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2026年04月08日 14:39
プレミアリーグ昇格が現実味を帯びてきた。 現地4月7日に開催されたチャンピオンシップ(イングランド2部)の第41節で、松木玖生が所属するサウサンプトンは、プレーオフ圏を争っているレクサムとアウェーで対戦。5−1で大勝を収め、リーグ戦4連勝を飾った。 この大一番で先制ゴールをマークしたのが、右サイドハーフで先発した松木だった。 12分、ペナルティエリアの中でボールを受けると、反転しながらタイミングをずらして得意の左足を一閃。正確なグラウンダーのシュートをゴール右隅に流し込んでみせた。 日本期待の22歳が決めた公式戦6点目(リーグ戦4点目)に、インターネット上では次のような声が上がった。 「いよいよ覚醒か」 「すげぇな」 「また決めてるじゃん」 「結果で頭角を現し始めたな」 「サプライズ招集あるな」 「シックスポインターでサウサンプトンを昇格PO圏内に導くゴール決めちゃう松木玖生アツすぎ」 「代表ワンチャンないかな」 「今度こそ日本代表入りしてほしいなあ」 「代表呼ばれないのはなんでなん」 レクサムを抜き、ついにプレーオフ圏の6位に浮上したセインツの中で、このレフティの存在感は増すばかりだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【動画】大一番で先制弾!松木が決めた反転シュート
2026年04月08日 19:58
AFC U−20女子アジアカップ2026・グループC第3節が8日に行われ、U−20日本女子代表(ヤングなでしこ)とU−20オーストラリア女子代表が対戦した。
今年9月にポーランドで開催されるFIFA U−20女子ワールドカップの予選も兼ねている今大会。12チームが3組に分かれてグループステージを戦い、準決勝に進出した4チームにワールドカップの出場権が与えられる。2大会ぶり7度目の優勝を目指すヤングなでしこは初戦を6−0の大勝で飾ると、続く2戦も2−0で勝利し決勝トーナメント進出が確定。第3節では首位通過をかけて同じく連勝中のオーストラリアと対戦する。
得失点差でオーストラリアを下回っているため、首位通過に向けては勝利が絶対条件となるヤングなでしこ。序盤から10番を背負う板村真央や田子夏海らを起点に攻め込むが、最終局面でラストパスやフィニッシュの精度を欠き、なかなかネットを揺らすことができない。すると、次第に細かいミスが目立ち始める中で迎えた39分、自陣でのクリアが小さくなったところを拾われ、オーストラリアのアヴァニ・プラカシュに先制ゴールを許した。
それでも、ヤングなでしこは前半のうちに試合を振り出しに戻す。45+3分、ドリブルで持ち上がった朝生珠実から板村にボールが渡り、ボックス内へ絶妙なスルーパスが送られると、抜け出した福島望愛が深い切り返しから右足を一振り。狙い澄ましたシュートがゴール右隅に吸い込まれた。
後半開始早々の54分、青木夕菜のインターセプトから松永未夢がボールをキープし、複数人に囲まれながらもドリブルでボックス手前まで侵入。スルーパスに抜け出した福島がこの日2ゴール目を記録し、ヤングなでしこが逆転に成功した。さらに65分には敵陣バイタルエリアでボールを奪った松永からボックス内へ走り込む田子へラストパスが渡り、一度はGKに阻まれるもこぼれ球を押し込みリードを2点に広げる。
攻撃の手を緩めず、オーストラリアを押し込み続けるヤングなでしこ。81分には後方から丁寧にボールを繋ぎ、上手くライン間で縦パスを引き出した板村が大きく右へ展開すると、木村未来がカットインから左足でニアサイドにシュートを決めて3点差に。その4分後にはボックス内左でCKのこぼれ球を拾った木村がファーサイドネットに巧みなループシュートを沈めて5−1とした。
その後、86分に1点を返されたヤングなでしこだったが5−2で試合を締め括り、グループステージ首位通過を決めた。
【スコア】
ヤングなでしこ 5−2 U−20オーストラリア女子代表
【得点者】
0−1 39分 アヴァニ・プラカシュ(U−20オーストラリア女子代表)
1−1 45+3分 福島望愛(ヤングなでしこ)
2−1 54分 福島望愛(ヤングなでしこ)
3−1 65分 田子夏海(ヤングなでしこ)
4−1 81分 木村未来(ヤングなでしこ)
5−1 85分 木村未来(ヤングなでしこ)
5−2 86分 デイジー・ブラウン(U−20オーストラリア女子代表)
2026年04月08日 19:24
浦和レッズが2月、「さいたま市立病院との医療体制整備に関する取り組み」を発表した。最初に着手する対象は三菱重工浦和レッズレディースと浦和レッズアカデミー(育成組織)。浦和レッズのメディカル体制は、2023シーズンに国内外を合わせ、クラブ史上最多となる年間60試合もの公式戦を戦ったトップチームを後方から支えてきた。一方で、その体制は長年にわたりスタッフ個人の高いスキルに依存してきた側面がある。
今回の再構築はそのメディカル体制を、組織としての再現性のある仕組みへと成長させるための第一歩となる。なぜ今なのか。なぜレディースチームとアカデミーから着手するのか。その背景には、クラブの成長と医療現場の現実が交差する“構造的な課題”が横たわっている。
懸案の“構造的問題”に着手
