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2026年03月21日 16:03
新日本プロレス21日長岡大会で、NJPW WORLD認定TV王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が高橋裕二郎(45)の挑戦を退けて初防衛に成功した。 オープンチャレンジとして行われた同戦の挑戦者として現れたのは、新潟県出身の裕二郎だった。極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」ながら地元の大声援を背に受けた挑戦者に、竹下は苦戦を強いられる。裕二郎のセコンドに就いたチェーズ・オーエンズの介入もあり、なかなかペースを握れない。 インカレスラム、マイアミシャインと裕二郎の得意技を連発された竹下は、レイジングファイヤーも噛み付きで防がれて再び劣勢に。レフェリーの死角からの急所攻撃、さらにはピンプジュースでマットに突き刺されてしまった。 それでも王者の意地で3カウントは許さない。ケイン攻撃を阻止すると、リングに入ってきたオーエンズはブルーサンダーで排除。最後はついにレイジングファイヤーをさく裂させて粘る裕二郎を振り切った。 試合後のリング上でマイクを握った竹下は「俺がこのベルト持ってるからには、面白くしたるからよ。どうしても去年の借りを一つ返したいヤツがおる。このベルトをかけてやろうぜ、海野翔太。いい返事待ってるからよ。フロム・ジ・アルファ」と次期挑戦者を指名。自身が優勝した昨年のG1クライマックス公式戦で敗れている海野とのリベンジマッチを要求していた。
2026年03月21日 20:50
ノア21日の京都大会で、黒いユニット「TEAM 2000 X(T2KX)」のOZAWA(29)が、GHCタッグ王者の内藤哲也を再びイジった。
OZAWAは4月12日の名古屋金城ふ頭アリーナ大会でT2KXの政岡純とともに内藤、BUSHI組が持つGHCタッグ王座に挑戦する。この日はメインの8人タッグ戦に出場し、スワンダイブ式月面水爆で舞ってダガを沈め、好調さを見せつけた。
その後、コメントスペースでOZAWAは「おーい、内藤哲也! 昨日のリング上でのマイクで、東京スポーツプロレス大賞MVPが俺だ、なんだと言っていたな」と指摘。確かに内藤は20日の神戸大会で征矢学、近藤修司組を下しV2に成功したあと、姿を見せたOZAWAに「君たしかプロレス大賞のMVP(注・2025年度ベストバウト)だよね」とOZAWAに向けて話している。
あげ足を取ることに関して他の追随を許さないこの男がこれを見逃すはずはなく、OZAWAは「お前、あとで『実はアレはお前に対する皮肉だったんだぜー』みたいにウマいことごまかそうとしてたけど、俺は見逃さなかったぞ。お前がリング上で『MVPのOZAWAが…』って言って、会場が変なザワザワみたいになった時に、内藤がBUSHIにえ? 違ったっけ?みたいな表情をしているのを。ちゃんと見てたから、な!」と胸を張る。
そして小バカにするような口調で「『僕の新日本プロレスへの思いは誰にも負けません』と言っていたお前だが、新日本プロレスへの興味を失って、それどころかプロレスへの興味も失ってしまったみたいだな…」。最後は「名古屋大会でお前からベルトをぶん取って、お前の心の中に熱い物をもう一度燃えたぎらせてプロレスへの興味をまた持たせてやるからな。楽しみにしとけよ。その時まで…トォランキヒィローゥ! 焦んなよ」と、決めゼリフを大げさにモノマネして去るのだった。
2026年03月21日 20:15
ノア21日の京都大会で、GHCタッグ王者の内藤哲也(43)、BUSHI(42)組が、V3戦(4月12日、名古屋金城ふ頭アリーナ)で対戦する黒いユニット「TEAM 2000 X(T2KX)」のOZAWA&政岡純を挑発した。
内藤とBUSHIはこの日「ロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)」のRYUSEI、アンヘル・レイエスと組んでKENTA、遠藤哲哉、HAYATA、鶴屋浩斗組と対戦。試合は8人が入り乱れる混戦となったが、最後はBUSHIが鶴屋を逆エビ固めで捕まえて貫禄勝ちした。
