2024年06月28日 11:25
27日に行われたワールドカップ・アジア3次予選の組み合わせ抽選。日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアという慣れ親しんだ相手が多いグループに入った。 今回はワールドカップの規模が拡大されたこともあり、グループ1〜2位が大会にストレートイン、そして3〜4位が4次予選に進むというレギュレーションになっている。 日本にとっては2位以内を確保するためにサウジアラビアかオーストラリアを上回る必要があるという予選になる。そしてオーストラリアの『The Guardian』では「我々は死の組に入ったと評価されている」と論評されていた。 「もしも親しさが軽蔑を生むのだとすれば、オーストラリアと日本はサッカーにおいて最も軽蔑的なライバル関係にあると言っても許されるだろう。 現実的には、両チームのライバル関係は主に相互のリスペクトから成り立っている。オーストラリアと日本が同じ予選グループを戦うのは5回連続であり、AFCに加盟した2006年からずっと続いている因縁である。ワールドカップ2006でオーストラリアが日本を撃破した直後から始まったものだ。 オーストラリアと同様に、日本もアジア2次予選で完璧な成績を収めた。6試合全てに勝利(北朝鮮戦は不戦勝であるが)し、平均で4.2ゴールを決め、無失点だった。 アジアカップでは準々決勝でイランに敗れるという期待外れの結果になったが、アジアで最もFIFAランクが高い国であり、8大会連続のワールドカップ出場に向けて最有力候補として予選に臨む。 アジアの大会では何も確実なことはないが、ワールドカップの残り一つの自動出場枠はオーストラリアとサウジアラビアで争われることになるだろう。 ワールドカップ2026は48チームに拡大されるため、グループの3位と4位も4次予選に進むことができる。 ロベルト・マンチーニ監督が率いるサウジアラビアは巨額の投資に支えられており、近年はオーストラリアとも良く対戦している。そして2018年大会の予選も、2022年大会の予選も、サウジアラビアの方が上位で終わっている。 ウズベキスタンやヨルダンよりも、オーストラリアにとってサウジアラビアと対戦することが「死の組」という評価につながったのは不思議ではない」 日本代表選手も!今アジアカップで「一気に評価を高めた5名」 オーストラリアは今回のアジア三次予選を9月5日のバーレーン戦でスタート。その後9月10日にインドネシア戦、10月10日に中国戦、そして15日に日本代表とのビッグマッチを迎える。 今回のワールドカップ予選はグループ2位以内が本大会にストレートイン、そして3位から4位が4次予選(プレーオフ)に進む予定だ。
2024年06月30日 23:38
令和6年度全国高校サッカーインターハイ
<出場決定校一覧>
【北海道】旭川実(4大会連続9回目)
【北海道】札幌大谷(3大会ぶり7回目)
【青森】青森山田(24大会連続27回目)
【岩手】遠野(2大会連続22回目)
【秋田】西目(3大会ぶり9回目)
【宮城】仙台育英(3大会ぶり21回目)
【山形】山形明正(初出場)
【福島】帝京安積(初出場)
【福島】尚志(14大会連続16回目)
【茨城】鹿島学園(2大会ぶり10回目)
【栃木】矢板中央(6大会連続13回目)
【群馬】共愛学園(初出場)
【埼玉】昌平(2大会ぶり5回目)
【千葉】市立船橋(3大会連続31回目(
【東京】帝京(2大会ぶり34回目)
【東京】駒澤大高(9大会ぶり2回目)
【神奈川】桐光学園(2大会連続16回目)
【神奈川】東海大相模(3大会ぶり4回目)
【山梨】山梨学院(3大会連続8回目)
【新潟】帝京長岡(3大会連続8回目)
【長野】東京都市大塩尻(3大会ぶり6回目)
【富山】富山一(3大会連続31回目)
【石川】鵬学園(初出場)
【福井】丸岡(5大会連続35回目)
【静岡】静岡学園(2大会連続9回目)
【愛知】東邦(2大会連続10回目)
【岐阜】帝京大可児(3大会連続9回目)
【三重】三重(3大会ぶり7回目)
