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甲子園で痛恨牽制死「野球辞める」 逃したサヨナラ…「大変だった」“事後処理”

2026年02月17日 06:50

三沢高を牽引した太田幸司氏が振り返る甲子園  青森県立三沢高のエースだった太田幸司氏(元近鉄、巨人、阪神、野球評論家)は1969年夏の甲子園準優勝右腕だ。延長18回0-0再試合となった松山商との決勝戦は伝説だが、その夏に向かうまでには試練もあった。春の東北大会でまさかの1回戦負けを喫して「あれで引き締まりました」。当時日大4年だった佐藤道郎投手(元南海、大洋)の指導も受け、気合を入れ直したという。  1969年春の選抜に出場した三沢高は2回戦で敗退した。浪商と延長15回の激闘を繰り広げたが、2-4で涙をのんだ。太田氏は「サヨナラでウチが勝てるチャンスはあったんですよ。満塁かなんかで小比類巻(英秋捕手)がセカンドランナー。1点取ればいいので、セカンドランナーは関係ない。サードランナーさえ還れば勝ちってところで、ちょろちょろちょろって、小比類巻が牽制でタッチアウトを食らって、結局その回ゼロで終わって……」と振り返る。 「大阪代表の浪商と互角に渡り合えたんで、自信というか、手応えをつかみました。でも小比類巻は負けたことに責任を感じて、試合が終わった後、『野球を辞める』って言い出してね、大変でした。何とかなだめましたけどね」。春の選抜でマスクを被った主将の河村真捕手が椎間板ヘルニアで離脱、以降、太田氏はこの小比類巻捕手とバッテリーを組んで伝説の夏を戦ったが、それは、そんな“騒動”を経てのことでもあったわけだ。  さらにチームにとってショックだったのが、春の東北大会1回戦で仙台工に0-2で敗れたことだった。「下馬評も“三沢高校のための東北大会、もう負ける相手はいない”と言われていたし、僕らも当然、負ける気はなかった、それが1回戦ですよ。今の楽天本拠地の宮城球場で……。仙台での開催だったので、宮城県からは3チームが出ていて、仙台工は宮城の優勝チームでもなかった。だから、もう左うちわで勝てるだろうと思っていたら、あれあれって感じで……」。  前年(1968年)秋以降で、東北地区の学校に初めて負けた試合だった。油断があったし、調子に乗っていた。「ちょっと気が緩んでいました。負けた時は悔しかったけど、あれでまたチームがまとまったというか、ふんどしを締め直して夏に行こうぜって、また違うテンションになって……。振り返ってみれば、いい薬でした。ある意味、負けてよかったのかもしれない。高校野球って何があるかわからない。そういうことも経験できたのでね」。  それまで、ほぼストレート1本で勝負していた太田氏は最後の夏に向けてカーブの練習も本格的に取り組んだという。「青森大会は真っ直ぐだけで行けても、やっぱり甲子園はそうはいかないと思ったのでね」。加えて、三沢ナインは日大の河内忠吾監督や佐藤投手にも指導を受けたという。「当時、三沢は日大とつながりがあって、以前から時々、教えてもらっていたんですけど、最後の夏の時も来ていただいたんですよ」。後のドラ1右腕から激アツ言葉のオンパレード  太田氏は1969年のドラフト会議で近鉄に1位指名されて入団するが、日大・佐藤投手も同じ年の南海ドラフト1位で、1970年のプロ1年目からリリーフとして大活躍してパ・リーグ新人王に輝く。そんな4歳年上の大学生右腕から太田氏は何度も気合を注入されたという。「『高校野球は何があるかわからんからな。どんな相手でも絶対手を抜くな! そういう手を抜いた試合をやると次に影響が出るから、とにかく目一杯行け!』とか言われました」。  激アツな言葉のオンパレードだった。「佐藤さんはよく言っていました。『俺は真っ直ぐでグイグイ押すタイプじゃないけど、ピッチャーは気持ちだぞ! 球に自分の気持ちは絶対乗り移るから、弱気になったら駄目だ! 迷ったら強気で攻めろ!』ってね。そういう精神面のことも、いろいろ話をしてもらいました。最後の夏には、それも大きかったですよ」。太田氏が常に前を向き、ひたすら腕を振り続けたのも、そんな教えを受けたからでもあった。 「佐藤さんに『俺はもう間違いなくドラフトにかかる。多分、お前もかかるだろうから、今度はプロで顔を合わせて頑張ろうぜ』みたいなことを言われたのも覚えています。佐藤さんは体がでっかくてね。で、練習用の上下真っ白のユニホームを『これやるわ』って渡されたんです。『僕にはブカブカですよ』と言ったら『いいじゃないか。これが着れるくらい、デカくなれ』って。今でも、そのユニホーム、大切に持っていますよ」  選抜後の東北大会1回戦負けのショックから、太田氏も、三沢ナインも気合で立ち直った。誰もが技量もアップさせた。「日大の河内監督からは守備のフォーメーションとか、作戦とか、頭を使う部分も教わりました。それまでは、そんなもの何にも習っていませんでしたからね」。そして1969年高校3年の夏、最後の夏、集大成の夏がやってきた。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)

