©sports-topics.net 2024
2024年06月30日 20:00
マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFカゼミロは今夏の去就が注目されている。 2022年夏にレアル・マドリードからユナイテッドにやってきたカゼミロは加入1年目となった22-23シーズンは公式戦53試合に出場し、7ゴール7アシストをマーク。カラバオカップ制覇、プレミアリーグ3位、FAカップ準優勝に大きく貢献した1人だ。 大活躍で早くもユナイテッドに欠かせない存在となった22-23シーズンとは一転、23-24シーズンはカゼミロにとって苦しい一年となった。公式戦32試合に出場し、5ゴール3アシストを記録するも、パフォーマンスが上がらないこともあり、批判の多いシーズンとなった。ディフェンスラインに怪我人が続出したことで、カゼミロがCBを任されることもあり、チームとして厳しい1年ではあったものの、22-23シーズンから大きく評価を落としてしまった。 そんなカゼミロだが、今夏にユナイテッドを退団する可能性が高いと考えられていた。英『THE Sun』によると、サウジアラビアのアル・ナスルが興味を示しているものの、まだ正式なオファーは届いていない模様。契約を2年残す同選手の移籍金としてユナイテッドは3000万ポンド(約61億円)を希望しているが、残留の可能性もあるという。 またユナイテッドはカゼミロ売却によって週給29万ポンド(約5900万円)という給料面の負担を減らし、夏の補強資金に充てたいと考えているが、ここまでは目立った動きはないようだ。今後1週間のうちに、カゼミロの代理人はエリック・テン・ハーグと面会をして、来シーズンの構想に入っているかどうか確認するだろうとも同メディアは伝えている。 まだ移籍期間は十分に残されており、ここから同選手を巡る去就が動き出す可能性もあるだろう。今夏の退団が濃厚と考えられているが、今後の動向に注目だ。
2024年07月02日 17:31
アーセナルは近年、ブライトンからの補強でチームを強化してきた。2021-22シーズンのベン・ホワイト、2022-23シーズンのレアンドロ・トロサールだ。昨年夏もモイセド・カイセドに関心を示した。
そしてこの夏注目されるのが、三笘薫だ。アーセナル専門サイト『Just Arsenal』は7月1日、現在のブライトンのスカッド構成から、獲得を目ざすべきかもしれないと報じている。
同メディアは「現在のプレミアリーグで有数のウインガーであることは間違いない。サイドでボールを持ち、そのスピードと空間認知で相手を出し抜いて、CFにパスを供給する」と三笘の能力を称賛。「アーセナルはそういう選手を生かせるはずだ。今夏はチャンスがあるかもしれない」と伝えた。
「ブライトンがミトマ放出を考えているかもしれないと示唆することがある。彼らの攻撃の選択肢を見ると、ミトマの退団に備えているかもしれないようだ」
Just Arsenalは、ブライトンは10番タイプがフリオ・エンシソとファクンド・ブオナノッテ、右ウイングがソリー・マーチ、ヤンクバ・ミンテ、アドリアン・マジル、左ウイングが三笘、シモン・アディングラ、イブラヒム・オスマン、ジェレミー・サルミエントという構成を紹介している。
【画像】三笘薫が27歳の誕生日に投稿した“妻クリアさんとの貴重ツーショット”
そのうえで、同メディアは「選択肢のうち、売却となればミトマがベストなのは明らかだろう。おそらく、アーセナルは考えるべきかもしれない。魅力的なオファーであれば、ブライトンは喜んで取引するかもしれない」と続けた。
「アーセナルは強力な守備を効果的に突破できるようなXファクターとなる選手の獲得を考えているようだ。ミトマはその条件を完璧に満たすと思われる」
監督交代で新たな体制となるブライトンから、アーセナルが三笘の引き抜きに動くことはあるのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 15:36
ブンデスリーガのバイエルンは現地時間7月1日、今夏に加入した日本代表DF伊藤洋輝の背番号を発表。「21」に決定した。
伊藤にとって、この「21」は2023-24シーズンまでプレーしたシュツットガルト時代と同じで、馴染みのある番号だ。またバイエルンでは、22-23シーズンまで在籍していたリュカ・エルナンデスや、長きに渡りキャプテンを務めたクラブのレジェンドでもあるフィリップ・ラームらが背負っていた。
【画像】伊藤洋輝、バイエルンでの背番号は?