【滋賀】近江(2大会連続4回目)
【京都】東山(4大会連続6回目)
【大阪】興國(初出場)
【大阪】阪南大高(3大会ぶり6回目)
【兵庫】神戸弘陵(2大会連続5回目)
【奈良】生駒(2大会ぶり2回目)
【和歌山】近大和歌山(7大会ぶり12回目)
【鳥取】米子北(16大会連続19回目)
【島根】立正大淞南(4大会連続17回目)
【岡山】作陽(4大会ぶり24回目)
【広島】瀬戸内(2大会ぶり9回目)
【山口】高川学園(4大会連続26回目)
【香川】尽誠学園(3大会ぶり3回目)
【徳島】徳島市立(10大会連続22回目)
【愛媛】済美(6大会ぶり5回目)
【高知】高知小津(27大会ぶり6回目)
【福岡】福大若葉(初出場)
【佐賀】龍谷(初出場)
【長崎】国見(2大会連続22回目)
【熊本】大津(6大会連続24回目)
【大分】柳ケ浦(6大会ぶり3回目)
【宮崎】日章学園(2大会ぶり18回目)
【鹿児島】神村学園(7大会連続10回目)
【沖縄】那覇西(2大会ぶり18回目)
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
2024年06月30日 22:02
2024年6月30日、FC東京が味の素スタジアムでアビスパ福岡に0-1と敗戦を喫した。その結果以上に気になったのが、76分に途中交代した安斎颯馬の状態だ。
54分に敵エリア内での接触プレーで頭部を強打した安斎はその場に倒れ込むとしばらく動けず。数分後に治療を終えてピッチに戻ったが、76分に自陣のエリア内で座り込んでしまった。
試合後、クラブスタッフに確認したところ、「脳震盪ではない交代」とのニュアンスの返答をもらった。交代時に担架で運ばれていただけに心配だったが、大事には至ってないようだ。
当然ながらこの日のミックスゾーンに姿を見せなかった。無理をせず、コンディション回復につとめてほしい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「大谷さんとか入ってないの?」内田篤人、スポーツ選手の“長者番付”トップ10の顔ぶれに驚き!「サッカー、夢あるじゃん」
2024年06月30日 21:33
Jリーグは6月30日、J1第21節の7試合を各地で開催した。
首位の町田は勝点2差で迫る3位のG大阪と対戦。9分に先制点を奪われるも、45+2分にミッチェル・デュークのゴールで試合を振り出しに戻すと、61分に藤尾翔太のPKで逆転し、69分にも仙頭啓矢が加点。3−1で勝点3を上積みし、首位の座を堅持した。
4位の神戸と2位の鹿島の上位対決は神戸に軍配。開始早々にビハインドを背負ったが、武藤嘉紀、マテウス・トゥーレル、大迫勇也がネットを揺らし、3−1で逆転勝ちを収めた。
浦和は磐田に3−0で快勝し、柏は鳥栖に4−1で勝利。C大阪は名古屋に2−1で競り勝ち、福岡はFC東京に1−0、京都も湘南に1−0で白星を掴んだ。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
J1第21節の結果は以下のとおり。
▼6月29日開催分
札幌 0−1 新潟
川崎 1−1 広島
横浜 1−2 東京V
▼6月30日開催分
G大阪 1−3 町田
C大阪 2−1 名古屋
浦和 3−0 磐田
FC東京 0−1 福岡
湘南 0−1 京都
神戸 3−1 鹿島
鳥栖 1−4 柏
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 21:32
FC町田ゼルビアは6月30日、J1第21節でガンバ大阪と敵地で対戦。
2024年06月30日 21:32
2024年6月30日、FC東京が味の素スタジアムでアビスパ福岡と対戦した。相手は5月25日のアルビレックス新潟戦からリーグ5戦無敗(4勝1分)と好調なチーム。この難敵の堅守をFC東京がどう崩すかが、見どころのひとつだった。
4日前の北海道コンサドーレ札幌戦では単調なパスが多く敵を攻め崩すのに苦労していたFC東京は、その札幌戦の前半と同じくリズミカルなアタックをなかなか仕掛けられない。
