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2026年01月13日 16:52
広島・中村奨成外野手(26)が13日、広島県福山市で行っている自主トレを公開した。 昨年10月に右足首の手術を受けるも、この日は軽快な動きを披露。アップではダッシュを繰り返し、「もういつでもキャンプに入れるぐらい足も動いている」と万全を強調した。 アップを終えると、守備練習、ロングティーやフリー打撃などを行い汗を流した。今季の目標には143試合出場を掲げ、「地元開幕というのもあるので、まずはそこに1番センターとして試合に出たい」と自身初の開幕スタメンへ、力を込めた。 中村奨は高卒8年目だった昨季に才能が開花。自身最多の104試合に出場し、打率・282、9本塁打、33打点をマークした。
2026年03月04日 10:06
昨秋行われたプロ野球のクライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズで、SNS上で選手を誹謗(ひぼう)中傷した投稿やメッセージの総数が466件に上り、出場した6球団79選手が被害に遭ったことが、日本プロ野球選手会の調査でわかった。
選手会の発表によると、両シリーズの前後3日を含めた昨年10月8日〜11月2日に人工知能(AI)を活用し、X(旧ツイッター)やインスタグラムなど選手や球団の公式アカウントを対象にモニタリングを実施。約380万件の投稿と選手から申告があったダイレクトメッセージを分析した結果、誹謗中傷が疑われる投稿は2917件に上った。
専門のアナリストが分析した結果、海外も含めた197件のアカウントから466件の誹謗中傷投稿が認められた。内訳では、「人格攻撃・罵詈(ばり)雑言」が最多の56・2%を占め、「人種差別」も8・1%に上った。
問題の投稿はSNSの各プラットフォームに全て通報済みで、投稿者の個人情報の特定も進めている。選手側が求める場合は、刑事告訴などの法的手続きを行うという。
2026年03月04日 09:00
ロッテの新外国人左腕・カスティーヨは、リリーフの一角として活躍が期待される。
カスティーヨはメジャー通算69試合に登板して、5勝5敗、防御率4.11。昨季はダイヤモンドバックス、メッツ、マリナーズ、オリオールズの4球団でプレーし、4球団の合計は29試合・32回を投げ、2勝2敗、防御率3.94だった。
メジャー時代の映像を見ると、右打者のインコース、左打者のアウトコースに鋭いスライダーで空振りを奪っていた。スライダーが武器になってくるのだろうかーー。
「もちろんスライダーも良いんですけど、全部の球種に自信を持っているので、特にこれっていうのはないですね」。
スライダーの他にツーシーム、チェンジアップといった変化球を投げる。自身の投球スタイルについて、「ストライクゾーンを攻める、攻めのピッチャーと思っています」と分析。
ストライクゾーンを攻めるとカスティーヨ自身が話すように、昨季はメジャーでゴロ割合が55.4%と、ゴロを打たせてアウトを取っていくピッチャーだった。本人は「もちろんゴロになってくれたらいいんですけど、自分としては三振を狙っていきたいスタイル。常に三振を狙っていきたいです」と三振でアウトをとっていきたいという考えを持つ。
都城キャンプ2日目となった2月2日に来日初ブルペンを果たし、サブロー監督が見守る中、24球を投げ込み、投球連取後には日本語で「ありがとうとございました」と球を受けた捕手に感謝の気持ちを述べた。
来日2度目のブルペンとなった2月5日は、「今日のテーマとしてはコントロール重視でしっかりとストライクを投げることを意識して投げました」と、佐藤都志也に受けてもらい、西川史礁を打席に立たせて20球投げた。
2月19日のDeNAとの練習試合で実戦初登板を果たし、1回を投げ無失点に抑えると、続く2月26日のチェコ代表との親善試合は1回を投げ1失点だった。チェコ戦では21球投げたが、そのうち17球がストレート・ツーシームといった速球系。その日によってテーマを持って投げているのだろうかーー。
「あの時はコントロールですね。ちゃんとストライクゾーンに投げることを目標に立てていたので、いつもああいうわけではなくて、あの時は自分と確認しながら投げていましたね」。
ここまでの実戦登板で、日本とアメリカのボールの違い、マウンドの違いなど何か感じることはあるのだろうかーー。
