2024年06月23日 08:10
◆ 「線となって繋がった」 ソフトバンクは22日、ロッテとの試合(みずほPayPay)に3−1と逆転勝利。周東佑京が殊勲のソロホームランを放ち、カード勝ち越しを決めた。 1点ビハインドの7回、一死から山川穂高が死球、近藤健介が二塁打と一死二・三塁のチャンスを作ると、柳町達がレフトへの犠飛を放ち同点に追いつくと、続く8回には二死から周東佑京が右中間への勝ち越しソロ、さらには栗原陵矢が適時二塁打を放ち2点を追加。打線が終盤に粘りを見せ、貯金は今季最大の「24」となった。 22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は、同点に追いついた7回の攻撃に注目。「7回の攻撃の所で、山川選手が11球、近藤選手が10球と2人で21球投げさせたことで、種市投手が7回に34球も投げているんですよ」と粘りながら出塁した2人に言及すると、 続けて「先発投手は1イニング20球以上投げると重たくなるので、それによってようやく、8回に種市投手の真っすぐを引っ張ることができたのかなと思います。ソフトバンク打線としては、攻略まで100球以上かかってしまったんですけど、打線がしっかりと“線”となって繋がったので、周東選手のホームランに繋がったのかなと思いますね」とロッテ・種市の攻略に成功したソフトバンク打線について分析した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月28日 08:06
24日に支配下再契約したロッテ・石川歩が28日・オリックス戦から合流する見込みだ。吉井監督が「1軍で投げる準備はできていると聞いている。近いうちにと思っています」と明かした。オリックス3連戦中に先発する可能性が高まった。
今季はイースタンで8試合に登板し2勝0敗、防御率1・08と復活。指揮官は「もともとロッテのエース。体調さえ戻ればその働きはできると思っている」と期待を寄せた。
2024年06月28日 08:00
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏が、巨人・赤星優志について言及した。
山粼氏は赤星について「本当にいいモノを持っていると思うんですよ」と評価しながらも、「だけどやっぱり、荒々しさがないぶん、バッターとしては怖さがない」と指摘。
山粼氏は「そういうところを少し見せてくれると、ピッチングが変わってくると僕は見ているんですけどね。どうしてもストライクゾーンで勝負したがるピッチャーですから、時にはインコースに突っ込んだりとか、“赤星は勝負どころでインコース突っ込んでくるな”と思うとバッターは踏み込めないので、そういうイメージが多分バッターはないと思う。恐怖感を与えるのが大事。厳しいインコース抉ってくるなと植え付けたらピッチャーはだいぶ得ですからね」と自身の見解を述べた。
赤星は昨季後半に先発ローテーションの一角として投げ5勝を挙げたが、今季は開幕から先発、リリーフの両方をこなしている。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年06月28日 07:49
● ジャイアンツ 3−5 カブス ○
<現地時間6月27日 オラクル・パーク>
シカゴ・カブスが延長戦を制して連敗ストップ。先発した今永昇太投手(30)は6回3失点の投球で勝敗付かず。鈴木誠也外野手(29)は適時三塁打を含む2本の長打を放った。
今永は初回を三者凡退とし、2回裏は先頭打者に四球を与えるも無失点。3点の援護を受けた3回裏には無死一、二塁のピンチを背負うも、そこから打者9人を続けて打ち取り、5回まで被安打1、無失点に抑えた。
しかし6回裏、二死一、三塁から5番ソレアの適時二塁打と暴投で2点を失い、さらに6番マトスの打ち取った当たりが内野安打となり同点。この回限りで降板し、6回93球を投げて5安打、2四球、3奪三振、3失点という投球。防御率は3.07となっている。
カブスは延長10回表、イアン・ハップが10号決勝2ランを放ち連敗を4でストップ。4番手として9回を投げたエクトル・ネリスがチームトップタイの7勝目、最終回を無失点に抑えたルーキーのポーター・ホッジがMLB初セーブをマークした。
この試合の鈴木はMLB3年目で初めて左翼守備に就き、3回表には適時三塁打を放って今永を援護。5打数2安打、1打点、2三振という内容で今季成績は打率.266、OPS.796としている。
2024年06月28日 07:47