バイタルエリアで効果的な縦パスがいくつか入るものの、最終局面でブロックされるシーンが目立ち、良い形でフィニッシュに持ち込めなかった。もっとも、FC東京の出来が悪いというよりは福岡の粘り強い守備を褒めるべき内容だったと、そんな見方もできた内容だった。
福岡も攻め手を欠いた前半を終えて0-0。どちらが優勢でもなく妥当なスコアを経ての後半、FC東京がどう変化をつけてくるかが興味のポイントになった。
しかし、ディエゴ・オリヴェイラと仲川輝人のコンビで何度かゴールに迫ったFC東京も、結局は崩せず。その仲川に代わって投入された俵積田晃太も勝負を決める仕事ができなかった。
今季のFC東京は采配で試合を動かすケースが少ない印象だ。カードを切ってゴールを奪い、流れを引き寄せたのは福岡(先制点を決めたのは62分に投入された(重見柾斗)であり、その点でピーター・クラモフスキー監督の采配に疑問符が付く。
タレントはいるのに勝てない。安易な発想だが、そう考えると、どうしても敗戦(0-1)の一因は指揮官の手腕にあるという結論に行き着いてしまう。結果論だが、なぜ55分あたりに頭部を負傷した安斎颯馬を76分まで引っ張ったのか。
いずれにしても、痛い黒星である。上昇気流に乗りかけていた中での敗戦だけに悔やまれるだろう。ここからどう這い上がるか。今季のFC東京の底力が問われる局面である。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「大谷さんとか入ってないの?」内田篤人、スポーツ選手の“長者番付”トップ10の顔ぶれに驚き!「サッカー、夢あるじゃん」
2024年06月30日 21:08
2024明治安田J1リーグ第21節が29日と30日に行われた。
FC町田ゼルビアはガンバ大阪との上位直接対決を制し、首位の座を堅持した。9分にウェルトンのゴールでG大阪が先制したものの、33分に半田陸が2枚目のイエローカードを受け取り退場。数的有利を得た町田は前半終了間際に追いつくと、後半に2点を奪い、3−1で逆転勝利を収めた。
もう一つの上位直接対決でも、ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズに逆転勝利。8分にチャヴリッチのゴールで鹿島が先制したものの、武藤嘉紀、マテウス・トゥーレル、大迫勇也のゴールで神戸が3−1の勝利を収めた。神戸は鹿島とG大阪との勝ち点差を「1」に縮め、町田は鹿島とG大阪との勝ち点差を「5」に広げる結果となった。
ホームに名古屋グランパスを迎えたセレッソ大阪は、26分にレオ・セアラが今季15ゴール目となる独走ゴールを決めて先制。65分にはカピシャーバの折り返しにルーカス・フェルナンデスが合わせて先制する。76分に1点を返されたものの、1点リードで逃げ切ったC大阪が連勝で7戦無敗となった。
浦和レッズは主力の退団が続くなか、ホームでジュビロ磐田と対戦。21分に石原広教の移籍後初ゴールで先制すると、52分に渡邊凌磨がカウンターを仕上げて追加点。74分に伊藤敦樹がトドメを刺し、3−0で快勝した。
アビスパ福岡は1点を守り切ってFC東京との上位対決を制し、直近6試合で5勝1分と好調を維持。サンフレッチェ広島は川崎フロンターレに追いついて1−1で引き分けた。
ホームに柏レイソルを迎えたサガン鳥栖は、37分にマルセロ・ヒアンの今季10ゴール目で先制。しかし、62分にマテウス・サヴィオのPK成功で追いつかれると、64分にM・サヴィオの追加点を浴びて逆転される。72分と90分には木下康介にリードを広げられ、鳥栖は1−4の逆転負けを喫した。
勝ち点「16」の18位湘南ベルマーレと同「17」の19位京都サンガF.C.が直接対決。24分に原大智のゴールで京都が先制する。52分に湘南はPKを獲得したものの、福田翔生はコースを読まれて失敗。1点を守り抜いた京都は、湘南と鳥栖をかわし、降格圏から脱出した。