クラブで「成長推進室」の室長を務める清水稔副社長は「これまで築いてきた高水準のメディカル体制を土台に、次の段階へ進める必要性を主に二つの理由から感じていました」と言う。
一つは、診断・治療方針の段階で複数の視点が必要なのではないか、ということ。いわゆるセカンド・オピニオンや整形外科以外の分野からのアプローチなど、選手の早期復帰のために最も良い過程を更に追求したい、ということだ。レッズの医療体制はこれまで、高いスキルを持ったチームドクター個人への高い信頼と並行し、依存度もまた高い状態が続いてきた。しかしクラブの規模が大きくなる中で、そうした運用には物理的な限界が何れ訪れるであろうことが懸念されていた。
もう一つは、チームドクターを始めとしたメディカルスタッフを誰が評価するのか、ということだった。高い専門性が必要になる医療の分野。メディカルスタッフを評価するには当然ながら相応の専門性が必要とされるが、多くのJクラブがそうであるように、クラブ内に医療の専門家がいないことによって評価自体もチームドクターに依存することになり、結果的にクラブ視点でのメディカル体制への評価やPDCA(Plan=計画/Do=実行/Check=評価/Action=改善)サイクルの構築ができていなかった。
メディカルスタッフが力を発揮できる「組織」へ
こうした課題に対し、クラブがまず着手したのが役割の再定義だった。2025のシーズンから「ハイパフォーマンスコーディネーター」という役職を新設し、池田誠剛氏を招聘した。
池田氏の役割は、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるため、メディカルやフィジカルを始めとする関連部署を横断的にマネジメントすることにある。ドクター、フィジカルコーチ、アスレティックトレーナー、トレーナー、メンタルアドバイザー、フィジオセラピスト、栄養アドバイザーなど、各分野の専門家の選定から関わり、それぞれが持つ専門性を最大限に引き出す体制づくりを担う。
池田氏は旧浦和市出身で、現在トップチームの関根貴大がジュニアユースに在籍していたころ、レッズアカデミーのフィジカルコーチを務めていた。その後は韓国代表チームや複数のJクラブで経験を積んできた。現場での知見を持ちながら、個々の領域にとどまることなく、全体最適を導く立場にある。それは、個々の専門性を尊重しつつ、組織としての最適解を導くための役割である。
同時に池田氏は、メディカルスタッフの評価も担う。「このクラブに限らずサッカー界全体で見られる傾向として、クラブ側が専門性の高い領域の成果を十分に把握しきれないままにメディカルスタッフを評価しなければならないという状況が散見される。そうした状況の中で、本来であれば価値を発揮できるはずの人材が十分にその能力を発揮できていないケースを、私は見てきた。だからこそ、メディカルスタッフを正当に評価できる環境を整えたいという思いがあります」(池田氏)
そうした役割や思いから、池田氏自身はフィジカルコーチとしての経験に加え、アスレティックトレーナーとしての長年の経験があるものの、選手のリハビリや治療には直接関わらず、一歩引いた立場から現場を観察しながら、今回のメディカル体制の改革を統括している。「さいたま市立病院のスポーツ医学総合センターは3年前に設立された、スポーツに特化した整形外科のセンターなんです。総合病院ですから他の専門医との連携も可能ですし、さらに女性スポーツ外来という、スポーツをしている女性に特化した問題に対応してくれる外来もあるんですよ」(池田氏)
こうした統合的な医療体制は、クラブが目指す組織型のメディカルとも高い親和性を持つ。個々の専門性をつなぎ、選手を多角的に支える体制づくりが、具体的な形になりつつある。
多角的医療が可能になる理由
さいたま市立病院は2020年から改修を行い、その際に空いた建物を利用して2023年にスポーツ医学総合センターを開設。整形外科医として2012年から同院に勤務してきた武田健太郎医師が、センター長を務めている。
「私の出身の慶應義塾大学にもスポーツ医学総合センターというのが、整形外科とは別にありまして、そこの教授の奨めもあってこのセンターができました」(武田センター長)
武田氏によると近年、整形外科で“スポーツ整形”を専門にしているクリニックなども増えてきているが、それが全国的に広がっているとはまだ言えるほどではなく、公立病院のような公的機関でスポーツ医学を専門に診療するケースは多くない。埼玉県内ではさいたま市立病院が初の取り組みだという。
埼玉県内では、スポーツ整形で実績のある病院があり、埼玉県内をはじめ全国からもアスリートが訪れていたが「さいたま市のことはさいたま市でやれた方がいいだろうということです」(武田センター長)
スポーツによるケガと一口に言っても、その部位や症状は多岐にわたる。一人の医師だけでは知識や経験に限界が出てくる。「いろいろな意見を聞くことができる環境があったほうがいいかなとは思います」(武田センター長)
だからこそ、複数分野の専門医が連携し、多角的な視点から診断・治療にあたることができる環境には大きな価値がある。そのアプローチを一つの病院で完結できる点こそが大きなメリットになる。
ケガが学びの機会になる年代
池田氏は、この新たな体制が選手の育成という観点でも大きな意味を持つと考えている。社会人としても人間的にも素晴らしく、素晴らしいプレーを見せてくれる選手を育成するのに、ケガをしたときは非常に良い機会だというのだ。
