2024年06月16日 11:46
アタランタは15日、ミランからレンタル移籍で加入していたベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレが完全移籍となったことを発表した。 現在23歳のデ・ケテラーレは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。母国のクラブ・ブルッヘの下部組織で育ち、2019年9月に弱冠18歳にしてトップチームデビューを飾った。2020−21シーズンから攻撃の主軸に定着すると、翌2021−22シーズンは公式戦通算49試合の出場で18ゴール10アシストをマーク。この際立った活躍が高く評価され、2022年夏には3500万ユーロ(約59億円)の移籍金でミラン加入を果たした。 しかし、新天地での適応に苦戦し、2022−23シーズンは公式戦40試合に出場したものの、0ゴール1アシストという不本意な結果に終わり、スタメン起用もわずか13試合にとどまった。 この影響から、昨夏にはわずか1年でミランを離れ、アタランタに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。2023−24シーズンは公式戦50試合出場で14ゴール11アシストを記録し、ヨーロッパリーグ(EL)優勝とセリエAでの4位フィニッシュにも貢献を果たした。 この活躍もあってアタランタは契約に付随していた買い取りオプションを行使し、デ・ケテラーレが完全移籍となったことを発表した。なお、イタリアメディア『フットボール・イタリア』によると、レンタル料として300万ユーロ(約5億円)を支払っていたアタランタは、新たに2200万ユーロ(約37億円)に200万ユーロ(約3億4000万円)の追加オプションを加えた移籍金をミランに支払うことになるようだ。 また、契約には売却条項も付随している模様で、今後デ・ケテラーレがアタランタを離れる場合にはミランに移籍金の10パーセントが支払われることになるとも伝えられている。
2024年06月23日 11:55
遠藤航(リバプール)が6月22日、新横浜でサッカーイベント「遠藤航カップ」を開催。ゲストに日本代表のチームメイト町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)を招き、およそ100名の小学生と交流した。 遠藤は町田と共に、ウォーミングアップ時から参加者と積極的にコミュニケーションを取り、笑顔で会話。さらに、10チーム制での試合が行なわれている際は、空いているチームの子どもたちが周りに集まり、芝の上に腰を下ろしての青空ミーティングが自然と始まった。 サイン会を含めたおよそ4時間のイベント後、4人の子を持つパパでもある31歳は、囲み取材に対応。ミーティング内容をこう明かしてくれた。「(子どもたちから)『好きな選手はいるんですか?』『モハメド・サラーが好きです』とか。僕からも『サッカー選手は誰が好きなの?』『どのチームを応援してるの?』『どんな選手になりたいの?』みたいなことを聞いたりしていました」【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
この日の舞台は故郷の横浜。ただ、自身の出身地は戸塚区なのに対し、新横浜は少し離れた港北区なだけに、少し勝手が違うところがあるようだ。「戻ってきた感はもちろんありますけど、この辺が地元ではないので。戸塚に行くと帰った感があるかもしれないですけど。まあでも横浜は過ごしやすいというか、いつも帰ってきたら絶対にこの辺にいるというか...なのでホームタウンです」 束の間のオフを経て、リバプール2年目がスタートすればすぐに、北中米ワールドカップのアジア最終予選も幕を開ける。森保ジャパンのキャプテンは決戦に向け、次のように意気込みを示した。「出場枠は増えましたけど、間違いなく厳しい戦いになると想像できます。アジアカップで悔しい思いをさせられましたし、アジア自体のレベルも少しずつ上がっているなと。サッカーに力を入れている国がかなり増えてきている印象です。日本の力を発揮しないといけないと思っています。ワールドカップに行く自信はあるので、自信を持って挑みたいです」 イベントの閉会式で、遠藤はマイクを手に「サッカー選手としてこれからも頑張ります。みんなも大きくなったらサッカー選手になって、それまで僕がサッカーをやっていれば、一緒にプレーできるかなと思うので、頑張ってほしいです」と呼び掛けた。 一期一会の交流で、新たな刺激とモチベーションを得たはずだ。取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年06月23日 11:52
