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2022年08月18日 17:42
「女子ゴルフ・CATレディース」(19日開幕、大箱根CC=パー72) 今季11戦5勝の西郷真央が、7月のニッポンハム・レディース以来、6週ぶりの国内ツアーに復帰する。この間、メジャーのエビアン選手権(フランス)、AIG全英女子オープン(英スコットランド)に出場。エビアンでは3位に入る活躍があったが「結果を出し続ける難しさを感じた海外遠征。調子が悪いときに入れたい、寄せたいという気持ちを意識せずに、やるべきことに集中できるか」と課題を挙げた。 遠征中には、他の多くの選手と同様にロストバゲージを経験。衣服やパッティングの練習器具が入っていたスーツケースはいまだに行方不明だという。 特に練習器具は販売終了したモデルで、似たものを注文済みとはいえ「精神的には一番ショックだった」。ただ、帰国報告した師匠で男子のレジェンド・尾崎将司からは「災難だったな。そういう悪い経験も今後に生きるから、経験しておいてよかったな」と励まされた。カート事故やコースメモ紛失など、遠征中に経験したすべてを糧にするしかない。 「この大会はすごく風が吹くイメージがある。やるべきことに、より集中してプレーすることを心がけたい」と西郷。海外でまた一回り大きくなった姿を、強いゴルフで示したい。
2024年04月26日 11:47
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第1日(25日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第1ラウンドが行われ、西郷真央(島津製作所)が2バーディー、2ボギーの71で回り、首位と7打差で日本勢最上位の37位スタートとなった。中継局のWOWOWの取材に応じ、「前半は思ったようなプレーができたが、後半はショットのミスでスコアを落としてしまい、もったいなかった」と振り返った。
5番でバーディー先行とし、7番でも伸ばした。だが9番でスコアを落とすと、耐える展開となった。「前半の最後にティーショットのミスで、流れが止まってしまった。その中でも最低限のスコアでは回れた」とコメント。ポアナ芝に対しては「ショットはすごく対応できていた」と納得した表情を見せた。
第2ラウンドはトップスタートとなる。風やグリーンがこの日よりいい状態でプレーできることが予想される。「朝イチで(コース)コンディションと自分の感覚が一致できるように、早めにコースにアジャストできるようにしたい」と上位浮上へ意気込んだ。
2024年04月26日 11:19
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第1日(25日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第1ラウンドが終了し、西郷真央(島津製作所)が2バーディー、2ボギーの71で回り、首位と7打差で日本勢最上位の37位スタートとなった。吉田優利(エプソン)は72で60位につけている。
2年前に同コースで米ツアー6勝目を挙げた畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は73で82位。古江彩佳(富士通)と渋野日向子(サントリー)は74の99位。稲見萌寧(Rakuten)は76をたたき、128位と出遅れた。
グレース・キム(オーストラリア)が64をマークし、単独首位に立っている。出場5試合連続優勝中のネリー・コルダ(米国)は出場していない。
2024年04月26日 09:38
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(26日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
前日日没サスペンデッドとなった第1ラウンドが終了。清水大成、吉田泰基、池村寛世、ヤニク・パウル(ドイツ)、コ・ジェオンウェオン(フランス)が5アンダー65で首位となった。
川村昌弘が最終18番パー5をイーグルで締めて66で回り、中島啓太らとともに首位と1打差の6位。
米ツアー1勝で出場選手中世界ランクトップの21位のマチュー・パボン(フランス)、金谷拓実、大西魁斗、アマチュアの中野麟太朗は68で37位。蟬川泰果は69で56位。石川遼は73で142位スタートと出遅れた。
2024年04月26日 09:26
【世界ゴルフ新潮流】
【もっと読む】国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース
「『欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!』は今年をもって終了します」との衝撃発言がゴルフ界を騒然とさせている。
2024年04月26日 09:26
崖っぷちなんてもんじゃない。
【もっと読む】渋野日向子「特典」が今年で期限切れ…来年から海外メジャー出場は全英女子だけに?
