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2026年02月16日 20:44
波紋を呼ぶ衝撃チャントの意味は――。14日(日本時間15日)に放送された米国・AEWの「AEWグランドスラム:オーストラリア」(シドニー)で、AEW世界王者のMJF(29)が、ブロディ・キング(38)をヒートシーカー(変型脳天杭打ち)で下して、ベルトを守った。 AEW最高峰王座がかかった一戦はメインで行われたが、ゴングが鳴る直前の会場で異様なシーンがあった。観衆が突如Fワードを使い「クソICE! クソICE!」とチャントしたのだ。このチャントは4日(同5日)の「DYNAMITE」ネバダ州ラスベガス大会で行われた、MJFvsブロディのエリミネーター戦のゴング直前にも沸き起こった。この際、王者MJFの顔が一瞬にしてこわ張ったことも大きな話題となった。 「ICE」とは米移民・税関捜査局のことで、トランプ政権の不法移民政策を受け、同局は取り締まりを強化している。ミネソタ州ミネアポリスでは先月、反発した市民による抗議デモが起きたが、デモに参加した米国民2人が捜査官によって射殺されるという事件が発生した。トランプ政権の不法移民への強硬姿勢は世界中に衝撃を与え、ICEの捜査官が現在開催中のミラノ・コルティナ五輪に派遣されると、ミラノ市民は大反発した。 かねてブロディもこうしたトランプ政権の方針に反対の姿勢を取っており、「ICEを廃止せよ」と書かれたTシャツを制作。このTシャツを販売し、収益の全額をICEによる摘発で影響を受けた家族への支援に回す活動を行っている。昨年6月のメキシコ大会では入場時に着用して物議を醸した。そうしたブロディの活動に共鳴した米メジャー団体のファンが、ラスベガスとシドニーで声を上げたとみられる。 プロレスファンがこうした政治的なチャントを上げるのは、異例中の異例。米メディア「CNN」(電子版)では「プロレス界を震かんさせる、常識を覆す新たな動き――政治的立場を明確にすること」との特集記事を掲載したほどで、このチャントについてこう解説している。「AEWがレスラーに時事問題について立場を表明させる姿勢は、ファンにとって両団体の差別化のポイントとなり、マクマホン家とスポーツエンターテインメントのつながりを警戒する観客を引きつけている」 世界最大団体のWWEはトランプ政権との関係が深く、CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは「大統領スポーツ・フィットネス・栄養評議会」の副議長を務めている。トリプルHの義母にあたるリンダ・マクマホン氏は現政権で教育長官に就任。引退したビンス・マクマホン氏とトランプ氏の親交は広く知られる。それだけに、世界最大団体とのライバル関係に敏感なAEWファンが、トランプ政権とのつながりのあるWWEとの違いを見せたという見解だが…。 AEWのリングが意外な形で世界的な注目を集めたのは間違いない。
2026年03月15日 15:19
全日本プロレス15日の後楽園大会でトーナメント戦「ゼンニチJr.タッグフェスティバル」準決勝が行われ、井上凌(23)、望月ジュニア(23)組が田村男児(26)、佐藤光留(45)組を破り、決勝戦(20日、八王子)進出を決めた。
本トーナメントには現在ドラゴンゲートマット流出中のアジアタッグ王座(現王者は望月成晃&ドン・フジイ)への挑戦権がかかっている。この日、井上軍は佐藤の多彩なキックと関節技に苦戦。井上が腕十字で佐藤に捕まると、ジュニアも田村にスリーパーを決められ大ピンチに陥る。
しかしジュニアが田村を強引に佐藤に投げつけてカット。田村を合体攻撃でリング上から排除し、逆転に成功した。最後は井上が佐藤にバズソーキックを連打でKO。激闘に終止符を打った。
