©sports-topics.net 2024
2024年07月02日 05:00
全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が、ノアと女子プロレス「マリーゴールド」のビッグマッチに対抗心を燃やしている。 13日エディオンアリーナ大阪第2競技場大会のV3戦では暴走男諏訪魔(47)を迎え撃つ。だが、敵は師匠だけではないという。意識するのが、都内で行われる他団体興行だ。同日はノアが日本武道館、マリーゴールドが両国国技館で興行を開催。ノアにはAJスタイルズ、マリーゴールドにはイヨ・スカイが米WWEから参戦する。 安齊は「AJや(ノアに参戦する)永田(裕志)さんとかの名前を聞けば、僕でも気になります。女子プロレスはあまり見ないのですが、その中でもイヨさんの名前は聞きますし、WWE女子でトップクラスの選手。当然プロレスファンの期待とかもあると思う。向こうからしても他団体を意識して、選手たちも熱が入るだろうし」と表情を引き締めた。 会場規模ではかなわない。だが、大阪では3冠戦のほか王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ) vs 宮原健斗&青柳優馬の世界タッグ王座戦もあることが強みだという。「自分らの団体だけでのタイトルマッチは意味があるなと。よそから呼んだすごい方との対戦ももちろん見たいですけど、鎖国していると言われる全日本がそこに負けない熱のあるリングになれば、全日本がきてるなと証明できると思う」と強調した。 「大阪大会の主役はもちろん、その日のプロレス界の主役も僕が持っていきます!」。若き3冠王者が7・13興行戦争の話題を独占する。
2024年07月04日 12:50
全日本プロレスは4日までに13日のエディオンアリーナ大阪第2競技場で世界タッグ王者「斉藤ブラザーズ」斉藤ジュン&斉藤レイが宮原健斗、青柳優馬と2度目の防衛戦を行うことを発表した。
このほど都内の事務所で斉藤ブラザーズと宮原、青柳が会見。阪神タイガースの「背番号1」森下翔太外野手のユニホームを身にまとい登場した宮原は「ワイが満場一致で最高の男、宮原健斗や」と関西弁であいさつした。
さらに2019年に大阪で上演されたスポーツミュージカル「energy〜笑う筋肉〜vol.2」に出演した時に「大阪に3か月、んどったんや。というわけで大阪に縁があるんや」と明かし「斉藤ブラザースはんよ。あんたらの人気は東北、仙台だけやろ」と断じ「大阪のみんなは、ワイのことが好きやねん。7月13日、大阪でこの世界タッグベルトいただきますわ。おおきに」と宣言。たどたどしい関西弁を貫く宮原に迎え撃つ斉藤レイは「ボッコボコにぶっ倒してやるぜ」と勝利を宣言した。
宮原は、阪神のユニホームを着た理由を「ワイはプロレス長くやってって大阪に育てられた部分があるんや。自然と出るもんや。今日、朝起きたら、この格好使用と思い、わかりやすく言えば大阪への愛やね」と説明したが、青柳は「知らんわ」と切り捨てた。
その後、斉藤ブラザーズは兄のジュンが6月29日の茨城・鹿嶋大会で見つけたという北海道メロンゼリーをほおばれば、弟のレイは大好物のエビスビールを飲み干した。ジュンは青柳にゼリーの食リポを強要したが青柳は「メロンが苦手なんだ」と苦笑し代わりにコーヒーゼリーで食リポを敢行。青柳は「コーヒーをゼリーにしたって感じか。あまりのうまさにDOOM!されちまったぜ」と斉藤ブラザーズの物まねでリポートした。
終始、挑戦者組がペースを握り和やかな笑いに包まれた会見だったが、言うまでもなく宮原&青柳は、王道マットで最高の実力者。最強の挑戦者にレイは「おちゃらけてるというか油断を誘っているかもしれねぇが、油断は1ミリもねぇな。きっちりぶっ倒してやりたい」と警戒。ジュンも「隙を見せたら何をしてくるかわからないから、背中見せないようにしたいな」と気持ちを引き締めていた。
◆7・13大阪大会全対戦カード(試合順未定)
▼三冠ヘビー級選手権
王者・安齊勇馬 vs 挑戦者・諏訪魔
▼世界タッグ選手権
王者組・斉藤ジュン、斉藤レイ vs 宮原健斗、青柳優馬
▼世界ジュニアヘビー級選手権
王者・ライジングHAYATO vs 土井成樹
▼2point5女子プロレス提供タッグマッチ
スペル・デルフィン、スーパーW vs 枚方兄さん、フライング・ペンギン
▼タッグマッチ
鈴木秀樹、佐藤光留 vs 田村男児、井上凌
