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2024年07月02日 12:25
かつて日本代表をキャプテンとして牽引した吉田麻也。8月の誕生日で36歳になるが、現在所属するMLSのLAギャラクシーでもキャプテンを任されている。 彼はTokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。 「年齢が上がると、自分の頭のなかでは凄いプレーができるんだけど、実際の身体がついてこなくて、頭と身体のギャップで怪我をするのはよくあることだと思います。 怪我が多い選手はそこのリンクがうまくいっていない事が多いんじゃないかなと。 だから、僕は常に脳と身体のリンクをしっかりさせるのは意識しているし、自分のなかでこれ以上やったらまずいなとか、ここはちょっと張っているかもっていうのを毎日のルーチンのなかで敏感にとらえるようにしていて。 それは自分の身体のケアをする時に“ながら”でやらずに、ちゃんと自分の身体と向き合いながらケアをするのが凄い大事で。 だから、マッサージとかをしてもらう時も、今の若い選手って携帯を触りながらしてもらうんですけど、僕は携帯を触らずに(身体の)触られているところがどう感じているかを意識しながら、マッサージを受けるようにしている。 あとは、もちろん、当たり前ですけど、トレーナーさんへのリスペクトも大事かなと思いますね。だから、若い選手には携帯を触るなと言いたいですね」 頭と身体を常にリンクさせることを意識しているとか。 超人気ゲームで「超伸びる若手」だったのに消えた天才10人 マッサージ中もそれを意識しているようで、スマホを手放さない若手たちの態度には思うところがあるようだ。
2024年07月04日 13:34
日本サッカー協会(JFA)は7月3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表のメンバーを発表。エールディビジのNECに所属する佐野航大は、バックアップメンバー4人のうちの一人となった。
このバックアップメンバーは、18人の本登録メンバーの中から怪我人や体調不良者が出た場合のみ入れ替えが可能となっている。JFAはこの4人について、大会期間中はチームに帯同せず、アクシデントがあった際に合流するとしている。
これを受けて、オランダメディア『destentor』は、「NECはおそらく、来シーズンの準備のためにサノを欠くことはない」との見出しで報道。「このMFはパリ五輪を戦う日本代表の予備リストに入った。そのため、NECは来季に向けてのプレシーズンでサノを欠く可能性は低い」と伝えた。
【PHOTO】悲願のメダル獲得へ!パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
一方で万が一、緊急で招集された場合の懸念も示してる。
「しかし、オリンピックの初戦の前日までに招集される可能性もある。日本は24日のパラグアイとの第1戦を控えており、マリ(27日)、イスラエル(30日)と対戦する。決勝は8月9日の予定だ。もしサノが参加するとなれば、NECのプレシーズンに帯同できない。日本の結果によっては、来月10日に開幕するリーグ戦にも欠場するだろう」
2023-24シーズンは加入1年目ながら、NECの主力として活躍した佐野。2年目のパフォーマンスにも注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月04日 13:10
横浜F・マリノスは4日、MF植田啓太がSC相模原へ育成型期限付き移籍をすることを発表した。
なお、育成型期限付き移籍期間は2025年1月31日までとなり、2024シーズン公式戦における横浜F・マリノスとの対戦には出場できない。
現在21歳の植田は、横浜FMのプライマリー、ジュニアユース、ユースを経て、2021年からトップチームに昇格し、2021年から2023年までは栃木SCへと期限付き移籍をしていた。今年から横浜FMに復帰したものの、ここまでリーグ戦の出場機会はなく、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。
育成型期限付き移籍が決定した植田は横浜FMのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「SC相模原に育成型期限付き移籍することとなりました。ファン・サポーターの皆さんの期待に応えられず、悔しい気持ちです。SC相模原に行くからには、しっかりとピッチ上でJ2昇格に貢献したいと思います。半年間ありがとうございました」
