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2026年03月31日 18:30
森保一監督が率いる日本代表は現地3月31日、フットボールの聖地と称されるウェンブリーで、イングランド代表と国際親善試合を行なう。 イングランドといえば、世界最高峰のプレミアリーグや、超ビッグクラブでプレーするメンバーで構成されたタレント軍団だ。だが、森保ジャパンにも注目選手が数多いる。 英公共放送『BBC』は決戦を前に、「イングランドが警戒すべき日本代表選手は誰?」と題した記事を掲載した。 同メディアは冒頭で「日本は世界的な強豪とは見なされていないかもしれない。ただ、油断は禁物だ。4年前のカタールW杯ではグループステージでスペインとドイツを破り、2つの大国を驚かせた。豊富な才能を擁する彼らは、今夏の北中米W杯で手強い相手となる可能性がある」と伝えた上で、以下の5選手をピックアップした。 プレミアリーグから3選手、ブンデスリーガから2選手という内訳だ。 ●三笘薫(ブライトン) 「プレミアリーグのファンにはお馴染みの名前だ。ブライトンでの4シーズンで公式戦通算130試合に出場し、26ゴール21アシストを記録するなど、その活躍が際立っている」 ●鎌田大地(クリスタル・パレス) 「万能型のプレーメーカーであるカマダは、フランクフルト時代にも師事したグラスナー監督の下で主力として活躍している。FAカップ優勝経験を持つ彼は、そのドリブルと連係プレーにより、中盤で脅威的な存在感を放っている」 ●田中碧(リーズ) 「昨季にプレミアリーグ昇格を勝ち取ったリーズで、すぐに不可欠な存在となった。日本代表ではカタールW杯のスペイン戦で決勝ゴールを決め、チームをグループ首位に導いた」 ●堂安律(フランクフルト) 「カタールW杯でドイツとスペイン相手にゴールを決めた選手として、日本のサッカー界ですでに広く知られている。ダイナミックな左利きの攻撃的MFであるドウアンは、その技巧と内側へ切り込む能力で名を轟かせている」 ●伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン) 「負傷の影響で今季の出場が17試合に留まっているが、アーセナルに所属していたアヤックスのDFトミヤス(冨安健洋)が怪我で代表戦を欠場しており、守備の穴を埋めなければならない。前回のカタールW杯では1試合の出場で終わったなか、トミヤスの状況次第では、今回は出場機会が増えるかもしれない」 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム
2026年04月01日 17:44
「日本人はサッカーができるのか」
1990年、森保一監督がまだ現役の頃、マンチェスター・ユナイテッドに短期留学した時、周りの人からそう言われたという。
それから36年の月日を経て──。日本代表は“聖地”ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表に1-0と勝利。現場のその光景を目の当たりにして、溜飲が下がる思いだった。
振り返れば、日本サッカーは急激な進歩を遂げている。1994年大会までワールドカップは未知の世界だったが、Jリーグ誕生もあって今や夢舞台ではなくなった。
ワールドカップの優勝経験8か国のうち、アルゼンチン、ウルグアイ、ドイツ、フランス、スペインに続き、昨季はブラジル、そして今回はイングランドと7か国から白星を飾っている。さあ、残すはイタリアのみ──。
そんななかで、イタリアが欧州プレーオフ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナにPK負け。3大会続けてワールドカップの出場権を逃がした。
日本が8大会続けてワールドカップ出場を決める一方で、優勝4回のイタリアが予選通過できない。1990年には、誰も想像しなかった時代だ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム
2026年04月01日 17:24