伊藤の背番号がクラブの公式SNSで発表されると、ファンからは「ラームの背番号もらってるじゃん」「期待値高いんだろうな」「すごい!」「21にふさわしい存在になりますように」「期待してるよ」「責任重大だ」「いい番号もらったな」「彼のプレーが楽しみ」などの声が上がっている。
伊藤が新天地で躍動する姿に期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 15:30
6月30日に行われたJFL第14節、レイラック滋賀FC対ラインメール青森の試合は2-0という結果で終了した。
レイラック滋賀FCはここまで5勝3分5敗という成績で、Jリーグ昇格を目指すためにはやや苦しいスタートになってしまった。
さらにこの6月に入ってからの4試合は2分2敗と勝利がない状況となっており、勝点を伸ばしている上位チームからのギャップが徐々に開いていた。
レイラック滋賀FCはこの週まで13試合で12失点とディフェンスについてはそれなりの強さを見せている一方、攻撃についてはクラブが警戒される立場になったことで違ったプレーが求められるようになっている。
ただ、この試合でのレイラック滋賀FCは開始7分で平尾壮のコーナーキックから久保田和音がヘディングで先制点を奪取。早い段階で課題だったゴールを決めることに成功した。
さらに前半終了間際には再び平尾壮のコーナーキックからロメロ・フランクがニアに飛び込み、右ポストに当てながらネットを揺らす。レイラック滋賀FCが前半のうちに2点のリードを奪い、そのまま2-0と勝利する結果となった。ゴールを決めたロメロ・フランクに抱きつく井出敬大
レイラック滋賀FCがクリーンシートで終えたのは5月18日の高知ユナイテッドSC戦以来で、ディフェンス面でも非常に手応えのある試合だったといえる。
3バックの左で先発フル出場した井出敬大選手は以下のように話し、無失点で終えた試合を振り返っていた。
「(無失点での勝利、そして井出選手の空中戦の強さが生きた試合でもありましたね)ここ4試合勝てていないというチームの状況があったので、今日はホームでなんとしても勝ちたいなという気持ちが一番強かったですね。
守備のところで最後に体を張ったりするところはここ数試合続けられているのかなと思いますし、 空中戦も自分の強みだと思っているので、そこで良さが出せたことは良かったです。
(ラインメール青森は前節セットプレーから3ゴールを決めていました。どんなことを警戒していましたか?)セットプレーの守備や攻撃の練習は、いつもミーティングから行っています。
そこで相手の良さを消して、自分たちがセットプレーで点を取るという点を意識しました。前日からとてもいい練習ができていたんじゃないかなと思っています。
抑えるところを抑えて、得点を取る…というところで、とてもいい流れで勝てているんじゃないかなと思います。
この勝利に一喜一憂することなく連勝することで上位に行けると思いますし、 次のアウェイ2連戦とはチームにとって非常に大事なものになります。
まず目の前に待っている次の武蔵野戦で前期が終了するので、そこで勝利したいです、アウェイで勝点3を掴んで、その次の栃木シティ戦に向かっていきたいです」
ボールを回せる新生レイラック滋賀FC。ラインメール青森相手の勝利に菊池監督が語る「新たな特徴と課題」とは
レイラック滋賀FCはこのラインメール青森戦を終えたあと、同じJFLのティアモ枚方からFW森本ヒマンを獲得。すでに獲得している三宅海斗に加え、前線にさらなる厚みを加えてきた。
後半戦の戦いに向けて勢いづいたレイラック滋賀FC。6日には横河武蔵野FCとのアウェイゲーム、さらに13日にも敵地で栃木シティとの対戦を行い、21日にホームへと戻ってアトレチコ鈴鹿との試合に臨む予定だ。
2024年07月02日 15:17
レアル・ソシエダに所属するCBロビン・ル・ノルマンのアトレティコ・マドリード加入が、決定的となったようだ。
2024年07月02日 14:51
浦和レッズは2日、ギリシャ1部のアリス・テッサロニキに期限付き移籍中のスウェーデン人MFダヴィド・モーベルグと、双方合意のもとで契約を解除したことを発表した。
