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2024年04月15日 20:00
14日にプレミアリーグ第33節でアストン・ヴィラと対戦したアーセナルは、ホームで0-2と敗れてしまった。優勝争いへ痛すぎる敗北で、アーセナルはマンチェスター・シティに抜かれて2位へと転落した。 アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスが絶賛したのが、チームメイトのFWオリー・ワトキンスだ。 ワトキンスは今回のアーセナル戦でも先発し、87分にダメ押しの2点目を記録。これで今季のリーグ戦得点数は19ゴールとなり、マンCのFWアーリング・ハーランド(20ゴール)に次いでリーグ第2位の得点数だ。 しかもワトキンスの場合は、10アシストとチャンスメイクの部分でも貢献している。このアシスト数はニューカッスルDFキーラン・トリッピアー、ブライトンMFパスカル・グロスと並んでリーグ1位の数字だ。 得点数ではハーランドの方が上だが、トータルの貢献度ではワトキンスの方が印象的だ。この成績から、マルティネスはワトキンスを今季のプレミアMVPにプッシュする。 「オリーがシーズン最優秀選手賞を獲得すべきだと思う。『ビッグ6』のチームでプレイしていた場合はより多くの称賛が得られるものだが、オリーはチャンスを生かして19ゴール決めたのだからね。彼は最優秀選手の候補者になるべきだよ」(『NBC Sports』より)。 アストン・ヴィラは優勝争いに参加できているわけではないが、ワトキンス個人のパフォーマンスは見事と言うしかない。数字の面では今季のプレミアMVP候補者となるのは当然か。
2024年04月30日 01:33
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月29日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準決勝でイラクと対戦する。試合に先立ち、スターティングメンバーが発表された。
大岩ジャパンの先発11人は以下のとおり。
【GK】
1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
【DF】
4 関根大輝(柏レイソル)
5 木村誠二(サガン鳥栖)
21 大畑歩夢(浦和レッズ)
22 高井幸大(川崎フロンターレ)
【MF】
8 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)
11 山田楓喜(東京ヴェルディ)
17 松木玖生(FC東京)
20 平河 悠(FC町田ゼルビア)
【FW】
13 荒木遼太郎(FC東京)
19 細谷真大(柏レイソル)
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
イラクに勝てば、パリ五輪出場が決まる。大一番に臨むメンバーの顔触れに、SNS上では以下のような声があがった。
「太郎と玖生の同時スタメン!」
「やっと玖生と太郎同時に見れる!」
「玖生も荒木も誠二もみんな頑張れ頑張れ!」
「大畑はスタメンですね!」
「高井連戦かい!」
「最年少がCB一番手なの普通にすごいぞ」
「平河くんスタメン!」
「平河!お前の脚で!五輪を勝ち取るぞ!」
「関根と細谷がんばれ!!!!」
「さあ!パリへの切符をつかみに行こうか!!」
「オリンピック決めようぜ!」
大岩ジャパンは8大会連続の五輪出場を果たせるか。試合は日本時間で30日の2時30分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月30日 01:08
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月29日、カタールで開催されているU-23アジアカップ兼パリ五輪アジア最終予選の準決勝で、イラクと対戦する。
決戦に先立ち、スターティングメンバーが発表され、キャプテンの藤田譲瑠チマ、守護神の小久保玲央ブライアンをはじめ、松木玖生、細谷真大、荒木遼太郎らが名を連ねた。一方、中国との初戦で一発退場となり、出場停止が続いていた西尾隆矢はベンチスタートとなった。
パリ五輪の切符を掴むのは今大会の上位3チーム。イラクを下せば、ウズベキスタンと相まみえる決勝を前に、8大会連続での出場が決まる。イラク戦、3位決定戦を落とし、4位となった場合は、アフリカ予選を戦ったギニアとのプレーオフに回らなければならない。
大岩ジャパンは今夜、大舞台への参戦を決められるか。日本時間で30日の2時半にキックオフする大一番、イラク戦の先発11人は以下のとおり。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
【GK】
1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
【DF】
4 関根大輝(柏レイソル)
5 木村誠二(サガン鳥栖)
21 大畑歩夢(浦和レッズ)
22 高井幸大(川崎フロンターレ)
【MF】
8 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)
11 山田楓喜(東京ヴェルディ)
17 松木玖生(FC東京)
20 平河 悠(FC町田ゼルビア)
【FW】
13 荒木遼太郎(FC東京)
19 細谷真大(柏レイソル)
(控えメンバー)
【GK】
12 野澤大志ブランドン(FC東京)
23 山田大樹(鹿島アントラーズ)
【DF】
2 半田 陸(ガンバ大阪)
3 西尾隆矢(セレッソ大阪)
15 鈴木海音(ジュビロ磐田)
16 内野貴史(デュッセルドルフ)
【MF】
6 川粼颯太(京都サンガF.C.)