▼8人タッグマッチ
大森北斗、羆嵐、サイラス、ジャック・ケネディ vs 黒潮 TOKYO ジャパン、立花誠吾、吉岡世起、MUSASHI
▼タッグマッチ
本田竜輝、綾部蓮 vs 芦野祥太郎、ボディガー
2024年07月04日 12:00
プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は4日、11月22日に後楽園ホールで「DRAGON EXPO 1978」を開催することを発表した。
「DRAGON EXPO」は2022年12月1日の代々木第2体育館で開催。この時は藤波のデビュー50周年記念大会でメインイベントで新日本プロレスの棚橋弘至と一騎打ちを行った。
2年ぶりの「EXPO」開催にドラディションは「どのような邂逅が実現するのか!?」と予告していた。
2024年07月04日 11:43
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が3日(日本時間4日)に放送され、AEWインターナショナル王者のウィル・オスプレイ(31)がダニエル・ガルシア(25)の挑戦を退け防衛に成功した。
オスプレイは6月30日(同1日)に新日本プロレスとの合同興行「Forbidden Door」(ニューヨーク)でAEW世界王者のスワーブ・ストリックランドに敗戦。これを受けてこの日の大会中にドン・キャリスファミリーの脱退を申し入れた。
心機一転のオスプレイはガルシアと激闘を展開。パワーボムからスタイルズクラッシュをさく裂させて攻勢に出る。しかしヒドゥンブレード、ストームブレイカーを立て続けに阻止されると、オスカッターをキャッチされてパイルドライバーで反撃にさらされた。
するとガルシアのセコンドに付いていたMJFがダイヤのリングを渡す。ガルシアは悩んだ末に返したが、一連のやり取りで生まれたスキをオスプレイは見逃さない。走りこんでのヒドゥンブレードをクリーンヒットさせ、3カウントを奪ってみせた。
試合後はオスプレイがガルシアの健闘を称えて先に花道をあとにする。MJFもガルシアと抱擁をかわして励ましたが、何と直後に裏切りの急所攻撃を見舞う。ダイヤのリングで殴って血祭りにあげると、雪崩式パイルドライバーで完全にKOした。
極悪非道な男に戻ってしまったMJFに対し、オスプレイは怒り心頭でリングに戻ってきた。しかしMJFは悪態をつきながら退場。ガルシアが担架で運ばれていく姿が映し出され放送は終了し、オスプレイとMJFの遺恨が勃発した。
2024年07月04日 11:18
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が3日(日本時間4日)に放送され、元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が大暴れした。
2024年07月04日 06:12
◆新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2024」(3日、後楽園ホール)観衆1225
新日本プロレスは3日、後楽園ホールで「NEW JAPAN SOUL 2024」を開催した。
第4試合の「G1 CLIMAX 34」Bブロック出場者決定トーナメント準決勝で棚橋弘至がボルチン・オレッグと対戦。昨年まで「G1」22年連続出場の歴代最多記録を持っている棚橋だったが、オレッグのカミカゼに沈み「G1」出場を逃した。
試合後、オレッグは「本当に棚橋さん、ありがとうございました。これからも本当に頑張ります。今まで棚橋さんと矢野さんに勝ったから、絶対に次も勝たなきゃいけないし、『G1』優勝しないといけないと思う」と喜びを表した。
敗れた棚橋は、バックステージで大の字になり「夏、終わりました。マジか……。すげえ逸材だと思うよ、ボルチンは。クソォ……。『G1』、優勝する予定だったんだけど。そうか、そうだな……。クソォ……」とうめき、立ち上がると「明日から、明日から来年の『G1』の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と見据えた。
この日の後楽園の結果で7・5東京武道館で行なわれるトーナメント決勝は、Aブロックがタイチvsオレッグ、BブロックがYOSHI―HASHIvsニューマンに決定した。
◆7・3後楽園全成績
▼第1試合 20分1本勝負