  • 野球
  • 侍J・佐藤輝 18日ライブBPへ着々準備 今合宿初の特打「いい球を見て慣れていきたい」

    2026年02月18日 05:01
     「侍ジャパン強化合宿」(17日、宮崎)  阪神・佐藤輝明内野手(26)は18日に行われるライブBPに向け、着々と準備を進めた。フリー打撃では33スイング中、バックスクリーンへの3発を含む5本の柵越えを披露。その後の個別練習では木の花ドームへ向かい、今合宿で初めて特打を行った。「しっかりいい球を見て、慣れていきたいなと思います」とすっかり実戦モードだ。  14日には松井秀喜氏から助言を受け、「元タイガースファンって言ってたので、頑張りたいなっていうそれだけです」。この日は渡辺謙からもエールを送られた。「『頑張れ』って言ってもらったので、頑張りたい」とまた一つ大きな励みとなった。  ロッキーズ・菅野、エンゼルス・菊池も今合宿中のライブBPに登板する可能性がある。佐藤輝は「しっかり与えられるところで頑張りたい」と本番へ向けて実戦を重ねていく。

  • 阪神・藤川監督 伏見の捕手としての姿勢を絶賛「非常に優れていますよね」投手との積極的コミュ「経験から来るものだと思う」

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  阪神の伏見寅威捕手(35)が17日、藤川球児監督に捕手としての姿勢を絶賛された。新加入ながら前のめりに取り組む扇の要が、指揮官には頼もしく見えていた。  活気がある宜野座のブルペンでひときわ大きな存在感を放っていた。工藤に対して、ひと工夫。ひと声かけてから球を受け始めると、途中に何度も会話をはさみ、確認しながらリードした。大竹に対しても同様だった。投球終了後には約5分間の話し合い。春季キャンプ中に何度も目撃されている光景だった。  指揮官もこの姿に目を細める。「経験から来るものだと思いますよ。3球団目ですから。チームに対するアプローチのかけ方は非常に優れていますよね」とたたえた。捕手というポジションの性質上、コミュニケーション能力は必須。プレーでも姿勢でもチームを引っ張っていく。

  • 侍J・坂本 ダルビッシュの提案で本番想定ブルペン 伊藤と初コンビ、普段の構えから意思疎通図る

    2026年02月18日 05:01
     「侍ジャパン強化合宿」(17日、宮崎)  阪神の坂本誠志郎捕手(32)が、ブルペンで本番を想定した投球練習の女房役を務めた。ダルビッシュの提案により、第2クール初日からブルペンでは打者を想定した投げ込みがスタート。投手だけではなく、捕手も受けるだけではいけない。  投手によってサインの主導権は変わるが、普段の構えから思いを伝達することは重要。どこまで高めなのか、低めなのかは「試合の時に構え方で伝わることもある」。サインがピッチコムでの伝達になるからこそ、ジェスチャーや細かいしぐさが鍵を握る。  この日は伊藤の球を初めて受けた。投球後には入念なコミュニケーションで意思疎通。「投げる球がすごいのはわかっている。それをどうやって引き出すか、なので」。本格的な実戦が近づく中で、ブルペンも緊張感が高まってきた。

