輝いたラミレス氏は、2000年オフにレッドソックスと8年1億6000万ドル(約258億円)で契約。2008年途中にドジャースに移籍した際、レッドソックスは残っていた3200万ドル(約51億6700万円)を16年間に渡って支払うことに合意した。ラミレス氏には、レッドソックスから203万3628ドルが2026年まで毎年支払われる。
一方、10年総額7億ドル(約1130億円)でドジャースと契約した大谷翔平投手は、総額の97%に当たる6億8000万ドル(約1098億円)が後払い。2033年まで年俸200万ドルでプレーする。残りは10年契約が終了する2034年から2043年までに利子なしで支払われる。
この事実にファンは続々反応。「(大谷は)スポーツ史上最も賢い契約を結んだ」「(大谷が)68歳になる時を想像してほしい」といった声や、ラミレスに関して「契約に見合う活躍だった」「彼は史上最も才能ある右打者の1人だった」「少ないね。(ラミレス氏には)もっとあげるべき」「いいお金の使い方」「現代の選手が結ぶ契約と比べたら、バーゲン価格だ」とSNSにはコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)