「常に人の言うことに耳を傾けられる選手はもちろんいるけれど、多くの選手はケガをして試合に出られなくなったりすると、不安やストレスによってそれが難しくなる。そういった状況で、良いメンタルアドバイザーのサポートを受けたり、一緒にトレーニングをするトレーナーの方に教育してもらうのが、僕はすごく大事なことだと捉えているんです。そこで考え方を変えたり、自分の体と真剣に向き合うようになった選手がたくさんいます。ただ治療ができるだけじゃだめなんです」
現在アカデミーでは、各カテゴリーにトレーナーが配置され、さらに全体を統括するパフォーマンストレーナーが置かれている。彼らが選手に帯同しながら、医師や理学療法士と連携し、筋力や回復度合いを踏まえてその後のリハビリや障害予防の方針を組み立てていく。こうした多角的な関わりは、選手の復帰を支えるだけでなく、メディカルスタッフ自身の成長にもつながっていく、というのが池田氏の考えだ。
育成年代の選手は体に違和感を抱えながらも、出場機会を失うことを恐れて指導者に申告しない場合がある。その結果、症状を悪化させてしまう事態も起こり得る。こうした状況に対し、武田センター長は「だんだん顔の見える関係にしたいですね。我々は何でもストップを掛けるわけではないです。治療しながらできることもある。止めなきゃいけない場合もあるけれど、とりあえず受診をためらわないような関係が早くできたらいいなと思います」と語る。武田センター長が、レッズレディースのホームゲームに帯同しているのも、そうした関係づくりの一環だろう。
クラブからの発表には、自クラブのメディカル体制の改善だけでなく、「スポーツ医療の人材育成の場」を「さいたま市(地域)」へ提供することがうたわれている。レッズのメディカルスタッフを充実させたいというのはもちろんだが、その治療やリハビリの過程で得られる知見がスポーツ医学総合センターに蓄積されることで、地域のスポーツ医療の質の向上、さらには人材の育成にもつながると見ている。公立病院であるさいたま市立病院との連携には、そうした広がりを見据えた狙いも込められている。
トップチームが“移行期”のわけ
そして発表には盛り込まれていないが、男子のトップチームには今回の改革が適用されないのか、という疑問は当然のこととして浮かぶ。清水副社長は「新年度からとか、新シーズン(2026/27シーズン)からと、明確な時期を設けているわけではありません。池田ハイパフォーマンスコーディネーターやメディカルスタッフと連携しながら、レディーストップチーム、各アカデミーの実運用の進捗を確認しつつ、段階的にトップチームへ広げていきたいと考えている」と説明する。
武田センター長は「視野にないわけではありません」と言うが、同時に「うちの病院も、人員的にそこまでの体制は整っていません。興味を持っている医師はいっぱいいると思うので、どれぐらいの仕事量でどれぐらいの人員が必要かなどを勘案しながら、という段階です」とも語る。トップチームへの適用には、病院、クラブの双方にとって相応の準備が必要である。現在はその実現に向けた過程にあると言えそうだ。
また池田氏は「僕は浦和レッズというクラブ全体でいかにしてメディカル体制が機能するかということを考えています。先日も全カテゴリーのフィジカルコーチを集めてトップのフィジカルコーチがレクチャーを行い、それぞれが日頃抱いている不安や要望を出し合って議論する機会を持ちました。トレーナーやフィジオセラピストでも同様に、そうした所属カテゴリーを超えたコミュニケーションの場を設けたいと考えていますし、時には全パフォーマンスコーチが一堂に集まって意見交換を行う場も設けたい。そういった取り組みを行っていけば、クラブ全体で取り組むことの優位性が発揮されるようになるはずです」と語る。多くのカテゴリーを持っているクラブだからこそ生まれる横の連携。それを機能させることが、今回の改革のもう一つの軸でもある。
その池田氏はトップチームのメディカル体制についてこう考えている。「これまで支えていただいたドクターへの信頼は、当然ながら今も全く変わりません。時代が進んでプロスポーツの世界にも様々な環境変化が起きている中で、メディカル体制は果たして旧態依然としていていいのか、ということです。心理学の言葉に“スキーマ”というのがあります。これまで自分たちはこうやって成功してきたという記憶の枠組み、ですよね。それに縛られてしまうと変化ができなくなる。スキーマを疑わないと。これまでこうやってきたから変えちゃいけない、ではなくて、もっと大きくなるためにスキーマを疑わなきゃいけないんですよ。根本にあるものを大切にしながらも、変えていくべきものは変えていく。その積み重ねがクラブを強くしていくと僕は思います」
チーム力の根幹である選手の健康。それを守るメディカル体制の改革が育成年代からトップチームに浸透したとき、浦和レッズというチーム、そしてクラブはどんな姿を見せてくれるだろうか。
文=清尾 淳
2026年04月08日 18:30
マンチェスター・シティで重ねた試合は450試合。今季限りで契約満了となるポルトガル代表MFベルナルド・シウバは、加入した2017年よりチームの主軸として戦い続けてきた。
今でこそ誰もが認めるMFとの評価を得ているが、伊『Gazzetta dello Sport』はキャリア初期からは考えづらい成長ぶりと振り返る。
