2024年06月29日 12:43
J1の折り返しとなる第19節のセレッソ大阪戦を1−1で引き分けたジュビロ磐田は、この時点で勝点20。横内昭展監督が率いて2シーズン目となる磐田にとって、この数字が意味するものは重い。開幕前から目標の最低ラインとして設定していたのが、勝点40だったからだ。 つまりシーズンの2分の1で、ちょうど半分の勝点となる。横内監督はこれまでの戦いでも、いくつか取れたはずの勝点を逃したことを認めるが、端的に言えば、前半戦より後半戦の方がチームとして成長していなければ、シーズンで勝点40を上回ることができない。 しかも、J1のライバルたちも一巡目と全く同じはずがなく、成長角度で上回る必要があるのだ。二巡目のスタートとなる第20節の東京ヴェルディ戦は、非常に大きな意味を持っていた。 ――◆――◆―― 目の前の1試合、1試合に100%で臨むのが横内監督のモットーだが、前半戦の19試合を振り返ると、成長した試合がいくつかある。J1王者の基準の高さを思い知らされたヴィッセル神戸との開幕戦(0−2)、一度は2−0とリードを奪いながら、後半に追い付かれて引き分けた第9節のアビスパ福岡戦、開幕時よりは成長を感じさせたものの結局、プレー強度や正確性、決定力など、総合的に下回る形で0−2と敗れた第17のサンフレッチェ広島戦など。 第12節に行なわれた東京ヴェルディとのアウェーゲームは、それらの試合とはまた別の視点で、磐田にとって苦い経験となった。不運なハンドによるPKなど、前半で2点をリードされたが、横内監督は後半スタートから切り札の古川陽介を投入し、左サイドのクロスから、相手のクリアボールを拾ったFWマテウス・ペイショットが流し込んで1点を返す。 なおも反撃を繰り出す磐田。途中出場のブルーノ・ジョゼが右サイドから鋭く仕掛けてクロスを上げると、相手のブロックで浮いたボールにFWジャーメイン良が飛び込んで、豪快なヘディングシュートを決めた。 【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! これが当時、得点ランキングのトップを走っていたジャーメインにとって、12試合で11得点目だった。しかし、この時に相手ディフェンスとのコンタクトで、額の左側を負傷してしまったのだ。 後に陥没骨折という重傷であったことが判明するが、そのままプレー続行したジャーメインはPKのチャンスを外し、それでも逆転勝利を目ざして攻め続けた磐田は裏返しのカウンターを受ける形で、センターバックのリカルド・グラッサが決定機阻止で退場に。 10人になった磐田の横内監督は、途中出場だったMF藤原健介を下げて、U-23アジアカップから帰国したばかりのDF鈴木海音を投入したが、後半アディショナルタイム9分に守備の連係ミスを突かれて、FW木村勇大に決勝ゴールを叩き込まれた。 屈辱的な敗戦。そして、ここまでチームの攻撃を牽引してきたエースが不慮のアクシデントで離脱、守備の要であるリカルド・グラッサまで出場停止で欠く事態に。 そうしたショックも影響してか、翌節に19位だったサガン鳥栖に今シーズン最低とも言えるパフォーマンスで0−3の大敗を喫すると、続く最下位の北海道コンサドーレ札幌とのアウェーゲームも0−1で落とし、3連敗となった。 振り返れば序盤戦にも柏レイソル、ガンバ大阪、鹿島アントラーズを相手に3連敗しているが、J1の高い基準に慣れるためにもがいていた当時とはまた違う、悪い流れに入ってしまった。 横内監督や選手たちも努めて気丈に振る舞ってはいたが、今シーズンで一番苦しい時期だったことは間違いない。 そんな磐田に希望の光を照らしたのが、序盤戦の多くの試合をベンチ外で過ごしてきたMF金子翔太だった。正念場となったホームの浦和レッズ戦(15節)、0−1で迎えた71分に、松本昌也のクロスを左の平川怜が折り返すと、上原力也が放ったシュートのこぼれ球を金子が押し込んだのだ。 どんな状況でも明るく、腐らずトレーニングに励んできた金子の同点ゴールというのは、チームを4連敗の危機から救うだけでなく、公式戦の翌日に行なわれる練習試合や紅白戦のサブ組で一緒にやってきた選手たちにも刺激を与えた。 