2024年06月15日 10:32
プロレスリング・ノアは15日までに6・16横浜BUNTAI大会に「WWE殿堂入り」の武藤敬司が来場することを発表した。 武藤は会場でABEMA生中継のゲスト解説を務める。さらに全試合終了後にサイン会を行う。先着100人のサイン会には、会場内の体育室にてグッズ売り場で対象商品を購入し参加券1枚を渡される。 同大会では、ノアならびに世界最大のプロレス団体「WWE」からの重大発表を行う。ノアは横浜BUNTAI大会へ「GHCヘビー級選手権試合をはじめとする熱戦がラインナップされた対戦カードのみならず、同大会での緊急重大発表にもご注目ください」と告知している。 ◆6・16横浜BUNTAI全対戦カード ▼メインイベント・GHCヘビー級選手権試合 王者・清宮海斗 VS 挑戦者・ゲイブ・キッド ▼GHCタッグ選手権試合 王者組・ジャック・モリス、アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・丸藤正道、杉浦貴 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 王者・ダガ VS 挑戦者・スターボーイ・チャーリー ▼第7試合・タッグマッチ HAYATA、大岩陵平 VS 小川良成、佐々木憂流迦 ▼第6試合・6人タッグマッチ ジェイク・リー、YO―HEY、タダスケ VS 拳王、アレハンドロ、クリストバル ▼第5試合・シングルマッチ 彩羽匠 VS 愚零闘咲夜 ▼第4試合・6人タッグマッチ AMAKUSA、大原はじめ、宮脇純太 VS 近藤修司、Eita、大和田侑 ▼第3試合・タッグマッチ マサ北宮、稲葉大樹 VS 谷口周平、タイタス・アレクサンダー ▼第2試合・タッグマッチ 潮崎豪、小峠篤司 VS 齋藤彰俊、モハメド ヨネ ▼第1試合・3WAYマッチ ニンジャ・マック VS LJ・クリアリー VS スペル・クレイジ
2024年06月23日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】「超・燃える闘魂アントニオ猪木展」が6月20日から、東京・京王百貨店新宿店の7階大催場で始まった(26日まで)。オープニングセレモニーには元プロレスラーでタレントの佐々木健介・北斗晶夫妻と獣神サンダー・ライガーが出席し、猪木の思い出話を披露した。
ライガーは、まだ若手の山田恵一だったころ、猪木が意表を突く場面でタッグパートナーに起用した。
特筆されるのは、今から36年前の1987年(昭和62年)10月19日、静岡・富士市吉原体育館で行われた猪木の復帰第1戦だ。
この年の6月12日、両国国技館で長州力がマイクアピールし、新旧世代闘争が勃発した。長州のマイクには呼応したものの、猪木はこの抗争には乗り気ではなかった。「引退できるものなら今すぐにでもしたい。だが、今の状況ではできないね。残念だけど…」と猪木は言い続けてきた。
数か月して猪木は、マサ斎藤との巌流島対決をぶち上げ、新世代のほこ先をはぐらかす。10月4日に行われた巌流島決戦は2時間5分19秒、斎藤の戦意喪失によりTKOで勝利した猪木だが、右肩剥離骨折の代償を負いシリーズを欠場する。
19日は、キズが癒えた猪木の復帰第1戦だった。
復帰戦の相手には藤波辰巳(現・辰爾)と長州力を指名し、自らのパートナーはXとしていた。
リング上で待ち構える藤波と長州。猪木が謎のパートナーXを従え入場するが、若手が壁を作りXを隠していた。猪木の後ろに隠れるように入場したのが、カナダから帰国したばかりの若手・山田恵一だったのだ。
猪木は前年の86年2月5日、大阪城ホール大会でUWF勢と初対決したときにも山田を大抜てきし、高田伸彦(後の延彦)&木戸修と対戦していた。若手の中でも山田を買っていたことがうかがえた。
復帰戦という大一番で山田の起用は、予想外。マスコミもファンもまさかの事態だった。してやったりの猪木は思わずニヤリと笑った(写真)。
藤波は山田を指さしふざけるなと激高。試合が始まると山田はらしさを発揮。長州に張り手を見舞うなど果敢に攻め立てるが、ヒートアップした長州は藤波が羽交い締めにした山田にリキラリアート。さらにもう一発叩き込み、たった73秒で山田をフォールした。すると猪木は、伸びている山田を足蹴にして場外に排除すると、異例の1対2変則マッチを要求した。