  • 阪神・藤川監督「ポスト・石井」発掘“3番勝負”21日からのOP戦3連戦 中継ぎ右腕育成へ競争本格化

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  阪神の藤川球児監督(45)が「ポスト・石井」、「ネクスト・右のリリーバー」発掘に向け、21日からのオープン戦3連戦を“3番勝負”と位置付けた。

  • 阪神・ドラ2谷端 柵越え自己最多4発!日々成長中 日大先輩の平野歩夢から刺激「常に100%でやっていきたい」

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  コンパクトなスイングで捉えた打球が、グングン伸びていった。阪神のドラフト2位・谷端将伍内野手(21)=日大=が、フリー打撃で今キャンプ自身最多となる4本の柵越えを披露。第4クールで疲れも蓄積する時期だが「体は全然、元気なので。疲労もあるけど、しっかりケアしながら今のところできている」と頼もしい言葉を並べた。  柵越えはいずれも滞空時間の長い放物線。キャンプ序盤と比較すると、明らかに飛距離が出ている。「確かに柵越えも増えてきたんですけど、やっぱり先輩のバッティングを見て、すごく学ぶことが多い。それのおかげです」と感謝。主力選手たちの打撃に目を凝らしながら、自らの成長へのヒントにしている。  海の向こうから届いた奮闘も、ルーキーへの刺激になるはずだ。14日にミラノ・コルティナ五輪でスノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われた。22年北京五輪金メダリストの平野歩夢(27)は、谷端と同じ日大出身。大会直前に骨盤など複数箇所の骨折に見舞われたが、7位と健闘して周囲の心を動かした。  谷端は新人で唯一、キャンプ初日から宜野座組で鍛錬を積んでいる。「新人で宜野座でやらせてもらっている立場。常に100%でやっていきたいと思っているので」と強調した。競技は違えど、どんな状況でも全力を貫くスタイルは平野と重なる部分がある。“虎の鉄人”となり、21日から始まるオープン戦3試合でも存在感を発揮する。