そこから代表ウィーク前の広島戦ではアウェーで力負けしてしまったが、ジャーメインがベンチに復帰したFC東京戦、C大阪戦と上位の相手に引き分けて前半戦を終えた磐田は、後半戦のスタートとなる東京V戦で3−0の勝利を収めた。 この試合でもジャーメインのPK失敗という前回の対戦がよぎる出来事があり、前半の終わりの方にはマテウス・ペイショットの不可解なファウルなど、レフェリーのジャッジに苛立ちを見せてしまい、ヴェルディ側に流れを持っていかれる時間もあった。 それでも後半のキックオフ前にはマテウス・ペイショットやGK川島永嗣がレフェリーに明るく声をかけるなど、うまく切り替えられていることを示していた。 横内監督はハーフタイムのロッカールームに関して「ジャメ(ジャーメイン)がPKを失敗して、ショックはあったと思いますけど、ジャメに対していろんな選手が声をかけていましたし、そのプレーのあとも変わらずにやり切ってくれていたと思います。選手たちからも“後半、いけるぞ”という雰囲気は感じました」と振り返る。 この試合は金子が左サイドハーフ、ブルーノ・ジョゼが右サイドハーフでリーグ戦の初スタメンとなったが、ジャーメインのスルーパスに抜け出した金子の惜しいシュートに始まり、結果的に得点できなかったが、ブルーノ・ジョゼが鋭い飛び出しでPKを獲得するなど、二巡目のスタートでようやくスタメンのチャンスをもらった二人が攻撃を活性化して、後半の3得点に導いたことが、この日の磐田のパフォーマンスを象徴していた。 その二人も絡む形で、相手のオウンゴールで先制点を奪うと、ブルーノ・ジョゼが獲得したCKから上原のキックにマテウス・ペイショットが豪快に合わせて追加点。そして途中出場の古川陽介が、自陣から60メートルをドリブルして、最後は左斜めの位置から右足のシュートを突き刺す、待望の今シーズン初ゴールで締めくくった。 3得点を挙げた攻撃に目が行きやすいが、木村やFW染野唯月といった危険なアタッカーを封じて、無失点の勝利を支えたディフェンス陣の奮闘も見逃せない。 前回はリカルド・グラッサの退場で、急きょ投入されて最後の失点に絡んでしまった鈴木は「前回のアウェーの試合で3失点してるなかで、ゼロで抑えられたのは自分としても嬉しいですし、この前は途中出場で、2−2からゴールを決められて、2−3になってしまったのは責任を感じていたので。勝利だけじゃなくてゼロで抑えたのは良かった」と振り返った。 これで磐田は20試合を終えて勝点23となり、勝点40ペースを少し上回る形となった。ヴェルディ戦の勝利の意味を横内監督に聞くと「前回対戦したアウェーのヴェルディ戦に負けたのは本当に悔しかった。J2で切磋琢磨しながら一緒に上がったチームで、去年も勝つことができずに、前回もそこに手が届かなかった。本当に悔しい思いをした。それは僕だけじゃなくて、選手もそう思っていましたし、その悔しさを忘れずに選手たちはピッチで表現してくれた」と答えた。 そうした気持ちという部分は、一つひとつのデュエルやセカンドボールの奪い合いでも感じられたが、チームのベースとしても守備の連動や攻撃のイメージ共有、コンパクトな関係を90分、維持する意識、そして交代選手の躍動と、前半戦からの確かな成長を示す試合でもあった。 もちろんヴェルディ側からすれば、城福浩監督が「軽かったの一言ですね。前線の追いも甘いですし、誰かが三度くらい追いかけて全員を鼓舞するような走りをしたか。誰かが頭を投げ出したり、身体を張るようなプレーをしたか。僕には感じられませんでした。今年最低の試合をしたと思っています」と話すように、また別の見方があるだろう。 磐田としては、ここからの18試合の内容と結果で、さらなる成長を証明していくしかない。先述の通り、横内監督は勝点の最低目標を40に設定している。一部で誤解される報道もあったが、あくまで最低目標であり、そこにいち早く到達して、1つでも上の勝点、順位を目ざしていくことが、ここからの戦いになってくる。最低目標は設定するが、上限を設定していないのは、ある種の横内監督らしさかもしれない。 