「自分的には日本のマウンドの方が合っていると思いますし、ボールの曲がり幅も日本の方が今のところは曲がっていると思っているので、アメリカと比べると環境的には日本の方が合っているのかなと、今のところは思っています」。
感触を得ている球について「今現時点で言うと、ツーシームとスライダーがすごくいいボールを投げられている。この調子でシーズン入っても投げていきたいと思っています」と、ツーシーム、スライダーを挙げた。
開幕まで1ヶ月を切った。「3月にも入ってオープン戦も始まっています。今までは練習試合で試す方向に舵を切っていたんですけど、今は実戦、本当の試合で使うような動きにシフトチェンジしていけたらなと思います」。
移籍1年目となる今季に向け、「とにかく試合に勝つこと。どんどん投げてチームに貢献するのが一番だと思うので、まずはチームに貢献するというのが一番にあります」と意気込んだ。
ロッテは昨季まで決まった勝利の方程式を固定せず戦っていたとはいえ、シーズン通して勝ち試合で投げる投手がいなかった。リーグ優勝するためには、リリーフの整備は必要不可欠。カスティーヨには、勝利の方程式の一角に食い込むような働きが求められる。
(ホセ・カスティーヨ投手通訳=リッキー・サントス・タカタ通訳)
取材・文=岩下雄太
2026年03月04日 08:45
● ジャイアンツ 1−15 米国代表 ○
<現地時間3月3日 スコッツデール・スタジアム>
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む米国代表が現地時間3日、ジャイアンツとの強化試合に大勝。主将のアーロン・ジャッジ外野手(33)が先制打を放つなど19安打15得点を記録した。
初実戦の米国は初回、1番ボビー・ウィットJr.と2番ブライス・ハーパーの連打から無死二、三塁の好機を作り、3番ジャッジの中前適時打で2点を先制。4回表にアレックス・ブレグマンのソロ本塁打、6回表にロマン・アンソニーの2ラン本塁打が飛び出し、7回表には一挙6点を追加した。
投げては昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたポール・スキーンズが3回1失点。最速99.7マイル(約160.5キロ)を計測しながら4三振を奪った。試合は10回まで行われ、第2先発のマット・ボイドらリリーフ陣が計7イニングを無失点。15対1で初陣を飾った。
2大会ぶりの世界一を目指す米国代表は現地4日にもロッキーズとの強化試合を予定。同6日にヒューストンでブラジル代表とのWBC初戦を迎える。
2026年03月04日 08:00
広島・辻大雅投手(21)が新たなデザインのグラブでプロ4年目のシーズンを戦う。
2026年03月04日 08:00
「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、侍ジャパン5−4阪神」(3日、京セラドーム大阪)
阪神が3日、京セラドームで侍ジャパンとの強化試合に臨み、4−5で敗れた。序盤から劣勢を強いられた中、存在感を示したのがドラフト3位・岡城快生外野手(22)=筑波大=だった。八回1死一、三塁から、対外試合初安打で初打点をマークしてアピール。チームとしてもこの回一挙4得点。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「左翼争いに岡城が割って入っていければ面白い」と評価した。
◇ ◇
ドラフト3位のルーキー岡城にとっては、今後への大きな自信となる一本になったのではないか。八回1死一、三塁で、初対戦の仲地に対しておそらく、初球から振っていこうと決めて打席に入っていたのだと思う。内側に入ってくる真っすぐで簡単な球ではなかったが、しっかりと振り切って左翼線に落とした。思い切りの良さが出た適時打だった。
新人選手やまだ実績がない若手選手はこうやって一つ一つ結果を積み重ねて、監督、コーチの信頼を得ていくしかないし、実際にいいアピールになったはずだ。佐藤輝、森下がWBC出場で不在の間、オープン戦でチャンスをもらえる可能性が広がったと思う。左翼のポジションは空いているし、そこに岡城が割って入っていければ面白い。
