2024年07月03日 06:00
中日2―1巨人(セ・リーグ=2日)――中日は五回に福永の2ランで逆転した。 小笠原は七回途中1失点で、マルティネスは25セーブ目。巨人は力投の山崎伊を援護できず、終盤の好機も生かせなかった。 ◇ 試合後、巨人の阿部監督は「勝負をかけたんだけど……。そこで打てなかったら負けるし、打っていたら逆転で勝っている」と振り返った。その言葉が指していたのは、好投を続けた相手先発の小笠原が降板した後の八回。相手がわずかに見せた綻びを、突ききれなかったことだ。 長野県松本市での巨人戦は7年ぶり。試合前、マウンドの確認をした巨人の投手たちは「遠く見える」と口々に違和感を語ったという。マウンドからホームベースまでの距離は、いつもと同じ18・44メートル。選手の声を聞いた球団スタッフは「少し傾斜がなだらかみたい」と錯覚を起こす要因を分析した。 慣れない環境は相手も同じ。八回、中日の3番手松山が制球を乱した。先頭の代打・立岡は冷静に見極めて四球で出塁する。指揮官は送りバントのサインを出さず、上位打線に託した。しかし、1番丸は2ボールから高めの直球を打ち損じて中飛。2番吉川はカウント3―1から低めの直球に手を出して一ゴロ併殺に倒れた。 選手たちも、強攻策をとったベンチの意図は十分にくみ取っていた。丸は「とにかくヒットを打つ」との一心で打席に向かい、吉川も「『打て』のサインだったので思いきっていった」と語った。ただ、丸は「ボール球だったから、欲を言えば我慢できればよかった」と反省も口にした。 この日はあと一本が出ず、打線の状態は一進一退を続ける。だからこそ、阿部監督は「力むのはしょうがないんだけど、そこをコントロールして、つなぐ意識をもっと出していくのが大事」と好機での集中力を求めている。(財津翔)
2024年07月05日 08:38
右肩鍵盤の痛みでIL入り…11日からの敵地6連戦には帯同せず
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間5日・ロサンゼルス)
右肩鍵盤の痛みで負傷者リスト(IL)に入っているドジャース・山本由伸投手が11日(日本時間12日)に投球を再開する見込みとなった。4日(日本時間5日)の試合前、デーブ・ロバーツ監督が「来週の後半にキャッチボールを計画している。来週の後半とは木曜日、金曜日、土曜日」と明らかにした。
山本は6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で「右上腕三頭筋の張り」を訴え、2回無失点で緊急降板。翌16日(同17日)にIL入りし、ロバーツ監督は数週間ノースローになると説明していた。
チームは10日(同11日)からフィリーズ、タイガースと敵地6連戦。山本は遠征には帯同しないという。「肩を動かして、強度(のトレーニング)をしていることは知っている」と明かした。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 08:10
ロドンが交代を告げられマウンドで“怒り”
【MLB】レッズ 3ー2 ヤンキース(日本時間4日・ニューヨーク)
ヤンキースのカルロス・ロドン投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのレッズ戦に先発。3点ビハインドの6回1死一塁の場面で降板を告げられると、マウンドで「No way!(嘘だろ)」と叫んで怒った様子。ファンからは「彼は何をしているのか」「落ち着け」と疑問の声があがっている。
2回にマルテに2ランを打たれて先制を許すと、5回にもフェアチャイルドにソロを被弾した。3点ビハインドの6回には先頭のデラクルーズを打ち取るも、続くキャンデラリオに四球を与え、ここでアーロン・ブーン監督が交代を告げてマウンドへ向かった。ロドンはマウンド上で不満げな表情を見せ、「No way」と連呼。納得いかない表情でベンチへ下がった。
ヤンキースは2022年オフ、ロドンと6年1億6200万ドル(約261億円)の超大型契約を結んだが、昨年は14登板で3勝8敗、防御率6.85に終わった。今季は5月から6月にかけて7連勝していたが、直近4試合では計23失点で4連敗となっている。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」のヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」が公式X(旧ツイッター)に「カルロス・ロドンはアーロン・ブーンに交代させられたことに腹を立てた」と動画を投稿。ファンからは「どうして怒るのか」「彼が文句をいうことはできない」「昨シーズンの彼に戻ってしまった」「その特権を得るのに十分な投球をしていない」と厳しい声が並んだ。
試合後、ロドンは「悪い方向に受け取られたくはない。あの回は残って最後の2アウトを取りたかった」と、クオリティスタート(6イニング以上&自責点3以内)目前で交代を告げられ、感情が昂ってしまったことを冷静な表情で振り返った。
