2024年06月29日 05:00
日本は北中米ワールドカップのアジア最終予選でオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組に。ホーム&アウェーで計10試合を戦い、2位以上なら自動で本大会に出場、3位か4位の場合はプレーオフに進み、6か国で残り2.5枠を争うことになる。 本大会の出場国が32から48に拡大されて、アジアに8.5枠が与えられるという報道が出た時点では、もう予選敗退の可能性が無くなったかのような意見も多く見られたし、筆者もその例外ではなかった。 しかし、いざ抽選会で3つの組に分けられて、それぞれ上位2か国という枠で見ると、決して簡単ではないことが分かる。 また準々決勝で敗退したアジアカップを振り返っても、アジアでの戦いはW杯の本大会とは異質の難しさがあり、シンプルに選手の“個の力”やプレーの強度を上げるだけで、全ての試合で圧倒できるような単純明快なものではない。 ただ、アジアを勝ち抜く難しさを考えて、今回のC組は決して悪い組分けではない。 たとえばポット6では、2次予選で苦しめられ、アウェーがどこで行なわれるか不透明な北朝鮮と、最終予選でも同組になることは避けられた。ポット4にはアジア上位のポテンシャルを持つUAEもいたが、北朝鮮と同じく、イランとアジア王者のカタールがいるA組に入った。 同じくポット4のオマーンは前回の初戦で、ホームながら敗れた因縁の相手だが、韓国と同じB組に。一方でバーレーンにはアジアカップのラウンド16で3−1と勝利している。簡単な相手ではないが、選手の特長や戦い方なども想定しやすい。 日本はイラン、韓国とともにポット1だったが正直、ポット3まではどこも力のある国で、厳しい戦いになることは想定できる国ばかり。その中でC組は日本、オーストラリア、サウジアラビアとなった。 シンプルにFIFAランキングを見ると、それぞれのポットの最上位国が集まった格好だが、オーストラリアは4大会連続、サウジアラビアも3大会連続で同じ組となっており、戦い慣れているのはメリットだ。 両国の戦術も、徹底的に守りを固めてロングボールという形ではなく、オーストラリアはポジショナルプレーをベースとした、ボールを幅広く繋いでいくサッカーで、サウジアラビアはアジアの中でも最もポゼッション思考が強い。 たとえばアジアカップのグループステージで日本が敗れたイラクやアジアカップ準優勝のヨルダンといった国は、日本にとって噛み合わせがあまり良くない。そして、どちらかというとアジアの戦いに向き合うことを求められる。 そうした基準で見ると、オーストラリアとサウジアラビアが同組に入ったことで、ある程度、世界の戦いを想定した準備も進めながら最終予選を戦っていくことができるだろう。 【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット! 筆者が多少、懸念しているのは、最初の2試合を戦う9月は欧州リーグが開幕したばかりで、日本の主力の大半を占める“欧州組”のコンディションが100とは言い難いことだ。開幕戦からスタメンで出られていない選手はなおさらだろう。 日程を見ると9月5日の初戦がホームの中国戦、同10日がアウェーのバーレーン戦となるが、第二次森保ジャパンに複数回、招集されているメンバーが30人を超える選手層を考えれば、その時にしっかりと試合に出ている選手を中心に招集、起用を考えても良いのではないか。 最終的に首位突破を決めた前回も、苦戦した理由が最初のオマーン戦に敗れたことだった。そして10月には前回と全く同じ順番で、アウェーのサウジアラビア戦、ホームのオーストラリア戦が待っている。9月の2試合で連勝して、良い流れで10月シリーズに乗り込んでいきたい。 まず何より大事なのは最終予選を突破して、無事に本大会へと駒を進めることだが、世界で勝つことを目ざすためには、最後の2試合を待たずに突破を決めることが理想ではある。 2014年のザックジャパンでは、5か国で最終予選を戦い、7試合目となる6月のオーストラリア戦で突破を決めたが、実は3月にアウェーのヨルダン戦で勝利すれば、2試合を残して突破が決まるはずだった。 しかし、1−2でまさかの敗戦となり、突破が6月シリーズに持ち越されたことで、テスト的なメンバーを招集することができず、そのままW杯のプレ大会だったコンフェデレーションズカップに臨むことになった。 そのことで新戦力のテストが後手後手になり、惨敗に終わったブラジルW杯に大きく響いたことは、日本代表の苦い経験であり、教訓でもある。 予選後、本大会を見据えた残り1年のマッチメイクがどうなるかは現時点で知る由もないが、最終的に突破を決めるのはマストとして、できる限り勝点3を重ねていって、来年3月の2試合目となるホームのサウジアラビア戦までに2位以内を確定させて、最後の2試合は世界への足がかりにすることができたら理想的だ。 文●河治良幸
2024年07月01日 09:52
FC東京は7月1日、MF荒井悠汰がJ3のカターレ富山へ育成型期限付き移籍すると発表した。