先発の伊藤将は緩急という持ち味が十分に出ていた。大谷への初球、緩いカーブで入っていって一ゴロに仕留めた。その後の近藤、村上、吉田という左打者3人をいずれも一ゴロに打ち取ったが、プレーボール直後のカーブが頭にあったからだろう、みんな対応が少し遅れていた。緩い球を意識させることで打者を惑わせる。伊藤将の真骨頂とも言える投球だった。
大谷は内野ゴロ二つに終わったが、タイミングはしっかり取れていた。あくまで1打席、1打席が調整。本番になったらガラッと変わると思う。
2026年03月04日 08:00
広島のドラフト3位・勝田成内野手(22)=近大=が3日、地元凱旋で開幕1軍入りへアピールすると意気込んだ。チームは4日に京セラドームでオリックス戦に臨む。大阪生まれで大阪育ち。憧れていたグラウンドで、大きな快音を響かせてみせる。
憧れていたグラウンドに、勝田が初めて立つ。京セラドームは幼少期に何度も足を運んだ球場だ。「無料券みたいなのがあったので、よく見に行っていた。広いイメージがあった」。思い出が詰まった“聖地”にプロとして戻る。成長した姿を見せる決意だ。
観戦経験は豊富だが、プレー経験はない。「やってみたかった球場でもあるので楽しみ」と声をはずませた。当日は家族や親戚が一堂に会する予定で、モチベーションを高める大きな要素だ。
目指す「開幕1軍」を、不動のものにしたい。オープン戦は5試合に出場し17打数7安打、打率・412。力強く引っ張っての三塁打や、外角球に対してコースに逆らわない左前打など、広角に打ち分ける打撃が光る。
パワーを武器とする外国人投手への対応にも優れる。「球が重いというのはあったんですけど、何打席か立つにつれて目は慣れてきた」。初めて対戦する投手は事前に多くのデータを頭に入れて打席に立つ。すぐさま順応し、自分のスイングを貫ける点は頼もしい。
小園がWBC出場のため不在。矢野は2軍で汗を流す。出場機会が多くなるルーキーにとっては、今が最大のチャンスでもある。「この調子のままを維持して、シーズンでもしっかりと結果を出せるように頑張りたい」。地元・大阪で、開幕1軍切符を手繰り寄せる。
2026年03月04日 08:00
3月5日ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026が開幕する。今大会で6回目を迎えるが、日本代表はこれまでに第1回、第2回、そして前回大会で世界一に輝いた。その一方で、第3回大会、第4回大会は共に準決勝で涙をのんでいる。
3大会連続世界一を目指した第3回大会は、第2ラウンド初戦のチャイニーズ・タイペイ戦で2−3の9回二死一塁の場面で鳥谷敬(当時阪神)が二塁盗塁を決め、井端弘和(当時中日)が同点打を放ち、10回に中田翔(当時日本ハム)が決勝犠飛を放つなど、劇的な勝利もあった。
準決勝のプエルトリコ戦では、WBCが始まってから2戦2勝と安定した投球を披露していた先発・前田健太(当時広島)が初回に先制を許すと、序盤から主導権を握られる展開になる。前田は5回1失点と試合を作ったが、7回に登板した能見篤史(当時阪神)が2点を失い3点差に広げられる。
0−3の8回に井端の適時打で1点を返し、内川聖一(当時ソフトバンク)の安打で一死一、二塁とチャンスを広げた。阿部慎之助(当時巨人)の打席中、一塁走者だった内川がスタートを切るも、二塁走者の井端は盗塁をやめ、一塁走者の内川が一、二塁間に挟まれアウト。これで流れを潰した侍ジャパンは1−3で敗れた。
第4回大会は準決勝のアメリカ戦、0−0の4回に一死走者なしから名手・菊池涼介(広島)のミスをきっかけに、先発・菅野智之(当時巨人)が踏ん張れず先制を許す。6回に菊池の一発で同点に追いつくも、1−1の8回一死二、三塁でアダム・ジョーンズのボテボテのサード前のゴロを突っ込んできた三塁手・松田宣浩(当時ソフトバンク)がこれをお手玉。なんとか一塁はアウトにしたが、三塁走者の生還を許し、これが決勝点になった。
記録に残るミスだけでなく、記録に残らないミスも国際大会では命取りになる。当たり前のプレーを当たり前にする難しさ、1つ勝つことが簡単ではないことがわかる。過去の反省を教訓に、侍ジャパンは2大会連続世界一を目指す。
2026年03月04日 07:55
オスナにネット驚き「マジで誰」
激変した守護神が話題になっている。
2026年03月04日 07:40
元西武の川野涼太氏の第2の人生
「野球が嫌いになった」――。苦しみ続けた6年間だった。元西武の川野涼太氏はかつて“松井稼頭央2世”と期待され、九州学院高から2019年ドラフト4位で入団した。両打の内野手として将来を嘱望されたものの、プロの壁に阻まれ昨年現役を引退した。
