2024年03月29日 17:49
セルティックは3月28日、今シーズンのクラブ年間最優秀選手のノミネートを明らかにした。投票で選ばれる「今季のチーム最高選手」が誰になるのか注目される。 公式サイトの投票ページにあげられた候補は、守護神ジョー・ハート、DFのアリスター・ジョンストン、グレッグ、テイラー、リアム・スケールズ、MFのマット・オライリー、カラム・マグレガー、そして古橋亨梧と前田大然の日本人2選手だ。 セルティックは現在、スコットランドリーグで首位に立っているが、1ポイント差の2位レンジャーズより消化が1試合多い。アンジェ・ポステコグルー体制で国内を支配した過去2シーズンのように独走できていない。 それだけに、チームのベストプレーヤーを選ぶのも簡単ではないかもしれない。『The Scottish Sun』紙は候補発表を受け、ファンからチョイスが難しいとの声も上がっていると報じた。 同紙は古橋と前田について、「キョウゴはレンジャーズ戦の2試合ともで貴重なゴールを決めており、タイトル維持の理由となるかもしれない」と伝えている。 「ファンを二分したもうひとりが、キョウゴの同胞ダイゼン・マエダだ。チームで最もハードワークするひとりで、終盤戦で得点もあげているが、ファンから批判されることも少なくなかった」 【画像】南野拓実も驚き!金髪に変貌した前田大然 一方で、サポーターからは以下のように意見が寄せられていると伝えた。 「誰もいない」 「(選ぶのは)難しいだろうな」 「今季の我々を見ていなかったのか?」 「今季は間違った理由で選ぶのが難しい」 「正直、ハートかな。おそらくは数少なかった安定したひとりだ」 「本当に卓越した選手はいない。前半戦で活躍した選手は調子を落としたし、その逆もある」 昨季のセルティックでは、古橋が長いシーズンを通じてインパクトを残した。だが、今季は同様の選手がいないと評価されているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 08:03
元日本代表DFの安田理大氏が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、現役時代の特別ボーナスについて明かした。
番組内で「変わった契約」の話から、ダービー戦など重要な試合での“臨時勝利給”の話題に。すると安田氏は、サガン鳥栖時代のエピソードを明かした。
「鳥栖の時、(スポンサー企業だった)DHCの吉田会長が来て、フロント、スタッフも、メンバー外の選手も全員に現金20万(円)とか」
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安田氏が「20万もらうでしょ、封筒で。『これ奥さんに言う?』みたいな」と当時を回想すると、内田氏は爆笑していた。
なかなか表沙汰にはならない裏話と言えそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 08:00
U-23日本代表は現地4月28日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝・U-23イラク代表戦の前日練習を実施した。
全体トレーニング前、練習場に姿を現した選手数人が、DF木村誠二(鳥栖)の周りに集まり、何やら手を広げる動作をしていた。
これは木村がサガン鳥栖のトレーナーから教わったという動体視力のトレーニング。これを始めて以降、今大会も木村はヘディングで2ゴールを決めており、その成果もあってU-23日本代表内でも興味を示す選手が出てきたようだ。
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「ちゃんと聞きに来てんのか、いじられてるのか分からないけど、ちょっと興味を持ってくれてる人は何人かいました」
様々な種類があるというこの動体視力トレーニングを取り入れ、その効果を自身でも実感している。
「前はコーナーキックの攻撃の時は、自分が入った場所にピンポイントでこないと合わせられないイメージだった。でもある程度、自分の周りにきたら、ちょっと無理やり合わせに行けるような感じになった。前よりも飛ぶタイミングとか、落下地点を読む感覚はだいぶ良くなっていると思う。効果が出てきていると思いますし、このトレーニングは続けたいと思っています」