ベルナルド・シウバはベンフィカのアカデミーで育ったが、トップチームでは3試合しか出番をもらえなかった。ベルナルド・シウバは173cmと小柄な選手であり、当時ベンフィカを指揮していたジョルジュ・ジェズスはベルナルド・シウバのフィジカル面を評価していなかったという。
その後フランスのモナコにレンタル移籍し、その翌年には1575万ユーロで完全移籍した。ここでブレイクのきっかけを掴むことになり、ポルトガル代表でも通算107試合こなす主力となった。
現在はマンCで活躍しているが、全体的に細身なベルナルド・シウバがフィジカルの厳しいプレミアリーグでも戦えるとベンフィカ時代から確信していた人は多くなかったかもしれない。
2026年04月08日 18:22
ABEMA(アベマ)は8日、なでしこジャパン(日本女子代表)のアメリカ遠征・国際親善試合3連戦の生中継における解説者を発表した。
2026年04月08日 18:10
世界各国で現在、ワールドカップに向けた新たな代表ユニホームが発表されている。ブラジルも例外ではなく、新ユニホームを披露した。だが今回、そのセカンド・ユニホームがちょっとした物議を呼んでいる。
ブラジルの伝統的なファースト・ユニホームは、あの有名なカナリア色だ。「カナリーニョ(カナリア色)」、もしくは襟の緑と合わせて「ヴェルデ・オロ(緑と黄金)」と呼ばれる。この色が定番となったのは1954年から。それまでは白のユニホームでプレーしていたが、1950年、自国開催のワールドカップにおいて事実上の優勝決定戦となったウルグアイ戦に逆転で敗れるという一大悲劇が起こる。
この試合はブラジル人にとって大きなトラウマとなり、当時着用していたユニホームさえ見るのが辛い――。そこで心機一転、カラー変更が決断された。以降、セレソンはカナリア色を象徴とするチームへと変貌を遂げていく。
一方、アウェーで着用するセカンド・ユニホームは、長らく青が定番だった。ところが1年前、ある噂がブラジル国内を駆け巡る。2026年ワールドカップのセカンド・ユニホームが、なんと赤になるというのだ。ブラジルの国名の由来とされる「ブラサ(ポルトガル語で熾火)」をイメージしたものと説明されたが、セレソンの伝統にもナショナルカラーにも属さない、まったく縁のない色だった。
実は当時、赤いユニホームはすでに生産段階に入っていたという。しかし、反応は最悪だった。ファンは激怒し、SNS上でも大騒動に発展。スポーツコメンテーターたちは「緑と黄色」の勝利の伝統に対する侮辱だと批判を強めた。
さらに問題を複雑にしたのが政治的背景だ。赤は当時、政権を握っていた左派政党「労働者党」の象徴色でもあった。代表ユニホームの“政治利用”と受け取られかねない今回の案を、多くのブラジル人が受け入れることはなかった。
結局、ブラジルサッカー連盟(CBF)の新会長サミール・シャウドは世論に配慮し、この計画を全面的に中止する。表向きの理由は、国旗の色をユニホームカラーに規定している連盟規約に抵触する可能性があるというものだった。こうして赤は消え、従来どおり青が残ることとなった。
もっとも、その“復活した青”もまた新たな議論を呼んでいる。ブラジル代表のテクニカルスポンサーは長年にわたりナイキだが、今回のセカンド・ユニホームは、そのナイキ傘下のジョーダンブランドからリリースされた。胸に配されたのはおなじみのナイキのロゴマークではなく、「ジャンプマン」――バスケットボール史に名を刻むマイケル・ジョーダンのシルエットである。
サッカーを“宗教”とまで捉えるブラジルにおいて、これは微妙な受け止められ方をしている。なぜバスケットボールの象徴が、しかもワールドカップ最多優勝を誇るブラジル代表のユニホームに――。そうした違和感は少なくない。なお、ジョーダンブランドを採用したサッカークラブとしてはパリ・サンジェルマンが知られるが、代表チームではブラジルが初のケースだ。
一方で、デザインそのものはおおむね好評だ。今回の青は従来のものよりやや濃く、黒のアクセントが施されている。これはアマゾンに生息するコバルトヤドクガエルから着想を得たものだという。
鮮やかな色彩と強い毒性を併せ持つこの生物にちなみ、コンセプトには「ジョガ・シニストロ(相手を恐れさせるプレー)」が掲げられた。従来の「ジョガ・ボニート(美しく魅せるプレー)」よりも、より攻撃的で威圧的なニュアンスが強い。
このユニホームは3月26日、ボストンで行なわれたフランスとの親善試合(1-2で敗北)で初披露された。売れ行きも好調で、ブラジルやアメリカではすでに完売状態にあるという。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/1963年8月29日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。ジャーナリストとして中東戦争やユーゴスラビア紛争などを現地取材した後、社会学としてサッカーを研究。スポーツジャーナリストに転身する。8か国語を操る語学力を駆使し、世界中を飛び回って現場を取材。多数のメディアで活躍する。FIFAの広報担当なども務め、ジーコやカフー、ドゥンガなどとの親交も厚い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授として大学で教鞭も執っている。
【画像】どこもかしこもデザイン刷新! 世界各国の北中米W杯“本大会用ユニホーム”を一挙公開!