EURO2024のグループEは、最終節を前にして全4チームが勝ち点「3」で並ぶ大混戦模様となっている。
現地時間21日と22日、グループE第2節の2試合が行われた。第1節でルーマニア代表に0−3と完敗を喫したウクライナ代表は、初陣でベルギー代表を1−0で破っていたスロバキア代表と対戦。試合はスロバキア代表が初戦の勢いそのままに、17分にFWイヴァン・シュランツ(スラヴィア・プラハ/チェコ)の得点で先手を取る。だが、ウクライナ代表は後半に入った54分、左からの折り返しをMFミコラ・シャパレンコ(ディナモ・キーウ)がダイレクトで沈めて試合を振り出しに戻すと、終盤に差し掛かった80分には、背後からのボールを見事にコントロールしたFWロマン・ヤレムチュク(バレンシア/スペイン)が冷静にゴールネットを揺らし、逆転に成功。試合はこのままタイムアップを迎え、ウクライナ代表が2−1で勝利した。
続く22日は、初戦を落としたベルギー代表と、完勝したルーマニア代表が激突。試合は立ち上がりの2分に、FWロメル・ルカク(ローマ/イタリア)の落としからMFユーリ・ティーレマンス(アストン・ヴィラ/イングランド)が豪快な一撃を突き刺し、ベルギー代表が先手を取る。その後もベルギー代表が試合をコントロールし、80分にはゴールキックが前線へ流れたボールをMFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)が仕留めて勝負あり。ベルギー代表が大会2試合目にして初勝利を飾った。
この結果、グループEは全チームが1勝1敗という成績となり、最終説を前にして4カ国が勝ち点「3」で並ぶことに。データサイト『Opta』によると、1つのグループ内の全チームが、最終節を前に勝ち点で並ぶのは、史上初の出来事だという。
運命の最終節は、現地時間26日、日本時間では27日の1時00分(26日の25時00分)に開催。ベルギー代表とウクライナ代表、ルーマニア代表とスロバキア代表が、決勝トーナメント進出を懸けて相まみえる。
【ハイライト動画】グループE第2節の戦いはこちらからチェック!
2024年06月23日 11:51
スコットランド1部のセルティックに所属するFW古橋亨梧が、6月22日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。ガンバ大阪のウェルトンを称えた。
G大阪は同日に行なわれたJ1第19節でヴィッセル神戸と対戦し、2−1で勝利。5連勝を飾った一戦で、ウェルトンは70分に先制点をゲットした。
半田陸のクロスは相手DFに弾かれたが、このこぼれ球にペナルティアーク付近でウェルトンが反応。ダイレクトで左足を振り抜き、ゴールに突き刺した。
【動画】ガンバMFウェルトンの絶品ダイレクトボレー!
見事なゴラッソを、古橋はこう称賛する。
「上手すぎます。こういうボールってふかしたりすることが多いんですけど、ちゃんと力まず身体を押さえているので、本当に良いシュートだと思います」
2022-23シーズンのスコットランドリーグ得点王にとっても、26歳のブラジル人が魅せたシュートは秀逸だったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月23日 11:35
今シーズンまでポルトガル2部のオリヴェイレンセでプレーしていたカズこと三浦知良。
2024年06月23日 11:18
サッカーポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督が22日、欧州選手権(UEFA Euro 2024)のトルコ戦で数人の観客がピッチに侵入し、スター選手のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と自撮りをしたことについて、侵入者の中に悪意を持った人物がいなくて幸運だったと話した。
ポルトガルが3-0で勝利したグループF第2節のトルコ戦では、警備の手を逃れてピッチに侵入した観客がロナウドと写真を撮り、後半に数度にわたって試合が中断した。
1人目の侵入者は赤い服を着た少年で、ベンチ裏の観客席からピッチに入り、ロナウドに駆け寄って写真を撮った後、警備員に捕まって拍手の中で連れ出された。ところがその後、試合中や試合後に同じことをしようと少なくとも5人がピッチに侵入。少年が侵入してきた時は笑顔だったロナウドも次第にいら立ちを募らせていった。
チームがグループリーグ突破を決めた後の会見で、マルティネス監督は「心配だ。きょうは幸運にも善意のファンばかりだった」と話すと、「国の象徴であるビッグスターを認めているファンのことは、みんなが愛していると思う」とした上で「彼らが悪意を持っていたら、非常にまずいことになるのは誰でも分かる」と続けた。