アルビレックス新潟は、谷口海斗のゴールを守り切って北海道コンサドーレ札幌に勝利。敗れた札幌は7連敗となった。東京ヴェルディは開幕節のリベンジを果たし、敵地で横浜F・マリノスから逃げ切って2−1で勝利した。
今節の試合結果と順位表、今後の対戦カードは以下の通り。
■第21節
▼6月29日(土)
北海道コンサドーレ札幌 0−1 アルビレックス新潟
川崎フロンターレ 1−1 サンフレッチェ広島
横浜F・マリノス 1−2 東京ヴェルディ
▼6月30日(日)
ガンバ大阪 1−3 FC町田ゼルビア
セレッソ大阪 2−1 名古屋グランパス
浦和レッズ 3−0 ジュビロ磐田
FC東京 0−1 アビスパ福岡
湘南ベルマーレ 0−1 京都サンガF.C.
ヴィッセル神戸 3−1 鹿島アントラーズ
サガン鳥栖 1−4 柏レイソル
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 町田(43/+17)
2位 鹿島(38/+9)
3位 G大阪(38/+5)
4位 神戸(37/+14)
5位 C大阪(35/+7)
6位 福岡(35/+4)
7位 広島(34/+16)
8位 FC東京(33/+3)
9位 浦和(32/+7)
10位 東京V(30/−4)
11位 名古屋(27/−2)
12位 横浜FM(26/+1)
13位 柏(26/−5)
14位 新潟(25/−3)
15位 川崎F(23/−1)
16位 磐田(23/−4)
17位 京都(18/−18)
18位 鳥栖(17/−10)
19位 湘南(16/−11)
20位 札幌(11/−25)
■今後の対戦カード
【第16節延期分】
▼7月3日(水)
19:00 横浜FM vs 鳥栖
【第22節】
▼7月5日(金)
19:00 広島 vs 神戸
▼7月6日(土)
18:00 鹿島 vs 札幌
18:00 東京V vs C大阪
18:00 町田 vs 名古屋
18:30 浦和 vs 湘南
18:30 新潟 vs 鳥栖
18:30 磐田 vs 川崎F
19:00 柏 vs FC東京
19:00 G大阪 vs 横浜FM
▼7月7日(日)
19:00 福岡 vs 京都
【ゴール動画】石原や伊藤ら得点! 浦和が主力退団の懸念を払拭する快勝
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シン・浦和の漢❤️🖤
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PA手前で小気味よくパスを繋ぎ
伊藤の右サイドからのクロスを
石原広教が頭で叩き込んだ!
嬉しい移籍後初ゴールは
レッズの右SBとしての覚悟の証明🔥
🏆明治安田J1第21節
🆚浦和×磐田
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“新キャプテン”のダメ押し弾🙌🙌
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大畑が左サイドをえぐり
マイナスのパスを武田がスルーし
最後は伊藤 敦樹が決めた❤️🖤
キャプテンマークを巻く伊藤は
今日1G2Aの大暴れ✅
🏆明治安田J1第21節
🆚浦和×磐田
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2024年06月30日 21:08
ガンバ大阪は6月30日、J1第21節でFC町田ゼルビアとホームで対戦した。
3位のG大阪が、勝点2差で追う首位の町田と激突。立ち上がりから優位に試合を進め、9分にウェルトンのゴールで幸先良く先制する。
だが、33分に半田陸がこの日、2枚目のイエローカードを受けて退場に。数的不利の戦いを余儀なくされると、45+2分に相手のロングスローの流れから、ミッチェル・デュークに決められて、タイスコアに。
迎えた後半、61分に藤尾翔太のPKで試合をひっくり返されると、69分にも仙頭啓矢の狙いすましたシュートでゴールを割られる。1−3の逆転負けを喫した。
【動画】ウェルトンが首位町田戦で先制弾! 宇佐美のお膳立てから左足を振り抜く!