TAKAみちのく、○上村優也、SANADA、DOUKI(9分05秒、ダイビングクロスボディ→片エビ固め)本間朋晃●、真壁刀義、永田裕志、エル・デスペラード
▼第2試合 20分1本勝負
ティタン、高橋ヒロム、○辻陽太(5分45秒、反則)金丸義信、SHO、成田蓮●
▼第3試合 20分1本勝負
○BUSHI、ティタン、高橋ヒロム、辻陽太、鷹木信悟、内藤哲也(4分43秒、ファブル)ディック東郷●、金丸義信、SHO、高橋裕二郎、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVILグ・オブ・ダークネス”EVIL
▼第4試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○ボルチン・オレッグ(6分50秒、カミカゼ→エビ固め)棚橋弘至●
▼第5試合 同Aブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○カラム・ニューマン(14分38秒、オスカッター→片エビ固め)KENTA●
▼第6試合 同Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○タイチ(19分26秒、ブラックメフィスト→片エビ固め)TJP●
▼第7試合 同Aブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○YOSHI―HASHI(26分01秒、カルマ→片エビ固め)石井智宏●
2024年07月04日 06:00
マット界随一の偏屈者鈴木秀樹(44)が、全日本プロレスの暴走男諏訪魔(47)の公認代理人に就任したと発表した。今後は対戦を呼びかけてきた中嶋勝彦(36)側との交渉窓口になる。
1日のGLEAT東京ドームシティホール大会でLIDET・UWF世界王座を獲得した中嶋は、因縁の諏訪魔を次期挑戦者に指名。これを受けGLEATの鈴木裕之社長も、全日本側と交渉に入る方針を示している。
鈴木は「コホン。諏訪魔専務から依頼を受けて代理人になりましたScemo Suzuki(シェーモ・スズキ)です」と突然自己紹介するや、「今回の件は全日本も諏訪魔専務も対応しませんので、私に連絡してください」と言い出した。ちなみに「scemo」はイタリア語でバカという意味だ…。
さらに中嶋側には「交渉のテーブルに着くのは選手以外でお願いします。諏訪魔側はこの私、中嶋選手側は鈴木社長、黒幕S、黒幕Rの3人で。3回理由なくキャンセルしたら、この話はお断りしますので」と呼びかけた。交渉のカギとなるのは「お金次第」。鈴木と諏訪魔の取り分は9対1で、諏訪魔分はパートナーである鈴木と折半する契約だとか。つまりファイトマネーが100万円だとしたら、95万円が鈴木の取り分となる。
「何かありましたらシェーモ・スズキまで。24時間オープンしてますので」。悪魔仮面ケンドー・カシンとバカサバイバー青木真也も中嶋に絡んでおり、何やら厄介な人たちが集まってきた。
2024年07月04日 05:01
6場所ぶりに幕内復帰した若隆景(荒汐)が3日、名古屋市内の部屋で稽古し、出稽古に訪れた関脇霧島との申し合いに感慨をにじませた。3番とって2勝1敗。
右膝に大ケガを負った昨年春場所の前以来となる手合わせだった。「相当ひさびさ。入門する前から一緒に稽古してきた。すごく懐かしい感じ」と心境を吐露。「一つずつ段階を踏んで、上位の力士と稽古できるようになったのは、自信にもなる」と復活への実感がこもった。
2024年07月04日 05:01
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館)
アストロラビオの挑戦を受けて初防衛戦を行う中谷潤人(26)=M・T=が3日、合宿先の米国から羽田空港に帰国した。
2024年07月04日 05:00
まさかの結末に――。新日本プロレスの3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)Bブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、棚橋弘至(47)がボルチン・オレッグ(31)に敗れ、大会連続出場記録が「22」でストップ。予選敗退となったエースは本紙に胸中を明かし、珍しく悲壮感を漂わせた。