29日に行なわれる準決勝のイラク戦でセットプレーから今大会3点目はなるか、注目だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 07:51
レアル・ソシエダは26日に行われたレアル・マドリー戦に0-1で敗れた。
久保建英は古巣対決でゴールネットを揺らすも、その前にレアルMFオーレリアン・チュアメニへのファウルがあったとして得点は取り消されている。
試合後、久保が「ボールを失った選手(チュアメニ)は倒れ込んだ。チャンピオンズリーグでどうなるかはわからないが、笛は吹かれないと思う」などと発言したことは大きな話題になった。
そうしたなか、スペインサッカー連盟は、久保の得点が取り消された場面での主審とVAR担当審判との会話音声を公開。🗣️ AUDIO REVISIÓN VAR
🗓️ Jornada 33 | Primera División
⚽️ @RealSociedad 🆚 @realmadrid | 33'#ArbitrajeRFEF | @CTARFEF pic.twitter.com/VhjcnZPZex
— RFEF (@rfef) April 27, 2024
チュアメニに対するアンデル・バレネチェアのファウルがあったとして、久保の得点は取り消しに。
『Mundo Deportivo』によれば、久保のシュートが入った直後にレアル選手たちは主審を取り囲んで抗議していたが、VAR審判はその時点でこう呼びかけていたそう。
「APP(その前のプレー)におけるファウルで得点を無効にする可能性を評価するためにOFR(ピッチ脇のモニターでの確認)を勧める」
「(主審がモニターへ確認しに行った際に)すぐスクリーン上にとてもいいカメラ(アングル?)が目に入るはずだ。バレネチェアがボールに触れておらず、チュアメニの足に触れているのが見えるだろう」
その後、主審は「重要なのはそこだ。もし、ボールに触れていなければファウルとなり、何もなしになる」と話していたという。
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ただ、同紙では「主審は、ボールに触れていなくてもファウルではなく得点は取り消されないという可能性を見落としている」とも指摘している。
2024年04月29日 07:20
ラツィオで再び先発起用されるようになった鎌田大地。
2024年04月29日 07:00
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地4月28日、準決勝・U-23イラク代表戦の前日練習を実施。このトレーニング前、山本理仁が取材に応じた。
山本はこの前の日のトレーニングで、唯一、ホテルでコンディション調整となっていたが、前日練習で復帰。自身のコンディションについては、「中2日で試合をやっていたので、全員疲労はきています。僕もそうですけど、ただここ中3日だったので、昨日よりは回復しましたし、良い状態です」と明かした。
また対戦相手のイラクとは、今大会開幕前に練習試合で対戦(非公開)。そのうえでの印象をこう語った。
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「チームでの分析でもありましたけど、前線の選手のスピードであったり、カウンター、ヘディングの強さというのは、注意しなければいけない点だと思います。練習試合でやりましたけど、こういう大会になると、また目つきも変わって、全然違うチームになってくると思うので、油断せずに良い入りをしたいと思います」
山本は「前の試合よりかは正直言うと、重圧は少ないです。ただ、何も勝ち得てないんで、ここで勝たなきゃいけないですし、一発でしっかり勝ち切って、オリンピックへの切符を掴みたいと思います」と意気込んだ。
イラクとの準決勝は日本時間29日の26時30分キックオフ予定。勝利すれば3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得できる重要な一戦だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 06:55
モナコは28日に行われたリーグアン第31節リヨン戦に2-3で敗れた。