ここから前向きに上を目ざすんだという雰囲気が、チーム内だけではなく、サポーターを含めた外側にも熱量を示していけるヴェルディ戦の勝利だった。そのことを横内監督に伝えると「そういうふうに捉えられるゲームの内容というか、試合だったというのは、ヴェルディ戦は、我々が思ってる以上に、観ている人にそう感じてもらえるゲームがすごく大事だと僕は思ってます」と答えてくれた。 「そういうふうに思ってくれる人が一人でも多くいてくれるゲームを、我々は続けていかなきゃ行けない。それで自分たちの目標であるところに近づいて行くかなと思ってます。我々チャレンジャーではありますが、J1で1つでも上の順位、我々の上にいる順位のところに入れ替わっていける、そういう戦いをしていきたい。もちろん下を見るのではなく、常にそういうところを見ながらプレーし続け、戦い続けたいと思います」 もちろん、この勝利で残留が約束されたわけではないが、より上を見て、高みを目ざしていく戦いへ。6月30日、埼玉スタジアムに乗り込む浦和との一戦で、磐田がどういったパフォーマンスを見せるのか。飽くなきチャレンジャーの挑戦は続く。 取材・文●河治良幸
2024年07月02日 11:11
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は1日、決勝トーナメント1回戦が行われ、フランスは終盤のヤン・フェルトンゲン(Jan Vertonghen)のオウンゴールでベルギーに1‐0で辛くも勝利し、準々決勝進出を決めた。
試合を支配しながらもフィニッシュに無駄が多かったフランスは、延長戦に突入しかけるかに思われた85分にようやく突破口を開き、ペナルティーエリア内で途中出場のランダル・コロムアニ(Randal Kolo Muani)が放ったシュートがフェルトンゲンに当たると、GKコーエン・カスティールス(Koen Casteels)が守るベルギーゴールを陥れた。
この幸運なゴールで勝利したフランスは、3度目の欧州王座獲得を目指す中で、5日にハンブルク(Hamburg)でポルトガルと対戦することが決まった。
フランスは今大会、いまだにオープンプレーからの得点がない。チームの選手がゴールを決めたのはポーランド戦でのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)PKのみで、他の2得点はともに相手のオウンゴールとなっている。
しかし、重要なのは守備の堅さで、これまでのところPKでの1失点のみしか喫していない。この日もロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)らベルギーの攻撃陣に対して抜群の強さを見せた。
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2024年07月02日 10:00
イングランド代表は、スロバキアに2-1で勝利して、EURO準々決勝進出を決めた。
20歳のジュード・ベリンガムは、敗戦寸前に劇的同点ゴールを決めて、チームを救っている。
ただ、自分の股間を掴むようなジェスチャーが物議を醸しており、「あれは試合を観戦していた親しい友人たちへの内輪ジョークのジェスチャーだ。今夜のスロバキアチームのプレーには敬意しかない」と釈明するはめになった。
『BBC』によれば、UEFAはベリンガムのジェスチャーが行動規範のルールに違反していないかを調査しているという。もし、違反となった場合には、出場停止や罰金が科される可能性があるとのこと。
「背番号10をやめた」スター10人
イングランドは準々決勝でスイスと対戦する。
2024年07月02日 09:33
現地時間7月1日、ドイツで開催されているEURO2024のラウンド16でポルトガル代表はスロベニアと対戦。PK戦の末に勝利して、ベスト8に駒を進めた。
ポルトガルは試合序盤から攻め立てるも、ゴールが遠かった。また、延長戦ではエースのクリスティアーノ・ロナウドがまさかのPK失敗。結局、120分間をスコアレスで終えたなか、迎えたPK戦ではGKディオゴ・コスタが3本連続セーブ。ポルトガルはC・ロナウドら3人が成功させた。
