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2024年06月17日 12:31
テニスのケイティ・ボールター(Katie Boulter、英国)とアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)のカップルが16日、同じ日に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の前哨戦で優勝を果たした。 母国で開催されたノッティンガム・オープン(Rothesay Open Nottingham 2024)の女子シングルスに大会第3シードとして出場したボールターは、決勝で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を4-6、6-3、6-2で破り、大会連覇を達成した。 リベマ・オープン(Libema Open 2024)の男子シングルスに第1シードとして臨んでいたデミノーは、その数時間前に行われた決勝で第7シードのセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)を6-2、6-4で退けた。 ボールターは英ノッティンガム(Nottingham)、デミノーはオランダ・スヘルトーヘンボス('s-Hertogenbosch)と別々の場所で戦っていたが、ボールターはキャリア通算3勝目を挙げた試合後のインタビューで、デミノーが試合後に移動して応援に来てくれなかったと冗談交じりに口撃し、「これを聞いているか分からないけど、後で話をしないと!」と語った。 二人が同じ週に優勝するのは今回が2回目となった。 この日のボールターは前日から順延となっていたエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)との準決勝の続きを制してからプリスコバ戦に臨んでおり、どちらの試合もフルセットの長期戦にもつれ「きょうは過酷だった」と振り返った。 デミノーはこれが今季2勝目で、最新世界ランキングでは自己最高の7位に浮上することが決まった。 ■関連記事 ・ボールターがサンディエゴOP優勝 決勝でコスチューク下す ・アガシ、グラフ夫妻が登場 ルーマニアでエキシビションマッチ ・「次は彼の番!」 愛の力で躍進のスビトリーナ、恋人モンフィスにエール
2024年06月26日 16:26
パリ五輪に臨むテニスのオーストラリア代表メンバーが26日に発表され、3年前の東京五輪を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により欠場した男子世界ランク9位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur)らが名を連ねた。
男子シングルスではデミノーの他、アレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin)、クリストファー・オコネル(Christopher O'Connell)、リンキー・ヒジカタ(Rinky Hijikata)が代表入りし、この全員が五輪初出場となる。
デミノーは「東京ではプレーできず、前回は少しアンラッキーだった。それでもパリに目を向けていたし、正式に代表の一員になれてとても興奮している」とし、「オリンピアンになることの意味を体感するのが本当に楽しみだ」と述べた。
女子シングルスではアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic)がただ一人選出されている。
男子ダブルスでは、同世界ランク1位のマシュー・エブデン(Matthew Ebden)が、東京大会の混合ダブルスで銅メダル獲得したジョン・ピアーズ(John Peers)とペアを組む。また、デミノーもポピリンとコンビを組む予定となっている。
また女子ダブルスにはエレン・ペレス(Ellen Perez)/ダリア・サビル(Daria Saville)組が出場する予定となっているが、混合ダブルスの出場者については追って発表されることになっている。
パリ五輪のテニス競技は、7月26日の開会式翌日に開幕。会場はローラン・ギャロス(Roland Garros)となっており、クレーコートでの開催は1992年のバルセロナ大会以来、五輪では史上2度目となる。
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2024年06月26日 10:33
男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が25日、次週開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)について、「タイトルを争える」コンディションが整った場合にのみ出場すると話した。一方で、手術した膝の回復は順調だという。
ジョコビッチは全仏オープン(French Open 2024)中に右膝の内側半月板を損傷し、準々決勝を前に途中棄権。7月1日に開幕するウィンブルドン出場は当初難しいとみられていたが、状態は急速に上がっており、24日にはウィンブルドンの練習会場アオランギ・パーク(Aorangi Park)で2時間の練習を行った。
ジョコビッチは、組み合わせ抽選が行われる28日までには決断すると話し、英BBCに対して「何試合かするためにここへ来たわけではない」とコメント。「自分の最大値近く、もしくは最大値でプレーできると分かれば出場する。そうでなければ、別の誰かに出場機会を譲る」と話した。
「大会を勝ち進み、タイトルを争える状態にあると思う場合に限り出場する。それが条件だ。リハビリは日々順調に進んでいて、数パーセントずつ良くなっている。それが前進するための希望や励みになっている。徐々に良くなっている。まだ100パーセントは出せないが、数日後にそうなればと思っている」
四大大会(グランドスラム)通算24勝を誇るジョコビッチは、直近は5大会連続でウィンブルドンの決勝に勝ち進んでいるが、昨年は5セットの激戦の末にカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に敗れた。7月26日からは、悲願の金メダル獲得を目指すパリ五輪も開幕する。
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2024年06月24日 15:04