「そうなれば選手は無防備だし、気をつけなくてはならない。多数の警備と対策があるから、そういうことにはならないと思うが、ファンにはいいやり方ではないというメッセージを伝えるべきだ」
一方、ロナウドのチームメートのベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)は、注目が集まるのは有名人ゆえの代償だと認め、「自分はあまり心配していない。ファンがピッチに入って試合がよく止まる点は少し不満だが、それを別にすれば、サッカー界で認められていることの代償だと思う。身の危険を感じるかという点では、少なくとも個人的には感じない」と話した。
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2024年06月23日 11:14
EURO2024・グループF第2節が22日に行われ、ポルトガル代表がトルコ代表を3−0で下した。試合後、ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、『UEFA.com』を通して、FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)のアシストを称賛した。
2連勝を懸けてトルコ代表との一戦に臨んだポルトガル代表は、21分にゴール前のこぼれ球に反応したMFベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ)が豪快に左足でゴールネットを揺らすと、続く28分にはオウンゴールで追加点を奪い、2点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入った56分には、MFルベン・ネヴェス(アル・ヒラル/サウジアラビア)からのスルーパスにFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)が抜け出し、GKと1対1のチャンスを迎えたが、ここでC・ロナウドは並走していたMFブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)へのパスを選択。B・フェルナンデスが無人のゴールに流し込み、リードを3点に広げた。
既にEURO最多出場、最多ゴールの記録を持つC・ロナウドにとっては、ゴールを決めれば大会最年長での得点記録を塗り替えることもできたが、少しでも得点の確率が上がるB・フェルナンデスへのパスを選択。この得点シーンについて、マルティネス監督は「我々はとてつもなく素晴らしい光景を目の当たりにした。GKと1対1のチャンスを迎えて、彼は得点を決めることもできたが、彼はブルーノ・フェルナンデスへのパスを選択した。ポルトガルだけでなく、全世界のサッカー界のすべてのアカデミー選手に見せてほしい、お手本のようなプレーだった。なぜならば、彼は個人としてのゴールでなく、チームの勝利を最優先した上でのプレーをしたのだからね」と称えた。
なお、データサイト『Opta』によると、これでC・ロナウドのEURO通算アシスト数は「7」に到達。これは大会最多の数字になったという。今大会初ゴールは次節以降にお預けとなったが、アシストでもさらなる記録を樹立した。
このゴールにより、ポルトガル代表はトルコ代表に3−0と完勝。ドイツ代表、スペイン代表に続く、今大会3番目のチームとして決勝トーナメント進出を決めた。次節は26日に行われ、ポルトガル代表はジョージア代表との一戦に臨む。
【ハイライト動画】ポルトガル、トルコを破り2連勝!
2024年06月23日 11:04
チェルシーは、アストン・ヴィラからU−20イングランド代表MFオマリ・ケリーマンの獲得に近づいているようだ。22日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
チェルシーは先日からオランダ代表DFイアン・マートセンを移籍金3750万ポンド(約76億円)でアストン・ヴィラに売却することで合意したことが報道。6年契約を締結することで個人合意にも達した模様で、EURO2024の大会中ながらメディカルチェックも行われており、移籍成立は間近になっていることが明らかになっている。
この取引の一環として契約は別々になるものの、アストン・ヴィラから選手を獲得することが濃厚視されていたチェルシーは、今回の報道によると、移籍金1900万ポンド(約38億円)で現在18歳のケリーマンの獲得に迫っているという。
現時点で個人条件はまだ合意に達してはいないものの、5年から6年契約で話し合いは進んでいる模様で、メディカルチェックも完了した後に正式発表される見込みとなっているようだ。