7 山本理仁(シント=トロイデン)
10 佐藤恵允(ブレーメン)
14 田中 聡(湘南ベルマーレ)
【FW】
9 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
18 内野航太郎(筑波大)
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月30日 01:01
U-23日本代表は現地4月29日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝でU-23イラク代表と相まみえる。
対戦国のメディアは日本をどう見ているのか。イラクメディア『IQ−PRO』の記者に試合前、話を訊いた。
同記者は日本の印象について、「日本はアジアで一番強いチームだと思うし、今はアジアだけでなく、世界でもトップのチームだ。なので、私たちにとっては厳しい戦いになると思う」と警戒。要注意選手には、キャプテンの藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)を挙げた。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
「ベルギーでプレーしているフジタはすごい選手だ。私は代表チームだけでなく、リーグ戦の彼も追いかけて見ているんだ」
また今大会、日本の招集メンバーで、ヨーロッパでプレーするのは藤田を含めて5人。海外組の多さにも触れ、「ヨーロッパでプレーする選手が多いのは素晴らしいことだと思う。だからオリンピックに出場できれば、日本は決勝まで進むと私は予想している」と語った。
パリ五輪の出場権がかかるイラク戦は、このあと日本時間30日2時30分キックオフ予定だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月30日 00:24
U-23日本代表は現地4月29日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝でU-23イラク代表戦と対戦する。
2024年04月30日 00:00
リヴァプール監督に就任する可能性が濃厚になったと言われるアルネ・スロット氏。これまでAZアルクマールやフェイエノールトを率いてエールディビジでインパクトを残してきた指揮官が、イングランド・プレミアリーグに進出するかもしれない。
ただ、オランダ・エールディビジで活躍したストライカーはあまり信用できないと言われることもあり、他のリーグで同じように通用するかどうかはわからないとも。
今回は『Planet Football』から「オランダ・エールディビジで優勝し、イングランドに進出した監督たち」をご紹介する。エリック・テン・ハフ
オランダリーグを優勝したクラブ:アヤックス
プレミアリーグで率いたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
アヤックスで驚異的な成績を収めたオランダ人監督。若い選手を積極的に起用し、多くのビッグプレイヤーを育て上げ、チャンピオンズリーグでレアル・マドリーやユヴェントスを撃破した。
そしてイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任。ラルフ・ラングニックとのコンサルタント契約を途中で打ち切ってまでの招聘で、クラブにとってはギャンブルにも近い決断だった。
イングランドにやってきたテン・ハフ監督はより現実的なアプローチをし、アヤックスでのポゼッション重視のスタイルを捨てて1年目はそれなりに結果を残した。
しかしながら2年目となった今季、プレミアリーグではトッテナムに差をつけられての6位と欧州カップ戦出場圏外になっており、期待したほどの上昇傾向を見せていない。メディアやファンからの批判も大きくなっている。フィリップ・コクー
オランダリーグを優勝したクラブ:PSVアイントホーフェン
プレミアリーグで率いたクラブ:ダービー・カウンティ
かつてバルセロナで長く活躍した稀代のユーティリティプレーヤー。知性的な動きで知られた彼は、ファンの期待通りに引退後は指導者として活動を開始。オランダ代表のアシスタントを務めたあと、古巣でもあるPSVアイントホーフェンを率いて成功を収めた。
