©sports-topics.net 2024
2024年06月22日 11:02
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は21日、グループリーグの試合が行われ、グループDのフランスはオランダと0-0で引き分けた。初戦のオーストリア戦で鼻を骨折したフランスのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は先発を外れ、最後まで出番はなかった。 エムバペは試合前日の練習にフェースマスクを着用して参加し、この日もベンチには入ったが、チームの決勝トーナメント進出がほぼ確実となっている中でディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督はリスクを回避するのが「賢明」だったと説明した。 試合は後半にオランダのシャビ・シモンズ(Xavi Simons)がネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認の結果、物議を醸すオフサイドの判定となり得点は取り消された。フランスはエムバペの代わりにキャプテンマークを巻いたアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が2度の決定機を外したのが響いた。 同組のもう1試合では、ポーランドが1-3でオーストリアに敗れ、敗退が決まった今大会最初のチームとなった。 ポーランドは大黒柱のFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が太もものけがから途中出場で復帰したが、オーストリアの堅守を崩すには至らず、チームはオランダ戦に続き連敗を喫した。 グループDはフランスとオランダが勝ち点4で並んでおり、25日のグループステージ最終戦ではフランスがポーランドと、オランダがオーストリアと対戦する。 グループEでは、ウクライナがスロバキアを2-1の逆転で下して今大会初勝利を挙げ、組2位に浮上した。 ルーマニアとの初戦では0-3の完敗を喫したが、この日は後半の早い時間帯にミコラ・シャパレンコ(Mykola Shaparenko)の得点で追いつくと、途中出場のロマン・ヤレムチュク(Roman Yaremchuk)が決勝点を決めた。選手は涙を流して勝利を喜び、試合後にはウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領から祝福のメッセージが届いた。 ■関連記事 ・スペインがイタリア下し16強 イングランドは低調ドロー EURO ・鼻骨折のエムバペ、フェースマスク姿で練習参加 EURO ・「殺せ」チャントに抗議 セルビア、EURO途中棄権も辞さず
2024年06月28日 07:40
毎週木曜日に『DAZN』で最新作が配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。
今回はこのあとの番組にゲスト出演する日本代表選手たちのトークを先出ししていく他、松井大輔と行った「Players Lab」の最新回を放送していた。
中村敬斗と鎌田大地が出演した回の「先出し」では、現在は代表でともにプレーしている彼らの出会いについて明かされていた。
中村「めちゃめちゃ怖かったですよ。オーストリア(LASK)時代に、プレシーズンでフランクフルトとのフレンドリーマッチがあったんです。
僕はまだ代表に入っていなかったので、『鎌田選手がいる、長谷部選手がいる…緊張するな』という感じでした。
長谷部さんはベンチだったんですけど、大地くんはスタメンでした。『日本人の中村敬斗です、よろしくお願いします』って挨拶をしにいったんです。
そしたら『うぇ〜い…』って」
内田「怖っ!挨拶してよちゃんと!」
鎌田「覚えてるんですよ、ちゃんと。そんな子いたなと。だから大きくなったなぁと思って…。試合が終わって長谷部さんにはユニフォームを貰いに行ったらしいんですけど、オレのところには来なかった」
中村「こういうことを言うのは良くないからやめとこうかな(笑)大地くんにもユニフォームをもらいたかったんですけどね。
ハーフタイムで大地くんは交代になって、ピッチに入るところにある休憩場所に行っていたんですけど、一人でこんな(ふんぞり返る姿勢)になっていて…。
そこで『長谷部さんのユニフォーム貰いに行こう』と。『日本人?頑張ってるんだね、ここで』みたいに挨拶してくれて、めっちゃ優しかったです」
鎌田「そっちのほうがイヤじゃない?なんか上からの…」
鎌田大地が加入?クリスタル・パレスでプレーした東アジア人選手3名
最初に挨拶をした時の態度が素っ気なかったため、鎌田大地には「怖い」という印象があったとのこと。
一方で長谷部誠は初対面の中村敬斗に対して丁寧に対応していたため、「優しかった」と感じたという。
2024年06月28日 07:10
現在コパ・アメリカが行われているアメリカ合衆国で、サッカー場に突如大きな穴が開くという衝撃的な事故があったという。
事故があったのはイリノイ州にあるオールトンという街のゴードン・ムーア市立公園に作られたフットボールセンター。
事故が起こったのは水曜日で、複数面のピッチの中央部に突如巨大な陥没穴が出現したという。しかもその瞬間の映像が監視カメラに撮影されていた。
ALTON SINKHOLE -- Security video from Gordon F. Moore Community Park shows a sinkhole open up at the soccer fields and swallow a massive light pole.