UEFAの公式サイトによると、ポルトガルのロベルト・マルティネス監督は、勝利の立役者となった守護神を以下のように絶賛している。
【動画】ロナウドがまさかのPK失敗で号泣
「ポルトガルの秘密兵器はディオゴ・コスタだ。別次元のプレーを見せた。相手FWと1対1の状況では、信じられないくらい素晴らしかった。そしてPK戦では高い集中力とクオリティを発揮して3連続ストップ。我々は彼をとても誇りに思うべきだ」
また延長戦では痛恨のPK失敗となったものの、PK戦では最初のキッカーとしてきっちりと決め切ったC・ロナウドに対しては「クリスティアーノは我々のキャプテンだ。人生にもサッカーにも困難な瞬間はあるが、諦めず、進み続けなければならない。彼は上手くいかない時、どうすればいいかを示してくれた」と感謝を述べた。
2大会ぶりの8強入りを果たしたポルトガルは、準々決勝で強豪フランスと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 09:21
ポルトガル代表GKディオゴ・コスタ(ポルト/ポルトガル)が、スロベニア代表戦を振り返った。
2024年07月02日 09:16
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は1日、決勝トーナメント1回戦が行われ、ポルトガルは0‐0で迎えたスロベニアとのPK戦を3‐0で制し、準々決勝に進出。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が延長戦でPKを外したものの、PK戦では守護神ディオゴ・コスタ(Diogo Meireles Costa)がすべてのキックをセーブした。
スロベニアはポルトガルを相手に果敢な戦いを見せていたが、スコアレスで迎えた延長前半終了間際にジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)へのファウルでPKを献上。しかし、ロナウドはこれをGKヤン・オブラク(Jan Oblak)に防がれると、その後泣き崩れた。
それでもPK戦では立ち直ったロナウドがキックを決めると、ポルトガルはブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)とベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)も成功。逆にスロベニアはコスタにすべてのシュートを止められた。
辛うじて勝ち進んだポルトガルは、準々決勝でフランスとの大一番を迎えることになった。
ロナウドは試合後、「まず悲しんで、それから喜んだ。サッカーは説明できない瞬間、あらゆるものを与えてくれる」と振り返った。
「今年はミスを一つもしていなかったが、ここ一番でオブラクに防がれた。スロベニアはずっと守備に徹していて、そうなると難しくなる」
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2024年07月02日 09:03
EURO2024の準々決勝で対戦することになったポルトガルとフランス。
クリスティアーノ・ロナウドとキリアン・エムバペの両エースは、2021年大会でも対戦している。
39歳になったロナウドは、自身6大会目となるEUROを戦っているが、スロベニア戦ではPKを失敗した後に思わず号泣。ただ、PK戦の末に勝利した後にこう述べていた。
「フランス戦は厳しい試合になる。闘いに行く。エネルギーのプラスになったし、このユニフォームのために常にベストを尽くす。生涯それを続ける。
自分は物事を正面から受け止めることを恐れたことはないし、諦めるなんていうことを僕からは決して聞くことはない。これが間違いなく自分にとって最後のEUROだ」
これが最後のEUROになると明言。
タトゥーを彫っていない世界最強のスター11人
そのうえで、「どんなに強い人間でも落ち込む日はある。(PK失敗で)落ち込んだし、悲しかった。チームがそれを必要としていたからね。もう無理だ、後で話すよ」と感極まっていたそう。