足蹴にされる山田には、思わずクスッと笑ってしまったが、猪木 vs 藤波&長州戦が開始されると、混沌とした試合が展開する。
最初こそ、長州が猪木にサソリ固めを仕掛けると、藤波がストンピングでフォロー。しかし、藤波が猪木にジャーマンスープレックスホールドを決めると、なんと長州は藤波をキックし、ブリッジを崩してフォールを阻止する。さらに藤波にラリアート一閃。
そして、猪木にサソリ固めを決めると、今度は藤波が長州に張り手。2人はあくまで猪木の首は自分が獲るというスタンスのようだ。収拾がつかない展開に4分42秒、無効試合が宣告されると長州はマイクを握り絶叫。
「藤波! 猪木とテメエの首は俺が先に獲るぞ! トップは俺が先に走ってやる」
試合後、長州は控室で「山田が出てきたときから猪木も、そして藤波もぶっ潰すつもりだった。俺にとっての世代闘争は終わりだ。これからは自分の目標に向かうだけだ。オレがトップを走る。もう藤波、アキラ(前田日明)とは共闘しない。オレの手で猪木をブッ倒すだけだ」とまくし立てた。
この言葉を最後に世代闘争は終結。山田がキーパーソンになったともいえるだろう。
ところで、欠場していた前田は「自分で勝手に(世代闘争)宣言して誘っておいて、俺がいない時に勝手に(新世代軍を)解散した。長州力は言うだけ番長だ」と人気だった少年漫画「夕やけ番長」をもじって、そう侮蔑した。
11月19日、後楽園ホールで起こる「長州力顔面蹴撃事件」は必然だった(敬称略)。
2024年06月23日 09:08
全日本プロレスは23日までに24日の後楽園ホール大会で開催する斉藤ジュン、斉藤レイ、土井成樹と本田竜輝、綾部蓮、ライジング HAYATOの「3対3イリミネーションマッチ」でノータッチルールを採用することを発表した。
これは、“ミスター斉藤”土井が選手交代の際にタッチを必要としないノータッチルールを提案。対戦相手の本田、綾部、HAYATOも認めたため、本試合に限り採用する。
同試合の勝敗はフォール、ギブアップ、KOの他にトップロープから場外に落ちると失格となるオーバー・ザ・トップロープルールを採用。先に相手チーム全員を失格させたチームの勝利となる。
◆6・24後楽園対戦カード
▼第1試合 GAORA TVチャンピオンシップ60分1本勝負
王者・立花誠吾 vs 挑戦者・阿部史典
▼第2試合 北斗軍 vs AJPW&井上凌復帰戦スペシャル 8人タッグマッチ30分1本勝負
宮原健斗、諏訪魔、芦野祥太郎、井上凌 vs 大森北斗、羆嵐、ハートリー・ジャクソン、X
▼第3試合 ノーDQマッチ30分1本勝負
青柳優馬 vs 黒潮 TOKYO ジャパン
▼アジアタッグ選手権試合60分1本勝負
王者組・田村男児、佐藤光留 vs 挑戦者組・吉岡世起、MUSASHI
▼3対3イリミネーションマッチ時間無制限一本勝負)
斉藤ジュン、斉藤レイ、”ミスター斉藤”土井成樹 vs 本田竜輝、綾部蓮 ライジング HAYATO
※
▼メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合60分1本勝負
王者・安齊勇馬 vs 挑戦者・鈴木秀樹
2024年06月23日 06:00
WWEの極悪ユニット「ザ・ブラッドライン」に、破壊力抜群で凶暴な新メンバーが加わった。
サモア系の名門一族「アノアイ・ファミリー」で成り立つブラッドラインは、リーダーのトライバル・チーフローマン・レインズが長期政権を築いてきた。だが、4月の「レッスルマニア40」でコーディ・ローデスに敗れ、統一WWE王座から陥落。その後はレインズ不在の中、ソロ・シコアが新リーダーとなり、ジミー・ウーソを追放。元新日本プロレスのタマ・トンガとタンガ・ロアの兄弟が新たに加入し、WWEマットを荒らしまくってきた。
15日のPLE「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」では、AJスタイルズを相手に防衛したコーディを3人で急襲して新たな遺恨が発生。21日(日本時間22日)のスマックダウン(イリノイ州シカゴ)では、メインでコーディ vs シコアの一騎打ちが組まれた。ところが開始のゴングから2分もたたないうちに、タマとタンガがリングに乱入してコーディを襲撃。すぐにゴングが鳴りコーディの反則勝ちとなったが、ブラッドラインは構わずコーディに暴行を続けた。