“聖地”ウェンブリー・スタジアムで行われたイングランド代表戦。世界最高峰プレミアリーグ勢をズラリと揃えたタレント力、8万人の大観衆を含め、相手の方がかなり優位だと見られたが、蓋を開けてみると日本代表は一歩も引かずに応戦した。前半23分の三笘薫の一撃で奪った1点を最後の最後まで守り切り、敵地で1−0の勝利。2025年10月のブラジル代表戦に続く、歴史的初白星を挙げることに成功したのだ。
特別な闘争心を胸に秘め、この大一番に挑んだのが中村敬斗だ。『3−4−2−1』布陣の左ウイングバックに陣取ると、開始早々の3分には対面した右サイドバックのベン・ホワイトを巧みにかわしてチャンスメイク。「相手に当たって抜けたんですけど、彼が目の前に来て『ラッキーガイ』と言ってきた」と試合後に話していたが、そういったやり取りを楽しめる“心の余裕”がこの日の背番号13にはあったということだ。
その後のパフォーマンスも光っていた。中村はシステムのミスマッチもあって、ホワイトと右FWモーガン・ロジャーズの2枚を見なければならない状況も多く、守備の負担はかなり大きかった。そのタスクをこなしたうえで、左シャドーに入った三笘薫と臨機応変にポジションチェンジ。敵をかく乱し続けたのだ。
迎えた前半23分。自身のプレスバックからボールを引っかけた三笘が、鎌田大地、上田綺世を経由してボールを受け、ドリブルで持ち上がった瞬間を見逃さず、中村は左サイドから一目散にオーバーラップ。三笘からパスを受けると、寄せてきたエズリ・コンサの動きを見ながら絶妙なクロスを送り、背番号7の一撃をお膳立てしたのだ。
「DFと対峙して自分で仕掛けていくこともできたけど、あのシーンで完全に強引に突破してというのが難しいですし、カットインした時に三笘選手がフリーになっているのが見えたので、難しいパスでしたけど、うまく決めてくれたのでよかったです」と目を輝かせた。
中村が異彩を放ったのは、得点アシストだけではなかった。数多くの仕掛けやコンビネーションを披露。後半24分には、鎌田からのパスを受け、左サイドでティノ・リヴラメントを巧みなフェイントで剥がして右足を振り切る決定機も作った。惜しくもシュートは枠を捉えられなかったが、このプレーはフランス2部で培った部分が大きかったという。
「リーグ・ドゥは1対1のシーンが圧倒的に多くて、今シーズンは1試合5〜6回は仕掛けるシーンがあるんです。それであそこは持ち味のドリブルを生かせた。カットインシュートも得意なので、決めたかったですけど、楽しかったです」と言及。強豪相手の一戦に充実感を覚えたという。
さらに終盤には鎌田と並んで右シャドーに入るという異例の形にもトライ。自身のゴールこそなかったものの、この日はMVP級のインパクトを残した。SNS上は「なぜ中村敬斗はフランス2部にいるのか」「2部にいてはいけない選手だ」という声で溢れ返り、類まれな能力に称賛の声が集まったのだ。
「僕は昨季リーグ・アンで2桁ゴールを取ったけど、今年は残念ながらリーグ・ドゥにいることになってしまった。今はリーグ・アンに上げるために頑張っていますけど、代表でレベルの高いチームとやって自分の存在を示すことで、『自分はやっぱりリーグ・ドゥのレベルでは満足できないんだ』ということを示さないといけなかった。はっきり言って、この試合に懸けていましたし、日頃のリーグレベルが低い分、目に見える結果を残したかったんです」と本人は悲壮な覚悟でイングランド戦に挑んだことを改めて明かした。
アジア最終予選までの中村敬斗は「三笘の控え」という位置づけが長く続いた。だが、南野拓実や久保建英の離脱によって、三笘がシャドーにスライド。今回の共存関係がついに実現した。2人の流動的なポジション取りは敵にとって捕まえづらく、脅威になっていたはずだ。
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2026年04月01日 17:20
日本代表は現地3月31日、サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表を1−0で下した。アジア勢として初めてイングランドに勝利した歴史的快挙に、韓国メディアからは驚愕と自国代表への嘆きが入り混じった報道が相次いでいる。
「日本、“サッカー宗家”イングランドにアジア国家として初勝利…1−0撃破」(通信社『聯合ニュース』)
「イングランドを沈黙させた日本…完璧なカウンターで5連勝」(スポーツ紙『イルガン・スポーツ』)