そして2018年にフェネルバフチェを率いたあと、2019年にダービー・カウンティの監督に就任した。フランク・ランパードが退任したあとのクラブはフィカヨ・トモリ、メイソン・マウント、ハリー・ウィルソンが退団していたが、その苦境のクラブを10位とそこそこの位置に導いた。
ただ、2年目は経済的に苦しいクラブを最下位に落としてしまい半年で辞任。そして2年の浪人期間を経てからフィテッセの監督を務めたが、この際もリーグ最下位に沈んで辞任している。ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
オランダリーグを優勝したクラブ:フェイエノールト
プレミアリーグで率いたクラブ:グラスゴー・レンジャーズ
コクーと同じくオランダ代表の中心選手として活躍したファン・ブロンクホルスト。アーセナルやバルセロナで左サイドバックを務めた万能ディフェンダーは、2010年にフェイエノールトで現役引退したあと指導者に転身した。
その後はフェイエノールトでアシスタントコーチを務め、2015年に監督へと昇格。初年度でKNVBベカーを制覇し、さらに2016-17シーズンは念願のエールディビジ優勝も果たす。
その後中国の広州富力を経て2021-22シーズンからスコットランドの名門グラスゴー・レンジャーズの監督に就任。アストン・ヴィラに去ったスティーヴン・ジェラードの後任となった。
ただちょうどアンジェ・ポステコグルー率いるセルティックがかなり好調だったこともあり、レンジャーズではリーグ優勝には手が届かず。2022年11月に解任されることになった。フランク・デ・ブール
オランダリーグを優勝したクラブ:アヤックス
プレミアリーグで率いたクラブ:クリスタル・パレス
オランダ代表では長くリベロとして活躍した名ディフェンダー。双子であるロナルト・デ・ブールとともに90年代のサッカーを彩ったスーパースターだ。
現役引退後に指導者となった彼は古巣アヤックスの下部組織からコーチングをスタートし、2010年にマルティン・ヨル氏の退任を受けて暫定監督に就任。さらに数週間後には正式に監督としての契約を結んだ。
そして2010年からなんと4シーズン連続でアヤックスをエールディビジ優勝に導き、素晴らしい成績を収めることに成功した。当然ながら数々のビッグクラブから関心を持たれる存在に。
ところが2016年夏に就任したインテルでは3ヶ月も持たずに解任。次年度のクリスタル・パレスでもわずか77日で解任されることになった。その後はアトランタ・ユナイテッドとオランダ代表、アル・ジャジーラを指揮した。スティーヴ・マクラーレン
オランダリーグを優勝したクラブ:トゥウェンテ
プレミアリーグで率いたクラブ:ミドルズブラ、ノッティンガム・フォレスト、ダービー・カウンティ、ニューカッスルなど
2001年から指揮したミドルズブラではリーグカップで優勝、FAカップやUEFAカップで決勝進出するなどいくつかの素晴らしい瞬間を経験したスティーヴ・マクラーレン監督。
イングランド代表での指揮を経て2008年にエールディビジのトゥウェンテで監督に就任すると、なんと2009-10シーズンにクラブの歴史で初となるリーグ優勝を果たし、年間最優秀監督賞も獲得した。
ただ、その後はノッティンガム・フォレストやトゥウェンテ(2回目の指揮)、ダービー・カウンティ、ニューカッスルなど様々なクラブを率いたもののかつての栄光を取り戻すことはできず。
現在はマンチェスター・ユナイテッドでエリック・テン・ハフのアシスタントコーチを務めているが、ここでも厳しい時間を過ごしている。ルイス・ファン・ハール
オランダリーグを優勝したクラブ:AZアルクマール、アヤックス
プレミアリーグで率いたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
詐欺で逮捕された者も…歴史上「最も早く退任した監督」ワースト10
比類のない戦術家であるルイス・ファン・ハール。1991年にアヤックスで監督となり、そこで3シーズン連続のエールディビジ制覇とUEFAカップ制覇、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。
