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2026年04月30日 05:00
新日本プロレスを1月末で退団したEVILが28日(日本時間29日)、米国・WWEの第3ブランド・NXTに電撃登場した。世界最大団体との契約が正式に判明したキング・オブ・ダークネスの今後には大きな注目が集まるが…。1月4日の新日本東京ドーム大会でEVILを相手にプロレスデビューを飾った東京五輪柔道100キロ級金メダルのウルフアロン(30)も、将来的な再戦を見据えつつ熱視線を送った。 この日の放送では、NXT王者のトニー・ディアンジェロがリング上でマイクアピールをしていた。前週の放送で「戦」と漢字で書かれた箱が送られていたが、場内が暗転すると黒いフードをかぶった男が登場し「戦」の赤い文字が入ったTシャツを手渡しフードを脱ぐ。その正体は、かねて米メディアでWWEとの契約が報じられていたEVILだった。放送では最後まで「EVIL」とは呼ばれることなく「元IWGPヘビー級王者」と紹介され、ディアンジェロをにらみつけたままリングを去っていった。 EVILは2015年10月に、内藤哲也のパレハ(相棒)として新日本マットに初登場。20年7月に内藤からIWGPヘビー&インターコンチネンタル2冠王座を奪取しトップレスラーとなった後、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」を率いてリングを荒らしまわった。今年1月に一切の言葉を発さないまま退団したが、新天地は世界最大団体だった。 1・4ドームでEVILのNEVER無差別級王座を奪取する衝撃デビューを飾ったウルフは29日佐賀大会後に取材に応じ「あの人はあの人の生き方を追求していくんじゃないですか? 僕が成長したら、いつかまた戦える日も来るんじゃないかなと思ってます」と心境を明かした。新日本はWWEと敵対関係にあるAEWと提携しているため、早期再戦の可能性は極めて低い。 それでも「正直いろいろ嫌なことはされましたけど、デビュー戦の相手を務めてくれたことはありがたいと思う気持ちもなくはないので…。お互いに同じプロレス界にいればまた相対することはあり得るでしょうし、これから米国の土地でどういう戦い方をするのかは注目したいと思ってます」と目を輝かせた。 EVILが世界に名をとどろかせればウルフの評価も上がる可能性も考えられるが「僕がそれを思っていたら僕の成長がないですから。強い人間というのはずっと強さを証明してる人間だと思うので。EVILに勝ったという過去の栄光にすがるつもりはないですし、僕は僕の成長ロードを歩みたいなと思ってます」とキッパリ。互いにより大きな存在となっての再会を見据えた。 今後はどんなリングネームになるのかも注目が集まるが、ウルフは「僕としてはEVILでずっと覚えているので、ダニエル・ラドクリフがハリー・ポッターのイメージが強いのと同じで、名前が変わったとしても『あ、EVILだ』と思いながら見ると思います。それはそれは、よく覚えていますので」とあえてEVILの決めゼリフを引用しエール。世界に羽ばたいたキング・オブ・ダークネスと、日本プロレス界の未来を背負う金メダリストのドラマに果たして続きはあるのか――。
2026年04月30日 16:53
新日本プロレスは30日、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKI(10万34歳)がシリーズ残り試合を全戦欠場することを発表した。
DOUKIは29日の佐賀大会でタイガーマスクとの「ランバージャックデスマッチ」を制しV4に成功した。直後のリング上で「俺はジュニア最強を示した。そんな俺が、なぜ今さら最強を決めるリーグ戦に出ないといけない?」としてジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月14日、後楽園で開幕)のボイコットを宣言。さらにバックステージでは「ついでに、明日からのシリーズも俺が出る必要はねえな」と今シリーズの残り試合への出場も拒否していた。