「8戦全勝、22得点無失点のチームを破った!日本が起こした大型事故…イングランド衝撃敗」(スポーツメディア『OSEN』)
「韓国は2連敗なのに…お隣・日本は優勝候補イングランドに1−0勝利」(一般紙『朝鮮日報』)
「“ワールドカップ優勝、一度やってみましょう”自信に溢れる理由があった…ホン・ミョンボ号と異なる日本、ウェンブリーでイングランドを1−0撃破」(スポーツメディア『SPOTV NEWS』)
同日には韓国代表もオーストリア代表と親善試合を行ない0−1で敗戦。先日にはコートジボワール代表にも0−4で敗れており、欧州遠征を未勝利で終えることとなった。それだけに、韓国国内では日韓を対照的に描く論調が目立つ。
なかでも、スポーツ紙『スポーツソウル』は「韓国と180度異なる歩み」と見出しを打ち、「日本は“ワールドカップ優勝”を目標に掲げ、世界制覇を夢見るチームだ。最近の戦いぶりを見れば、北中米ワールドカップで期待以上の成績を残す可能性がある」と強調。オランダ、チュニジア、スウェーデンと同居したグループを「一筋縄ではいかない」と評しつつも、「最近の試合内容と結果を見る限り、首位通過も十分にあり得る」と伝えた。
「ホン・ミョンボ号が最悪の姿を見せた時、“アジア1皇”の日本は新たな歴史を築いた」と書き出した経済紙『毎日経済』は、「(ワールドカップ優勝は)無謀な挑戦という反応が支配的であったが、最近の彼らの戦績を見ればそうでもない。世界的なチームたちを相手に押し負けなかった」と、日本の実力がもはや“まぐれ”ではないと報じた。
「日本サッカーの前では、ワールドカップで優勝経験のある国がまるで“秋風落葉”のごとくやられている」と独特な表現を用いたのはサッカー専門誌『Best Eleven』。同誌は「2022年カタールワールドカップでドイツとスペインを破った日本は、その後のAマッチでもドイツとブラジルに勝利し、競争力を証明してきた。そして今回、もう一つのワールドカップ優勝経験国であるイングランドさえも制圧した」とし、「“日本サッカーの全盛期”という表現は誇張ではなく、流れそのものだ」と称賛している。
一方、自国代表に対する韓国メディアの評価はほとんどが悲観的だ。一般紙『文化日報』は「同じ3バックなのに韓国は右往左往、日本は一糸不乱」と戦術面を指摘し、ネットメディア『オーマイニュース』は「無失点2連勝の日本と無得点2連敗の韓国、極明なコントラスト」と今回の代表ウィークを総括した。サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』は、「世界的な強豪相手に競争力を発揮する日本を見ると、我々との格差がどれだけ広がったのか実感すらわかない」と嘆いていた。
ワールドカップ本大会を目前に勢いに乗る日本と、連敗で立て直しが急務となった韓国。対照的なチーム状況にある両国が本大会でどのようなパフォーマンスを見せるのか、今後の動向を注視したい。
構成●ピッチコミュニケーションズ
参照記事:「W杯優勝は“虚勢”じゃない!」日本代表のイングランド撃破に韓国紙も脱帽「我々と180度違う…」
2026年04月01日 16:59
イタリア代表がまたもワールドカップ出場権を逃した。
2026年04月01日 16:56
森保一監督が率いる日本代表は現地3月31日、国際親善試合で強豪イングランド代表と聖地ウェンブリー・スタジアムで対戦。23分に左サイドの中村敬斗から、ペナルティエリア内でパスを受けた三笘薫が冷静に流し込んだ1点を守り切り、1−0で歴史的な初勝利を挙げた。
この偉業を受け、日本サッカー協会の会長やJリーグ初代チェアマンなどの要職を務めてきた川淵三郎氏がXを更新。以下のとおり綴った。
「サッカー日本代表の一ファンとしてワクワクしながら観戦させてもらった。イングランド代表として絶対に負けられない聖地ウェンブリーで三笘の見事な先取得点。これほど逞しく世界に誇れるチームに成長するなんて! 選手、コーチそして何よりも森保監督の指導力に心からの感謝と敬意を表します。有難う!!」
日本サッカー界の重鎮も感激したようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】中村のお膳立てから三笘が冷静なフィニッシュ!