この日行われたもう一方の準決勝では青柳亮生&ライジングHAYATOの「アツハヤ」が吉岡世起&進佑哉を破り、決勝進出を決めた。ジュニアは「全日本のエースだか何だか知らないが勝つのは俺たちだ。覚悟しとけ!」と快気炎を上げていた。
現アジアタッグ王者の成晃はジュニアの実の父親だ。井上は「俺らが優勝して、おやじ狩りアジアタッグを必ず取ってやる」と口角に泡を飛ばす勢いで吠えていた。
2026年03月15日 15:14
◆全日本プロレス「ドリームパワーシリーズ2026」(15日、後楽園ホール)観衆1278
全日本プロレスは15日、「ドリームパワーシリーズ2026」開幕戦を行った。
メインイベントの世界タッグ選手権試合で王者組で「タイタンズ・オブ・カラミティ」(T・O・C)綾部蓮、タロースが「斎藤ブラザーズ」斉藤ジュン、斉藤レイと対戦した。
弟のレイが2・23大田区大会で右肩の負傷から半年ぶりに復帰した「斉藤ブラザーズ」。昨年2月に歴代最多の8度目の防衛を達成した「世界タッグ」奪還へ序盤から絶妙な連係で王者を追い込んだ。
場外戦で「T・O・C」のパワーに押し込まれたがリングでは合体タックル、2人がかりでのブレーンバスターなどで試合を支配した。それでも「T・O・C」は身長2メートルの綾部が強烈なドロップキックでジュンの顔面を貫き、最後は19分58秒、デス・ルーレットでジュンを沈め3度目の防衛に成功した。
マイクを持った綾部は「世界タッグV3達成だ」と誇り「斉藤ブラザーズ、めちゃくちゃ強かったし、めちゃめちゃ楽しかったよ」とたたえたが「我々、タイタンズ・オブ・カラミティの次ぐらいには強いんじゃないか」と見下ろした。3・20八王子では、綾部がレイ、タロースがジュンとそれぞれ一騎打ちで迎え打つ。綾部は「そこでも絶望を味わせてやる」と通告した。バックステージでタロースは「我々がベストタッグチームだ。いつでもどこでも防衛を続け証明をしてやる」と宣言していた。
一方、敗れた「斉藤ブラザーズ」は、「WBC」で日本が敗れ失意に沈む白昼の水道橋に無言で消えた。
◆3・15後楽園全成績
▼第0試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△鈴木秀樹(15分、時間切れ引き分け)青柳優馬△
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
〇MAZADA(6分53秒、スモールパッケージホールド)小藤将太●
▼第2試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
潮粼豪、〇芦野祥太郎、ザイオン、オデッセイ(10分44秒、アンクルロック)大森北斗●、土井成樹、関札皓太、さくだとしゆき
▼第3試合 三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
〇羆嵐、関本大介、河野真幸、立花誠吾(11分49秒、クロスボディ↓片エビ固め)宮原健斗、本田竜輝●、安齊勇馬、MUSASHI
▼第4試合 ゼンニチJr.タッグフェスティバル 準決勝 時間無制限1本勝負
〇井上凌、望月ジュニア(15分53秒、バズソーキック↓片エビ固め)田村男児、佐藤光留●
▼第5試合 同
青柳亮生、〇ライジングHAYATO(18分34秒、片エビ固め)吉岡世起●、進祐哉
▼メインイベント 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
王者組・〇綾部蓮、タロース(19分58秒、デス・ルーレット↓片エビ固め)挑戦者組・斉藤ジュン●、斉藤レイ
2026年03月15日 15:13
全日本プロレス15日の後楽園ホール大会で、春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」(4月12日、後楽園で開幕)のブロック分けと全公式戦の日程が発表された。