2024年07月02日 09:00
元イタリア代表のマリオ・バロテッリが泥酔し地面に転がる動画が拡散され話題となっている。
バロテッリは現在33歳、23−24シーズンをトルコリーグのアダナ・デミルスポルでプレイし、16試合出場で7ゴールを記録する活躍を見せていた。ただ現在は退団し、所属先のないフリーの状態であり、休暇を過ごしている最中だった。
ストライカーとしての能力の高さ以上に、素行の悪さが注目されることが多く、これまで数々のトラブルを巻き起こしてきた。そして今回も彼の奇異な行動が動画で撮影され、ネット上で話題となってしまった。その動画には、バロテッリと見られる人物が泥酔し、立ち上がれなくなっているところを知人と見られる人物が手を貸している。しかし勢い余って二人とも転んでしまうというもの。
この動画には一部で批判が起きているようで、バロテッリ本人はSNSでこう反応を示した。
「私たちは転ぶし、転がるし、友達と遊ぶ。どこに問題があるのか 分からない。私が酔っているということだ。なぜ私が批判されるのだ?」
日頃の行いのせいでもあるかもしれないが、スター選手だけに今回みたいな日常のおどけたシーンすら批判の的になってしまうのだろう。他人に迷惑をかけない範囲内でなら、大いに楽しんで来季に向けて英気を養ってもらいたいところだ。
2024年07月02日 08:45
EURO2024敗退が決まったベルギー代表。
2024年07月02日 08:36
元日本代表FWの鈴木隆行氏が、TBS系列で放送されたサッカー専門番組「KICK OFF! J」に出演。浦和レッズのFW渡邊凌磨を称賛した。
6月30日に行なわれたジュビロ磐田戦(3−0)、1−0で迎えた52分だった。伊藤敦樹の折り返しにボックス内で反応した渡邊は、ダイレクトで右足を一閃。ゴール右隅に突き刺してみせた。
【動画】浦和FW渡邊凌磨の技あり弾!
このゴールに、鈴木氏は「あえて入らず我慢して後ろで待った」と解説する。
「クロスが上がってくるところなのですけど、ニアには距離があったので、『あまり良くない』という判断だったと思うんです。なので、あえてマイナスのポジションでしっかりとボールを待って、最後、減速してシュートコースを確保して、決めた」
そして「(相手DFは)マイナスのボールは反応しづらいので。素晴らしいゴールだったと思います」と称えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月02日 08:30
プレミアリーグのブライトンが、ニューカッスルからヤンクバ・ミンテを獲得した。
クラブとこの19歳のウィンガーとの契約は2029年まで。移籍金は約3000万ポンドとされている。ミンテは2023年6月にデンマークのオーデンセからニューカッスルに移籍。すぐにローン移籍でフェイエノールトへと移ると、23−24シーズンは上田綺世と共にプレイし、公式戦27試合で10ゴール6アシストの大活躍を見せた。
ニューカッスルは利益と持続可能性の規則違反を回避するために、この若き有望株を手放したと見られている。ミンテの利き足は左足で、主に右サイドを任されるため三笘薫との共闘が見られるかもしれない。
ブライトンのテクニカルディレクターのデビット・ウィアー氏は「ヤンクバは多くの関心を集めている若い有能な選手なので、彼を獲得できて嬉しく思います」と述べ、それから「彼は驚異的なスピードを持つエキサイティングな選手です」と印象を語った。
来季のブライトンは、三笘とミンテの両ウィングとも手のつけられない攻撃を展開することになるかもしれない。大いに注目したい。
2024年07月02日 08:20
EURO2024の準々決勝進出を決めたフランス代表。
1-0で勝利したベルギーとの決勝トーナメント1回戦は、相手DFヤン・フェルトンゲンのオウンゴールが決勝点となった。
そうしたなか、フランス代表FWキリアン・エムバペの行動が話題になっている。