2026年04月01日 16:36
北中米ワールドカップの欧州プレーオフで、予選2位のイタリアなどが敗退する一方で、最下位かつ未勝利のスウェーデンが出場権を獲得するという“逆転現象”が起きた。
スウェーデンは欧州予選グループBで最下位に沈み、2分4敗の未勝利に終わっている。通常ならワールドカップ出場とは無縁の成績だが、今回の欧州予選では別ルートが用意されていた。
プレーオフは各組2位の12か国に加え、UEFAネーションズリーグ(NL)の成績上位国にも出場権が与えられる仕組みとなっていた。スウェーデンはこの「NL枠」によってプレーオフに進出したのだ。
その結果、予選で結果を残したイタリアやデンマーク、ポーランド、コソボといったチームが敗退する一方で、予選最下位のスウェーデンがワールドカップ出場を決めることになった。
ルールに基づいた結果とはいえ、この制度がもたらした“ねじれ”は大きい。予選の成果と最終的な出場権が必ずしも一致しない現実は、欧州予選のあり方に一石を投じるものとなるか。
ちなみに、欧州プレーオフ決勝の結果は以下の通りだった。
パスA /ボスニア・ヘルツェゴビナ 1-1(4PK1) イタリア
パスB/スウェーデン 3-2 ポーランド
パスC/コソボ 0-1 トルコ
パスD/チェコ 2-2(3PK1) デンマーク
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム
2026年04月01日 16:05
ワールドカップ本番を前にした重要な英国遠征で、森保ジャパンは実り多き2連勝を飾った。
スコットランド相手に伊東純也のゴールで1−0の勝利を収めると、現地3月31日に聖地ウェンブリーで行なわれたイングランド戦でもハイパフォーマンスを披露。22分に鋭いショートカウンターから三笘薫が先制点を奪い、その後もインテシティーの高さを維持して強豪国と堂々と渡り合う。終盤は一方的に押し込まれる展開を余儀なくされたが、これを耐え凌いで、なんとか1−0で勝ち切った。
さまざまなメンバーを有意義にテストできたうえ、本大会さながらの強度も体感できた日本代表。一方で、課題山積となったのがお隣りの韓国代表だ。先週金曜日に肝である3バックが破綻してコートジボワールに0−4の大敗を喫すると、水曜日のオーストリア戦はソン・フンミンやイ・ガンイン、キム・ミンジェ、キム・ジェソンらフルメンバーで臨みながらも攻守の歯車が噛み合わず、0−1の敗戦。日本とは対照的に今回の欧州遠征を2連敗で終えたのだ。
国際Aマッチウイークの期間中にFIFAランキングが更新され、日本はひとつ順位を上げて18位。アジア最上位をキープするなか、韓国は3つ落として25位に後退した。これに注目したのが韓国メディア『Sportal Korea』だ。「大惨事! 日本と韓国の格差がさらに拡大した」と銘打ち、「苦労して縮めてきた日本とのランク差が一気に拡大してしまった。日本が格上相手に勝利を重ねる一方で、韓国は格下相手に苦戦を続けている結果だ」と断じた。
さらに同メディアは「25位という位置は、史上最悪の代表監督であるユルゲン・クリンスマンの時代で26位を記録して以降、最低のものとなった」と嘆き、「ついに7つもの差がついた。好調の日本はアジア最強国としての地位を盤石としたのだ」と評している。
北中米ワールドカップ本大会で日本はグループFに組み込まれ、オランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦することが確定。かたや韓国はグループAに入り、メキシコ、南アフリカ、チェコと戦う。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】日本がイングランド相手に鮮やかな先制点! 高速カウンターから中村敬斗→三笘薫でゲット!