試合後のフラッシュインタビューで、ダニエル・ポヤトス監督は「これがフットボール」と切り出し、こう続ける。
「11対11でしたら、確実に相手を上回って試合を進められたが、やはり退場のところで、町田に対して、1人少ないディフェンスはなかなか難しい試合になりました」
悔しい結果となったが、ポヤトス監督はすぐに気持ちを切り替える。「私たちは、これからもしっかりと続けていくだけ。前を見て、続けていくことだけをしっかりとやっていきたい」と、いつもの穏やかな表情で語った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 21:03
2024明治安田J2リーグ第22節が29日と30日に行われた。
2024年06月30日 21:00
サンフレッチェ広島は29日に行われたJ1第21節、川崎フロンターレとの一戦をアウェイで引き分けに持ち込んだ。
試合は23分にマルシーニョのゴールで川崎が先制。後半ペースを握った広島はなかなかゴールを生み出すことができなかったが、88分にエゼキエウとのワンツーで中央に入り込んだ満田誠のミドルで追いついてみせた。
「お互いにポイントをプレゼントし合わない、素晴らしい試合だったと思います」
会見冒頭でそのように試合を振り返った広島のミヒャエル・スキッベ監督。川村拓夢、野津田岳人と中盤の選手が立て続けに移籍する難しい状況のなか、中盤でのボールロストが目立つ試合になってしまったという。
ただ、後半頭から投入した18歳の中島洋太朗がポゼッションに安定感をもたらし、流れを手繰り寄せたなかで最後に追いつくという展開だった。
「今日の(中島)洋太朗のパフォーマンスに関しては、非常に満足しています。今日が本当のデビューだったと言えるんじゃないかと思います。45分出ましたし、彼がJ1でやっていけるだけの実力があることを示した良い試合だと思います」
また、この試合のトピックの一つが満田のポジションチェンジだった。ここ数試合と同様、左ウィングバックで先発すると、前半途中にボランチへ移り、その後もシャドー、さらには再び左サイドと、試合の中でさまざまなポジションでプレーした。
その起用法について記者から尋ねられた58歳の指揮官は、「GKにするにはちょっと小さすぎますね(笑)」とユーモラスに答えたあと、こう続けた。
「ただそれ以外のポジションでは、彼のアグレッシブさ、それからずる賢さとかそういったものはどのポジションでも通用すると思っています。ここ2年半くらい、選手交代の際に同じポジションをそのまま代えるというよりも、ポジションチェンジをしながらという戦い方をしてきました。そうすることによって、相手を混乱させたり新しい形で攻めることができるようになると思っています」
本来アタッカーである満田や加藤陸次樹のボランチ起用に代表されるように、大胆な選手起用が珍しくないスキッベ監督。試合中のポジションチェンジに関しては相手を混乱させるといった意図も含まれているようだ。
サンフレッチェ広島ユースが輩出した「地元出身」の最高傑作6名
ピッチサイドでの堂々とした立ち姿が印象的なドイツ人の智将のもと、アウェイで貴重な勝点1を獲得した広島。次戦は7月5日(金)、ホームでヴィッセル神戸との上位対決に臨む。
2024年06月30日 20:58
2024明治安田J1リーグ第21節が30日に行われ、ヴィッセル神戸と鹿島アントラーズが対戦した。
神戸は”トップ4直接対決”3連戦の3試合目。ガンバ大阪に敗れ、FC町田ゼルビアと引き分けたホームチームは、上位戦線から離脱しないよう、是が非でも勝ち点「3」が欲しい。一方、前節の直接対決でG大阪を叩けなかった鹿島は3試合連続ドローと停滞。鈴木優磨を出場停止で欠くなか、4試合ぶりの白星を目指し、『ノエビアスタジアム神戸』に乗り込んだ。