  • 阪神・モレッタ 漫画「NARUTO」愛する陽気ドミニカン 主人公は「今の自分に似ているんだ」“魔球”スライダーで進化だ

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  モレッタは虎の強力ブルペン陣に加わることを期待され、1月末に来日した。具志川組でキャンプインすると、2月2日に来日初のブルペン入り。不規則に曲がる“魔球”スライダーをいきなり披露し、捕手を務めた梅野を「縦に曲がったり、ちょっと斜めっぽく曲がったり」とうならせた。  9日から宜野座組に合流すると、練習開始前の円陣で右手を挙げて笑顔であいさつし、チームに溶け込む様子を見せた。同日に初のライブBP(実戦形式の打撃練習)にも登板。梅野と長坂に対して計3度、スライダーで空振りを奪った。右打者の外角へ鋭く大きく曲がる独特の軌道に、他球団スコアラーは「ややこしいボール」と警戒を強めた。  ドリスも「順調にきていると思う。焦らずに少しずつ少しずつ調子を上げてもらえたら」と、モレッタに期待を寄せる。対外試合での登板はまだないが、本人は「実際に試合で見て確認してもらえたら。楽しみにしておいてよ」と不敵に笑う。陽気なドミニカンはミステリアスに状態を上げていく。  1996年4月15日、ドミニカ共和国エリアス・ピーニャ州出身。「川もたくさんあるし、自然が豊かな田舎だよ」  1月末の入団会見で明かした大好きな漫画。もちろん一番のお気に入りは主人公・うずまきナルト。「幼い頃から見ていました。ナルトは何者でもないゼロの状態からいろんなことを学んで、成長して、進化していく。そういう意味では、今の自分に似ているんだ」。大好きなナルトを、異国の地で成功をつかもうとしている自身に重ねた。  今月2日の来日初ブルペンでは、ハンドジェスチャーで投球の軌道やサインの確認をするなど、勉強熱心な一面を披露。「どこにいても、学びはいつも止めないようにしているよ。特に日本という新しい場所に来て、覚えることもたくさんあるからね」  契約が決まってから日本の野球について予習してきたが、想像以上だったこともあるようで…。「ファンの人がすごく熱狂的で驚いたよ。ずっとサインを待ってくれていたり、本当にいろんな形で自分たちを迎えてくれるので、すごく自分の糧になっているよ」  今キャンプはドリスがいるところに、モレッタあり。同じドミニカ共和国出身で親交のある先輩の後ろをついて回る姿は、まるでRPG(ゲーム)のようだ。「ドリスにいつもついていって、今日はどういう感じかなっていうのを自分の中で感じながら、彼をお手本にしていろいろやるようにしているよ」  ドリスと行うことが多いが、6日の具志川では突然、畠とペアを組んだ。「いろんな人と交流することが大事だと思うし、誰かとやるっていうのを決めているわけでもないよ」。ちなみに、畠いわく「自分から誘ってみました。流れで『やろうか!』って感じで」。  投げ始めたのは2006年ごろから。実に20年間も磨いてきた伝家の宝刀。「自分で説明するよりも実際に見てもらって、(どんな球かは)みんなが決めてくれたらいい」とニヤリと笑った。  ◆NARUTOとは 岸本斉史氏による大人気漫画。落ちこぼれの少年忍者「うずまきナルト」が試練を通して成長し、最強の忍者を目指す成長物語。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999年から2014年まで連載され、国内のみならず海外でも高い人気を誇る。コミックスの全世界でのシリーズ累計発行部数は2億5000万部以上。06年には米誌「ニューズウィーク」日本版の特集「世界が尊敬する日本人100人」に、うずまきナルトが架空の人物として唯一選出された。ナルトの口癖は「だってばよ」。

  • 虎の“サムライ”任せて 侍J・森下がフリー打撃で合宿最多10発 渡辺謙に世界一約束!1分間談笑、ガッツリ握手 

    2026年02月18日 05:01
     「侍ジャパン強化合宿」(17日、宮崎)  阪神の森下翔太外野手(25)が17日、サンマリンスタジアム宮崎で行われている今年3月のWBCに出場する日本代表の事前合宿で、「Netflix 2026 ワールドベースボールクラシックアンバサダー」を務める俳優の渡辺謙(66)から激励を受けた。同氏は大会ではマイアミでの決勝まで訪問予定で、森下は世界一を見せると約束。ラストサムライに、虎の侍が感動を届ける。  三塁側ベンチ前で世界の「KEN WATANABE」がオーラを放っていた。森下はグラウンド入り後すぐに見つけると、小走りで渡辺謙の元へ。約1分の談笑だったが、温かい言葉を授かった。「体、大きくなったね。ケガなく頑張ってね」。生粋の虎党として知られる男からのエール。期待に応えなくてはいけない。  ガッチリと握手を交わし、数分後にはフリー打撃。渡辺謙も食い入るように見つめる中、快調に柵越えを放っていく。最後の42スイング目でバックスクリーンに放り込み、今合宿最多の10本のアーチを披露。「しっかり振ることを意識しながらやれたので良かった」。スタンドから拍手喝采を受けた。  謙さんは数日間、宮崎の合宿を訪問予定。Netflixのアンバサダーとして、マイアミのローンデポ・パークにも来場する。この日は森下だけでなく、佐藤輝と坂本もあいさつ。渡辺謙が虎党だということは周知の事実で、虎侍たちが最高の景色を届けたい。  「侍ジャパンというのもありますけど、タイガースファンの人たちもたくさん見てると思う。そういう意味でも頑張れたらなと思っています」  渡辺謙のように、多くの虎党が日の丸を背負う虎戦士を応援している。その人たちに感動を届けることも使命の一つ。日本代表でもメインは右翼と左翼の両翼起用となりそうで、スタメンだけではなく、勝負どころでの代打などもありそうだ。  終盤の切り札ともいえる、“ラストサムライ”になるかもしれない。「もうちょっと(打球角度を)上げたい」。飽くなき探究心で成長し、世界の猛者をぶった斬る。