荒井は、昌平高を卒業後の2023年にFC東京でプロキャリアをスタート。昨季はJ1に2試合出場し、今シーズンはここまで出場がなかった。世代別代表では22年にU-18日本代表に選出されている。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
そんな20歳は今回の移籍にあたり、以下の通りコメント。
「このたび、カターレ富山に育成型期限付き移籍することになりました。これまで自分を応援してくださったファン・サポーターのみなさん、ありがとうございます。結果を出して必ず成長し、みなさんの前で自分の価値を示せるように頑張ってきます。少しでも気にかけていただけたら嬉しいです。行ってきます」
なお、契約期間は7月1日から12月31日まで。期間中は、FC東京と対戦する全公式戦に出場できない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月01日 09:48
元日本代表DFの坪井慶介氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。2006年に行なわれたドイツ・ワールドカップの初戦・オーストラリア戦(1−3)を振り返った。
坪井氏は、福岡大を卒業後の2002年に浦和レッズでプロキャリアをスタート。同年に日本代表に初招集されると、その後も順調にキャリアを積み、ドイツW杯を迎えていた。だが、世界の大舞台を坪井氏は「サッカー人生における唯一の後悔」と回想する。
福岡大時代にユニバーシアード日本代表の選出経験はあったものの、それまで世代別代表には縁がなかった。“非エリート”を自認する坪井氏にとって、初の大きな挫折だったという。
「元々ができてない。だから、あまり試合とかも、すごく後悔したというのも、プロになってからも、毎回ベストを尽くしていると思っていたので、感じてなかったのですけど、さすがにワールドカップだけは『経験不足ってこういうことなのだ』という。世界とアンダーカテゴリーから、ずっと世界を見ていた同世代の奴らと僕との差を、改めて感じちゃった」
【動画】坪井慶介がドイツW杯を振り返る
試合前の心の持ち方が、普段とは違ったという。
「準備という部分もそうだし、気持ちの部分で自分がずっとやってきたことが、ワールドカップだけできてなかったんですよ。よく考えると。気持ちの準備をすごく大事にしていて、ディフェンダーだったので結構『俺、大丈夫だ』と思わない。『いや、ここ危ないかもしれない。あいつ、ここ速いから危ないかもしれない。こいつは高いから今日は競り負けるかもしれない。だから、こういう準備をしよう』という風に考えるタイプだったので、ずっとそうなんですよ、プロ1年目も」
過緊張で、自分を見失ってしまった。
「ワールドカップの時だけ『俺は大丈夫、俺は大丈夫、できる、できる』と入っちゃった。緊張で。もう、ルーティンをやるかどうかも忘れちゃうぐらい、あがっている。あの雰囲気に。『できる、できる、大丈夫、大丈夫』でパって試合に入っちゃった。浮き足立っちゃって。それでオーストラリア戦、第1戦目の後半67分に、足4か所バーってつっちゃって。緊張とたぶん、水分をちゃんと取っていなかったんですよね。全然できていなかった」
試合は、無念の逆転負け。坪井氏は今でも“戦犯”は自分だと反省していると述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月01日 09:18
6月30日、湘南ベルマーレはJ1第21節で京都サンガF.C.とホームで対戦し、0−1で敗れた。
この試合には、湘南U-18出身で2010年〜15年まで湘南に在籍したリバプールの遠藤航が来場。試合前や試合後に古巣の選手たちと対面し、言葉を交わす場面があった。
なかでも、遠藤の言葉に「刺激を受けた」のが田中聡だ。同じ湘南U-18出身者として、そして守備的MFとして、世界トップクラスで戦う日本代表キャプテンからもらった“金言”があるという。
「サッカーのこととか、海外の話とか、少しだけど聞かせてもらいました。特に刺激を受けたのは、『もっと奪う力を伸ばせ』ということ。『ビルドアップももちろん大事だけど、一番は武器を伸ばすことだ』と」
【PHOTO】“湘南のために!”最後まで声援を送り続けた湘南ベルマーレサポーター!(Part1)
試合前にも遠藤から激励された田中。「頑張ろうと思った」なかで臨んだ京都戦だったが、内容・結果ともに納得のいくものではなかったと語る。
「気合は入っていたけど、パフォーマンスは全然ダメでした。チームとして準備してきたものを出せなかったし、気持ちの部分でも負けていた。後半からスイッチが入ったけど、それでは遅い。難しい試合になってしまいました」
試合前の時点で湘南が18位、京都が19位と順位の近い相手との一戦。また、かつて湘南を率いた者貴裁監督が指揮を執る京都が相手で、尊敬する先輩も観戦している。様々な要素が重なり、いつも以上に気持ちをこめてプレーしたはずだが、強い想いが空転するような形で黒星を喫した。