全16名で争われる本リーグ戦は2ブロック制で開催。各ブロックの上位2名が5月17日大田区大会での決勝トーナメントに進出し、同日優勝決定戦が行われる。ブロック分けは以下の通り。
《Aブロック》
宮原健斗、タロース、安齊勇馬、斉藤レイ、潮崎豪、羆嵐、真霜拳號、オデッセイ、
《Bブロック》
綾部蓮、斉藤ジュン、鈴木秀樹、本田竜輝、関本大介、菊田円、サイラス、ザイオン
開幕戦では11年ぶりの出場となる潮崎が安齊勇馬と激突。2年連続出場のドラゴンゲートの現ドリームゲート王者・菊田の初戦は、18日愛知大会での本田竜輝戦となった。
2026年03月15日 13:52
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)は15日までに「ストロングスタイルプロレスVol.38〜初代タイガーマスク45周年記念プレ大会〜」(3・19後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。
2026年03月15日 13:45
全日本プロレス15日の後楽園ホール大会で羆嵐(37)のもとに元W(レッスル)―1戦士が集った。
羆嵐は20日に行われる八王子大会での3冠ヘビー級王者・宮原健斗への挑戦を控えている。2020年に活動休止となった団体W―1の所属だった羆嵐は、10日の会見ではセコンドを3人の元W―1選手で固めるよう要求されていた。
この日羆嵐は前哨戦の8人タッグマッチ(羆嵐&関本大介&河野真幸VS宮原&本田竜輝&安齊勇馬&MUSASHI)に出場。豪快な攻撃を連発し、最後はクロスボディで本田から勝利を奪った。
試合後、羆嵐は宮原の急襲を受けるが、元W―1の立花と河野から救出される。宮原にダイビングセントーンを投下し、王者をグロッギー状態にした。マイクを握ると「3冠チャンピオン宮原健斗、これが元W―1の力だ。当日はみんなの思いを背負って1対1でリング上で対峙しようぜ」と投げかけた。
羆嵐のW―1時代の後輩である立花は「セコンドにつかせてくれよ、この野郎。いやおれはセコンドにつく」と宣言。同じく元W―1である本田にもセコンドへの参加を呼びかける。しかし本田からは「W―1は俺がデビューして1年で活動を休止した団体だ。いい思い出なんてあるわけねえだろ。勝手にやってろ」と拒否されていた。
2026年03月15日 13:32
◆全日本プロレス「ドリームパワーシリーズ2026」(15日、後楽園ホール)
全日本プロレスは15日、「ドリームパワーシリーズ2026」開幕戦を行った。
第4試合前に4・12後楽園大会で開幕する「チャンピオン・カーニバル2026」のブロック分け、公式戦組み合わせを発表した。
ブロック分けは、以下の通り。
《Aブロック》
斉藤レイ
宮原健斗
潮粼豪
安齊勇馬
羆嵐
真霜拳號
タロース
オデッセイ
《Bブロック》
鈴木秀樹
綾部蓮
斉藤ジュン
本田竜輝
関本大介
菊田円
サイラス
ザイオン
試合形式と得点方法は、全16名参加、Aブロック8名、Bブロック8名の2ブロック制による総当たりリーグ戦を4月12日後楽園大会〜5月5日後楽園大会の全9大会で行い、5月17日大田区大会において、優勝決定トーナメント戦を行う。
公式戦は全てPWFルールによるシングルマッチ30分1本勝負。優勝決定トーナメント戦は時間無制限1本勝負で勝ち=2点、負け=0点、時間切れ引分け=1点 両者反則・両者リングアウト・無効試合=0点となり、Aブロック、Bブロックともに5・5後楽園大会で最終公式戦を行う。優勝決定戦は、5・17大田区総合体育館大会でAブロック1位とBブロック2位が、Aブロック2位とBブロック1位が時間無制限1本勝負を行い、同日にそれぞれの勝者による優勝決定戦を時間無制限1本勝負で行う。(各ブロック内に同点の選手がいる場合は、リーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定。直接対決の結果が引き分けもしくは3名以上が同じ場合は最終公式戦終了後にトーナメント出場者決定戦を行う)
