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2026年02月16日 14:00
2月4日にゴルフ用品事業からの撤退を発表したヤマハ。「INPRES」「RMX」シリーズ等のゴルフクラブの製造・販売や、JLPGAツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の主催、藤田寛之や今平周吾、有村智恵など契約選手も抱えていただけに、ゴルフ業界に衝撃が走った。 【ランキング】お嫁さんになってほしい女子プロは? 1位〜10位まとめ 2025年度におけるゴルフ用品事業の業績は、売上高33億円に対し、事業利益はマイナス10億円。ちなみにこの33億円は会社全体の売り上げの0.7パーセントに相当する。楽器・音響機器事業が主となる同社にとっては小規模の事業ではあるが、ゴルファーからすれば、82年から続く歴史に幕を下ろしたことは悲しいニュースでもあるだろう。一方で、投資家目線では、赤字事業からの撤退は好意的に映りそうな点もあるようだ。そこで、発表翌日のヤマハの株価を確認すると、4日の終値が1,179円なのに対し、5日の終値は1,167円とマイナス。赤字事業からの撤退というニュースは、株価に良い影響は与えなかったのだろうか。今回のヤマハを例に、事業撤退と株価の関係性について、ゴルフ好きとしても知られる、トレーダーの若林史江さんに話を聞いた。「ヤマハさんの株価ですが、確かに5日の終値は1,167円でマイナスに終わりましたが、始値は1,225円と、実はすごく上昇して始まっています。利益確定売りで最終的には下がりましたが、朝方は買われていたのは事実です。前日にゴルフ用品事業からの撤退を発表していますが、同時に決算発表も行っており、決算は25年4?12月期連結の利益が41パーセント増と好調でした。決算内容がポジティブとして買われたのか、不採算事業を撤退したから買われたのか、どこまで株価に影響したのかは分かりません。しかし、不採算事業を切り離すというのは、株価にとってはポジティブです」ポジティブに働く理由は、バブル時代の悪しき企業経営が関係しているという。「近年、不採算事業を整理するという流れがすごく続いています。そもそも日本は、バブルの時に多角経営をし過ぎていたという背景があります。ヤマハも高度経済成長からの多角的展開の一環としてゴルフ業界に展開したと思いますが、単純な感想として『楽器屋さんがなんでゴルフクラブを作っているの?』といった具合です。そもそも、本業一本に集中している方が投資家としてはストレートで良いのです。ですが、バブル時代はどの企業も多角経営をした。それにより、企業の一番の強みが生きなかったという歴史があります。そうした過去からも、不採算事業の切り離しは企業のスリム化としてとてもポジティブに受け取られます」不採算事業を切り離し、企業をスリム化する流れは、東証や海外投資家も目を光らせているという。「今、日本企業は、東証からも海外投資家からも利益率を上げろと言われています。稼いだお金をちゃんと投資して、上手に企業を大きくする。これをROEの向上といい、株主から預かったお金(自己資本)を使って、どれだけ効率的に利益を上げたかどうかを測る「資本効率」を表す指標なのですが、日本はこのROEが世界的に低かった。稼いだお金をM&Aや事業拡大、研究開発、設備投資などに上手く使えていないのが日本企業の体質だったんです。それを、不採算事業をきれいに整理して本業に力を入れるという方向に大きく舵を取ってきたここ数年でもあります」つまり、ヤマハの今回のゴルフ用品事業撤退は、現代に即した判断だったとも取れる。「今回のヤマハさんは、事業の割合がすごく小さくはありますが、とはいえ10億円の赤字を新規投資や主力事業に使えるのは投資家にとってはポジティブ。ゴルフ業界はびっくりだったと思いますし、契約プロも抱えながらで心苦しい部分もあったと思いますが、投資家目線では英断だったと映るのではないでしょうか」不採算事業を整理して企業をスリム化した成功例として、日立製作所が挙げられる。「大きい企業でいうと日立製作所がものすごい成功を収めています。日立製作所というと、昔は“総合電気屋さん”というイメージがあったと思いますが、2009年に製造業史上最大の7,873億円という赤字を計上して大問題になりました。しかし、テレビやLED、中小型のディスプレイなど、負の遺産をきれいに切り捨てながらスリム化していった結果、現在はデジタルや社会インフラを中心としたとても良い会社になった。スリム化し、デジタル事業に利益を集中投下した結果、現在の成功、株高となったわけです」一方で、判断を誤り、上場廃止にまで追い込まれた企業もある。