そしてこの言葉通り、新日本はDOUKIが出場を予定していた30日熊本大会、5月1日鹿児島大会、3、4日福岡大会の4大会の欠場を決定。対戦カードの一部変更を余儀なくされることとなった。
2026年04月30日 12:52
K―1随一のヘビー級戦士として活躍した武蔵が30日、スポーツ報知の取材に応じ、引退試合でロッタンをTKOで倒した元K―1三階級制覇王者の武尊をたたえた。
武尊は29日に有明アリーナで行われた「ONE SAMURAI 1 フライ級キックボクシング暫定王座決定戦 ロッタン VS 武尊」のメインイベントでロッタン・ジットムアンノン(タイ)を5回2分22秒、TKOで倒し劇的な勝利で有終の美を飾った。
大会は、同日午後10時からフジテレビ系で中継された。武蔵は放送席で解説を務めた武尊の勝利を見守った。劇的な試合となったが武蔵がまず注目していたのは武尊が昨年3月にロッタにわずか80秒で惨敗した過去の悪夢をどう克服するか?だったという。
「前回が80秒で負けるという結果だったので、同じロッタンとの対戦へ向けどういう練習をして、どうコンディションを整えて前回の負けを払拭(ふっしょく)するかを期待して楽しみにしていました」
リングに上がった武尊を見て期待は高まった。
「表情も良く体も絞れていましたから、武尊の仕上がりが非常によかったことを感じました」
1ラウンドで注目した点は、武尊が惨敗したロッタンから「勝つ要素をどこに見いだすのか」だった。ゴングが鳴ると武尊の作戦が分かった。
「前回は自分から打ちに行ってロッタンのカウンターをもらって倒れました。ところが今回は、逆に相手に打たせて、その時にカウンターを取りにいく作戦に変えてました。ロッタンに攻めることを誘っていました」
カウンター作戦が奏功したのが2回にダウンを奪った左フックだった。
「あの場面はロッタンの打ち終わりに左フックを入れてダウンを奪いました。ロッタンを誘う作戦が完全にはまりました。そこから武尊もパンチを先に当てる場面が多くなってペースを握りました。2人は互いに前に出る似たタイプですが、こういう好戦的な選手は、先に当てた方が試合を作るんですね。スピード、パンチの切れでも武尊が上回っていました。蹴りもカーフを当てて上下に散らしていました。逆にロッタンは、いつも以上にパンチ一辺倒でした」
3回以降は、ロッタンが前蹴りを多用し武尊の出足を止めた。
「あの前蹴りを私は、解説しながら武尊に来させないための前蹴りなのか?何かを仕掛けるためなのか?見ていましたが、ロッタンの場合は、出足を止めるための前蹴りでした。ファイターにとって、こうしたストッピングされる前蹴りは、流れを変えさせられるものではなく嫌な印象はないんです。武尊は、邪魔だったかもしれませんが、腹にダメージを効かされるほどではなかったはずです」
逆に武尊は、ノーガードでロッタンを「来い」と誘った。あえて危険な領域に飛び込んだ狙いはどこにあったのだろうか?
「ノーガードもロッタンに打たせるための一種の誘いです。嫌なのは、ガードを固めながら距離詰められることです。武尊は、ロッタンが守りに入られると嫌だったと思います。そこでノーガードにしてロッタンを誘いガードを開かせたんです」
迎えた最終回。劇的なラッシュで2度のダウンを奪いTKOで勝利した。
「ロッタンが一度、ダウンしましたが、頑張って耐えきるかと思いました。だけど、武尊が最後の最後にトドメをさしました。これは、本人の気持ちの中で倒して有終の美を飾りたい気持ちが強かったからだと思います。倒す気持ちがTKOで結びつきました。武尊にとって最高の終わり方ができたと思います。一方でこの試合へのロッタンのモチベーションがわからない部分も正直、ありました。ただ、どんな精神状態であれそれでもロッタンは強敵です。しかも武尊は、前回、何もできずに終わったので恐怖心もあったと思います。そこはよく克服しました。素晴らしい闘いでした」
武尊の功績を称賛した。
「K―1で三階級制覇などすごい偉業を成し遂げました。私も前のK―1で闘っていましたから、同じK―1でリングを引っ張った偉大な後輩だと思います」