The sinkhole opened Wednesday morning. No injuries were reported. pic.twitter.com/JLxV0CK5b8— Joe Millitzer (@jmillitzer) June 26, 2024
A park in Alton, Illinois, closed on Wednesday because of a giant sinkhole that formed in the middle of a soccer field.
The sinkhole was the result of a mine collapsing, according to local media.
📹 abcnews pic.twitter.com/xPKf7V0Ze2— Eagle Nebula (@15_Stellar) June 27, 2024
『So Foot』によれば、この陥没穴は直径30メートル、深さは10メートルに達しているとのこと。
サッカーファンが「ヨーロッパの旅で訪れるべき13のスタジアム」
これが発生した理由は、2018年に公園の地下45メートルを鉱山労働者が採掘していたためであるとのことで、何らかの影響によってその空間が陥没することになったようだ。
幸いにしてこの事故が発生した時間にはピッチに人がおらず、誰も巻き込まれた者はいなかったという。
2024年06月28日 07:05
2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選会が、6月27日にマレーシアのクアラルンプールで行なわれた。
ドローの結果、日本はC組に入り、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアとの対戦が決まった。
前回の予選に続いて、W杯の常連国である日本、豪州、サウジアラビアと同居した中国では、悲観論が出ているようだ。
【画像】日本の死の組? 北中米W杯アジア最終予選の組み合わせ
同国メディア『直播吧』によれば、ワン・デー記者は、自身のウェイボー(中国版X)でこう綴っている。
「これより悪い抽選結果があるだろうか。サウジアラビア、日本、そしてオーストラリアと再び同組だ。中国代表はリベンジできるのか? 我々はポット5だった。運命を受け入れるほかない」
4位以内に入れば、本大会出場の可能性を残すだけに、中国にとってはまずそこを目ざす戦いとなりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月28日 06:44
昨シーズン限りで現役を引退した日本代表の小野伸二氏が、DAZNで配信中のドキュメンタリー「SHINJI ONO」で、驚きの事実を明かした。
2024年06月28日 06:40
かつてカメルーン代表で長くプレーした名MFのランドリ・エンゲモが、母国での自動車事故によって死去したとのこと。C’est avec une immense tristesse que nous avons appris le tragique décès de Landry Nguemo ce jeudi 27 juin.
L’AS Nancy Lorraine et l’ensemble de ses salariés, adressent leurs plus sincères condoléances à sa famille et à ses proches.