そして、加入する相模原のクラブ公式サイトでは「この度、横浜F・マリノスから育成型期限付き移籍で加入することになりました植田啓太です。SC相模原の最大の目標であるJ2昇格に向け、チームの力となれるように日々全力で頑張ります。よろしくお願いします」とコメントしている。
2024年07月04日 13:04
柏レイソルは7月4日、鹿島アントラーズからFW垣田裕暉の完全移籍で獲得したと発表した。
2016年に鹿島ユースからトップチームへ昇格した垣田は、ツエーゲン金沢、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖へのレンタル移籍を経て、23年に鹿島へ復帰。今季はJ1で4試合に出場していた。
26歳のストライカーは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「はじめまして、垣田裕暉です。このたび、柏レイソルに加入することになりました。レイソルの力になれるよう、全力を尽くして戦います。応援よろしくお願いします」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
垣田の加入を伝えた柏の公式Xには、以下のようなコメントが寄せられた。
「きたーー!!!」
「素晴らしい補強」
「めちゃくちゃ期待しております!」
「完全移籍で加入か」
「よろしく頼みまっせ!」
「一緒にタイトル取ろう!」
「木下とのツインタワー期待してます」
「全力で応援するのでよろしくお願いします!」
パリ五輪へ出場する細谷真大の穴を埋めるアタッカーとしての期待も大きい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月04日 13:00
今週末にシルバーストーン・サーキットで開催されるF1世界選手権のイギリスグランプリ。
2024年07月04日 12:47
ドイツ人指揮官のハンジ・フリック新監督の下、復権を期すバルセロナ。新シーズンに向け、フリックとデコSD(スポーツディレクター)は左ウイングを最大の強化ポイントとして見据えている。 ターゲットの筆頭に挙がるのが、リバプールのルイス・ディアス、RBライプツィヒのダニ・オルモ、そしてアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムスだ。しかし、いずれも所属クラブとの契約を残し、獲得には少なくない移籍金が必要。なかでもN・ウィリアムスの契約解除金は5800万ユーロ(約95億7000万円)に設定されていて、財政難のバルサにとっては高嶺の花だ。 そんな中、セレソンの元10番がバルサのターゲットについて言及した。スペイン紙『スポルト』が報じている。 1997〜02年までバルサでプレーし、99年にはバロンドールを受賞した元ブラジル代表FWのリバウドは、EURO2024で大活躍のスペイン代表FW、N・ウィリアムスを称賛。古巣バルサに獲得を進言した。
【動画】切れ味抜群! ジョージアを沈めたN・ウィリアムスの一撃
「彼のこれまでの活躍を考えると、契約解除金は決して高くない。きわめて妥当な金額だ。昨シーズンはアスレティックで、そしていまはスペイン代表で素晴らしい活躍を見せている。バルサで成功するために必要なものをすべて持っている選手で、クラブは彼の獲得を優先すべきだ」 N・ウィリアムスにはプレミアリーグのアーセナルやリバプールからも熱視線が注がれ、争奪戦の様相を呈している。一方で、N・ウィリアムス本人がラ・リーガでのプレーを望んでいるとも伝えられ、またプライベートで仲が良い16歳のラミネ・ヤマルが所属しているという部分も、バルサにとってプラスに働くかもしれない。。 もっとも、バルサがN・ウィリアムスを獲得するには、現有戦力の売却が必要になってくるだろう。ドイツの地で眩い輝きを放つドリブラーは、今夏ステップアップを果たすのか。N・ウィリアムスの去就に注目が集まる。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
2024年07月04日 12:40
川崎フロンターレは7月3日、公式Xを更新。日本代表DF板倉滉がクラブハウスに訪れたと報告した。
川崎ユース出身の板倉は、2015年にトップチームへ昇格し、翌年にJ1デビュー。18年にはベガルタ仙台でプレーし、J1リーグでは通算31試合・3ゴールを記録した。19年1月より海外挑戦を果たし、現在はボルシアMGに在籍している。
【画像】板倉滉が川崎のクラブハウスを訪問!