ここでブラッドラインと抗争する毒蛇ランディ・オートンとKOケビン・オーエンズがコーディの助っ人に駆けつけた。KOのスタナーでタンガ、毒蛇のRKOでタマを蹴散らし、3人でシコアに迫ったものの、シコアが不気味な笑い声を上げた。
その時だ。赤い長髪の男が突如、リングに乱入。アノアイ一族の大器、ジェイコブ・ファトゥだ。オートンとコーディをスーパーキック一発で吹っ飛ばすと、オーエンズのスーパーキックを受けてもびくともせず、強烈なラリアートでぶち込んだ。
さらに場外でオーエンズを鉄階段めがけてサモアンドロップで、毒蛇は場外バリケードにスピアーで打ちつける破天荒ぶりだ。ジェイコブには王者コーディのパンチとラリアートも効かず、逆に裏投げでエプロンに叩きつけた。
続けて実況席の上にコーディを載せると、コーナー上段から飛んでボディースプラッシュだ。驚異的な一発が決まり、統一王者がテーブル葬に…。衝撃の破壊力にシカゴの観衆は、ブーイングではなく「ホーリー・シット(超スゲー!)」の大チャントだ。
リングに上がったファトゥはシコアとハグをかわすと、天を指さしてブラッドライン入りをアピールした。巨大インパクトを与えた新メンバーは、WWF(現WWE)で活躍したサム・ファトゥの息子でリキシの甥。ジミー、ジェイ・ウーソ、シコアの3兄弟とはいとこにあたる。2012年にデビューするとインディ団体を中心に上がり、MLWでは世界ヘビー級王座も獲得した。今年1月には新日本プロレス・米カリフォルニア州サンノゼ大会に参戦。2月にはMLWで永田裕志を下したが、MLWを離脱しフリーになっていた。
一方で気になるのはタマとタンガ。ファトゥとシコアになぜか戸惑いの表情を浮かべていた。アノアイ一族と、キング・ハクの息子2人とは血筋が違うのは確かだが…。いずれにせよ、一人でコーディ、オートン、オーエンズの大物3人をあっという間に潰したファトゥの破壊力は本物。WWEマットで新たな脅威となりそうだ。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年06月23日 06:00
プロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)を主催する元UFC世界ヘビー級王者ジョシュ・バーネット(46)が、日本での継続開催に意欲を見せた。
2024年06月23日 06:00
決断に至った理由は――。女子プロレス「スターダム」の悩める黒虎スターライト・キッドの去就問題に、ついにケリがついた。
22日の代々木大会では星来芽依とのシングルで勝利後、何やら耳打ち。その行動が明らかになったのは、大江戸隊とクイーンズ・クエスト(QQ)による「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」後だ。
試合は上谷沙弥が最後に敗れ、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由の4人がQQを追放に。その場に現れたキッドがAZMと天咲に共闘を持ちかけると、ここに合流したのが鈴季すずと星来だ。AZMと天咲は態度を保留にしたものの、5人の新ユニットが結成される可能性が生まれた。
取材に応じたキッドは「今日で決断を下しましたけど、だいぶ候補は絞っていました。AZMと(15日札幌での)『ALL TOGETHER』で戦った後、いろいろ感じたものがあったんですよ。でも、今日の試合(星来戦)があったので内に秘めておいて、今日の(QQの)結果を見て言っちゃいましたね。AZMと芽依ちゃんとのシングルを通じ、同世代でやりたいという気持ちが強くなりました」と経緯を説明した。
星来との試合ではお互いに認め合ったとを感じ、耳打ちしたのは「一緒にやろうよ」という言葉だったという。星来のセコンドに就いた鈴季には直接話すと何を言われるかわからなかったため、星来を通じて気持ちを伝えてもらった。「とっさにAZMと光由のもとに行ったけど、すずと芽依ちゃんが来てくれてうれしかった」
一方で4月にキッドが大江戸隊を追放された後、さかんにラブコールを送ってくれたのが「コズミック・エンジェルズ(CA)」率いる中野たむだった。キッドは「中野たむがいなかったら、これができなかった。何なら中野たむが私にしてくれたことを今日やった感じです」と感謝の気持ちを示しつつ、「結果的に裏切った形になるので、CAのみんながどう思っているのかわからない。でも、この期間でできた絆があるので、今までとはちょっと違った関係になるかな。なつぽいだったらライバルストーリー、たむちゃんとももっとやり合いたい」と新たな展開に期待する。