  • 阪神・藤川監督 「若手の引き上げとか考えていないです。勝ちに行くための準備。そろそろそういう時期に」【一問一答】

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  阪神の藤川球児監督(45)が「ポスト・石井」、「ネクスト・右のリリーバー」発掘に向け、21日からのオープン戦3連戦を“3番勝負”と位置付けた。

  • 阪神・岩崎が宜野座組合流 石井の穴は全員で埋める 若虎サポート約束「気になったことは伝えていきたい」

    2026年02月18日 05:01
     「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)  最強ブルペン陣は今季もワンチームだ。具志川組で調整していた阪神・岩崎優投手(34)が17日、宜野座に合流。石井が開幕絶望的となった中、一丸で穴を埋めることを誓った。  「残念ではありますけど…。みんなで戦っていくのは変わらない」。後輩の無念をおもんぱかった左腕は、さらに続けた。「もちろん、石井も含めてなんで。一緒に投げることはできないかもしれないですけど、知恵を借りたりとかは今後あるかもしれない」。思いを背負うだけではなく、ともに戦っていく覚悟だ。  一方で若虎にとってはチャンスでもある。「経験者(石井)が抜けたことで、試合経験がまだ浅い選手が来たりしたら、気になったことは伝えていきたい」とサポートを約束した。この日はブルペンで50球を投じ「順調に来ている」と納得顔。藤川監督が「心臓」と表現する救援陣を今季もけん引する。