「昭和の時代に広く手を出して非効率的な経営をしてしまい、失敗した代表例が東芝。粉飾決算をしていろんなものを切り売りしましたが、高い技術を持つ事業まで、マイナス部分を埋めるために売りに出してしまった。例えば東芝メモリ。切り離されたのち、単独で成長を続け、今では日本を代表する「キオクシア」という半導体メーカーになりました。採算部門を切り離した東芝は上昇廃止に追い込まれ、市場では大きな波紋となりました。しかし、その後はインフラやエネルギー事業を立て直し、『やはり日本の東芝』と囁かれるほどまで回復をしています。事業を絞り、集中投資をすることの大切さは、東芝が身をもって教えてくれたいい事例となりました。企業戦略はそのまま株価へ直結します。企業を存続させるためにいいものを切り売りすれば、投資家にネガティブな印象を与えてしまい、市場は拒否反応を起こすのです」今回の赤字事業からの撤退のようなニュースや、逆に新規事業の発表など、企業が発信する情報を投資家はどれほど重視しているのだろうか。「それはもちろん、めちゃくちゃ重要です。どこが新規参入したか、主力になる企業の事業にどれだけの影響を及ぼすかなども株価に影響します。企業や銘柄ごとに基準は全然違いますが、その先に成長性があるかも、ものすごく重要視されるのです。成長性で株は買われるので、今の世の中に即しているのかも判断材料に含まれますし、採算が取れる投資なのかも大事。巨額のお金を使ったとしても、それが生産性のある未来に向けた投資であればポジティブに動いたりもします」ゴルフ業界にとっては衝撃のニュースではあったものの、企業の体質を改善するという意味では、プラスに働く可能性のある決断をしたヤマハ。たかが10億、されど10億。今後、ゴルフ用品事業を撤退したことで生まれる資金をどのように使っていくのか、企業の成長にも注目が集まる。解説/若林史江20歳で株式投資を始めた元祖・美人トレーダー。近著に『証券口座の開き方から教えます! 投資の学校 1年生1学期』(宝島社)。TOKYO MX『5時に夢中!』出演中。ゴルフ歴23年、ベストスコア76。 小柄でも山下美夢有が飛んで曲がらないのは“腸腰筋”を使えているから! ながらでもできる鍛え方とは? 株の売り時・買い時は株価チャートに線を引くと見えてくる【ゴルフ資金作り】 配当金が出続ける超優良株が狙い目! 株はランキングを参考にするのが正解だった【ゴルフ資金作り】 【写真】海外ブランドの「偽物クラブ」がまん延中? 本物と偽物を並べて比較してみた 『飛ばないボール』はいつ販売される? 「2028・30年問題」の再協議で一般ゴルファーへの影響は?
2026年02月17日 12:15
約2年間にわたり1位をキープしてきた『SM10』だが、今週は2位に『SM11』が登場。『SM11』の発売日は2月20日になっているが、一部先行予約の売上げが順位に反映されたようだ。『SM11』の前評判についてPGAツアースーパーストアつくば学園通り店の谷合信俊さんに話を聞いた。
【写真】4位以下は? ウェッジの売り上げランキングトップ10
「当店ではようやく試打クラブが入荷されたばかりで本格的に売れていくのはこれからだと思いますけど、入荷前から問い合わせは多かったです。ロングセラーになるのは間違いないと思います」 20年以上にわたり、日本のウェッジ市場でNo.1セールスを記録している『SMシリーズ』。人気の要因は? 「ボーケイウェッジを買っていくのはリピーターが中心です。一度、ボーケイウェッジを使いはじめたら、次も購入する。それだけ満足度が高いことと、良い意味で大きく変わらない。形状、打感、振り感などが継承されていることがロングセラーにつながっていると思います。ただし、2年に1度のモデルチェンジのたびに購入するというよりは4年、6年周期で買い換える人が多い。『SM9』とか『SM8』を使っている人が『SM11』の購入を検討しています」 発売前から注目度が高い『SM11』。今作もウェッジの絶対王者として君臨する可能性が高いだろう。 (ウェッジランキング)1位 ボーケイ SM102位 ボーケイ SM113位 クリーブランド RTZ◇ ◇ ◇44モデルのアイアンをロボット試打で調査! 「【2025秋】7番アイアンの飛距離、44モデルを全公開《打球音付き》/禁断のロボット試打」で結果を公開中
【写真】4位以下は? ウェッジ売り上げランキングトップ10
【2025秋】7番アイアンの飛距離、44モデルを全公開《打球音付き》/禁断のロボット試打
タイトリスト『ボーケイSM11』のツアーデビュー初戦、何十人が投入した?【PGAツアー使用率レポート】
女子プロが使用する名器の古いパターは?