前週の「シェブロン選手権」で今季初めての予選通過を果たし、CMEポイントをゲットした渋野日向子(25)。とはいえ、順位は50位タイで獲得ポイントは8.775。依然としてランキング(PR)129位と下位に低迷している。
渋野は昨年、PR80位までに入れず(83位)シード落ちした。今季出場優先資格のカテゴリーは11(前年ポイント81位から100位までのメンバー)。現在の出場優先順位は119番目でリシャッフル(出場優先資格の見直し)の対象者で、25日開幕のJMイーグルLA選手権を含めて3試合後に1回目の見直しが行われる。
渋野は米女子ツアーに本格参戦した2022年もリシャッフルを経験しているが、当時はシェブロン4位、ロッテ選手権2位などの好成績によりPR23位で難なくクリア。シーズン当初は出場優先順位(以下優先順位)149番目だったのが、PR80位以内に入ったことで出場資格のカテゴリーは11から8となり、優先順位は99番目に上がった。
リシャッフルといえば、昨年ツアールーキーだった西村優菜(23)の踏ん張りは見事だった。シェブロン終了時のPRは101位。リシャッフル直前のJMイーグル17位で45ポイントを上乗せし、77位でクリアした。
2回目のリシャッフルも最後の全英女子21位で、PRは圏外の85位から76位に入った。そればかりか、9月のウォルマートNWアーカンソー選手権で優勝を争い3位。2週間後のビュイックLPGA上海8位などでPR上位60人しか出場できない優勝賞金200万ドル(3億円超)の最終戦の切符とシード権まで手にした。
渋野は前週、久しぶりに4日間プレーし、「この先が少し楽しみ」と言ったが、昨年の西村のように驚異的な粘りを見せてPR上位80人に入れるか。ここまでの今季のゴルフを見ると、3試合とも予選を通るかわからない。最後の「みずほ・アメリカズオープン」(5月16日開幕)のポイント次第という重圧は避けたい。今大会の7位以内、いや、ベスト5入りで「安心」を得たいところだ。
◇ ◇ ◇
2019年の全英女子で優勝したことによるメジャー出場の「特典」は今年で期限切れとなる。これについて詳しく報じている関連記事【もっと読む】…も要チェックだ。
2024年04月26日 09:00
アマチュアが大叩きしてしまうときに多いのは、大トラブルからスムーズに脱出できずに何打もかかってしまうケース。大ピンチの状況を1発で切り抜けるテクニックを身につけよう! 1番手上げてしっかり振り抜く オーバー覚悟で必ず上まで脱出!
大叩きする代表的な状況のひとつが、谷底にボールを落としてしまったとき。そこからの脱出に失敗しがちなのは、ピン位置が見えない、上の状況も把握しにくいため出す方向や距離感がつかみにくいからです。さらに、大きく打ち上げなくてはいけない難しさもあります。谷底に落としてしまったら、無理にグリーンを狙わずフェアウェイに脱出することを最優先しましょう。
欲張ってミスしてもう1度下から打つのが、大叩きの典型例です。ボールのところまで下りてライを確認したら、面倒でも1度上まで登って、どの方向に何ヤード打つかをきちんと決めましょう。谷底からの脱出では、悪いライから打ち上げる状況が多いので、ゆるむミスが一番のNG。
打ち上げのぶんイメージよりも1番手上げつつ、球の高さを出せるように上体を右に傾けて構えてください。これでロフトを増やし飛びすぎない構えを作っておき、ゆるめずに振り抜くのがナイスアウトのコツです。 「飛ばない構え」でゆるめず振り抜く
大振りはゆるみの原因。球が上がる構えなら飛びすぎる心配は少ないので、コンパクトなトップからインパクトの先までゆるめずにシャープに振り抜くのが脱出の秘けつ 1番手上げて右に傾いた構え
SWよりもAWなど、打ち上げのぶん番手を上げたい。上体を右に傾けて高さの出せる構えを作ろう1番手上げてしっかり振り抜く ヘッドアップに注意して少しインサイド・アウト
インサイド・アウトの軌道を意識すると球が上がりやすくなる。ただし、ヘッドアップはダフリの原因になるのでインパクトまで顔を上げない Check! 必ず一度上がって打つ方向と距離を確認
ボールのライを確認したあと、必ず1度傾斜の上まで戻って、ボール位置と狙う方向、距離を視認してから打つことが大事 奥でも仕方ないか手前でもOKかで番手を決める 手前のラフが深いならFWやUTでしっかり打つ(写真右)。突き抜けが怖いならミドルアイアンで飛びすぎないように打つ(写真左)