開幕戦4・12後楽園大会での公式戦組み合わせは以下の通り。
潮粼豪 vs 安齊勇馬
斉藤レイ vs 羆嵐
タロース vs 真霜拳號
鈴木秀樹 vs ザイオン
綾部蓮 vs 斉藤ジュン
関本大介 vs サイラス
2026年03月15日 13:20
全日本プロレス15日の後楽園大会で、謹慎していた青柳優馬(30)が復帰した。
優馬は昨年11月、静岡・沼津市内で免許が失効している状態で交通事故を起こし、団体から3か月謹慎等の処分を受けていた。この日第0試合で行われた鈴木秀樹とのシングルマッチが復帰戦となった。
優馬は黒色の全日本プロレスのジャージーを身に着けリングインすると、四方に向かって深々と礼。会場からは温かい声援と拍手が送られていた。試合ではクラシカルなキャッチレスリングの攻防が展開。攻守がめまぐるしく入れ替わる激闘の末、15分時間切れで引き分けとなった。
試合後は再び観客席に向かて礼。バックステージでは「このたびは関係者の皆さま、団体の所属選手、応援してくださるファンの皆さま、スポンサーの皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます」と謝罪。「これからは本当に私生活ももちろん、プロとしてもしっかりとリング上を充実させた上で、プライベートもしっかりと身を引き締めて生活して、一つひとつのことをしっかりと丁寧にこなして、また皆さんからの信頼を得られるようなプロとしての生活を送っていきたいと思います」と再出発を誓った。
不在の3か月間リングを守ってきた選手に対しては「僕の相手を務めてくださった鈴木さんには感謝しかありませんし、僕の名前をずっと出し続けてくれた安齊勇馬には感謝したい。最強タッグ一緒に出場したのに、僕のせいで終わってしまったことを本当に申し訳ないと思っています」と胸中を吐露した。ファンに向けては「僕がこんなことをした人間でありながら、今日青柳って呼んでくれた皆さんのことを裏切らないように信頼を取り戻したいと思っています」とメッセージ。「全日本プロレスの一員であることをしっかり恥じさせないように頑張っていきたいと思います」と決意を新たにしていた。
2026年03月15日 12:45
「プロレス・全日本」(15日、後楽園ホール)
昨年11月に無免許の状態で交通事故を起こし、今年2月末まで謹慎処分を受けていた青柳優馬(30)が大会開始前の第0試合で約4カ月ぶりに復帰した。
2026年03月15日 12:33
◆全日本プロレス「ドリームパワーシリーズ2026」(15日、後楽園ホール)
全日本プロレスは15日、「ドリームパワーシリーズ2026」開幕戦を行った。
第0試合で昨年11月23日に静岡・沼津市内で無免許運転で交通事故を起こし減給処分と2月28日まで謹慎していた青柳優馬が鈴木秀樹とのシングルマッチで復帰した。
15分1本勝負で行われた112日ぶりの復帰戦。全日本の黒いジャージーを身につけ入場した青柳優にファンは大きな声援と拍手で迎え入れた。
ゴングが鳴ると鈴木とプロレスの原点でもあるグラウンドレスリングを展開。鈴木の腕固めで窮地に立ったがロープブレイクで脱するなどリング上は、一瞬で極まる緊迫感が覆った。ロープワークはもちろん、一切の打撃技もない試合は、瞬く間に15分が終了し時間切れ引き分けに終わった。