  • 「岡田さん!僕、聞きたいことがあって」日本ハム・新庄監督 メモ取り出し質問の嵐! 阪神・岡田顧問即答「一塁最強説にせな」

    2026年02月18日 05:01
     阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(68)と、日本ハム・新庄剛志監督(54)のぶっちゃけ対談の第2回は、互いにプロで培った技術論を交わした。新庄監督は紙にメモしてきたことを大先輩にぶつけ、采配や指導へヒントを得た様子だった。   ◇  ◇  (突然、新庄監督がポケットから紙を出して、自ら書いたメモを取り出して確認し始める)  日本ハム・新庄監督(以下、新庄)「岡田さん!僕、聞きたいことがあって。無死一、二塁でのバントありますよね?あれ、基本的に(転がすのは)やっぱりサード側ですか?(ソフトバンクの)今宮くんが400犠打して、サード側が4つしかないんです。ピッチャーとファーストの間に、(高いバウンドを手で表現しながら)こういうバントをやったら進められるっていう考えで成功してるから。サード側、難しいじゃないですか」  (岡田顧問は守備側の目線で意見を述べる)  阪神・岡田オーナー付顧問(以下、岡田)「一塁最強説にせなあかんねん、守備で。俺が監督の時、毎年のように一塁ゴールデングラブ賞よ。大山も新井もシーツも。だから、ファーストは重要なんよ。右投げでな」  新庄「じゃ、うちは清宮くん。うまくなったんで」  岡田「だからファーストが守備良かったら、(打者はバントを)サード側にしよんねん」  新庄「サードにさせないために、ピッチャーに投げるコースとか意識させなくていいですか?」  岡田「基本的にファーストが強力やったら、アウトコースに強いボールを投げたらサード側にバントするんは難しいよ」  新庄「じゃあ、そっからバントを2回失敗します。続行ですか?」  岡田(即答で)「続行」  新庄「またバント?打たせないんですか?」  岡田「三振でもええから。(当初はバントで走者を進めることが目的なのに)いらんことするからゲッツーになんねん」  新庄「確かに!」  岡田「バントはなかなかゲッツーにならんよ」  新庄「岡田さん、結構バント(のサインを)出してました?」  岡田「基本的に成功せんと思ったら、打たす」  新庄「うーん!うまい、下手でね。はいはい」  岡田「なんていうかなあ、相手があんまり警戒してない選手が、バントがうまいやつになってくんで。本当にバントを警戒されたら、なかなか成功せえへんよ。相手が『この場面は絶対にここはバント』っていうところでシフトとか考え出すとね、成功せえへんよ。なんぼうまいやつでも」  (続けて)  「だから基本的にバントは七回で無死一、二塁ぐらいなったらやるけど、俺は失敗すると思ったら代打で打たせたいな」  新庄「あぁ…。ダブルプレーでも仕方ないと」  岡田「(サインが)『打て』の方が、次のバッターは楽なんよ。(前打者が併殺で)2死三塁の方が打ちやすいやんか。逆にバント失敗して、1死一、二塁でランナーが残った方が次のバッターは打ちづらいやろ?」  新庄「はいはいはい」  (ここで新庄監督が再びメモを取り出す)  新庄「あと、バッティングなんですけど、タイミングを取って岡田さんは手が先でしたか?腰と同時にバット(が出てくるスイング)でした?」  岡田(再び即答で)「手が先」  新庄「これね!腰が先と言う人と、手が先と言う人で分かれるんすよ」  岡田「腰が先っていうのはね、(バットが遅れて出てくるから)みんなファウルになる」  新庄「でも、田淵さんは腰と言ってましたよ」  岡田「あれは。うねり打法やんか」  新庄「掛布さんは…。手って言ってたような」  岡田「手や、手や」  新庄「あ、やっぱり手ですか」  岡田「手で打ちにいかな。俺はグリップで打ちにいけって言うから」  新庄(グリップを先に出すスイング動作を見せながら)「ああ、こうね。真弓さんも言ってた。グリップをボールにぶつけにいけって」  岡田「グリップエンドを下に持ってこんとな」  新庄「なるほどねえ」  岡田「今の打者はグリップエンドが上向くから。だからポップフライになるのが多いやろ」  −新庄監督はどちらのタイプなのか。  新庄「そんなん分かってたら、いい成績残してますやん!(笑)」  岡田「新庄はどっちかやったら、ヘッドで打つ方やもんな」  新庄「僕は(コーチが)柏原(純一)さんだったんで。腰が先に行って、バット後から出てこいって言ってた人なんで」  岡田「それやったら遅れるから。だから、ヘッドを返すんよな」  新庄「メジャーに行ってから手になりました。(タイミングが)間に合わんから。ボールが動くから、腰からだったらもう詰まりまくるから、バットが折れて」  岡田「やっぱり道具で打ちに行かんと。バットで。そのためにバット持ってるやん」  (新庄監督が岡田顧問の現役時代の打撃フォームを再現。バットが遅れて出てくるようなスイングを見せる)  新庄「岡田さんはこういうイメージがあったんですけど、聞くと違うんですね」  (続けて)  「例えば、無死二塁で岡田さんがバッターで犠牲になって、セカンドゴロ打ちにいこうとか思ったことあります?」  岡田「もちろんあるよ」  新庄「基本、引っ張りのイメージがものすごい強かったから…」  岡田「俺は無死二塁で『打て』なら、『三遊間に打て』って言うわ」  新庄「インコースにくるからですか?」  岡田「そう。相手の攻め方は、(右方向に打たせて走者を)三塁に行かさんようにするやんか。バントがないケースではな。わざわざおっつけて二塁ゴロを打ちにいくんやったら、引っ張って広くあいてる三遊間へヒットを打ちにいけ言うわ」  新庄「じゃあ左バッターもいいんですか。別に三遊間に打っても」  岡田「打ちにいってもかまへん。状況にもよるけど相手の攻めを見て、進塁打のサインは消したこともあったわ。無死二塁で右バッターに、『最低、セカンドゴロでええな』と思ってるけど、相手にセカンドゴロを打てんような配球をされたら消す。で、消した時は引っ張れのサインで」  新庄「それは選手も分かっていたんですか?」  岡田「うん、分かってる。それはサインで決めとった。だからそんなにね、こっちから選手に犠牲になるような打ち方はさせへんわ」

