2024年06月22日 12:01
サンドバル対大谷は2打席連続四球 【MLB】ドジャース ー エンゼルス(日本時間22日・ロサンゼルス) エンゼルスのパトリック・サンドバル投手にアクシデントが発生した。大谷翔平投手との対戦で2打席連続四球。その後に苦悶の表情を見せ、降板となった。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 09:02
今永は6回を3失点…メジャー移籍後最速の152キロをマーク
【MLB】カブス 5ー3 ジャイアンツ(日本時間28日・サンフランシスコ)
カブス・今永昇太投手が27日(日本時間28日)、敵地・ジャイアンツ戦に先発し、6回を5安打3失点。勝敗はつかなかった。この日はメジャー移籍後最速の94.6マイル(約152.2キロ)をマーク。10失点した前回登板の悪夢を振り払うような投球だった。
3回に3点の援護を得た今永は、5回まで1安打無失点。だが、6回に4本の安打に自身の暴投も絡み3点を失ったものの勝ち越しは許さなかった。前回登板の21日(同22日)のメッツ戦では3回で10失点。その反省からこの日は、全力で打者に立ち向かった。
「出力を抑えて相手に勝てるほど甘くないことを前の試合で痛感しました。なんで8割で抑えようとしているんだと。力を過信していた。今日くらいの出力を出さないと、通用しないです」
この1週間は「目茶苦茶不安だった」と振り返る。思い起こしたのはクレイグ・カウンセル監督がキャンプで発した言葉。「殴られても立ち上がればいいんだ」だった。「パンチを食らった状態で厳しい1週間でしたが、立ち上がろうとする姿勢を見てもらえたと思う」と今永。次回はどんな投球を見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 09:00
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
DeNAの佐野恵太が27日の巨人戦で、5月21日のヤクルト戦以来となる第3号本塁打を放った。
佐野は1−1で迎えた4回一死一塁の第2打席、先発・井上温大が1ボールから投じた2球目のフォークをベイスターズファンの待つライトスタンドへ放り込んだ。
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏は、「佐野もね、今年状態が良くないんですけど、ポイントがめちゃくちゃ近いんですよ。近くて全部振り足らずになっている。今のホームランは全然前で打っていたでしょう。少しそういう感覚を掴んでくれると、3割常連バッターですから」と解説。
続けて山粼氏は「ずっと良いシーズンはないですから。だってここ2年ジャイアンツの丸どん底だったでしょう。3割くらい打っていますから、立て直す力はレギュラークラスはあるんですよ」と巨人・丸佳浩を例に挙げて語っていた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年06月28日 08:22
MLB公式サイトがパワーランキングを発表
MLB公式サイトは27日(日本時間28日)、パワーランキング投票の最新版(今季第7回目)を発表。前回4位だったドジャース・大谷翔平投手は2位に浮上した。
大谷は26日(同27日)の試合を終えて直近10試合で8本塁打、球団新記録となる10試合連続打点をマークするなど絶好調。前回は2位がフアン・ソト外野手(ヤンキース)、3位がガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ)で、大谷は4位だった。
第4回の発表では大谷が今季初の1位も、第5回の発表以降はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が1位に君臨。26日(同27日)の試合ではリーグ最速となる30号に到達し、シーズン59発ペース。6月は10本塁打目で、14本塁打をマークした5月をすでに超える32打点、OPS1.434を記録している。
ジャッジについて同サイトでは「2か月間絶好調が続いたおかげで、その他全ての打者を置き去りにしてしまった。なので、(序盤の不調は)今となっては遠い記憶になった」と説明されている。