現在30歳のモーベルグは、2022年シーズンの開幕前にチェコのスパルタ・プラハから浦和に加入。デビュー戦で得点を決めるなど活躍し、1年目で「10番」を背負いながら公式戦31試合出場13ゴール2アシストをマークした。しかし、2年目となった2023年シーズンは公式戦15試合の出場で無得点と不本意な結果に。同年7月には、アリス・テッサロニキへの期限付き移籍が発表され、ギリシャの地で公式戦17試合に出場していた。
浦和はここまでDF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツ、MF岩尾憲、MFオラ・ソルバッケンの退団を発表しており、モーベルグは5人目の退団選手となった。
2024年07月02日 14:30
サッカーのコパ・アメリカ(2024 Copa America)は1日、グループCの試合が行われ、開催国の米国は0‐1でウルグアイに敗れて敗退が決定。3‐1でボリビアを下したパナマが準々決勝進出を決めた。
第2戦でパナマに1‐2で敗れていた米国は、この日のパナマと同等かそれ以上の結果を出せば8強入りとなる状況でウルグアイ戦を迎えた。しかしチームは、すでに8強入りを決めている統率の取れた相手を本気で脅かせるほどの力を発揮できなかった。
パナマが30分に先制という知らせでグループ突破への期待はいったん消えたが、後半開始早々にボリビアが同点に追いついたことで、米国はウルグアイを抑え続ければ勝ち上がれるかに思われた。
しかし、その楽観的な思いはすぐに打ち砕かれ、ウルグアイは66分にシュートを防がれたこぼれ球をマティアス・オリベイラ(Mathias Olivera)が押し込んで先制した。
リプレー映像ではロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)が最初のシュートを放った際に、オリベイラがオフサイドポジションにいたかと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による長時間の確認の末、主審はゴールを認めた。
その後パナマは2点目、さらに終了間際に3点目を挙げて米国にとどめを刺した。
準々決勝でウルグアイはグループD2位チームと、パナマは同組首位チームと対戦する。
■関連記事
・エクアドルが決勝T進出、ベネズエラは首位通過 コパ・アメリカ
・アルゼンチン3連勝 メッシ欠場もラウタロ2G コパ・アメリカ
・米国がパナマに敗れる波乱 コパ・アメリカ8強へ黄信号
2024年07月02日 14:13
Jリーグは7月2日、ルヴァンカップのプライムラウンド組み合わせ抽選会を実施。準々決勝の4カードが決定した。
準々決勝には、1stラウンドとプレーオフラウンドを勝ち抜いた5チームと、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場した横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府が出場。ホーム&アウェー方式でベスト4が決まる。
一昨年の王者であるサンフレッチェ広島は、2021年以来の優勝を狙う名古屋グランパスと対戦。勝ち上がったチームは、セミファイナルで横浜と北海道コンサドーレ札幌の勝者と相まみえる。
J1で首位のFC町田ゼルビアは、アルビレックス新潟と激突。これを勝ち上がると、甲府対川崎を制したクラブと準決勝で対戦する。
【画像】ルヴァン杯ベスト8以降のトーナメント表
ルヴァン杯・プライムラウンド準々決勝の組み合わせは以下の通り。※左がホームチーム
▼9月4日
名古屋×広島
横浜×札幌
川崎×甲府
新潟×町田
▼9月8日
広島×名古屋
札幌×横浜
甲府×川崎
町田×新潟
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 14:10
イングランド代表の一員としてEURO2024を戦うMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)に、出場停止処分が下される可能性が浮上した。
2024年07月02日 13:28