ONEは、今後、5年間で「ONE SAMURAI」を日本で60大会開催することを計画している。格闘技界の先駆者である武蔵は、ONEの将来へ期待を寄せた。
「ONEは、立ち技、ムエタイ、総合…様々な格闘技をファンは見られます。すべてをファンは楽しんで欲しいんですが、私はやはり立ち技系格闘技でさらなる日本のスター選手が出てきて欲しいと思います。新しいブランドでもっともっと選手に頑張ってほしいですね」
(取材・構成 福留 崇広)
2026年04月30日 12:49
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月2日、東京ドーム)
4団体統一王者の井上尚弥(33)=大橋=と、元世界3階級制覇王者でWBA・WBC・WBO同級1位の中谷潤人(28)=M・T=が激突する歴史的一戦まで残り2日となった30日、都内で公式会見が行われた。ともにパウンド・フォー・パウンド入りしている32勝無敗同士の日本人頂上決戦を前に、互いに頬がこけた仕上がった様子で登壇。井上は「やれることは全てやってきた。今は非常に落ち着いている。2日後をゆっくり待っている」と心境を明かし、「ボクシングの面白さ、素晴らしさ、トップ選手同士が戦えばこんなに盛り上がるんだというのを見せたい。まだまだ井上尚弥だというところを証明したい」と第一人者としてのプライドをにじませた。
井上は昨年3月の年間表彰式の壇上で、中谷に対戦を呼びかけた。それからの1年で、井上は3戦、中谷は2戦をクリアし、待望の東京ドーム決戦がついに実現する。
史上最強の“モンスター”に挑む中谷は「体重調整も順調で、あと数100グラム落とす段階。今まで積み上げてきた僕の人生や井上選手の人生が5月2日にぶつかる。1人のボクサーが積み上げてきたものをぶつけて、どれだけの人が心が動いて感動してくれるかにモチベーションを持っている。しっかり発揮したい。(何を証明したい?)強さです」と力強く言い切った。
2026年04月30日 12:21
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月2日、東京ドーム)
4団体統一王者の井上尚弥(33)=大橋=と、元世界3階級制覇王者でWBA・WBC・WBO同級1位の中谷潤人(28)=M・T=が激突する歴史的一戦まで残り2日となった30日、都内で公式会見が行われた。
2026年04月30日 12:12
新日本プロレスは30日、IWGPジュニア王者で「H.O.T」DOUKIが現在開催中のシリーズ「レスリングどんたく」を欠場することを発表した。
DOUKIは4・29佐賀大会でランバージャックデスマッチによる防衛戦でタイガーマスクを破りV4を達成したが、リング上でのマイクで「BEST OF THE SUPER Jr.」の出場ボイコットを宣言していた。一夜明け新日本プロレスは「本人の申し出により、今後の『レスリングどんたく』シリーズを欠場となります」と発表した。
さらに「これにより、4月30日(木)熊本・グランメッセ熊本、5月1日(金)鹿児島・ビーラインスポーツパーク姶良、5月4日 (月・祝) 福岡・福岡国際センターの一部対戦カードを変更させて頂きます」と告知し「DUOKI選手の試合を楽しみにされていたファンの皆様には、深くお詫び申し上げます。ご理解を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます」と謝罪した。
2026年04月30日 11:58
1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の元人気選手でラグビー系YouTuberのノッコン寺田が29日、自身と妻との共同チャンネルを更新。TikTokの収益化が停止されたことを報告した。