2位に浮上した大谷については「彼のバットは再び火を吹いている。ムーキー・ベッツが6月16日(日本時間17日)に左手を骨折して離脱したドジャースにとっては、素晴らしいタイミングだ」とし、成績を紹介。「気が早いが、オオタニがナ・リーグ3冠王を獲得する可能性は十分にある」とも指摘した。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 08:10
ランドセルを背負ったデコピンと一緒に出勤する朝の一コマを投稿した
ドジャースの大谷翔平投手とデコピンに「だんだん似てきた?」との声があがっている。
2024年06月28日 08:07
「去年よりも強い打球が打てている感じがあるので、そこは結果が出ているかなと感じています」。
石垣島の春季キャンプで“強化組”として徹底的に鍛え抜いてきたロッテの金田優太は、ここまで一定の手応えを掴んでいる。今季はここまでファームで46試合に出場して、打率.262(122−32)、11打点。6月の月間成績は打率.353(34−12)だ。
春季キャンプで山本大斗、勝又琉偉らとともに“強化組”だった金田は、午前中はウエイトトレーニングを中心に練習し、午後からはひたすら打ち込み、徹底的に鍛え抜いてきた。過酷な春季キャンプを戦い抜き、シーズンが開幕してからここまで「(去年に比べて)ライト方向に強い打球が今年は出ているなと思います。ファウルだった打球もあるんですけど、バッター有利なカウントでしっかり打ちにいけている。打球速度も上がっていますし強くなっているなと感じます」と好感触。
6月2日のヤクルト二軍戦では8−2の5回一死一塁の第3打席、尾仲祐哉が1ボール2ストライクから投じた6球目の外角ボール気味のストレートをバットの先でうまく合わせてレフト前に安打を放つなど、今季は外角の球を逆らわずにレフト前安打にすることが多い。
「逆方向に打つというのは高校時代からそういうバッティングをしてきたので、そこはそのまま継続してやりたいなと思います」。
早いカウントから積極的にスイングするのも目立つ。「初球だったり、ファーストストライクに甘い球が来る確率が高いので、そこを打ちにいきますし、状況によってですけど、制球が苦しんでいる時には1球見たりとかしますね」。
◆ セカンドやサード中心
守備では昨季はショートをメインに出場してきたが、今季はショートでの出場は1試合もなく、セカンドでチームトップの36試合、サードで5試合、ファーストで4試合に出場している。「落ち着いて今年はできているかなと思いますけど」としながらも、「土と芝生の間、ファームは土のグラウンドが多いので、そこの間の打球でエラーが1個、2個あったのでまだ課題はあります」と反省も忘れない。
プロ1年目の昨季は「体力的にもキツかったので、あまりうまくいかなかったというのが一番でした」と振り返ったが、今季は「2年目で慣れもあるので去年よりはいい感じです」と体力面の心配もなくなった。
二軍戦が終わった後も、「ウエイトをしていますし、寮に帰ってから早く寝ることを意識しています」とし、「まだまだ技術的に足りないので、練習は人よりやらないといけない。毎日続くので休まないと思って寝ています」とメリハリをつけた日々を送っている。
「上で打率で勝負というか、安打数で勝負というか、二塁打、三塁打を多く打てるバッターになりたいなと思います」。将来を見据えて、ファームで一軍で戦える体力、技術をつけていく。
取材・文=岩下雄太
2024年06月28日 08:06
24日に支配下再契約したロッテ・石川歩が28日・オリックス戦から合流する見込みだ。吉井監督が「1軍で投げる準備はできていると聞いている。近いうちにと思っています」と明かした。オリックス3連戦中に先発する可能性が高まった。
今季はイースタンで8試合に登板し2勝0敗、防御率1・08と復活。指揮官は「もともとロッテのエース。体調さえ戻ればその働きはできると思っている」と期待を寄せた。
2024年06月28日 08:00
「オリックス3−1ソフトバンク」(27日、京セラドーム大阪)
オリックスは左大胸筋の筋挫傷で離脱していた宮城大弥投手が1カ月半ぶりの登板で5回2安打無失点、4月21日以来の3勝目を挙げた。エースの復活で同一カード3連敗を阻止した。