女子テニス、バーミンガム・クラシック(Rothesay Classic Birmingham 2024)は23日、シングルス決勝が行われ、ユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)は6‐1、7‐6(10‐8)でアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)を下し、シニア大会では自身初となるグラス(芝)コート大会での優勝を飾った。
これまで2019年と2021年のクレーコート大会で優勝経験があるプチンツェワは、第2セットでゲームカウントを3‐5とされたものの、セットポイントを2本しのいで約90分の戦いに決着をつけた。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)開幕を控えて最後となるこの大会でノーシード選手が優勝を飾るのは、ここ10年では2022年大会ベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)に続いて2人目となった。
一方、敗れたトムリャノビッチにとっては約5年ぶりとなるツアー大会決勝進出となったが、またも初優勝はお預けとなった。
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2024年06月24日 11:41
男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)について、男子プロテニス協会(ATP)がウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の欠場を一時発表した中で、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の英国代表監督が23日、マレー自身はまだ最後の出場をするか決めかねているとの見解を示した。
2024年06月24日 11:12
男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2024 Terra Wortmann Open)は23日、シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、元王者で第5シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を7‐6(10‐8)、7‐6(7‐2)で下し、グラス(芝)コート大会でキャリア初の優勝を果たした。
両者はともにサービスゲームをキープしたが、サービスポイントの奪取率はシナーの85パーセントに対してホルカシュは69パーセントにとどまった。第2セットのタイブレークではシナーが一気に差を広げるとそのアドバンテージを守り切り、今季4勝目を飾った。
ダブルスではパートナーを組むホルカシュとの対戦を終えてシナーは、「タフな試合だった。芝のコートで初めて勝てたから良い気分だ」と述べた。
これでシナーは、2016年のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)以来、世界ランキング1位になってから最初の大会で優勝した選手となった。
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2024年06月23日 09:30
男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2024 Terra Wortmann Open)は22日、シングルス準決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン、中国)を6-4、7-6(7-3)で退け、グラス(芝)コート大会でキャリア初の決勝進出を決めた。
シナーは「ここまで非常に厳しい4試合だったし、大きな意味がある」と喜び、「きょうも良い試合ができた」と語った。
決勝では第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を7-6(7-2)、6-4で破った第5シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と対戦する。
2022年大会覇者のホルカシュは、第1セットだけで13本のエースを記録するなど試合を通して計17本のエースを放ち、4本のブレークピンチをすべてしのいだ。ズベレフ戦は4試合目にして初勝利。「今、サーブにはかなり自信がある」と語り、芝は「自分のテニスに合っている」と手応えを口にした。
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2024年06月22日 11:17
男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2024 Terra Wortmann Open)は21日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-2、6-7(1-7)、7-6(7-3)でヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)を下し、準決勝に進出した。
シナーはビッグサーバーのシュトルフにエース18本を許し、18本中16本のブレークポイントをしのがれながらも勝利を収めた。
シナーは第2、3セットであったチャンスを生かしきれず、「非常にタフな試合だった」と振り返った。
次戦は張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン、中国)と対戦する。張はクリストファー・ユーバンクス(Christopher Eubanks、米国)に6-4、4-6、7-5でフルセット勝ちした。
先日の全仏オープン(French Open 2024)で準優勝した第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はアルトゥール・フィス(Arthur Fils、フランス)を6-7(5-7)、6-3、6-4の逆転で退け、初のグラス(芝)コートタイトル獲得へ前進した。