バックステージで青柳優は「このたびは、関係者のみなさま、団体の所属選手、応援してくださるファンのみなさま、スポンサーのみなさまに多大なるご迷惑をおかけして、おわび申し上げます」と謝罪した。さらに「今日、本当に無事に試合ができたのもスポンサーのみなさまと団体とずっとボクがいない間も戦い続けてくれた所属選手のみなさん、全日本プロレスに参戦してくださったフリーの選手のみなさんのおかげと痛感しました。ありがとうございました」とかみしめ「これからは私生活はもちろん、プロとしてもしっかり、リング上を充実させた上でプライベートしっかりと身を引き締めて生活してひとつひとつのことをしっかりと丁寧にこなして、また、みなさんからの信頼を得られるようなプロとしての生活を送っていきたいと思います。ありがとうございました」と誓った。
復帰戦について「第0試合でボクの相手を務めてくださった鈴木秀樹さんには、感謝しかありませんし、試合とは関係ないんですけど、ボクの名前をずっと出し続けてくれた安齊勇馬に感謝したいですし、最強タッグ一緒に出場したのに、ボクのせいでこうなってしまったことを本当に申し訳ないと思っています」と明かした。
ファンの温かい声援を「ボクがこんなことをした人間でありながら『青柳』って呼んでくれたファンのみなさまを二度と裏切らないように信頼の回復に努めたいと思います」と感謝し、今後は「来て下さるお客様に青柳優馬のファイトを見せたいと思っています」と誓い「ボクが行ったことって本当であれば、懲戒免職だったり会社から解雇されてもおかしくない行動を取ってしまったんですけども、そんなボクでも受け入れてくれた団体とスポンサーのみなさまに報いるように頑張っていきたいと思います」と感謝した。
さらに謹慎中は「二度と人に迷惑をかけないようにということを考えながら反省していく日々を過ごしていました」と振り返り、この日の入場で団体のジャージーを身につけたことに「ボクのことをプロレスラーとして続けさせてくれる団体に感謝の意味を込めて、年始に着られなかったジャージーなので今日からしばらくは、このジャージーを着てやっていこうかなと思っています」と明かし「全日本プロレスの一員ですっていうのを、二度と恥にさせないように頑張っていきたいと思います」と誓った。
また、免許証について警察からは「その処分はまだ未定の状態です」と明かし今後、自動車の運転は「する予定はないです」と誓った。
対戦した鈴木は「今日はキャッチ・アズ・キャンでやりました」と明かし「青柳優馬はバカの時代を追放します」と通告。さらに今回の件を含め「関係ないヤツがnoteを使って金を稼ぐのは業界内ではやめてくれ。恥ずかしいから。プロレスで稼いでくれ。noteで稼ぐな」と警告した。
青柳について2月24日に沼津簡易裁判所より「過失運転致傷」の略式命令が下りた。これを受け、全日本は「本人との話し合いの結果、十分な反省が得られたと判断し、2026年3月1日付で、減給 50%及び3か月間の謹慎処分を解除致しました」と明かし「3月15日(日)後楽園大会より試合に出場致します」と発表した。
全日本は「今回の事故で被害にあわれた方、全日本プロレスにご支援・ご声援を頂いているファンの皆様や、スポンサー企業の皆様、関係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。今後も、弊社として他の所属選手にも同様に、全日本プロレスを応援してくださる皆様を裏切ることのないよう、プロの選手としての自覚を持ち、一社会人として規律ある行動をするよう、あらためて指導・教育することで再発防止に取り組んで参ります」との声明を発表していた。
2026年03月15日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】今から25年前の2000年(平成12年)7月1日、ディファ有明のこけら落としで新生・全日本プロレスが開幕した。
前売りはほぼ完売。約100枚の当日券も2時間で売り切れた。館内は超満員札止め1500人の観衆で埋まった。
この日の試合は全5試合で、メインイベントは川田利明VS渕正信のシングルマッチ。観客の期待に応えて試合は激しいものとなった(写真)。川田が数十発の顔面蹴りと強烈なチョップを連打すると、渕の白い胸は真っ赤になりミミズ腫れができた。