その後、コメントスペースで内藤は「KENTA選手とのマッチアップはやっぱり楽しいよね。過去にアレだけ印象に残っている出来事があった相手だから、余計、燃えてきちゃうよね。リングは違えど、またあなたと戦えることがすごく楽しみですよ」とニヤリ。
さらに試合後、タイトル戦を控えるOZAWAたちが姿を見せなかったことに「昨日、あれだけの大演説をやったから、今日も来てくれるもんだと思って楽しみにしてたんだけど。ガッカリだな」と落胆を口にした。
そして翌21日の大阪・梅田スカイビルステラホール大会でも前哨戦が組まれていないことを指摘し「ってことは、試合後、動きがあるのかな? 俺とBUSHIはチャンピオンだから、挑戦者のあなたたちが動かなきゃいけないんじゃないのかな? まあ、動くか動かないかは、あなた次第だけどね」と揺さぶりをかけた。
また、BUSHIは「OZAWAのパートナーって、俺のサイズに合わせてくれたわけ? 俺は構わないよ、杉浦やチェアマンが来ようが。タダスケ、お前でもよかったよ」とOZAWAのパートナーの政岡について言及。その上で「名古屋は、俺でも内藤でもOZAWAでもない。MJ。政岡くん。君次第なんだよ」と指名していた。
2026年03月21日 19:30
ノアの21日の京都大会で、GHCタッグ王座取りに失敗した征矢学(41)が、近藤修司(48)に三くだり半を突きつけられた。
征矢と近藤は20日の神戸大会で、内藤哲也とBUSHIが持つGHCタッグ王座に挑戦。試合は白熱の攻防になったが、最後は近藤が内藤のデスティーノに沈み、王座奪取とはならなかった。
激闘から一夜明け、征矢と近藤は丸藤正道を加えた6人タッグ戦に出場し「TEAM 2000 X」の政岡純、カイ・フジムラ、タダスケ組と対戦。最後は征矢が情熱DDTでタダスケを下し、前夜のうっぷんを晴らした。
するとその試合後、コメントスペースで近藤から「昨日はGHCタッグ、残念ながら、俺が負けてしまって…」と切り出される。これに征矢は「いや、俺の責任ですよ。俺の責任でもありますよ」と返答だ。だが近藤からは「征矢のヘルプをできなかったから、このコンビは解消します。髪の毛戻して、コスチューム返してくれ」と一方的に告げられ、立ち去られてしまった。
残された征矢は「え? ちょっと待ってくれよ、近藤さん…。まだ1回しか挑戦してねえだろ。近藤さーん!」と叫ぶが近藤は戻らず…。その後も「もう終わりかよ。まあいいや…。おい、近藤さーん!」と錯乱気味に叫ぶが、後の祭りだった。
2026年03月21日 19:19
全日本プロレス21日の群馬・安中大会で安齊勇馬(26)が地元凱旋勝利を収めた。
2026年03月21日 18:45
新日本プロレス春の最強決定トーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」は21日長岡大会で決勝戦が行われ、「ユナイテッド・エンパイア(UE)」のカラム・ニューマン(23)が上村優也(31)を撃破し、初優勝を飾った。
一進一退の攻防が動いたのは20分過ぎだった。上村のカンヌキスープレックスを逃れたカラムは、急所攻撃から必殺のプリンスズカース(ブラディサンデー)を発射。これをカウント2で返されると、エクスカリバーから再びプリンスズカースをさく裂させたが、これでも3カウントは奪えない。
驚異の粘りを見せる上村からは、ジャーマンスープレックスを皮切りに反撃を許す。ドラゴンスープレックスホールド、投げ捨て式カンヌキスープレックス、さらにはダイビングボディープレスと立て続けの猛攻にさらされた。
しかし、カラムも譲らない。ライオンズ・シャイナー(ダイビングボディーアタック)をカウンターのトラースキックで迎撃して再逆転。ショートレンジラリアートから最後は新技MAKE WAY(変型スクラップバスター)で激闘に終止符を打った。
23歳6か月の若さで出場24選手の頂点に立ったカラムは、オカダ・カズチカ(現AEW)が保持していたNJCの最年少記録を更新。UEのメンバーが集結した試合後のリング上で「誰よりもこのトーナメントを勝ちたがっていたのは、この俺だ。このユニットは俺のユニットだ。長い間、俺が背負ってきた。俺の帝国だ。そして今、この団体も俺のものだ。この団体の外国人エース…それだけじゃない。今の新日本のエースは俺だ」と勝ち誇った。
NJC覇者として4月4日両国大会ではIWGPヘビー級王者・辻陽太に挑戦する。辻から「カラム、優勝おめでとう。4・4両国でお前を迎え撃つ。覚悟はいいか!」と挑発されると「両国で会おう。その時、お前は他の連中と同じことをするだろう。このプリンスのために道を空けろ。そして王冠にキスをしろ」と豪語した。
若きプリンスが、史上最年少での団体最高峰王座奪取へと突き進む。
2026年03月21日 18:14
新日本プロレス21日長岡大会で、「TMDK」のザック・セイバーJr.(38)、大岩陵平(27)組がIWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(29)、OSKAR(27)組に挑戦を表明した。
この日の大会で2人はハートリー・ジャクソン&藤田晃生と組んでK.O.B&辻陽太&永井大貴と8人タッグ戦で激突。藤田が永井からクラーキーキャット藤田バージョンでギブアップを奪ったが、新たな動きが生まれたのは試合後のリング上だった。
昨年のワールドタッグリーグを制したザック&大岩は、今年の1月5日大田区大会でIWGPタッグ王座に挑戦するもK.O.Bに敗戦。しかし「NEW JAPAN CUP」1回戦(8日、尼崎)では大岩がIceから勝利を収めるなど、遺恨が深まり続けていた。
マイクを握ったIceから「お互いバチクソにやり合ってよ、生の感情さらけ出すのが、プロレスファンが見たくてカネになるんじゃねえのか? もう1回やろうぜ? いいとこ育ちのボンボンエリートの優等生くん、俺のケンカ買えるのか?」と挑発をされた大岩も応戦。「おいIce、ケンカなんか俺にとってはどうでもいいんだよ。新日本プロレスはキング・オブ・スポーツだ。ケンカじゃねえんだよ。ケンカは買わない。俺は俺のスタイル、俺のプロレス、俺のプロのレスリングでIWGPタッグのベルト狙ってるから」とザックとともにIWGPタッグ再挑戦を要求した。
これをIceも「タイマンのつもりやったけどよ、IWGPタッグ欲しいんやろ? 俺から持ち出した話だし、ザックに触れることが出来るなら俺としたらラッキーや。挑戦受けてやるよ」と受諾したため、両チームによる王座戦が決定的に。タッグ戦線が風雲急を告げてきた。
2026年03月21日 18:08
全日本プロレス21日の群馬・安中大会で世界ジュニア王座次期挑戦者の田村男児(26)が王者の立花誠吾(28)から前哨戦でピンフォールを奪い、ベルト奪取へ弾みをつけた。
田村は前日の八王子大会で立花に挑戦を表明。この日は井上凌と組んで、立花、吉岡世起組との初の前哨戦に臨んだ。田村は序盤からバチバチの攻防を立花と展開。何発もラリアートを叩き込むも、意地を見せる王者からトペコンヒーロで反撃され、スピアー、イケメン落としでマットに突き刺されるピンチに陥った。
それでもヤンキーハンマーはかわして、チョークスリーパーで立花を捕獲。吉岡からカットされるも、井上のアシストを受け、再び立花との一騎打ちに持ち込む。粘る王者に豪快なラリアートを発射し、最後はパワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、田村は敗戦の弁を述べる立花の前に現れると「お前まだふ抜けてるんじゃねえのか」と舌戦の口火を切り、けんけんがくがくの言い争いを始めた。いまだ王座戦の日程は決まっていないが、立花から「半年間1回も防衛戦しなかったら(ベルトを)取られるらしいからな。3か月後とかでもいい、やってやるよ」と呼びかけられ「やってやるからな、この野郎」と口角に泡を飛ばす勢いで応じていた。
2026年03月21日 17:33
新日本プロレス21日長岡大会で、東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロン(30)が極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」を断罪した。
2026年03月21日 16:03
新日本プロレス21日長岡大会で、NJPW WORLD認定TV王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が高橋裕二郎(45)の挑戦を退けて初防衛に成功した。
オープンチャレンジとして行われた同戦の挑戦者として現れたのは、新潟県出身の裕二郎だった。極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」ながら地元の大声援を背に受けた挑戦者に、竹下は苦戦を強いられる。裕二郎のセコンドに就いたチェーズ・オーエンズの介入もあり、なかなかペースを握れない。
インカレスラム、マイアミシャインと裕二郎の得意技を連発された竹下は、レイジングファイヤーも噛み付きで防がれて再び劣勢に。レフェリーの死角からの急所攻撃、さらにはピンプジュースでマットに突き刺されてしまった。
それでも王者の意地で3カウントは許さない。ケイン攻撃を阻止すると、リングに入ってきたオーエンズはブルーサンダーで排除。最後はついにレイジングファイヤーをさく裂させて粘る裕二郎を振り切った。
試合後のリング上でマイクを握った竹下は「俺がこのベルト持ってるからには、面白くしたるからよ。どうしても去年の借りを一つ返したいヤツがおる。このベルトをかけてやろうぜ、海野翔太。いい返事待ってるからよ。フロム・ジ・アルファ」と次期挑戦者を指名。自身が優勝した昨年のG1クライマックス公式戦で敗れている海野とのリベンジマッチを要求していた。
2026年03月21日 16:00
◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」
プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾(72)が6日に東京・大田区総合体育館で行われた新日本プロレス54周年「旗揚げ記念日」に、唯一の旗揚げメンバーとして帰還した。1月4日デビューの東京五輪柔道金メダルのウルフアロンらと10人タッグに出場。驚異的な肉体を披露した。
藤波が「全身の筋肉を鍛えるにはこれが一番」と明かすのが「コシティ」を使ったトレーニングだ。野球のバットを太くしたような木製の器具で、“プロレスの神様”と呼ばれたカール・ゴッチさんが1972年3月の旗揚げまもない新日本で若手選手を指導していた時に用いた。両腕でコシティを振り回すことで全身の筋肉、体幹が強化されるという。
現在、コシティは市販されていないが、藤波が出版した「マッチョ・ドラゴン式トレーニング 古希でも闘える体づくり」(ホーム社、2310円)では、コシティを一般人にも応用できるように「ペットボトル」を使ったトレーニングを提唱している。
「ペットボトルのサイズはどれでも構いません。できれば中に水を入れて重さを感じながら回してほしい」と伝え「大きく肩を回すから肩こり予防にもなります」と言う。今年5月にデビュー55周年を迎えるマッチョドラゴン。72歳でメインイベンターとしてリングで戦える理由は「コシティ」にあった。(プロレス担当・福留 崇広)
◆福留 崇広(ふくとめ・たかひろ) 1992年入社。デジタル編集部。「さよならムーンサルトプレス 武藤敬司『引退』までの全記録」(徳間文庫)、「テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」(イーストプレス)などの著書あり。
2026年03月21日 14:23
「BreakingDown19」(20日、IGアリーナ)
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第19回大会が行われ、大会最大規模の会場に1万1000人超えの観衆を集め、大盛況で終えた。中継ゲストに登場した美女も反響を呼んだ。
ゲストで登場したのはタレント・モデルで活動する明日花キララ。美しい白のドレス姿で登場。SNSなどでは「すごくかわいくなってる」、「選手へのコメントも本当に的確だったしリスペクト感じられた」、「格の違いみせてましたね」、「久しぶりにみたけど可愛すぎてびっくりした〜!」との声が上がっていた。
2026年03月21日 13:31
「BreakingDown19」(20日、IGアリーナ)
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第19回大会が行われ、2年半ぶりの参戦となった“帰ってきたカリスマ”平石光一が衝撃の7秒KO負けを喫した。
2026年03月21日 11:12
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown19」でまさかの2回KO負けに終わったRIZINファイターの芦澤竜誠が21日、自身のインスタグラムを更新し、心境を語った。時折涙ぐむ様子もみせながら「昨日は応援ありがとうございました。う〜ん、自分が負けたことより応援きてくれた人とか、俺のこと応援してくれた人が、俺が負けて悔しい思いをさせてしまったことが一番つらいです。もうみんなのために負けないんで、全力でやるんで。皆さん、また俺が戦う姿みてください」と再起を誓った。
昨年大みそかのRIZINでBD出身のジョリーに敗れた芦澤は「ジョリーにやられて落ちるところまで落ちた。俺が見失っていたものがここにある。ハングリー精神とか」とBDのオーディションに登場。バンタム級前王者の井原良太郎との対戦が決まった。1回はゴングから一進一退の攻防が続いた。2回開始10秒で左拳を浴びて、尻もちをつく形でダウン。立ち上がったが、再開後も井原にパンチを叩きこまれ、リングに沈んだ。芦澤は呆然とした表情を浮かべ、大会史上最大規模1万1000人が集まった会場は騒然となった。
2026年03月21日 10:00
「BreakingDown19」(20日、IGアリーナ)
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第19回大会が行われ、地下格闘技界の“西の伝説”サップ西成は、安保瑠輝也の弟子、てるに判定0−4で敗れた。屈辱のBD6連敗となった。
前回のBD18ではJerio San Pierreに開始12秒KO負けを喫していたサップ。ゴングからてるが拳を振り回して、強烈な打撃をサップの顔面にヒットさせていくが、サップは倒れず。不敵に前に出続けた。ただ、サップの手数は少なく、判定ではてるに軍配が上がった。サップは判定を聞き、不服そうに苦笑いで首をひねった。
2026年03月21日 10:00
WWEでの生活は、リングの華やかさとは裏腹に、消耗の連続だった。全米各地を移動し、時には海外も回る。空港から会場へ向かい、そのまま試合。終われば次の都市へ向かう。時差も土地勘も関係ない。「移動がまず大変だった」と振り返る。試合そのものより、移動の積み重ねが体を削っていった。
ホテル生活は長期に及んだ。決まった拠点はなく、都市が変われば部屋も変わる。荷物を広げ、また詰める。その繰り返しだった。環境が安定しない状態でコンディションを保つのは簡単ではない。「体力もそうだけど、気力が削られる」。リング外の時間も戦いの一部だった。
言葉や文化の違いも常につきまとった。現地では当たり前の振る舞いが、自分には分からないこともある。誤解を避けるために余計な発言はしない。目立たず、しかしリングでは結果を出す。その切り替えが求められた。緊張を解ける時間は多くなかった。
テレビマッチの重圧も大きい。「やり直しがきかない」。何万人の観客と、画面の向こうの視聴者を前に、一瞬の判断を間違えれば評価に直結する。秒単位で進む番組構成の中で、自分の持ち時間を正確に使う。自由度よりも精度が問われる世界だった。
評価は流動的だった。試合内容、反応、番組全体の流れ。そのすべてが絡み合う。「昨日良くても、今日はどうなるか分からない」。安定を求めても保証はない。だからこそ目の前の一戦に集中するしかなかった。考えすぎれば動きが鈍る。無我夢中で積み重ねるしかない時間だった。
振り返れば、楽しいというより必死だった。仲間はいるが、同時に競争相手でもある。誰かが前に出れば、自分は後ろに回るかもしれない。その現実を受け入れながら、感情を整える。「とにかく続けるしかなかった」。継続そのものが力になると分かっていた。
過酷な日常は、結果的に耐性を育てた。移動、緊張、孤独、不安。どれも避けられない環境だったが、通過したことで基準が上がった。「あの時期があったから、今は大抵のことは大丈夫だと思える」。華やかな舞台の裏側で積み重ねた日常が、現在の土台になっている。
WWEでの時間は、成功や失敗だけでは測れない。過酷さにどう向き合い、どう消化するか。その積み重ねが精神の強度を形づくった。巨大な舞台で生きた日々は、派手な称号よりも確かな耐久力を残した。今振り返ると、それこそが最大の収穫だった。