2026年04月01日 15:55
イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、日本代表戦を振り返った。
2026年04月01日 15:05
現地3月31日に開催された国際親善試合で、森保一監督率いる日本代表はイングランド代表と聖地ウェンブリー・スタジアムで対戦。1−0で勝利を飾った。
試合開始早々からゲームを支配された森保ジャパンだったが、23分にワンチャンスをものにする。カウンターから三笘薫がドリブルで持ち上がり、左サイドへ展開。これを受けた中村敬斗の折り返しを三笘がダイレクトで流し込んで先制点を奪った。
後半にはイングランドの猛攻を受けるも、粘り強く耐え凌いで、1−0の歴史的勝利を飾った。
英公共放送『BBC』によれば、この試合にフル出場したイングランド代表MF モーガン・ロジャーズは、「我々はすべての試合に勝利し、最高のパフォーマンスを発揮するためにピッチに立っている。しかし今日はそれができなかった。日本は本当に強いチームで、彼らはチャンスをものにしたが、我々はできなかった」と森保ジャパンに脱帽する。
一方、日本に敗れたものの、「僕たちは何を目ざしているのかを理解しており、全員が同じ方向を向いている。夏には準備万端で臨む。これが全てではない」と前を向く。
そして、「ファンはがっかりするだろう。メディアは『まだ準備ができていない』とか『優勝候補ではない』とか言うだろうが、我々はそんなことは全く気にしない」と強調した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】日本代表のイングランド戦出場18選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は鮮烈決勝弾の7番と圧巻プレー連発のボランチ
2026年04月01日 14:49
[国際親善試合]日本1−0イングランド/3月31日/ウェンブリー
約70分間、日本は理想的な試合運びで勝利へ向かっていた。
「良い守備から良い攻撃」を掲げるチームの指針に則り、プレッシングで圧力をかけ、ボールを奪うと鋭いカウンターを仕掛け続けた。先制ゴールも、中村敬斗のパスが嫌な奪われ方をした直後に、三笘薫がプレスバックしてコール・パーマーから奪い返し、流麗な攻撃を結実させている。
上田綺世のクロスバー直撃弾は決まっていればオフサイドで取り消されただろうが、69分の痛快なカウンターも中村が追加点をもたらす可能性は十分だった。
試合前からイングランドへの勝算は小さくなかった。対戦相手としての相性は決して悪くはなく、過去3戦は現在よりはるかに実力差が大きく互いにベストメンバーだったが、2試合が1点差負けで2004年にはマンチェスター・シティのホームスタジアムで堂々と分けている。
今回、イングランドは連戦で戦力を分散し、ハリー・ケインもジュード・ベリンガムも不在。トーマス・トゥヘル監督は苦肉の策として、実質ゼロトップを採用し、パーマーとフィル・フォーデンが中盤深めの位置まで下がり構築に参加してきたので、本来両翼のアンソニー・ゴードンとモーガン・ロジャーズは前方の空いたスペースへ飛び出そうと内側にポジションを取り、前半はあまり幅を活かせず日本に脅威を与えるに至らなかった。
イングランドにボールを持たれても、日本は一切動揺もなく個々が落ち着き払ってプレーしていた。上田は完璧とまではいかなくても十分に起点になり、プレミアで戦う三笘と鎌田大地は自信に満ちて違いを表現し、佐野海舟はことごとく危険な芽を摘み取る。
渡辺剛はコンパクトゾーンの中で早めに厳しい潰しを心掛け、伊藤洋輝もレフティならではの特性を活かし、鈴木彩艶は日本で唯一無二のハイボールの安定とロングキックで多大に貢献。攻守に目覚ましい働きを見せた中村は、適正クラブへのステップアップをアピールできたに違いない。
ところが72分、森保一監督の采配で日本の良好な流れは完全に分断された。
攻撃のキーマンとしてシャドーでプレーしてきた三笘を下げて、DFの鈴木淳之介をウイングバックに起用。同時に右ウイングバックの堂安律を下げて、田中碧をボランチに組み込む。
明らかに意識は5バックで逃げ切りへと傾いた。イングランドが、後半に入りドミニク・ソランケを送り込み、中央にターゲットを用意してワイドからの攻撃を仕掛け始めたタイミングだったこともあり、日本は守勢一辺倒に回った。