中村心が髪をほどきました【女子プロ写真】
2026年02月17日 12:15
新規ゴルファーの増加とセルフプレーがスタンダードになった現在、グリーン上のピッチマーク修繕にもいろいろと変化が起きているようだ。そんなピッチマークの話を、四六時中ゴルフ漬けのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が語る。
【女子プロランキング】理想のお嫁さんに選ばれたのは? 1位〜10位を発表
マスターズトーナメントを開催するオーガスタ・ナショナルのメンバーの間で推奨されているというピッチマークの直し方がSNSで話題になったことがありました。ピッチマークの中央に、ティペグか、1本足のグリーンフォークを差し込み、グルグルと回すように動かします。周囲の芝が盛り上がるので、穴から抜いたフォークで盛り上がった部分を寄せて、パターのソールなどでトントンと整地すれば終了というものです。オーガスタ・ナショナルが奨励しているという部分は、フェイクではないか? という説もありますが、間違った方法として多くのゴルファーがやりがちな、凹んだ部分を下から盛り上げる修繕方法では、根が切れて数日後にピッチマークの形に芝生が枯れて跡になってしまうので、それより何倍も正しい方法でしょう。バブルの頃、ゴルフコースのキャディマスター室前には、スコアカードとペンシル以外に、ボールマーカー、ティペグ、グリーンフォークが無料で配られているのが珍しくありませんでした。コースのロゴマークが入ったアイテムとして、それぞれに収集していた人もいたものです。その昔、ピッチマークは、キャディが修繕するものと思っている人がいました。しかし、20世紀末の2グリーンをベント芝のワングリーン化する流行で、それまで以上にピッチマークが増え、目に付くものは修繕することを求められ、グリーンフォークを携帯しようという啓蒙が広まったのです。その当時から、修繕方法は、下から持ち上げて平らにするのではなく、周囲の芝を寄せ集めて穴を塞ぐ方法が正しいのだと広く呼びかけていましたが、なかなか広まりきらない現実があります。「自分は下手くそだからピッチマークはできない。グリーンフォークなんてまだまだ早い」という人もいますが、上手くても下手でも、みんな同じようにグリーンフォークを携帯するべきです。自分のピッチマークを直すのは当たり前としても、ライン上や目立ったものなど、直すべきピッチマークはグリーン上にたくさんあるからです。正しい方法を覚えること、それを伝えていくことも大事ですが、お気に入りのグリーンフォークを見つけて、愛用することもオススメしたいゴルフの醍醐味です。ピッチマークを直したい、直すのが楽しい、という気持ちになれば一石二鳥以上の効果があります。普段はスルーしているだけで、意識した瞬間から見えてくる世界があるのはゴルフの特徴の一つです。グリーンフォークも、たくさんの種類が市場に溢れていますし、オールドゴルファーにお願いすれば、昔のコレクションから秘蔵の1本を譲ってくれるかもしれません。そういうストーリーを作り、楽しむのもゴルフの内なのです。ちなみに、僕は仲間と作ったオリジナルの1本足のグリーンフォークを長年愛用しています。(文・篠原嗣典)篠原嗣典ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験しゴルフと恋愛のために生きると決意。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」。◇ ◇ ◇よりスポーティーに!→関連記事で【街中カローラクロスで溢れるほどの人気! 乗ってみて分かったスポーツライン「GR」の別物感】を掲載中
街中カローラクロスで溢れるほどの人気! 乗ってみて分かったスポーツライン「GR」の別物感
ヤマハがゴルフ用品事業から撤退を発表した翌日の株価はマイナスも……投資家にはポジティブに映ったワケ
小柄でも山下美夢有が飛んで曲がらないのは“腸腰筋”を使えているから! ながらでもできる鍛え方とは?
【2025秋】7番アイアンの飛距離、44モデルを全公開《打球音付き》/禁断のロボット試打
岩井千怜の曲がらないスイングを目指すなら、?前ならえ体操”と?ボール挟みトレ”が効く
2026年02月17日 12:00
米国女子ツアーは2月19日に始まる「ホンダLPGAタイランド」から春のアジアシリーズを迎える。そこで今季初戦を迎えるのが、今年で米ツアー4年目となる勝みなみだ。昨年はポイントランキング18位になり、上位60人のみが出場できる最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に初出場。さらに獲得賞金も100万ドルを大きく超える170万7091ドル(約2億6972万円)を稼ぎ出すなど、キャリアハイの1年を過ごした。昨年得た手応えは? さらなる飛躍を期す2026年にかける想いとは? 単独インタビューを実施し、胸中を聞いた。前編は、最も優勝に近づいた中国での激闘を振り返ってもらう。(取材/構成・間宮輝憲、取材協力・茨城ゴルフ倶楽部)
【連続写真】飛距離が出る秘密は? 勝みなみの“超最新スイング”
◇昨年は27試合に出場し予選落ちはわずかに3度。参戦初年度の23年は8度、24年は7度あったことを考えると、その変化は歴然だ。確かな進化を感じながらプレーした1年。それでも満足感ばかりだったかと問われると、決してそうではない。「1、2年目がふるわなかったし、3年目はどうかなと思いながらのシーズンインでした。1年を通じて安定したゴルフができていたのは間違いがない。ただ、もう少しで優勝できた試合もあったし、優勝争いに絡めた試合もあった。うーん、悔しさの度合いというか、角度がこれまでとは違いましたね。“すごくよかった”という気持ちもある反面、“もっといけたんじゃないか”という感情も出てきて」
21、22年の「日本女子オープン」連覇など、日本では8勝(うちアマチュア1勝)を挙げてきたが、米ツアーに主戦場を移してからいまだに勝利はない。だが、それに大きく近づく試合があった。それが去年8月の「AIG女子オープン」(全英)や、ジーノ・ティティクル(タイ)と5ホールに及ぶプレーオフを戦った10月の「ビュイックLPGA上海」での2位だった。トップ10入りも6度。悲願のタイトルがあと一歩まで迫っていたという感触があるだけに、悔しさもひとしおだ。そのなかで、多くの人々の記憶に残っているのが、前述したビュイックLPGA上海ではないか。3日目を終え、2位に2打差をつける単独首位に立ち、最終日も「65」をたたき出しながら、世界ランク1位の22歳に死闘のすえ敗れた試合だ。まさに勝敗は紙一重の差。そんなことを見る者にも感じさせた試合だったが、ラウンド後に「自分もいいゴルフをしていたと思う」、「まだまだ自分の弱さを痛感した」と話した本人の言葉からは葛藤がうかがえた。その真意を改めて聞いてみると、まるで昨日のできごとかのように、鮮明に状況も説明しながら、言葉がつむがれていく。