その実績を引っ提げてバルセロナ、オランダ代表を指揮したあと、AZで再びエールディビジを優勝させた。さらにバイエルン・ミュンヘンと2度目のオランダ代表で結果を残し、2014年に初めてイングランド・プレミアリーグにやってきた。
マンチェスター・ユナイテッドは当時混乱のるつぼにあり、多くの補強を行いながらなかなか成功できず。2015-16シーズンにFAカップを制覇した2日後、クラブから解任を言い渡されている。
2024年04月29日 23:56
カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準決勝が現地4月29日に行なわれ、インドネシアとウズベキスタンが対戦している。
立ち上がりにペースを掴んだのはウズベキスタン。ポゼッションで上回り、自分たちのリズムでボールを動かしながら、緩急をつけたアタックを繰り出す。
守勢に回るインドネシアは、スペースを不用意に空けないポジショニングで対抗。自陣ゴール前では個々がより厳しい守備を見せる。
30分には、ウズベキスタンのボリエフが強烈なミドルを放つ。これは惜しくもクロスバーに弾かれて得点には至らず。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
なかなかシュートにまで持ち込めないインドネシアは、アーハンのロングスローに活路を見出すも、思うようにゴールチャンスにはつなげられない。
主導権を握り、何度も相手ゴールに迫ったウズベキスタンだが、結局、前半は相手の堅陣を崩し切れず。試合はスコアレスで折り返した。
アジア勢に与えられたパリ五輪の出場枠は「3.5」。今大会で上位3か国に入るか、3位決定戦で敗れた場合は、大陸間プレーオフでギニアと対戦。準決勝で勝利したチームは、その時点でパリへの切符を手に入れることができる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 23:29
バルセロナがスペイン代表DFパウ・クバルシとの新契約締結に近づいているようだ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が29日に報じている。
2007年1月22日生まれで現在17歳のクバルシは、“ラ・マシア”(バルセロナの育成組織)で育ったセンターバック。2018年夏、同じカタルーニャ州のクラブであるジローナのカンテラからバルセロナへ移籍すると、以降は“ブラウグラナ”のユニフォームを身に纏って成長を続けてきた。今シーズンは前半戦こそバルセロナ・アトレティック(Bチーム)を主戦場としていたものの、今年1月19日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド16のウニオニスタス・デ・サラマンカ戦(○3−1)でハーフタイム明けから途中出場し、トップチームデビューを飾る。以降はトップチームでも主力に定着し、ここまで公式戦18試合に出場。ラ・リーガだけでなくチャンピオンズリーグ(CL)でも最終ラインを支え、守備力は言わずもがな、シャビ・エルナンデス監督からはビルドアップ能力も高く評価されている。
長きにわたってバルセロナの最終ラインを支えていくことになるであろう“逸材”のセンターバックに対して、バルセロナは早くから契約延長交渉に着手。今回の報道によると、既に両者は金銭面で合意に達しているという。既にクバルシ側は“昇給”が約束された契約書の内容に満足しており、残すは契約期間のみとなったようだ。バルセロナ側は6年間を望んでいるのに対して、クバルシ側は5年間を希望しているとのこと。一方で、『ムンド・デポルティーボ』によると、この1年間の違いが障壁となって新契約交渉が白紙に戻る可能性は0に近いと伝えられている。
また、クバルシは現在17歳のため、法律の規定により3年間以上の契約を締結することができない。だが、バルセロナはクバルシと“同期”のスペイン代表FWラミン・ヤマルと同様のやり方、“ラミン方式”で新契約締結までのプロセスを進めるようだ。この“ラミン方式”とは、ここまでバルセロナのトップチームで成し遂げた功績に併せて給与面など改訂可能な部分を変更し、来年1月にクバルシが18歳の誕生日を迎えると、自動的に新たな条項が盛り込まれた長期契約へと移行するという内容のこと。バルセロナが希望した期間で新契約が結ばれる場合は、2030年6月30日までの契約となる見込みだ。