南野拓実は左サイドで先発するとフル出場。『Footmercato』では「左サイドでプレーした日本人MFはこの日は超越的ではなかった。それどころか、序盤はよかったものの、あまりに乱雑すぎた。ボールロスト15回とこの試合で最も無駄にした選手だった」として4点と厳しい評価を与えていた。
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モナコのアディ・ヒュッター監督は「リヨンを祝福する、彼らは勝利にふさわしかった。前半の我々は最悪だったが、後半は3人交代後によくなった。それでも試合をコントロールするのが難しかった。後半には満足しているが、ちょっとクレイジーな試合だった。試合に勝てたかもしれないが、あまりにオープンになりすぎたし、リヨンにふさわしいものだった。今日は我々の日ではなかったが、運命は自分たちが握っている。立ち直らなければいけない」などとコメント。
現在2位のモナコは連勝が4でストップし、3位ブレストとの勝点差は2ポイント。残りはクレルモン、モンペリエ、ナントとの3試合だ。
2024年04月29日 06:43
鎌田大地が所属するラツィオは4月28日に開催されたセリエAの第34節で、ヴェローナと対戦。1−0で勝利を飾っている。
3−4−2−1のダブルボランチの一角で先発した鎌田は、攻守に躍動。驚異的な運動量で何度も前線へ走り込んで、攻撃に参加する。
66分にボール奪取からの絶妙のパスでビッグチャンスを創出すれば、72分にもマッティア・ザッカーニが決めた決勝ゴールの起点となった。
【動画】鎌田が絶妙クロスでビッグチャンスを創出
その鎌田を、この試合の「MVP」と称賛したのが、ラツィオのレジェンドであるマルコ・パローロだ。ラツィオの専門メディア『CITTACELESTE』によれば、前指揮官マウリツィオ・サッリに冷遇されていた日本人MFを主軸に抜擢したイゴール・トゥドール監督の手腕を称えつつ、こう発言している。
「まるでトゥドールが困難な状況を打破したかのような熱狂が周囲に広がっている。実際、あまり成績の良くなかった選手たちを信頼し、カマダは素晴らしい試合をし、間違いなく他の選手たちにもエネルギーを与えた。体力的には問題なく、ラツィオは最後まで試合を続ける」
39歳の元イタリア代表MFは、「今日は当然の勝利だったが、もっと大勝になった可能性もある。MVP? カマダを挙げたい。私の観点からすると、トゥドールはサッリよりも現代的だ」と続けている。
政権交代で、鎌田の立場と評価は激変している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 06:30
デンマークのブレンビーで覚醒している鈴木唯人。
2024年04月29日 06:29
プリメイラ・リーガ第31節が28日に行われ、ポルトとスポルティングが対戦した。
ポルトガル屈指の名門クラブによる今シーズン2度目の直接対決。首位を快走するスポルティングは2−3で敗れた昨年12月のヴィトーリア戦以降リーグ戦で無敗を維持しており、直近では7連勝中と波に乗っている。一方の3位ポルトは直近5試合で2勝1分2敗とやや安定感を欠いており、現在は1試合消化の多い4位ブラガと全くの同勝ち点。トップ3の座を守るためにも勝利が欲しいところだ。スポルティングの日本代表MF守田英正はベンチスタートとなっている。
開始早々の7分に試合に均衡が破れる。スポルティングのバックパスに対してプレスを敢行し、GKフランコ・イスラエルのキックミスを誘うと、ルーズボールを拾ったフランシスコ・コンセイソンからぺぺーへ繋ぐ。ボックス内へスルーパスが送られると、これに抜け出したエヴァニウソンがネットを揺らし、ポルトが先制に成功した。
序盤でビハインドを負ったスポルティングはペドロ・ゴンサウヴェスやフランシスコ・トリンコンが積極的にボールに絡むも、なかなか決定機を作り出すことができない。対するポルトは33分、独力でボックス内へ持ち運んだエヴァニウソンが左足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠の左へ。41分にはスポルティングのハイプレスを掻い潜り、マルティン・フェルナンデスが右サイドをドリブルで敵陣ボックス前まで侵入。中央へ横パスを送ると、抜群のファーストタッチでDFを交わしたぺぺーが右足でネットを揺らし、リードを2点に広げた。