Landry est arrivé à 16 ans au centre de… pic.twitter.com/gaH8Su6UCt
— AS Nancy-Lorraine (@asnlofficiel) June 27, 2024
ランドリ・エンゲモは1985年生まれの選手で、少年時代にナンシーのスカウトを受けてフランスに渡ったというボランチ。
ナンシーで若くしてトップチームに定着し、アーセナルやサンダーランドなどからのオファーを受ける中で2009年にセルティックへと期限付き移籍。
さらに2011年にはボルドーへと加入し、その後サンテティエンヌ、アクヒサル・ベレディイェスポル、カイセリスポルなどでプレーした。
カメルーン代表としては41試合に出場し、ワールドカップでも2010年と2014年の2回でメンバー入り。長くチームを支えた選手の一人であった。
そして2019年にノルウェーの下部リーグで現役引退し、指導者に転身。古巣のナンシーでU-16の指導者を務めていた。
追悼…2022年にこの世を去った「サッカー界の名人物たち」
報告によれば、今週木曜日にカメルーンのオバラ近郊で発生した交通事故によって複数の人物が死去し、その中のひとりがエンゲモであることが発覚したとのこと。
ナンシーやボルドー、サンテティエンヌ、セルティックなど彼が所属した様々なクラブが驚きとともに追悼のコメントを発表している。
2024年06月28日 06:39
6月27日、2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選のドローがマレーシアのクアラルンプールで行なわれ、以下のように組分けが決定した。
▼グループA
イラン、カタール、ウズベキスタン、UAE、キルギス、北朝鮮
▼グループB
韓国、イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェート
▼グループC
日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシア
韓国のメディアは、最もいいグループに入ったと見ているようだ。『スポーツ朝鮮』は「組分けも実力のうちだ。『トップシード』の日本とイランは韓国が羨ましい。ビッグ3の中で断トツの『花道』に認定」と見出しを打った記事を掲載。次のように綴った。
「ビッグ3の中で、断トツのグループ分けは韓国だった。イランは『死の組』で、日本も難しい2チームとまた対戦する」
【画像】日本は死の組? 北中米W杯アジア最終予選の組み合わせ
同メディアは「B組は『最高のグループ』であり、韓国が選択を受けた。相対すべき5チームがすべて中東勢でアウェーに対する負担がある。しかし、2022年カタール・ワールドカップのアジア予選でも経験した。当時、韓国はイラン、UAE、イラク、シリア、レバノンと共にA組に属し、巡航の末に2位で本選へのチケットを掴んだ」と見解を示した。
記事は「韓国の主軸であるヨーロッパ組の移動距離が短く、より有利であるという評価もある。イスラエルと戦争中のパレスチナが、二次予選でホームゲームを中立地域で行なったのも好材料になる可能性がある」と主張。ライバルの日本については、こう評している。
「日本はオーストラリア、サウジアラビアと再び同じ組に属し、快適ではない」
韓国メディアは抽選結果に大満足のようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月28日 05:59
EURO2024・グループF第3節のチェコ代表vsトルコ代表の一戦が、EUROにおける1試合あたりのカード提示記録を更新したようだ。27日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
ここまでの2試合で未勝利が続いていたチェコ代表と、1勝1敗を記録していたトルコ代表によるグループF最終節は大荒れの展開となった。立ち上がりから両チームが果敢にゴールを狙うアグレッシブなゲームは、20分にチェコ代表のアントニン・バラークが、2枚目のイエローカードを提示され退場処分となったことをきっかけにラフプレーが増加。試合は後半アディショナルタイムの決勝点でトルコ代表が2−1で勝利し、2位で決勝トーナメント進出を決めた一方、チェコ代表は最下位でのグループステージ敗退が決まった。