渕も顔面蹴りからバックドロップ3連発で意地を見せる。しかし、最後は川田が高角度パワーボムを決めて22分48秒、エビ固めで勝利した。館内は拍手と歓声の嵐だった。
川田は「今日一日だけじゃ伝わらなかったと思うけど…カウント2.9で返す試合がいい試合というイメージを変えていきたい。大技を出さなくても心に残る試合、痛みの伝わる試合はできると思う。それを追求していきたい」と思いのたけをブチまけた。「僕がそう言った以上(全日本の方向性も)そうなるでしょうね」と、堂々と胸を張る姿は、新たな王道の盟主としての自信に満ちあふれていた。
三沢光晴以下、大量26選手が離脱してから初の大会を大成功で終えた。
全日プロは三沢社長とジャイアント馬場夫人の元子さんが対立して、三沢が社長を解任(※三沢が自ら申し出た)され、直後に退団。川田と渕、和田京平レフェリー、木原文人リングアナ以外の選手、スタッフはほとんどが三沢に追従した。
「王道」全日本プロレスが最大の危機を迎え、ファンは大いに心配したが、有力外国人レスラーは継続参戦を約束。翌2日の後楽園ホールで天龍源一郎が電撃復帰を果たし最悪の事態は避けられたのだった。
さて、三沢が和田レフェリーを新団体に誘ったことは、和田レフェリーが明らかにしているが、川田と渕は声をかけられなかったという噂が、まことしやかにささやかれた。
渕が当時の状況を振り返った。
「(三沢に)オレと川田も声をかけられた。川田がみんなから嫌われてるから、声かけられなかったとか、周りで言われてたようだけど(笑い)。ただ、いくら馬場さんがいなくても、奥さんの元子さんがいるじゃない? いくら喧嘩したって、話し合う余地があるんじゃないかと思ってた。『分裂するならオレはもう辞めるよ』って言った」
「オレは馬場さんが亡くなった時点で、もうそんなに…。鶴田さんも亡くなったし(00年5月13日)、辞めるつもりだった。46歳だったし、家族会議っていったらオーバーだけど、父親とか話をしなくちゃいけないなと思って九州へ帰った。北九州の父親の近辺で仕事探そうかな、という気持ちで。そんなある日、川田から北九州の家の方に連絡が入った」
「みんなが離れると思ってたら、川田が『僕は残ります。全日本プロレスがこのままなくなるのは嫌です』って泣きながら電話かけてきた。まだ元子さんもいるし、後始末をやるっていうことで残留することを決めた」
2013年(平成25年)2月、全日のオーナーに就任した白石伸生氏に反発して、6月30日の両国大会を最後に武藤敬司らが退団したときも、渕は全日に残留した。
「あの時は、もうそんな長い選手生活じゃないから、ずっと全日本にいようっていう気持ちだった。諏訪魔が全日を離れたくないという気持ちが強くて、諏訪魔から何回も連絡があって、『全日本にいて下さい』って。『オレはそのつもりだぞ』って返したこともあったね」
00年6月、新日本プロレスの永島勝司取締役から対抗戦を打診され、G1クライマックス最中の両国国技館に乗り込んだ渕は、堂々としたマイクパフォーマンスで新日ファンに歓迎された。渕は対抗戦開戦の立役者となったのだ。
「まさか新日本のリングに上がって、マイクでしゃべるなんて全然想像もしなかった。(全日を)辞めるはずだったのが、ね〜(笑い)」
ところで、3月10日にお笑い芸人・はなわの長男で国士舘大柔道部出身の塙元輝(はなわ・げんき)の全日本プロレスに練習生として入門することが発表された。塙は「スターになりたい。憧れの武藤敬司さんみたいな素晴らしい選手になってみたい」と抱負を語った。
実は父のはなわは息子より先に全日マットに上がっている。武藤敬司体制の08年(平成20年)6月10日、後楽園ホールで行われた「武藤祭」に、プロレスラーとお笑い芸人がタッグを組む「F(フェイク)−1タッグ選手権」に参戦した。曙とタッグを結成し、元横綱武蔵丸に扮して横綱コンビとして王者チームの武藤&神奈月組に挑戦。試合には敗れたものの、自身のヒット曲「伝説の男」の替え歌で、武藤の恥ずかしい過去を暴露。しっかりと爪痕を残している。