NEVER無差別級6人タッグ王座を保持するパートナー・ボルチンとの準決勝。左ヒザへの一点集中攻撃でペースを握ったが、最後はカミカゼを連発され痛恨の逆転負けを喫した。G1の最多連続出場記録は、キャリアわずか1年3か月の史上最強のヤングライオンによって止められてしまった。過去3度のG1優勝を誇るエースが、祭典の舞台に立つことすらかなわなかった。
試合直後のバックステージでは「明日から、来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と前を向いたが、大会後の取材で複雑な胸中を明かした。「(記録が)途切れちゃいましたね。世代の波というか、今日のボルチンが若き日の棚橋という…。やられてコメント出し終えた瞬間に、そういえば俺が先輩に勝った時、先輩はどんな気持ちだったんだろうと、やっと思えたというか」
昨年末に団体史上4人目の選手兼社長に就任した。多忙な生活がリング上に影響している可能性はないのか。棚橋はこの問いに対し「それはないです。そういう影響があるのであれば、僕は(社長業を)引き受けていないですから。単に他の選手が僕よりももっと練習をしている。そこの競い合いで負けたんだっていうね」と全面否定する。
とはいえ5月と6月の「ALL TOGETHER」2大会、6月30日(日本時間1日)のAEWとの合同興行「Forbidden Door」と大舞台で連敗が続いている。さらにここに来て最前線の象徴でもあるG1の舞台にもたどり着けなかった結果は重い。
「この現実を受け止めますよ。そして今後の身の振り方を考えます。僕が今回の負けをどうとらえて、どういう姿を見せるか。僕もまだちょっと混乱している段階なので。やっぱりね…意地もありますから。素直に受け入れられない、一レスラーの魂がまだ残っている。今回それに気づけたので、収穫があったと思わないと」と自身に言い聞かせるかのように言葉を紡いだ。
永田裕志、天山広吉ら第3世代も40代後半でG1を卒業してきた。若手の躍進により出場権を失った今回の棚橋も、大きな岐路に立たされていると言って過言ではない。長年にわたり団体をけん引してきたエースは、もう一度輝きを取り戻せるのか――。
2024年07月03日 21:43
新日本プロレス3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のAブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、YOSHI―HASHI(42)が石井智宏(48)とのCHAOS同門対決を制し決勝戦(5日、東京武道館)に進出した。
今年のG1は出場選手20選手中18選手がすでに決定し、残る2枠を争うトーナメントが行われている。準決勝で実現したCHAOS同門対決は、互いに手の内を知り尽くす者同士の壮絶な肉弾戦となった。
一進一退の攻防が続いた20分過ぎ、YOSHI―HASHIは垂直落下式ブレーンバスターをDDTで切り返す。さらにラリアート、カナディアンデストロイヤーと猛攻を仕掛けたが、カルマをドラゴンスープレックスで切り返されて逆転を許した。
張り手に対し延髄斬りで応戦されると、強烈なラリアートを浴びてダウン。それでも垂直落下式ブレーンバスターを阻止してドラゴンスープレックスで投げ飛ばすとトラースキック連発して再逆転に成功する。頂狩(変型十字架固め)をカウント2で返す驚異の粘りを見せた石井を、最後はカルマで振り切った。
試合後のリング上でYOSHI―HASHIは「石井さん、ありがとうございました。あなたの存在があったから、俺は今こうしてこのリングに立っていると思います。だからこそ石井さん、次はG1クライマックスの公式戦で俺と戦いましょう」と盟友に呼びかけた。ともあれこれでG1出場に王手。決勝戦では新鋭カラム・ニューマンと激突する。「突きつけられた現実は、泣こうが、わめこうが、文句を言おうが変わらないけど、でも! これから先の未来は俺自身で必ず変えることができる。必ず変えてみせる」と、脱落危機からの復活を予告していた。
2024年07月03日 21:30
「プロレス・新日本」(3日、後楽園ホール)
G1クライマックス34(20日・エディオンアリーナ大阪開幕)のAブロックとBブロック、最後の出場権1枠ずつをかけたトーナメントの準決勝が各ブロック2試合ずつ行われ、Bブロックでは棚橋弘至がボルチン・オレッグに敗れて、自身の持つ最長連続出場記録が22年で途切れることになった。