林の中から脱出する場合は、番手選択が非常に重要です。まずは、枝に当てずに打ち出せる高さの判断。打ち出し角とボールと枝までの距離をよく見て、絶対に枝に当たらない番手を選ぶことが最優先です。次に打つ距離。林を出るまでに距離が必要だったり、手前が深いラフでそこを越す必要がある。
なおかつ、反対側のフェアウェイの先まで行っても安全なら、FWやUTで強い球を打つ。突き抜けた先にまた深い林やハザードなどのリスクがある場合奥でも仕方ないか手前でもOKかで番手を決めるは、手前のラフでも仕方がないので、7番や8番アイアンで飛びすぎないように打つ。手前と奥のどちらにもリスクがある場合は、PWなどで確実に出せる方向を見つけて、安全第一でプレーしましょう。 打ち方は全部同じ番手を変えて打ち分ける 「打ち出し角」でできることは決まる
ウエッジ、アイアン、ウッドの選択肢から、打ち出し角を考慮して、枝に絶対当てない番手を持つことが最優先 ボール真ん中で真っすぐ立つ
ボール位置は真ん中が安全。高さを抑えるために右に置くくらいなら、番手アップが◎
体重移動をせず、左右均等な振り幅で、落としどころを意識してアプローチのようにコンパクトにスイングしよう 不安定な足元でも当てられる構えを作ろう
ボールがフェアウェイバンカーの縁に止まった状況もトラブルです。バンカーの左縁ならほぼ問題ありませんが、先や手前は普段どおりの構えがとれない場合があるし、右縁に止まったボールはスタンスがバンカー内になってしまいます。この3つの状況は、トラブルショットだと思い、脱出を最優先させてください。
グリーンに乗せたいと欲張ると、大ダフリをしてしまい次打に長い距離を残すことにもなりがちです。3つの状況とも、ボールをミートしやすい構えを作り、そこから飛ばそうとせずに「手打ち」でいいのでしっかりヒットすることが肝心。ミドルからショートアイアンで100ヤード前後をしっかり打ち、次の3打目勝負に賭けましょう。 手前線 右足を引いて立って手首をやわらかく使う
体全体が左足の上にあるような構え。右足が邪魔になるので、右足を引いて左足1本で立とう。体重移動はせず、手首を使ってスイングする
体重移動はダフリの原因(×写真)。左足体重のまま手首を使ってスイングし、ボールの先にヘッドが届くようにフォローを低く出そう 右縁 クラブを短く持ってスタンスを狭めて立つ
ボール位置が高いので、クラブを短く持つことが大事。スタンスを狭く、重心を高くして構え、スイングは手首を使ってコンパクトに振る
首の付け根に支点をイメージしてコンパクトにスイング。大きな体重移動はダフリの元凶(×写真)なのでNG 先縁 右足体重で立って高めの球で脱出 フォローは意識せずヘッドをボールにぶつけるように振るイメージ。ロフトがつくぶん高めの球が出るので番手を上げてもOK
ボール位置が右にならざるを得ないので、右足体重で構え、そのままスイング。首の付け根がボールの真上にある状態を維持して振ろう 枝と土手の間を通そうとするから大きなミスをする
ショットが曲がってカート道の脇などにボールが止まっている場合は大ピンチ。打ち上げの度合いは大きくなくても、木が邪魔で高さが出せないケースが多いので、高さと距離のコントロールが難しい場面です。土手を越え、かつ枝に当てない高さでフェアウェイまで出すのは難易度が高いので、枝が邪魔な場合は土手にワンクッションさせて転がし上げるイメージが安全です。
ウエッジではなく7番や8番くらいのアイアンで強い球を打ち、土手でボールの勢いを殺しながらフェアウェイまで出します。ファーストバウンドが土手に当たらないと飛びすぎて突き抜けてしまうので、必ず土手に当てる勇気をもって長めのクラブで打つことが重要です。 ミドルアイアンで土手にぶつけるほうが安全に出せる 左足体重のままアプローチ感覚でしっかりヒット
ランニングアプローチのように、ボールを少し右に置き、体重移動をせずにコンパクトにスイング。低く強い球をイメージして、ファーストバウンドを必ず土手の中腹に当てよう 大トラブルはピンやグリーンを狙わない作戦も必要
大トラブルでは、ミスを1方向に限定することが肝心。とくに手前と奥のどちらもミスが許されない状況では、距離が短かくてもピンやグリーンを狙わず、次打を安全に打てる場所に出す割り切ったジャッジが大叩きを防ぐコツ
いかがでしたか? ピンチから逆転に繋がる打球テクニックを参考にしてください!