渕は過去に、はなわと六本木の飲み屋で遭遇したことを明かし「せっかく全日本に入ってくれたんだから、頑張ってほしいよね」。そう息子にエールを送った(敬称略)。
2026年03月15日 10:00
【昭和〜平成スター列伝】ドラゴンゲート3日の後楽園大会で72歳の“炎の飛龍”藤波辰爾が、因縁があるスーパー・ストロング・マシンの実の息子であるストロングマシン・Jとタッグを結成して望月成晃、ドン・フジイ組のアジアタッグ王座に挑戦。好勝負となったが、Jが望月の腕固めに捕獲されて藤波がタオルを投入。惜しくも王座奪取はならなかった。
1985年新日本プロレス熊本大会で藤波がマシンに対し「お前、平田だろ!」と唐突に正体を言及。素顔を隠しながらもマシンがマスクを脱ぎ捨てた事件は、今でも伝説になっている。
Jが勝てばアジアタッグ史上初の「親子戴冠」の快挙となったが、父親のマシンは一度だけアジアタッグ王座を戴冠している。長州力らジャパンプロレス勢と全日本プロレスに参戦していた86年にマシンは反旗を翻して独自の戦いを進めるようになり“ヒットマン”として孤闘を続けていた阿修羅原と合体。同年10月30日青森県営体育館大会で原とのコンビでアジアタッグ王座を獲得している。王者はマイティ井上、石川敬士組だった。
「勝者に喜びの叫びはなかった。アジアタッグ王座を獲得した新王者チームの原、マシン組はベルトを腰に巻こうともせず、早くも次の目標をブチ上げた。『今日の井上、石川組戦は単なる一試合。俺たちのターゲットは、12月の世界最強タッグで優勝することだ。俺とマシンの共通の敵である長州と天龍の首を狙う』(原)。この日がタッグ結成3戦目のマシン、原組。13分過ぎ、マシンが石川に殺人投げを食らったが、直後に原が石川のノドを砕き、マシンが間髪を入れずに回転エビ固めを決める好連係で3カウントを奪った」(抜粋)
しかし最強タッグでは連係がうまく作動せずに勝ち星なしの0点に終わってしまう。マシンは翌87年3月に長州らと新日本プロレスにUターンしたため、一度の防衛もないまま王座返上となってしまった。
今回のアジア王座戦は多くの夢を生んだ。試合後にJが「ひとまず親に代わって息子の俺が水に流してあの事件に幕を下ろそうと思います。もう一つ夢ができました。LEONA! いつか2人でベルトを巻こうぜ」とセコンドを務めた藤波の息子であるLEONAに共闘を呼びかけ、LEONAもこれに呼応。2世レスラーコンビによるアジア王座奪取の可能性も出てきた。
さらに72歳の藤波も手応えを感じたようで「歴史あるベルトを巻いてみたい」と再挑戦に意欲を見せた。王者となれば同王座の最年長記録(大仁田厚の66歳2か月)を大幅に更新する快挙となる。昭和と未来が交じり合った今回のアジア王座戦は、プロレスならではの胸躍る醍醐味に満ちた一戦となった。
2026年03月15日 06:00
米国・WWEのキング・オブ・ザ・ストロングスタイル中邑真輔(46)が、悪魔にささやきだ。
2026年03月15日 06:00
女子プロレス「マリーゴールド」の6人タッグ「3Dトリオス」王座戦(14日、後楽園)は、初代王者の翔月なつみ&桜井麻衣&山中絵里奈が、岩谷麻優&ビクトリア弓月&南小桃を粉砕し、初防衛に成功した。
2月23日の後楽園大会で行われた同王座の初代王者決定トーナメントを制した3人は、V1戦でGHC女子&スーパーフライ級2冠王者である岩谷、そしてユナイテッド・ナショナル王者の弓月を含むトリオを迎え撃った。