277万7173票を獲得しリーグDH部門で1位…最終投票に進出
オールスター戦(7月16日・アーリントン)の先発出場野手を対象にしたファンによる1次投票の結果が27日(日本時間28日)に発表され、ドジャースの大谷翔平投手はナ・リーグ指名打者部門で277万7173票を獲得して1位となり、2次投票進出が決まった。
2024年06月28日 07:40
大谷のファンとして知られるバーランダー氏「彼の給料を上げてやれ」
【MLB】ドジャース 4ー0 Wソックス(日本時間27日・シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手を助けた“意外な人物”に、米メディアからも称賛が集まっている。26日(日本時間27日)に敵地で行われたホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回にはベンチ内で準備を行っていたところ、ファウルボールが襲ってきたが、ボールボーイが見事にキャッチしていた。
3回無死の場面で、打席には8番のキケ・ヘルナンデス内野手。カウント3-1から一塁側へファウルを放つと、ネクストに向かうためベンチ内で試合を見ていた大谷のもとへ飛び込んできた。咄嗟に避けたが、その前にいたボールボーイが見事に両手でキャッチ。横にいたデーブ・ロバーツ監督は拍手を送った。
その後、大谷はボールボーイに声をかけて感謝した様子。そばで見ていたウィル・アイアトン通訳は口をまんまるにして驚いていた。大谷のファンと知られるアナリストのベン・バーランダー氏は「彼の給料を上げてやれ。彼はショウヘイ・オオタ二の命を救ったんだ」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
また、地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏も「ショウヘイ・オオタ二が命を救ってくれたバットボーイに贈るポルシェは何色?」と投稿。ファンからは「ゴールドグラブ賞」「ヒーローすぎる」「すげぇメジャー級」「ドジャースさんに5億円あげて下さい」と声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 07:32
◆ 指揮官も宮粼の技術を称賛
夏男と昨年までのキャプテンのアーチ共演に、帰還した右腕の好投。7回までは完璧なゲーム展開だったが、8回に助っ人セットアッパーがまさかの同点被弾。4-4で延長戦にもつれ込んだ熱戦にケリをつけたのは“ハマのプーさん"の一振りだった。
DeNAの先発は約3ヶ月ぶりの一軍登板となった平良拳太郎。先頭打者に出塁を許しながらも2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せるが、2回の先頭・大城卓三にソロホームランで先制を許す。その裏には宮粼敏郎のヒットに相手エラーも絡み1死一・三塁のチャンス到来するも、頼みの大和は最悪の併殺打に倒れ、重苦しい空気が球場を支配した。
しかし3回1死から打席に入った桑原将志が、左中間スタンド最前列に飛び込む同点アーチをかけるとムードは一変。さらに4回のピンチを平良が併殺打で切り抜け、大きなガッツポーズでチームを鼓舞すると、その裏には、佐野恵太の2ランで勝ち越しに成功し、5回にもタイラー・オースティンの二塁打と中軸のバットが火を吹いた。
平良は5回まで1失点でまとめ、バトンを受けた中川虎大、坂本裕哉の若手も無失点と好投。しかし8回に投入したローワン・ウィックが岡本和真に同点アーチを浴びる大誤算となり、試合は再び振り出しに戻ってしまった。
しかし10回、1死から登場した宮粼敏郎は、カイル・ケラーの投じた真ん中のスライダーをレフトスタンドへ叩き込み、歓喜の中サヨナラのホームを踏んだ。
試合後殊勲の宮粼は「ホームランバッターではないので、塁に出ることだけ意識して打席に入りました」と明かし「しっかり自分のスイングできたかなっていう感じです」と納得の表情。最後に「もう全員で粘って勝ち取った勝利だと思います。勝つことが大事なので良かったです」と結んだ。
三浦監督も「状態も良かったですし、ああいうところでしっかりと決めれるのはさすがだなと。高めの変化球もしっかりと決めれるっていうのは技術だと思います」と最敬礼した。
交流戦をいい形で終え、初めて戻ってきた本拠地。この試合を勝つか負けるかでは大きな違いがあっただけに、改めて宮粼敏郎の勝負強さがクローズアップされたゲームだった。