同メディアによると、最終的に両者合わせて合計18枚のカードが提示され、EUROにおける1試合あたりのカード提示枚数記録を更新した模様。なお、内訳はイエローカード16枚、レッドカード2枚(バラークのイエローカード2枚はレッドカード1枚に換算)で、ピッチ外の選手に対しては5枚の警告が与えられた。
また、タイムアップ直後にはフィールドにサポーターが侵入。同時に両国の選手たちによる“小競り合い”も発生し、チームスタッフや警備員なども入り乱れる事態が発生していた。
2024年06月28日 05:52
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、後輩ストライカーについて語った。
2024年06月28日 05:31
2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選会が、6月27日にマレーシアのクアラルンプールで行なわれた。
グループCに入った日本は、常に鎬を削ってきたオーストラリアと今回も同組に。他に、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアという顔ぶれとなった。
ライバルの豪州は前回、前々回の最終予選で後塵を拝した日本、サウジアラビアとまた同居する結果となり、ファンから次のような声が上がった。
【画像】日本は死の組? W杯アジア最終予選の組み合わせ
「恐ろしい」
「厳しい組み合わせだ」
「困ったことになった」
「奇跡が必要だ」
「日本と何回戦えばいいんだ?」
「クソみたいなグループだ」
「ノーチャンスだ」
「予選を突破できないかもしれない」
「8.5枠でよかった」
最終予選で出場権を勝ち取れる2位以内に入るのは簡単ではないと考えているファンが少なくないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月28日 05:00
思うように調子が上がらないベルギー代表を、米メディア『The Athletic』が分析している。
ベルギーは現地時間6月26日、ドイツで開催されているEURO2024のグループステージ第3節(E組)でウクライナと対戦。試合を優位に進めながらも得点を奪えず、スコアレスドローで終えた。
この結果、ルーマニアとスロバキアを含めたE組の4チームが1勝1分1敗で並び、ベルギーは総得点の差で2位通過に。決勝トーナメント1回戦ではいきなり強豪フランスと激突することとなった。
これを受けて同メディアは、「今大会でおそらく最も楽なグループだったのに、優勝候補のフランスを引き当ててしまった」とベルギーについて伝えている。
【画像】いきなりフランス対ベルギー! EURO2024の決勝トーナメント表
「ベルギーにとって、フランスは2018年にワールドカップ優勝の夢を打ち砕いた巨大な隣国である。(ウクライナ戦で)敵陣ボックス付近で落ち着いていれば、このような運命は避けられただろう。また、個のクオリティだけでは勝てないと思い出させてくれた」
また、「ベルギーはケビン・デ・ブライネの他に誰がいる? 彼が前半に完璧なパスを出したが、ロメル・ルカクがシュートを失敗。決定機はこの一度しか作れなかった」とウクライナ戦を振り返り、今後の戦いに警告している。
「ジェレミー・ドクとレアンドロ・トロサール、ルカクの理解不足は痛いほど明らかだ。デ・ブライネはチームに残る唯一のスーパースターとして全力を尽くしている。そしてルカクは自分の魅力を取り戻さなければならない。ドメニコ・テデスコ監督がより良い選手同士の相性を見つけなければ、このストレスだらけのストーリーは早々に幕を閉じるだろう」
指揮官はフランス戦までに最適解を見出せるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月28日 05:00
7月末にパリ・オリンピックが開幕する。4年に一度の大舞台に挑むメンバーはどんな顔ぶれになるか。ここでは、サッカーダイジェストTV編集長の白鳥和洋氏が推奨するU-23日本代表の18人を紹介する。
--◆--◆--
まず断っておきたいのが、予想ではなく“推奨”という点。当てにいくわけではないということだ。ただ、現実離れしすぎると面白くないので、リアルと理想をブレンドした陣容を考えてみたい。