◇ ◇
左大胸筋の筋損傷で約1カ月半の離脱を経験したオリックス・宮城は、自室で試合中継を見るたびに「申し訳ない」との思いが募っていたという。時には同期の紅林に「すごく悔しい」と連絡を入れたほど。「あの舞台で投げたい思いが、日に日に強くなってました」と振り返る。
離脱期間、曽谷や紅林からの声がありがたかった。曽谷には「早く帰って来いよと思って投げている」、紅林には「宮城がいたらもっともっと勝てる」と復帰を願うエールが送られた。「曽谷さんには先輩としてもっと引っ張っていってほしいですね」。そうニヤッと笑い、“宮城節”をかます余裕も見せていた。
同期や後輩にも刺激を受けた日々だ。高卒2年目の斎藤、育成から支配下登録されたばかりの同期・佐藤が巨人戦でプロ初勝利。「活躍するのはうれしいですよね。たくさんいい経験をしている」とうれしそうだった。
後日、斎藤、佐藤に加え、支配下登録を勝ち取った才木の3選手に靴をプレゼント。宮城も21年にT−岡田から靴をもらった過去がある。自身も同じように行動に移した姿勢に、投手陣の先頭に立つ身としての自覚が垣間見えた。(デイリースポーツ・関谷文哉)
2024年06月28日 08:00
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏が、巨人・赤星優志について言及した。
2024年06月28日 08:00
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島の劇的な逆転サヨナラ劇をお膳立てしたのは鉄壁のリリーフ陣だ。無失点リレーで試合をつなぎ、勝機を手放さない。新井監督は「最後、こういうふうになったのもブルペンが頑張ってくれたおかげ」と陰の立役者たちをたたえた。
七回に先発・アドゥワが松本直に適時二塁打を浴び、同点に。なおも1死二、三塁の場面でマウンドに上がった塹江は代打・山田に中犠飛を許したが、最少失点でイニングを終えた。
1点ビハインドの八回は黒原。小雨が降る中、力強い直球を軸に腕を振った。1番から始まるツバメ打線を11球で三者凡退に封じ、3試合連続無失点。「とにかくゼロで抑えて攻撃につなごうと。良い流れを作ろうと思っていたので無失点で抑えられて良かったです」と胸を張った。
九回を託されたのは12日・西武戦(ベルーナ)以来の登板となった矢崎だ。先頭の村上に中前打を浴びるも「その場その場で最善を取るしかない」と慌てない。サンタナをフォークで二ゴロ併殺に打ち取り、武岡は遊飛で任務完了。「どこでもゼロで抑えるのが仕事。僕は僕の仕事をしたという感じです」と頼もしかった。
サヨナラ勝利で今季初白星を手にした右腕。「棚ぼたです」と充実感に浸った笑みを浮かべ、控えめに喜んだ。カープ救援陣の安定感もチームの躍進を支えている。
2024年06月28日 08:00
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島が逆転サヨナラ勝ちで今季3度目の同一カード3連勝を飾った。1点を追う九回、ヤクルトの守護神・田口から上本が安打で出塁。2死二塁で6番の石原が13球目まで粘った末、四球を選んだ。2死一、二塁から坂倉が放った打球は左前へ。左翼手・山崎のダイビングキャッチが届かず、ボールが転々とする間に2者が生還。劇的なサヨナラとなった。新井監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
(テレビインタビュー)
−劇的な幕切れ。
「最終回の攻撃、みんなの執念を感じました」
−坂倉がサヨナラ打。
「石原が粘っている時にネクストのサク(坂倉)の表情を見ていたんですけど、すっごい気合入っていたので、やってくれると思っていました」
−石原が価値ある四球でつないだ。
「本当にね。毎試合出ているわけじゃないんですけど、『何とかしたい、何とかしよう、つなげよう』という彼の打席の中での気持ちが伝わってきました」
(ペン囲み)
−石原が今季台頭。坂倉とは同じ捕手同士、刺激し合いながらの構図になる。
「やっぱりサクもサクで、もがきながら頑張っているし、コイシ(石原)がいいもの見せてくれて、だんだんマスクをかぶる機会も増えてきているよね。これって、コイシがつかんでいるチャンスだと思うんでね。また2人で切磋琢磨(せっさたくま)してやってもらいたいと思います」