残り約20分間、日本は古典的な守備練習のように、イングランドの攻撃をはね返し続けた。イングランドは後半だけで16本のクロスを送り込み、ペナルティエリア内から10本のシュートを浴びせている。マーカス・ラッシュフォードのシュートがGKの正面を突き、至近距離からフリーで放ったロジャーズが枠を外したのは幸運でしかなかった。
日本は伝統ある古豪ではない。少なくともワールドカップで「優勝を目ざす」と公言するなら、どんな試合でも1分も無駄にせず、チャレンジし成長し続ける必要がある。そしてチャレンジャーを指揮する監督に求められるのは、常に選手たちの長所を最大限に引き出すビジョンと姿勢だ。
歴史を俯瞰すれば、日本は五輪で何度かの奇跡を繰り返してきた。1936年ベルリン大会ではスウェーデン、64年東京大会ではアルゼンチン、96年アトランタ大会ではブラジルに勝ったが、その都度話題は提供しても必ずしも大きな飛躍には繋がらなかった。
20分間も守りに徹して、もし逃げ切りに失敗すれば、待っているのは後悔だけだ。それにテストマッチ終盤でなりふり構わずハリー・マグワイアを最前線に上げてパワープレーに走ったトゥヘル采配もどうかとは思うが、例えば本大会で戦うオランダならもっと強烈な空中戦を仕掛けてくる。
最大の収穫は、早めに守りを固めて逃げ切ろうとする消極策が、いかに不毛かを確認できたことだったかもしれない。
文●加部究(スポーツライター)
【画像】日本代表のイングランド戦出場18選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は鮮烈決勝弾の7番と圧巻プレー連発のボランチ
2026年04月01日 14:47
日本代表は現地3月31日、国際親善試合でイングランド代表とウェンブリー・スタジアムで相まみえた。
サッカーの“聖地”とも言われるこのスタジアムと、相性が良い選手がいる。鎌田大地だ。所属するクリスタル・パレスの一員として、ウェンブリーで過去に3度(昨季のFAカップ準決勝と決勝、今季のコミュニティ・シールド)もプレーし、一度も負けていないのだ。
そして今回のイングランド戦で、鎌田は先発し、ダブルボランチの一角で攻守に奮闘。1−0の勝利に貢献した。
試合後に鎌田は自身のインスタグラムを更新。親指以外の4本の指を立て、笑顔を浮かべる写真を公開。この投稿には「ウェンブリー4戦全勝」「ウェンブリー4/4凄い」「ウェンブリーの猛者」「聖地ウェンブリー無敗神話継続!」「最高でした」「素晴らしい試合感動しました」といった声が寄せられた。
また一緒に写真に写る菅原由勢は「What a player」(何て凄い選手なんだ)とコメントした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】両手でアピール! 鎌田大地が貴重ショット公開
2026年04月01日 14:44
[国際親善試合]日本 1−0 イングランド/3月31日/ウェンブリー
現地3月31日、FIFAランキング18位の日本代表は同4位の強豪イングランドとウェンブリーで対戦。
2026年04月01日 14:41
日本サッカー協会(JFA)は1日、今年5月31日(日)に行われる『キリンチャレンジカップ2026 日本代表vsアイスランド代表』の試合詳細を発表した。
今回の発表によると、今年5月31日に『国立競技場』にて行われる、FIFAワールドカップ2026に向けた壮行試合となるアイスランド戦は、19時25分キックオフに決定したとのことだ。また、日本テレビ系列で全国生中継、TVerでライブ配信されることも併せて伝えている。
試合詳細は以下の通り。
■キリンチャレンジカップ2026
日時:5月31日(日)19:25 キックオフ(予定)
対戦カード:SAMURAI BLUE(日本代表) 対 アイスランド代表
会場:東京/国立競技場
主催:公益財団法人日本サッカー協会
主管:公益財団法人東京都サッカー協会
特別協賛:キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社
JFA オフィシャルトップパートナー:キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社
JFA オフィシャルサプライヤー:アディダス ジャパン株式会社