6月27日(同28日)のブルージェイズ戦では8点を奪われ、5回1死二、三塁の場面で交代のために指揮官がマウンドへ向かうも、これを“拒否”。結局続投となり、ブルペンからマウンドへ向かおうとしていた投手が引き返す珍事があった。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 08:08
Dバックスのロブロ監督が言及…ハーパー&タティスJr.は欠場見込み
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間5日・ロサンゼルス)
MLBのオールスターゲームでナ・リーグの「指名打者」で先発出場が決まっているドジャースの大谷翔平投手が、上位打線で起用される見込みとなった。4日(日本時間5日)、ナ・リーグの指揮を執るダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が「上位を打つだろう。1回に打つ」と明らかにした。
今年のオールスターゲームは16日(同17日)に米テキサス州アーリントンで行われる。大谷は先発出場野手を決めるファン投票で、指名打者部門の1次投票を277万7173票で1位通過すると、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手との2次投票で63%を獲得。日本人選手としてはイチロー以来となる4年連続スタメン出場が決まっていた。
ロブロ監督は4日のドジャース戦前に「(打線は)考えてみたよ」と明かした。一方で、外野手部門で選出されたパドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手、一塁手部門で選出されたフィリーズのブライス・ハーパー内野手らは現在負傷者リスト(IL)入りしている状態。両者は欠場見込みで「その選手が出場する(と仮定した)状態で打線を考えた。でも、まだ決まっていない」と明かした。
「(出場する選手の)名前を見るとアメージングだよね。(打順を考えるのは)楽しかったよ」と心待ちにしていた指揮官。大谷については「おそらく上位の1、2、3番を打つだろう」と明かした。しかし、その後、ダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ内野手に対し「先頭打者を務める。それは、間違いなく確約する」と断言。2番もしくは3番での起用になりそうだ。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 08:00
「広島7−5阪神」(4日、マツダスタジアム)
総立ちのベンチに向け、力強く拳を握った。
2024年07月05日 08:00
4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−ヤクルト』で解説を務めた里崎智也氏が、ヤクルト・村上宗隆について言及した。
22年に三冠王にも輝いたことのある村上は今季ここまでリーグトップの15本塁打、リーグ4位の37打点をマークするが、打率は.237。
里崎氏は「ホームランだけでいえばリーグトップ。三冠王を取ったことがあるで、みんなのハードルが上がっている」と指摘。「何か物足りなく感じますよね」としながらも、「広島にいたランスは(87年に)打率.218で39本塁打を放ってホームラン王ですからね。ハードルが三冠王で上がっているのが、かわいそうな部分ではありますね」と話していた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年07月05日 07:36
「1試合1試合勝負なので、1試合1試合続けられるように頑張ります」。
ロッテの小島和哉は6勝目を目指し、18時からの西武戦に先発する。
小島は前回登板の6月28日のオリックス戦で、降雨により41分遅れでの試合開始となったが、「できるだけ体を固まらないようにピッチングやっている最中に試合開始が遅れると聞いたので、軽くの球でもキャッチボールは続けてやっていました」と、しっかりと対応し、7回・116球を投げ、4被安打、8奪三振、3失点で今季5勝目を手にした。3回までに3点を失ったが、4回以降は4イニング連続で三者凡退に打ち取った。
前回登板では、0−1の1回二死二、三塁で紅林に1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた131キロのチェンジアップはいつもと軌道が違うように見えた。雨が降っていたから軌道が変わっているように見えたのだろうかーー。
「28日のオリックス戦に関しては腕の末端がだいぶいい感じでムチでしなってというか先端がうまく走っていたので、いい軌道、ポワンと浮かないような軌道になっているかなと動画を見て思いましたね」。
4−3の6回二死走者なしでセデーニョに1ボール1ストライクから3球目に低め134キロ速いチェンジアップで空振り、最後は4球目も135キロ速いチェンジアップで空振り三振に仕留めた。