2024年06月28日 07:49
● ジャイアンツ 3−5 カブス ○
<現地時間6月27日 オラクル・パーク>
シカゴ・カブスが延長戦を制して連敗ストップ。先発した今永昇太投手(30)は6回3失点の投球で勝敗付かず。鈴木誠也外野手(29)は適時三塁打を含む2本の長打を放った。
今永は初回を三者凡退とし、2回裏は先頭打者に四球を与えるも無失点。3点の援護を受けた3回裏には無死一、二塁のピンチを背負うも、そこから打者9人を続けて打ち取り、5回まで被安打1、無失点に抑えた。
しかし6回裏、二死一、三塁から5番ソレアの適時二塁打と暴投で2点を失い、さらに6番マトスの打ち取った当たりが内野安打となり同点。この回限りで降板し、6回93球を投げて5安打、2四球、3奪三振、3失点という投球。防御率は3.07となっている。
カブスは延長10回表、イアン・ハップが10号決勝2ランを放ち連敗を4でストップ。4番手として9回を投げたエクトル・ネリスがチームトップタイの7勝目、最終回を無失点に抑えたルーキーのポーター・ホッジがMLB初セーブをマークした。
この試合の鈴木はMLB3年目で初めて左翼守備に就き、3回表には適時三塁打を放って今永を援護。5打数2安打、1打点、2三振という内容で今季成績は打率.266、OPS.796としている。
2024年06月28日 07:47
277万7173票を獲得しリーグDH部門で1位…最終投票に進出
オールスター戦(7月16日・アーリントン)の先発出場野手を対象にしたファンによる1次投票の結果が27日(日本時間28日)に発表され、ドジャースの大谷翔平投手はナ・リーグ指名打者部門で277万7173票を獲得して1位となり、2次投票進出が決まった。
2024年06月28日 07:40
大谷のファンとして知られるバーランダー氏「彼の給料を上げてやれ」
【MLB】ドジャース 4ー0 Wソックス(日本時間27日・シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手を助けた“意外な人物”に、米メディアからも称賛が集まっている。26日(日本時間27日)に敵地で行われたホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回にはベンチ内で準備を行っていたところ、ファウルボールが襲ってきたが、ボールボーイが見事にキャッチしていた。
3回無死の場面で、打席には8番のキケ・ヘルナンデス内野手。カウント3-1から一塁側へファウルを放つと、ネクストに向かうためベンチ内で試合を見ていた大谷のもとへ飛び込んできた。咄嗟に避けたが、その前にいたボールボーイが見事に両手でキャッチ。横にいたデーブ・ロバーツ監督は拍手を送った。
その後、大谷はボールボーイに声をかけて感謝した様子。そばで見ていたウィル・アイアトン通訳は口をまんまるにして驚いていた。大谷のファンと知られるアナリストのベン・バーランダー氏は「彼の給料を上げてやれ。彼はショウヘイ・オオタ二の命を救ったんだ」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
また、地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏も「ショウヘイ・オオタ二が命を救ってくれたバットボーイに贈るポルシェは何色?」と投稿。ファンからは「ゴールドグラブ賞」「ヒーローすぎる」「すげぇメジャー級」「ドジャースさんに5億円あげて下さい」と声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 07:32
◆ 指揮官も宮粼の技術を称賛
夏男と昨年までのキャプテンのアーチ共演に、帰還した右腕の好投。7回までは完璧なゲーム展開だったが、8回に助っ人セットアッパーがまさかの同点被弾。4-4で延長戦にもつれ込んだ熱戦にケリをつけたのは“ハマのプーさん"の一振りだった。