子供6人の8人大家族として知られるノッコン。子供たちをスポッチャで遊ばせる中、妻とともに登場すると「収益化がまた外されました。数々収益化外れていってるんですけど、今回はYouTubeじゃなくてTikTokの収益化が外れたんですよ」と報告。「TikTokだけで僕ら(収益が)30万あったんですけど、なくなりました。もうね、収益なくなるって僕ら大家族からしたらだいぶやばいことなんで」と、苦笑いしながら明かした。「僕ら生活費で100万以上かかるんですよ。食費、習い事、犬のえさ代、家賃、電気、携帯代とかやってたら、もう止まらなくて。100万以上かかるのに、30万がなくなるのはだいぶ痛い。年間でいったら400万ぐらいですよ」と嘆いた。
かつては鉄道会社で働いていたノッコン。「普通に働けよって言われるのは分かります。分かってるんです。僕サラリーマン辞めるってなったのはYouTube、SNSに専念したいっていうのがあったんで。でも、いよいよ収益外されていったら、僕ももう1回サラリーマン再開する必要になってくる」としつつ「YouTubeが好きなんで、YouTubeを続けさせてください。YouTubeでいっぱいお金稼ぎたいんですけど、もしYouTube様が収益外されると、もうスポッチャもこれなくなるんで」と語った。
コメント欄やSNSなどでは「大家族は大変だよね」、「応援してる」といったエールのほか、「100万かかってるなら節約しないと」、「ノッコンの食費抑えたら」、「他力本願すぎる。ちゃんと働きなよ」と厳しい越えもあった。
2026年04月30日 10:58
米国・AEWの「AEW DINAMITE」が29日(日本時間30日)に放送され、AEWインターナショナル王者オカダ・カズチカ(38)がエース・オースティン(29)の挑戦を退け防衛に成功した。
オカダは次回PPV「DOUBLE or Nothing」(5月24日、米ニューヨーク)でKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)との防衛戦に臨むことが決定している。そんななかで迎えた挑戦者は2022年の新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」に参戦経験もあり日本でもお馴染みのオースティンだ。リバースネックブリーカーを決めるとダイビングエルボードロップを投下し、中指式レインメーカーポーズで会場を沸かせる。
レインメーカーをかわされたオカダは、オースティンにソア・トゥ・グローリー(変型ケブラーダ)で反撃を許し、コーナーからの変型ギロチンを決められて窮地に陥る。それでもザ・フォールド(変型ネックブリーカー)を防いで追撃は許さない。再びコーナー上から飛び込んできたオースティンの顔面に、カウンターのドロップキックを叩き込んだ。
なおもバックスライドで粘る挑戦者に対し、ドロップキックからツームストーンパイルドライバーを発射。最後はレインメーカーで悠然と3カウントを奪ってみせた。
試合後は花道から竹下が登場。場内ビジョンの「DOUBLE or Nothing」の文字を指差した竹下から「待っとけよ」と挑発を受けたが、オカダは余裕の笑みを浮かべてベルトを誇示した。「ドン・キャリス・ファミリー」の同門ながら緊張関係が続いてきた日本人トップレスラー同士の抗争は、いよいよクライマックスが近づいている。
2026年04月30日 10:13
フジテレビ系で29日午後10時から11時24分まで放送された「U‐NEXT presents ONE SAMURAI 1 〜武尊引退試合 運命のリベンジマッチ〜」の世帯平均視聴率は2・8%を記録し、個人視聴率は1・5%(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが30日、分かった。
2026年04月30日 09:46
「ONE SAMURAI 1」(29日、有明アリーナ)
K−1元3階級制覇王者の武尊(34)が現役最終戦で“ムエタイの伝説”ロッタンとフライ級キックボクシング暫定王座決定戦で5回TKO勝ちし、最高の形で現役生活に終止符を打った。
昨年3月の対戦では1回80秒KO勝ちしていたロッタンは4度ダウンを奪われる完敗の内容に呆然。武尊をたたえた後は涙が止まらず、リングを出た後は、ショックのあまり階段で座り込み、妻のアイーダさんから励まされる様子があった。その後は観衆に頭を下げ、手を合わせて会場を後にした。フェイスブックでは「申し訳ない。とても悲しくてたまらない」とつづった。