昨年取材した時に「チェンジアップは感覚が良くない時はちょっと速くなりやすい」と話していた。
「その辺はなんていうんですかね、今年に限っては四球が改善できているんですけど、結局裏を返したらカウントが深くなった時に甘いところで、ストライクゾーンで前に飛ばしてくれという投球がたまたま前半うまくいってた」。
「それが逆に今の流れを含めて前に飛ばすというのが、予期せぬところに飛んでいっているイメージだったので、それをちょっと気をつけようという話をアナリスト、投手コーチとの話を含めて、そういうアドバイスをもらった。今の自分だったら厳しいところ、厳しいところに狙っても四球が増えないんじゃないかなと自信になったところもあった。オリックス戦は粘り強くそこに投げるというのは、甘く入らず行けたのが良かったのかなと思います」。
縦に落ちるスライダーも追い込んでからの勝負球だけでなく、カウント球でも投げていた。
「ちょっと縦気味に曲げにいくイメージで思って投げるのと、森さんをセカンドゴロに打ち取ったのとかは逆に横に曲げようと思って横振りを入れたりとか、1球サイドスローで投げてみようかなと試してみて、それくらいの気持ちの余裕はあった。間違いだけはしないようにと思いましたけど、そういうちょっと面白いこともできるような余裕はありましたね」。
◆ 登板前の準備
今季は登板前までに3、4球目までの配球をある程度考えてマウンドに上がっていたが、前回登板に関しては「ほとんど(佐藤)都志也のサインに首を振らないくらいの気持ちでマウンドに上がっていて、いい意味で“全部お前のせいだ!”でいきましょうよと(佐藤)都志也にもいってくれて、任せてくださいと感じだったので、僕は投げる球と意図しているサインを汲み取ってここは絶対、高さだけ気をつけないといけないなとか、簡単に取りに行くというのはなかったですけど、緩急さえつけば真ん中行ってもいいのか、ストライクからボールなのかはっきりできたなと」と明かした。
交流戦は苦しい投球が続いたが、前回登板の降雨コールドによる完投勝利をきっかけに状態を上げていきたいところ。「もっとできるというか、こんなところで満足していないですけど、良かったところは良いと自分の中で褒めないとよくないと思いますし、できていないところも実際にあるので、そこはしっかり反省して」。今夜もチームを勝利に導く投球に期待だ。
取材・文=岩下雄太
2024年07月05日 07:32
7月5日は大谷の30歳の誕生日
ドジャース・大谷翔平投手は5日、30歳の誕生日を迎えた。スポンサー企業から祝福が殺到。寝具などを扱う西川株式会社は「これからも西川株式会社は、大谷翔平選手を睡眠でサポートして参ります!」と公式X(旧ツイッター)に綴った。
現地時間は4日のため、ひと足先に日本から祝福の声が寄せられた。株式会社コーセーのスキンケアブランド「雪肌精」は「お誕生日おめでとうございます 一緒におめでとうの気持ちを届けましょう」とコメント。同社のブランド「コスメデコルテ」も「大谷翔平選手お誕生日おめでとうございます」と写真入りで投稿した。
この投稿にファンも便乗。「もう30歳なのか」「お誕生日おめでとうございます大谷くんにとって素晴らしい年になりますように」とお祝いの声が届いた。
大谷はこの日、本拠地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。自らを祝福する28号に期待がかかる。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 07:30
「ミスターロッテ」初芝清氏は小4で野球を開始、中学入学時に争奪戦が起きた
ロッテ一筋17年で打点王を獲得するなど、強打の内野手として活躍した初芝清氏。
2024年07月05日 07:00
本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場する
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日、試合開始10時10分)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場する。2試合ぶりとなる28号本塁打に期待がかかる。
3日(同4日)の同戦に「1番・DH」で先発出場した。初回に2試合連続安打となる中前打を放ち、4打数1安打1得点。打率.319、OPS1.043となった。チームは初回の3点のリードを守れず、12失点で大敗した。
7月5日は30歳の誕生日。この日は20代最後の試合となる。ここまで打率.319、27本塁打はリーグ2冠。64打点はトップのフィリーズ・ボームと6点差のリーグ3位となっている。
ダイヤモンドバックスはエースのザック・ギャレン投手が先発する。今季は12試合登板して6勝4敗、防御率2.83。(Full-Count編集部)
2024年07月05日 07:00
◆ 逸材が甲子園未出場の選手の中に数多く潜む!