取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
2024年06月28日 07:20
◆ 「ちょっともったいなかったですね」
中日が阪神に完敗。リーグ戦再開後、2カード続けての勝ち越しとはならなかった。この日は阪神・先発の村上頌樹と、中日・先発の梅津晃大の“東洋大対決"は、両右腕とも一歩も引かぬ投げ合いを展開。6回までお互い無失点の快投を演じていたが、7回裏、梅津に落とし穴が待っていた。
先頭の中野拓夢に二塁打を打たれると、続く森下翔太のピッチャー返しが足に直撃。慌てた梅津がサードへ送球するもセーフとなり無死一・三塁とピンチを拡大させてしまうと、4番の大山悠輔にレフト前タイムリーを浴びついに失点してしまった。代わった齋藤綱記も阪神打線を止められずこの回4失点となり、結果的に試合が決まってしまった。
まず梅津のピッチングについて、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「村上投手としっかりと投げ合って、いいピッチングだったんですけど」と評価しつつも「やっぱり7回ですよね。ツーベース打たれた後、自分に打球が当たってしまって。逃げそこなってるんでちょっと慌てた部分があるんですけども、ここまではある程度はもうしょうがないと思うんですよ。 ただ、次にヒット打たれてるので、やっぱりちょっと頭の中も、体も整理できないままで行ったんじゃないかなって思ってしまったんですよ」と投手心理を分析した。
解説として出演した齊藤明雄氏も「打球が当たってフィルダースチョイスになってしまってから、もうここは絶対抑えなきゃいけないと思って、スッと投げてしまった。まずファーストストライクはピッチャー欲しいじゃないですか。それで素直にストライクを取りに行って打たれたのかなっていう感じですよね」と野村氏の意見を補足した。
またもうひとりの解説者の松中信彦氏は「慌てずに、もうサード無理だったらファーストでもよかったのかなっていうプレイで、 その後ヒットですからね。防げたかもしれないような風に見えたのでね、ちょっともったいなかったですね」と冷静になれていれば違った展開になっていたのではと推測した。
緊迫したゲームでこそ、心は熱く、頭は冷静にがより必要になってくることがクローズアップされたゲームだった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月28日 07:20
大谷はリーグ単独トップの月間11本塁打など7冠、ハーパーは打率など6冠
ドジャースの大谷翔平投手が、フィリーズのブライス・ハーパー内野手と熾烈な月間MVP争いを繰り広げている。
2024年06月28日 07:10
◆ 唯一無二のテクニックに解説陣も脱帽
DeNAが巨人相手にサヨナラ勝利。変則の2連戦は1勝1敗の五分で終えた。
開幕カード以来の先発となった平良拳太郎が5回を1失点で試合を作り、桑原将志と佐野恵太の2本のアーチなどで3点のリードして終盤までいいペースで進んだこの日のゲーム。逃げ切りを図ったDeNAだったが、8回に起用したローワン・ウィックがリードを吐き出す大誤算で延長に突入と計算は狂った。しかし10回1死の場面、巨人6番手のカイル・ケラーから宮粼敏郎がレフトへ劇弾を突き刺し、熱戦に終止符を打った。
決勝の一打について、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏は「ここで出るかっていうところでね。カーブも甘いですけれどもミスショットとしないで、一振りで決めましたからね。さすが宮粼というバッティングだと思いますよ」と大絶賛。
もうひとりの解説者の松中信彦氏は「絶対真っすぐ待ってたと思うんですよね。1回止まったんで。真っすぐで待っていたけれども、それがカーブだと思って止まって打ったんで、すごい技術だと思います。体の反応でコンパクトに振れるっていうのは彼の武器だと思いますね」と読みが違っても打てるテクニックに感心しきりだった。
巨人戦の連敗を止める殊勲打を放った宮粼敏郎。稀代のヒットメーカーの技術は、レジェンドOBたちを今日も唸らせた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月28日 06:50
◆ 猛虎打線が復活
阪神が中日に完勝。12安打8得点の猛攻を見せ、8-1と雨中のゲームをモノにした。