パリ五輪のグループリーグで日本が戦うのは、パラグアイ(南米予選1位)、マリ(23年のU-23アフリカ選手権で3位)、イスラエル(23年のU-21欧州選手権でベスト4)の3か国。強敵揃いで、3試合とも押し込まれる展開になったとしても不思議はない。
そう考えると、グループリーグ突破の鍵はディフェンスと見る。ならばオーバーエイジ3枠は守備的なポジションで使うべきとの結論に行き着く。サッカーでは攻撃よりも守備組織を構築するほうが簡単で、となると短期間でチームにフィットさせやすいのはDFかボランチであるというのも、その結論の根拠となる。
例えばCFの上田綺世(フェイエノールト)をオーバーエイジで呼んだとする。必然的に彼を中心としたチーム作りになるわけだが(そうしなければ呼ぶ意味がない)、そうなった場合に本大会までの短期間で連係を確立できるか疑問。やはり、攻撃陣はU-23アジアカップや6月の海外遠征に参戦した選手で固めるべきだ。
GKは、6月の海外遠征に招集された鈴木彩艶(シント=トロイデン)と小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)で問題ない。どちらも才能豊かなタレントだが、一番手はクラブでの出場機会で小久保を上回る鈴木にした。
システムはU-23アジアカップでもベースだった4-2-3-1で、4バックにオーバーエイジ枠を2つ使いたい。具体的には、CBに冨安健洋(アーセナル)、左サイドバックに伊藤洋輝(バイエルン)を配置できれば理想的だ。守備力に加え、ビルドアップ能力、流れを読むセンスが抜群の冨安は堅守を築くうえで重要な戦力。現実的に招集は難しいとはいえ、いずれにしても彼のような強力なCBをオーバーエイジで呼びたい。
伊藤は左サイドバックとCBをこなすうえ、正確なロングフィードでカウンターの起点にもなれる。本大会で日本が勝ち上がるためのポイントのひとつが、速攻をどう仕掛けるか。その意味で伊藤のロングフィードは重要なファクターになるはずだ。冨安と同じく招集の可能性は低いものの、彼のポリバレント性、さらにパスセンスは大きな魅力に映る。
冨安の相棒はセレッソ大阪で主力を張る西尾隆矢で、CBの控えは成長株の高井幸大(川崎フロンターレ)。右サイドバックは柏レイソルでコンスタントに出場している関根大輝をピックアッぴし、左右に対応可能な半田陸(ガンバ大阪)をバックアッパー的な位置付けに。伊藤をCBで起用するなら、半田を左サイドバックに回すこともできる。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
残り10枠のうち、3枚がボランチ。名前を挙げると、U-23アジアカップで大会MVPの藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、ゲームメーカーとしてもプレースキッカーとしても優秀な山本理仁(シント=トロイデン)、そしてオーバーエイジ枠3人目の遠藤航(リバプール)となる。中央部の守備を固めるうえで、遠藤のボール奪取力は大きなキーになる。
遠藤の守備力を頼りにして、藤田(もしくは山本)には主に司令塔的な役割を託す。遠藤の振る舞いから藤田や山本が“A代表入りのヒント”を掴めれば、森保ジャパンの強化に繋がるだろうか。
2列目のサイドは、FC町田ゼルビアで好調の平河悠、6月の海外遠征で存在感を示した斉藤光穀(スパルタ)と三戸舜介(スパルタ)。この3人はいずれも突破力に優れ、三戸については弾丸ミドルも特長だ。攻め手を欠いた状況下では三戸の中距離砲が突破口になるかもしれない。
トップ下は荒木遼太郎と松木玖生のFC東京コンビ。コンディション次第では、荒木がゼロトップ、松木はトップ下と今季FC東京で採用されている配置で戦ってもいい。連係面を考えたら、“ゼロトップの荒木、トップ下の松木”がベストチョイスか。縦に早い攻撃は2人とも得意としており、大岩ジャパンが本大会でカウンターを重視するなら彼らはキーマンになれる存在だ。
ちなみに、ボランチに怪我人が出た場合は松木をコンバートできる。ただ、松木はあくまでトップ下で起用したい。FC東京の試合で判断するかぎり、オフェンシブな仕事に専念させたほうが彼のセンスは光る。
最後にCF。まず推したいのは、町田でいぶし銀の活躍を見せている藤尾翔太だ。右ウイングにも対応可能なポリバレント性は魅力で、献身的な仕事も厭わない。フォア・ザ・チームの精神を浸透させるうえでも重要で、さらに言えば平河とのコンビネーションもいい。とにかく使い勝手が良く、パリに連れて行きたいアタッカーだ。