第106回全国高校野球選手権大会の出場49校を決める地方大会が北海道や沖縄などで始まった。
夏がじりじりと迫っていた5月、高校野球の春季大会を視察していたNPB球団の編成幹部が「見ていて楽しいですよ」と嬉しそうに言っていた。
今年の高校3年生に今秋ドラフト候補に挙がる遊撃手が数多くいることを指しての発言だった。
強打を売りとする大型遊撃手から俊足や強肩自慢の素材型、総合力の高さで勝負する万能型までそれぞれに個性が異なるから面白いと言う。
逸材が甲子園未出場の選手の中に数多く潜んでいることも特徴の一つだ。
そこで今回は現地で取材した選手の中から今夏の地方大会で注目したい遊撃手を特集する。
◇ 石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)/花咲徳栄(埼玉)/181センチ、81キロ/右投げ・右打ち
全国にドラフト候補の遊撃手が数多くいると言えど、石塚が世代No.1ショートだと断言していい。
高校通算20本塁打超の右打ちの強打者で、走攻守三拍子の全てで世代トップクラスの能力を兼ね備えている。
抜群の才能を知らしめたのが4月に行われた高校野球日本代表候補の強化合宿だった。
この合宿は、全国から招集された高校生が台湾で9月に開催されるU18アジア選手権での日本代表入りに向けてアピールする舞台。大半の打者が不慣れな木製バットを扱いきれずに本来の持ち味を発揮できない中、石塚の打球の鋭さだけは別格だった。
フリー打撃では、いとも簡単に打球に角度をつけてフェンス際への打球を連発した。打撃練習から長打力を見せられたのは石塚だけだったと言っていいだろう。
紅白戦で石塚が打席に入ると、NPB12球団のスカウトの目の色が変わった。編成幹部クラスもストップウォッチを手にして走力を測るなど、注目度の高さが他の選手とは明らかに違った。
今年は「甲子園出場」「高校日本代表選出」「ドラフト指名」の三大目標を掲げていると言う。
現時点で今秋ドラフトの上位指名は確実。昨夏に甲子園初出場した上田西(長野)横山聖哉(現オリックス)のように、今夏の活躍次第ではドラフト1位候補にまで評価を上げそうだ。
◇ 斎藤 大翔(さいとう・ひろと)/金沢(石川)/181センチ、76キロ/右投げ・右打ち
高須洋介(元近鉄、楽天)や釜田佳直(元楽天)らのプロ野球選手を輩出した金沢高に強肩強打の遊撃手が現れた。
遠投120メートルの強肩と50走6秒0の俊足を生かした遊撃守備が最大の魅力だ。
181センチの長身ながら、動きの軽快さが光る。グラブさばきも器用で、花咲徳栄の石塚ら全国クラスの遊撃手と比較しても守備力では見劣りしないだろう。
武部佳太監督は「入学直後のノックは忘れもしないですね。中継プレーで本塁への送球を見たときに、グワーッと向かってくる感じが“凄いな…”と思った」と証言する。投手として最速140キロを計測したことも地肩の強さを示している。
パンチ力を兼ね備えた打力も魅力の一つだ。
昨夏の石川大会では日本航空石川との準々決勝で2本塁打を放つなど1大会3本塁打をマークし、一躍NPBスカウト陣からの注目を集める存在になった。
現在は主に3番を担い、高校通算は10本塁打を超える。
「夏までに個人としてもチームとしてもフィジカル面で強くなることを目標にしています」
昨夏同様に本塁打を放てば、さらに評価を高める夏になるだろう。
◇ 今坂 幸暉(いまさか・ともき)/大院大高(大阪)/178センチ、80キロ/右投げ・左打ち
いま最も旬な選手の一人が大院大高の今坂だ。
春夏甲子園出場1度の私立校が、春の大阪大会で履正社、大阪桐蔭の「大阪2強」を破って優勝した。その立役者となったのが26打数13安打(打率.500)、11打点と活躍した今坂だった。