セルタは1日、MFレナト・タピアが契約満了に伴い、クラブを退団することを発表した。
ペルーが生んだラ・リーガ指折りのピボーテが、夢の“第1章”を完結させた。1995年7月28日生まれのタピアは現在28歳。リマのストリートでサッカーを始めると、トゥウェンテのアカデミーに入団する形で欧州に渡る。2014年8月にトップチームデビューを果たした後、フェイエノールトとヴィレムIIを経て、2020年夏にセルタに加入。危機察知能力と球際の激しさに加え、局面を変えるパスを武器に中盤の底に君臨。3バックシステム採用時にはセンターバックとしてもプレーする柔軟性を併せ持つ。在籍4年間で、クラブ公式戦通算120試合に出場し2アシストを記録した。
また同日、タピアはセルタ公式SNSを通じて、別れの手紙を公開。「胸が張り裂けそうなほどの悲しみと、そして多くの感謝を抱きながら、ラ・リーガでプレーするという夢のひとつを叶えるための扉を開けてくれたクラブに別れを告げる瞬間がきた」と綴り、以下のように思いを巡らせている。
「厳しい状況の時、ポジティブな状況の時、それらすべてのシーズンの最高の思い出を持って行くよ。スポーツ面でも、チームにおける個人的な面でも、多くのことを学んだ数年間だった。チームメイト、フィジカルコーチ、キットマネージャー、テクニカルスタッフ、コック、清掃スタッフ、グラウンドキーパー、クラブに近しい人々の幸運を祈っている。彼らと毎日を共有できたことは素晴らしいことで、僕の心の中にはみんなが居続けるだろう」
「ファンのみんなが、いつも僕に示してくれた愛情にも感謝している。ピッチ内外で彼らの代表であれたことをとても誇りに思っていると伝えたい。ここを去る僕からのお願いだ。フットボーラーとしてよりも、ひとりの人間としてレナト・タピアという選手を覚えておいてくれないか。僕は、それが一番大切なことだと思うからね。 いつまでも、セルタ」
そんなタピアの“第2章”は、2023−24シーズンに大躍進を遂げたジローナが有力視されている。今夏にレヴァークーゼンへと移籍するMFアレイクス・ガルシアの後釜として、ラ・リーガとチャンピオンズリーグでプレーすることになるだろう。
【手紙】レナト・タピアがセルタ退団
𝑺𝒆𝒎𝒑𝒓𝒆 𝑪𝒆𝒍𝒕𝒂, @renatotapiac 🩵🇵🇪 pic.twitter.com/mtdFoDO7ds— RC Celta (@RCCelta) July 1, 2024
2024年07月02日 13:10
FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太が7月2日、フジテレビ系列のサッカー専門番組「MONDAY FOOTBALL みんなのJ」にVTR出演。チームの徹底ぶりについて語った。
今季、J1初挑戦ながら前半戦を終えて首位に立つ町田。藤尾は、トレーニング中の厳しさを明かす。
「結構本気で求められていますね。1セッションが終わったら、水を飲みに行くんですけど、『飲みに行くところもジョグで行ってくれ』みたいな。それが最初しんどいと思ったんですけど、徐々にやっていくうちに、それが普通になっているので」
【PHOTO】先制点を許しても応援の声を絶やさず、ついに逆転を呼び寄せたFC町田ゼルビアサポーター
また、黒田剛監督から言われた印象的な言葉をこう述べる。
「0−0で前半を終わって、後半も0−0で進んでいけば、僕たちに絶対にチャンスが来るから、それを決め切れたら勝てる、というのはずっと言われていて。まさに今年その通りなので、その言葉はすごく頭に残っています」
チーム内で高い意思統一が徹底されている様子の町田。次戦は7月6日に行なわれ、J1第22節で名古屋グランパスとホームで相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 12:59
前半の半ばだった。15番を背負う左SBはボールを受けると、ハーフウェーラインを過ぎたあたりから前に運んでいく。敵の守備網を、うまく身体を入れながらスルスルと抜けていく。
「おー!」
観客席からも歓声が上がる。結果的に決定機には結びつかなかったが、ポテンシャルを示すには十分なプレーだった。