最後の1枠は迷いながらも細谷真大(柏レイソル)にした。今季J1リーグで15試合に出場してわずか1ゴールと、クラブで精彩を欠いているのは気掛かりだ。それでも、あのスピードと前線からの猛烈なプレッシングは大きな武器と判断して選出した。
CFとトップ下のスタメンは現地に入ってからのコンディション次第なところもある。細谷と荒木を同時起用してもいいし、荒木と松木のコンビにこだわっているわけではない。
さて、人選で迷ったのは東京ヴェルディの山田楓喜。“黄金の左足”はまさに宝で、FKの精度はピカイチだ。彼がいれば日本のセットプレーは相手の脅威になるはずで、その点でも選出したい人材だ。しかし、U-23アジアカップ以後、Jリーグでメンバー外の試合があるなど不安定で、。その現状では推しにくい。個人的にはとても期待しているタレントなのだが…。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
2024年06月28日 04:54
EURO2024でラウンド16進出を決めたジョージア代表に、同国の元首相であるビジナ・イヴァニシヴィリ氏がボーナスを支給するようだ。
2024年06月28日 03:35
EURO2024に参加中のイングランド代表から離脱したMFフィル・フォーデンが、28日から同国代表のトレーニングに再合流するようだ。27日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
EURO2024・グループCを1勝2分の首位で突破し、30日にスロバキア代表とのラウンド16を控えるイングランド代表。そんななか、26日にイギリスの複数メディアが、「差し迫った家族の問題」によりフォーデンが一時的に帰国することになったと報道した。正式な帰国理由は明かされていなかったものの、恋人のレベッカさんによる第三子出産の立ち会いがチームを離れた目的だと指摘されている。
フォーデンはスロバキア代表との一戦までに、イングランド代表へと再合流する予定だったが、無事に出産に立ち会ったことで27日の夜にドイツへと戻る模様。28日にはチームのトレーニングに復帰すると報じられた。
ここまで無敗を維持しているものの、開幕前から優勝候補に挙げられていたほどのパフォーマンスは発揮できておらず、低調な戦いを露呈する“スリーライオンズ”。未だ無得点ではあるものの、今大会で全3試合に先発しているフォーデンの再合流は、指揮官を務めるガレス・サウスゲート監督にとって朗報となりそうだ。
2024年06月28日 00:00
6月14日に開幕したEURO2024。日本でもWOWOWとABEMAの2つで放送されることになり、大きな盛り上がりを見せている。
今回は『90min』から「EURO2024で最悪のユニフォーム、ワースト10」をご紹介する。10位:スコットランド
サプライヤー:Adidas
スコットランドは近年いくつか素晴らしいシャツを作ってきたが、今回の黒と黄色のユニフォームはなぜこんなことになったのだろうか。
黒と黄色の組み合わせがカッコ悪くなることは珍しい。もちろんこのユニフォームも悪くないが、なぜこんなに目立たず、おばあちゃんの使っている毛布のような模様を選択したのだろうか。9位:スロベニア
サプライヤー:Nike
スロベニア代表のユニフォームはいつも同国に連なる山々からインスピレーションを受けたデザインになっており、時には個性的で美しいものが出来上がる。
しかし今回の古いNikeのテンプレートにプリントされたユニフォームは、山のモチーフが目立たず、さらにシャツの半分までしか入っていない縦縞が奇妙だ。8位:トルコ
サプライヤー:Nike
2010年以降にトルコ代表のシャツを手にした方がいるなら、きっと思ったことだろう。「何が変わったのか?」と。
代わり映えしないのはいいことでもあり、悪いことでもあり。ファンはこの大会のために新しいユニフォームを買う必要はなさそうだ。7位:スイス
サプライヤー:Puma
スイスは今ひとつ面白いユニフォームを作らないチームの一つだ。今回のデザインはスイス伝統の赤と白に彩られたシャツに、なぜかバーガンディカラーが入っていて、さらにバーガンディカラーのパンツが合わせられている。