そんな27歳の訪問を古巣が歓迎。「クラブハウスに板倉滉選手が来てくれました!! 選手やスタッフ一人一人と談笑している姿は昔のまま。変わらず気さくなコウを見て、嬉しくなりました」と綴り、板倉の写真を公開した。
この投稿には、「お帰りなさい!」「好きすぎる」「いつ見ても最高に素敵」「思い出が溢れて倒れそう」「まだ日本にいたの⁉」「いつでもウェルカムだぞ!」「格好良いな」「クラブでも代表でも頑張れー!」などの声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月04日 12:39
アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズが、ドイツ代表との大一番に向けた意気込みを語った。3日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
現在開催中のEURO2024で3大会ぶり3度目の欧州制覇を目指しているスペイン代表。“死の組”とも形容されたグループBを3戦全勝で首位通過すると、ラウンド16ではジョージア代表を4−1で撃破。開幕前の下馬評はそれほど高くなかったものの、ここまで全勝でベスト8進出を決めている。左ウイング(WG)を主戦場とするN・ウィリアムズはここまで1ゴール1アシストを記録。積極果敢な仕掛けで右WGのラミン・ヤマルとともにスペインの攻撃を牽引している。
準々決勝で激突するのは自国開催での優勝を狙うドイツ代表。開幕戦でスコットランド代表を5−1で一蹴すると、その後の2試合を1勝1分で終えてグループAを首位で通過し、ラウンド16ではデンマーク代表を撃破。FIFAワールドカップカタール2022後は歴史的不振に陥ったものの、ユリアン・ナーゲルスマン監督の就任とトニ・クロースの代表復帰が奏功し、スペインと並んで今大会屈指の戦術的完成度を見せつけている。
N・ウィリアムズは「誰も僕たちがここまで到達するとは言っていなかったし、優勝候補に推す声もなかった。でも、僕たちは素晴らしいチームであり、野心と決勝へ進む意欲を持っていることを示している。これからも一歩一歩前進していくつもりだよ」と前置きしつつ、「このチームにスターはいない。全員が重要な役割を担っているんだ。そのことが僕たちを強くしているし、全員が同じ方向を向いている。何か大きなことを成し遂げたいね」とチーム状態への自信を示した。
続けて、準々決勝の対戦相手であるドイツについても言及。司令塔として圧倒的な存在感を放っているクロースと、自身と対峙する可能性が高い右サイドバック(SB)のジョシュア・キミッヒについてそれぞれ次のようにコメントした。
「クロースは非常に優れたパサーで、まるで頭の後ろにも目があるかのようにプレーする。非常に完成された選手だと思っているよ。守備時により多く走らなければならなくなるし、チームはそのことに感謝しているだろう。彼がDFラインの左側に落ちてプレーすることは知っている。中盤や低い位置でブロックを組む時にはそれをコントロールしなければならない。僕たちは献身性を示す必要があるだろうね」
「キミッヒは偉大な選手だし、彼のキャリアがそれを物語っている。バイエルンに所属しているのにも理由があるし、僕は彼のことをリスペクトしているよ。でも、僕は自分のプレーをするつもりだ。僕がここにいるのはそのためだと思うし、何度だって彼と対戦するつもりだ。彼は偉大な選手だが、ベストを尽くすよ」
大注目の一戦は日本時間5日の25時(6日の1時)にキックオフを迎える。
2024年07月04日 12:20
かつては細身のプレーメーカーとして知られた元ドイツ代表MFメスト・エジルが、現役時代とは全く違う姿を見せて話題になっている。
2024年07月04日 12:00
欧州では多くの選手たちが6月いっぱいまでの契約を結ぶことになるが、その6月が終わったことで移籍金が発生しないフリートランスファーが可能な選手たちが何人か出てきている。資金を必要としないため、獲得のために他の選手を売却する必要もなく、プレミアリーグのPSRのように支出に関する厳しい規定がある場合はなおのことありがたい話となる。