決断を下すまで1か月半以上の期間を要した。キッドは「引っ張りましたね。でも、それだけ重要な決断だったし。この結果になったのは、お客さんにとってもQQにとってもバッドエンドですが、運命だったんじゃないですか」と激動の代々木決戦を振り返る。
もちろん、ここからが新たなスタートだ。「AZMと光由は絶対に必要だと思う。今後組ませてくれると思うので、そこで2人の気持ちを変えられれば。すずは欠場中だけど、5人でユニットをやりたい。このメンバーでスターダムを塗り替えたいんです」。黒虎が業界盟主の景色を変える。
2024年06月23日 05:00
女子プロレス「スターダム」の上谷沙弥(27)が、リーダーを務める「クイーンズ・クエスト(QQ)」と極悪ユニット「大江戸隊」の最終決戦(22日、代々木)で敗れ、一人ユニットに残った。涙にくれる上谷の胸中を直撃した。
上谷はAZM、妃南、レディ・C、天咲光由と組み、大江戸隊の刀羅ナツコ、渡辺桃、テクラ、琉悪夏、吏南組と激突。試合は大江戸隊の契約書改ざんにより「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」として行われた。
次々と脱落者が出る中、最後まで残った上谷は刀羅と対峙。大江戸隊の介入でQQがピンチに陥ると、バットを持った渡辺が同じ大江戸隊の刀羅をぶん殴り、QQに加勢する場面もあった。だが、最後はパイプイスを持った渡辺に殴られ、刀羅にスワントーンボムを食らった上谷は、3カウントを献上。ルールにのっとり、上谷以外の4人がユニットから強制追放され、QQは事実上解散となった。試合後、上谷は「みんな本当にごめんね」と謝り、QQの旗を持って退場した。
バックステージでは大号泣しながら「本当にごめんなさい。私がリーダーなのに、QQを守り切ることができなかった。今日は今までの人生で一番絶望的な日」と語り、その場でうずくまると「ごめんなさい…。ごめんなさい…」と会場の端で謝罪し続けていた。
その後、取材に応じた上谷は「初めてリーダーとして、仲間を背負って守るっていう気持ちで挑んだ最終決戦だったのに…。みんなを守れなかった。今、目の前が真っ暗です。どうしたらいいかわからない」と泣きじゃくった。
ショックで前が見えなくなりながらも、QQの旗を持って退場した。その意味を問うと「一人になったけど、QQをこれからも背負っていくという思いで、とっさに旗を持って帰ってきました」と答えた。
23日には、静岡・ふじさんメッセで行われるWAVEのリーグ戦「CATCH THE WAVE」の最終公式戦に出場する。「まだ気持ちの整理はついていないし、もう、どうしたらいいかわからない…」と、放心状態で静岡方面へ向かっていった。
2024年06月23日 05:00
新日本プロレスの小島聡(53)が、7年ぶりの出場を目指す「G1クライマックス」(7月20日、大阪で開幕)への思いを明かした。
今年のG1は出場全20選手中18選手がすでに決定。残り2枠が出場者決定トーナメントで争われる。小島はBブロックの出場枠を目指し1回戦(23日、茨城・神栖)で「ユナイテッド・エンパイア」のTJPと激突する。
22日の福島大会では6人タッグの前哨戦で対戦し、マシンガンチョップを見舞うなど軽快な動きで好調をアピール。「お前に勢いがあることも、若さがあることも、テクニックがあることも全部知ってるよ。それを知った上で、俺が叩きのめしてやる。今現在の年齢? それも関係ないんだ。関係があるのはリングの上の動きだけだ。6年間ずっとG1クライマックスに縁のなかった男が、今年7年目にしてまた復活する。こんな夢のある話はねえんだよ」と豪語した。
第3世代では、永田裕志、天山広吉とは違って、小島だけはG1を卒業していない。最後の出場は2017年で、翌年1月に左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負って以降、真夏の祭典の舞台に立つことはなくなっていた。