一方、ラ・リーガが独自で設けているサラリーキャップのシステムに抵触する可能性が懸念事項として挙げられる。その場合、クバルシはトップチームの選手としてではなく、バルセロナ・アトレティックの選手として新契約を結ぶことになるという。スペイン代表MFガビが通ったルートだ。
今回の契約延長の最大目的は、“逸材”の安易な流出を避けるところにある。現在の契約では、1000万ユーロ(約17億円)にも満たない移籍金でクバルシを獲得することが可能だという。つまり、クバルシに対して熱視線を送っているビッグクラブの多くが、そのプレーのクオリティや年齢面だけでなく、安い移籍金で“引き抜ける”状態だった。
しかし、今回の新契約が結ばれれば、バルセロナが納得できない金額でクバルシの流出を防ぐことができる。報道によると、クバルシの契約解除金は10億ユーロ(約1677億円)に設定される見込み。ヤマルやガビ、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、スペイン代表MFペドリ、同FWフェラン・トーレス、同FWアンス・ファティ(現在はブライトンへレンタル移籍中)と同じく、将来を嘱望されたバルセロナの選手として“10億ユーロプレイヤー”への仲間入りを果たすこととなる。
あくまでこの金額は契約解除金のため、必ずしもクバルシ獲得のために10億ユーロを支払わなければならないわけではない。だが、バルセロナは予想外のアクシデントを防ぐためにこの金額を設定。“非売品”として、両者が望む限りは“ブラウグラナ”一筋でプレーしてほしいというクラブ側からの願いが金額に表れた形だ。
バルセロナは2023−24シーズンが終了する前に、クバルシと新契約を締結したいと考えているようだ。17歳の若きセンターバックとの契約延長は、もはや時間の問題と見られている。
2024年04月29日 23:10
今回のレンタル移籍も失敗に終わるのか。
2024年04月29日 23:00
クリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイ(23)の獲得を巡って、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドが争う可能性があるようだ。英『The Times』が報じている。
2019年にチェルシーでプロデビューした同選手は2020年1月、スウォンジーへのレンタル移籍を経て、2021年7月にクリスタル・パレスへの完全移籍を果たした。1年目からプレミアリーグで36試合の出場を果たすなど、パレスの守備の要として君臨。今シーズンもパレスを支える1人であったが、2月頭のブライトン戦で膝を負傷してしまい、現在は離脱している。
まだ23歳という若さでありながら、イングランド代表でもCBを務める同選手はプレミアリーグのビッグクラブが目を光らせている選手の1人であり、今夏の去就が注目されている。ステップアップの可能性が高い同選手の獲得には少なくとも5500万ポンド(約108億円)が必要になるだろう、と同メディアは伝えている。
アーセナルにはガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバといったプレミア屈指のCBコンビがいるものの、この2人の稼働率は気になるところで、できればもう一人トップレベルのCBが欲しいところか。しかし冨安健洋やユリエン・ティンバーというCBをこなせる選手もいるため、優先度はそこまで高くないかもしれない。
一方のユナイテッドは守備陣の立て直しは必須だ。今シーズンはディフェンスラインの要のリサンドロ・マルティネスが怪我に悩まされていることもあり、リーグ戦34試合で51失点を許している。ラファエル・ヴァランが今夏に退団する可能性が高く、CBを探している。エヴァートンのジャラッド・ブランスウェイト獲得の噂も浮上しているが、CBの補強は必須ポイントとなる。
グエイはプレミアを代表するCBの1人だが、今夏にビッグクラブへの移籍を果たすのか。
2024年04月29日 22:20