お得な「ゼロ円移籍」だが、今夏はかなりのビッグネーム揃いとなっている。なかでも現在開催中のEURO2024にチームのレギュラーとして出場中のMFアドリアン・ラビオは注目の一人だろう。ユヴェントスとの契約が切れ、リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドが獲得に動いているとの報もある。29歳と脂の乗った年齢で、獲得すれば即戦力となれることは間違いない。
オランダ代表FWメンフィス・デパイも代表ではレギュラー格の一人だ。アトレティコ・マドリードでは出番が多いというわけではなかったが、公式戦9ゴール1アシストを記録。ビッグクラブからお呼びがかかるかどうかはわからないが、その献身性と流動性を欲しがるクラブは多いだろう。
マンチェスター・ユナイテッドを退団したDFラファエル・ヴァランもフリーだが、こちらはセリエAのコモ入りが有力視されている。まだ31歳であり、守備の国イタリアでもう一花咲かせる可能性は十分だと思われる。
他、トッテナムがクラブ史上最高額の6500万ポンドを費やしたMFタンギー・エンドンベレ、ユルゲン・クロップ時代のリヴァプールの最終ラインを長く支えたDFジョエル・マティプ、同じくリヴァプールで卓越した技術を見せつけたMFチアゴ・アルカンタラ、トッテナムでは負傷がちながらもまだまだ24歳と若くポテンシャルを秘めたDFライアン・セセニョンなど錚々たるメンツがフリーとなっている。
昨今はアメリカのMLS、そしてサウジ・プロフェッショナルリーグなど移籍先の候補にも幅がある。果たして、この才能ある選手たちを無料で獲得するのはどのクラブになるだろうか、今夏の注目ポイントの1つとなる。
2024年07月04日 12:00
現在F1グランプリの絶対王者となっているレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。
F1が今週イギリスのシルバーストーン・サーキットでのレースを迎えることもあってか、今回『Mobil 1 The Grid』で彼は「F1ドライバーでサッカーのイレブンを組んでみた」的なコーナーに出演していた。
そこでフェルスタッペンが選んだのは…。
.@Max33Verstappen is definitely no ordinary manager! 👀#F1 #Mobil1 #Mobil1TheGrid #F11 @redbullracing pic.twitter.com/CljmxawYRn— Mobil 1 The Grid (@Mobil1TheGrid) July 3, 2024
なぜかいきなりゴールキーパーに小柄な角田裕毅をセレクト。「彼は全てを守ってくれる」らしい。
そしてなんとペレスがリベロになり、ピアストリ、リッカルド、ヒュルケンベルグ、ルクレール、アルボン、ノリス、サインツをディフェンスラインに配置して8バックに。
中盤には攻撃的MFとしてフェルナンド・アロンソを一人で配置し、そしてワントップには自分を選択した。
「ディフェンダーは上下動ができるし、8人がゴール前をブロックすれば非常に強力な守備になる。ユウキがゴールを守ってくれるから、点を決められるのはメッシだけだ」
1位はメッシでも大谷同僚でもない!世界で最も金を稼ぐ最強スポーツ王10人
と、フェルスタッペンはあまり意味がわからない天才的な采配を説明していた。
イギリスGPは5日にフリー走行の1回目がスタートし、日曜日の決勝まで3日間に渡ってセッションが行われる。日本では「DAZN」で放送される予定だ。
2024年07月04日 11:48
U−23フランス代表を率いるティエリ・アンリ監督が、今夏移籍が迫っているニースに所属するMFケフラン・テュラムはパリオリンピック2024に参加できないことを明かした。3日、フランス紙『レキップ』が伝えている。
今大会のホスト国でもあるフランスはグループAに入り、24日にU−23アメリカ代表と、27日にU−23ギニア代表と、30日にU−23ニュージーランド代表と対戦する予定となっている。
先月頭に代表候補メンバー25名を発表していたアンリ監督は、今月3日に本大会メンバーを発表する予定だったが、「ケフラン・テュラムがチームを離れたことは確かだ」と候補メンバーに含まれ、本大会のメンバー入りも予定されていた同選手を急遽外さなければならなくなったことを明かし、次のように不満を露わにした。