阪神の村上頌樹と中日の梅津晃大の両先発は、6回まで無失点と一歩も譲らぬ快投を披露。しかし7回、先頭の中野拓夢の二塁打と野選も絡みチャンスが広がると、大山悠輔、前川右京、佐藤輝明の3連続タイムリーでこの回一挙4点をゲット。8回にも5安打を集中させ4得点と、久々に打線が爆発した。
試合を決めた7回の攻撃について、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた松中信彦氏は「この3人が打つことによって勢いが出てくる」とこの日3連打したトリオの重要さを力説。中でも「前川選手は今日1打席目、2打席目も凡退はしたんですけど、内容は良かったですよね。今日ほんと全打席いい内容で打ってたので、本当に今後、期待したいなとは思いますね。こうやって若い子たちが打ち出すと勢いになるんで。これからすごい楽しみになってくるんじゃないかなと思いますね」と若きスラッガーに期待した。
もうひとりの解説者・齊藤明雄氏は「6番の佐藤は、強引に引っ張るんじゃなくて、逆方向打ったじゃないですか。こういうヒット狙いをされてくると、繋がってくる感じはあると思いますよね。強引さをなくして素直にバッティングすることが1番いいんじゃないかなと思いますよ」とコンタクト重視の必要性を説いていた。
岡田監督の通算700勝を猛打で飾ったゲーム。ここから猛虎打線の復活となるのかにも注目したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月28日 06:44
フランシス・ロメロ記者が伝えた「複数の関係者が巨人入りを認めた」
ロッキーズ傘下3Aアルバカーキを退団したココ・モンテス内野手が巨人と契約したと、全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者がX(旧ツイッター)で27日(日本時間28日)に伝えた。身体検査の結果待ちだという。
昨年ロッキーズでメジャーデビューし、18試合で打率.184、1本塁打2打点だった。今季は3Aで64試合に出場し打率.335、9本塁打47打点、OPS.965を記録。パシフィックコーストリーグで打率トップとなっている。25日(日本時間26日)にはチームからリリースされたことが発表されていた。
全米野球記者協会会員で米野球専門メディア「Just Baseball」のコラムニストを務めるパトリック・ライオンズ記者は、「あらゆる兆候を元にすると、セ・リーグの球団に目が向けられている」とセ・リーグ移籍の可能性を伝えていたが、その後ロメロ記者が「複数の関係者が巨人入りを認めた」と伝えた。
モンテスは3Aで2022年に20本塁打、OP.859。2023年にも22本塁打、OPS.950を記録しており、パワーも兼ね備えた27歳。2023年のメジャーデビュー戦では初本塁打となる2ランを放った。今季マイナーでは二塁で35試合、遊撃で8試合、三塁で11試合に出場していた。(Full-Count編集部)
2024年06月28日 06:40
◆ 「打線が線にならないから…」
巨人が粘りを見せるも最後はサヨナラ負け。
2024年06月28日 06:40
ボールゾーンのスイング率が2%ダウン、打球はゴロ・フライが減ってライナーが増えた
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)からジャイアンツとの敵地3連戦に臨む。最近10試合で打率.444、8本塁打、17打点。6月男の本領発揮となっているが、絶好調の理由はどこにあるのか。MLB公式サイト「ベースボール・サヴァント」で紐解いた。
大谷の好調の要因について、デーブ・ロバーツ監督はストライク・ボールの見極めを挙げている。数値を見れば一目瞭然だ。着目したのはボールゾーンのスイング率を示す「O-Swing%」。27.6%は昨季の29.7%から2.1%低い数値となり、いかにボール球に手を出していないかが伝わってくる。
凡退の内容も変わっている。打席のうちの三振の割合を示す「K%」は19.7%に。昨季の23.9%から4.2%も減らし、キャリア最高の数値となっている。ゴロ・ライナー・フライなど打球の割合はゴロ40.5%、ライナー28.5%、フライ27.3%。昨季はゴロ42.6%、ライナー22.7%、フライ30.3%だった。ゴロ・フライの割合が減り、ライナーの割合が増えていることからバットの芯で捉えていると言える。