挑戦者組から奇襲攻撃を仕掛けられた王者組は動揺した様子だったが、息の合った連係を見せつけて優勢に。最後は翔月が小桃にバズソーキックを決めて意識を奪うと、山中のライダーキックもサク裂。そしてそこに桜井がダイビング・エルボードロップ、翔月がダイビング式蒼魔刀を投下。小桃から3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った翔月は「初防衛戦、強敵でした。正直まだまだやりたりない部分があります。岩谷麻優、アナタの持ってるGHC、そしてスーパーフライのベルト2本かけてやりませんか? 自分、初代スーパーフライの王者でした。今日勝ちましたし、挑戦する資格ありますよね?」と岩谷に挑戦を表明した。
すると岩谷から「2冠? 欲張りだね? でも負けたから受けるしかないよね。でもその代わりに、この3人でまたそのベルト挑戦させてよ。こっちの3人もあきらめないから」と受諾され、王座戦が決定的になった。
そして29日に靖国神社相撲場で開催される「大和神州女祭り」(29日)でのV2戦で、迎え撃つことが決定している山岡聖怜&心希&山崎裕花がリングに登場。後輩たちから「オバハン」とののしられ、激怒した翔月は「オバハン、オバハンうるさいな! 3・29きっちり片づけたるから待っとけや、クソガキ!」と吐き捨てていた。
2026年03月15日 05:01
「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(15日、横浜BUNTAI)
トリプル世界戦の公式計量が14日、横浜市内で行われた。WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(27)=米国=は規定を100グラム下回る50・7キロ、世界初挑戦の同級7位・飯村樹輝弥(28)=角海老宝石=は50・5キロで一発クリア。WBC世界ライトフライ級王者のノックアウト・CPフレッシュマート(35)=タイ=は48・7キロ、元WBO王者で同級3位の岩田翔吉(30)=帝拳=はリミットの48・9キロでパスし、WBA世界ミニマム級王者の松本流星(27)=帝拳、同級4位の高田勇仁(27)=ライオンズ=はともに47・5キロでクリアした。
世界初挑戦の飯村は殊勲星を狙う。中谷潤人(M・T)の親友でフライ級最強と名高いオラスクアガに挑むが、「勝てれば何でもいい。練習でやってきたことしか出ない。強い相手だからこそ、何が何でも勝ち取りに行く」と覚悟を示した。
昨年12月17日に予定されていた同カードは自身の負傷により流れたものの、再び降ってきたチャンスに「まず試合できるところまで来られた」と感慨を込め、「向こうも闘志にあふれた目をしていた。ワクワクしている」と腕をぶした。
人生を懸けた大一番を前に、妻子が住む自宅から離れて練習に打ち込んできた。頰がこけた顔で計量をクリアし、あとはリングに立つのみ。リカバリー食は、所属ジムの鈴木眞吾前会長が特製のおかゆを用意してくれたといい、「楽しみ。おいしいんですよ。試合がない時も食べたい」とリラックスした様子で決戦を待ちわびた。
2026年03月15日 05:00
「大相撲春場所・7日目」(14日、エディオンアリーナ大阪)
プロ野球阪神の岡田彰布オーナー付顧問がNHKの中継にゲストで登場した。大相撲について「立ち合いのぶつかりがすごい。あんまりぶつからない野球はピッチャー主導。バッターは受け身の方。相撲は立ち合いが一番大事なんかな」と独自の視点を明かし「よく合うよなって思う」と感嘆の声をあげた。
好きな力士は大関豊山で、横綱北の富士と親交があったことも明かした。現役力士とも親交があり、場所前に義ノ富士、熱海富士と食事したエピソードを披露。初場所の優勝決定戦で安青錦に敗れた熱海富士に「何で負けたんや?って聞いたら『首投げ』ですって。首どこあんねんって」と笑いながら明かした。
熱海富士が安青錦に上手投げで雪辱した一番には「強い」とうなり、綱とりが絶望的となった安青錦については「勝負ってそんな甘くない。今後に生きてくると思いますよ」とおもんぱかった。