流れを変えたいスポルティングは後半開始と同時にヴィクトル・ギェケレシュ、50分にエドゥアルド・クアレスマを投入。しかし、ボールは保持できるものの、人数をかけた攻撃を繰り出すことができず。ギェケレシュも積極的に左右のスペースへ流れて起点を作るが、決定機には繋げられない。61分にはヌーノ・サントスと守田もピッチへ送り込まれる。
65分、右CKを獲得したスポルティングはN・サントスのインスイングのボールに森田が頭で合わせたが、ヘディングシュートは相手選手がブロック。70分にはP・ゴンサウヴェスがボックス手前中央から強烈なミドルシュートを放ったが、GKディオゴ・コスタに難なくキャッチされた。ポルトは攻撃の機会こそ減ったものの、統率された守備で相手チームの攻撃を跳ね返し続ける。
スポルティングは87分、ロングフィードに抜け出したN・サントスのクロスにギェケレシュが頭で合わせて1点差に詰め寄る。さらにポルトのキックオフに対してプレスをかけると、インターセプトに成功したジェニー・カタモがボックス内右のマーカス・エドワーズへ展開。ゴール前への折り返しをギェケレシュが押し込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。その直後には小競り合いに発展したM・エドワーズにレッドカードが提示される。
試合はこのまま2−2で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果となった。次節は5月4日に行われ、ポルトはアウェイでシャヴェスと、スポルティングはホームでポルティモネンセと対戦する。
【スコア】
ポルト 2−2 スポルティング
【得点者】
1−0 7分 エヴァニウソン(ポルト)
2−0 41分 ぺぺー(ポルト)
2−1 87分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2−2 88分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2024年04月29日 06:23
4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、5位のトッテナムは暫定首位の宿敵アーセナルとホームで対戦。白熱のノースロンドン・ダービーに2−3で敗れた。
開始15分に、冨安健洋と競り合ったエール=エミル・ホイビュアのオウンゴールで先制点を献上したトッテナムは、27分と38分にも被弾。なんと前半で3点リードを奪われる。
【動画】冨安が競り合いからオウンゴールを誘発
64分に相手GKダビド・ラジャのミスからクリスティアン・ロメロのゴ―ルで反撃の狼煙を上げ、87分にソン・フンミンのPKで1点を返したものの、時すでに遅しだった。
英公共放送『BBC』によれば、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後のインタビューで、「前半、彼らにあまりにも簡単にゴールへのアクセスを許してしまった。このレベルでは受け入れられない。その代償を支払った」と、不甲斐ないチームに怒りを露わにした。
「我々は後半も良さを出せず、サポーターに少しの希望も与えられなかった。とても失望している」
オーストラリア人指揮官は「我々はまだ、特にトランジションの瞬間やセットプレーで最大源の反発力を出せていない。彼らにあまりにも簡単にゴールへのアクセスを許してしまう。彼らは良いチームであり、鉄壁の防御力を見せなければ罰せられるだろう」と続けている。
「懸念される部分はたくさんある。我々の現状と異なる点を一つ修正しようとすれば、多くのことを修正しなければならない。今日は良くなかった。我々は罰を受ける必要がある。次は違うやり方をしなければいけないと気づくために、時には痛みを感じなければならないことがある」
チャンピオンズリーグの出場権獲得を目ざすトッテナムは、このショッキングな敗戦から立ち直れるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 06:19
スパルタ・ロッテルダムは4月28日、17位フォレンダムに1−0の辛勝。オランダリーグでの順位をひとつ上げて8位なったスパルタは、UEFAカンファレンスリーグの出場権を懸けたプレーオフ進出に大きく前進した。
【PHOTO】SNSフォロワー数が1600万超! スイス女子代表のブロンド美女、アリシャ・レーマンが魅せる厳選ショット集をお届け!