「最終日最終組で回って、私はボギーなしの7アンダーと完璧なゴルフでした。だけど相手が9アンダーを出してきた。私は悪くないよなって。1位でスタートしていったなかで、あのゴルフなら満点をあげてもいい。でも負けたということが、気持ち的に難しかった。キャディさんにも『みなみは悪くない。すごくいいゴルフをしていたし、相手があまりにもよかった。ただ運が悪かっただけ』と言われました。でも勝てないのは弱いということ。その整理がつかず、難しかったですね。勝てないのは弱い。でも…ゴルフがよかったから決して悪いわけじゃない。悔しさもあるけど、いつもの悔しい感情とはまた違った。すごく難しかったですね」今も、その時に覚えた“不可思議な感覚”は抜け切ったわけではない。そして、ただの“1敗”として語れるものでもない。ラウンド中も、随所で“悪い流れ”にのみ込まれそうになっている雰囲気を振り払うように、自らを鼓舞しながらプレーしていたことははっきりと思い出すことができる。「15番で(ティティクルが)チップ・イン・バーディしたんですよね。あれは(打球が)強くて、外れたらボギーの可能性もあった。でも入った瞬間に『やばいな。あれが入るんだ』っていう気持ちになりましたね。16番(パー3)のティショットは『エッ』って言ってしまうくらい、すごいピン筋でバーディチャンスについて、それにもビックリ。17番でもイーグルを取られた時には、『これ、私の日なのかな?』って。長年、勝負をしてきていると分かるんですよね。“自分の日”っていうのがあって、そうなると普段は入らないパットが入ったり、調子のよしあしにかかわらず、いい流れになる。『流れは向こうだよな』というのは、ずっと感じていました」勝は17番でチップ・イン・バーディを奪い、そのリードを2打に広げながら、直後にライバルが6メートルのイーグルパットを決め、すぐに並ばれた。プレーオフの2ホール目には、ティティクルのティショットが池に入るという千載一遇のチャンスも訪れた。だが、この時も相手の3打目が「あそこしかないところに行って寄った」という完璧な一打に。勝負は次のホール以降に持ち越された。「あれ(プレーオフのショット)を見た時に完全に向こう(の流れ)だなと思いました」。数々の神がかったプレーを目の前にし、そんな考えが頭に浮かんだとしても、なにも不思議ではない。「もしかしたら自分に傾くことがあるかもしれないから、それを待とう」。嫌なイメージをかき消すように、ポジティブな言葉を自らに投げ続けた。終始、葛藤と戦った一日とも言える。「それまでに入ってた距離(パット)がかすりもしないし、全然入ってくれない。グリーンもボコボコで読みづらいのはあったけど、それでもそこまでは入っていた。多分、優勝できる時だったら入ってるんです。頑張ったし、どこかで気持ちを切り替えないとなと思ってやり直したけど、最後はもっていかれましたね。途中までは私の流れだったし、本当に完璧だった。あの試合は…なんて言っていいか分からない試合ですね」これまでに感じたことのない悔しさ。それでも、苦戦が続き、ギリギリでシードを確保してきた1、2年目のシーズンから比べると、大きな上積みにもなった。「出れば半分くらい予選落ちしている感覚。予選を通っても上位にはいけない。その時は『もしかしたら(米国で)やっていけないかもね』という話もしていました。『ここで予選落ちしたら帰ろう』と言っていた試合もあったほど。その試合はギリギリで予選を通ったから、やめずに済みました」。追い込まれていた2年間を思い出し、「あの時、日本に帰っていたら去年の飛躍はない。今年も頑張ろうということも考えられない。あの時、諦めてなくてよかった」という言葉もこぼれてくる。
「数年前にトレーニングで負荷をかけすぎて、手の(繊細な)感覚がなくなってアプローチに苦手意識があった。それでトレーニングの内容を変えています。そこがもう少し戻ってきてくれたら、ボギーがもっと少なくなると思う」と、現在はこれまでのメニューも見直し、次なるステップをのぼるための修正にも励んでいる。苦しい時期を乗り越えながら、一歩一歩、進んできた道が、今、そして未来へと続いていく。充実感のなかに、これまでとは違うベクトルの悔しさが入り混じった昨年には、キャリア全体を振り返っても「特別」と感じられる試合もあった。そこで得たものが、“初優勝”への大きな足掛かりになる予感にもなっている。(後編へ続く)
勝みなみの昨季成績を振り返る
原英莉花は中国、渋野日向子は米本土戦まで持ち越し? 日本勢15人の今季初戦はどこになる?【米女子ツアー基礎知識】
日本シード放棄、過酷な米下部挑戦… 原英莉花はいざ米1年目へ「そんなに重い決断でなかった」【2026年米女子開幕直前インタビュー・前編】
日本勢はいくら稼いでる? 米女子 今季賞金ランキング
岩井明愛&岩井千怜は米2年目のシーズンへ「まだまだスタートラインです」【2026年米女子開幕直前インタビュー・前編】
2026年02月17日 12:00
2019年から日本プロドラコン選手権を3連覇した押尾紗樹。
2026年02月17日 11:30
<ジェネシス招待 事前情報◇16日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7383ヤード・パー71>今週19日から米男子ツアーは、タイガー・ウッズ(米国)がホストを務めるシグネチャー・イベントが開催される。PGAツアー公式ホームページは16日、そのパワーランキング(優勝予想)を掲載。日本勢では松山英樹、久常涼がエントリーしているが、2人ともトップ15にノミネートした
【動画】強風でボールがコロコロ…18番グリーンがすごい
2024年大会覇者の松山は、2位にランクイン。2週前の「WMフェニックス・オープン」でプレーオフのすえ2位になり、先週の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」も8位と好調を維持している。昨年大会を制したのはルドビグ・オーバーグ(スウェーデン)だが、会場は同じカリフォルニア州のトリーパインズGCだったため、「松山はリビエラでの直近の優勝者」とも紹介。相性のよさも買われ、好評価となった。また久常は14位にチョイス。こちらも米男子自己最高位の2位だった「ファーマーズ・インシュランス・オープン」から、10位、8位と3試合連続でトップ10入り中。この好調ぶりが注目された。「シグネチャーイベントで初優勝した選手はこれまで一人もおらず、リビエラでは1975年のパット・フィッツシモンズ以来、初出場選手による公式優勝もない。しかし、この才能ある日本選手は好調を維持している」と、偉業も期待されている。なお本命の1位には世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が推された。松山に続く3位にトミー・フリートウッド(イングランド)、4位にコリン・モリカワ(米国)、5位にパトリック・キャントレー(米国)という上位陣になっている。
松山英樹のここまでの成績は?