ONEのスター選手として活躍してきたロッタンだが、契約を巡る問題で団体と対立しており、この試合がONEでの最後の試合となる可能性もある。
ロッタンの姿に「ロッタンも強かった 最高の戦いをありがとう」、「引退する相手にKOで負ける これ以上の屈辱はない。この悔しさは一生消えないだろうな」、「泣かないで」との声が寄せられていた。
2026年04月30日 09:25
◆ONE「ONE SAMURAI 1 フライ級キックボクシング暫定王座決定戦 ロッタン VS 武尊」(29日、有明アリーナ)
世界最大の格闘技団体「ONE Championship」は29日、有明アリーナで「ONE SAMURAI 1 フライ級キックボクシング暫定王座決定戦 ロッタン VS 武尊」を開催した。
メインイベントでこの試合で「引退」を公言した元K―1三階級制覇王者の武尊がロッタン・ジットムアンノン(タイ)が5回2分22秒、TKOで倒し劇的な勝利で有終の美を飾った。
試合後の会見で武尊は「本当に嬉しいの一言しかないですけど…34歳、今の年まで現役やるとも思ってなかったし、身体的にも…持たないかなと思ってたんですけど、本当にたくさんの人の支えのおかげでここまで格闘家としてやってこれて、最後にチャトリがタイトルマッチ組んでくれて、そのおかげでこの引退試合のモチベーションがやっぱ、めちゃくちゃ変わったんで。本当にONEのスタッフ、チャトリ、みんなにホント感謝ですね。現役最後、この試合ができて本当に幸せです。ありがとうございます」と感謝の思いを明かした。
代表質問で今後の目標や展望を聞かれ「現役生活は今日で終わりですけど、本当にこの格闘技の熱だったり…を止めたくないし、僕はやっぱ、魔裟斗さんが盛り上げた日本格闘技界…魔裟斗さんが引退して一回盛り下がって、僕が憧れてK―1目指して東京出たけど、K―1が1回消滅しちゃって、テレビでとか…表舞台から格闘技がなくなっちゃって。最初に苦しい時期を過ごしたので。僕に憧れて格闘技を始めてくれた子供たちとか、これからのファイターにちゃんと同じようにこの盛り上がる舞台を残してあげたいし。次の格闘技を引っ張る選手が出てくるまで、僕はK―1とかRISEとかいろんな団体がありますけれど、どの団体も一緒に盛り上げたいと思ってるので、できることがあれば僕も協力するんで。格闘技界をこれから盛り上げ続けていくことをやっていきたいなと思ってます」と明かした。
フリーライターから「最大の勝因」を聞かれた。
「ONEに来て自分の弱さをちゃんと認識できたのが…今までの闘いって…ずっと勝ち続けてきた時って、本当に自分が負けない、絶対勝てると思ってやってたんですけど、ONEに来て、こんな弱いところがあるんだなぁとか、いろいろ自分で発見できて。それをこの最後の試合で、今までONEで感じた自分の弱さだったり…それこそ身体もどんどん壊れていくところもあったり、そういう自分の弱い部分をちゃんと認識した上で、それに合った自分の戦いだったり、身体作りっていうのを最後にバチッとハメれたっていうことかなと思います」
続けて「弱い自分も克服できた?」と聞かれた。
「そうですね、克服っていうか…弱点とかももちろん、そうなんですけど。今までできたことができなかったりとか…そういうことがいっぱいあって。だけど今までと同じようなことをしちゃってたので。それで壊れちゃってた部分もあったりしたので、そこを自分で認識してやり方を変えたりとか…難しいですけど…はい…上手く修正、最後だったからできたっていうのはあるんですけど。今日まで身体を全部使い切って壊れてもいいつもりで追い込みもやったし、そのギリギリを上手く…ちょっとすいません、言葉が難しいですけど、それができたのが良かったなと」
スポーツ紙の記者からラストマッチで「ベストバウトを戦うことができた気持ち」を聞かれた。