「自分の中で諦めがつかなかったのは、正直ありましたよね。天山とか鈴木みのるとかは、G1にエントリーされなかった時に『何でだよ!』って言ってたじゃないですか。俺はケガをしていたから、その時は『しょうがない』と思ってしまっていた。そして翌年もエントリーされなかったことで、文句を言えるタイミングを逃してしまって、そのまま6年たってしまった」と振り返る。
53歳になって巡ってきたチャンスも、決して単なるラッキーや偶然ではない。今年2月には米国・MLWでMLW世界ヘビー級王者に輝き現在もベルトを保持するなど、健在ぶりをアピールしてきた。「6年間一切チャンスがなかった人間が予選会に出られることになったのも、ベルトを持っていることが大きな意味合いを持っていたと思うし。自分が今までやってきたことを見てもらってたからこそ出られるんだと思う」
04年大会では当時54歳の天龍源一郎が参戦した例もある。「プロレスには夢しかないと思ってるから。プロレス界だけじゃない、世界中の50代の人間に発信したいですね」と目を輝かせた大ベテランは、もう一度G1の舞台に返り咲くことができるのか――。
2024年06月22日 23:23
女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)は、王者・舞華が、同じ「イーネクサスヴィー(EXV)」のジーナ(27=オーストラリア)を退け、5度目の防衛に成功した。
2024年06月22日 23:00
元プロレスラーの武藤敬司(61)が、故アントニオ猪木さん(享年79)との名勝負を振り返りながら武藤節を全開させた。
京王百貨店新宿店で開催中の「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」では期間限定で「アントニオ猪木酒場」が復活。22日は武藤がゲストとして参加し、猪木さんとの伝説の試合を映像とともに振り返った。
1994年、50歳を過ぎたアントニオ猪木さんの引退までの興行「ファイナル・カウントダウン」が始まり、第1戦の相手に選ばれたのは武藤と縁深いグレート・ムタだった。同年5月1日、福岡ドームで行われた試合は猪木さんが流血するほどの熱戦となったが、最後はムタから3カウントを奪い、勝利を収めた。
当時の心境を「猪木さんと試合できる人ってなかなかいない。やりたいからやれる人ではない。この試合も俺が決めたことじゃないし、すごく光栄なことだった」と武藤は感慨深げに語った。
30年前の試合を見ながら、最近のプロレスとの違いについても言及。「今は序盤の緊張感がない。お客さんの反応を怖がってしまって小心者がプロレスをしているように見えてしまう」とズバリと苦言を呈した。
また、イベント中には「51歳のわりには老けてるなぁ」などと猪木さんへのイジリも連発。最後には「猪木さんたぶん怒っているよ」と苦笑いしながら、会場を盛り上げていた。
2024年06月22日 22:15
女子プロレス「スターダム」の朱里(35)率いる「ゴッズアイ」が、「クイーンズ・クエスト(QQ)」の残党獲得に動いた。
22日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会では、QQと大江戸隊の「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」が行われ、最後にQQの上谷沙弥が敗北。この結果を受け、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由の4人が強制的にQQを追放となった。
試合後、リングに残された4人の前に真っ先に登場したのがゴッズアイだ。朱里は「こういうふうになるのは望んでなかったけど、どうかな? ウチらと一緒にやっていかない?」と呼びかける。すると鹿島沙希も「強くて守ってくれる人なら大歓迎です」と続いた。
直後にはスターライト・キッド、鈴季すず、星来芽依が登場し、AZMと天咲にラブコール。朱里は明確に選手名を出さなかったが、これまで意味深なメッセージを送っていたレディのほか、妃南に声をかけた可能性が高い。ゴッズアイは3月にMIRAIが抜け、現在は朱里、鹿島、壮麗、八神蘭奈、稲葉ともかの5人。メンバー増員となるか。
2024年06月22日 22:11
WWEでカリスマレスラーのCMパンク(45)が、退団を表明したドリュー・マッキンタイア(39)に襲撃されるショッキングな事態が起きた。