最近のサッカー界では、10代から当たり前のように活躍する猛者が次々と出てきている。バルセロナの16歳FWラミン・ヤマル、17歳のDFパウ・クバルシといった選手はその代表例だが、この1年で最も出番を得てきたティーンエイジャーは誰なのか。
今回『CIES Football Observatory』は欧州トップリーグにて、昨年4月からの1年で最もプレイタイムを得てきたティーンエイジャーを紹介している。
まず1位はポルトガル代表デビューも果たしているベンフィカMFジョアン・ネヴェス(19)だ。この1年で4905分間ものプレイタイムを記録しており、ベンフィカではすっかり主力だ。
2位は若手育成に定評あるオランダの名門アヤックスの最終ラインに入るDFヨレル・ハト(18)で4758分、3位はベルギーのヘンクでプレイするモロッコ代表MFビラル・エル・カンヌス(19)で4480分、4位はフランスのトゥールーズの守護神を務めるGKギヨーム・レステ(19)で4140分と続く。
ポルトガル、オランダ、ベルギーは若手を積極的に育成しているリーグで、こうしたリーグではかなり早い段階からチャンスをもらっている若手も目立つ。ネヴェスやハトは5大リーグでも活躍するポテンシャルがある選手だ。
この1年でステップアップした例で言えば、ベルギーのアントワープでプレイしていたベルギー代表MFアルトゥール・ヴェルメーレン(19)がアトレティコ・マドリードに引き抜かれている。まだアトレティコではレギュラーに定着していないが、アトレティコは同選手獲得へ2500万ユーロを投じており、将来への期待は大きい。
アルトゥールもアントワープ時代を含めれば、この1年で3949分の出番を得ている。すでにベルギー代表デビューも果たしており、成長スピードはかなり速い。
他にはブラジルのアトレチコ・ミネイロでプレイしていたブラジル人FWヴィトール・ロッキ(19)がバルセロナへ移籍。ロッキもこの1年で2902分のプレイタイムを記録している。
同じブラジル期待のFWエンドリック(17)もパルメイラスで3252分間のプレイタイムを得ており、とんでもない速度で経験を積み重ねている。
最近は10代から活躍する選手も珍しいものではなくなり、若手へのイメージも変わりつつある。今後もこの傾向は続いていくことだろう。
2024年04月29日 22:10
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日後半28分に途中出場したMF松尾佑介は本調子といかないながらも、相手カウンターのラストパスをカットするなど守備面でチームに貢献した。ただ前を向いてボールを受けるシーンは少なく、得意とするラインブレイクなどを見せることができなかった。
松尾は「審判の誤審があったのですごくストレスが溜まる試合でしたけど、あれがなければ別に失点はなかった。最低限勝てて良かったと思います」と振り返った。
チームは連動した守備でピンチを防ぎ続けてきた。松尾も出足の早さを生かしたプレスバックや絶妙な位置取りでカバーするなど、名古屋の鋭い攻撃を防ぐのに一役買った。だが「守備はチームは当たり前にやることなので、チームとして決まっていますし、出た選手の責任だと思っています。それができて良かったなと思いますし、それができなかったら出る資格はないと思います。(攻撃面は)試合展開的に(前を向き辛い)そういうふうになるのは大体そうですし、特にストレスを感じることなく、そこにチャンスがあればぐらいの気持ちでした」と淡々と話した。
ゴールへの拘りは人一倍あるだけに、松尾にとって守備は最低限の仕事だ。直近リーグ3試合で得点が取れていないだけに次戦以降に向けて静かに闘志を燃やしている。
今季は腰痛に苦しむ松尾はこれまで9試合に出場も先発は4試合に留まっている。自身のコンディションを「良くないっすね。とても良くない。ぎりぎりベンチに入れるかですね」と視線を下げた。それでも今季はリーグ戦で2得点を奪っており、実力の高さを示している。
仙台大の松尾佑介、「横浜FCでデビューした11日後に横浜FCと対戦する」心境を聞いてみた
次節以降に向けて「ゴールもそうですし、腰の調子にもよりますけど、出場時間を少しずつ伸ばしていけたらいいと思います」と冷静に前を見据えていた。完全復活を待望される赤きスピードアタッカーの活躍を見守っていきたい。
2024年04月29日 21:40