6月30日に行なわれたU-18高円宮杯プレミアリーグEASTの第10節・青森山田戦。川崎フロンターレU-18は序盤から自慢のパスワークで試合を優位に進め、後半に2得点。相手の反撃を最終盤の1点に留めて2−1の勝利を収めた。
この一戦でインパクトを放ったのが、左SBで先発したDF関紱晴(2年)だ。183センチ・70キロ。線はまだまだ細いが、SBとしては大柄だ。その運動能力もバスケットをやっていた父親と母親から譲り受けており、身体に無理がきく点も目を見張る。
最大の魅力は、スピードと技術を活かした“運ぶ”プレーだ。特に素晴らしかったのが、冒頭で記したドリブル。「あれをきっかけに青森山田が踏み込んでこなくなった」(関)。相手の勢いを削ぎ、積極性が増した。
そこからは独壇場だ。左MF児玉昌太郎(3年)とうまく連係し、果敢に高い位置に顔を出す。ボールをさらしつつ、相手が飛び込んでくれば前に出る。大外を回るオーバーラップも効果的だ。
チームの2点目も、関の攻撃参加から生まれた。71分に児玉がペナルティエリアの左角で収めると、関が児玉の外を回って走り込む。ダイレクトで左足を振ると、ボールは逆サイドの右SB柴田翔太郎(3年)のもとへ。そこから放ったグラウンダーのシュートはGKに防がれるかと思われたが、手前でFW恩田裕太郎(2年)がヒールでコースを変えてネットを揺らした。
「サイドバックでも結果にこだわりたい。まだまだ最後のところで相手のゴールキーパーにクロスがいく課題もあったので、次節に向けて練習をしていきたいです」
謙虚な言葉で振り返ったが、ゴールに絡めるSBは貴重な人材。利き足は右足だが、左足でも難なくボールを蹴れる。「小さい頃に右足が痛い時があって、その際に左足だけで蹴っていたら上達した」と自信を持っており、左サイドだけではなく右サイドにも対応可能で、両足でクロスを入れることができる。
【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
小学校3年生から川崎のU-12チームに入り、技を磨いてきた関。転機になったのが、中学3年生の時だ。小学校6年生から中学2年生まではボランチでプレーしていたが、身体能力を買われてSBにコンバートされ、瞬く間に才能が花開いた。
高校1年生だった昨季は16歳以下の選手で争われる国体少年の部に東京都選抜の一員として出場。チームでは今季からレギュラーに定着し、U-18高円宮杯プレミアリーグEASTでここまでの全10試合にフルタイムでピッチに立っている。右肩上がりで評価を高めており、先日にはトップチームの練習試合を初めて経験した。
「インテンシティが高くてキツかったけど、自分のプレーができなかったわけではない。守備面では相手が速くて強いので、フィジカル面は鍛える必要性を感じた。逆に攻撃参加は通用して、回ってからのクロスで良いボールを入れられた」
プロの世界を肌で感じて刺激を受けただけではなく、鬼木達監督からの助言も心に残ったという。
「上手い選手は狭い状況でルックアップしてくる。守備の距離をこだわろう」
対人プレーの方法論は学びになり、今後の成長スピードを加速させるうえでプラスになった。
「サイドバックが天職。足は速い方で、クロスは右も左もあげられる。守備でも後から行っても間に合うので、自分にサイドバックが合っている」とは関の言葉。
自分が生きる場所を見つけた男はさらなる高みを目ざし、U-18チームで研鑽を積む。そして、近い将来、クラブOBで憧れの存在でもあるDF山根視来(現ロサンゼルス・ギャラクシー)のように、日の丸を背負いたいという想いも持つ。
「“せき”と書いて、“かん”と呼ぶ。なので、覚えてもらいやすい」。自身の苗字について苦笑いを浮かべたが、“かん・のりはる”の名が等々力のピッチに響き渡る日もそう遠くない。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年07月02日 12:45
アメリカで開催されているコパ・アメリカ。
2024年07月02日 12:35
2024シーズンのJリーグYBCルヴァンカップは2日、プライムラウンドの組み合わせ抽選会が行われた。