イケメンが着てもなかなかこれをよく見せることはできない。6位:ポルトガル
サプライヤー:Nike
これはポルトガルが今回の大会に向けて用意したアウェイキットである。同国の建築物にインスピレーションを受けたとされるデザインだ。
2020年にノルウェー代表が同じようなものを出していたが、そちらのほうがかなり完成度が高く美しかった。まるでその模倣品のように見える。5位:ウクライナ
サプライヤー:Joma
今回のEURO2024に向けてJomaとのパートナーシップの下で新しいユニフォームを作ったウクライナ代表。残念ながらJomaにはあまり気品あるキットのカタログがなかったようだ。
これはJomaの最低の製品というわけではないが、色使いも相まって味気ないところがあり、驚くような要素がまったくない。4位:チェコ
サプライヤー:Puma
チェコの首都プラハは音楽の街。芸術に優れた国の一つであり、そのユニフォームもときに素晴らしいものがあった。
ただ今回Pumaとともに作ったユニフォームは赤いTシャツといった雰囲気であり、ちょっとした水色のアクセントが入っている…というものに過ぎない。3位:セルビア
サプライヤー:Puma
これはチェコですか。コピー&ペーストで作ったような感じがする。2位:クロアチア
サプライヤー:Nike
クロアチアは同国の国旗にも使われているチェッカー柄が象徴的なもの。それは常にユニフォームのデザインにも使われてきたが、今回はさすがにやりすぎている。
アシンメトリーになった大きな赤白のチェッカー柄は、むしろクロアチアの雰囲気を台無しにしているように見える。
EURO2024で最も注目「データで見る最高の右サイドバック」TOP5 1位:ルーマニア
サプライヤー:Joma
ルーマニアのホームシャツは黄色で、アウェイシャツは赤。それだけだ。基本的にはその色のTシャツとパンツであり、それ以外は少しラインが入っているだけだ。
2024年06月27日 22:00
高体連や大学のサッカー部に所属する選手でもJリーグの試合に出場できる特別指定選手制度。
もともとは高校生がより高いレベルでプレーする機会を得られるように創設された制度で、1998年に「強化指定選手制度」として始まった。2003年からは現在の名称に変更され、大学生にも門戸が開かれている(2018年からはプロ内定選手のみ登録できる)。
今年は、19歳ながら2027年からの横浜F・マリノス加入が内定し、特別指定としてここまで6試合1ゴールを記録している慶応大学の塩貝健人が大きな話題となっている。
塩貝は6月に行われたモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン)にもU-19日本代表として参加し、イタリア相手にハットトリックを達成するなど大会得点王に輝いた。
そこで今回は、歴代の特別指定選手の中からその指定期間に最も鮮烈な活躍をした「最強の選手たち」をご紹介しよう。塩貝は彼らを超えられるだろうか。平河悠
現所属:町田ゼルビア
特別指定:町田ゼルビア(J2/17試合2得点2アシスト)
今やJ1首位の快走する町田ゼルビアの核弾頭であり、パリ五輪のメンバー入りも有力視されるアタッカー。
高校時代は無名で卒業後は就職を考えていたが、山梨学院大から声がかかりサッカーを継続。すると身体的な成長に合わせてスピードが急激に伸び、越境参加する東京都1部リーグで2、3、4年時に3年連続得点王に輝いた。
その活躍が当時J2だった町田ゼルビアの目に留まり練習参加。3年生だった2021年9月には2023年シーズンからの加入内定が発表し、同時に特別指定が承認されて最終戦でJリーグデビューした。
翌年も引き続き町田に特別指定され、大学と町田を行ったり来たりするハードなスケジュールながら16試合2得点を記録している。相馬勇紀
現所属:カーザ・ピア(ポルトガル)⇀名古屋グランパス
特別指定:名古屋グランパス(J1/9試合1得点3アシスト)
小学生の頃から町クラブの三菱養和SCで個人技を磨いた相馬。東京五輪ではコンディション不良の三笘薫に代わって左サイドで躍動し、カタールワールドカップにも滑り込みでメンバー入りを果たした。
童顔と丸っこい体が特徴で愛称は「ドラミちゃん」。ただ両親は共にテニス選手として活躍したというアスリート一家で運動能力は高い。また強靭なメンタルと優れた分析能力を持ち、それが途中出場での活躍や大舞台での強さに繋がっている。