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2026年02月17日 10:54
鈴木愛のインスタグラムを今回はスタッフが更新。「今年もやってきました 愛プロの料理動画です」と記すと、鈴木が得意の料理を完成させるまでを動画で投稿した。
【動画】手際の良さが際立つ鈴木愛の料理
プロフィール欄でも趣味は料理としている鈴木。今回の「Ai’s kitchen」ではお馴染みの「キューピー3分クッキング」の軽快な音楽に乗って、椎茸の肉詰めづくりに挑戦した。最初に手際よくエノキと椎茸の軸をみじん切りに。鶏のひき肉と合わせ、ニンニクや鶏ガラなどを目分量で投入するとよく混ぜ合わせる。それを椎茸にたっぷりと詰めると、フライパンで焼き始めた。片面に焼き色が付いたら裏返し、水を入れ、蓋をして中火で約5分。両面をしっかりと焼いたら、最後に照り焼き風になるように、しょう油やみりんで煮詰めて完成だ。出来上がった料理は皿には盛り付けず、フライパンのままテーブルへ。鈴木は一口食べるとグイッとサムズアップ、そして満足気に微笑んだ。動画を見たファンからは「料理動画待ってましたー」「お料理上手」「お腹空いてきた〜」「僕も椎茸肉詰め作ってみようかな」など、たくさんのコメントが寄せられていた。昨年の鈴木は8月の「ニトリレディス」で通算21勝目を挙げた。30歳を超えてからは初の優勝だった。そして最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では岩井千怜とのプレーオフを制して年間2勝目。今年も大きな目標に掲げている永久シード権獲得(ツアー通算30勝)に向けて勝ち星を重ねていくことをファンは期待している。
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2026年02月17日 10:32
<INTLOOPグループ レディースカップ 最終日◇16日◇平川カントリークラブ(千葉県)◇6419ヤード・パー72>ツアー前哨戦とも言える今大会で、プロ2年目の西澤歩未がホールインワンを達成した。
【写真】エース達成UT&ドライバーを激写
178ヤードの17番パー3。4番ユーティリティを一振りすると、ピン手前に落ちたボールがそのまま転がってカップイン。「転がって消えたんですけど、奥に行って被っただけかなと思っていました」と最初は半信半疑だったそうだが、ギャラリーがホールインワンを教えてくれたという。西澤にとっては、これが人生初のエース。「最初はポカーンとしちゃって…」と、なかなか気持ちが追いつかなかったようで、次のホールのティショットも「足元がふわふわ」と心境を明かした。このエース達成により賞金100万円をゲットしたのもうれしい。「旅行好きなので、ぜいたくな旅がしたいです」と、賞金の使い道にも夢が膨らむ。ミズノ契約選手の西澤が使用した4番ユーティリティは『ST-Z 230』。「このユーティリティはすごく良くて」と、2023年の発売以降エースとして使用している一本が大仕事を成し遂げた。ちなみにドライバーは、同社の新製品を早速バッグイン。発売を1年延期してまで完成度を高めた同社の自信作で、衝撃を受けると柔らかくなる特性を持つナノアロイを世界で初めてフェースに採用したのが最大の特徴。これにより、同社史上最高レベルのボール初速を実現したという。2機種あるなかで、やさしいモデルに位置づけられる『JPX ONE』を早速実戦投入したが、「ラフに行くことが無く、自信を持って振ることができた」と信頼を寄せる。さらに、ウリでもある初速も実感しており、「暖かくなって使うのが楽しみです」とも話した。2日間のトータルスコアはイーブンパーで、結果は3位。「アマの方とまわって試合というのも新鮮ですし、最終日は4人で試合さながらの中でプレー出来るので、開幕前の良い機会でありがたいです」。ツアー前哨戦とも言える大会で実戦感覚を養い、さらにエース達成という景気づけも加わり、充実の2日間となった。開幕時のQTランクは182位で、今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる。「去年は優勝争いはありましたが、優勝には届きませんでした。まずは1勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。(文・齊藤啓介)
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【純白】政田夢乃がドレスに着替えました
松山、久常が上位入り 米男子のリーダーボード
2026年02月17日 08:08
<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇17日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>2週間のオープンウィークを経て、今週19日に米女子ツアーが再開する。
2026年02月17日 08:00
今年で17回目となるカノマタ試打会が11月に過去最大規模で開催された。
そのなかから、鹿又がとくに気になる次世代ギアを取材! ドラコン王者が監修!低重心設計の飛ばしモンスター!