なお、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)を意識しているアストン・ヴィラとチェルシーはお互いに今年度の会計の期限が迫る6月30日までに取引成立を望んでいることが明らかになっており、両選手の移籍は近日中に発表されることになりそうだ。
現在18歳のケリーマンは身長191センチメートルの攻撃的な左利きのMF。2022年7月にダービー・カウンティの下部組織から60万ポンド(約1億2100万円)でアストン・ヴィラに移籍し、2022年9月に初のプロ契約を締結。2023年9月にトップチームデビューを果たし、2023−24シーズンはトップチームで公式戦6試合に出場していた。
2024年06月23日 11:00
元イタリア代表FWヴィンチェンツォ・モンテッラが監督として率いるトルコ代表。
2024年06月23日 10:36
EURO2024・グループE第2節が22日に行われ、ベルギー代表はルーマニア代表を2−0で下した。試合後、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)が、『UEFA.com』を通して試合を振り返った。
17日に行われたスロバキア代表との今大会初陣を0−1で落とし、グループステージ突破のためには勝利が必須となったベルギー代表。スターティングメンバー4名を入れ替えて臨んだルーマニア代表戦は、開始直後にFWロメル・ルカク(ローマ/イタリア)の落としからMFユーリ・ティーレマンス(アストン・ヴィラ/イングランド)が豪快な一撃を突き刺して先手を取る。その後も試合をコントロールし、80分にはゴールキックが前線へ流れたボールをデ・ブライネが仕留めるなど、終わってみれば2−0と完勝。大会2試合目にして初勝利を飾った。
この試合の“主役”となったのは、間違いなくベルギー代表の7番だった。デ・ブライネは後ろからの組み立ての際に絶妙なポジションでボールを受け、“リンクマン”として攻撃を活性化させただけでなく、そこから両サイドへ散らした後は、自らもゴール前へ顔を出す。ゴール前での決定的なパスに加えて、自らフィニッシュに持ち込むシーンも多く、80分にはトドメの一撃を沈めてみせた。UEFA(欧州サッカー連盟)が選ぶPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選出されている。
デ・ブライネは2023年3月以降、ケガの影響もあってベルギー代表の活動に参加することができていなかったが、ドミニコ・テデスコ監督の信頼は揺らがなかった。試合後、テデスコ監督は「予選の間、彼を使うことはできなかったが、今の彼を見れば、このチームにどれほどまでにポジティブなエネルギーを与えてくれているかがわかるはずだ。そのような心境でピッチに立つ選手がいることは本当に重要だ」とデ・ブライネの試合に臨む姿勢を称賛した。
そんなデ・ブライネは試合後、「初戦に敗れた後も、僕はあまり心配していなかった」と告白。「スロバキア代表戦もプレー自体は悪くなかったと思う。確かに明らかなミスはあったし、僕らはゴールネットを揺らすことはできなかった。それでも、僕らは十分にチャンスを作れていた」とその理由を明かすと、「今夜の試合では継続して良いプレーができたし、勝利に値したと思う」と今大会初白星を誇った。
黒星となったスロバキア代表戦もチャンスの数は多かったと主張したデ・ブライネは、それこそがチームにとって重要な点であると力説する。「僕らには今大会に懸ける情熱もエネルギーもある。もっとポゼッションできれば、楽な試合は増えるとも思うが、僕は今現在の状況で、できる全てを尽くしたい。重要なのは、チャンスを作ること、そしてそれを繰り返すことだ。もう少しうまくフィニッシュまで持ち込めたら理想的だけど、チャンスを作れていることが大事なんだ」と語った。
また、ルーマニア代表戦のベルギー代表は、初戦で採用した4−2−3−1から布陣を変更。3−4−1−2のような形で戦ったが、デ・ブライネはこの形のメリットについて「周囲の選手がユーリとアマドゥ(・オナナ)を見つけやすくなり、あらゆる局面で4対3の状況を作れたこと」と説明。ただし、「どのフォーメーションにも長所と短所がある。僕ら選手は、監督の最終的な決断に従うだけだ」と話し、監督が用意したやり方のなかで最善を尽くすと誓った。
加えて、自身の今大会初ゴールはゴールキックから生まれたものだったが、ゴールキックをどのようにスタートさせるかはトレーニングからやり続けた形だったという。「僕らは少しばかりのプレッシャーを受けていたし、ゴールキックがスペースに入るのも見えていた。だからこそ、僕は相手GKより先にボールに触る必要があった。結果的にゴールにつながって良かったよ」と振り返った。
この後、ベルギー代表は決勝トーナメント進出を懸けて、26日にウクライナ代表との一戦に臨む。
【ハイライト動画】ベルギーが今大会初勝利!