1軍の舞台に立ったのは2022年の5試合のみ。出場機会を増やすことはできず、2023年オフに戦力外通告を受けた。育成契約を結び、背番号3桁から再出発。それでも、状況は大きく変わらなかった。
「2023年はA班キャンプスタートで、オープン戦も1軍にいたんですけど、開幕前に2軍に落ちて、そのまま3軍まで落ちてしまった。そこから夏あたりまでずっと上がれなくて。チームには間違いなく貢献できていなかったので『もう首を切られるだろうな』っていうのは正直ありました」
結果がすべての世界。食事やトレーニングを見直し、必死にもがいた。それでも、光は見えなかった。
「野球から離れて自宅に帰ったときとか『どうしよう』と考えてしまいました。でも、考えれば考えるほどドツボにはまっていくなと思ったので、プロ野球選手なら、今は目の前のことに集中して、余計なことは考えないようにしていました」
育成契約になった後、大きな決断を下した。何かを変えなければと、両打ちから打率の良かった右打ちに専念。2025年には登録名を「川野涼多」から「川野涼太」を変更した。何かを変えなければという一心だった。だが、支配下に復帰することはできず、2025年オフに2度目の戦力外通告を受けた。支配下期限直後に悟った「今年でだめかな」
「支配下登録期限の7月31日を過ぎた時に『今年でだめかな』というのはありました。結果を出せなければ首を切られる世界です。他球団を見ても『なんでこの人が戦力外になるんだろう』という人がたくさんいる。何年も置いてくれるほど甘い世界ではないと思っていました」
戦力外通告後、社会人チームなどからオファーはあったが「やるならNPBでやりたい」という気持ちが強く、断りを入れた。NPBでプレーできないのであれば、現役を引退しようと決めていた。順風満帆だった野球人生は、プロ入り後に大きく変わった。
「野球が嫌いになってしまい、野球から離れたいと思いました。プロに入るまでは、自分が思う通りの野球人生だった。でも、プロに入ってからは上手くいかなくて……。好きだった野球が、徐々に嫌いになっていきました」
野球しかしてこなかった人生。引退後、何をすべきか分からなかった。そんな時、ライオンズアカデミーのコーチの打診があった。子どもが好きで、教えることも好き。その思いが背中を押した。
「声をかけていただいたときは嬉しかったです。小中学生に、自分が学んできたことを教えたいと思いました」
そして今、何より強く願うことがある。
「子どもたちに、僕みたいに野球を嫌いになってほしくないんです。野球を好きでいることが一番のモチベーションだと思うので、楽しい練習環境づくりを心掛けています」
結果を求められ続けたプロ野球人生。その中で一度は失いかけた「野球が好き」という気持ち。だが今、川野氏は子どもたちの笑顔とともに、再び野球と向き合っている。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)
2026年03月04日 07:30
元近鉄・太田氏が苦しんだ右肩痛との戦い
甲子園で人気を集めた元近鉄ドラフト1位右腕、太田幸司氏(野球評論家)のプロ野球人生は、プロ10年目の1979年10月に右肩痛を発症させてから暗転した。11年目の1980年は14登板(3先発)で0勝4敗、防御率10.66と不本意な成績。それが苦悩の始まりだった。「肩以外は大丈夫だったんですけどね……」。恩師の近鉄・西本幸雄監督が勇退した1981年はわずか1登板(1先発)の0勝1敗に終わった。
1979年10月9日の南海戦(大阪)で5回無失点投球。その試合でマークした通算58勝目となるシーズン7勝目が、太田氏の現役ラスト勝利になるとは、当時は誰も予想できなかったはずだ。その白星後、阪急とのプレーオフに向けての練習スタートの朝に右肩痛を発症。無念のリタイアにはなったものの、治療すれば、また元に戻ると女性ファンをはじめ、誰もが信じていたことだろう。だが、現実は厳しすぎた。
「治療は鍼を打ったり、電気を当てたりとか……。今だったら、機械で見るとかでしょうけど、そういう時代じゃなかったしね。『鍼とかをやっていれば、年を越したら大丈夫だろう、次のキャンプはOK』なんて言われたし、僕もそういうつもりでいたんですけどね」。1980年になって、再び投げられるようにはなった。だが、完全に元には戻らなかった。「自分では同じような球を投げているつもりでも、やっぱり……」。