「自分の試合をまだ見てないので、まだ実感がないんですけど…実感がないですね。試合前、弱音を吐きたくなかったんで言わなかったんですけど、毎日また倒される、自分が失神してる夢とか。足の骨折れてる夢とか…毎日見てて、ホント怖かったんですよ。みんなの期待を裏切っちゃうなとか…だから生きて帰ってこれてよかったなみたいな…そんな感じです。今はまだ試合見てないんで、そんな感じです」
試合後のリング上でマイクを使わずに地声でメッセージを送ったが、聞き取りずらかったため、ネットメディアの記者から「どんなことをおっしゃっていたんですか?」と聞かれた。
「え〜っと…一言一句は思い出せないですけど。僕って格闘技センスが本当になかったんですよ小学校から格闘技を始めて。勝てなかったし、運動神経も普通なんですよ。だけど、こういう風に強くなれたし、結果も残せたので。夢を持つ人は絶対諦めてほしくないなって。みんな天才とかエリートって思っていると思うんですけど、全然ホントそうじゃなくて。本当に勝てなかったので。それを伝えたかったのと。あとは今、格闘技界にいろいろ団体の壁だったり、いろいろ問題があったりとかして、一回盛り下がりそうだなみたいになって。それがすごい僕的にはつらかったし、僕が引退することで魔裟斗さんが辞めた後みたいにK―1がなくなったりとか、こういうONEみたいな大きな舞台が日本からなくなっちゃうのは凄い悲しいことなので。そういう次のファイターが出てくるまで、ファンの人たちみんな一緒に格闘技界を盛り上げましょうっていう。いろいろな団体、K―1もRISEもKNOKC OUTも…みんな日本の団体一緒に格闘技界を盛り上げましょうって…感じですかね」
さらに同じ記者から、試合中に笑顔を浮かべ、ロッタンへ「来い」とやったことを、覚えているかを聞かれ「はい、覚えてます」と答えた。これに記者が試合中に楽しい感覚を感じていたかをさらに問われ「はい、楽しかったですけど。なんか殴り合いたいなっていうか…そんな感じです」と明かし「勝ちたいのはもちろんあるんですけど、格闘家人生、小学校から始めて30年ぐらいやってきて、この5ラウンドで終わっちゃうんだと思ったら、勝ちたいよりロッタンのパンチをもっともらっておきたいなって…なんかそれと戦ってましたね」とほほえんだ。
また、同じ記者から今回の一戦へ那須川天心のインタビュー動画がアップされたが、この動画から感じるものを聞かれた。
「ああいうインタビューで僕のことをああいうふうにちゃんと喋ってくれたことがなかったと思うので、応援してくれたのも嬉しかったし、勝って欲しいって言ってくれたのも。本当に闘った戦友として嬉しかったし。天心選手もこれからボクシングでずっと活躍していくと思うので。ボクシング、キックボクシング、ムエタイ関係なくみんなでこれから盛り上げたいなと思います」
さらにネットメディアの記者からノーガードでロッタンにかなり打たれたシーンについて「前回はKOされた武尊が今回立っていられたのは何だったんでしょうか?」と問われた。
「いろんな要因はあるし…戦い方もすごい研究したんで。前回…ロッタン選手ってブンブン振り回してるようですごい達人みたいな動きをするので。それを前回の試合ですごい感じて…それで勉強できたっていうのもあるし。前回は、言い訳はしたくないですけれど、実際戦えるような状態ではなかったと思うので。胸骨と肋骨が折れて。脳では頭をガードしなきゃと思うんですけど、お腹を守らなきゃなと…たぶん、自然と動いちゃったのもあったし。今日は、絶対ロッタン選手のパンチが強いとか効くっていうのも分かった上でもらったので耐えられたのもあるし、最後なんでみんなの期待を裏切れないし、死んでも倒れるかと思ってパンチをもらいました」
同じ記者から「やり切りましたか?きょう改めて格闘技の楽しさを感じて、もう一度、みたいなものが盛り上がってるとはないですか?」と聞かれた。
「やれるならやりたいですけど、本当に今日このリングに立てるかどうかも分からないぐらい、僕の中では身体持つのかなっていう不安の方が大きくて。今日で使い切ったかなっていう。そんな感じです」
さらに「ベタな質問になるんですけど、武尊さんにとって格闘技、キックボクシングっていうのはどういうものでしたか?」と問われた。