その戦術眼はプロ入り前からも発揮された。2018年、早稲田大学の4年生になった相馬は4月に名古屋の練習に参加する。当時の名古屋はパスサッカーを標榜する風間八宏(現南葛SC)体制で独力での突破を武器にした相馬との相性は悪かったが、彼は逆にこれを「チャンス」と捉えたのだ。
この読みは見事に的中し、翌月には名古屋入りが内定。大学が夏休みに入った8月から継続的にチームに帯同すると、初出場から2試合連続アシストという鮮烈なデビューを飾った。出場した9試合は8勝1分と無敗で「相馬が出れば負けない」という不敗神話も生まれている。松田力 この投稿をInstagramで見る Riki Matsuda(@riki_matsuda_official)がシェアした投稿
現所属:愛媛FC
特別指定:大分トリニータ(J1/9試合4得点)
愛媛FCで昨年13ゴールを決め、J3の最優秀選手賞を受賞した松田力。父親はインドネシア人で、双子の兄である松田陸は現在ガンバ大阪でプレーする。
立正大学淞南高校からびわこ成蹊スポーツ大学へ進学し、3年時に関西学生サッカーリーグ1部で25得点をあげ得点王に。その活躍により2013年5月、大分トリニータから特別指定された。
試合への出場は7月から大学のリーグ戦が始まる8月末までという短期間だったが、9試合の出場でチーム2位の4得点を記録した。これは当時、特別指定選手の最多得点記録である。
しかも得点した相手は名古屋グランパス、浦和レッズ、横浜F・マリノスと強豪ばかり。複数クラブの競合の末、2得点を記録した名古屋でプロ入りしている(当時は特別指定以外のクラブに加入することが可能だった)。藤井智也
現所属:鹿島アントラーズ
特別指定:サンフレッチェ広島(J1/15試合0得点)
今季計測した「トップスピード」はJ1全体で2位となる35.4km/h。Jリーグ最強クラスのスピードを持つ藤井だが、中学・高校と全く無名の存在だった。
ただ高校時代に身長が伸びたことで脚力も50m5秒9へと急成長し、活躍するための土台は整っていた。スポーツ推薦で入学した立命館大学では1年から頭角を現し、3年時の関西学生サッカーリーグ1部ではアシスト王とベストイレブンを獲得。
2019年7月に行われた天皇杯2回戦で格上の横浜F・マリノスからアシストを記録し、これがJクラブの評価を高めた。翌年1月、2021年からのサンフレッチェ広島加入が内定し、同2月に特別指定選手に承認された。
2020シーズンは広島と京都を行き来するという難しい状況ではあったが、城福浩(現東京ヴェルディ)体制で先発2試合を含む15試合に出場している。松尾佑介
現所属:浦和レッズ
特別指定:横浜FC(J2/21試合6得点5アシスト)
Jリーグ屈指のスピードスターも、“最強の特別指定”候補であろう。
中学年代から浦和レッズのアカデミーに所属するが、当時は昇格はおろか大学強豪への進学も難しい状況だったという。しかしあえて関東を離れたことが功を奏し、仙台大学時代に大化け。2019年6月、翌年からの横浜FC入りが内定し、同21日には特別指定選手に承認された。
ここからはまさにサクセスストーリーで、J2で21試合6得点5アシストと大暴れ。松田力が持っていた特別指定選手のリーグ最多得点記録を更新した。
横浜FCは松尾加入後、23試合17勝5分1敗という快進撃でJ1昇格を決めている。横浜FCで大活躍した松尾は、2022シーズンに古巣・浦和への復帰を果たした。野田裕喜
現所属:柏レイソル
特別指定:ロアッソ熊本(J2/5試合0得点)
特別指定として出場した数は決して多くないものの、野田裕喜もここに加えておきたい。
大津高校時代に平岡和徳監督から「サッカー選手じゃなければK-1選手になれる」と言われた大器は、2年時にJ2のロアッソ熊本から特別指定として登録され、同年1試合、翌年4試合の計5試合に出場した(全て先発)。
ここまで紹介した5名は全て大学生の時代に活躍した選手たちで、しかもほぼ全員がサイドを得意とするアタッカー。特別指定の選手はチームに溶け込む時間が短いため、指定期間に限れば単独で仕掛けられる高い個人能力を持った選手が有利なのだろう。
今年こそJリーグから日本代表に選ばれるべき5名
そんな中で高校時代に特別指定され、馴染むのが難しいセンターバックというポジションながら出場した野田は異色の存在であり、「5番」という小さな背番号もそれを際立たせていた。