右の三戸舜介、左の斉藤光毅――、スパルタが誇る2人のサイドアタッカーが前半からフォレンダムの守備陣に襲いかかり、9分には三戸の左からのクロスに斉藤が滑り込んだが合わせ切れず。さらに32分、敵の背後でパスを受けた斉藤が決定機を迎えるも、DFの懸命なタックルに左足シュートはブロックされた。
三戸は40分、ハーフウェイライン付近で敵のボールを奪うと単騎ドリブルからシュートを放ったが、ゴールの枠を捉えられない。後半キックオフ直後には斉藤のパスを受けた三戸がゴール中央からシュートを撃つも、やはり枠を外してしまった。
「日本人、お互いに結構チャンスがあったので、決め切らないとダメですね。しっかり決めないとチームに迷惑をかけてしまいますし、俺たちのこれからのためにもゴールを決めないといけない」(斉藤。以下同)
斉藤は今季3ゴール・5アシスト。三戸は2ゴール。前者は負傷による長期離脱、後者はオランダでプレーし始めてまだ4か月だ。それでも両者が作り出しているチャンスの数を思えば、ゴール数は少なくとも2倍になっていないとおかしい。
「勝って良かった。俺にチャンスいっぱいあったんで、引き分けに終わっていたら責任をめっちゃ感じたと思います。とりあえず勝って良かった。決めたかったですけれど…」
後半しばらくしてフォレンダムに攻めるターンが回ってくると、斉藤光毅が2回、ビッグプレーを披露して、スパルタに流れを大きく引き寄せた。1度目が72分、右サイドライン際を切り裂いたおよそ70メートルのロングドリブル。2度目は87分、自陣バイタルエリアから30メートル前進した中央突破だ。
斉藤が魅せた自陣深い位置からの一人カウンターにファンは沸いたものの、ドリブル始動時は共に2人のマークを外さないといけなかった。このリスク覚悟のプレーは勘か? 自信か? それともチームが劣勢のなか、自身のドリブルでチーム全体を押し上げようとしたのか?
「『行ける』と思ったのと、勘でやった部分と両方でした。うまくいったので、良かったと思いますけれど、最後は珍しくマジで足がつってしまいました。もう少しドリブルしたかったんですが、つったのでパスを出すしかなくなっちゃった。そこのタフさも身につけたい」
このプレーを最後に、斉藤はベンチに退いたが、残り時間3分のところでキレと力強さのあるドリブルで一気に自陣から前線にボールを運んだのは見事。「試合終盤でのパフォーマンス低下」という課題を大きく改善しつつあることを証明した。
「そうですね。自分のなかでも90分近く出るのが当たり前みたいな感じになっているので、そこは成長してるのかなと思います。しかし、まだ十分ではない。これからレベルアップしていく上でもっと強度が必要になってくると思う。 このレベルに合わせるんじゃなくて、常に上を目ざしながらやっていきたい」
75分、CFラウリツェンが決めた値千金の決勝弾は、GKオライのロングキックを左サイドライン際で斉藤が好トラップしたのが起点だった。
「ゴールキックの前に(GKオライと)目があって、『俺に蹴ってくれ』と合図したら、いいボールを蹴ってくれた。今日はトビアス(ラウリツェン。194cm)が風とかもあって空中戦で勝っていなかったので俺が受けるほうがいいかなと思った。そういう選択肢を増やしていきたいなと思います」
U-23日本代表は29日、イラクとU-23アジアカップ準決勝を戦う。この試合に勝てば日本のパリ五輪出場が決まる。
「自分は応援しかできないので、本当に頑張ってほしい。勝ってほしい」
――パリ五輪出場が決まったら?
「もちろん行きたいです。ホントに大事な大会、自分のキャリアにとって大事な大会にしたいとずっと前から思っています。そこ(カタール)に行って戦えないことにもどかしい気持ちもあるし、残念な気持ちもありますけど、そこは決まったことだし、変えられないこと。だから信じる。自分が活躍すればパリ五輪に出られると思います。競争は激しくなるでしょう。だから、今は自分のことに集中してプレーしたいです」
取材・文●中田 徹
2024年04月29日 06:10
アーセナルは28日に行われたプレミアリーグ第35節トッテナム戦に3-2で勝利した。
2024年04月29日 06:07
日本人5選手が所属する首位のセルティックは現地時間4月28日、スコットランドリーグの第34節で6位のダンディーと敵地で対戦した。
古橋亨梧と旗手怜央が先発、岩田智輝がベンチスタート、前田大然と小林友希がメンバー外となったセルティックは30分、旗手の縦パスを受けた古橋がワンタッチで落としたボールをジェームズ・フォレストがダイレクトボレー。これがゴール右に突き刺さって先制点に成功する。
62分には岩田を投入すると、その5分後、旗手のラストパスを相手がクリアしきれず、こぼれた球を拾ったフォレストが追加点を奪取。74分には1点を返されるも、そのまま2−1で勝利し、公式戦5試合負けなしとなった。