「僕は格闘技と出会っていなかったら本当にろくでもない人生だったなっていうふうに思うし。34ですけれど、こんな最高な人生にしてくれたのは格闘技のおかげなので。格闘技に感謝しかないですね」
最後にフリーライターから「殴り合いながらも、しっかりカーフ、ミドルを蹴れたりしましたけど、落ち着いてましたか?興奮してましたか?」と聞かれた。
「頑張って興奮を抑えてましたね。それこそホントに丁寧にやろうっていうのもあるんですけど。僕、試合のイメージを作る時にどうしても我慢できなくて殴り合いに行っちゃうんですよ。何回イメージしても。試合直前までちゃんと丁寧に削って。自分が強かった時の戦い方を思い出して。ロッタンだから思い切り殴り合いたいけれど、丁寧に削ってから殴って…意識しましたね、頑張って。今日来てくれた人もそうですけど、応援してくれてた全ての人たちに勝ちを届けたかったので、このベルトを届けたかったので。自分と戦いました」
同じ記者から明日からの生活を「想像できますか?」と聞かれ「ジムには行くと思います。言ってないですけど、いろいろ身体も壊れてるところもあるので、それを治しつつ…私生活に支障が出ない程度に格闘技をやろうかなと思ってます」とほほ笑んだ。
会見が終わると会見場は拍手が起こり格闘技に人生をかけた男を送り出した。
◆武尊(たける) 本名・世川武尊(せがわ・たける)1991年7月29日、鳥取・米子市生まれ。34歳。小学生時代にテレビでK―1を見て空手を始める。2011年9月、プロデビュー。14年11月3日に新生K―1「旗揚げ戦」に参戦。15年4月にスーパーバンタム級王座、16年11月3日にフェザー級王座、18年3月にスーパー・フェザー級王座を奪取しK―1史上初の三階級制覇を達成。22年6月19日に東京ドームで那須川天心と対戦も判定で敗れる。その後、K―1と契約を解除し23年5月に「ONE」と契約した。妻は、タレントの川口葵。身長168センチ、体重61・1キロ。戦績51戦46勝(28KO)5敗。
2026年04月30日 09:12
「ONE SAMURAI 1」(29日、有明アリーナ)
K−1元3階級制覇王者の武尊(34)が現役最終戦で“ムエタイの伝説”ロッタンとフライ級キックボクシング暫定王座決定戦で5回TKO勝ちし、最高の形で現役生活に終止符を打った。25年7月に結婚した女優、タレントの川口葵も観客席からも見守り、勝利者インタビューを受ける夫に、涙まじりに笑顔で拍手を送り、勝利者スピーチを終えた武尊はリングを降りると川口と熱い抱擁を交わした。
試合後、川口は自身のインスタグラムでベルトを持った武尊との笑顔の2ショット写真を投稿。「勝利おめでとう そして現役生活お疲れ様でした」とつづった。
コメント欄などでは「2人とも本当に良い顔してる」、「こんな幸せな一枚見れて幸せ」、「最高で最強の旦那様」、「抱擁シーンは痺れた」との声が寄せられていた。
2026年04月30日 08:51
◆ONE「ONE SAMURAI 1 フライ級キックボクシング暫定王座決定戦 ロッタン VS 武尊」(29日、有明アリーナ)
格闘家の武尊(34)が引退試合を劇的TKOで飾った。
2026年04月30日 08:04
格闘家の武尊の妻でタレントの川口葵が30日、自身のインスタグラムで「引退試合」を劇的なTKO勝利で飾った武尊とのツーショットを公開した。
武尊は29日に有明アリーナで開催された「ONE SAMURAI 1 フライ級キックボクシング暫定王座決定戦 ロッタン VS 武尊」のメインイベントでロッタンを5回2分22秒、TKOで勝利し有終の美を飾った。
リングサイドで観戦した川口は、試合後に武尊と熱い抱擁をかわした。インスタグラムでは川口はONEのベルトを右肩にかけた夫と笑顔のツーショットを披露し「勝利おめでとう。そして現役生活お疲れ様でした」とつづっていた。
この投稿にフォロワーから「二人共良い顔してる」「二人で掴んだ勝利ですね!!」「いつまでも素晴らしい夫婦で」「最高の旦那様ですね」など絶賛と祝福の投稿が相次いでいる。
2026年04月30日 06:00