2024年06月23日 10:25
[J1第19節]東京V 1−0 名古屋/6月22日/味の素スタジアム
名古屋グランパスは6月22日、J1第19節で東京ヴェルディと敵地で対戦。スコアレスで迎えた52分に先制点を奪われ、終盤のパワープレーも実らず、0−1で敗れた。
シュート数は東京Vが7本に対し、名古屋は13本。特に後半はホームチームの約3倍の11本も打ったが、最後まで1点が遠く、リーグ戦は4戦未勝利となった。
試合後の会見で、長谷川健太監督は「1点をなんとかこじ開ける力が、今チームには必要」と話し、こう続けた。
【PHOTO】勝利を信じ駆けつけた名古屋グランパスサポーターの声援が、飛田給の夜空に響き渡る!(Part1)
「やっぱり個の力は必要だと思う。前線のタレント、特に真ん中の選手が点を取らないとチームに勢いが出ない。ここから後半戦に入るので、しっかりと勢いをつけられるように準備をしていきたい」
また、前半戦の総括を問われると、指揮官は次のように答えた。
「初めはなかなか勝点も得点も取れないなかで、怪我人が少し戻ってきて、中盤戦は勝点を積み上げていって、攻撃の形も徐々にでき始めて、チャンスも作れるようになりました。ここからは決め切る、最後の部分にこだわっていきたい」
暫定ながら9位でシーズンを折り返した名古屋。指揮官が口にした攻撃面の課題を改善し、後半戦でさらなる上位進出を狙いたい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月23日 10:20
エースの存在感が際立った一戦だった。
鹿島アントラーズは6月22日、J1第19節で浦和レッズと埼玉スタジアム2002で対戦。鈴木優磨の2得点でリードして試合を折り返したが、途中出場の武田英寿に2点を決められ、2−2で引き分けた。
前半は今季最高とも言える内容だった。特に、浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が「前半はスズキが支配した。彼の素晴らしいフォワードぶりを見せつけられました」と絶賛したほど、鈴木の働きが光った。開始3分に師岡柊生のシュートのこぼれ球を押し込んで先制弾。42分には安西幸輝のクロスから追加点を挙げた。
この2得点で今季のゴール数を「10」とした鈴木は、以下のようにコメントした。
「浦和戦も普通の試合と言い聞かせていたけど、すごく特別なゲームだと僕自身は思っている。(これまで)悔しい思いをしてますし、このスタジアムで点を取るのは、どこのスタジアムで点を取るより嬉しい。浦和へのリスペクトもあります。でも、やっぱり勝ちきれなかったのは悔しい」
【動画】鹿島×浦和のハイライト
前半から攻守に奮闘していた鈴木は、浦和に1点差に詰め寄られた後の88分に足がつってベンチに下がった。そして自身が不在のなかでチームはアディショナルタイムに失点し、同点で試合を終えた。
「自分に一番イラつきました。やっぱり僕が最後までピッチに立つべきだと思います。足とかつらないで、90分走れるようになるのが一番大事かなと個人的には思います」
次節は中3日で勝点で並ぶ3位ガンバ大阪と対戦する。鈴木は以下のようにチームメイトへの奮起を促した。
「これからまた上位陣との対戦があるので、何人が本当にこの経験をちゃんと活かそうと思うか、もう同じ思いをしたくないと思えるか。俺関係ねえやっていう選手が出てこないように、全員で全員の責任だと受け止めていきたい」
チーム一丸となって、勝利を掴めるか。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年06月23日 10:09
6月22日、湘南ベルマーレはJ1第19節でFC東京とホームで対戦し、0−1で敗れた。
2024年06月23日 10:00
現在、コパ・アメリカを戦っているカナダ代表。2022年には36年ぶりのワールドカップ出場を果たした。
そうしたなか、セルティックに所属するカナダ代表DFアリスター・ジョンストンがXに投稿したメッセージが話題になっている。
「ここに写っている僕と他の白人選手2人も移民の息子だと言ったらどうする?これがカナダだ。僕らの強みは多様性であり、それが我が国を特別なものにしている。悲劇ではない」
これは「カナダ代表の2000年と2024年を比較。超悲劇的だ。カナダほど急速に人口の入れ替えが進んでいる国はほとんどない」という投稿に反応したもの。🇨🇦 Canadian football team in 2000 vs. 2024.