【動画】セントミレン戦、旗手の強烈右足弾&古橋のドンピシャヘッド弾
セルティックの地元メディア『Glasgow World』は、この一戦に出場した選手たちを採点。旗手、古橋、岩田の3人を、それぞれ以下のように評価している。
旗手/採点「7」
「前半は黒子に徹していた。先制点のシーンでは一翼を担った」
古橋/採点「6」
「序盤は限られた効果しか発揮できなかった。ダンディー守備陣の身体の強さに手を焼いたが、先制点をアシスト。重要なゴールに貢献した」
岩田/採点「4」
「カラム・マグレガーと交代でピッチに入る。無難に役割を果たした」
セルティックは次節、5月4日にホームでハーツと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 06:02
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝・U-23日本代表対U-23イラク代表の前日会見が現地4月28日に行なわれ、日本からは大岩剛監督とキャプテンの藤田譲瑠チマが登壇した。
日本の会見では、イラクメディアからの手厳しい指摘も。「日本は攻撃力を持っているが、ディフェンスは欠けているところがあると思う。イラクには強いストライカーがいるが、どう対策するか」との問いに、大岩監督は「(イラクには)良いストライカーがいると感じていますが、しっかりと守備をしていく。我々にも良いストライカーがいるので、得点を狙っていきたい」と答えていた。
会見後、この質問をしたイラクメディアの記者に直撃。「守備が欠けている」との発言の真意をたずねると、延長戦の末に日本が4−2で勝利した準決勝のカタール戦に触れ、こう語った。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
「前回のカタール戦を見たが、日本の守備は本来の力に匹敵するレベルではなかったと感じた。相手が1人退場していて数的優位の試合となった。しかし2失点の場面で日本の守備陣は、上手く処理できていなかった」
イラク代表の特長を訊くと、「それは教えられないよ(笑)」と断られてしまったが、日本に対しては、「日本のチームはいつだって面白いサッカーをする。準決勝でイラクとさえ対戦しなければ、ずっと応援するつもりだったけどね」と笑顔を見せた。
カタール戦では、相手の2本のクロスから簡単に2失点してしまった日本。露呈した守備の課題をしっかりと改善してイラク戦に挑みたいところだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 05:56
4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、冨安健洋を擁する暫定首位のアーセナルは、5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。3−0で折り返した後、守護神ダビド・ラジャのミスと、デクラン・ライスが与えたPKから失点し、最終的には接戦となった試合を3−2で制した。
冨安は先発復帰した5日前のチェルシー戦(5−0)と同様に左SBに入り、フル出場。デヤン・クルセフススキやブレナン・ジョンソンらにやや手を焼きながらも、タフに守り抜いた。またCK時、自身をマークしていたピエール=エミル・ホイビェアとの激しい競り合いの末に、オウンゴールを誘発するなど、攻撃面でも貢献した。
地元メディア『The Standard』は「堅実なパフォーマンスで、今のアーセナルで最高の左サイドバックに見える」と称賛したチェルシー戦に続いて、採点記事で7点を付与。同様の評価をしている。
「チェルシーに勝った後もポジションを確保し、アーセナル最高の左サイドバックのようだ。後半開始早々、フリーキックからのチャンスを逃した」
【動画】冨安が競り合いからオウンゴールを誘発
一方、『football.london』は6点で、『The Standard』に比べるとシビアに評した。
「序盤の攻防戦では少し杜撰な部分があったが、ゲームが進むにつれて大きく改善。1対1のデュエルで非常に堅実だった。ただ、球際では必ずしもベストではなかった」
怪我を乗り越え、プレータイムを確実に伸ばしている冨安。20年ぶりのプレミアリーグ制覇へ、勝負のラスト3試合でも勝利に繋がるパフォーマンスを披露できるか。
得点チャンスも迎えているなかで、チェルシー戦で2発を叩き込んだ右SBベン・ホワイトのように、ゴールも決められれば言うことなしだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部