DeNAの先発は約3ヶ月ぶりの一軍登板となった平良拳太郎。先頭打者に出塁を許しながらも2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せるが、2回の先頭・大城卓三にソロホームランで先制を許す。その裏には宮粼敏郎のヒットに相手エラーも絡み1死一・三塁のチャンス到来するも、頼みの大和は最悪の併殺打に倒れ、重苦しい空気が球場を支配した。
しかし3回1死から打席に入った桑原将志が、左中間スタンド最前列に飛び込む同点アーチをかけるとムードは一変。さらに4回のピンチを平良が併殺打で切り抜け、大きなガッツポーズでチームを鼓舞すると、その裏には、佐野恵太の2ランで勝ち越しに成功し、5回にもタイラー・オースティンの二塁打と中軸のバットが火を吹いた。
平良は5回まで1失点でまとめ、バトンを受けた中川虎大、坂本裕哉の若手も無失点と好投。しかし8回に投入したローワン・ウィックが岡本和真に同点アーチを浴びる大誤算となり、試合は再び振り出しに戻ってしまった。
しかし10回、1死から登場した宮粼敏郎は、カイル・ケラーの投じた真ん中のスライダーをレフトスタンドへ叩き込み、歓喜の中サヨナラのホームを踏んだ。
試合後殊勲の宮粼は「ホームランバッターではないので、塁に出ることだけ意識して打席に入りました」と明かし「しっかり自分のスイングできたかなっていう感じです」と納得の表情。最後に「もう全員で粘って勝ち取った勝利だと思います。勝つことが大事なので良かったです」と結んだ。
三浦監督も「状態も良かったですし、ああいうところでしっかりと決めれるのはさすがだなと。高めの変化球もしっかりと決めれるっていうのは技術だと思います」と最敬礼した。
交流戦をいい形で終え、初めて戻ってきた本拠地。この試合を勝つか負けるかでは大きな違いがあっただけに、改めて宮粼敏郎の勝負強さがクローズアップされたゲームだった。
取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
2024年06月28日 07:20
◆ 「ちょっともったいなかったですね」
中日が阪神に完敗。リーグ戦再開後、2カード続けての勝ち越しとはならなかった。この日は阪神・先発の村上頌樹と、中日・先発の梅津晃大の“東洋大対決"は、両右腕とも一歩も引かぬ投げ合いを展開。6回までお互い無失点の快投を演じていたが、7回裏、梅津に落とし穴が待っていた。
先頭の中野拓夢に二塁打を打たれると、続く森下翔太のピッチャー返しが足に直撃。慌てた梅津がサードへ送球するもセーフとなり無死一・三塁とピンチを拡大させてしまうと、4番の大山悠輔にレフト前タイムリーを浴びついに失点してしまった。代わった齋藤綱記も阪神打線を止められずこの回4失点となり、結果的に試合が決まってしまった。
まず梅津のピッチングについて、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「村上投手としっかりと投げ合って、いいピッチングだったんですけど」と評価しつつも「やっぱり7回ですよね。ツーベース打たれた後、自分に打球が当たってしまって。逃げそこなってるんでちょっと慌てた部分があるんですけども、ここまではある程度はもうしょうがないと思うんですよ。 ただ、次にヒット打たれてるので、やっぱりちょっと頭の中も、体も整理できないままで行ったんじゃないかなって思ってしまったんですよ」と投手心理を分析した。
解説として出演した齊藤明雄氏も「打球が当たってフィルダースチョイスになってしまってから、もうここは絶対抑えなきゃいけないと思って、スッと投げてしまった。まずファーストストライクはピッチャー欲しいじゃないですか。それで素直にストライクを取りに行って打たれたのかなっていう感じですよね」と野村氏の意見を補足した。
またもうひとりの解説者の松中信彦氏は「慌てずに、もうサード無理だったらファーストでもよかったのかなっていうプレイで、 その後ヒットですからね。防げたかもしれないような風に見えたのでね、ちょっともったいなかったですね」と冷静になれていれば違った展開になっていたのではと推測した。
緊迫したゲームでこそ、心は熱く、頭は冷静にがより必要になってくることがクローズアップされたゲームだった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』