ズベレフは準決勝で2022年大会覇者のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と顔を合わせる。第5シードのホルカシュはマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)を7-6(7-5)、6-4で下した。
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2024年06月22日 09:31
男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)開幕9日前の22日に背中の手術を受けることになった。
2024年06月21日 09:17
男子テニス、シンチ選手権(2024 cinch Championships)は20日、シングルス2回戦が行われ、前回覇者で大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-7(3-7)、3-6でジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)にまさかの敗戦を喫したものの、「これも人生の一部」と語った。
世界ランキング2位のアルカラスは、クレーコート大会の全仏オープン(French Open 2024)を制したばかりの中で、連覇を目指すウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の前哨戦である今大会に臨んでいた。
グラス(芝)コートでは約2年ぶりの黒星を喫することになったが、ウィンブルドンに向けて「今はただ、もっとうまくなりたい、練習したい、それだけに飢えている」と強調し、「もちろん、こうした敗戦に対処するのは難しいが、これも人生の一部だ」と冷静に受け止めていた。
一方、世界31位のドレイパーは、独シュツットガルト(Stuttgart)で行われた前週のボス・オープン(Boss Open 2024)でツアー初優勝を飾ったのに続き、この日は番狂わせを演じてキャリア最大の金星を手にした。
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2024年06月20日 10:09
テニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)、女子シングルスのワイルドカード(主催者推薦)が19日に発表され、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)ら四大大会(グランドスラム)の優勝経験者から4人が選出された。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)と全米オープン(US Open Tennis Championships)を2度ずつ制している大坂は、出産などを経て5年ぶりのウィンブルドン出場となる。
その他では、2018年大会覇者のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と元全豪オープン女王のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)の元世界ランク1位の2人に加え、2021年の全米を予選から制した地元のエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)らが選ばれた。
今年のウィンブルドンは7月1日に開幕する。
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2024年06月20日 09:30
男子テニス、シンチ選手権(2024 cinch Championships)は19日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)との試合をけがのため途中棄権し、現役最後の大会になる可能性のあるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)出場が大きく危ぶまれる状況となった。
マレーは第1セット1-4となったところで途中棄権。第3ゲームを終えたタイミングで2019年に手術した右股関節、右膝、腰に治療を受けて試合を続行したが、最終的に5ゲームを戦って棄権した。
2度の優勝を誇るウィンブルドンの開幕まで2週間を切っている中、今後は精密検査を受ける予定だが、出場は諦めていない。
かねて今夏のウィンブルドンかパリ五輪後に引退する意向を表明しているマレーは「試合前のウオーミングアップ中からかなり違和感があった。コートに入る直前に階段を上がる時には右脚に普段の力が入らなかった」「コーディネーション能力がゼロだった。右脚がしっかり動かなかった」と明かした。
「自分にできることは何もない状況で、とりあえずやってみて、治療とかで良くなるかもしれないという思いもどこかであったが、そういうケースではなかった」と述べ、ウィンブルドンを欠場する可能性については「分からない」とした。一方で、これまでのキャリアで痛めてきたのは「主に左側」の体だったとも話し、「ここから右側を改善するのに何かできることがあるかもしれない」と付け加えた。
その他の試合では、セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)が大会第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を6-4、3-6、7-5で破り8強入りした。次戦はマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)を7-6(7-0)、7-6(9-7)で倒した予選勝者のリンキー・ヒジカタ(Rinky Hijikata、オーストラリア)と対戦する。
第4シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)はミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を7-6(7-5)、6-4で退けた。
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2024年06月19日 21:42
全仏オープンを負傷棄権したノバク・ジョコビッチ選手がパリ五輪出場へ/Emmanuel Dunand/AFP/Getty Images