棚橋はともにNEVER無差別級6人タッグ王座を保持するボルチンを左脚攻めで封じにかかったが、ボルチンの怪力に大苦戦。最後はボルチンに飛びついたところを肩に担がれ6分50秒、カミカゼからのエビ固めで3カウントを聞いた。
セコンドの肩を借りて退場した棚橋はバックステージでへたり込み、「夏…終わりました。マジか。すげえ逸材だと思うよ、ボルチン。クソ。G1、優勝する予定だったんだけど。そっか。そうだな。クソ」と息も絶え絶えにつぶやいたが、立ち上がると「明日から来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と、早すぎる立ち直りを見せた。
Bブロックのもう1試合は、タイチが奮戦するTJPをジャンピングハイキック、ラリアット、トラースキックと攻め込み19分26秒、ブラックメフィストからの片エビ固めでフォール勝ち。
タイチは「あれだけの歓声、聞こえてねえのか?若手の抜てきだ?若手だらけで会社が潤ってんならとっととそうなってんだろ昔から!オヤジはもういらねえっつうのか?後悔するぞこの野郎」と、会社の方針を真っ向から批判し、5日・東京武道館大会の決勝で対戦するボルチンに対し「次は若いのか?若手の抜てきに応えられて良かったじゃねえかよ、ヤングライオン。勢いはあるかもしれない、技も力も。だけど俺にかなうと思うなよ。おめえにはわかんないプロレスの技術こっちは20年以上も積んできてるんだよ。てめえはたかが1年2年。力と技と格闘技のセンスで勝てると思うなよ。プロレスを甘く見るなよ。おまえに初めての挫折を味わわせてやる。大の里になろうと思ってるのかもしれねえけど、そんなことベテランの現十両が阻止してやるよ」と通告した。
Aブロックはまずカラム・ニューマンが決勝進出。KENTAの蹴りや竹刀攻撃に苦しむも、ジャンピングニー、ビッグブーツ、スワンダイブ式フットスタンプと攻め込み、オスカッターからの片エビ固めで14分38秒、フォール勝ちした。
メインではYOSHI−HASHIと石井智宏がチョップ、エルボー、ラリアットなどで壮絶な意地の張り合いを展開し、場内を熱狂の渦にたたき込んだ。25分過ぎ、石井の垂直落下式ブレーンバスターを着地したYOSHI−HASHIがドラゴンスープレックス、ソバット連打、ハイキック、頂狩りとたたみ込み、26分1秒、カルマからの片エビ固めで最後の決勝進出者となった。
長く熱い試合を制したYOSHI−HASHIは「今日で終わってもいいくらいの気持ちで行ったから。今日、俺の体は砕けなかった。ハートも砕けなかった。そして勝ちを収めることができた。こんなところで終わってたまるか。あと一つ、カラム・ニューマン、そう簡単にてめえに行かせるかこの野郎。必ず勝ってやる」と、本戦出場への執念を見せていた。
5日・東京武道館大会で行われる決勝戦の組み合わせは、Aブロックがニューマン対YOSHI−HASHI、Bブロックがボルチン対タイチとなった。
2024年07月03日 21:21
新日本プロレス3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のBブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、タイチ(44)がTJP(39)を撃破し決勝戦(5日、東京武道館)に駒を進めた。
2024年07月03日 21:11
新日本プロレス3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のAブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、KENTA(43)がカラム・ニューマン(21)に敗れ6年連続のG1出場を逃した。
1回戦はシードとなったKENTAは、2011年大会のラ・ソンブラ(21歳9か月)に次ぐ史上2番目の若さでG1初出場を狙うニューマンを迎え撃った。一進一退の攻防からニューマンのブーツがレフェリーに誤爆すると試合の流れが一変。無法状態と化したリング上で、KENTAは竹刀を持ち出し殴打していく。
しかしベルトでの攻撃をかわされると、オスカッターで反撃を許す。ブサイクへのヒザ蹴りからのgo 2 sleepもガードされると、ビッグブーツからダイビングフットスタンプで再び劣勢に。最後はオスカッターで3カウントを奪われてしまった。