オウンゴールが決まった直後、フェルトンゲンに駆け寄ると何か言葉をぶつけていたのだ。その様子を見ていた主審はエムバペに対して注意を行ったものの、カードは出さず。もし、イエローを提示されていた場合には準々決勝は累積警告で出場停止になっていた。
前半にエムバペはペナルティエリア内で倒された際にPKをアピールしたが、フェルトンゲンは簡単に倒れすぎたと叱責するなど、2人は試合中にやり合っていた。
エムバペも装着!フェイスマスクをつけた世界のスター6人とその姿
フランス紙は「エムバペの復讐」というニュアンスでも伝えているが、この行動は「品格がない」などとSNS上で話題になっている。
2024年07月02日 08:05
ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)が、フランス代表戦を振り返った。
2024年07月02日 07:57
ポルトガル代表はスロベニアとのEURO決勝トーナメント1回戦に勝利し、準々決勝進出を決めた。
0-0で迎えた延長戦では39歳クリスティアーノ・ロナウドがPKを失敗。思わず涙していたロナウドだが、PK戦では1人目のキッカーとして登場。相手GKヤン・オブラクが届かない左隅へのシュートを見事に決めてみせた。
BBCで解説した元イングランド代表FWアラン・シアラーは「PKを蹴るだけでも大変なのに、あの重要な場面で失敗した後に蹴るなんて…アンビリーバブルだ」とロナウドの強心臓ぶりに脱帽していた。
史上最高のサッカー選手ベスト10 (最新版)
また、元アーセナルDFマーティン・キーオンも「我々は彼の涙とプロ意識を目の当たりにした」と讃えていた。
2024年07月02日 07:40
ポルトガル代表はスロベニアとのEURO決勝トーナメント1回戦に勝利し、準々決勝進出を決めた。
スコアレスで迎えた延長戦ではPKのチャンスが到来するも、39歳のクリスティアーノ・ロナウドが失敗。相手守護神ヤン・オブラクにPKを阻止されると、思わず号泣していた。
延長戦でも決着がつかずにPK戦となると、ロナウドは1人目として今度は成功!
ポルトガルは守護神ジオゴ・コスタが3人連続でPKを阻止し、英雄になった。試合後、ロナウドはこう話していた。
「始まりの悲しみは終わりの喜びさ。サッカーとはそういうものだ。説明できない瞬間さ。
(阻止されたPKは)チームにリードをもたらす直接的なシュート。それを決められなかった。ヤン・オブラクが好セーブを見せた…。あのPKを見なければいけない。自分のシュートがよかったのか悪かったのか分からないけれど、今年は一度も外したことがなかった。一番必要だった時にオブラクにセーブされた。
ポルトガルは優勢だったので、勝利に値したと思う。スロベニアはほぼ試合中ずっと守備に徹していた…それはとても難しいことで、チーム全員、特に3度の好セーブを見せた我がGKを称えるべきだろう」
ロナウドから讃えられたGKコスタは「(ロナウドのPK失敗後)全員が自分たちを信じる必要があった。最後まで信じ続けていたし、とても嬉しい。おそらく人生で最高の試合だね」とコメント。
「なぜかPKの成功率が低い」7名のスーパーストライカーたち
一方、敗退が決まったオブラクは「延長戦では我々にもチャンスがあったが、少しツキがなかった。全力を尽くしたが、準々決勝には進めなかった。ポルトガル、おめでとう」と述べていた。
2024年07月02日 07:30
兼ねてからレアル・マドリードへの移籍が発表されていたキリアン・ムバッペが、遂にクラブ公式サイトに写真つきで掲載された。
掲載が始まったのは7月1日からで、メンバーのリストにレアル・マドリードのユニフォームを着用した姿で写っている。彼の移籍が発表されたのは6月3日のことだったが、前所属クラブのパリ・サンジェルマンとの契約が6月30日までとなっていたため、それから約1カ月のタイムラグがあってようやくお披露目となったわけである。
ちなみに背番号はまだ発表されていないが「9」になる予定。この番号はカリム・ベンゼマの退団以降、誰もつけていなかったが再びフランス人ストライカーがつけることとなりそうだ。果たして、来季はどのような活躍を見せてくれるのか、今から期待が膨らむ。