今季終了後の退任予定から一転、バルセロナは現指揮官シャビ・エルナンデスの続投を表明した。
2024年04月29日 21:36
明治安田J1リーグにおいて4月は1勝3敗と苦境に直面していた浦和レッズ。しかし24日のYBCルヴァンカップでJ3のガイナーレ鳥取を5−2で撃破。武田英寿やエカニット・パンヤらここまで出番に恵まれない選手たちも活躍し、ようやく光明が見えてきた印象だった。
こうした中、迎えた28日の名古屋グランパス戦。浦和としてはリーグ3試合ぶりの勝利が求められた。
ペア・マティアス・ヘグモ監督は鳥取戦で途中出場した安居海渡を左インサイドハーフに先発起用した。左サイドでフリーマン的に動く中島翔哉をサポートさせつつ、攻守両面でダイナミズムを生み出す役割に期待。その安居がいきなり24分に一瞬の隙を突いて先制点を挙げることに成功し、チームとしても大いに弾みがついたと言える。
アグレッシブな姿勢を押し出す仲間に勇気をもらい、徐々に本来のリズムをつかんでいったのが、右FWで先発した前田直輝だ。今季から浦和の一員になったが、古巣である名古屋との対戦は初めて。永井謙佑や稲垣祥など慣れ親しんだ仲間たちと対峙するとなれば、やはり特別な感情が湧いてくるのも当然だろう。
「正直、ちょっと空回りしたところありました(苦笑)。相手がマンツーマンでコンパクトにタイトに来たイメージがあって、いつも通り、余裕を持ってプレーできればよかったんですけど、少なからず緊張まではいかないものの、ずっと楽しみにして、ソワソワしていた部分もあった。それが自分の甘さなのかなと思います」と本人も普段とかけ離れた入りになってしまったことを反省。本来のドリブル突破や局面打開を積極的に出そうと士気を高めていたに違いない。
それを具現化したのが、68分の大仕事だった。アレクサンダー・ショルツが奪ったボールをサミュエル・グスタフソンがキープし、前を走る伊藤敦樹にパスが出た瞬間、右サイドでフリーになっていた前田は仕掛ける気満々だった。そしてボールを受けると一目散にペナルティエリア内でドリブルを見せ、稲垣祥のファウルを誘った。これでPKを獲得し、チアゴ・サンタナがゴール。この2点目が決勝点となり、浦和は2−1で勝利。今季リーグ4勝目を挙げたのである。
「数字に残らないのがちょっと悲しいですけど、あれが大仕事と言ってもらえているのであればうれしいですね。(決めた)チアゴはいつも『ありがとう』と言ってくれるんです。チアゴが今季決めているPKの3点とも僕が取ったPKなので(笑)。『あなたがエースなんだから、もちろんだよ』と彼には話していますけど」と前田本人はチアゴに対する大いなるリスペクトを口にした。
やはりチームとしてもエースFWの得点数が伸びた方が勢いに乗れる。前田の気配りを有難く感じているはずだ。
前田は今、完全に”浦和の男”となり、チームを勝たせることのできる選手になりつつある。
「僕はもう浦和の一員なので、浦和の勝利のためにやっています。浦和にしっかり染まっていきたい」と本人も今回の古巣対決を経て、自分の意識を高めた様子だ。
切れ味鋭い29歳のレフティーの存在価値を痛感している1人が、右サイドで縦関係を形成している右SB石原広教だろう。
「直輝君は鳥取戦の時もそうですけど、攻撃でパワーを発揮して、ああやってPKを取ってくれる選手。僕としては『戻らなくていいから、前にいて攻撃で結果を残してほしい』と言っていますけど、直輝君も頑張れる選手なので、守備に戻ってきてくれます。今年はキャンプからずっと一緒にいて、お互いに遠慮することなくいろいろと言い合っていますし、先輩なのにすごくコミュニケーションを取ってくれるので、いい関係ができています」
石原が前向きに語る通り、右サイドの連携面が試合を重ねる毎にスムーズになっている印象は少なくない。彼らが活性化はすれば、右インサイドハーフの伊藤がもっと高い位置に侵入できるだろうし、グスタフソンのシュートチャンスも増えるはず。そしてヘグモ監督の目指すサッカーに近づけることができれば理想的だ。前田直輝という人材は現在の浦和に必要不可欠だと言っていいだろう。
「だけど、自分としてはもっともっとゴールに直結するプレーをしたいイメージはあります。チームとしても決定機を増やし、ゴールを取れるようにしたい」と背番号38は語気を強めたが、確かにアタッカーである以上、自身の得点も増やすことは重要なタスクである。