お世辞にも良いゲームだったとは言えない内容だったが、この悔しさをバネにできれば、あるいは田中が遠藤のアドバイスを成長の糧にできれば、京都戦の敗戦も「収穫だった」と言える日が来るかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年07月01日 09:14
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は30日、決勝トーナメント1回戦が行われ、イングランドはジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)のオーバーヘッドキックとハリー・ケイン(Harry Kane)の延長戦の決勝弾でスロバキアに2-1で勝利した。
2024年07月01日 09:03
クロアチア1部のディナモ・ザグレブは6月30日、MF金子拓郎の退団を発表した。
26歳の金子は、日本大を卒業後の2019年に北海道コンサドーレ札幌でプロキャリアをスタート。その後、23年7月にディナモ・ザグレブに期限付き移籍をしていた。
【画像】「GOOD LUCK」ディナモ・ザグレブが金子拓郎の退団を報告
自身初の欧州挑戦では、公式戦で41試合に出場し5ゴール・6アシストをマークした。
ディナモ・ザグレブはクラブの公式Xで金子の成績などを紹介し「さようなら、タキ!」と綴っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月01日 09:00
バルセロナは33歳のDFマルコス・アロンソが契約満了で退団すると発表した。
6月末で契約満了となった彼への感謝と今後の幸運を願うメッセージも出している。
当初、バルサはアロンソとともにジョアン・フェリックスとジョアン・カンセロもローンバックで退団すると発表。だが、その後、2人についての記述を削除した。
フェリックスはアトレティコ・マドリー、カンセロはマンチェスター・シティからのレンタル移籍でバルサに加入。バルサは2人への感謝も綴っていたが、それを削除した。
『SPORT』によれば、2人の退団発表が騒動になったことでバルサは削除することにしたという。一部のファンたちは2人が完全に退団したと解釈したというが、実際はそうではないとのこと。
ハンジ・フリック新監督は2人のジョアンを構想に含めており、再ローンの可能性もあることから退団発表は削除されることになったそう。
「残留宣言」後あっさりクラブを去ったスター10名
2人はそれぞれ保有元では構想外となっているが、バルサに留まることになるのだろうか。
2024年07月01日 08:47
イングランド代表MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)が、劇的勝利を収めたスロバキア代表戦を振り返った。
EURO2024・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)が6月30日に行われ、イングランド代表はスロバキア代表と対戦。25分に先制点を許すと、後半アディショナルタイムまで追いつくことはできなかったが、90+5分にベリンガムが華麗なオーバーヘッドから同点弾を決めると、延長戦に突入した91分にはハリー・ケインが勝ち越しゴールを奪い、2−1で逆転勝利を収めた。
劇的な同点弾でチームを救ったベリンガムは試合後、イギリスのテレビ局『ITV』で、「あのような瞬間に自分が何をできるかを知っている。人々が何を言おうと、今年レアル・マドリードでそうしてきたし、以前にはイングランドでもやったことがある。チームに貢献できて嬉しいよ」と喜びを口にした。
「いい勝利で次のラウンドに進むことができた。とても嬉しいね。ここ1週間ほどチームからネガティブなものを取り除くのは大変だった。今日、彼らは僕たち対して準備ができていたと思う。それでも、僕たちはイングランドが失っていた個性を示すことができた。勝ち抜くことがとても重要だ」
「彼らのゴールの前もその後も、パフォーマンスは本当によかったと思う。僕たちは試合を圧倒的にコントロールしていたし、最終ラインでは常に脅威を与えていた。もしかしたら、ただビッグチャンスを作るための最後のタッチが足らなかったかもしれない。でも、これは間違いなく、今後の僕たちにとって重要になるだろう」
さらに、この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出されたベリンガムだが、「誰が出場したかを見るといい。僕たちは皆でこの試合に勝利した。僕でも、ハリーでも、個々の瞬間でもない。イヴァン・トニーやエベレチ・エゼ、コール・パルマー、左サイドバックでもプレーしたブカヨ・サカのような選手たちのおかげだ。チームのために犠牲を払うということは何が起ころうと僕たちが持ち続けなければならないエネルギーなんだ」と逆転勝利はチーム全体の努力のおかげであることを強調した。
【ハイライト動画】イングランド代表vsスロバキア代表
2024年07月01日 08:05
EURO2024の決勝トーナメント1回戦で対戦するフランスとベルギー。
2024年07月01日 07:45