レッスン=安岡幸紀
●やすおか・ゆきのり/ 1988年生まれ、高知県出身。高知高校ゴルフ部で活躍。卒業後、指導者の道に進み、日本プロゴルフ協会のティーチングプロA級を取得。東京都の赤坂でアマチュアレッスンを行なっている。CHEERS GOLF代表。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=サザンヤードカントリークラブ
2024年04月26日 08:00
プロゴルファーの臼井麗香がInstagramを更新。女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスの前夜祭に参加したことを報告しました。 「本気だすなよぉ~」臼井プロの大胆なドレス姿にファン歓喜
臼井プロは「前夜祭 42hdフジサンケイレディスクラシック in川奈ホテルゴルフコース」とコメントし、写真を投稿。
コースでのキリっとしたウエア姿ではなく、前夜祭では華麗なシャンパンゴールドのドレスを着用してきた臼井プロ。長い髪を下ろし、おなかがチラリとのぞく大胆な着こなしを披露し、カメラの前でポーズをするその姿はまるでモデルのようです。
この投稿に、日本人女子で始めての韓国(KLGPA)でプロゴルファーを行った幡野夏生プロが「かっこいい」と反応。またファンからは「おいおい。本気だすなよぉ~」「女子ゴルフ界のハンコックみたい」「今後は姫と呼ばせて頂きます」といった声も見られました。
いかがでしたか? ぜひ臼井プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※usuireika54/Instagram
2024年04月26日 07:00
2020-21年の賞金女王・稲見萌寧が昨年、復活優勝を成し遂げた要因のひとつに新コーチ・柳橋章徳の存在があった。
2024年04月26日 06:00
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第1日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
濃霧で開始時間が2時間50分遅れた影響で、日没サスペンデッドとなり、72人がホールアウトできなかった。日本ツアーの昨季賞金王で、3月に欧州ツアー初優勝を果たした中島啓太(23)=フリー=は4バーディー、ボギーなしの4アンダー66でホールアウトし、凱旋試合で首位と1打差の暫定6位と好スタートした。65をマークした池村寛世(28)=ディライトワークス=ら5人が5アンダーで暫定首位。
早々に訪れたピンチを、中島は見せ場に変えた。前半11番で第1打を左林に曲げ、180ヤード残った第3打。7アイアンでピン奥2メートル半へ運んだ。5番では7メートルをねじ込みガッツポーズ。「両方ともパーセーブできた。4バーディーより、その2つのパーの方が価値がある」。いつものバリトンボイスを響かせた。
岡崎錬キャディー(25)と「目の前の一打にコミット」を合言葉に戦っている。欧州ツアーで優勝した3月のヒーロー・インディアンオープン中に、メンタルコーチのニール・スミス氏から届いた金言だった。「勝つことはそんなに重要ではない。目の前の一打にコミットし、成功を続けることが大事」。今週も肝に銘じている。
周囲の期待を実感しながら、今年初の母国でのプレーに臨んだ。「予選落ちするわけにはいかない。大事な試合」。責務を感じながら、3週のオフを使い仕上げてきた。「オリンピックに出たい。全試合上位を目指して頑張りたい」。凱旋優勝を日本のファンに届ける。(高木 恵)
2024年04月26日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。不動産会社プレサンスコーポレーションと姉妹でスポンサー契約を締結したことを発表しました。 「とても心強く、嬉しく思います」安田姉妹が新しい契約を締結
プレサンスコーポレーションは不動産の企画、開発、分譲、管理までの総合的なサービスを近畿や東海エリアを中心に展開しています。今回の契約では姉であり、キャディーの安田美祐もプレサンスコーポレーションとのスポンサー契約を締結。姉妹でサポートを受けることになりました。