ノアのGHCヘビー級王者・Yoshiki Inamura(稲村愛輝=33)が防衛ロードの先に米・WWEのルーラーオバ・フェミ(27)とのリベンジマッチを見据えている。
稲村は5月2日両国大会でのシェイン・ヘイストとのV7戦を控えている。29日神奈川大会では最後の前哨戦に勝利し、防衛に弾みをつけた。
稲村とシェインはWWE傘下のNXTへの参戦経験という共通点がある。稲村は昨年7月には当時のNXT王者のオバに挑戦するも、ジョシュ・ブリッグスの介入もあり王座戴冠はならず。一方、オバはその後名声を高め、ついには祭典「レッスルマニア42」(19日=日本時間20日、米ラスベガス)でビーストブロック・レスナーを破る快挙を成し遂げた。
この試合を見ていたという稲村は「自分はオバが勝つのを望んでいましたけどまさか現実になるとは…。オバは真面目でジェントルマンな男。それだけの強さや価値を得る男だと思っていたので、すごくうれしかったです」と喜んだ。さらには「またいつかオバと試合がしたい。混じりっけなしの1オン1でね。僕が防衛し続ければそういうチャンスもあるのかな」となんとベルトをかけての再戦という青写真を披露した。
WWEとノアは近年連携を深めており、V6戦前には挑戦者アルファ・ウルフのセコンド、ヨシ・タツがGHCヘビー級王座のWWEへの移動を画策したほどだ。この計画は稲村の防衛により頓挫したが「僕がチャンピオンのまま向こうに持っていけばいいだけ。ノアのレスラーとしてNXTやWWEに参戦できるのが一番かな」と意欲を見せた。
取材を終えた稲村はテスラ社の電気自動車、サイバートラック(レンタル品)にさっそうと乗り込み一路首都高速へ…。シェインへの勝利を壮大な夢への一歩とすることはできるか。
2026年04月30日 06:00
東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希(27)が主人公パワーを武器に遠藤有栖(28)とのV2戦(5月4日後楽園大会)に挑む。3月両国大会で渡辺未詩(26)を破った新女王が無二の親友との決戦を前に胸中を激白。真逆の性格ともいえる遠藤への思いと、描く未来像は――。
昨年3月にSKE48を卒業した荒井は、今年3月の両国大会で悲願のプリンセス王座初戴冠。16日(日本時間17日)米ラスベガス大会ではJ―RODを下して初防衛に成功した。「ちょうど1年前のラスベガスで、プロレス一本でのスタートを切ったんですよ。1年ぶりに帰ってきた自分がチャンピオンとしてタイトルマッチができたのは、すごい感慨深いものがありました」と遠征を振り返る。「サイズも力もかなわないJ―RODを相手に冷静な判断力で自分の勝ち筋を探して、必殺技を決められるようになっていたのが自信になりました」と収穫を語った。
V2戦の相手である遠藤は、自他ともに認める大親友。挑戦表明もLINE通話で受け取ったほどだ。「東京女子に来て、まさか親友ができると思ってなかった。プロレスラーになってからの荒井の悩みとか、精神面をかなり助けてくれた。『練習つらいな』って思う時もあったけど、有栖ちゃんがいたから頑張れた。(遠藤は)一見明るいんですけど、どっちかというと荒井の方が前に出るタイプです。人見知りなのかな?(笑い)」と絆の深さをのぞかせた。
遠藤とのシングル戦は、昨年8月の東京プリンセスカップ準決勝で敗北して以来。荒井は「やっぱりそこだけは悔しすぎるの、でやり返したいです」と唇をかむ。23日の会見では性格診断(MBTI)の結果(荒井が主人公、遠藤が冒険家)を引き合いに「ベルトを取って主人公になりたい」と挑発を受けていたが、「荒井が主人公って所でコンプレックスを抱いてるのかも。とんでもない主人公パワーで輝いて、有栖ちゃんの目をくらませてやりますよ」と笑顔をはじけさせた。
今後の防衛ロードについては「このベルトを持ってた印象の強い先輩たちを倒して、やっと自分の見てきたチャンピオンになれると思う」と並みいる先輩への下克上を狙う。
両国大会では東京女子での東京ドーム大会の開催という壮大な夢を打ち立てた。「そこまでに刻む目標はたくさんあるので、みんなで進んでいけたら」。親友との一戦に勝利し、東京女子の新時代を切り開くつもりだ。