EURO開催国のドイツはデンマークとの決勝トーナメント1回戦に2-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。
ドルトムントで行われた一戦は雷雨のために一時中断されたが、後半にもマイケル・オリヴァー主審が試合を止める場面があった。
『Bild』によれば、その理由は雷雨ではなかったそう。スタジアムの屋根に登っているマスク姿の男がいたからだったという。The reason he did it has finally been revealed 😲
Read more 👉 https://t.co/KlG3aHnpLE pic.twitter.com/sGGOhFhG3u
— Mail Sport (@MailSport) June 30, 2024
ドイツ警察の特殊部隊SEKが出動すると、ヘリコプターのライト照射の支援も受けて、高さ40メートルで21歳の男を逮捕した。
ドイツ代表、EURO2024で「落選した大物スター5人」
当局は「警察は男を逮捕できた。他の人間に危害が及ぶようなことはなかった」などと発表しているが、動機はまだ不明のようだ。
2024年07月01日 07:38
バルセロナは6月30日、元スペイン代表DFマルコス・アロンソの退団を発表した。
現在33歳のM・アロンソはレアル・マドリードの下部組織出身。トップチームでは1試合の出場にとどまり、2010年夏にボルトンへ完全移籍した。その後はフィオレンティーナやサンダーランドでもプレーし、2016年夏からチェルシーに加入した。
6年在籍したチェルシーでは公式戦通算212試合に出場し、29ゴール23アシストを記録。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ、ヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップ、FAカップのタイトルを1度ずつ獲得した。
そして、2022年9月にバルセロナにフリーで加入。初年度はサイドバックだけではなく、センターバックでも起用されるなど、公式戦37試合出場で3ゴールを記録した。しかし、2年目となった2023−24シーズンは慢性的な腰のケガに悩まされ、手術に踏み切ったことも影響し、公式戦わずか8試合の出場にとどまっていた。
契約が満了する6月30日限りでM・アロンソが退団することを明らかにしたバルセロナは「彼の献身性と尽力に感謝し、今後の成功と幸せを心から願っている」と声明を発表している。
2024年07月01日 07:24
EURO初戦で鼻骨を骨折したため、フェイスマスクを着用してプレーしているフランス代表FWキリアン・エムバペ。
ただ、マスクに違和感を覚えたため、練習では新たな形状の物を装着していた。
『L'Équipe』によれば、会見に登場したエムバペは「何種類ものマスクを使い分けているのはなぜか」という質問に対してこう答えたそう。
「そうは思っていなかったけれど、マスクでプレーするのは絶対に恐ろしいことだ。
変えたのは、うまくいかないことがあったからさ。視野が制限されるし、汗がこもってしまうから、汗を流すためには外さないといけないので、本当に難しい。
最初の数日は、まるで3Dの中にいるような、VIPとしてEUROに招待されたような錯覚に陥ったよ…。人々を見て、プレーしているのは自分ではないという印象を持った。
外せるようになったらすぐに外すつもりだ。今は選択の余地はない。それなしでプレーはできない。痛いよ。
5回も変えたのを見ただろうけど、写真に撮られたのが全部ではなくて、もっと変えたんだ。僕の大会はこういうものになるだろうし、言い訳にはならない。これでプレーするしかないからね」
フェイスマスクでのプレーにはかなりの違和感と恐怖感があるので、5種類以上のタイプを試しているようだ。
エムバペも装着!フェイスマスクをつけてプレーした世界のスター6人とその姿
フランスは決勝トーナメント1回戦でベルギーと激突する。
2024年07月01日 07:20
ユヴェントスは6月30日、アストン・ヴィラからブラジル代表MFドウグラス・ルイスを完全移籍で獲得したことを発表した。
2024年07月01日 07:05
EURO2024の決勝トーナメント1回戦でベルギーと激突するフランス代表。
『ESPN』などによれば、デュッセルドルフで行われる一戦をポール・ポグバも観戦する予定だそう。
かつてフランス代表の主力だったポグバはドーピング違反で4年の出場停止処分を受けたが、ディディエ・デシャン代表監督とは連絡を取り合っているという。
彼とブレーズ・マテュイディはこの試合に招待されており、試合後にはフランス代表の元チームメイトたちと再会する予定。
あまりにも「過大評価されてしまった不幸な現役選手」10人
31歳のポグバは2023年8月以降プレーから離れているが、処分軽減のためにスポーツ仲裁裁判所での審問に備えている。
2024年07月01日 07:00