安田プロは今シーズンから同社のロゴが入ったキャディーバッグを使用するとのこと。今回の契約について安田プロは「姉と一緒に姉妹揃ってサポートしていただきます。地元である関西の企業にサポートして頂けることをとても心強く、嬉しく思います」とコメント。兵庫県神戸市出身の安田プロにとって、関西を中心に展開する企業からの支援は力強い存在のようです。
最後に安田プロは「ツアー優勝を目指して、プレサンスコーポレーション様と共に2024年シーズンを戦っていきますので、応援よろしくお願いします!」とコメントして、文章を締めました。プラチナ世代の一人であり、毎年優勝戦線に食い込んでいる安田プロ。今年度のツアーでは悲願の初優勝となるのか、注目です。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年04月26日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第1日」(25日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催で迎えた初日、濃霧のためスタートが2時間50分遅れ、日没サスペンデッドとなって72人が競技を終えられなかった。昨季国内ツアー賞金王の資格で今季から欧州ツアーに本格参戦し、3月のヒーロー・インド・オープンを制した中島啓太(23)=フリー=が凱旋。今季国内初ラウンドは4バーディー、ボギーなしの66で回り、首位と1打差の暫定6位と好発進した。プレーを完了した中では吉田泰基、池村寛世、清水大成、ヤニク・パウル(ドイツ)が65で首位に並び、長野泰雅は11ホールを終えて5アンダーとした。
堂々の凱旋ラウンドだった。欧州ツアー覇者として臨む中島の今季国内初戦。「すごく緊張した」と苦笑いする表情とは裏腹に、圧巻のボギーフリーで66。海を渡ってわずか4カ月で、その強さに磨きがかかっていた。
「4バーディーよりも価値がある」。二つのビッグセーブに拳を握った。インから出て11番では第1打を左の林に打ち込み、いきなりピンチが訪れた。2打目は出すだけだったが、3打目を2メートルにつけてセーブ。後半の5番はシャンクしたが、7メートルのパーパットを沈めた。スコアを落としたくない緊張感は確かにあったが、ある“魔法の言葉”が心を強くした。
『目の前の一打にコミットする』。この日、毎ホール口にしていた。欧州制覇したインドでの大会期間中、ナショナルチームでメンタルコーチを務めるニール・スミス氏に助言を求めた際に、もらった言葉だ。「口にしたら結果は一瞬どうでもよくなる。そのボールをただ、成功させることだけを考えるんです」と、集中力が最大限に高まる意味を強調した。
体も強くなった。昨季終盤に比べて、キャリーは10ヤード増加し、平均300ヤードを越えるようになった。明らかに太くなった太ももはオフのトレーニングのたまもの。年末年始に、ハワイでプロ野球巨人の菅野智之投手と自主トレを敢行した際、球界トップクラスのストイックさを間近にして「意識が違う。(練習に対して)妥協は一切ない」と刺激を受けた。
勝てばパリ五輪出場権争いで、競争が激しい世界ランキング国内2番手も確固たるものにできる。欧州2勝目の先にあるものも見据えて「週末も良い位置でプレーしたい」と力を込めた。
2024年04月25日 18:34
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第1日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンドは濃霧による視界不良のため2時間50分遅れの午前9時10分にスタートし、日没サスペンデッドとなった。
2024年04月25日 18:22
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ(25日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