JBEAM
ZY-SPEED
SPEC
●ロフト角/9.5、10.5度
●ヘッド重量/195g(±)
●価格(ヘッド単体)/8万5800円(レンチあり)、8万2500円(レンチなし)
山崎 鹿又さん、見てください!これがウチの新作「ZY-スピード」です。まだホームページにも掲載していません。
鹿又 誌面に出しても大丈夫ですか?(笑)
山崎 特別にOKです。
鹿又 このモデルもドラコンチャンピオンの山崎さん監修ですか?
山崎 もちろんです。今回も飛距離を追求しています。飛ばすためにはインパクトロフトを立てつつ、打ち出し角を高くすることが絶対条件。「ZY-スピード」は低重心にしつつ、ロフトを立ててインパクトしたときに1番飛ばせるヘッドです。
鹿又 かなりカーボンの占有率が高そうですね。
山崎 たわみ量の大きいカーボンを使うことで、ボールを押す力を最大限に高めています。 クラウンにカーボン素材を使い、ソール最後部にはウェイトを搭載。
「ZYシリーズ」はシャフトの評価も高い ロフトを立ててインパクトしても打球が高く上がります
「ヘッドを共同開発した山崎泰宏さんは日本ドラコンシニアで8度も優勝した選手なんですよ」(鹿又) 大阪発の新シャフトメーカー
軽量でも左に行かない!新感覚のアイアンシャフト
BEST DRIVE SHAFT
ドミナーレ80
SPEC
●重量帯/50(ブルー)、60(シルバー)、70g(ブラック)
●フレックス/ワンフレックス
●トルク/4.9度(50-7Ⅰ)
●元調子
●価格/1本・1万5000円
小代 今日は大阪から来ました。当社はインドアスタジオを共同運営していて、そのスタジオの知見を活かして開発したシャフトがアイアン用の「ドミナーレ」です。
鹿又 シャフトの特徴は?
小代 ひと言でいえば元調子のハイトルクです。
鹿又 珍しいですね。元調子系はロートルク、先調子系がハイトルクというのがセオリーですけど……。
小代 「ドミナーレ」は軽量でも左に引っかけないシャフトです。スタジオで測定したデータだと、ヘッドスピードが遅い人でもフック、引っかけに悩んでいる人が多かったので。
鹿又 アイアン用のカーボンシャフトはスライサー向けが多いので、ヘッドスピードの遅いフッカーは困っていたかもしれませんね。
小代 「ドミナーレ」はそういう人のためのシャフトです。ハイトルクですが当社独自のバイブレーションコントロールテクノロジー(VCT)を搭載したことで余計な振動やトゥダウンを抑えています。 元調子でハイトルクは斬新ですね
「番手別トルクフローで、ロング・ミドルアイアンほどハイトルクになっています」(小代) ただのカーボンツールじゃない!
大学の研究室と共同開発したORIGAMIソールで初速アップ!
VATIC GOLF
Venero
SPEC
●ヘッド体積/460cc
●ヘッド重量/200g
●ロフト角/8.5、9.5、10.5度
●価格(ヘッド単体)/10万4500円
鹿又 珍しいソール形状ですね。
塚田 これが香川大学と共同開発したORIGAMIカーボンソールです。
鹿又 オリガミですか!
塚田 香川大学には折り紙の原理や技術を工業製品などに応用するORIGAMI工学の研究室があり、共同開発しました。
鹿又 この形状にはどういう効果があるのですか?
塚田 折り目の形状が2方向に同期的に変形することで大きなエネルギーを発揮します。それがボールスピードアップにつながる。特許取得済みの技術です。
鹿又 ウェイトのバリエーションも多いですね。
塚田 フロント側が4つ、バックウェイが2つから選べるのでセルフチューニングの幅は広いです。 折り目のある形状により変形量が大きくなり、ボール初速アップにつながった 特許を取得したソールです
「ORIGAMI工学だけではなく、VATICらしいフィッティング性能の高さも健在です」(塚田) やさしさはゴルフ界イチ!?
ムジーク初のミニドライバーは調整機能が多彩!
ムジーク
BLACK XSPIRE Mini
SPEC
●ヘッド体積/340 cc
●ヘッド重量/213g(可変スリーブ、ウェイト重量込み)
●ロフト角/13.5度
●価格(ヘッド単体)/9万9000円
※2026年1月発売予定
鹿又 あれっ!?ムジークもミニドライバーですか。
舟橋 まだ発売前ですが、26年1月発売の予定です。
鹿又 ここ数年はミニドライバーが一気に増えましたね。
舟橋 当社のミニドライバーは、ミニとしてはやや大きめのヘッドサイズの340㏄です。
鹿又 ちょっと打ってみてもいいですか?
舟橋 どうぞ!
鹿又 これはやさしい!ロフトも13・5度あって打球が高く上がるし、ミニドライバーとしては慣性モーメントが大きい。
舟橋 3カ所に可変ウェイトをつけているので球筋も調整できます。
鹿又 飛距離性能も高いですね。
舟橋 ヘッド素材に復元性の高い「フレクチャーカーボン」を使用したことで、打感のよさと初速性能の高さを両立しています。 フェース面には独自の「Bite フェースミーリング」を加工。
インパクト時のボールの食いつきを強化している ドライバーが苦手な人にぜひ!