G1の舞台にたどり着けなかったKENTAは「俺、負けた? ビックリした、しっかり悔しいわ。こんなとこで負けて、G1にも出られなくて。まだ俺の中で悔しいって気持ち、残ってるってことは…実はまだ燃えてるもんがあるんだ。ふざけんなよ」と悔しさをあらわにした。「新世代の荒波みたいな流れに絶対何が何でも歯向かってやるっていうか。43歳で結果残そうとして、まだ上目指そうとして、何が悪いの? 俺はまだまだ上目指してやっていくから」と逆襲を誓うと「G1が終わっただけだよ、俺の夏は終わってねえよ」と前を向いていた。
2024年07月03日 20:39
新日本プロレス3日の後楽園ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(42)がベルト奪回後初の試合に臨んだ。
内藤は4月の米シカゴ大会でジョン・モクスリー(AEW)に敗れベルトが海外他団体に流出。AEWとの合同興行「Fobidden Door」(6月30日=日本時間1日、米ニューヨーク)でモクスリーへのリベンジに成功しベルトを奪回した。
王座返り咲き後初めての大会となったこの日は鷹木信悟、BUSHIとのトリオで「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷と対戦予定だった。ところが直前の試合で辻陽太&高橋ヒロム&ティタンが成田蓮&SHO&金丸義信と対戦中にH.O.Tのメンバーがなだれ込み無効試合に…。急きょロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)とH.O.Tによる12人タッグマッチに変更となった。
内藤は高橋裕二郎に低空ドロップキックを見舞うなどチームをけん引。H.O.Tの悪の連係を分断すると、最後はBUSHIが東郷をファブルで仕留めてLIJに凱歌が上がった。
試合後のリングでは内藤&鷹木&BUSHIと、辻&ヒロム&ティタンに分かれて対峙。内藤の地元凱旋大会となる5日東京武道館大会では、この3対3のLIJ同門6人タッグ戦が行われる。
練習生時代から面倒を見てきた弟子・ヒロムとの、初めての師弟対決を前に内藤は「彼とはヤングライオン時代を含め一度も対戦したことがないわけで…ついにこの時が来たかと。しかも舞台は俺の地元である東京都足立区、会場は東京武道館。22年前、特別リングサイドを買って前から5列目で見てたよ。あの会場で高橋ヒロムと初めて対戦できる、こんなうれしいことはないよ」とニヤリ。「ただそんな感傷に浸っているヒマはない。狙うは高橋ヒロムの首のみ。そんな東京武道館大会、まだ試合順が発表にされてないようだけど、早く発表してくれよ。さあ、新日本プロレスが出す答えは何試合目かな」と不敵な笑みを浮かべつつ控室へと消えていった。
2024年07月03日 19:36
新日本プロレス3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のBブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、棚橋弘至(47)がボルチン・オレッグ(31)に敗れ、大会連続出場記録が「22」でストップした。
今年のG1は出場選手20選手中18選手がすでに決定し、残る2枠を争うトーナメントが行われている。昨年まで歴代最多の22大会連続出場中で3度の優勝を誇る棚橋だが、直近5年連続で負け越したこともあってか予選からの登場となった。
NEVER6人タッグ王座を保持するパートナーのボルチンに対し、棚橋はキャリアの差を見せつけるかのように左足への集中攻撃を加えていく。ボルチンの驚異的なパワーの前に反撃を許しながらも、ツイスト&シャウト、スリングブレイドと得意技を連発した。
しかしハイフライアタックをキャッチされると、ハリケーンドライバーで形勢逆転を許してしまう。なりふり構わずサムソンクラッチで丸め込んだ棚橋は、スリングブレイドを狙ったがこれをキャッチされて担がれるとカミカゼを連発されまさかの3カウントを奪われた。
史上最強のヤングライオンとして初出場を狙うボルチンに敗れ、G1出場が断たれた棚橋はバックステージに倒れこんだ。「夏…終わりました。マジか。はあ…。すげえ逸材だと思うよ、ボルチンは。クソッ。G1、優勝する予定だったんだけど。はあ…そうか。そうだな」と天を見上げたが、最後は「明日から、来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と巻き返しを誓って控室へと消えていった。