前週のフジサンケイレディスでツアー史上4人目となる初Vから2週連続優勝を達成した竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)はプロアマ戦後、「(3週連続Vを)やりたい気持ちはあるけど、プレー中はそこは意識せずに回れたら。まずは自分のプレーを初日からできれば」と平常心を強調した。
竹田はこの大会で、ツアー史上3人目、初Vからは前人未到の3週連続Vに挑む。前週までの2週連続制覇で「すごく反響をいただいたので、うれしかった」と喜んだ。お祝いで23日には、すしを食べたそうで「疲れは火曜日(23日)くらいまでちょっとあったけど、今はもう大丈夫」とうなずいた。
前週は兄がキャディーを務め、自分でラインやクラブを判断してプレーしたが、今週は清水重憲キャディーとタッグを組む。「いっぱい(攻め方を)聞こうかなと思います」と楽しみにした。
第1ラウンド(26日)は、今季1勝でツアー通算10勝の小祝さくら、22日に全米女子オープン日本予選を首位通過した尾関彩美悠(あみゆ)と同組で午前10時50分にスタートする。
2024年04月25日 18:09
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ(25日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
前週のメジャー、シェブロン選手権(米テキサス州)を30位で終えた岩井明愛(あきえ、ホンダ)は「コンディションは悪くないです。疲れもそんなにない」と元気よく話した。
2月中旬にサウジアラビアで行われた欧州ツアーから、タイの米ツアーを挟み、日本の開幕を迎えたため今週が11連戦目となる。米国から帰国したのは23日だが「(時差ぼけも)あまりない」という。シェブロン選手権では予選を通過し「やっぱり耐えるゴルフが必要だなと。予選を通ったことは良かったけど、もう少しテレビに映る位置で戦いたかった」と感想を口にした。
この大会はプロテスト合格前の21年に3位となったトーナメント。「グリーンが止まるので、ピンまで打っていけるようなショットが打てればチャンスはある。最終日最終組を回れるように。皆さんを盛り上げられるように頑張りたい」と意気込んだ。
2024年04月25日 17:14
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第1日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンドは濃霧で開始時間が2時間50分遅れた。日本ツアーの昨季賞金王で、3月に欧州ツアー初優勝を果たした中島啓太(フリー)は4バーディー、ボギーなしの4アンダー66で第1ラウンドをホールアウトした。凱旋試合での好スタートを「すごく緊張した。たくさんの方が初日から来てくれて楽しく回れた。週末に向けていい位置で回れるように頑張りたい」と振り返った。
インスタートの11番で早々にピンチが訪れた。第一打を左林に曲げ、2打目は出すだけ。180ヤード残った第3打を7アイアンでピン奥2メートル半に運びパーでしのいだ。5番では7メートルのパーパットをねじ込みガッツポーズ。「11番と、後半の5番ホールですごいピンチだったけど、両方ともパーセーブできた。4バーディーというよりは、そこの2つのパーの方が価値があるかなと思う」と語った。
岡崎錬キャディーとの合言葉は「目の前の一打にコミット」。毎ホールのように言い合った。欧州ツアーで優勝したヒーロー・インディアンオープンがきっかけだった。2位以下に大差をつけてトップを走る展開に、気持ちと体がうまく連動せずに「フワフワした」。メンタルパフォーマンスコーチのニール・スミス氏に相談したところ「勝つことはそんなに重要ではない。目の前の一打にコミットし、成功を続けることが大事」と返ってきた。今週も肝に銘じながら、一打に向き合っている。
欧州覇者として戻ってきた日本での今年初めてのプレーは、周囲の期待を集めている。「やっぱり予選落ちするわけにはいかない。『週末に見に行くからね』っていう方もたくさんいたので」。責務を感じながら、3週のオフの間も準備を続けてきた。「かなり緊張もして疲れた感じはあるので、しっかり休んで、頭をすっきりさせて明日を迎えたい」。優勝争いを、日本のファンに届ける。