「上級者のセカンドドライバーというより、460ccのドライバーが苦手なアベレージゴルファーにオススメです」(舟橋)
いかがでしたか。新しいギアにぜひ注目してみてください!
構成=野中真一
写真=田中宏幸
2026年02月17日 07:58
米国男子ツアー「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」を終えて、最新のフェデックスカップランキングが発表された。
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同ランキングは米ツアーのポイントレースで、ランキング上位者が8月から始めるプレーオフシリーズに進出できる。上位100人は来シーズンのフルシード権を獲得する。松山英樹は同大会で8位タイに入り、147.5ポイント(pt)を獲得。6位から4位(560pt)に浮上した。久常涼も同じく8位タイで大会を終えて、ランキング8位(435pt)をキープした。平田憲聖は77位から93位にダウン。金谷拓実は93→106位、中島啓太は126位→141位にそれぞれ順位を下げた。ランキング1位はクリストファー・ゴッタラップ(米国)がキープ。2位は世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)、3位には今大会で3季ぶりVを挙げたコリン・モリカワ(米国)がつけた。
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2026年02月17日 07:00
数年前までがウソのように、毎トーナメントで日本選手の活躍をみれるようになった、アメリカ女子ツアー。今シーズンからも新たに2選手の参戦が決まり、15人の大所帯となって迎える新シーズンの展望を有村智恵プロに語っていただきました! 新人選手たちの信じられないような活躍
みなさん、こんにちは。プロゴルファーの有村智恵です。
ついこないだ終わったばかりな気がしますが、あっという間に新シーズンの開幕が近づいてきました。それにしても、25年シーズンの日本選手たちの活躍には驚かされましたね!山下美夢有選手、竹田麗央選手、岩井明愛選手、岩井千怜選手と日本では同じみの実力者たちではあるのですが、アメリアツアー参戦経験のある私から言わせてもらうなら、初年度から活躍できるようなツアーではないんです。ましてや、全員初優勝までしてしまうなんて・・・。もう考えられません!(笑)
日本でのツアー転戦経験こそ豊富な彼女たちではありますが、なんせ移動距離が違いすぎます。アメリカ国内といっても時差もありますので、毎週違う国に移動して戦っているようなものなんです。地域によって芝質も異なるためショットやパッティングのフィーリングが少しづつ狂ってきますし、自宅に帰る暇もありませんから精神的にも体力的にもタフです。実力もさることながら、適応能力の高さに本当に驚いています。 山下美夢有選手の2勝目には、想像以上の凄みがある
メジャーでの初優勝はとてつもないことなのですが、私が驚いたのは終盤で果たした2勝目です。慣れないアメリカツアー初参戦の終盤は、日本で1度も体験したことがないくらいの疲労感に悩まされるものです。体力的にもそうですし、様々な芝質に対応しながら過ごしたことでゴルフ脳も疲弊しきってしまいます。そんななか、横綱相撲といってもいいような堂々の勝ちっぷりを見せてくれました。彼女は、シンプルに構築されたゴルフだけでなく、とてつもなくタフなフィジカルを持っているのだと気づかされました。もしかすると、宮里藍選手以来の世界ランキングNO.1に登りつめてくれるのでは?と期待してしまいますね。 ベテランの奮起、中堅の意地にも期待
新人たちの活躍は、周りの日本人選手たちにも影響を与えているのではないでしょうか?畑岡選手も復活優勝を遂げ、悲願のメジャー優勝へ着々と準備をしてくるはずです。古江選手は、上位でこそ戦っていたものの優勝は果たせませんでした。アメリカ1年目を除くと、デビューから毎年優勝を果たしてきた彼女が、どんな課題を感じて準備をしてくるのか楽しみです。渋野選手、西村選手にとっては非常に苦しいシーズンになりましたが、Qスクールでシード権を確保してくるあたりに彼女たちの意地を感じます。正直、シード落ちしてQスクールにまわっているわけですから調子がいいはずがないんです。その中で、これから活躍を目指すイケイケの新人たちを相手にシードを確保するのは、簡単なことではありません。苦しみながらも実力をつけてきている何よりの証拠ですから、自信にして少しづつ浮上してもらいたいですね。吉田選手、勝選手は1年目に慣れ、2年目に浮上、いよいよ来シーズンこそ初優勝を遂げたいはず。お手本のようなステップを踏んできた彼女たちにはぜひ成し遂げてもらいたいと願っています。 今年のルーキーは2人
今年も2選手が新たにアメリカツアーの門を叩いてくれますね。下部ツアーで出場権を獲得した実質2年目ともいえる原英莉花選手。スケールの大きな彼女のゴルフは下部ツアーよりもレギュラーツアーのコースに合うのではないかと見ています。櫻井心那選手は、まだまだ未完成な選手のいう印象です。それだけに、たくさんのことを吸収して「これが私のゴルフだ!」というものを見つけてくれれば大活躍できるのではないでしょうか。
26年シーズンも開幕から見逃せないですね!
有村智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。
構成=岡田 豪太
写真=相田 克己
協力=セブンハンドレットクラブ
2026年02月17日 06:00
200ヤード前後の長い距離を打つときはフェアウェイウッドやユーティリティの出番!