テレビ放送:日本テレビ系全国ネット生中継/TVer ライブ配信
チケット販売期間:一般販売(先着制/ダイナミックプライシング):4月4日(土)10:00
※ 一部席種を除き、価格変動制「ダイナミックプライシング」によるチケット販売を実施します。販売開始時から価格は変動します。その後も購入のタイミングや販売状況により基準価格から上下しますので、必ず購入前にチケット価格をご確認ください。
2026年04月01日 14:38
日本代表がこれまで勝利したことのないワールドカップ優勝国は1カ国のみとなった。
日本代表は3月31日に敵地『ウェンブリー・スタジアム』で行われたキリンワールドチャレンジ2026でイングランド代表と対戦し、23分の三笘薫のゴールが決勝点となり、1−0で完封勝利を収めた。
これで日本代表は、イングランド代表相手に4試合目にして初白星(1分け2敗)を飾った一方、イングランド代表にとっては通算11試合目にしてアジア勢相手の初黒星となった。
この結果、昨年10月14日に行われた国際親善試合でブラジル代表に3−2で勝利していたことに続いて、日本代表はイングランド代表を下したことで、W杯優勝を経験している8カ国中7カ国相手に白星を挙げることに成功した。
これにより、日本代表がこれまで勝利したことない唯一のW杯優勝国はイタリア代表のみになったが、当時はAマッチ扱いとされていた1936年大会のベルリン五輪(●0−8)を含めて、2001年11月7日のキリンチャレンジカップ(△1−1)と、2013年6月19日のFIFAコンフェデレーションズカップ(●3−4)と対戦は通算3度しかなく、2018年から率いている森保一監督の下ではまだ戦ったことがない。
なお、森保監督はウルグアイ代表、ドイツ代表、スペイン代表、ブラジル代表、イングランド代表と対戦したW杯優勝国すべてに勝利を収めている。
【ハイライト動画】日本代表がイングランド代表に初白星!
2026年04月01日 14:10
欧州&大陸間プレーオフが終了し、いよいよ北中米ワールドカップの出場48か国が出揃った。“ラスト6枚”のプラチナチケットを手にしたのは、コンゴ民主共和国、イラク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チェコ、トルコ、スウェーデンだ。この中で最後に出場権を獲得したのはイラクだった。
この結果、コンゴ民主共和国はグループKに入り、コロンビア、ポルトガル、ウズベキスタンと同居。イラクはグループIに組み込まれ、フランス、ノルウェー、セネガルと戦うことになる。
またボスニア・ヘルツェゴビナはカナダ、カタール、スイスと、チェコはメキシコ、南アフリカ、韓国と、トルコはアメリカ、パラグアイ、オーストラリアと同組になった。
そして注目のグループFにエントリーしたのは”予選未勝利”ながらもプレーオフを勝ち抜いたスウェーデン。ワールドカップ優勝を狙う日本はグループステージでオランダ、チュニジア、スウェーデンの順での対戦が決まった。
ちなみに、出場48か国を大陸別に並べると以下のようになった。
・アジア地区(9か国)
日本、イラン、ウズベキスタン、韓国、ヨルダン、オーストラリア、カタール、サウジアラビア、イラク
・ヨーロッパ地区(16か国)
ドイツ、スイス、スコットランド、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、オーストリア、ノルウェー、ベルギー、イングランド、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チェコ、トルコ、スウェーデン
・南米地区(6か国)
アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、ウルグア、ブラジル、パラグアイ
・北中米カリブ海地区(6か国)
カナダ、メキシコ、アメリカ(いずれも開催国)、パナマ、キュラソー、ハイチ
・アフリカ地区(10か国)
エジプト、セネガル、南アフリカ、カーボベルデ、モロッコ、コートジボワール、アルジェリア、チュニジア、ガーナ、コンゴ民主共和国
・オセアニア地区(1か国)
ニュージーランド
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム