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2026年04月25日 08:45
世界最大の格闘技団体「ONE Championship」は24日、都内で29日に有明アリーナで開催する「ONE SAMURAI 1」(試合開始・午後2時半)へ向けた記者会見「プレスカンファレンス&オープンワークアウト」を行った。 会見にはメインイベントで対戦するロッタン・ジットムアンノン(タイ)と元K―1三階級制覇王者の武尊が登壇した。 両者は昨年3月23日にさいたまスーパーアリーナで対戦しロッタンが80秒でKOで圧勝している。武尊は今回の試合での「引退」を明言しており、ロッタンは「武尊選手の最後の対戦相手に選んでいただきうれしく思います。見ているみなさんにとって見応えのある面白い試合になる」と宣言。武尊へ「ひとつ質問があるんですが」と切り出し「今回の試合、だいたい何ラウンドぐらいで決着つけると思っているんですか?2ラウンドぐらいで終わるんでしょうか?」と質問した。 武尊は「1年前、1ラウンドの屈辱的な負けと言ってもいいほどの試合だったんで、リングに向き合えるまで1年ぐらいかかりましたけど、やっと向き合える喜びと早く闘いたい」とし「ロッタン選手から質問ありましたが、ちょっと質問の意図がよくわからないんですけど、闘いは何が起こるかわからないし、前回みたいな1ラウンドで決着するかもわからないし、必ずロッタ選手をKOで倒して必ず勝ちます」と宣言した。 この回答にロッタンは「もうひとつ質問なんですけど」と切り出し「2ラウンド以内に試合を終わらせることができれば、国際式ボクシングのような闘いになるんでしょうか?」と質問した。 これに武尊は「僕は国際式ボクシングがよくわからないんですけど」と困惑し「僕とロッタン選手の闘いは。ファイトスタイルもすごい噛み合うファイターだと思うので、1ラウンドで終わるかもしれないので早期決着にはなるかなと思います。必ず倒しますは」と早期決着で倒すことを誓った。 会見後に武尊と額をぶつけ合うほど激しいフェースオフを披露した両雄。その後、両者はミット打ちを公開した。今回の試合が「ONE」ラストマッチと公表されているロッタンは、再び今回の一戦について聞かれ「自分にとってすべての試合が大事な試合として闘ってきましたが、武尊選手の試合はその中でも引退試合ということで特に自分にとっても大事な試合になる」と明かし「自分が勝つことに間違いない」と返り討ちを宣言した。 さらに「自分は1、2ラウンドまでは国際式ボクシングの闘い方で闘っていくつもり。もし2ラウンドまでに勝負がつかなければ、3、4、5ラウンドはキックボクシングルールに切り替えて闘っていこうと思っています。楽しみにしてください」と不敵な予告を敢行した。 この発言を額面通り受け止めれば、ロッタンは2回まで蹴りを封印し、パンチのみのボクシングルールで闘うことになる。前回、80秒KOで圧勝した武尊には蹴りなしでも勝てるという自信の表れとも捉えられる。一方で武尊を精神的に揺さぶりをかけた作戦とも考えられ、決戦まで残り4日。緊迫ムードが高まってきた。 同大会はフジテレビ系列全国ネットで試合当日の午後10時から「U‐NEXT presents ONE SAMURAI 1 〜武尊引退試合 運命のリベンジマッチ〜」と銘打ち地上波放送する。また、「U―NEXT」がライブ配信する。 ◆4・29有明全カード ▼メインベント フライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦 ロッタン・ジットムアンノン VS 武尊 ▼第14試合 フライ級総合格闘技世界タイトルマッチ 若松祐弥 VS アバズベク・ホルミルザエフ ▼第13試合 アトム級ムエタイ 世界タイトルマッチ 吉成名高 VS ソンチャイノーイ ▼第12試合 バンタム級キックボクシング世界タイトルマッチ ジョナサン・ハガティー VS 与座優貴 ▼第11試合 フェザー級キックボクシング マラット・グレゴリアン VS 海人 ▼第10試合 アトム級総合格闘技 三浦彩佳 VS 澤田千優 ▼第9試合 バンタム級キックボクシング 秋元皓貴 VS 久井大夢 ▼第8試合 フェザー級キックボクシング 和島大海 VS リカルド・ブラボ ▼第7試合 アトム級総合格闘技 平田樹 VS リトゥ・フォガット ▼第6試合 フライ級総合格闘技 和田竜光 VS 伊藤盛一郎 ▼第5試合 ストロー級総合格闘技 山北渓人 VS 黒澤亮平 ▼第4試合 フライ級ムエタイ 士門 VS ジョハン・ガザリ ▼第3試合 ストロー級キックボクシング 黒田斗真 VS 田丸辰 ▼第2試合 フライ級キックボクシング 陽勇 VS 内藤大樹 ▼第1試合 バンタム級総合格闘技 永井奏多 VS 神部篤坊
2026年04月25日 17:47
海賊王女カイリ・セインが米国・WWEから解雇されたことが判明し、波紋が広がっている。
米メディア「ファイトフルセレクト」はカイリに加え、ゾーイ・スターク、アリスター・ブラック、ゼリーナ・ベガ、クリス・セイビン&アレックス・シェリー、ワイアット・シックス(アンクル・ハウディー、エリック・ローワン、ニッキー・クロス、デクスター・ルミス、ジョー・ゲイシー)、アルバ・ファイアら計24人がリリースされたとみられると伝えた。
世界最大団体では祭典「レッスルマニア」後、選手の入れ替えとコストカットのため大量解雇が行われてきたが、WWEユニバース(ファン)を驚かせたのは、カイリの名前が挙がったことだ。すでに公式ホームページの所属選手一覧の「現在のスーパースター」から「カイリ・セイン」の名前は消えており、退団したことは間違いない。
カイリは18、19日の「レッスルマニア42」こそ出場できなかったものの、明日の女帝アスカとの名タッグ「カブキ・ウォリアーズ」で活躍。2017年から21年まで在籍した後、23年11月から復帰し、昨年11月にはカブキ・ウォリアーズで3度目となるWWE女子タッグ王座を獲得した。
さらに最近はアスカのパワハラに苦しむカイリのため、先輩のイヨ・スカイが救出に乗り出していた。先週のロウではそのイヨを一騎打ちで破っており、今週のロウではアスカとのタッグでイヨ&リア・リプリーの「リヨ」と対戦したばかりだった。それだけにSNS上では「言葉を失った。間違いだと言ってください」「彼女はいつも心と魂を込めて何事にも取り組んでいた。シングル王座挑戦のチャンスと一緒にすべてが与えられるべきだったのに…」「毎週テレビに出ているのに、意味がわからない」と、WWEの決定に疑問の声ばかりが上がった。
一方、昨年6月に解雇されたベテランのRトゥルースは、WWEユニバース(ファン)から「We want Truth!(トゥルースを出せ!)」の会場のチャントと、SNS上でも復帰を求める声が続出したため、WWEも再契約し何とわずか6日後に電撃復帰した。現在はダミアン・プリーストとのコンビでWWEタッグ王者に君臨している。
それだけに、Xでは「WWEユニバースよ、カイリ・セインのためにRトゥルースにしたことをしよう We want Kairi!!」「私たちはTKOによる不当解雇を撤回し、カイリ・セインを復帰させるタグを開始しました」なとど、カイリ復帰運動も始まっている。果たして、世界中のファンの声は、大量解雇を主導したとされるWWEの親会社・TKOに届くだろうか。
2026年04月25日 17:33
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」(5月4日、後楽園で開幕)に初出場予定だった武知海青(28)が急性虫垂炎のため、欠場することが25日の横浜大会のオープニングで発表された。
武知が所属する16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の公式サイトはこの日「腹痛の症状があり受診した結果、『急性虫垂炎』と診断されました。現在は医師の指導のもと治療を行っておりますが、安静が必要な状態であることから、関係各所と協議のうえ、誠に残念ではございますが、下記公演への出演を見送ることとなりました」として28、29日の「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2026」福岡公演を欠場するとした。
これを受けてこの日のDDT横浜大会オープニングで今林久弥GMがリングに上がり「これに伴いましてエントリーしていましたKING OF DDTを欠場することになりました」として観客に謝罪。武知は1回戦で男色ディーノと対戦予定だった。代わりに出場する選手は改めて発表される。
2026年04月25日 17:27
全日本プロレス25日の埼玉・春日部大会の「チャンピオン・カーニバル2026(CC)」Bブロック公式戦でドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート(DG)王者・菊田円(26)が関本大介(47)を破り、3勝目をあげた。
両者持ち味のパワーを生かしたド迫力の試合が動いたのは15分過ぎ。フロッグスプラッシュを避けた菊田は尻爆弾で攻勢に出る。コーナーポストの関本めがけラリアートと尻爆弾の連打を浴びせ大ダメージを与えた。
なおも立ち上がる関本からビッグバンカタストロフィを狙われるも、切り抜けて再び尻爆弾を発射。激しいラリアート合戦も制して、最後は必殺のローリングラリアートで3カウントを奪った。
斉藤ジュンへの不戦勝(19日、大阪)、両者リングアウト負けとなったザイオンとの公式戦(23日、新宿)もあったが、これで菊田は3勝目の勝ち点6。バックステージでは「CC4戦を終えて負けなしだぞ俺は。全日本プロレスこんなもんなのか? 2年連続2度目の出場、DGチャンピオンの菊田円は誰が止めるんだよ」と腕をぶす。その上で「誰でもいいぞ。DGチャンピオン菊田円が胸を貸してやる」と豪語し、生え抜き選手を挑発していた。
この日の他のBブロック公式戦では、鈴木秀樹と青柳優馬がCC史上初のダブルフォールで引き分け。本田竜輝はザイオンに勝利し勝ち点を6とした。
2026年04月25日 17:13
全日本プロレス25日の埼玉・春日部大会の「チャンピオン・カーニバル2026(CC)」Aブロック公式戦で斉藤レイ(39)がタロース(35)との怪物対決を制し、3勝目をあげた。
2026年04月25日 16:51
「プロレス・マリーゴールド」(25日、後楽園ホール)
エースの林下詩美(27)が、5月23日の大田区総合体育館大会を最後に退団することを電撃発表した。メインで行われたワールド選手権試合で王者・青野未来(35)に敗れた後、リング上でのマイクで「私はこのマリーゴールドを退団します。今負けたからってわけではない。ずっと前から決めていて、会社とも話をしていた」と表明。24年5月の旗揚げからマリーゴールドに参加しエースとしてけん引してきたが、「ネガティブな気持ちではなく、前向きな気持ち。下の子(若手や後輩)の成長が喜びだったが、まだまだ自分も頑張りたい。もっともっと上に行きたいという気持ちがあって決めました」と真意を明かした。
旗揚げメンバーとしてはジュリア、MIRAI、高橋奈七永らに続き、エースの離脱で団体に激震が走った。ただ、ロッシー小川代表は「いつも言うことだが、プロレス団体は10人の入門者がいれば、10人の退団者がいるのは当然のこと。気にしていたら団体はできない。(詩美の)退団は1月くらいから話があって、去る者は追わずなので。こういうときこそピンチはチャンス。自分はプロレス(業界での)生活が約半世紀を迎えて、こういうことは日常茶飯事で山ほど経験しているので。このまま落ちていくわけにはいかない」と、努めて冷静に見解を示した。
詩美については引き留めなかったといい、「辞めたいと思ったら、ここではやりたくないってことなので慰留してもしょうがない。まあでも面白いですよね。2年間で(旗揚げ時の)主力メンバーは大半いなくなりましたから」と自虐気味に語り、「残っている選手が頑張れば新陳代謝になる。今欠場しているビクトリア弓月とか、(この日の興行で)王者になった山岡聖怜とか、いい選手はいるので。弓月は5年契約しました。こんな状況ですけど」と期待を込めながら内情を明かした。
現在、長期欠場中の田中きずなに加え、今月に入ってから岩谷麻優、山中絵里奈、ビクトリア弓月と主力が相次いで負傷欠場。さらに、旗揚げから所属していた勇気みなみの退団も発表されていた。苦しい状況が続く中、小川代表は「たまたま今月は“厄月”みたいになって、地方でバスの後部座席のガラスが割れちゃったことを機に欠場者が続出して」と苦笑いしつつ、「前向きなので。若いいい選手が残っているので、不安になる必要はない。(穴は)誰かがカバーする。カバーしきれなくなったら団体は衰退する。半世紀もやっているといろいろある。めげていたらできない」と、業界の生き字引として達観したように受け止めていた。
◆林下詩美(はやしした・うたみ)1998年9月14日、鹿児島県出身。ビッグダディこと林下清志氏の三女で、18年8月にスターダムでデビュー。20年11月に団体最高峰のワールド王座を初戴冠した。21年には女子プロレス大賞を受賞。24年3月でスターダムを退団。マリーゴールドに入団し、同年5月の旗揚げ戦から出場していた。166センチ、75キロ。
2026年04月25日 16:40
女子プロレス「マリーゴールド」25日の後楽園ホール大会で、山岡聖怜(19)がBEW女子王者エンジェル・ヘイズ(24)を破り、自身初のシングル王座戴冠を果たした。
山岡は14日の新宿大会でヘイズに挑戦表明して受諾された。そしてこの日、両者意地の張り合いを見せる中、終盤に山岡がジャーマンを連発。最後はエイオキクラッチで3カウントを奪取した。
リング上で山岡は「イギリスのベルト取ったぞ!」と喜びを爆発。「今マリーゴールドで欠場者が多くて、いろいろ言われることの方が多いけど、ここに山岡聖怜がいるから。みんなに大丈夫って思わせたい」と力を込める。昨年1月にデビューしたホープは「歴とか関係ない。私がトップに行って、みんなを引っ張っていけるような選手になる」と宣言した。
そして来月23日の大田区総合体育館大会でのV1戦の相手として、マーベラスの暁千華(20)を指名。昨年12月にシングルで対戦した際には敗れており「暁千華、今見ているかわからないけど、聖怜は今日もレベルアップした。あの時の悔しさを忘れてないから。リベンジマッチ、次は聖怜が勝ちます」と拳を握った。
2026年04月25日 16:25
女子プロレス「マリーゴールド」25日の後楽園ホール大会で、林下詩美(27)が来月23日の大田区総合体育館大会を持って退団することを電撃発表。これを受けてロッシー小川代表(68)が報道陣に取材対応した。
この日のメインで、詩美はワールド王者・青野未来に敗北。試合後のリング上で、来月の大田区大会が所属ラストマッチになることを明かした。
小川代表は「プロレス団体というのは10人入門者がいれば、10人退団者、引退者がいるのは当然のことなので。それを気にしていたら団体(運営)はできない」と説明した。
詩美からは今年1月に退団の意向を聞いたが、引き留めなかったという。「慰留はしないですね。だって辞めたいってことは、ここでやりたくないということだから。慰留しても仕方ない」と語った。
その上で「去るもの追わずなので。ただマイナスの材料ばかりにらんでいても仕方ない。こういう時こそピンチをチャンスに。選手の頑張りに期待するしかない」と、所属レスラーに奮起を促した。
2026年04月25日 16:00
新日本プロレスとDDTによる「一面対抗戦パート2」(6月8日、東京・後楽園ホール)の出場選手として矢野通(47=新日本)軍にエル・デスペラード、スーパー・ササダンゴ・マシン(48=DDT)軍にMAOが加わることが25日に発表された。
2026年04月25日 15:44
女子プロレス「マリーゴールド」25日の後楽園ホール大会で、林下詩美(27)がワールド王者・青野未来に敗れて同王座奪還を逃した。試合後に詩美が来月23日の大田区総合体育館大会を持って、同団体を退団することを発表した。
前ワールド王者の詩美は、昨年10月の両国大会で青野に敗れて王座陥落。半年を経て逆指名を受け、この日にリベンジマッチに臨んだ。
両者一進一退の攻防が続く中、終盤に詩美はスタイルズクラッシュ、バズソーキックを立て続けに食らう。さらに絶体絶命のピンチでレッドセンセーションを決められて力尽きた。
試合後、リング上でマイクを持った詩美は「今の青野未来からベルトを取ることがプロレスラー林下詩美の使命だと思っていたけど、今日も勝てなかったね」と悔しさをあらわに。続けて「このタイトルマッチとは別で、もう一つ。このマリーゴールドを退団します。別に今、負けたからとかじゃないよ。そんなにカッコ悪いやつではない。ずっと前から決めていて、会社と話をしたこと」と電撃発表した。
マリーゴールドは2024年5月に旗揚げされ、詩美はスターダムから移籍してきた。「マリーゴールドの旗揚げに参加することができて、数々の選手と出会えた。リング上でこんなにカッコよくてすごいのに、裏では私はちょっと人見知りだけど、みんなたくさん話してくれるから、たくさん友達ができました」と選手たちへの感謝を述べた。
その上で「残り私がマリーゴールドのリングに居られる期間も限りがあるので。悲しいお別れとかはあまり好きではない。皆さんは最後までマリーゴールドの林下詩美と一緒に過ごしてください」とファンに呼びかけた。
バックステージでは報道陣に取材対応し、退団を決めた理由を「試合を続けてみんなの成長を見ながら、まだまだ自分も頑張りたい、もっともっと上に行きたい。プロレスラー林下詩美を見せたい気持ちがあって決めました」と説明。決断した時期は昨年末だといい「(昨年の)マリーゴールド大賞で青野未来がMVPで、自分が敢闘賞だった時に、MVPを取れなかった悔しさをすごく感じた」と明かした。
同団体では、シングル2冠王者の岩谷麻優が足の親指の骨折により欠場しているなど、ケガ人や退団者が続出している。そうした中での決断に「(ケガ人や退団者は)予期せぬことではあったので。選手だったり、団体に対してすごく申し訳ない気持ちはあります」と率直な思いを口にした。
また、退団後のプランに関しては「描いてはいるけど、自分は一個を考えるとそれに一直線になってしまうので。今はマリーゴールドの残りの時間しか考えないように、なるべくしている。残りの期間を大事にしたい」と語った。
2026年04月25日 15:11
◆マリーゴールド「Marigold Spring Victory Series2026」(25日、後楽園ホール)観衆765
マリーゴールドは25日、後楽園ホールで「Marigold Spring Victory Series2026」を開催した。
メインイベントで「ワールド王者」青野未来が前王者の林下詩美と3度目の防衛戦を行った。昨年10・26両国国技館大会で詩美からベルトを奪取した青野。激闘は青野が23分44秒、レッドセンセーショナルで勝利し防衛に成功した。
試合後、マイクを持った林下は「私はこのマリーゴールドを退団します」と電撃表明した。5・23大田区大会がラストマッチになることを発表した。
ロッシー小川代表は、林下の退団に「1月ぐらいにそんな話があって」と明かし「去る者追わずなんで…マイナスの材料ばかり並べてもしょうがないんで、こういう時こそピンチはチャンスなんで選手の頑張りに期待するしかないと思います」と見据えた。さらに「自分はプロレス生活、約半世紀迎えて、こういうことは山ほど経験しているんでこのまま落ちていくわけにはいかないんで、経験が生かせるかが今後なんじゃないですか」と明かした。
さらに林下から退団を告げられた時に「慰留はしないですね。辞めたいと思うってここでやりたくないってことだから慰留してもしょうがないじゃないですか」と振り返った。マリーゴールドは、旗揚げからの2年間でジュリア、MIRAIが退団。高橋奈七永は引退するなど主力選手が団体を離れる中、トップの林下の退団でさらなる激震が走ったが「面白いですよね、2年間で主力メンバー大半いなくなりましたから。これで残った選手が頑張れればいいんです。新陳代謝するしかないんで」と前を見つめていた。
この状況でビクトリア弓月と5年契約を結んだことを明かした小川氏。「前向きなんでいつもそうなんで。いい選手残っているんで不安になる必要はない」とほほ笑んだ。
2026年04月25日 14:59
「プロレス・マリーゴールド」(25日、後楽園ホール)
エースの林下詩美(27)が、5月23日の大田区総合体育館大会を最後に退団することを電撃発表した。メインで行われたワールド選手権試合で王者の青野未来(35)に敗れた後、リング上でのマイクで「私はこのマリーゴールドを退団します。今負けたからってわけではない。ずっと前から決めていて、会社とも話をしていた」と表明。会場が騒然となる中、対戦相手の青野や他の所属レスラーたちは涙を浮かべた。旗揚げメンバーとしてはジュリア、MIRAI、高橋奈七永らに続き、2年間けん引してきた主力エースの離脱に激震が走った。
林下は古巣スターダムを退団後、24年5月の旗揚げからマリーゴールドに所属選手として参加。団体最高峰のワールド王者にも輝いた。「旗揚げに参加することができて、数々の選手と出会った。リング上はこんなにかっこよくですごいのに私は人見知りだが、みんなが話しかけてくれるから友達、妹、娘みたいな子もたくさんできた。悲しいお別れは好きじゃない。他の選手は残りの期間に楽しい思い出をつくるとか入らないので、少しでも林下詩美に食ってかかってください」と呼びかけた。
バックステージでもすがすがしい表情で退団の真意を語り、「ネガティブな気持ちではなく、前向きな気持ち。いろんな人と試合する中で、下の子(若手や後輩)の成長が喜びだったが、まだまだ自分も頑張りたい。もっともっと上に行きたい。プロレスラー林下詩美を足したいという気持ちがあって決めました」と説明。昨年の年末頃から考えていたといい、「マリーゴールド内で青野未来がMVPで自分が敢闘賞で悔しくて、まだまだ自分がという気持ちがあるんだなと気付いた」と明かした。
退団後の進路については「描いてないこともないが、自分は考えると一直線になってしまうので、今はマリーゴールドでの残りの時間しか考えないようにしている」と話すにとどめ、「ファンの方には裏切られたと感じる方もいるかもしれないが、自分の道を行きたい」と理解を求めた。
◆林下詩美(はやしした・うたみ)1998年9月14日、鹿児島県奄美市出身。ビッグダディこと林下清志の三女で、18年8月にスターダムでデビュー。頭角を現し、20年11月に最高峰のワールド王座を初戴冠した。21年には女子プロレス大賞を受賞。24年3月でスターダムを退団し、4月にマリーゴールドに入団。5月の旗揚げ戦から出場し、新団体のエースとしてワールド・オブ・マリーゴールド第2代王者に輝いた。フィニッシュ技はハイジャックBTボムなど。166センチ、75キロ。
2026年04月25日 14:47
◆マリーゴールド「Marigold Spring Victory Series2026」(25日、後楽園ホール)
マリーゴールドは25日、後楽園ホールで「Marigold Spring Victory Series2026」を開催した。
2026年04月25日 13:51
◆マリーゴールド「Marigold Spring Victory Series2026」(25日、後楽園ホール)
マリーゴールドは25日、後楽園ホールで「Marigold Spring Victory Series2026」を開催した。
セミファイナルのBEW女子選手権試合で王者・エンジェル・ヘイズに“スーパールーキー”山岡聖怜が挑戦した。
昨年1・3大田区総合体育館大会でデビューした山岡はデビュー5戦目で高橋奈七永とのタッグでツインスター王座を奪取する快挙を達成。夏には岩谷麻優を破るなど進撃した一方で12月にはライバルでマーベラスの暁千華に敗れるなど悔しさを味わってきた。
満を持した一戦は、ヘイズの顔面への蹴り、場外でのダイビングボディアタックなど厳しい攻撃の連続で苦戦したが得意のアマレス技で逆襲。息詰まる熱戦は、ジャーマンの連発からのエイオキクラッチでフォールを奪い、シングル王座初奪取を達成した。
リング上で山岡は「イギリスのベルト取ったぞ!」と絶叫。「今、マリーゴールド欠場者が多くていろいろ言われることの方が多いけど、ここに山岡聖怜がいるからみんなに大丈夫だって思わせたい」と思いを吐き出した。
さらに「私がトップ行って、みんなを引っ張っていけるような選手になる」と誓い、5・23大田区大会へ「暁千華。あの時の悔しさは忘れてねぇから。リベンジマッチ次は勝ちます」と対戦を要求した。
バックステージで山岡は「これからマリーゴールド背負うためにもっとレベルアップしていく」と誓い、暁への対戦を熱望した。
2026年04月25日 10:00
大相撲に新たな2世力士が誕生する。初土俵を目指して夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査を、雷親方(47)=元小結垣添=の長男、垣添玄空(はるく、18)が受検する。おかみさんの母、栄美さん(44)は3度の女子相撲日本一を誇る。2世力士は珍しくないが、両親から相撲DNAを受け継ぐのは珍しい。
異色の入門会見だった。師匠の雷親方と並び、栄美さんの存在感が際立っていた。180センチ、115キロの玄空は「気合を入れて、全力を出し切りたい。花火のような力士になりたい」と誓った。
中学卒業まで運動経験は皆無。中学3年の秋、国体を視察した雷親方に同行した際、埼玉栄・山田道紀監督に声をかけられ、入学後に相撲を始めた。経験者がそろう強豪だが、高校2年で大会出場をかけた部内戦を制して自信が芽生えた。入学時から体重は約40キロ増。昨年の高校総体で団体戦3位に貢献するなど成長した。
中学までは最大で1日16時間プレーしていたというゲーマー。初心者で入部した強豪でレギュラーになった。「体重100キロだった高2で、50メートル走6秒3だった」と、潜在的な才能はあったのだろう。
雷親方は日体大で学生横綱に輝き、入門後は小結まで昇進。晩年は故障に苦しみ、幕下22枚目で7戦全敗の2012年春場所限りで引退。玄空は幼い頃にケガに苦しむ父の姿や「厳しいぶつかり稽古を見て無理だと思った」と土俵に拒否反応を示していたが、強豪で一気に開花した。
栄美さんは高校時代に1度、日大で2度日本一を経験。世界選手権で団体優勝に貢献した。「中3の時の玄空と10回相撲を取れば7回は勝っていた」と元気にあふれ、23年2月に雷親方が入間川部屋を継承し、おかみさんとなってから相撲熱が一層高まった。押し相撲の親方に対して、四つ相撲だっただけに「玄空に出し投げを教えた」とコーチ役も担う。
栄美さんを「ママ」と慕う部屋頭の幕内獅司は「取組の作戦はママが考える。自分の相撲はママの相撲」と語る。玄空の入門に「ブラザーが入ってうれしい」と、“弟”の存在に大歓迎だ。
元大関貴ノ花と元横綱若乃花と貴乃花、元関脇琴ノ若(現佐渡ケ嶽親方)と大関琴桜、父が元幕下だった若隆景らのケースを含めれば父子力士は珍しくない。それでも、両親が元競技者で実力者なのは珍しい。
競技歴3年。蹴手繰り(けたぐり)など何でもありの玄空の相撲を「訳が分からない」と評する雷親方だが、「すぐ逃げ帰ってくると思っていたら、頑張り抜いてプロに入りたいと言ってきた。本気だと思う」と認めている。玄空は「師匠、母からもアドバイスをもらえて環境に恵まれている。本当に自分次第」と前だけを向く。陽気なキャラクターの持ち主で、また楽しみな存在が増えた。(デイリースポーツ・山本鋼平)
◆垣添玄空(かきぞえ・はるく)2007年9月18日、東京都台東区出身。中学までスポーツ歴はなく、埼玉栄高で相撲を始め、3年時の高校総体団体戦3位、同国民スポーツ大会相撲少年団体で埼玉県の準優勝に貢献した。名前は父の雷親方が現役時代に大関把瑠觥を意識して「ハルク」を希望したことから。母は女子相撲日本一の栄美さん、妹は埼玉栄高1年で相撲部の星空(せいら)さん。憧れは朝青龍。好きなゲームは「スマッシュブラザース」でカズヤを愛用。180センチ、115キロ。しこ名は「垣添」の予定。
2026年04月25日 10:00
漫画は物語の構造だけでなく、人間そのものを映し出す。TAJIRIが引かれてきたのは、派手な展開や勝敗ではなく、その奥にある人の部分だった。「つげ義春の漫画は暗いんですけど、本当のことが書いてある感じがして好きなんです」。代表作の「ねじ式」「無能の人」「ゲンセンカン主人」などに通じるのは、説明しきれない感情や違和感だ。分かりやすさとは別のリアリティーが、読後に残る。
その視点は日常にも向いている。「コンビニとかにある『思い出食堂』もあれば買っちゃいますね」。食をテーマにした短編の中に描かれるのは、ささやかな出来事や人間関係だ。「食べ物の漫画ですけど、実は人間のことが書いてあるんです」。限られたページの中に濃い人間ドラマが詰まっている。短い話の中でも、人の生き方や感情の揺れが浮かび上がる。派手な展開がなくても、そこに確かな手触りがある。
そこに共通しているのは、人の本質だ。特別な成功や劇的な出来事ではない。日常の中で迷い、揺れ動く姿が、そのまま描かれている。「結局、僕の趣味っていうのは人間観察なんですよね」。何を読むかではなく、何を見ているか。漫画を通じて見ているのは、人間そのものだという感覚だ。
その関心はプロレスにもつながっている。「人間が人間を相手に人間に見せる商売なんで」。リングの上で問われるのは技術や勝敗だけではない。その人間がどういう存在なのかが、そのまま観客に伝わる場でもある。表現の核にあるのは、あくまで人間だ。
「変な人を見つけるのが好きなんですよ」。整った人物像ではなく、どこかズレた存在に引かれる。その違和感がそのまま魅力になる。計算された完成形ではなく、不完全さや偏りが人の目を引く。観客もまた、そうした普通ではない人間を見に来ている。
漫画で見てきた多様な人間像は、そのままリングの上にも重なる。何をするかではなく、どういう人間として存在するか。その違いが表現としての強さになる。TAJIRIにとって漫画は、物語を楽しむものではない。人間を読み取るための視点であり、その積み重ねがプロレスという表現にそのままつながっている。