試合の均衡が敗れたのは8分、鹿島が先制に成功する。右コーナーキックから名古新太郎がアウトスイングのボールを送り、ゴール前のチャヴリッチが頭で合わせて押し込んだ。
神戸は18分に試合を振り出しに戻す。扇原貴宏が自陣からピンポイントのロングフィードを供給し、反応した武藤嘉紀が相手DFラインの背後に抜け出す。武藤はボックス中央まで運ぶと、相手GK早川友基の一対一を制して左足で流し込んだ。
38分、神戸が逆転に成功する。コーナーキックの流れからマテウス・トゥーレルがこぼれ球を押し込んだ。試合は神戸の1点リードで折り返す。
神戸は64分にリードを広げる。スルーパスに抜け出した武藤がペナルティエリア右から折り返し、中央で大迫勇也が合わせる。一度は防がれたが、ルーズボールを自ら押し込んだ。最初は武藤のオフサイドで得点が認められなかったものの、VARで判定が覆り、大迫は古巣相手に今季5ゴール目を記録することになった。
試合はこのまま終了し、神戸は3試合ぶり白星、鹿島は12試合ぶりの黒星となった。神戸と鹿島の勝ち点差は「1」に縮まり、鹿島と首位町田の勝ち点差は「5」に広がった。
次節、神戸は7月5日に敵地でサンフレッチェ広島と、鹿島は同6日にホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。
【スコア】
ヴィッセル神戸 3−1 鹿島アントラーズ
【得点者】
0−1 8分 チャヴリッチ(鹿島)
1−1 18分 武藤嘉紀(神戸)
2−1 38分 マテウス・トゥーレル(神戸)
3−1 64分 大迫勇也(神戸)
【ゴール動画】神戸、扇原の絶妙フィードから武藤が同点弾
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🔥撃ち合い上等🔥
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自陣深い位置からの扇原のロングフィードに
武藤が上手く抜け出し
GKとの駆け引きを制し同点に!
上位対決は撃ち合い必至の予感🤔
🏆明治安田J1第21節
🆚神戸×鹿島
📺 #DAZN ライブ配信中#神戸鹿島 pic.twitter.com/iXOvOvh7HY— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 30, 2024
2024年06月30日 20:40
6月30日に開催されたJ1第21節で、首位のFC町田ゼルビアは、2ポイント差で迫る3位のガンバ大阪と敵地で対戦した。
開始9分に先制点を許すも、33分にG大阪の半田陸が退場となり数的優位に立つと、45+2分に得意のロングスローの流れからミッチェル・デュークがヘッドで押し込み、同点とする。
迎えた後半、61分に藤尾翔太のPKで逆転すると、69分に仙頭啓矢がチーム3点目を奪取。3−1で鮮やかな逆転勝利を収めた。
【動画】デュークのヘッド弾&仙頭の3点目
試合後のフラッシュインタビューで黒田剛監督は「先制されたところから、選手たちが冷静に、そこから息を吹き返してくれた。一人、優位に立ったということ、それを上手く利用しながら、得点を積み重ねていけたなという印象です」と振り返る。
11人対10人のアドバンテージを活かした。「一人、優位に立ったことによるシステムの変更、または配置の変更をどうするかということを、かなり細かく協議しながら、やっておりました」と指揮官は明かす。
アウェーゲームで力強く勝点3をもぎ取り、首位の座をキープした。黒田監督は「まだまだ課題は残りますけども、とりあえず首位攻防戦ということで、勝てたことにすごく意味があると思います。すごく良かった」と勝利の喜びを噛みしめた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年06月30日 20:14
2024明治安田J3リーグ第19節が30日に行われた。
2024年06月30日 20:02
2024明治安田J1リーグ第21節が30日に行われ、ガンバ大阪とFC町田ゼルビアが対戦した。
G大阪は“トップ4対決”3連戦のラストゲームであり、勝てば勝ち点差「2」の町田をかわして首位浮上のチャンスが訪れる。一方、2試合連続ドロー中の町田は、直接対決でG大阪を叩いて勝ち点差を広げたいところだ。
9分、G大阪が試合の均衡を破る。自陣から中谷進之介が供給したロングボールを左サイドのウェルトンが収め、一度中央の宇佐美貴史に預ける。宇佐美はトラップにこそ失敗したものの、立て直して相手DFラインの背後に絶妙のスルーパスを供給。抜け出したウェルトンはペナルティエリア左の角度のないところから左足を振り抜き、相手GK谷晃生の股の間を通してゴールに突き刺した。
その後もウェルトンを中心に追加点を狙うG大阪だったが、33分に半田陸がこの試合2枚目のイエローカードを受け取り退場。町田が後半に退場者を出した開幕節とは打って変わり、今回はG大阪が10人で長時間を耐えることになった。
数的有利を得た町田は前半終了間際、ロングスローの流れからミッチェル・デュークが押し込んで追いつく.試合は1−1で折り返す。
後半から攻勢を強めた町田は、59分に藤尾翔太がダワンに倒されてPKを獲得。藤尾が自らキッカーを務めると、トリッキーな助走で相手GK一森純の体勢を崩し、冷静に流し込んだ。
69分、町田がリードを広げる。ペナルティエリアの外でこぼれ球を回収した下田北斗が、ワンタッチでボックス内の仙頭啓矢にパスを供給。仙頭は冷静にボールをキープしてシュートコースを作り、右足を振り抜いて突き刺した。
その後は町田がしたたかな試合運びで時計の針を進め、2点のリードを守り切った。G大阪は10試合ぶり黒星、町田は3試合ぶり白星となった。両者の勝ち点差は「5」に広がり、町田が首位をキープした。
次節は7月6日に行われ、G大阪はホームで横浜F・マリノスと、町田はホームで名古屋グランパスと対戦する、
【スコア】
ガンバ大阪 1−3 FC町田ゼルビア
【得点者】
1−0 9分 ウェルトン(G大阪)
1−1 45+2分 ミッチェル・デューク(町田)
1−2 61分 藤尾翔太(町田)
1−3 69分 仙頭啓矢(町田)
【ゴール動画】G大阪ウェルトンが先制弾も…町田がデュークや仙頭らの得点で逆転
/
好調ガンバ大阪の攻撃陣は止められない!⚡️
\
ウェルトンが宇佐美貴史とワンツーのような形
から最後はニアを撃ち抜くシュートで
ガンバ大阪がJ1首位に向けて大きな先制点!
🏆明治安田J1第21節
🆚G大阪×町田
📺 #DAZN ライブ配信中#G大阪町田 pic.twitter.com/06sspaMeVm— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 30, 2024
/
得意のロングスローからの波状攻撃!🔥
\
ロングスローからドレシェヴィッチがシュートを打った
こぼれ球をミッチェル デュークがヘディングで決めて
試合を振り出しに戻す同点弾となった!
🏆明治安田J1第21節
🆚G大阪×町田
📺 #DAZN ライブ配信中#G大阪町田 pic.twitter.com/WYLHcW2peV— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 30, 2024
/
カットインからの弾丸シュート!💥
\
味方のシュートのこぼれ球からパスを受けた
仙頭啓矢がカットインからの右足を振り抜き
豪快に決めて町田が3点目を獲得!