「これが最後の瞬間まで私たちが待たなければならない理由だ。なぜなら、何度も伝えていたことを今朝電話で言われたからだ。彼が移籍すると見られているクラブは彼がこのチームに加わることに反対している」
K・トゥラムは今夏の移籍市場でニースからユヴェントスへの加入が決定的になっており、近日中に正式発表される見込みとなっている。このような状況から、五輪はクラブに派遣義務がない大会であるため、移籍先となるユヴェントスが招集を拒否した模様で、アンリ監督は急なメンバー変更を余儀なくされる事態になったようだ。
2024年07月04日 11:42
日本サッカー協会は7月3日、パリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表した。
2024年07月04日 11:41
7月3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表のメンバーが発表された。山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)とともに会見上に姿を現した大岩剛監督が、自らの口で本大会を戦う18人の名前を呼び上げていく。怪我人が出た際に入れ替えが可能となるバックアップメンバー4人も発表され、本大会に挑むスカッドが確定した。
今回のメンバー選考において、触れておきたい点がある。バックアップメンバーと予備登録リストの扱いだ。
18人の本登録メンバーに怪我人や体調不良者が出た場合、バックアップメンバーに選出されたGK佐々木雅士(柏)、DF鈴木海音(磐田)、MF佐野航大(NEC)、MF山田楓喜(東京V)の中から代替選手を補充できる。
大会期間中に離脱者が発生したケースにも対応可能で、不測の事態が発生した際には4人の力が必要不可欠。JFAによると、バックアップメンバーの4人はチームに帯同せず、アクシデントがあった際に合流するという。
特に大会中に負傷者が出た際に新たに補充する場合、バックアップメンバーとして名を連ねている佐野は重宝されるはずだ。
大岩ジャパンで活動した期間が短く、本大会前最後となる6月のアメリカ遠征でしかプレーしていない経緯を考えれば、18人のメンバーから漏れた点は仕方ない側面がある。だが、オランダリーグ1部で結果を残した実力は確か。創造性に富んだプレーと正確なパスはチームの力になるはずで、何よりセンターフォワードとCB以外でプレーできる汎用性は、限られたメンバーから選手を補充するとなった場合に計算が立ちやすい。しかも、欧州クラブに所属しているメリットも大きく、時差ボケなく合流できる点もプラスに働く。
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その一方で、今大会はバックアップメンバーに関して変更点があり、山本NDは会見でこのような話をしている。
「(18人のメンバーに)体調不良や怪我などがあった場合、バックアップメンバーの4人から差し替えができる。ただ、初戦のキックオフ直前までにバックアップメンバーにアクシデントがあった場合は、このメンバー以外のラージリストから(選手を)変えられます」
初戦のキックオフ24時間前までにバックアップメンバー4人が怪我や体調不良で離脱した際は、予備登録リストから補充できるようになった。往来であればいかなる場合でもバックアップメンバーの差し替えは認められていなかったため、この変更は大きな意味を持つ。
加えて、予備登録リストの扱いが大会直前に変更された点も見逃せない。
当初の予定では2月に人数制限が設けられていないラージリストを提出し、その中から5月下旬に50人の予備登録リストを確定させる流れだった。しかし、5月21日にFIFAが変更を決定。50人のリストを100人に増やすことが伝えられた。さらにその後、100人のリストも撤廃。2月に提出したリストから選手を選定すると通達があった。つまり、ラージリストに関する変更を踏まえると、日本にとってプラスになる可能性がある。