2026年04月08日 17:47
日本サッカー協会(JFA)は8日、アメリカ遠征に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)において、MF清家貴子(ブライトン/イングランド)がケガのため不参加となったことを発表した。
先月まで開催されていたAFC女子アジアカップオーストラリア2026で2大会ぶり3度目の優勝を果たし、来年開催されるFIFA女子ワールドカップの出場権も獲得したなでしこジャパン。ニルス・ニールセン前監督の契約満了に伴う退任が発表された中、今月には狩野倫久監督代行指揮のもとでアメリカに遠征し、女子サッカー界屈指の強豪として知られるアメリカ女子代表との3連戦を戦う。
初戦を日本時間12日に控える中、ウィメンズ・スーパーリーグのブライトンで活躍し、アジアカップでも得点を量産した清家の不参加が決定。また、追加招集がないことも併せて発表されている。
アメリカとの3連戦は、第1戦が日本時間12日(日)の6時30分、第2戦が15日(水)の11時、第3戦が18日(土)の10時キックオフ予定。試合の模様はABEMAにて無料生中継される。
2026年04月08日 17:45
3月末の欧州&大陸間のプレーオフが決着し、北中米ワールドカップの出場48か国が確定した。ここで改めて出場国の「パワーランキングTOP20」を発表。北中米大会でW杯の現地取材は5回目を数え、世界のサッカーに精通する河治良幸氏に選定してもらった。
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20位 スイス
個人よりもチームとしてのまとまりが強く、90分トータルで攻守の出力を高く維持できるのは強み。コンパクトな守備からミドルゾーンでボールを奪い、司令塔ジャカを軸に効率良く中央とサイドを突く。FWエムボロはリーグ・アンでパッとしないが、“代表補正”がかかるタイプで侮れない。右ウイングのエンドイェはブレイク候補だ。
19位 ウルグアイ
ポテンシャルは高いが、やはり往年のフォルラン、スアレス、カバーニのような前からグイグイと引っ張っていくタイプがおらず、南米予選でもゴール前の決め手不足に苦しんだ。中盤の構成力は優勝候補の列強にも匹敵する。バルベルデの充実ぶりは素晴らしく、奇才ビエルサ監督のもと、彼中心にまとまっていけば、周囲を驚かせる躍進も可能だ。
18位 アメリカ
この大会に合わせてきただけあり、日韓W杯のベスト8を超える期待感がある。高速FWのバロガン、チームの心臓であるアダムス、運動量豊富なマッケニー、守備の要リチャーズらが頼もしい。エースのプリシックがキャプテンシーを発揮し、若手の良き見本になっていることも大きい。オランダでブレイク中のFWペピが代表でも覚醒なるか。
17位 コロンビア
南米予選3位の実力は、チームバランスの良さに裏打ちされている。バイエルンでゴールとアシストを量産するディアスは最大の注目株だ。カリスマ型のキャプテンであるハメスもMLSでプレーしており、良好なコンディションで臨めるはず。若き日を彷彿とさせる輝きを放ってもおかしくない。前線に張るスアレスの働きが鍵を握る。
16位 コートジボワール
攻撃陣のタレント力はアフリカ随一で、右のディアロ、左のY・ディオマンデという両翼は本大会でもブレイク必至だ。ただ、かつてのドログバのような本格派のターゲットマンがおらず、センターは本職ウイングのゲザンが担う。リーダー格はボランチのケシエで、心身両面の大黒柱として欠かせない。20歳のMFウライなど、大会で価値を上げそうな逸材も。
15位 日本
個人の力だけで評価すれば20位前後だが、戦い方の共有力が高い。カタールW杯後に、親善試合ながらブラジル、イングランドを破った事実は見逃せないポイントだ。相手に応じて戦い、勝ちに持っていけるのが強みで、そこは少しクロアチアに似たところがある。ただ、現時点で主力級に怪我人が多く、冨安や久保の状態次第で評価が変動しうる。
14位 セネガル
バイエルン所属のFWジャクソンを筆頭に、各ポジションに5大リーグの強豪でプレーするタレントがおり、ティアウ監督が戦う集団としてうまくまとめている。ただ、パリSG所属のエムバイエのように、ビッグクラブでサブ扱いの選手もいて、本大会に向けてチームの強度をどれだけ上げていけるか。彼らのコンディションにかかるところも。
13位 エクアドル
南米予選2位は伊達ではない。ただ上手いだけでなく、戦術意識の高いタレントが揃うのが強みだ。万能型MFのカイセドを軸に、立ち位置で相手を支配する左のエストゥピニャン、後方から好パスを供給するインカビエ、パリSGの主力CBパチョなど。兄貴分で、千両役者のFWバレンシアも健在。同国の史上最強布陣で北中米に乗り込む。
12位 クロアチア