So tragic. Few countries are undergoing population replacement as rapidly as Canada. pic.twitter.com/YIIJv9qjIO
— Keith Woods (@KeithWoodsYT) June 22, 2024
2024年のカナダ代表にはジョンストンの姿も映っている。
帰化した国の代表チームでレジェンドになった10名
カナダ政府は、2025年に受け入れる永住者数を50万人に増やすことを決定している。これは2015年の2倍に当たる数。
『CBC』によれば、移民による人口増加に住宅供給数が追い付いておらず、住宅価格が高騰する問題が起きており、国民の4人に3人が移民増加が住宅危機を悪化させていると世論調査で回答しているそう。
2024年06月23日 09:55
ユヴェントスはアストン・ヴィラからブラジル代表MFドウグラス・ルイスを獲得することで合意したようだ。22日、イギリスメディア『BBC』やイギリスメディア『アスレティック』などが伝えている。
報道によると、ユヴェントスはD・ルイス獲得のために5000万ユーロ(約86億円)ほどをアストン・ヴィラに支払うことで合意に達した模様で、来週中にメディカルチェックを受けることになるという。
また、この取引の一環として契約は別々になるものの、アストン・ヴィラはユヴェントスからU−21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニオールとアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェアの2選手を獲得する見込みで、2200万ユーロ(約38億円)にボーナスの300万ユーロ(約5億円)を支払うことになるようだ。さらに、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両選手の契約には10パーセントの売却条項も付随していることが伝えられている。
なお、当初はバレネチェアではなく、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーが交渉に含まれていたが、給与の問題が障壁となり、契約を締結することが不可能となり、代わりにバレネチェアが取引に含まれることとなった。
2023−24シーズンのプレミアリーグで4位に終わったアストン・ヴィラは、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したものの、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)を遵守するために今夏の売却の必要性が求められており、主力として活躍したD・ルイスを売却する決断に至ったと見られている。
現在26歳のD・ルイスは、若くして母国のヴァスコ・ダ・ガマを離れ、マンチェスター・シティへ加入。加入直後の2年間はジローナにレンタル移籍となるなど、マンチェスター・シティのトップチームでは出番に恵まれなかったが、2019年夏に完全移籍加入したアストン・ヴィラでは主力に定着。2023−24シーズンは公式戦通算53試合の出場で10ゴール10アシストを記録し、CL出場権獲得に大きく貢献を果たした。
一方、現在20歳のイリング・ジュニオールはチェルシーの下部組織出身で2022年にユヴェントスに移籍し、2023−24シーズンは公式戦27試合に出場した。また、現在23歳のバレネチェアは2020年からユヴェントスの下部組織に所属し、昨夏にはフロジノーネへの期限付き移籍を経験。セリエAでは36試合に出場するなど、主力としてプレーしていた。
2024年06月23日 09:55
[J1第19節]東京V 1−0 名古屋/6月22日/味の素スタジアム
東京ヴェルディは6月22日、味の素スタジアムで行なわれたJ1第19節で名古屋グランパスと対戦し、1−0で勝利した。
この一戦にフル出場し、ゴールを決めて勝利の立役者になったのが翁長聖だ。
52分、右サイドからカウンターを仕掛け、翁長とのワンツーで抜け出した木村勇大が、敵陣に入ったところで名古屋の山中亮輔に背後から引っ張られて倒される。ファウルかと思われ、選手たちの動きが一瞬止まるなか、プレーを止めなかった翁長がこぼれ球を拾ってそのまま持ち運び、芸術的なループシュートでネットを揺らした。
【動画】翁長の芸術ループ弾!
この試合では、Jリーグが審判交流プログラムによって招聘しているイングランド人のダレン・イングランド氏が主審を担当していた。それも少なからず影響しているだろうが、ダレン主審は接触プレーでのファウルにアドバンテージを適用する傾向が強かった。
実際、翁長も得点の場面を「たぶんファウルだったと思うんですけど、今日の審判は流すって全員が認知していたので、あそこで追いかけた」と振り返る。
また、東京Vの城福浩監督は普段から、主審が笛を吹くまでプレーを止めないことを選手に徹底させており、「ハーフタイムに監督からもそれを言われたので、意識しながらやっていた」と翁長も語る。
ちなみにループシュートは「狙い通り」だったようで、「最初は中に(クロスを)上げようとしていたんですけど、ディフェンスが完全に中にいたし、キーパーと1対1になって、キーパーが出てきたので、ループの手段も持ちつつ、最後の判断でそうしたのが上手くいった」と明かした。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)