例えば、バックアップメンバーで負傷者が出た場合、「100名以上登録している」(山本ND)というリストから選手を追加できるため、土壇場で欧州クラブに所属する選手が招集OKになった場合に呼び寄せることも不可能ではない。
OAの選手がひとりもおらず、またMF久保建英(ソシエダ)、MF鈴木唯人(ブレンビー)、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)も招集できないなど、思い通りのメンバー構成にできたわけではない。それでも、こうしたルール変更もうまく使えれば、日本の力を最大値に持っていくことはできるはず。
「詳細なルールを把握したうえで動いていかないといけない。サポーティングスタッフ、メディカルスタッフなど様々な人が動いて、周りの選手の管理もやっていかないといけない」とは山本NDの言葉。2年半の活動で大岩ジャパンに招集された選手は総勢88名。ここから18名+4名が選出された。だが、不測の事態に陥れば、まだほかの選手が呼ばれる可能性は小さくない。総勢88名とスタッフで構成される大岩ジャパンの戦いはここからだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年07月04日 11:40
9月からスタートするワールドカップ2026のアジア三次予選。日本代表はグループCに入り、オーストラリア、サウジアラビア、インドネシア、バーレーン、中国と同組となった。
インドネシアは近年他国生まれの選手を数多く引き入れて強化を進めていることで話題になっており、セレッソ大阪に所属しているジャスティン・ハブナーもその一人だ。
一方、帰化選手の引き入れという点で言えばかつては中国のエネルギーが高かったものの、近年では全くその動きが進んでいない。
現在は滄州雄獅に所属しているFWオスカル(コンゴ民主共和国)、そして長春亜泰でプレーしているセルジーニョ(かつて鹿島アントラーズでプレーしたブラジル人選手)の2名を帰化させようという手続きを進めているそうだが、それもあまり進んでいない。
『北京青年報』の記事によれば、現在の中国の状況では選手の国籍を変更することに大きなハードルがあるのだという。
それはリーグにおける給与のルール。現在は中国人の選手と外国人選手では年俸の制限規則が全く異なっている上、しかもその金額自体が大きく違っているため、非常に難しい交渉を余儀なくされるとか。
帰化して中国代表入りした「一流外国人」たち
そのため、帰化した場合の変更に関して関係者全員が合意に達する必要があり、中国代表の側よりもクラブ側が選手の帰化に前向きにならなければ手続きが進められない状況にあるそうだ。
『北青体育』によれば現状の中国の状況を考えればオスカルとセルジーニョが今年中に帰化できる可能性は低く、ワールドカップ予選のスタートには間に合わないとのこと。日本代表は9月5日に中国と対戦する予定だが、そこで新たな帰化選手が来ることはなさそうだ。
2024年07月04日 11:30
スペインのスポーツ紙『MUNDODEPORTIVO』が、日本五輪代表の正式発表に対し、「嬉しいニュース」と反応を示した。
その理由というのは、レアル・ソシエダに所属する久保建英が選出されなかったためだ。その記事を書いたのはレアル・ソシエダの取材を専門とする記者で「プレシーズンの初日からリーグ戦が始まるまで、偉大な彼に頼ることができる」と書いている。
久保がパリ五輪のメンバーに入らないというニュースは以前から日本にも流れており、その是非が問われていた。パリ五輪の場合はA代表と違って日本側に拘束力がなく、所属クラブ側が拒否すれば招集できないルールがありどうしようもない。ソシエダ側の休養させたいという意見も至極真っ当である。
ここのところ久保はリーグ戦だけでなく、カップ戦、チャンピオンズリーグ、代表戦ではアジアカップに親善試合と出ずっぱりだった。彼に無理をさせないのは、それだけクラブに欠かせない存在として期待されている証拠なのだろう。日本人からしてみれば遠いスペインの地で日本五輪代表のメンバー発表が注目されていることが意外であるし、さらに不選出を喜ぶ報道もなかなか目にしないため、興味深い反応ではある。
五輪不参加は残念だが、久保には是非とも来季に向けてしっかりコンディションを整えてもらいたいところだ。