元日本代表DFの坪井慶介氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。プロ入り後の大ブレイクを語った。
1979年生まれの坪井氏は、福岡大時代にユニバーシアード日本代表に選ばれたことはあったが、それまで世代別代表には縁がなかった。プロ入りできる確信もなく、サッカーに打ち込みながらも深夜のコンビニでバイトリーダーを務めていたと明かす。
それでも、大学卒業後の2002年に浦和に加入し、プロキャリアをスタート。ルーキーイヤーからポジションを確保し、全30試合にフル出場を果たす。新人王、フェアプレー個人賞、Jリーグカップのニューヒーロー賞に輝き、11月には日本代表にも初選出された。
【動画】坪井慶介が小野伸二に助けられた初の日本代表選出を振り返る
当時の日本代表には、“黄金世代”と称される同い年のスター選手である小野伸二、稲本潤一、高原直泰、中田浩二、遠藤保仁らが名を連ねていた。あまり親交がなかった選手たちと、どのように交流していったのか。「異物が急に」と笑いながら振り返る坪井氏は、小野氏が一役買ってくれたと回想する。
「僕が(小野氏も在籍していた)レッズということもあって、レッズ繋がりで、ちょっと知ってもいたので。伸二がすぐに『ツボ、来いよ』って言って、入れてくれて。何となく向こうも名前くらいは知っているけど、どんな奴かは知らないけど、『伸二と仲が良いんだ』ってなれば、もうすぐですよ」
小野氏の計らいに、坪井氏は「あれは、助かりましたよ」と感謝した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月01日 06:55
6月27日に2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み分けが決定し、中国は日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、インドネシアと同組となった。
ワールドカップの常連国である日本、豪州、サウジアラビアと同居する「死の組」に入り、中国のメディアやファンからは悲観的な声が上がっている。
そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は6月29日、「中国は死の組だと言う人々はサッカーを理解していない」と題した記事を掲載。次のように伝えた。
「近年、中国サッカーは特に国際大会での活躍が注目を集めている。しかし、中国代表が入ったグループについて話すとき、多くのファンやメディアは中国が直面する困難を説明するために、『死の組』という言葉を使うのを好む。多くの人、特にいわゆる偽のファンはサッカーを理解していない」
「これらのファンの90%は偽のファンだ。彼らは直接試合を観に行ったことはなく、フィールドに何人の選手がいるのかさえ知らないが、SNSで飽きることなくコメントをしたり、代表チームを嘲笑したりしている」
【PHOTO】EURO2024を華やかに彩る各国の美女サポーターを特集!
同メディアは二次予選で、韓国のアウェー戦で0−1だったのを引き合いに出し、「韓国のような強豪チームと対戦したとき、主力選手のウー・レイがいなくても、わずか1失点だった。この成績は、中国が強豪と渡り合える能力を持っていることを示している」と主張した。
この記事を受けて、韓国メディア『MKスポーツ』は「中国メディアが歴代最大級の楽観主義」とこき下ろしている。
「『韓国遠征で証明した中国、強豪と競う能力を備えた』と、捜狐に最近面白い記事が上がってきた。2026北中米ワールドカップ・アジア最終予選に乗り出す中国に対してポジティブ、いや楽観主義でいっぱいの内容の記事が掲示されたのだ」
同メディアは「中国は今回の最終予選で『死の組』に属した。日本とオーストラリア、サウジアラビア、そしてバーレーンとインドネシアなど1勝も保証できない対戦国に当たった。日本とオーストラリア、サウジはアジアを代表する強豪、中国とのマッチアップで彼らはトップドッグだ。バーレーンやインドネシアも同じだ」と指摘した。
『MKスポーツ』は「中国内でも『死の組』に絶望する反応が少なくない。ブランコ・イバンコビッチ監督も新しい帰化選手が必要だと戦力強化に切実な姿を見せた。それだけ現在の戦力ではワールドカップ本選進出が難しいことを意味する」と見解を続けている。
「しかし、捜狐では全く違う内容の記事が上がってきた。この記事では『死の組』に絶望する中国ファンをひねった。彼らが『偽のサッカーファン』であり、サッカーについて理解していないということだ」
そして、「中国が韓国とのアウェー戦で0−1と敗れたのが彼らにとっては楽観主義の基準となったようだ。自分たちのホームで0−3と大敗したのは忘れたままだ」と皮肉りつつ、こう締め括っている。
「もちろん希望を持つのは間違ったことではない。中国が『死の組』で必ず崩れるという保証もない。結局、彼らがどのプランを持っているかによって運命は変わる」
その中国は9月5日に開催される第1節で、日本と対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部