過去のW杯で準優勝、3位と好成績を残してきたのも、タレント力にものを言わせてきたからではない。「バトレニ(炎の男たち)」の異名通り、闘争心が強く、チームの勝利に献身できる選手ばかりだ。司令塔であり、絶対的なリーダーのモドリッチや無類の勝負強さを誇るペリシッチは健在で、19歳の新鋭CBヴシュコビッチ、23歳のMFバトゥリナは初の大舞台となる。
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2026年04月08日 17:30
2026W杯を戦うブラジル代表メンバーに滑り込めるだろうか。
2026年04月08日 17:20
進退が不透明となっているマンチェスター・ユナイテッドのマイケル・キャリック暫定監督だが、選手たちは続投を支持しているようだ。7日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
新年早々にルベン・アモリム全監督の解任に踏み切ったマンチェスター・ユナイテッドは、クラブOBのキャリック暫定監督のもとでV字回復。初陣でマンチェスター・シティとのダービーを制すと、続けて首位アーセナルにも競り勝つなど好調を維持し、就任後の10試合で「23」ポイントを獲得している。現在はプレミアリーグで3位につけており、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が現実的だ。
しかし、キャリック暫定監督の現行契約は今年6月末までとなっており、来シーズン以降の体制については未定。ウェイン・ルーニー氏が「彼は選手たちに愛情を注ぎ、プレーの質は向上した。チームとしての連携は深まり、非常に強いチームになっている」と続投を支持する一方、ロイ・キーン氏は「シーズン終了まで全勝しても、私は彼に監督職を与えないだろう。その仕事に相応しい人物と確信できない」と発言するなど、クラブOBからは様々な声が挙がっている。
進退が不透明となっているキャリック暫定監督だが、選手たちからの信頼は厚いようだ。コートジボワール代表FWアマド・ディアロは「もちろん、選手である僕が将来を決める立場ではないけど、チームのために多くのことをしてくれている。彼は豊富な経験を持ち、クラブのことをよく理解し、DNAを引き継いでいる。僕たちは彼こそが適任者だと考えている」と続投支持を明言しつつ、次のように言葉を続けている。
「就任して以来、彼が勝利を目指し、来シーズンのCL出場権を獲得したいと選手一人一人に向き合いながら明確に語ってきた。本当に素晴らしい仕事をしているし、彼が監督を務めていることが本当に嬉しいよ。このようなタイプの監督がクラブを本来あるべき姿へと導いてくれることがある。僕たちには最終的な決定権がないが、個人的には彼が適任だと考えているよ」
また、カメルーン代表FWブライアン・ムベウモもディアロに同調し、「彼のもとで良い経験を積んでいる。アマドが言ったように選手に最終的な決定権はないが、彼からできるだけ多くのことを吸収したいと考えているよ。彼はクラブのDNAを理解しているし、選手との接し方も心得ている。彼がこのクラブのことをよく知っているからこそ、物事がスムーズに進んでいるのだと思う。彼のもとで仕事ができて本当に嬉しいよ」と現指揮官への信頼を強調した。
2026年04月08日 16:45
ホームでフランクフルトとのダービーに勝利したマインツは、お祭り騒ぎだった。その輪の中には、途中出場から限られた時間の中で自らの役割を全うし、チームの勝利に貢献したMF川粼颯太の姿もあった。
「もう少し仕事をしたかった」と振り返る一方で、「やるべきことはやれた」と自己評価する。現在の川粼は、自身に求められている役割を明確に理解している。まずは守備で強度高く試合に入り、攻撃ではシンプルに関わりを増やす。途中出場という立場において、試合の流れを読みながらタスクを遂行する姿勢が際立っている。
負傷の影響もあり、出場機会から遠ざかる時期があった。いいパフォーマンスを出しながら、なかなかピッチに立てないもどかしさ。そうした時期でも気持ちを腐らすことなく、あくまでも前向きにチャレンジしてきた姿がある。
「チームが勝点を積み上げていく中で、自分がいないことは悔しかったですし、自分が出てもできるのかという不安もありました。復帰してすぐにチャンスをもらえたわけではないですけど、前向きに準備はしていました。前の監督の時もそうですけど、カンファレンスリーグやああいう舞台がターニングポイントになると思っていたので、短い時間でもやるべきことをやる準備はできていたと思います」
ここ最近は少しずつだが、出場時間を延ばしている。フランクフルト戦では終盤の大事な時間帯に出場し、守備バランスを整え、そして勝者として試合終了のホイッスルを聞くことができた。
「やっぱり『あいつを出したら勝つな』という印象が、データじゃなくても監督の中に少しでも残れば、チャンスは増えると思います。 自分のおかげで勝ったわけじゃなくても、いい印象が残ることは大事だと思っています」