パンクは昨年11月に10年ぶりにWWEへと復帰したが、今年1月のロイヤル・ランブル戦で右上腕三頭筋断裂の重傷を負って長期欠場に入った。欠場中もマッキンタイアと遺恨を深め、宿敵の地元・英スコットランドで15日に行われた世界ヘビー級王座戦にもレフェリー姿で介入。挑戦者マッキンタイアの股間を蹴り上げ、戴冠を阻止していた。これに怒り心頭のマッキンタイアは、前回ロウで「もうやってられん。辞めてやる」と退団を表明していた。
21日(日本時間22日)のスマックダウンは今度はパンクの地元、イリノイ州シカゴで開催。熱狂的な声援で迎えられたパンクは「やつのキャリアを終わらせると決めていた」などとマッキンタイア戦に介入した理由を述べると「マッキンタイアが辞めた。やつはプレッシャーに耐えられなかった」と言ってのけた。
すると、かつてはパンクの代理人だった「ザ・ブラッドライン」の特別顧問ポール・ヘイマンが現れた。さらにソロ・シコア&タマ・トンガ&タンガ・ロアも姿を見せて、パンクに襲い掛かろうとした。ここはバットを持った統一WWE王者のアメリカン・ナイトメアコーディ・ローデスが助っ人で現れ、事なきを得たが…本当の悪夢はこの後に待っていた。
バックステージでWWEタッグ王者のグレイソン・ウォーラーと、DIY(ジョニー・ガルガノ&トマス・チャンパ)がののしり合っていると突如、大きな音が鳴り、会場のガレージシャッターが上がった。そこには何と、パンクがコンクリート上に倒れ、退団を宣言したマッキンタイアがパンクを見下ろすように立っていたのだ。
パンクがマッキンタイアに襲われ、ノックアウトされたことは明らかな光景。マッキンタイアはパンクを担ぎ上げると、そのままバックステージの通路を練り歩いて会場内に入った。大ブーイングの中、大型ビジョンの前でパンクの体を後ろに投げ捨てた。床に落とされたパンクは、口から激しく出血。地元観衆の「CMパンク!」の大チャントにも全く動けない。マッキンタイアはパンクのポーズをまねて片ヒザを着くと、パンクの手首からアクセサリーを外し自身のポケットに入れた。
慌ててスマックダウンのニック・オールディスGMが「出ていけ!」と怒鳴りつけたが、マッキンタイアはオールディスGMを突き飛ばして動じない。パンクは首を固定されてストレッチャーで運ばれ、救急車で緊急搬送された。
これにより、マッキンタイアの退団表明がパンクを襲うための策略だったことは明白。一方で、復帰まで秒読みと明かしていたパンクの今後はどうなるのか? 風雲急を告げてきた。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年06月22日 21:21
ベルト流出だ。
2024年06月22日 20:40
新日本プロレス22日福島大会でG1クライマックスAブロック出場者決定トーナメント1回戦が行われ、カラム・ニューマン(21)が高橋裕二郎(43)を撃破し、準決勝(7月3日、後楽園)に駒を進めた。
2年ぶりの出場を目指す「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の裕二郎のラフファイトに苦戦をしいられた。凶器のケイン攻撃こそ阻止したものの、急所攻撃をモロに浴びると、ピンプジュースでマットに突き刺される。
それでもタイガースープレックスで反撃に転じ、スワンダイブ式のストンプを発射。最後は「ユナイテッド・エンパイア」に導いてくれた恩人ウィル・オスプレイ(現AEW)の得意技だったオスカッターをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。
トーナメントを勝ち抜けば大会史上最年少でのG1出場となる。準決勝ではKENTAとの対戦が決定済み。帝国の若き超新星は「今日起きたことは、俺が前から『そうなる』と言ってきたことだ。裕二郎に勝った。次はKENTAだ。お前に簡単に勝てるとは思っていない。お前が積み重ねてきたものはみんな知ってるさ。でも、俺は昔の丸藤(正道)みたいだし、今のお前はじいさんだ。俺のG1出場は誰にも止められないんだ」と力強く宣言した。
2024年06月22日 20:35
女子プロレス「スターダム」の注目を集める「クイーンズ・クエスト(QQ)」と「大江戸隊」の最終決戦(22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)は、上谷沙弥(27)以外の4人がQQから強制追放され、老舗ユニットの事実上の解散が決定した。