準々決勝へ進出したのは、プレーオフを勝ち抜いたFC町田ゼルビア、北海道コンサドーレ札幌、名古屋グランパス、アルビレックス新潟、サンフレッチェ広島の5チームと、今季前半戦ACLのノックアウトステージに出場していた横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府を加えた8チーム。
プライムラウンド初戦となる準々決勝の対戦カードは以下の通りに決まった。
サンフレッチェ広島 vs 名古屋グランパス
北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜F・マリノス
ヴァンフォーレ甲府 vs 川崎フロンターレ
FC町田ゼルビア vs アルビレックス新潟
現在J1首位を走るFC町田ゼルビアは、今季ホームで1-3の敗戦を喫したアルビレックス新潟と対戦することになった。
日本復帰は失敗じゃない!Jリーグで大暴れし「ヨーロッパ再挑戦」を実現させた5名
ルヴァンカップ準々決勝は、インターナショナルマッチウィークの9月4日(水)に第1戦、9月8日(日)に第2戦が行われる。
2024年07月02日 12:25
かつて日本代表をキャプテンとして牽引した吉田麻也。8月の誕生日で36歳になるが、現在所属するMLSのLAギャラクシーでもキャプテンを任されている。
彼はTokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「年齢が上がると、自分の頭のなかでは凄いプレーができるんだけど、実際の身体がついてこなくて、頭と身体のギャップで怪我をするのはよくあることだと思います。
怪我が多い選手はそこのリンクがうまくいっていない事が多いんじゃないかなと。
だから、僕は常に脳と身体のリンクをしっかりさせるのは意識しているし、自分のなかでこれ以上やったらまずいなとか、ここはちょっと張っているかもっていうのを毎日のルーチンのなかで敏感にとらえるようにしていて。
それは自分の身体のケアをする時に“ながら”でやらずに、ちゃんと自分の身体と向き合いながらケアをするのが凄い大事で。
だから、マッサージとかをしてもらう時も、今の若い選手って携帯を触りながらしてもらうんですけど、僕は携帯を触らずに(身体の)触られているところがどう感じているかを意識しながら、マッサージを受けるようにしている。
あとは、もちろん、当たり前ですけど、トレーナーさんへのリスペクトも大事かなと思いますね。だから、若い選手には携帯を触るなと言いたいですね」
頭と身体を常にリンクさせることを意識しているとか。
超人気ゲームで「超伸びる若手」だったのに消えた天才10人
マッサージ中もそれを意識しているようで、スマホを手放さない若手たちの態度には思うところがあるようだ。
2024年07月02日 12:20
ポルトガル代表は現地時間7月1日、ドイツで開催されているEURO2024のラウンド16でスロベニアと対戦。0−0のまま突入したPK戦を3−0で制し、準々決勝進出を決めた。
この一戦にフル出場を果たしたエースのクリスティアーノ・ロナウドは、105分に得たPKのチャンスで痛恨の失敗。試合中にもかかわらず号泣する場面もあった。それでも、PK戦では最初のキッカーを務めて見事に成功。プレッシャーをはねのけて母国の勝利に貢献している。
英公共放送『BBC』によると、元イングランド代表のFWアラン・シアラー氏は、C・ロナウドのメンタリティを以下のように絶賛している。
【動画】ロナウドがまさかのPK失敗で号泣
「ペナルティキックを蹴るのはとにかく大変なのに、重要な場面で失敗したばかりの状況にもかかわらず、再び蹴るなんて信じられないよ。彼が偉大な選手である理由は、素晴らしい精神力を持っているからだ」
さらに続けて「10年前なら、間違いなく彼がゴールを決めていた場面がゲーム中に2、3回はあったと思う。でも、結局はロナウドのショーになった」と試合を振り返っている。
勝利したポルトガルはベスト8で強豪フランスと激突。C・ロナウドの6大会連続ゴール&最年長得点記録更新は見られるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部