🏆明治安田J1第21節
🆚G大阪×町田
📺 #DAZN ライブ配信中#G大阪町田 pic.twitter.com/m7707qntK1— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 30, 2024
2024年06月30日 20:01
ブラジルにまた一人、野性味たっぷりの若手アタッカーが出現した。
7月4日で18歳になる。トップ下か右サイドが主戦場。常にボールを欲しがり、細かいタッチでボールに触り続け、屈強なDFの激しいフィジカル・コンタクトを物ともせず、左足から強烈なシュートを叩き込む。
ドリブラーでありながら視野が広く、逆サイドへのロングパスが秀逸で、精巧なスルーパスを通す。跨ぎフェイント、シャペウ(つま先でボールを瞬時に跳ね上げて相手の頭上を越してかわす)といったトリッキーなプレーも得意で、ロナウジーニョとネイマールを足したようなプレーヤー。それがフラメンゴに所属する話題の超新星、ロランだ。
生まれ育ったのは、リオデジャネイロの最も危険な貧民街の一つ。ギャング同士の抗争を描いた2002年制作の映画のタイトルとして世界的に有名になった「シダージ・デ・デウス」地区が、ロランのルーツだ。
「危ない、汚い、という見方をされることが多いけれど、僕にとっては世界で最も安心できる場所。この街の出身であることを誇りに思う」
と本人は胸を張る。
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2019年、13歳でフラメンゴのアカデミーに加わった。15歳でU-16の主力となり、ブラジル代表でもU-16とU-17代表でプレー歴がある。
23年1月にリオ州選手権の試合でトップチームにデビューすると、2試合目で早くもネットを揺らす。16歳7か月での初ゴールは、ヴィニシウス(レアル・マドリー)の17歳1か月を破るクラブ史上最年少記録だった。
試合後、シダージ・デ・デウスの自宅に戻ると、住人たちはけたたましい爆竹を鳴らし続けてヒーローを出迎えた。
23年シーズンは控えの位置づけだったが、24年シーズンは先発出場が増え、早くもチームの中心選手となりつつある。ロラン本人は、「もっとスタミナをつけて、すべての試合で得点に絡みたい」と意欲を漲らせる。
これほどの逸材だ。欧州の強豪クラブが早速、獲得を狙っているという。実際、5月からR・マドリーがスカウトを派遣して視察を続けており、マンチェスター・シティやアーセナルなども強い関心を示している。
フラメンゴは少なくとも今年末までは売却しない意向のようだが、地元メディアは「いつ欧州のビッグクラブが獲得を発表してもおかしくない」と報じている。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
2024年06月30日 20:00
マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFカゼミロは今夏の去就が注目されている。
2022年夏にレアル・マドリードからユナイテッドにやってきたカゼミロは加入1年目となった22-23シーズンは公式戦53試合に出場し、7ゴール7アシストをマーク。カラバオカップ制覇、プレミアリーグ3位、FAカップ準優勝に大きく貢献した1人だ。
大活躍で早くもユナイテッドに欠かせない存在となった22-23シーズンとは一転、23-24シーズンはカゼミロにとって苦しい一年となった。公式戦32試合に出場し、5ゴール3アシストを記録するも、パフォーマンスが上がらないこともあり、批判の多いシーズンとなった。ディフェンスラインに怪我人が続出したことで、カゼミロがCBを任されることもあり、チームとして厳しい1年ではあったものの、22-23シーズンから大きく評価を落としてしまった。
そんなカゼミロだが、今夏にユナイテッドを退団する可能性が高いと考えられていた。英『THE Sun』によると、サウジアラビアのアル・ナスルが興味を示しているものの、まだ正式なオファーは届いていない模様。契約を2年残す同選手の移籍金としてユナイテッドは3000万ポンド(約61億円)を希望しているが、残留の可能性もあるという。
またユナイテッドはカゼミロ売却によって週給29万ポンド(約5900万円)という給料面の負担を減らし、夏の補強資金に充てたいと考えているが、ここまでは目立った動きはないようだ。今後1週間のうちに、カゼミロの代理人はエリック・テン・ハーグと面会をして、来シーズンの構想に入っているかどうか確認するだろうとも同メディアは伝えている。
まだ移籍期間は十分に残されており、ここから同選手を巡る去就が動き出す可能性もあるだろう。今夏の退団が濃厚と考えられているが、今後の動向に注目だ。