青森・三沢高時代からの武器の一つでもあった打者の手元でホップする快速球が出る頻度も低くなった。「良かったり、悪かったり。良いのが続かなかった。(右肩痛の影響で)ボールを放す瞬間にピリッとくるようになって、どうしてもちょっと……。(そこをかばう)変な癖もつきはじめた。だから手元でピュっといってなかったんでしょうね」と振り返る。「投げてもカーンと打たれるというのはそういうことだったと思います」。
プロ11年目の1980年は1、2軍を往復しながら0勝4敗。「ちょっと投げたら、またちょっと軽い痛みが出たりとかの繰り返しでしたね」。当時のパ・リーグは前期、後期の2シーズン制。その年の近鉄は後期に優勝したが、太田氏は全く貢献できず「寂しい話でしたわ、これも……」と悔しそうに話す。3勝0敗で1979年に続くリーグ連覇を成し遂げたロッテとのプレーオフも登板なしだった。日本シリーズ後の“消化ゲーム”に登板「そのくらいの立場に下がっていた」
そんな中、2年連続3勝4敗で広島に敗れた日本シリーズでは第6戦(11月1日、広島)に出番があった。0-5の5回から3番手で投げて2回1失点。いきなり先頭の山本浩二外野手に右越え本塁打を浴びたが、動じることなく、許した安打はその1本だけだった。その時点でできることを最大限にやり尽くし「1試合でも日本シリーズで放らせてもらったのは、いい思い出です」と太田氏は話したが、全盛期ならもっと違う登板にもなっていたことだろう。
その年のシーズン最終戦は日本シリーズ後の11月7日の南海戦(大阪)。まさしく“消化ゲーム”に太田氏が先発した。結果は5回0/3、4失点で4敗目。「普通、ローテーションで投げていたら、そんなところでは絶対投げない。もう、そのくらいの立場に下がっていたわけですよ。まぁ、日本シリーズでも投げたし、最後に来シーズンに向けて力を測る意味でも(首脳陣は)投げさせたんじゃないかなぁ」。
しかし、翌1981年も好転することなく、逆に右肩の状態は悪くなった。シーズンのほとんどを2軍で過ごし、1軍登板はわずか1試合。シーズン終盤の9月29日の西武戦(日生)に先発し、2回4失点で敗戦投手になっただけだった。「(右肩の)痛みとの戦いでした。この年は下(2軍)でもそんなに(試合で)投げていないです」と唇を噛んだ。この年限りで恩師の西本監督が勇退。ラストイヤーにまともに働けなかった無念さも重なった。
右肩以外に大きな問題はなかったという。「肘には、ずっと前からネズミ(遊離軟骨)がちょろちょろ、ちょろちょろしていたんです。まぁ、今だったらクリーニング手術をするところでしょうけど、それは長い付き合いで、ごまかしながらでも放れたんですよ。でも肩(痛)は……。ファームで練習しても体力はあるんだけど、ブルペンで投げたら肩がしっくりこない。そんな感じでしたね」。白星が遠いものになった。何とも、もどかしい日々だった。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
2026年03月04日 06:55
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(24)が現地時間3日、ガーディアンズとのオープン戦に先発登板。初回に満塁弾を浴びたが、以降2イニングは打者6人をパーフェクトに打ち取った。
今春2戦目の佐々木は初回、先頭打者クワンをストレートの四球で歩かせ、2番ルキオに中前安打、3番ラミレスにも四球でいきなり無死満塁のピンチを背負った。4番マンザルドにカウント2-2から外角低め97.9マイル(約157.6キロ)のフォーシームを振り抜かれ、左中間スタンドへ満塁本塁打。続く5番フライにも四球と制球を乱し、一死も取れずに投手交代が告げられた。
オープン戦特別ルールにより2回裏から再登板。先頭ルキオを空振り三振、4番マンザルドとの再戦では3球三振と立ち直りを見せた。3回裏も右飛、二ゴロ、遊飛とし、2イニング連続の三者凡退。計2回0/3、45球を投げて2被安打、3四球、2奪三振、4失点という内容だった。
2026年03月04日 06:50
みずほPayPayドームではオフ期間に改修工事が行われた
ソフトバンクは3日、今季初となる本拠地でのヤクルトとのオープン戦を行った。
2026年03月04日 06:45