走攻守三拍子がそろう遊撃手ながら、最大の魅力は打力と言っていい。
ミート力の高い中長距離打者として鋭いライナー性の打球を連発し、ツボに入れば一発長打も兼ね備えている。
春季大会の履正社戦では好投手から2安打し、凡飛となったものの中堅フェンス間際への大飛球も放った。試合が行われた大院大高のグラウンドの中堅フェンスは奥行き128メートル。球場であればバックスクリーンに着弾していた可能性が高かった一打に視察したNPBスカウトも「普通なら入ってるでしょ!」と驚いていた。
大院大高のグラウンドは一般的な球場と比べて外野が広い。そのため春季大会終了時点で高校通算8発と本塁打数では目立たないものの、長打力を備えていることは間違いない。
夏本番を前に「結果を残して世代No.1の遊撃手と言われたい」と意気込む。夏も戦国大阪を勝ち抜く勝負強さを見せて、個人の評価も上げようとしている。
◇ 岸本 佑也(きしもと・ゆうや)/奈良大付(奈良)/180センチ、75キロ/右投げ・右打ち
知名度こそ高くないものの、この春最も大きな衝撃を受けた遊撃手を最後に紹介したい。
遠投100メートル超と世代屈指の強肩を武器とする岸本が今年に入って評価を上げてきた。
一塁送球はうなりを上げるように強く、三遊間からの低く強いノーバウンド送球で魅了する。
投手としては最速147キロを計測しており、投手として興味を示すNPBスカウトもいると聞く。
注目度が上がりきっていない理由は、秋の奈良大会時点で背番号が20だったことにある。打力の成長などが認められて秋の近畿大会で背番号6を背負い、一躍ドラフト戦線に浮上する存在になった。
春の奈良大会では複数球団が見守る前で豪快な左越え本塁打を放つなど打力でも一定の評価を得る。
「野手でも投手でも起用されるような肩を生かした選手になりたいです」
花咲徳栄・石塚のような今秋ドラフト上位候補に挙がる逸材から将来性を感じさせる選手まで気になる高校生遊撃手を追いかけるだけでも充実の夏になりそうだ。
文=河合洋介(スポーツニッポン・アマチュア野球担当)
2024年07月05日 06:40
◆ 「そりゃやられますよ」
阪神は4日、広島との試合(マツダスタジアム)に5−7と敗戦。首位・広島相手に3連勝とはならなかった。
3−3の同点で迎えた8回裏、2番手・島本浩也は先頭の小園海斗に右安打を打たれ、続く坂倉将吾は二飛に打ち取るも、代走・羽月隆太郎に二盗、さらには野間峻祥を四球で歩かせ降板。
3番手・石井大智は初球で羽月に三盗、2球目で野間に二盗を許した。その後二死満塁となり、堂林翔太への初球がまさかの暴投となり、三塁走者・羽月が生還。さらには堂林の左越え2点適時二塁打などで突き放された。
試合後、岡田監督は「牽制もせえへんで、初球あんだけやられてるのに」とコメントした。
広島の機動力にかき回された阪神のバッテリーについて、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「ピッチャーがクイックもできてないですよ。絶対に警戒する初球で、外すなり、長く持つなり何も無かったのでそりゃやられますよね」とバッサリ。
続けて「三盗を許したの場面は、ピッチャーが右投げ(石井大智)だったから二塁走者が見えてる訳ですよ。左投手だったらまだ分からないけれども…。岡田監督はもうちょっときつく言わないとダメですよ」と言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:30
◆ 「見える範囲で起きていることなので…」
ヤクルトは4日、DeNAとの試合に0−3と完封負けを喫し、カード負け越し。
2024年07月05日 06:20
◆ 打率は.331まで上昇
ロッテは4日、日本ハムとの試合(エスコンF)に3−1で勝利。カード勝ち越しを決めたこの試合で郄部瑛斗の存在感が光った。