バットの芯で捉えていることは「平均打球速度」にも表れ、今季の95.6マイルは7年目で自己最速。昨季94.4マイルから1.2マイルも上げている。打球速度95マイル以上の打球割合を示す「ハードヒット率」もキャリア最高の61.6%。平均打球速度とハードヒット率は、メジャー全体ではヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に次ぐ好数値となっている。
レギュラーシーズン82試合を消化。大谷は打率.322、25本塁打でリーグトップ。61打点はトップと3点差のリーグ3位につけ、100安打、16盗塁をマークしている。シーズン換算すれば、49本塁打、120打点、197安打、31盗塁と軒並みキャリアハイの成績となる。球団新記録で日本人初のシーズン50発はもちろん、トリプルスリー、2012年ミゲル・カブレラ以来、史上15人目の3冠王も期待大だ。1週間後の7月5日に30歳の誕生日を迎える大谷は、どこまで数字を伸ばしていくのだろうか。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
2024年06月28日 06:30
◆ 松中氏が語る打撃浮上のポイントとは
貯金26で首位を快走するソフトバンクは27日、オリックスとのカード最終戦で1−3と敗北した。4番山川穂高は5月22日以降の本塁打なく4打数1安打、5番・近藤健介は快音なく3打数無安打に終わった。ソフトバンクは交流戦明け初の黒星となった。
頼れる主軸2人の沈黙に、27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では心配の声が上がった。
松中信彦氏は山川の打撃に対して「ずっと本塁打も出ていないので気になる。今日の打撃を見ても、引っ張りが多かった」と指摘。「山川選手のバットは930gと重いが、バットのヘッドが下がった状態で打っているので、速球にはどうしても空振りしてしまう。打ちたいと思うと体の開きも速くなっている。気持ちだけかと思ったが、今日の打撃を見ていると心配」と語り「凡打も三塁方向だが、もっと逆方向に飛ぶ打者。球にスピンをかけるような意識をもつと、ヘッドが立ってくる。今は下から入れようとしているので、余計にヘッドが下がり、速球が捉えきれない」と分析。「練習時にはスピンをかけようとしているので、もう少しシンプルにやるとヒントが出てくるのではないか」と助言した。
近藤の4回の空振り三振については「珍しい三振をした。昨日結構内角を攻められたのでその意識があったのか、外角に落ちるボールを空振りした。宮城大弥投手だったということもあるかもしれないが、選球眼の良い近藤選手が昨日の打撃から崩されかけているのかな」と懸念点を挙げ「近藤選手なら修正してくると思うが、これがずるずるいくと打率がだんだん落ちてくる。そこだけが心配」と警鐘を鳴らした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年06月28日 06:20
◆ 齊藤氏「仕方ないよという気持ちになる」マツダスタジアムで今季白星なく5連敗
23日からの3連敗、さらに今季マツダスタジアムでの4連敗を止めたいヤクルトは27日、広島とのカード最終戦に挑むも3−4xとサヨナラ負けを喫した。ヤクルトは初回に先制し、先発・石川雅規も6回2失点と好投。7回には松本直樹の適時二塁打と山田哲人の犠飛で3−2と勝ち越した。9回に田口麗斗が登板するも先頭打者・上本崇司に安打を許す。二死二塁とした場面で、石原貴規に13球粘られた末に四球を与え、続く坂倉将吾の打球を左翼・山崎晃大朗が後逸。痛恨のサヨナラ打を浴び、連敗ストップとはならなかった。
山崎は前に落ちる打球に果敢に飛び込んだが、先発・石川の勝ちも消してしまうプレーとなった。27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の解説・松中信彦氏は「石川投手を勝たせたいという気持ちがすごくあったのではないか。山崎はその一心で飛び込んだと思う」と心中を慮り「一・二塁の場面で、外野は少し下がっていたのでその分捕れなかった。定位置であればもしかしたら捕れていた、あと一歩だった。気持ちの入ったプレーだし、仕様がないと思う」と擁護した。
齊藤明雄氏も「投手からすると、あのプレーは抜けても仕方ないのかなと。打球も詰まりながらスライスして落ちていったので、難しかった。石川投手もあのプレーを見たら、仕方ないよという気持ちになると思う。負けたけど、誰を責めるということもない」と山崎の懸命のプレーを分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』