チーム内の競争は激しい。「素晴らしい選手が多いので簡単には出られない」と現状を受け止めつつも、「途中からでも流れを変えて勝利に貢献できれば価値は上がる」と前を向く。
「素晴らしい選手たちの中で日々トレーニングして、強度にも慣れてきていると思います。 求められていることをやるのは前提として、もう一つ自分の特徴を出すこと。今日は難しい展開でしたけど、シュートを打てる場面に自分を持っていけるかどうか。結局、そこで点を取れるかどうかが次のステップだと思います」
途中出場という難しい立場の中でも、確実に評価を積み上げている24歳のプレーは、マインツの終盤戦における重要なピースとなるかもしれない。
取材・文●中野吉之伴
【記事】「やはり彼は危険だった」聖地でイングランドを粉砕した日本代表、英紙記者が三笘薫とともに絶賛した選手は?中村でも佐野でも鎌田でもなく…【現地発】
2026年04月08日 16:26
バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、今シーズン5度目の対戦となるアトレティコ・マドリードへの警戒感を口にした。7日、欧州サッカー連盟(UEFA)がコメントを伝えている。
11シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)優勝を目指すバルセロナは、リーグフェーズを5位で終えてノックアウトフェーズへストレートイン。ニューカッスルとの顔合わせとなったラウンド16では、敵地でのファーストレグをドローに持ち込むと、本拠地『カンプ・ノウ』でのセカンドレグでは大量7得点を奪い、2戦合計8−3でベスト8進出を決めた。
2シーズン連続のベスト4進出をかけた準々決勝はアトレティコ・マドリードとの同国対決に。今シーズンはラ・リーガに加えてコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝でも顔を合わせており、現地時間8日に『カンプ・ノウ』で行われるファーストレグが5度目の対戦となる。バルセロナはラ・リーガでシーズンダブルを達成したが、国王杯準決勝ファーストレグでは0−4で大敗。セカンドレグでは3−0で勝利したものの、逆転叶わず決勝進出を逃した。
前回対戦は現地時間4日に行われた第30節。現地時間14日に敵地『メトロポリターノ』で行われるセカンドレグを含めると、わずか10日間で3度対戦することとなる両チーム。バルセロナのフリック監督は「アトレティコは手強いチームだ。素晴らしい姿勢とインテンシティー、選手たちが揃っているので、常に難しい試合になる」と警戒感を示しつつ、勝敗の鍵については次にように語った。
「どちらの試合でも感情が高ぶるだろうが、良い結果を残せるように努力する。我々には我々のスタイルがあり、それを貫かなければならない。プレスをかけ続け、スペースを見つけること。そして、試合開始から集中力を維持することが重要だ。この試合はCLなので特別な意味を持っているし、全員が最高のパフォーマンスを発揮したいと思っている。自分たちのスタイルを貫き、全員が守備に関わり、ポジショニングと組織的な守備を徹底することも重要だ。ファンと選手たちの絆は素晴らしいものだと感じているし、明日は彼らの力が必要になる」
注目の同国対決は日本時間9日の午前4時にキックオフされる。
2026年04月08日 15:57
バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、レアル・マドリード戦を振り返った。
2026年04月08日 15:55
現地4月7日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝第1レグで、守田英正が所属するポルトガル王者のスポルティングは、プレミアリーグ首位のアーセナルとホームで対戦。後半アディショナルタイム1分に、カイ・ハバーツにゴールを許し、0−1で敗れた。
チームは黒星を喫したものの、ダブルボランチの一角で先発した守田は躍動。献身的な守備でピンチの芽を摘めば、終盤には絶妙なターンからのパスでカウンターの起点となり、シュートチャンスを演出してみせた。
30歳MFの奮闘ぶりに、SNS上では次のような声が上がった。
「W杯呼ぼうよ絶対」
「まじでちょっと守田代表呼ばないの意味がわからない」
「絶対代表で必要やん」
「うますぎて声出た」
「要所要所でクソうまかった」
「こんなん代表の中心じゃなきゃダメだろ」
「今日の試合見て確信した、守田はW杯呼ばないとダメ」
「キープからの展開エグい」
先のインターナショナルウィークでは、1年ぶりの復帰が濃厚視されていた日本代表メンバーから衝撃の落選となった守田。森保ジャパンへの復帰を待ち望む声が多数上がっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】ターンした守田が起点となったパスから好機創出
2026年04月08日 15:41
リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が王者撃破への意気込みを示した。7日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
連覇を目指すプレミアリーグでは苦戦が続いているものの、チャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズを3位で終え、ノックアウトフェーズへのストレートインを決めたリヴァプール。ガラタサライとの顔合わせとなったラウンド16では敵地で先勝を許したものの、本拠地『アンフィールド』では4−0で大勝し、逆転で4シーズンぶりのベスト8進出を決めた。
準々決勝で対戦するのはパリ・サンジェルマン(PSG)。リヴァプールは昨シーズンのラウンド16でも対戦しており、ファーストレグで先勝したものの、セカンドレグでは追い付かれた末にPK戦で敗れて無念の敗退となった。PSGはその後、アストン・ヴィラとアーセナルを下し、決勝ではインテルを5−0で粉砕してクラブ史上初のビッグイヤーを獲得している。
リベンジを期すリヴァプールだが、直近で行われたFAカップ準々決勝でマンチェスター・シティに0−4と大敗し、11年ぶりにシーズン15敗を喫するなど難しい時期を過ごしている。スロット監督は「マンチェスター・シティ戦で見せたような20分間を繰り返せば、再び0−4、あるいはそれ以上のスコアで負けるような非常に厳しい夜になるだろう。PSGの選手たちはそのような状況にどう対処すべきか心得ているからだ。マンチェスター・シティ戦の最初の35分間のようなレベルを試合を通して維持することが我々にとって大きな課題だ」と警戒感を示している。
一方で「このクラブは苦境に立たされた時には常に立ち上がってきた」とも強調。今シーズンここまでの戦いを踏まえつつ「失望から立ち直り、前進し続けるという精神力を再び示さなければならない。このチームは幾度となく挫折から立ち直れることを証明してきた。エティハド・スタジアムでの2試合を除けば、私のチームはビッグマッチで欧州の強豪チームと互角に渡り合えることを何度も証明している」とリバウンドメンタリティーの重要性とチームへの信頼を口にした。
PSGの本拠地『パルク・デ・プランス』でのファーストレグは日本時間9日の午前4時にキックオフされる。
2026年04月08日 14:52
アーセナルは7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ準々決勝ファーストレグで勝利し、2シーズン連続のベスト4進出へ前進した。
敵地『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』に乗り込んだアーセナルは、ホームで無類の強さを誇るスポルティングに苦戦するも、守護神ダビド・ラヤが圧巻のパフォーマンスを披露。開始早々にマキシミリアーノ・アラウホの強烈な一撃に指先で触れると、終盤にはジェニー・カタモのヘディングシュート片手で弾き出し、カタモとルイス・スアレスが至近距離から立て続けに放ったシュートも見事阻んだ。
ピンチを凌いだアーセナルは90+1分、左からカットインしたガブリエウ・マルティネッリがカイ・ハヴァーツの動き出しを見逃さずに絶妙なラストパスを送ると、ハヴァーツは巧みなトラップから左足でゴール左下隅に流し込み先制。1点リードで本拠地『エミレーツ・スタジアム』へ帰還することとなった。
90分間を通して5セーブを記録したラヤは、欧州サッカー連盟(UEFA)によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出。値千金の決勝点を記録したハヴァーツは試合後に「信じられないような選手だよ。彼の実力はまだ過小評価されていると思うけれども、少なくとも僕にとっては、この2シーズン、彼は世界最高のGKだ。そのパフォーマンスは傑出しているし、何度もチームを救ってくれた。彼がいることを本当に嬉しく思っている」とその活躍を称えていた。
ラヤの安定したパフォーマンスはこの試合に限ったことではない。データサイト『Opta』によると、ラヤは今シーズンのCLにおいて7つのクリーンシート(無失点試合)を達成しており、被枠内シュートのセーブ率は驚異の90パーセント(30本中27本をセーブ)を記録しているという。また、今シーズン出場した全公式戦41試合のうち22試合を無失点に抑えており、欧州5大リーグに所属するGKとしては最多となっているようだ。
マンチェスター・シティとのカラバオ・カップ決勝、そしてサウサンプトンとのFAカップ準々決勝で敗れ、わずか2試合で2つのタイトルを失うなど今シーズン最も苦しい時間を過ごしていたアーセナル。頼れる守護神が“仕切り直しの1勝”の立役者となった。
【ハイライト動画】守護神ラヤが好セーブ連発! アーセナルが後半AT弾でスポルティングに先勝