「1番・中堅手」でスタメン出場した郄部は初回の第1打席、第2打席と続けて中安を放つと、5回の第3打席ではライトの頭を超える二塁打、さらには7回の第4打席でも右安を放ち4安打の固め打ち。1番打者として十分すぎる働きを見せ、打率は.331まで上昇した。
5打数4安打と大活躍を見せた郄部瑛斗について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「技術的にはこのくらいの数字は残して当然だと思っています。1番・2番・3番どこでも打てる選手で、走・攻・守すべてで中心を担える選手なので、郄部選手が帰ってきてくれたおかげで、色々な点の取り方であったり、得点のバリエーションが増えていると思います」と高評価した。
また同番組に出演した解説者の江本孟紀氏は「こういう選手は使いやすいですよね。調子も良いし、安定した最近の勝ち方は郄部選手がいるおかげでしょうね」とコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:10
◆ 「何年もエースとして投げてるみたい」
西武は4日、ソフトバンクとの試合(みずほPayPay)に4−0で勝利。武内夏暉が8回無失点でデビューから5連勝を飾った。
ドラ1左腕・武内は生まれ育った福岡の地で8回119球、4安打無失点、4奪三振2四死球の快投。首位を独走するソフトバンク打線に三塁を踏ませず、NPBでは2015年の高木勇人投手(巨人)以来9年ぶり、左腕では1993年の杉山賢人投手(西武)以来31年ぶりとなる新人での開幕5連勝を達成した。
デビューから5連勝を飾った武内について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「投げてる雰囲気とか見てると『プロ野球は甘いのぉ〜、チョロイのぉ〜』と余裕を持って投げてるように見えるんですよ。新人でこの投球は凄いね」と冗談を交えながらコメント。
また同番組に出演した解説者の坂口智隆氏は「なによりマウンド上での立ち振る舞いが、何年もエースとして投げてるみたいな感じがしますし、もちろん投げてるボールはどれも良いんですけど、立ち姿は非常に大事だなと思いました」とルーキーらしからぬ落ち着きっぷりを称賛。
続けて「球が強い、変化球の腕も良いですし、インサイドにもズバリと投げ込める。打者の反応を見ていたら、球速よりも速さ、重さを感じているのかなと。それで変化球を慌てて反応してしまい泳がされたり、空振りしてしまうのかなと思いますね」と投球について分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年07月05日 06:04
救援左腕ラミレスが昇格、今季6登板で防御率3.86
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは4日(日本時間5日)、マイケル・ピーターセン投手をマイナーに降格したと発表した。代わってニック・ラミレス投手が昇格した。
30歳の新人ピーターセンは球団初の英国出身選手。6月16日(同17日)にメジャー昇格し、6月18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦では4点ビハインドの7回から2回1安打1失点。メジャー初勝利をマークした。前日3日(同4日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦では2回4安打4失点。今季は6試合登板、2勝0敗、防御率4.66だった。
34歳の救援左腕ラミレスは今季6試合登板して勝ち負けなし、防御率3.86。(Full-Count編集部)