上谷はAZM、妃南、レディ・C、天咲光由と組み、大江戸隊の刀羅ナツコ、渡辺桃、テクラ、琉悪夏、吏南組と激突。試合は大江戸隊の契約書改ざんにより「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」として行われ、オーバー・ザ・トップロープ(OTR)ルールが採用された。
試合開始のゴングが鳴ると両軍が入り乱れ、大乱闘。場外戦が勃発すると大江戸隊にペースを奪われ、5分過ぎにレディ、天咲が3カウントを奪われ、脱落した。早くも大江戸隊に有利な状況になったが、妃南が健闘し吏南を失格に追い込んだ。
次々と失格者が出る中20分過ぎには、AZMが渡辺にOTRを仕掛け、同時に脱落。リング上では最後に残った上谷と刀羅が対峙した。するとバットを持った渡辺が同じ大江戸隊の刀羅をぶん殴り、QQに加勢。まさかの展開に会場がどよめく中、その後も上谷と渡辺が刀羅に合体技を投下し、形勢逆転に成功した。
QQに勝機が訪れたと思われた次の瞬間、上谷がパイプイスを持った渡辺に殴られ、勝利は絶望的に。最後は上谷が刀羅にスワントーンボムを食らい、3カウントを献上した。
試合後マイクを持った刀羅から「この喝采がお前にいく予定だったのにな。契約書を改ざんされた時から上谷、お前は何もわかってねえ!」と罵倒され、裏切られた渡辺にも「何にもわかってない。バカなQQ。これからは上谷1人でQQだ。せいぜい頑張ってね」と吐き捨てられた。
3月に前QQリーダーの林下詩美が退団し、上谷が新リーダーとして名乗りを上げ新体制でスタートを切ったばかりだった。大号泣の上谷は「本当にみんなごめんね」とQQの旗を持ち、一人で退場した。
2016年に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)が立ち上げた老舗ユニットは事実上解散。上谷の今後に注目が集まる。
2024年06月22日 20:30
女子プロレス「スターダム」の悩める黒虎スターライト・キッドが、ついに進むべき道を決めた。
22日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会では星来芽依(22)とシングルで対戦。星来のセコンドには故障箇所の療養のため5月31日から欠場中の狂乱娘鈴季すず(21)が就いた。試合はキッドがタイガースープレックス2連発で勝利。試合後、キッドが腕のサポーターを外すと、テーピングには「ブッコロガス」の文字が。星来がいつもテーピングに書いている言葉で気持ちを伝えた。
その後の「大江戸隊」vs「クイーンズ・クエスト」の「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」後だった。試合はQQの上谷沙弥が最後に敗れたことにより、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由の4人は強制的にQQを追放となった。
そこに現れたのがキッドだ。リング上に残された4人の前に立つと「AM、光由、私と一緒にやっていかない?」と呼びかけたのだ。さらにここに鈴季と星来も登場。鈴季は「面白そうな話してんじゃん。ウチらもまぜてもらいますよ。同世代で組んだら、プロレス界、もっと爆発しちまうんじゃないの?」と加わった。
会場は大爆発。キッドは「これが私が出した答えです!」と言い放つ。AZMはQQを解散となった直後だけに「みんなありがとう。うれしいけど、今はそれどころじゃないから、いったんゴメンなさい」と保留にしたが、キッドは「信じて待つから」と呼びかけた。
キッドは4月に極悪軍団「大江戸隊」を追放され、無所属となった。失意のキッドは「コズミック・エンジェルズ」率いる中野たむからラブコールを送られ、古巣「STARS」の岩谷麻優からも当初は「いつでも戻ってきていいよ」と声をかけられた。
これに対し、キッドは態度を保留。マスクを脱ぎ素顔で出直すことも視野に入れて悩み続けた。だが去就問題は1か月半を超える長期戦となり、STARSはキッド争奪戦から撤退。葉月からは優柔不断さを糾弾され「スターダムにいらない」とまで言われた。
それでも「プロレス人生で最大の選択」と位置づけるキッドは熟考を続け、ようやくこの日の決断に至った。キッド、AZM、鈴季、星来の新ユニットに注目だ。