しかし、スコアを振り返ると、そのショットが大叩きの原因になっていることが多々ある。
2026年02月16日 21:06
◆女子プロゴルフ INTLOOPグループ・レディース・カップ 最終日(16日、千葉・平川CC=6388ヤード、パー72)
2日間36ホールで争うツアー外競技の最終ラウンドが行われ、プロ3年目の政田夢乃(なないろ生命)は76と落とし、通算4オーバーの20位で終えた。
3打差7位で出たが、いきなりスタートでつまずいた。左ドッグレッグの1番パー4。ドライバーで放った第1打は「右に突き抜けてOBしてしまった」とミスショットとなり、痛恨のトリプルボギー発進。「トリが痛かった。マネジメントを考え直したい」と反省した。15、16番で連続バーディー後、17、18番で立て続けにボギー。41人中20位だった。
昨季はゴルフ5レディスの4位などトップ10が3回あったが、初優勝には届かず。メルセデス・ランク62位でシードは獲得できなかった。今オフは体作りに励み「しっかり食べて、トレーニングもして体も大きくなった。体重は去年の(開幕戦)ダイキン(オーキッドレディス)から5キロ以上増えた。飛距離もキャリーで10ヤード伸びた」と、たくましさを増した。
オフは宮崎県で合宿を行い、ツアー1勝の20歳・菅楓華(ニトリ)と練習に励んだ。5歳下の菅とはプロテスト同期で、1年目から一緒に練習ラウンドを行うなど仲良し。「年下っぽいかわいらしいところもあるけど、しっかりしててあまり年の差を感じない」と笑みを浮かべた。
プロ3年目の目標を「初優勝して、(JLPGAツアー選手権)リコーカップに出たいです」と迷いなく言い切った。これまでは「シード獲得」を掲げてきたが、高い目標を口にする背景には、ツアー7勝の佐伯三貴から授かった言葉がある。
昨年末に契約するキャロウェイゴルフのイベントで顔を合わせた時、「ギリギリの目標を立てていたら上にいけない。もっと高い目標を立てた方がいい」と助言をもらった。政田は「発言とかやることがトッププロだなという感じで見習いたい。今年は『リコーカップにいくぞ』というくらいの気持ちでやってます」と力を込めた。
昨年は月曜日をオフにするなど疲労を調整し、1年間を戦う術を磨いてきた。開幕戦のダイキンオーキッドレディス(3月5〜8日、沖縄・琉球GC)からプロ3年目が始まる。「だいぶツアーを回る上で慣れは出てきた。一番は(地元)北海道の試合で優勝したい」と目を輝かせた。
2026年02月16日 20:17
◆女子プロゴルフ INTLOOPグループ・レディース・カップ 最終日(16日、千葉・平川CC=6388ヤード、パー72)
2日間36ホールで争うツアー外競技の最終ラウンドが行われ、15位で出た青木香奈子(マイナビ)は2バーディー、1ボギーの71で回り、通算イーブンパーで3位に入った。「今日は速いグリーンに対応できた。緊張もあったけど、楽しくできた」とかみしめた。
今オフは「プラス7〜8キロ」を目標に増量を掲げ、「5キロ増えた。あと1〜2キロほしい」と笑みを浮かべた。一日5食に励み、寝る直前にお餅を3個食べて順調に体重アップ。「ウェアはもともと上がMで、下は(Sから)Mになった。困ったことは、去年のベルトが使えなくなった」と笑わせたが、ショットの飛距離は10ヤードほど伸びるなど着実に効果が出ている。
プロ2年目の今季は下部ツアーが主戦場だが、レギュラーツアー開幕戦のダイキンオーキッドレディス(3月5〜8日、沖縄・琉球GC)の出場が決まった。「今日は風もあったので低い球を打って、ライン出しを使ってみた。低い球が重要になる。思い切りのいいゴルフをして、レギュラーツアーで優勝を目指したい」と力を込めた。来月はVポイント×SMBCレディス、アクサレディス宮崎を含む3試合に出場予定で、まずはリランキングのクリアを目指す。
2026年02月16日 20:00
◆女子プロゴルフ INTLOOPグループ・レディース・カップ 最終日(16日、千葉・平川CC=6388ヤード、パー72)
2日間36ホールで争うツアー外競技の最終ラウンドが行われ、プロ2年目の西沢歩未(フリー)が人生初のホールインワンを達成。賞金100万円を獲得した。
17番パー3(178ヤード)。4ユーティリティーで放ったショットがピン手前5ヤードに着弾し、そのまま転がってカップイン。「人生初です! 入った瞬間は追いつかなくて、ポカンっとしてました」と満面の笑みを浮かべた。さらに、賞金のパネルが見えると「余計にうれしかった。旅行好きなので、ぜいたくな旅行がしたい」と声を弾ませた。
後半の13番でダブルボギーをたたいたが、「チャンスが来るまで待っていようと思った。入って良かった」と終盤17番のエースで挽回した。1日目はプロアマ戦で争い、この日はプロ4人1組でプレー。「開幕前の良い機会でありがたいです」とかみしめた。
川崎市出身の23歳は、5度目となった24年11月の最終プロテストで合格した苦労人。1年目の昨季は3位が1回、4位が1回と着実に積み重ねており、今季は悲願の初優勝を狙う。