  • 巨人・丸 定位置奪回へ“当たり年”予感 志願の出場で2年ぶり死球「悔しい」「避けられた」直球を納得の左前適時打も

    2026年02月18日 05:01
     「練習試合、巨人3(降雨コールド)3ロッテ」(17日、那覇)  巨人の丸佳浩外野手(36)が17日、今年初の対外試合出場でまさかの“被弾”だ。昨季は公式戦で無死球だったが、2年ぶりの死球で当たり年を予感させた。  「めっちゃ悔しいですね。デッドボール当たらないのが売りだったんで。悔しいです。申し訳ないなと、ピッチャーに」  優しさがにじんだのは五回だ。この日の3打席目を迎えると、1ボールから143キロの直球が脇腹を直撃した。「うおぉー」ともん絶するも、すぐに一塁へダッシュした。スタンドからは拍手が起こり、「映像を見たらエルボーに当たってから脇腹に。エルボーに当たっていなかったら避けられたと思う」と悔しさをみせた。  「ある程度準備ができたので、僕の方から行かせてください」と志願して立った打席だ。三回無死一、二塁では直球を左前にはじき返し“初打点”も記録。「いつもこの時期はいい」と慢心はないが「真っすぐを1スイングで前に飛ばせたので、ある程度勝負できた。そういう意味では良かった」と結果に安堵(あんど)した。  走攻守全てをテーマに定位置奪還を狙う26年。「監督に頭から使いたいって思ってもらえるような内容や結果を残したい。1試合いい活躍ができても、それはあまり意味がない。143試合に出続けられる体力なども含めて、このキャンプでしっかり準しなきゃいけない」。本当の“当たり”はシーズンで量産する。

  • 日本ハム・山崎 新球「すくりゅう」に手応え 山本昌氏直伝スクリューボール りくりゅうペア快挙の日に解禁「使えそう」

    2026年02月18日 05:01
     「練習試合、日本ハム5−3中日」(17日、名護)  手応え十分の実戦初投入だった。

  • 侍J・井端監督 本番見据えて“実戦モード” カーテン敷きピッチコム確認「相手をイメージしてやるのは大事」

    2026年02月18日 05:01
     「侍ジャパン強化合宿」(17日、宮崎)  宮崎合宿も第2クール初日を迎え、実戦をより意識した練習が行われた。通常のサンマリン球場ではなく、木の花ドームでスタートした練習では“井端のカーテン”が敷かれた。観客、報道陣に非公開で実施されたのは、ピッチコムを使ってのけん制やバントシフト、タイブレークなど戦術面の確認だった。  練習前には、アドバイザーのダルビッシュから提案があった1次リーグで対戦する台湾、韓国のデータ分析ミーティングも実施。本番を見据えて実戦モードを上げた。  井端監督は「(相手を)イメージしてやるのは大事。ただ打って投げてよりはるかに試合に対しての意識が変わってくる」と意識の変化に言及。「室内でやってもほぼ全員が発言していた。遠慮しないで思ったことをその場で言えるのはいいこと」と活発に意見交換がなされるチームの雰囲気にも手応えを感じ取っていた。

  • 巨人・ドラ3山城 沖縄凱旋登板2回0封デビュー 故郷での“プロ初先発”に「すごくよかった」

    2026年02月18日 05:01
     「練習試合、巨人3(降雨コールド)3ロッテ」(17日、那覇)  巨人のドラフト3位・山城(亜大)が沖縄凱旋(がいせん)マウンドで2回0封デビューを果たした。  故郷での“プロ初先発”とあって、スタンドに両親、兄が駆けつけた中での舞台だ。三者凡退で立ち上がりを抑え、二回は1死一、二塁も併殺打で無失点。「(家族も)忙しい中で来てくれているので、こういうピッチングができてすごくよかった」と笑みを浮かべた。

  • 巨人・松本 新天地で初の対外試合 2打数無安打「もう少し上げていけたらいい」

    2026年02月18日 05:01
     「練習試合、巨人3(降雨コールド)3ロッテ」(17日、那覇)  巨人・松本が新天地で初の対外試合に臨んだ。  「1番・中堅」で先発出場すると、三回には四球を見極めるなど2打数無安打で交代。巨人のユニホームを着て挑んだロッテ戦に「違和感もあった」と振り返るが、「緊張感もあった。打席の中でタイミングが遅い感じがすごくしたので、そこはここからしっかり、もう少し上げていけたらいい」と修正箇所を見つめた。