(CNN)テニスの全仏オープンで右膝(ひざ)負傷のため準々決勝を棄権したノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、パリ五輪に出場する見通しとなった。
2024年06月19日 11:12
セルビアオリンピック委員会(Olympic Committee of Serbia)は18日、男子テニスの前世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が、今夏のパリ五輪に出場すると発表した。
委員会は公式ウェブサイトで「ノバク・ジョコビッチとドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic)が、ATPランキングによる条件を満たしているため、今夏のパリ五輪に参加することを発表する」と明かした。
ジョコビッチ本人はまだ、出場を公に認めていない。
ジョコビッチは今月の全仏オープン(French Open 2024)で右膝の内側半月板を損傷し、準々決勝を前に大会を途中棄権。その後に手術を受けて成功したことを発表したが、復帰時期は明言しなかった。
それでも、五輪金メダルにいまだ手が届かないジョコビッチは、パリ五輪には優先して出場したいと以前から話している。
過去には五輪に4回出場しているが、メダルは2008年北京五輪の銅メダルだけ。2012年のロンドン五輪では3位決定戦でファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に敗れると、2016年のリオ五輪もデルポトロに敗れて1回戦敗退。2021年の東京五輪は、3位決定戦でパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)に屈した。
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2024年06月19日 10:29
男子テニス、シンチ選手権(2024 cinch Championships)は18日、シングルス1回戦が行われ、これが今大会最後の出場になるとみられるアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が6‐3、3‐6、6‐3でアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)を下し、ツアーレベル通算1000試合目を白星で飾って2回戦に進出した。
英ロンドンで開催されるこの大会で最多5度の優勝を誇るマレーは、第2セットを落とした後に肉体面が厳しくなった様子で、サーブを打つたびに険しい表情を見せていた。
それでも第3セットは持ち直して得意のクロスコートショットを決めるなどして地元の大歓声を受けると、最後は冷静なバックハンドショットで1時間51分の試合を締めくくった。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)かパリ五輪後の現役引退が見込まれているマレーは、「どんな勝利も大事だ。だからこそ自分たちはプレーする。ウィンブルドンまであと数週間だから、試合に出て自信をつけたい。ここでまた勝てたのはうれしい」と述べた。
一方、全仏オープンテニス(French Open 2024)を制した大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は、ベストな状態とは言えず中盤に調子を崩したものの、フランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)に6‐1、7‐5で勝利した。
第1セットはアンフォーストエラーを1本に抑えて主導権を握ったものの、第2セットは序盤からプレーレベルが落ちてゲームカウント2‐5とリードを奪われた。それでも、そこから巻き返して3本のセットポイントをしのぐと、グラス(芝)コートでの連勝を13に伸ばした。
昨年のこの大会を制し、ウィンブルドンでも優勝を飾ったアルカラスは、2回戦でジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)と対戦する。
一方、第2シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)は、6‐1、4‐6、2‐6でロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に番狂わせを喫した。
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2024年06月19日 09:03
女子テニス、エコトランス・オープン(ecotrans Ladies Open 2024)は18日、シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は大会第8シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に4‐6、6‐3、3‐6で敗れた。
第1セットは13本のアンフォーストエラーがあった大坂は、この日唯一のブレークを奪って競り勝った第2セットではその数を7本に抑えた。しかし、第3セットでは第4ゲームにブレークを許し、そのまま鄭に勝利を許した。
大坂は、14日に行われたリベマ・オープン(Libema Open 2024)に続き、この5日間で2度目となるグラス(芝)コートでの黒星を喫した。
大坂はこれまで芝ではベストのプレーをできておらず、過去の四大大会(グランドスラム)4勝はいずれも全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)と全米オープン(US Open Tennis Championships)でのものだったが、リベマ・オープンでは8強入りを果たしていた。
一方の鄭は、今季女子ツアーで最多となる1試合23本のエースをたたき込み、自身のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)前哨戦初戦を制した。2回戦ではカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)と対戦する。
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