◆ 加入1年目に80試合出場停止、2年目は全休に
アトランタ・ブレーブスのジュリクソン・プロファー外野手(33)が薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けると現地時間3日、『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じた。
キュラソー出身のプロファーは2012年にMLBデビューを飾り、通算1123試合に出場。オランダ代表としてWBC3大会に参加した実績を持つ。2023年はパドレスで打率.280、24本塁打、85打点、OPS.839とキャリアハイの好成績を記録。初のオールスターゲーム出場、シルバースラッガー賞獲得を果たしていた。
昨季から3年総額4200万ドルの契約でブレーブスに加入するも、開幕直後の3月31日にパフォーマンス向上物質の陽性反応を示し、80試合の出場停止。復帰後は80試合に出場して打率.245、14本塁打、OPS.787という成績だった。
キャリア2度目の違反により出場停止処分は162試合に増え、今季年俸1500万ドルは全額没収に。開幕を控えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表に選出されていたが、出場不可となった。
2026年03月04日 06:00
開幕投手の有力候補2人が満を持して今年初の対外試合に臨む。広島の森下暢仁投手(28)と床田寛樹投手(31)が3日、マツダスタジアムでの投手練習に参加した。4日に京セラドームで行われるオリックスとのオープン戦へ、森下は「結果」を求めていくことを強調。2年連続となる大役の座を射止めるため、アピールに燃える。
森下の姿勢は一貫している。今年に入ってから、事あるごとに口にしてきた「結果」の2文字。今年初の対外試合登板を前にしても、その考えは変わらなかった。「試合に入ったら結果が全て。いい準備をしてやれたら」。ブレない心で開幕投手を手繰り寄せる。
この日はキャッチボールや短距離ダッシュなどで最終調整。練習前には、海外からの観光客とみられる人たちにサインを書く“神対応”もあった。4日の登板は中継ぎとして3イニング程度を予定する。「もう、バッターを抑えられたらいい」と語り、調整登板ではなく結果を求めていくと強調した。
昨年は3月8日が初の対外試合登板で、そこから開幕投手を務めた。今年は2月10日に紅白戦に登板。以降はブルペンやシート打撃登板を重ねた。直近は沖縄キャンプ中の23日のシート打撃で打者10人に被安打2、1四球3奪三振だった。下半身を意識した投球フォームを試行錯誤しながら、昨年よりも早いペースで順調に調整を進めている。
見据えるのは2年連続の開幕投手の座だ。昨年の経験を経て、開幕の舞台は「特別な場所」であることを実感し、「やれるんだったらやりたい」と大役に意欲を示してきた。
新井監督はキャンプ終了時、開幕投手について「まだ何も決まっていない。投手も競争で床田、森下にしても(対外試合で)投げていないから評価のしようがない」と語っていた。開幕マウンドを巡る競争は、ここから本格化していくと見られる。
相手となるオリックスには2023年まで広島に在籍していた西川龍馬がいる。対戦の可能性もある中、森下は「最近は1、2番を打っていて、対戦できるかなと思うので楽しみ」とうなずいた。元同僚も打ち取り、競争で一歩先に抜け出す。
2026年03月04日 06:00
開幕投手の有力候補2人が満を持して今年初の対外試合に臨む。広島の床田寛樹投手(31)と森下暢仁投手(28)が3日、マツダスタジアムでの投手練習に参加した。4日に京セラドームで行われるオリックスとのオープン戦へ、床田は平常心を強調した。2イニングを投げる予定で「しっかり投げられたら良いかなという感じ。あと、もうちょっと質の良い真っすぐにもできたら」と意気込んだ。
キャンプでは昨季までとは違う握り方でスライダーを試したが、目指す曲がり方には届かなかった。この日のキャッチボールでは、昨季の握り方で腕を振った。「“ピロピロ”スライダーですね。きょう投げた感じでは、多分ストライクは取れるかな」。新しい握りは試さずに、開幕を見据え本番モードで臨む。
開幕投手については意識しない。「まずは自分のローテを確保するのが一番。誰が開幕投手をやっても、チームを引っ張っていくというのは変わらない」。目の前の登板で全力を尽くすのみだ。