3月17日の湘南ベルマーレ戦で今季初ゴールを奪って以来、彼には歓喜の瞬間が訪れていない。そこはやはり物足りないというしかない。名古屋時代の2019年に記録したシーズン9点を上回るべく、ここからゴールを量産していくことが重要だ。そうすれば、自ずと浦和の戦績も順位も上がる。前田のやるべきことは明確なのだ。
5月の浦和は直近の川崎フロンターレ、横浜F・マリノス戦を筆頭に7試合の超過密日程。そこをうまく乗り切れば、もっと順位を上げられる。「自分はいつも60〜70分しか出ていないので、コンディションは大丈夫」と言い切る右のキーマンのパフォーマンスが今後のカギになるのは間違いなさそうだ。
取材・文=元川悦子
2024年04月29日 21:33
U-23日本代表は現地4月29日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝でU-23イラク代表戦と対戦。この試合からDF西尾隆矢の出場停止処分が解かれる。
初戦の中国戦で一発退場となった西尾は、3試合の出場停止処分が明け、イラク戦から出場可能に。これまでも、年代別代表でセンターバックとしてコンビを組んできた木村誠二も仲間の復帰を喜ぶ。
「やっと戻ってきてくれる。本当にセンターバックとしての能力はやっぱり高いですし、今までずっと一緒に代表で組んだりしてきた。センターバックの中でも同い年で、ずっと今まで一緒にやってきた特別な思いもありますし、やっと一緒に戦えるようになったのは嬉しいですね」
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また西尾の能力はチームにとって心強いと強調。プレーをこう分析した。
「ディフェンスラインの統率能力が高いですし、結構、マメなタイプなので、ラインの上げ下げもたぶん一番細かいんじゃないかなってぐらい、結構細かくやります。センターバックとして必要なマメさはかなりある。あとシンプルに、身体を見ればわかると思うんですけど強いので、当たり負けもしない。ゴール前の守備の強さもやっぱり日本人としては抜けている部分があると思う。そういう部分で頼りになる選手です」
復帰を歓迎したが、ピッチ上ではプロの選手同士。「ただ、試合に出るってなったらそんなの関係ない。隆矢が出るにしろ、自分にしろ、(高井)幸大でも、(鈴木)海音でも。それぞれがちゃんとやれることをやるだけ」と闘志を燃やした。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 21:20
首位セルティックと2位レンジャーズの勝ち点差は未だ3ポイントと、今季スコットランド国内リーグの優勝争いはかなり激しいものとなっている。
両チームは5月10日に顔を合わせる予定で、さらに5月末には国内カップ決勝でも対決することになっている。この直接対決はセルティックにとって重要なものとなるが、そこへ向けて注目されているのがセルティックFW前田大然だ。
前田は今月7日に行われたレンジャーズ戦でハムストリングを痛めたようで、一部ではシーズン絶望との見方もあった。しかし前田はそこから驚異的な回復力を見せており、今季中に復帰できる可能性が出てきた。
それに合わせて前田の重要性を説いたのは、セルティックOBのクリス・サットン氏だ。前田は7日のレンジャーズ戦で自慢の猛プレスからボールを奪い取り、開始1分でゴールを決める離れ業をやってのけた。英『Daily Record』にて、サットン氏はレンジャーズ戦で前田がいれば心強いと語る。
「レンジャーズの主将を務めるタヴェルニエがワイドマンの前田に対して苦戦してきたのは事実だ。前田のスピードとプレッシングに対処するのは悪夢であり、何より重要なのは前田の脅威でタヴェルニエの攻撃参加を妨害できる可能性があるということだ」
レンジャーズの右サイドバックには、得点を量産している超攻撃型DFジェイムズ・タヴェルニエが入っている。前田が左のウイングに入ることで、タヴェルニエを牽制できるとの見方だ。
前田のスピードは守備面の貢献度も大きく、あの運動量とスピードはかなり厄介だ。レンジャーズ戦へ前田が間に合えば理想的で、前田のスピードと守備意識は相手が強ければ強いほど有効な武器となる。